今週末には、待ちに待った勝間塾の冬期講習にリモート参加します
翻訳版は、以下のものです。

テーマは「選択理論」
講習の詳細は以下のとおりです。
12月17日(土)12:00~12月18日(日)12:00
・講義時間数 1日目 7時間 + 2日目 3時間=10時間
内容について
・「選択理論」が人生を変える 勝間和代
・「選択理論」とは何か
脳の働きについて
5つの欲求とその優先順位
人間関係
外的コントロール
・グループワーク
・勝間塾ラップアップ
・講義時間数 1日目 7時間 + 2日目 3時間=10時間
内容について
・「選択理論」が人生を変える 勝間和代
・「選択理論」とは何か
脳の働きについて
5つの欲求とその優先順位
人間関係
外的コントロール
・グループワーク
・勝間塾ラップアップ
「選択理論」という言葉は知っていましたが、詳細についてはまったく知らなかったため、講習の予習として、以下の本を読んでみました。
- Choice Theory: A New Psychology of Personal Fre.../William Glasser
- ¥1,133
- Amazon.co.jp
翻訳版は、以下のものです。
- グラッサー博士の選択理論―幸せな人間関係を築くために/ウイリアム グラッサー
- ¥3,990
- Amazon.co.jp
この本の最初に記されていた、次の言葉を読んでドキッとしました。
すべての不幸な人々が持っている共通の問題は、大切な人とうまくやっていけないことです。
長い間、私自身も自分の大切な人とうまくやっていけなくて、不幸な日々を過ごしていました。
選択理論は、内部統制心理学。つまり、私たちの人生行路を決定づける選択を、私たちがなぜ、そしてどのように行うのかを説明します。
必要な人間関係を築きそれを維持するには、以下の変化が必要です:
強要する、罰する、見返りを与える、コントロールする、管理する、動機付けをする、批判する、非難する、不平を言う、あらさがしをする、せっつく、順位付けする、ひどく叱りつける、身を引かせる
→気にかける、耳を傾ける、支援する、交渉する、励ます、愛する、仲良くなる、信頼する、受け入れる、歓迎する、尊重する
このように列挙することによって、私たち教師が、生徒達に対して、いかに頻繁に変化前のことを行ってきたのかに気づくことができました。罪深いことです。
選択理論の10の公理
1. 自分をコントロールできる唯一の人物は、自分自身である。
2. 私たちが他者から得るものはすべて情報である。その情報をどのように処理するかは、自分で選択している。
3. 長く続いている心理学的問題のすべてが、人間関係の問題である。
4.厄介な問題は、常に私たちの現在の生活の一部である。
5. 重要な現在の関係を改善しなさい。私たちの課題は、私たちの現在の人間関係を正すために、できることをすることである。
6. 私たちは5つの基本的欲求によって動かされている:
生存:食べたい、寝たい、休みたい
愛・所属:愛し愛されたい、仲間の一員でいたい
力(承認):認められたい、達成したい、人の役に立ちたい
自由:自分のことは自分で決めたい、強制されたくない
楽しみ:自分の好むことをしたい、楽しみたい
7. 私たちがこれらの欲求を満足させることは、私たちの上質世界の中で描いているものを満足させることによってのみしか成し遂げることができない。
グラッサー教授は、子どもたちが言っていることにはほとんど注意を払わないで、彼らがすることに細心の注意を払うようにと言っています。
私は、ついつい生徒たちの発言に反応してしまう傾向がありますが、明日からは、生徒たちの行動をもっと観察していくことにします。
8. 生まれてから死ぬまで私たちにできることは、行動することだけである。すべての行動は全行動である。つまり、「行為」、「思考」、「感情」、そして「生理反応」の4つの構成要素から成り立ち、分離することができない行動である。
9. 全行動は、動詞で表される。
(例)I am chooing to depress or I am depressing instead of I am suffering from depression or I am depressed.
10. 「行為」と「思考」を変えることで、「感情」と「生理反応」をコントロールすることができる。
この本の中で、特に私の心に深く残った内容が、第10章にありました。
Chapter 10 Schooling, education, and quality schools
ほとんどの学校において、子どもたちが最も生き生きしている時は、課外活動をしている時ですが、それには2つの理由があります。一つ目の理由は、生徒たちに、その活動を指導してくれる教師と、自分の上質世界で自分を高められる活動があるからです。二つ目の理由は、「スクーリング」がないからです。
例えば日本では、学校は、文科省、政治家、経済界、そして保護者によってしっかりと支えられているのですが、彼らは、学校で教えられていることが正しく、それを学ばない生徒たちには罰を与えるべきだという考えを厳守しています。
このような有害な、誤った信念を、「スクーリング」と読んでいます。
この「スクーリング」のために、多くの成績のよくない生徒だけではなく、良い生徒達も自分の最善を尽くしていないのです。
私は、自分が教えてきた優秀な生徒たちが、自分のクリエイティビティを発揮せずに、暗記科目に全力を注ぐ姿を、これまでにどれだけ見て来たことでしょう。そして、それに対して今まで何も改善しようと思わなかった自分を恥ずかしく思います。
「スクーリング」をなくすには、知識取得偏重の教育を止めなければなりません。
教育とは、知識を獲得することではなく、知識を使うことです。
クオリティ・スクールが今まさに必要とされているのだと、私は思います。
クオリティ・スクールの詳細については、これから以下の本で学ぶ予定です。
- 選択理論を学校に―クオリティ・スクールの実現に向けて/柿谷 正期
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
私たちは、自分自身の人生だけをコントロールできるのです。
選択理論を学ぶことによって、大切な人に、もっと近づけるようになりたいです!