先日の夕方、我が長屋の片隅に植えてあるいかにも昭和な植木にコナジラミ、アブラムシ、ハダニその他の虫が大量に湧いているのと、相変わらず病変している葉が多いのに耐え切れなくなって、つまりブチ切れて、突発的に昔ダイソーで買った切れ味が今一つのノコギリで大々的に剪定させて頂きました。

 

身バレしそうだから品種は書かないけど、どうせ何年かに一度、どう見てもプロではなさそうな人によって時季外れのデタラメな強剪定が行われる以外は、敷地内の植物はほぼ完全放置されているし、他の住人も邪魔だと思った植物は根こそぎ引っこ抜いたりしているので問題なし。敷地のフェンスの外にもはみ出しまくって、このままだと去年のつるバラみたいに通行人から苦情が入りそうなので、むしろ善行をなしたと言えるでしょう。

 

どうせ、放っておいたらすぐ元に戻るし、剪定自体がよいリフレッシュになるので、もう可哀想だとか思わずに、「この木の場合は、ろくに世話もしない人間によって此処に植えられてしまったこと自体が不幸、頑張って葉を茂らせても病害虫の餌食になるだけで更に不幸、だから伐った方がいいんだああああああ!」と自分にも木にも言い聞かせて、ガンガンやりました。

(少し前に「我慢できなくなったら、悪いけど切らせてもらうね」と木に宣言しておいたので、覚悟は出来ていたと思うし、と擬人化してみる。)

 

そもそも、この木の病気を調べていたら、モザイク病の症例写真とよく似た葉が一杯あったんだよね…他の病気よりも似てる!って感じのが。

それでも枯れはしないのでウィルスは関係ないのかな。

まあそうでなくても、大き目の樹木の病害虫が周囲に及ぼす影響は半端ないし、実際、周囲の球根植物も奇形だらけでおかしかったので、正直なところ、もう抜いて欲しい、枯れて欲しいとさえ思っています(管理会社に言ってもいいんだけど、面倒臭いんで)。

私のお金で買った薬剤を散布するにはデカすぎて、自分の植物に病害虫がうつらないようにと散布する度に、ものすごく損した気分になったし…というか実際、損してるし、キイイイイイイ!

 

ついでに、2m位の高さがあったので、本当は自分が汚れないように帽子とマスクとゴーグルとレインコート着用の上やればよかったんだけど、幸いにも虫は葉にへばりついたままで落ちてくることもほぼなかったし、もう発狂寸前の心の中で「もうイヤー!」と叫びながら、そのまま突っ走ってしまいました。

 

今もあのコナジラミとかで真っ白(他に黒い小さな虫とかもいたけど)になった葉裏を思い出すと、ゾッとして気分が悪くなります。

伐った日の夜なんて、あの光景の気持ち悪さと安堵と解放感が入り混じって眠れなくなっちゃったし、何かもう不気味なジャングルのなかで死闘を繰り広げた後みたいな(泣)。

 

ということで、昔観た映画『奇跡の詩』を思い出しました。

旅客機の墜落事故でただ一人生き残った17歳の少女(これだけでもすごい)が、墜落した「未開の密林を200キロメートル以上も渡って奇跡的な生還を遂げた」(Wiki)実話を元にした映画なので、ちょっと大袈裟ですが。

 

奇跡の詩 - Wikipedia

 

奇跡の詩(1974) - 作品情報・映画レビュー -KINENOTE(キネノート)

 

ペルー航空508便航空機事故とは【たった一人の生還者は17歳の少女】 - NAVER まとめ

 

奇跡の詩-I miracoli accadono ancora (1974)

Via : I miracoli accadono ancora (1974) - IMDb

 

 

でも、剪定中の脳内BGMは何故かこれでした。

またウルトラマンかwww

 

 

今回は枝を短くしただけで株自体は残っていますが、うっそうとしたあの木が視界からほぼ消えただけで、こんなにも雰囲気が変わるのかと思うほどスッキリ爽やかな空間が出現して、「ようやく明るい未来がひらけた~!」って感じがしました。

何だか自分の人生観と人生まで変わりそうな勢いです。

 

お蔭で日当たりと風通しもよくなってジメジメ感も一掃されたし、あの木自体は別に嫌いではないので意識してなかったけど、本当は傍を通ったり、見たりする度に心がすさむというか、私にネガティブな影響を及ぼす存在だったことに、伐ってから気が付きました。

家の中も断捨離すると、こんな気持ちになれるんだろうな~、と思いつつ。

あと一種類、撤去してしまいたい病気もちの植物が私のテリトリー内にあるので、今度やってしまおうと思います。

 

そうそう、木の周辺の壁や柱、土などを洗浄・消毒しておかなければ不安なので、「第三リン酸ナトリウム」が欲しいところです。

誰か買って(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

え~、ここまででかなり喚き散らしましたが

最後にもう一回、喚いて締めとさせて頂きます。

 

とにかく、敷地内の植物がらみで何かある度に

入居当初、私の観葉植物を見た年配の大家夫人が

「あら、ことりさん  お花が好きなの?」

 

と言ってきたのが

今でも悪夢のように思い出されて

オエエエエエエ

…ってなります。

(「も」って何だよ。しかも、花じゃないしソレ。)

 

大体、世話する気のない人間が

つるバラなんか植えるんじゃねえよ!

(怒)(怒)(怒)(怒)(怒)

去年の今頃の瀕死のつるバラ。

20180513-3-病害虫でボロボロのつるバラ

 

さすがに私もこれだけは勿体ないと思い、薬剤散布と施肥など適当にでもお手入れしていたら、今年は葉にハリはないけどすっかりキレイになったし、入居以来初めてと言ってよい程まともで綺麗な花も咲いて、通りがかりの見知らぬ方にも褒められるようになって、「去年なんか、苦情しかこなかったのに…」と感激のあまり、ワタクシ泣いてしまいましたのよ。

(ただ苦情のお蔭で、管理会社のド素人の滅茶苦茶な剪定であっても、枝数がかなり減ったこと自体はよかったと思います。)

 

とにかく、この大家夫婦は、警察が「こちらから注意しましょうか?」と言ってくれたほど色々とおかしかったので(今、考えると確かに違法かな…みたいな)、管理会社が管理するようになるまで生きた心地がしませんでした。

一刻も早く抜け出せるよう、これからも頑張ります。