僕は、自分の演奏や自分が好きで夢中になって聴いている音楽、そしてそれらを取り巻く世の中とその時代背景に対して、常に俯瞰した客観的なところから見て判断する感覚がとても大切だと考えています。

要するにバランス感覚とも言えるもので、あまり夢中になり過ぎると周りが見えなくなって自己中で残念な演奏をする羽目になりますので、それを回避する為の保険的な意味合いもあるかも知れません。

でも、僕らの様なアマチュアが趣味で音楽をやっている中では「夢中になれる」とゆうその事そのものに価値があり、それが生き甲斐にもなり、そしてそれは素敵な事でもあるので、たとえ音楽としてのバランスを欠いてしまったとしても、あえてそちらを優先するのがベターなのだと思い行動する事があったりもします。

しかし、そんな細かい事は気にしない状況だとしても、最低限の音程感やリズム感などは持ち合わせていたいんですね。

だからそんな理由もあり、必要以上に基礎練習を重視してサックスを練習します。
楽器を出しても基礎練習だけで終わってしまう時だってあります。

チャンスが巡ってきたその時に夢中になって音楽に浸っていたい!

その瞬間を逃したくない!

僕はどんな時でも自分の音楽をするだけのマージンを持っていたいので、常に底上げの基礎練習をしています。

でですね、基礎練習というのは大変に地味な作業なんです。
基準とゆうか安定感を担保する為のものでもあるので、とにかく繰り返したり機械作業のように単調だったりします。

ロングトーンやらスケールやらアルペジオやらあって、それをいろんなテンポでやったり、苦手な所だけ取り出して集中的にやったりします。

時には、音一個だけだったり二個の音を行き来するだけのシンプルな所まで掘り下げたりする事もあります。

いま僕は、リラックスして最高に良い音を鳴らす状態を保ったまま曲が吹けるようになりたいので、フィンガリングも最小限の力で指先がなるべくキーから離れないようにしながら色々な動きを滑らかに出来るようにする訓練を重視して基礎練習しています。
何年か前からフルートのトレバーワイの教則本の2巻を中心にやってきたのですが、ちょっと新しい風も入れたかったので最近はこの黄色い表紙の本を使い始めました。
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これは一緒にアンサンブルをしているmaimaiが使ってるのを見て良さそうと感じたので、僕も取り寄せて手に入れました。
Amazonのマーケットプレイスで3000円くらいでした。
この本はたぶんジャズやる人向けのものと思われるのですが、基礎でもより実践的な音の並び方なので、実際の曲の中でもこんなフレーズいっぱい出てくるよなぁ~って思える所が多いのが特徴かと思います。
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とにかく引っ掛け問題みたいなのが多くて初見でスッと吹けないのですが、テンポをゆっくりにして良い音を保ちながら指先が離れないようにじっくり練習してます。

これが速いテンポでスラスラ吹けたら超カッコいいですよね!

僕にはできませんけどね…(;^_^A

ま、でも、遅くてもしなやかさとかコード感が出るような音を意識して練習はしています。

皆さんはどんな本使って練習してますか?
面白いのあったら教えて下さいな♪

by おかだぁ