宮城県・福島県の地震と令和の牟田口廉也による新型コロナウィルス対策

 

最初に、2月13日の福島県沖地震に続く、昨日の地震で被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

(と書きながら、明日は我が身と思い、我が汚部屋をどうにかしたいと焦りまくる私です。)

 

 

 

同時に、宮城県・福島県のGo To Eat再開や相次ぐ地震による新型コロナウィルスへの影響をば、コロラド先生・博士こと牧田博博士が分析しておられるので最新記事より適宜抜粋し、紹介させて頂きます。

 

統計の見方・扱い方、「結局、日本は何をどうすればよいのか」ということがわかりやすく説かれているので、一人でも多くの方に広めたいと思い、今回はやや長めの転載となりました。

 

このところ、コロラド先生ばかり取りあげていますが、初心者にもやさしいカオをしつつ、ワクチン・抗原検査等々の利権絡みでか薄汚いデマをまき散らす自称・専門家がもてはやされている日本においては、初心者にもわかりやすく至極全うな解説が出来る稀有な存在なので致し方なし。

 

そして、宮城県といったらこの方にも要注意ですね(Amebaでもブログを公開していますが放置中)。

 

Hiroshi Makita Ph.D.さんはTwitterを使っています 「EARLのコロナツイート on Twitter: 憶測で言ってるんじゃないですよ、こちらは会議メンバーだから知ってる話です。… https://t.co/ifWmsPCc20 #MAnon #Mアノン #DomesticTerrorists」 / Twitter

 

因みに神戸大だとPCR検査を使用した研究グループには属していないくせにPCR検査にデタラメなケチをつけ続けていた岩田健太郎医師よりも牧野先生がオススメです。

(とにかく、私の知る限りでは、新型コロナウィルスにおいても、原発関連で科学に忠実かつ人道的であり続けた科学者・研究者・ジャーナリストはやはりマトモなのであった。)

 

Official journal of Jun Makino

 

Jun Makinoさん (@jun_makino) / Twitter

 

Jun MakinoさんはTwitterを使っています 「既に色々な論文等で指摘されているわけですが、いわゆる「やみくもな 検査」の効果について https://t.co/I7ngvo81B3 まとめてみました」 / Twitter

 

Jun MakinoさんはTwitterを使っています 「神戸市のデータだと変異株の「割合」が4週間で8倍とかなので、10日で2倍、5日で1.4 倍なわけで東洋経済的再生産数を 1.4倍にする効果があると。今の瞬間で兵庫ですでにその効果が半分でているとするとあとは 1.2倍弱である。」 / Twitter

 

 

前置きが長くなりましたが、前述した記事の抜粋に入ります。

(※太字は筆者・大文字は私によるもの。この部分だけでも読んでおくとお得ですよ。)

(※各種統計グラフは原文にて参照されたし)

 

宮城県で何が起きているのか? 統計から解析する感染者数急増の要因 | ハーバー・ビジネス・オンライン

 

牧田寛 2021.03.20 

 

宮城県の「異変」

 前回まで本邦では、既に第四波エピデミックの渦中にあるということを統計とIHME(保健指標評価研究所)などによる予測と評価をもとに論じてきました。本邦のエピデミックを論じる際に、筆者は、本邦の統計は質が低い、おかしな挙動をしているという事を常に指摘してきました。  

 

今回は、いよいよ本邦の死亡統計の異常挙動をもとに本邦統計がどのようにおかしな挙動を示しているか解説の予定でした。しかしここ数日、筆者に対し、「宮城県の統計の挙動がおかしい」、「宮城県のGo To Eat再開が異常の原因ではないか」「宮城県から変異株が広がっているのではないか」などといった問い合わせが、メールなどで寄せられるようになってきました。

 

(略)

 

また3/16に宮城県では、 2/23のGo To Eat「再開で気の緩み」が原因とされるCOVID-19感染者急増によりGo To Eatを中止するという報道が成されています*。 〈*GoToイート再停止 村井知事「再開で気の緩み」 2021/03/16 河北新報

 

(略)

 

 なお本邦では変異株の検出への努力が極めて低調ですが、英国変異株(B.1.1.7)による非季節性第四波エピデミックが始まった今頃になって漸く泥縄で変異株の検出努力が広がりつつあります。宮城県でも案の定、「初の」B.1.1.7発見が報じられました*。既に何度も執筆してきたように筆者は3月中にB.1.1.7は、国内蔓延してドミナント(支配株)になっているであろうと指摘しています。調べなければ見つかりません。

〈* 【速報】宮城県で「イギリス型」変異株を初確認2021/03/19 NNN

 

(略)

 

 宮城県の日毎新規陽性者数を見ると、2/12頃に第三波Surge (波、うねり)が一応収束しており、感染者数は1〜2名を底値としています。2/12は金曜日ですので、曜日変動による効果は認められません。宮城県の日毎新規陽性者数は、 2/12を起点として緩やかな増加に転じており、少しずつ増加を継続していました。その増加は、7日移動平均で10日間あたり4人程度ですから、たいへんにゆっくりしたもので、制圧は世界中に前例が多数あります。従ってここまでは制圧から掃討、終息まで台湾、韓国、シンガポール、豪州、ニュージーランド、合衆国東部諸州を前例として、本来はたいへんに効率よくできた絶好の機会でした。

 

(略)

 

 宮城県における実効再生産数は、1/24の0.99から一貫して減少し、2/14には0.49というたいへんに優れた値を出しています。ここまでウィルスの拡大力を制圧できれば、加えて下水道PCR検査で地区、建物ごとの感染分布を効率よく判定し、プール検査を含む大量PCR検査によって市中感染者を徹底して発見、接触追跡、隔離、治療することで2カ月ほどで県単位でのバブル=安全圏を構築することができました。  

 

 新幹線や飛行機などの長距離旅客によって東京などの汚染地域からのウィルスの移入は避けられませんが、マスク着用と社会的距離の徹底に加え、感染者の検査、接触追跡の徹底、感染者の隔離、治療を行うことで地域経済を平時に近づけることは可能であったと考えられます。それが昨年夏までに本邦以外の全世界で得られた社会的かつ科学的知見です。  

 

しかし宮城県における実効再生産数は、2/15から上昇に転じ、2/19以降は、2/27,28を除いて感染拡大を示す実効再生産数1.0を超えた状態であり、26日間のうち過半数の14日間は、たいへんに深刻な状況である実効再生産数1.5を超えています。  

 

この様な状況に陥った2月3月で感染拡大イベントと考えられるのは2/8の宮城県独自対策の終了2/13,23時過ぎの福島県沖地震2/23に再開したGo To Eat英国変異株(B.1.1.7)の蔓延が主として考えられます。これらの感染拡大イベントと統計を比較してみましょう。

 

宮城県で何が起きているのか? 統計から解析する感染者数急増の要因 | ハーバー・ビジネス・オンライン | ページ 2

 

宮城県における統計と現象

(略)

 

 まず多くの方が筆者へ問い合わせてきた2/23再開のGo To Eatですがこの14日後は、3/9となります。従って2/27からのSpike(棘)とは無関係です。但し、3/9以降に増加率や実効再生産数に増加圧力をかけている可能性は十分にあり、それは今後の推移を見守るほかありません。現時点での筆者の見解は、3月中旬から宮城県における日毎新規陽性者数は、更に強い増加圧力を受けており、Go To Eat再開の影響は強く疑われるというものです。  

 

 時系列が前後しますが、2/15〜19にかけて始まった小規模のSpikeについては、その感染発生は2/1〜2/5となります。これまでの本邦や合衆国、英国におけるエピデミックの観測事実から規制解除の一週間前頃から規制解除を見込んでウキウキした市民により活動が活発化し、感染拡大が始まりますので、これは丁度2/7の宮城県独自対策の解除が原因であったと考えられます。  

 

 実効再生産数は、日々の数字を見て一喜一憂するという誤った使い方が横行していますが、この事例のように傾向の推移を観察し、時系列と照合していれば何が原因かは見いだすことが出来、それにより対策にフィードバックさせることができます。本来はそういう使い方をするものです。

 

 それでは、宮城県を危機的状況に追い込んだ2/27の新規陽性者数増加圧力の大幅増大は何が原因でしょうか。この14日前は2/13です。2/13は、福島県沖地震で、福島第一原子力発電所廃墟だけでなく福島県、宮城県の各都市が大きな打撃を受けた日でもあります。このため市民が避難や物資の購入のために社会的距離の維持をできなかったものと考えられます。基本的に災害復旧では人々の接触が増加します。  

 

 災害とエピデミックの関係は、たいへんに難しく、何も起こらないこともあるのですが、後述しますが、福島県の統計も同じ傾向を示しており、2021福島県沖地震では、スーパースプレッダ・イベント(感染拡大イベント)となった可能性があります。このことは、震災時、後の人流だけでなく避難状況、接触状況などを分析する必要がありますが、本稿では行いません。  

 

 筆者は、2/8の宮城県独自による独自対策、効果が大きかったのは時短要請の解除を見込んで2月に入り接触、活動が活発化し、2/13の震災後に更に拍車がかかったものと考えています。加えて2/23再開のGo To Eatがエピデミックの火に油を注ぐ事になったものと考えています。

 

Go To Eat再開は妥当だったのか?

 では、2/23の宮城県によるGo To Eatプレミアム付食事券販売再開、問題なかったのでしょうか。答えは否、狂気の沙汰でした。  

 

 宮城県における実効再生産数の推移は、2/14の0.49を底値として2/15に上昇に転じ、2/19には1.0を超えて1.04となり、2/21には、1.83とたいへんに高い値を示していました。また、2/13に増加に転じた日毎新規陽性者数は、2/20には20人に達し、2/21に11人2/22に2人と粗い動きをしていましたが、これは検査数が全く足りていないことから来る統計の乱れでと考えるべきです。この状態で実効再生産数が1.5を超えている状態はたいへんに危険であり、実効再生産数が定常的に0.5を割り込む状態を少なくとも2ヶ月継続した後にGo To Eatのような経済活動振興事業に着手するべきでした。  

 

 宮城県庁におけるGo To Eat再開の最終決定が成されたのはこの頃と考えられ、村井嘉浩知事をはじめ、当事業関係者は、インパールの惨劇を起こした牟田口廉也*と第15軍司令部と同じ最大級の犯罪的無能であったと言うほかありません。なにしろ、統計に異常と危険がはっきりと現れていたのです。季節は春ですが、まさに「飛んで火に入る夏の虫」そのものの暴挙です。

〈*戦術的にも戦略的にもまったく無意味であったインパール作戦を行い、日本軍を壊滅に追い込んだ牟田口は、その軍事史に残る無能ぶりから英軍にたいへんに「感謝」されシンガポール軍事法廷でBC級戦犯無罪放免であった。勝手に無意味な作戦で日本側の5万人から6万5千人を殺し、戦線を崩壊させ、ビルマ(現在のミャンマー)を失陥させた「英軍の援軍」であった為ともされる。日本側死亡者数は、英軍側推定で、4万人説もある。多くは餓死、病死や動物による食害であり、白骨街道という言葉が残っている。日本側の記録と統計が崩壊しており、実態は不明だが、参加人数と生存者の差で7万2千人の日本側死亡とする場合も多い。  

 英軍側の戦死者は、1万5千人であったとされる。英軍側の戦傷者は2万5千人であった。英軍側の戦傷・戦病者は、治療による回復、生存、再戦力化できたが、日本側は殆どが餓死、病死、友軍および動物による食害により帰ることはなかった〉  

 

 Bar(飲み屋)、カラオケ、屋内外食が、COVID-19において最悪のスーパースプレッダ・イベントであることは昨年5月から指摘されてきたことで、海外では感染拡大防止を最優先し、そのうえで社会的距離を確保した営業、屋外営業、テイクアウト(お持ち帰り)、デリバリー(出前)の振興、さらに補償金や休業補償金・失業手当の延長などの給付を行うことで、外食産業の維持と防疫の両立を図っていますが、非常に難しい政治課題であることは事実です。英国では8月にGo To Eatに類似したEat Out to Help Outという事業があり、当初大成功を誇りましたが、エピデミックの火種となり、9月から始まっていたとされる変異株の蔓延もあって英国人約13万人死亡の点火栓となる大失政となりました。英国は、冬のエピデミックを経て、世界最悪のCOVID-19累計死亡率となり、11/1からのソフトロックダウンに続く12月からのハード・ロックダウンがやっと解除に向かい始めたところです。英国は、順調に推移して6月末までの規制解除が見込まれています。英国は、Eat Out to Help Out(英国版Go To Eat)でエピデミックに点火して、半年と5万人を超える人命を余計に失ったことになります。  

 

 Bar、Karaoke、屋内営業レストラン、パーティは最悪のCOVID-19スーパースプレッダイベントであることは、昨年秋までには、既に科学的に合意された公知事実であり、このことについて改めて説明の要はもうありません。筆者もこれまでにこの件について多くの記事を執筆してきています。

 

 これを無視することは反科学であり、正当性を自ら科学的に立証し、科学的に合意を得なければ全ては棄却されます。Go To Eat政策はまさに反科学行政そのものです。

 

 エピデミック対策では、根拠のない希望的観測や楽観視、索敵の軽視、統計と科学的思考の無視といった旧帝国陸海軍から続く悪弊が大損失と大きな犠牲に直結します。昨年1月来、本邦はその愚行を続けており、謎々効果*がなければとっくに破滅しています。

(略)

 

 エピデミック対策の基本は統計と観測事実です。貧弱な統計であっても今回程度の分析と論評はできます。

 

宮城県で何が起きているのか? 統計から解析する感染者数急増の要因 | ハーバー・ビジネス・オンライン | ページ 3

 

村井知事は令和の牟田口廉也

 さて、ここまででGo To Eatの影響は、あるとすればこれからそろそろ本格化であることを指摘しました。宮城県におけるGo To Eat食事券販売開始は、2/23ですから最速で3/9前後には影響が出始めます。しかし食事券は購入して使わなければ影響はありません。従って、Go To Eat Pointと異なり、分かりにくく、現時点では兆候はあるが詳細はよく分からないと言うほかありません。  

 

 本稿執筆中に3/17の宮城県での新規感染者数が107名、3/18の新規感染者数が98名*、3/19の新規感染者数が100名**とNHKによる報じられました。但し、NHKと東洋経済オンラインでは、原典データが異なり差異を生じています***。

〈*新型コロナ 県内98人感染確認 過去2番目の多さ 2021/03/18 NHK 東北

〈**新型コロナ 宮城県内100人感染確認 過去2番目2021/03/19 NHK 東北

〈**東洋経済オンラインは厚労省、NHKはNHK取材のまとめ〉  

 

 東洋経済オンラインでは、3/11〜3/16の宮城県における新規陽性者数は、40〜50名でしたから、3/17以降、大幅に新規感染者数が増えたことになります。既に宮城県は、百万人あたりの新規感染者数(ppm)では全国最悪となっています。  

 

 既述の様にエピデミックSpikeが発生している状況下でのGo To EAT再開は愚の骨頂であったわけで、2/20時点での統計からも状況の悪さは自明でした。結局、統計の使い方が分かっていなかった、たとえ絶対値が小さくても統計が意味することが理解できていなかったという事で、まさに「暗愚」の二文字しかありません。  

 

 統計とは、数値に一喜一憂するチンチロリンのサイコロの目ではありません。統計として表れる数字は、現実の鏡であり、鏡像としての数字を分析し、現実を再現することが統計の使い方です。  

 

 なお、村井知事の発言中で、“「感染が収束していた当時の判断は間違っていなかったと思うが、結果的に患者が増えたことを考えれば、気の緩みにつながった」と説明した”というものがあります。これはとんでもない破廉恥発言です。筆者はこれを読んだとき、インパール作戦で壊滅した第15軍敗残部隊の共喰いまでして帰り着き、最早立ち続けることもできないほど衰弱した将兵の前で行われた牟田口廉也の演説を連想しました。

 

「兵器がない、やれ弾丸がない、食う物がないなどは、戦いを放棄する理由にならぬ。弾丸がなかったら銃剣があるじゃないか。銃剣がなくなれば、腕でいくんじゃ。腕もなくなったら足で蹴れ。足もやられたら口で噛みついて行け。日本男子には大和魂があるということを忘れちゃいかん。日本は神州である。神々が守って下さる。」  

 

 宮城県民に丸腰でウィルスとの闘いを強要する宮城県知事。ご立派なものです。令和の牟田口廉也と命名します。

 

近隣県はどうか

 宮城県の近隣である岩手、(秋田)、山形、福島県の新規陽性者数統計を見ますと、福島県を除き良好な数値を示しています。但し、極端な検査不足が原因で、市中感染者を相当に見逃していますので、何かを切掛けにすぐに増え始めます。実際、3/10以降、全ての県で見かけ上は僅かですが第四波の兆候があります。筆者はこれをB.1.1.7(英国変異株)による第四波エピデミックの前兆ではないかと強く疑っています。

 

 感染を終息させるには、本来は、感染者数が少なくなったときにこそ新規感染者1人あたり1000人規模の大規模PCR検査を行い、市中感染者を発見、追跡、隔離、治療することを2カ月程度続けることでゼロにする必要があります。その後は、バブルが形成されますが、県外からの移入がありますので、マスク、社会的距離、発症者の即時検査と隔離、徹底した接触追跡と言った本邦以外の全世界で常識となっている対策は継続せねばなりません。近隣国では韓国と台湾、中国が行っていることです。

 

 さて、福島県では興味深い結果が出ました。 

 

 福島県でも同様に2月10日頃から新規陽性者数の微増ないし横ばいとなりました。福島県では、2/15に独自対策の解除がなされていますが、その影響は3/1前後に現れたことになります。福島県では、新規陽性者数が、2/26より大きく増加に転じています。2/26の14日前は2/12ですが、誤差の範囲で2/13の福島県沖地震による社会的距離の崩壊が原因と考えて良いでしょう。その後3/3〜3/9をピークとして緩やかに減少に転じていますが、やはり増加圧力があるようです。

 

 福島県でも2/15にGo To Eatが再開されていますが、統計にはその影響は3/1前後に現れたことになります。  

 

 PCR検査は、陽性率2%前後と宮城県に比して2倍程度の密度です。但し、その検査資源はクラスタ追跡に殆ど費やされており*、クラスタと関係のない市中感染者は野放しに近かったと考えられます。例えば郡山市の事例ですと3/17迄は、事実上クラスタ追跡のみをしている状態でした。明らかに検査数不足です。

〈* 新型コロナウイルス感染症患者の発生状況や記者会見・対策本部会議の開催状況/郡山市公式ウェブサイト 新型コロナウイルス感染症患者の発生状況〉  

 

 実効再生産数の推移も宮城県に比べればかなりマシですが、現状では市中感染者=エピデミックの火種を残すことになります。

 

 やはり福島県においても2ヶ月ほど日毎PCR検査数を2万人にして市中感染者を発見の上で追跡、隔離、治療し、エピデミックの火種を全て潰した上で6月頃から社会を正常化するという台湾、韓国、豪州、ニュージーランド、シンガポール、合衆国東部諸州と同様の手法を用いれば結局は大幅に安上がり且つ、いち早く社会を正常化できます。  

 

 福島県は、宮城県と異なりPCR検査数の一括計上などといった統計の品質が極端に落ちることをしていませんので、統計をエピデミックを乗り切る為の羅針盤として使うことがずっと楽です。

 

 現在は、近い将来にわたる効果は限定的ですが、既に第一世代ワクチンが実用化されています。今年第四四半期以降は、本命の第二世代ワクチンの接種開始が期待できますのでワクチンと非薬理的手法の組み合わせで奥州羽越は、年内にも社会を正常化できる可能性は十分にあると筆者は考えます。品質が低いのですが、統計を見る限り、九州、四国、中国、北陸、紀伊など、同様に一足先に社会を正常化できる可能性は十分にあります。  

 

 但し、奥州羽越全県の統計を見る限り、B.1.1.7による第四波エピデミックを疑うべき統計の挙動が3月以降に共通していますので、PCR検査の大幅増加と検体の遺伝子解析は必須と言えます。  

 

 索敵は最も重要なものです。

 

(略)

 

【関連記事・ツイート】

 

【更新】仙台駅 利用客らでごった返す 東北新幹線など運転停止 | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS

 

まききゅん@天空不動産さんはTwitterを使っています 「これ!2月の地震の時もニュース映像で驚いたけれど、コロナなんて頭から飛んでしまうんですよ。タクシー待ちの列とかぎっしりで他人との距離どころではない💦 タイミングが悪すぎです… #宮城県 #仙台市 #地震」 / Twitter

 

小暮哲夫 Tetsuo KogureさんはTwitterを使っています 「「リバウンドが起こる可能性が極めて大きい」のに、解除は「致し方ない」といえる専門家  日本に1年以上戻っておらず、状況がよくつかめませんが、オーストラリアではありえない状況とは確かに言えます(次のスレッドで豪州の様子をお読みください) https://t.co/sXPlkarNhn #新型コロナウイルス」 / Twitter

 

あ、日本の現憲法下では他国のような厳しい対策はとれないと勘違いしている人や、現政権下では無理もないとはいいえ、人権・私権の制限自体に慎重なリベラリスト、もしくは、「改憲して緊急事態条項を創設しないと無理」というデマをまき散らす不勉強なインチキ改憲派がいるようですが、今のままでも第十三条に基づけば可能ですよね?

 

日本国憲法 | e-Gov法令検索

 

第三章 国民の権利及び義務

 

第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

 

それと、ぐるなびとかの利権まみれGo To Eatなんかに予算を使うよりも、飲食店の感染対策のための補助金に回した方が長い目で見て有益だと思います。

倉持先生が大奮闘されてるけど、本来は政治が率先して取り組むべきだし、飲食業界全体でもっと政府を突き上げるべきではないかと思うんだけど、その辺どうなのかな。

 

倉持仁さんはTwitterを使っています 「高さ80センチのアクリル板です。 これと換気扇を組み合わせスモーかライザーでテストします。 飲食店に安く導入できるよう工夫します。 https://t.co/t9be7rcqY9」 / Twitter

 

しかし、村井知事の防衛大卒(理工学専攻)の元陸上自衛官(最終階級:一等陸尉)という経歴が、新型コロナウィルス対策という危機管理に何も生かされいないという恐ろしさよ。

(既に他国で失敗事例がある水道民営化もやめた方がいいと思うよ~。)

 

しかも、こういう無能政治家が宮城県知事だけでなく、政府中枢にもうじゃうじゃいるところが情けない。

 

M16A HAYABUSAさんはTwitterを使っています 「戦前と戦後が繋がった瞬間である。 #インパール作戦 #GoToトラベル停止 https://t.co/8KH7xG5BP9」 / Twitter

より

20210101-M16A HAYABUSA @M16A_hayabusa-1.jpeg

↓↑

20210101-M16A HAYABUSA @M16A_hayabusa-2.jpeg

 

五輪でもこうですし。

 

コロナ後、世界中から振り返られるような五輪式典に - 東京オリンピック2020 : 日刊スポーツ

 

[2021年01月01日06時32分]

<東京2020組織委員会・森喜朗会長直伝(6)>

-感染状況次第では最悪、無観客でも開催すべきか

 

もう中止はできないから、たとえ無観客という指示が出たとしても工夫してやるべきだ。昨年1年間、無観客のイベントや無出社でテレワークするなど日本は工夫してやってきた。どんな苦難があっても乗り越えられる。明日の箱根駅伝に注目している。無観客で開催するというが、沿道の観衆をどうするのか」

 

五輪「無観客」も容認 政府、中止回避を最優先:時事ドットコム

 

東京五輪・パラ 海外観客を断念 コロナ禍で自由な入国保証困難 | オリンピック・パラリンピック | NHKニュース

 

無観客にしても、来るのは選手だけではないし、各国の関係者・ジャーナリストがうじゃうじゃやってきたら、

変異株オリンピック

になること必至ですよね。

 

世界最強の変異株が生まれて、更なる大惨事の元凶になっても知りませんよ?

 

そして、ジャーナリストと言えば、変異株に感染したロイター通信の英国人記者が英国から日本入国後にホームパーティーして感染を広げていたよね。

ジャーナリストでもこういう奴がいるんだよ?

 

そして、相変わらず

空港検疫がザル

ときたもんだ。

 

ケチって感染爆発・PCR検査デマで抗原検査利権

 

ドイツからの帰国者の話が紹介されていますが、イタリアから帰国された方も似たような指摘をされてましたね。

 

低精度の抗原検査、入国者の体調確認は自動発信のLINEだけ? 水際防疫のザルさが恐ろしい | ハーバー・ビジネス・オンライン

 

 

とにかく、こういう日本のトップにありがちな「かっぱえびせん」体質はいい加減どうにかしないといけませんが、個人の資質に期待してもハッキリ言って無駄、当分無理なので、システムを変えることでどうにかできないものかと思います。

 

 

オマケ1・ネトウヨが語るインパール作戦

 

「日本と日本人が大好き」な大和撫子親衛隊さんによる

時空を超越しすぎたトンデモ・インパール大作戦

がスゴすぎたのでご紹介。

 

何がスゴいか、君はわかるかな?

 

Via : 早川タダノリさんはTwitterを使っています 「さんざん突っ込まれているこれ、140字のなかに、きっちり「乗組員は血が出るほど唇を噛み号泣しながら!」という物語のヤマ場をもりこんでくるのも、嘘つきのテクニックなんですね

 

衝撃の一斉艦砲射撃!?

曾祖父の祖父!?

 

とにかく、どこかどう嘘なのか、答え合わせはこちらのスレッド・記事でどうぞ。

 

Simon_SinさんはTwitterを使っています 「「インパール作戦の上陸部隊」が艦砲射撃を要求とか、どこの異次元のお話なのかしら。上陸部隊もなにも、陸地と山しかないのがインパール作戦の戦場よ。巡洋艦の砲が届くとこで戦争してないの。これだから「日本を愛する日本人」はアホだって言われるのよ https://t.co/VnO5iVQSxj」 / Twitter

 

私も太平洋戦争の全作戦の詳細を全部覚えているわけではないけど、さすがに、「史上最悪の作戦」として超有名な作戦の戦場が海か島か山か平地かくらいは何となくでも知っておいた方が…(泣)。

 

因みに、山陰出身かつ西日本にしか住んだことがない私は「2000m級の山越え=伯耆大山・1729mより高い山越え」として覚えたわけなんですが、日本にたとえるとこんな感じだそうです。

 

インパール作戦 - Wikipedia

 

地理的状況

 

この作戦の困難さを、吉川正治は次のように説明している。

 

「この作戦が如何に無謀なものか、場所を内地に置き換えて見ると良く理解できる。インパールを岐阜と仮定した場合、コヒマは金沢に該当する。第31師団は軽井沢付近から、浅間山(2542m)、長野、鹿島槍岳(長野の西40km、2890m)、高山を経て金沢へ、第15師団は甲府付近から日本アルプスの一番高いところ(槍ヶ岳3180m・駒ヶ岳2966m)を通って岐阜へ向かうことになる。第33師団は小田原付近から前進する距離に相当する。兵は30kg - 60kgの重装備で日本アルプスを越え、途中山頂で戦闘を交えながら岐阜に向かうものと思えば凡その想像は付く後方の兵站基地はインドウ(イラワジ河上流)、ウントウ、イェウ(ウントウの南130km)は宇都宮に、作戦を指導する軍司令部の所在地メイミョウは仙台に相当する」[38]。

このように移動手段がもっぱら徒歩だった日本軍にとって、戦場に赴くまでが既に苦闘そのものであり、牛馬がこの険しい山地を越えられないことは明白だった。まして雨季になれば、豪雨が泥水となって斜面を洗う山地は進むことも退くこともできなくなり、河は増水して通行を遮断することになる。

 

どうでもいいことですが、日本アルプスというと、第二次ポエニ戦争 - Wikipedia における ハンニバルのアルプス越え - Wikipedia を思い出したりもします。

 

無謀と言われたインパール作戦 戦慄の記録 | NスペPlus

 

ビルマの戦い~インパール作戦 「白骨街道」と名付けられた撤退の道|特集|NHK 戦争証言アーカイブス

 

 

オマケ2・「抜刀隊」と学徒出陣

 

最近、ロシアばかり取り上げていますが、日本の自衛隊の観閲式動画も観てみましょう。

 

しかし、私的には安倍ちゃん登場で気分が台無しになるので

57:08からの「抜刀隊」が演奏される部分しかまともに観ていませ~ん。

 

 

しかし、安倍政権から抜いた灰汁ならぬ悪の集合体が今の菅政権という気がする今日この頃。

ついでに、岸信夫防衛大臣や加藤官房長官なんかは安倍晋三のゴッドマザーにして岸信介の娘・安倍洋子の思惑もあって入閣したという説もあり。

そして、根拠となる参考資料略で、私にとっては安倍晋三よりも権力にしがみつきたい母親が大問題という気もする。

岸家ごときが以下省略。

 

突如「ポスト安倍」に浮上した「加藤勝信」とは何者か (2/5ページ) - zakzak

 

安倍洋子ママ「イチ押し」加藤勝信官房長官・岸信夫防衛相は「恩返し」入閣か (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

 

 

 

「学徒出陣」を連想せざるを得ないので、暗い気持ちになるけど癖になる名曲「抜刀隊」はフランス人のシャルル・ルルー作曲。

 

抜刀隊 (軍歌) - Wikipedia

 

 

学徒出陣 | NHK放送史(動画・記事)

 

最後に、NHKのあまりにもあまりにもあまりにも表層的な解説に呆れました。

(旧帝大をはじめとした日本の超エリート学徒の知性・理性・複雑にして高尚な精神構造を全く無視して「天皇のためにと死んでいった多くの若者」などとひとくくりにするのはあまりにも短絡的。「無能な政治家・軍上層部・愚かな扇動者のために死なざるを得なかった」とでも書いた方がより現実的でよい教訓になりそうなものなのに。そして、こういう大雑把でいい加減な教え方をするから、今も大本営発表に騙される日本人が絶えないのではないかと。とりあえず、NHK自体が貧民から高い受信料を搾り取っておきながら、政権忖度・大本営発表機関に戻ってしまっている今の現実を改善すべし。)

 

学徒出陣 | NHK for School

 

ねらい

 

学徒出陣について調べることができる。天皇のためにと死んでいった多くの若者がいたことや戦況の悪化についての事実を理解する。