さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

非常にラフに言ってしまえば、弱点の克服に注力するのではなく長所・才能にフォーカスすべし、という本。

自分を振り返ってみても、確かに弱点をどうにかしようというところで四苦八苦することが多く、逆に長所は自分にとってあまりにも当然になってしまっているため、あえてそれを磨こう・より生かそうという努力は怠っているなあと思い当たります。

私の場合、学生時代から得意なこと・好きなことと苦手なこと・嫌いなことに激しい差があり、例えば得意科目では全国模試で5位以内を取る一方で、苦手科目は0点の連続…という感じでした。学校の授業も「得意科目は聞くだけ授業時間の無駄。自分でどんどん本を読んでいった方が早い。苦手科目も時間の無駄。いくら聞いても全くわからないんだから」というスタンス。今思えば、若い時はもっと苦手なことを克服するという努力もすべきだったと反省しきりなのですが。(この本でも、おおよそ16歳くらいまでなら弱点を克服したり他の強みを開発するということもできると言っています)

さすがに社会に出てからはそうもいかず、特にヒューマンスキルの弱さはどうにかしないとやっていけないため、なんとか苦手なことを人並みにしようということばかり考えていました。著者は、最低限のダメージコントロールはともかく、あとは1.最低限よくする、2.サポートシステムを作る、3..強みでカバーする、4.得意な人に任せる(パートナーを見つける)、5.とにかくやめてみる という対処法を提言しています。その時にどの対処法がとれるかの判断も難しいですが、試してみる価値はあるかも。

この本には、ウェブ上で受けられる「ストレングスファインダー」という強み分析のテストのIDがついてきます。

やってみたところ、私の強みは収集心・内省・コミュニケーション・達成欲・目標志向だそう。どれもなるほどと思い当たることばかりで、特に「収集心」については自分では知識欲や学習意欲ととらえていましたが、「とにかく情報を集めることで満足する」というのはまさにその通り!情報収集能力はとても自信がありますし、今まで一番楽しかった仕事は、コンサルのリサーチアシスタントとして法令や政策、支援制度などかなり難解で広範囲にわたる情報を調べてまとめていた時でした。お金をもらわなくてもやりたいかも、なんて思っていたほど。

また、一人でじっくり物を考えるのはもはや「好き嫌い」ではなくて呼吸をするのと同じようなものですし、コミュニケーションに関しても、スピーチやプレゼン、面接は大得意。数百人くらいの前でなら、骨子さえ準備しておけばほぼアドリブで反応を見つつ楽しんで話すことができます。

でも「達成欲」や「目標志向」「コミュニケーション」はともかく、一番強い2つは一般的なビジネスでは生かしにくいし求められないところですよね。これをどう今後日々の実務の中で生かしていくかが課題です。