4年前の南アフリカ戦についての感想。
あの時も素晴らしいジャイアントキリングにものすごい喜んだのを覚えていますが、
「なんで日本人のおじさんたちはこんなに泣きながら応援しているんだろう?」
とそっちの方が不思議で、勝った以上に強く印象に残っていたのですが、
まさか、4年後に自分が泣きながら応援するおじさんになっていようとは・・・・
とうとうやりました!日本、決勝トーナメント進出!!
予選プール最終戦は4年前勝てなかった因縁の相手、スコットランド!
台風で試合をしなかったら訴える!みたいな試合前からだいぶ舌戦を繰り広げていましたし、試合でしっかり白黒つけてやろうじゃん!
と臨んだ試合でしたが、開始早々にトライを許し、ボールを奪われるし、流石に強い相手でした。
それでも、松島が同点に追いつき、
アイコンタクトで素晴らしいパスをつないで中央を崩して逆転トライ!
終了間際に素晴らしいキックからのボールをキャッチして福岡が理想的なトライを挙げます。
後半も開始すぐに相手からボールを引きはがした福岡が快足を飛ばしてボーナスポイントとなる4トライ目を決めました!
これはもう一つトライを決めれば、勝てるなぁと思ったのですが…
やっぱり勝ち慣れてないチームが大量に点を取ると、ちょっと緩くなってしまうこともありますし、リードしたらどう戦っていいかわからなくなることも、サッカーでは往々にしてあります。
そして、ここから予選敗退が許されない強豪が牙を向きます。
日本のディフェンスも奮闘しますが、押し込まれて次々とトライを許し、気付けば1トライ差。
相手陣地に攻め込むものの、あと一歩が決められず、逆にピンチの連続。
飲まなきゃやってられない展開。
一向に進まない時計。
机をつかんだ手は、モールやスクラムになるたびに天板を引きはがさんばかりにギシギシと力が入ります。
そして、最後のピンチを乗り越え、密集して突っ込み、時間を稼ぐ。
スタンドからノーサイドへの轟くようなカウントダウンが始まり、0の声と共にボールを外に蹴りだし、歓喜の瞬間が訪れます!
4戦全勝!
決勝トーナメントへ1位で堂々の進出!
インタビューの度に出てくる「犠牲」という言葉。
選手の皆さんがどれだけのものを捧げてこの結果を手にしたのかは想像できません。
本当におめでとうございます!
決勝トーナメントは南アフリカが相手。
ワールドカップ直前に行った試合では4年前の屈辱を晴らすかのように攻め立てられました。
正直、今回はもう戦うことはないと思っていましたが、また戦うことが出来ます。
是非今度はかって、世界の階段をもう一段上りたいですね。