『しゃばけ』シリーズの著者による文庫最新刊。
『しゃばけ』シリーズは一時夫婦してはまったんですが、巻を重ねるごとに冷めてきてしまいました。
それが良さでもあるし、そのおかげでそれまで時代小説を読まなかった人たちにまでアピールできたとは思うのですが、余りにコミック的というか結局はキャラクター小説なのだなあと感じてしまったのです。
北原亜以子や宇江佐真理、山本一力が大好きな私にとって、やっぱり時代小説に期待するものは江戸の空気と人情。そのせいで『しゃばけ』シリーズは物足りなく感じてしまい、『まんまこと』もどうも軽いとイマイチだったのです。
この『こころげそう』は、幽霊が出てきたりというところは今までの畠中恵らしいのですが、ストーリー自体は一番楽しめました。あれ?という箇所もありますが、単なるかわいらしい・ほのぼのとしたキャラクターだけでなく、人の心の複雑な揺れなども書かれていてこの著者のものでは今までで一番読み応えあり。難を言えば、主人公が毎回おっとり世間知らずなところでしょうか。『しゃばけ』では大店の箱入り息子、『まんまこと』でも名主の息子とそれでおかしくなかったのですが、今回は孤児の下っぴきということで異和感が。今後、別のタイプの主人公のものが読んでみたいです。
もう畠中恵は買わなくてもいいかな、なんて思っていたんですが、これなら次も買うかなー。
『しゃばけ』シリーズは一時夫婦してはまったんですが、巻を重ねるごとに冷めてきてしまいました。
それが良さでもあるし、そのおかげでそれまで時代小説を読まなかった人たちにまでアピールできたとは思うのですが、余りにコミック的というか結局はキャラクター小説なのだなあと感じてしまったのです。
北原亜以子や宇江佐真理、山本一力が大好きな私にとって、やっぱり時代小説に期待するものは江戸の空気と人情。そのせいで『しゃばけ』シリーズは物足りなく感じてしまい、『まんまこと』もどうも軽いとイマイチだったのです。
この『こころげそう』は、幽霊が出てきたりというところは今までの畠中恵らしいのですが、ストーリー自体は一番楽しめました。あれ?という箇所もありますが、単なるかわいらしい・ほのぼのとしたキャラクターだけでなく、人の心の複雑な揺れなども書かれていてこの著者のものでは今までで一番読み応えあり。難を言えば、主人公が毎回おっとり世間知らずなところでしょうか。『しゃばけ』では大店の箱入り息子、『まんまこと』でも名主の息子とそれでおかしくなかったのですが、今回は孤児の下っぴきということで異和感が。今後、別のタイプの主人公のものが読んでみたいです。
もう畠中恵は買わなくてもいいかな、なんて思っていたんですが、これなら次も買うかなー。