図書館で予約していた以下の本が先ほど届いたとの連絡をもらい、早速図書館に行って、一気に読み終えました。

医療が病いをつくる――免疫からの警鐘 (岩波現代文庫)/岩波書店
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ちょうど、先ほど、厚労省が8年ぶりに、胃がん検診として、胃カメラよりバリウムを飲むX線検診の方を推奨するとの見解を示したとのニュースを読んだところでしたので、この本の内容は非常にタイムリーでした。

http://www.asahi.com/national/update/0819/TKY201308180215.html

著者の安保徹氏は、がん検診が本当に必要かについて疑問を投げかけています。
癌の原因は、働きすぎ、心の悩み、そして痛み止めの長期使用にあると、安保氏は述べています。

私は、健康診断を受けるべきか、止めるべきか、またもし受けるとしたら、胃カメラよりもバリウムの方にしておく方がいいのか、と悩んでいます。

安保氏は、検診自体が、発癌を促すことになると指摘しています。

この本の中で一番記憶に焼き付いた内容は、以下のところでした。
アトピー性皮膚炎とステロイド外用剤の副作用
安保氏は、ステロイドを使わないことを進めていますが、その理由は、「外用に使用されたステロイドが皮膚組織に沈着使用、起炎症作用を持つ酸化コレステロールに編成している」からです。

酸化コレステロール皮膚炎を鎮めるために、前よりもさらに強いステロイドを使い続けなければならなくなってしまいます。

私はずいぶん長い期間アトピー性皮膚炎に悩まされています。
数ヶ月前に皮膚科で診察してもらった時、たった1~2分しかかからず、すぐに薬がだされました。以前より症状が悪化していると伝えると、先生は「もっと強いステロイドを出しましょう」と言って、私の日常生活について詳しく聞こうとはされません。

私はこのような治療体制にずっと疑問を抱いていました。症状が全くよくならないので、このままでは一生ステロイド剤を使い続けなければならないのではないかと、不安になっていました。

今回、この本を読んだことで、しばらく辛いかもしれませんが、ステロイド剤の使用を一旦止めて、食事、体温調節、睡眠に注意して、人間が本来持っている自然治癒力を目覚めさす努力をしてみようと思えるようになりました。

そして、以下の本もぜひ参照することにします。
ステロイド依存―ステロイドを止めたいアトピー性皮膚炎患者のために/柘植書房新社
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