4月 30日は、”Pay it forward day”だということをご存知ですか?

私は、先ほど以下のリンクを見つけて、初めて知りました。


Pay it forwardとは、日本語では、「ペイフォワード」と言われることが多く、「恩送り」とか「次へ渡そう」という感じの意味です。

自分が受けた小さな親切を、親切を受けたその人に直接返すのではなく、また別の人に受けた親切を渡していくということです。

そう言えば、2000年に、「ペイ・フォワード」という映画を見にいきました。

この映画に出てきた主人公の少年は、自分が受けた親切を3人の人に渡していくという「ペイ・フォワード」ゲームを行いました。
そのゲームの波及効果は驚くべきものになり、世の中に親切の流れを作ってしまったのです。

また、今朝以下のビデオを見て、感極まって涙が溢れ出てしまいました。
スーパーで、ケーキを取ろうとした女の子のために、ある男性がケーキをその女の子に渡してあげました。
その女の子のおばあさんが、レジでお金が足りないために、そのケーキの購入をあきらめました。
孫はとても残念そうにしていました。
その様子を見ていた、レジで次に並んでいた男性が、そのケーキを購入して、おばあさんに手渡しました。
おばあさんは最初はこのような親切はお受けできないと断りましたが、男性は「どうか受け取ってください。」と言って、ケーキを渡しました。
おばあさんは、お金ができたらお返しするので、連絡先を教えてほしいと言いました。
そうすると、男性はメモ用紙に何かを書いて、その孫に渡しました。

ケーキを持って帰ってきた孫は、自宅で車椅子に座っていたおじいさんにバースデーケーキをプレゼントしました。
おじいさんは、とてもよろこび、このようなケーキをなぜ買えたのかと、おばあさんに聞きました。
そうすると、孫が男性からもらったメモをおじいさんに見せました。

この最後のシーンを見て、”Pay it forward”の本質を知ることができました。

私がある職場に転職する前、その職場の面接試験で、ある試験官の方以外の試験官は私の採用を反対されたと、ずいぶん後になって聞きました。
その試験官の方は、1次試験で出したホイットマンの詩に関する私の考えに非常に共感してくださり、ぜひ私を採用してほしいと強くアピールしてくださったそうです。
その試験官の方は、私がその職場に入社するのと同時に、他の職場へ転職されましたが、ご縁があって何度かお食事をご一緒させていただきました。

私はいつも食事をご馳走になっていたので、「今回は私に支払わせてください」と言ってしまいました。
そうすると、その方は、「私ではなく、これからあなたが出会うであろう若い人たちに、私があなたにしたことを返していってください。」と言われました。
まさに、これがPay it forwardだったのです。

私は、その方からいただいた多くの親切を、これからも多くの人に渡していくことにします。

4月30日 Pay it forward dayに、皆さんと一緒に小さな親切を広げていきたいです😄