新年度が始まって、超多忙な毎日が続いている中、この本を読んだことで、「今という瞬間を楽しんで過ごそう」という気持ちを保って、今日まで「ごきげん」に過ごすことができました。
- 自分を「ごきげん」にする方法/サンマーク出版
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著者の辻氏は、脳の働きの一つである「認知」とう概念を通して、なぜ人間は不機嫌になるのかについて、非常にわかりやすく説明してくれています。
「認知」とは、自分の周囲の状況や出来事に意味づけし、判断して行動の内容を決定し、行動をうながしてく働きです。
私の強みの第一位は、「内省」なのですが、今まで自分の周りで起こった出来事に、自分の価値フィルターを通して、ネガティブな意味づけを行い、深く落ち込むことが多かったように思います。自分を落ち込ませるような思考を、自分で選択していたのですね。
この意味づけに気づくとごきげんになれると、辻氏は述べています。
このことを知ったことで、自分の強みである「内省」を最大限に発揮して、自分がごきげんでいられる意味づけをする練習を、現在行っています。
分刻みのスケジュールの中、一瞬自分をコントロールできなくなりそうになったこともありましたが、ごきげんの意味づけにシフトすることで、気持ちをスーッと切り替えることができました。
私が辻氏の本を読んで目から鱗だったところは、「結果エントリー」の生き方と、「心エントリー」の生き方についてでした。
「結果エントリー」とは、結果が出ないことで心が不機嫌になり、さらに結果が出なくなるという残念な生き方です。
「心エントリー」とは、まず心をつくってから行動し、結果を得る生き方です。
レスリング世界大会で13連覇を達成した吉田沙保里さんは、まさに「心エントリー」を実践され、結果を残されたのです。
一方、今までの私は、常に結果を出すためにどうすればいいのかばかりを考えて、働いてる一瞬一瞬を心の底から楽しむことができず、常に緊張、不安と恐れに満ちた日々を過ごしていました。まさに「結果エントリー」の生き方にどっぷり浸かっていたのです。
本書の最後に紹介されていた「自分をごきげんにするライフスキル」の中で、以下のことを実践していくことにします。
・「心エントリー」な生き方をすると考える
・チャレンジすると考える
・一生懸命を楽しむと考える
・自分の「ごきげん」は自分でとると考える
ちょうどこの時期に、この本を読めたことは、私にとって非常に大きな意味があると思いました。感謝です。