【正常性バイアスの解説記事】
正常性バイアス(せいじょうせいバイアス、英: Normalcy bias)とは、認知バイアスの一種。社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語で[1]、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。
自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい[2]、都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる[3][2][4]。「正常化の偏見」、「恒常性バイアス」とも言う。
より抜粋。
正常性バイアスは、物事の因果関係をきちんと考えていないことから生じます。
色々な分野で、成長が遅い人に多いのが、正常性バイアスが強い人です。 そのような人は、「基礎」を疎かにしてしまいがちなんですね。 自分に限って、そんな簡単なことができていないはずがない、という正常性バイアスから、基礎を疎かにしてしまいがちになり、成長が止まってしまいやすいのです。
正常性バイアスを知っていますか?「自分は大丈夫」と思い込む、脳の危険なメカニズム(tenki.jpサプリ 2015年04月18日) – 日本気象協会 tenki.jp
主な意味
(…の)性癖、傾向、先入観、偏見、先入主、(ローンボウリングの球の)形のゆがみ、球を斜めに進ませようとする力、偏重、偏った進路、(布地の裁ち目・縫い目の)斜線
(名詞不可算名詞 [具体的には 可算名詞])
今回の訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。
登山家・栗城史多氏、エベレストで死去 – ITmedia NEWS
(2018年05月21日 15時45分)
登山家・栗城史多氏の死因は「滑落」 事務所が訂正 – ITmedia NEWS
(2018年05月28日 09時46分)
※ ただし、これまでの海外のニュースとの微妙な差異のみならず、今迄の経緯や整合性からして事務所の発表内容は鵜呑みにできないような気がしてしまいます。
私は故人の存在そのものに関して、好悪だの否定・肯定だのといった二元論に基づく極端な感情や思考は抱いていないのですが(強いて言えば、度合いは異なれども自分も似たような面があるので気を付けようとは思いました)、以前からその登山方法・活動内容と、それを持ち上げる周囲の動向については、タイトルの通りのものを感じており、決して賛同すべきものではないと思っていましたし、今回のような最悪の結末を迎えても一向に懲りない、学習能力と自浄作用が欠落した人々なり組織なりの存在に恐怖さえ覚えます。
更に言えば、単なる野次馬ではない専門家の真面目な警告さえ無視して暴走・迷走していたようにしか見えない故人を「感動を有難う」だの「勇気をもらえた」だの、「無茶上等!」、「無謀上等!」だのと言って、「応援」していた人々に空恐ろしいものしか感じません。
(ただでさえ「昔、ぜん息で、肺があまり強くない」人間が、高度順化(こうどじゅんか)もろくにせず、8,000m級の山のバリエーションルート(一口で言えば難しいルート)を独自解釈にしろ「単独・無酸素」で登山する様をそんなに見たいものでしょうか。)
正直なところ、所謂「アンチ」側の言葉遣いだの何だのといった「礼儀」の問題など吹き飛んでしまう位の異常事態が何年も続いていたことに震撼します(表現方法はともかく、彼らの批判や警告、苦言の内容そのものは大概的確なので…)。
尚、不謹慎な表現などを戒めるだけならまだしも、彼の生前の登山や活動の検証そのものを妨害しようとする人がいますが、再発防止の為にも山岳遭難の検証自体は確りなされるべきもので、「悪」ではないし、遺族の気持ちに配慮すべきと言えども、今迄の寄付金などのお金の流れを含め、社会問題としても検討されるべき要素が含まれているので、そうされても仕方がないのではないかと思ってしまいました…。
それから、栗城さんを応援している人やファンの提示する「口出ししていい人」の条件をクリアしている人物と言ったら、ラインホルト・メスナーさんくらいになっちゃうのかな…と思ったのですが、そのメスナーさんに対してもこんなことをしでかしていたという…(誤情報を流して海外の方に迷惑をかけた事例はこれだけではありませんが)。
ドーピング問題 - 栗城史多まとめ @ ウィキ - アットウィキ
まだ全部は視聴していませんが、メスナーさんの動画。
(映像を見るだけでも勉強になるので一杯貼ってしまいました。)
今は亡き、ウーリー・ステックさんの動画も参考までに。
Ueli Steck(ウーリー・ステック)アイガー北壁 世界最速登頂記録(2015年)字幕付 on Vimeo
【よく知られたものばかりですが関連記事・資料のごく一部(わりと無難なもの)】
(彼の主張というのは、大概が本人が真剣に考え抜いて構築されたものではなく、誰かに吹き込まれたものではないかとも思われますが、「否定という壁への挑戦」と言われても、頭ごなしの否定ではなく、先人の苦労・苦難や犠牲を通して積み重ねられてきた登山のセオリーや医学的常識をもとになされた至極真っ当な提言や批判まで「否定」と見做して無視してしまっていた様や、彼や彼の擁護者の、自分達とは意見を異にする他者の考え方や感情に対する配慮に欠けている様を見ると、残念ながら子供じみた欲求にしか思えませんでした。)
トップページ - 栗城史多まとめ @ ウィキ - アットウィキ
“賛否両論の登山家”栗城史多さんとは何者だったのか | 文春オンライン
登山家・栗城史多さんを「無謀な死」に追い込んだ、取り巻きの罪 (1/4) – ITmedia ビジネスオンライン
野口健さん、エベレストで死去した栗城史多さんを追悼「無念の一言」 : スポーツ報知
服部文祥(公式)さんのツイート: "昨日から、フォロアーがこれまでにないペースで増えてます。栗城君が遺体で見つかったからみたいですね。彼の「登山文化盗用に関して」は批判してきました。今でも意見は変わりません。ただ登山は自由です。侮辱はしてません。岳人2017年8月号(わざわざ切り貼り)より。ぶん… https://t.co/8zyZDo4glF" — https://twitter.com/hattoribunsho/status/998796177205149696
(22:22 - 2018年5月21日)
栗城史多さんへのエールと感謝が、感動ポルノの消費になっていないか - wezzy|ウェジー
エベレストで死亡した登山家・栗城史多さん、関係者は落胆「無茶だと言える人がいれば…」
【エベレスト登山】一目瞭然!エベレスト関連記事目次、インデックス。| 節約旅行.info
自宅で美しくも過酷なエベレスト登頂を体験できる「EVEREST VR」プレイレビュー – GIGAZINE
部屋の中でエベレスト登頂を体験できる「EVEREST VR」はこんな感じ – YouTube
How To Climb Mount Everest - EPIC HOW TO - YouTube
【その他の心理学用語で気になったもの】
自分の身に危険が及ばない程度にスピリチュアリズムやメタフィジックスに首をつっこんでいる私が言うのも何ですが、栗城さんの一部ファンの場合、何もかもが中途半端で人が死んでも「気づきに感謝☆」みたいな「自己啓発」よりも、心理学や精神疾患や人格障害や発達障害について勉強した方がよかったのではないかと…。
成功する人は「承認欲求」とどう付き合うのか | プレタポルテ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準「確認したい」が地獄への道
承認欲求は、確かに厄介です。付き合い方を間違えると、身を滅ぼす原因にもなり兼ねないものです。
ただ、他人からほめられたり、認められたりすることを一切期待しないのは、ちょっとペシミスティックでつまらないと僕は思います。仕事の先輩なり、芸事の師匠なりからほめられたり、認められたりすることは、かけがえのないエネルギーとなります。
自分の中にも承認欲求がある。そのことを認め、受け入れる。その上で、重要なことは「認められ対」(※ママ)という気持ちに囚われてしまわないよう、承認欲求に囚われてしまった瞬間に「手を放す」ということだと思います。
承認欲求はあっても構わない。しかし、「ほめられた」「認められた」ことを確認したり、証明したりしようとするのは地獄の始まりです。
セルフ・ハンディキャッピングに陥らないためには | Mickipedia ミキペディア
栗城史多氏の無謀なエベレスト登山計画はセルフ・ハンディキャッピングでは? - Noblesse Oblige 2nd
セルフハンディキャプションと栗城史多(追記:2017.5.29 22:00やっぱり下山宣言確認)
【今回の件で思い出した言葉・事例など】
「地獄への道は善意で敷き詰められている(地獄への道は善意で舗装されている)」
フジテレビ老人火あぶり致死事件とは (フジテレビロウジンヒアブリチシジケンとは) [単語記事] – ニコニコ大百科
奇跡の詩人とは (キセキノシジンとは) [単語記事] – ニコニコ大百科
全文表示 | 佐村河内問題で再び注目集める「奇跡の詩人」 NHKの「障害者感動物語」手法に疑問の声 : J-CASTニュース
以上、まだ早いかなとは思ったのですが、本人よりもその周囲の異常さが私には恐ろしく、今回の件で、他の登山家や冒険家の死とは異なり、あまりにも虚しく哀しいものを感じてしまったので、書いて吐き出さずにはいられませんでした。