今、いつものカスタムでなくマーク7で集中的に練習しています。
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マーク7はキイの作りも大柄で、ヘビー級のカスタムと比べてもワイルドな印象なんですけど、元々の設計によるスプリングの長さの違いにより、ギリギリまで軽く調整してもらったカスタムのキイアクションより、マーク7の方がさらにキイが軽く滑らです。
速く動かしても指に吸い付いてくる感覚があって、とても反応が良い印象です。

これはリペアの小田桐さんに教えてもらったのですけど、セルマーに比べるとヤマハはスプリングが全体的に短いので、根本的に強目になり易く弱くはし難い作りなのだそうです!
この点においてはセルマーのフィーリングは本当に素晴らしいと思わされます。

マーク7とゆうのは製造されていた時代背景を考えると、より大きな音を出しやすく進化した時期のもので、マーク6と比べると良い意味でもそうでない意味でもより現代的になった印象が強いです。
この楽器に関しては、抜けが良く大きな音も出やすいのですが、それ以上に音の響きが複雑でとても味のある音色を奏でます。
ただ、カスタムと比べると音程が上ずってしまうところとか、音の均一感みたいなものは一歩譲ります。

一長一短です!

楽器というのは、それぞれが個性であって、単純に良し悪しで比べられるものではありません。
大切なのは、どんな楽器を使ってもその良いところを活かしながら足りないところを自分の技術で補って演奏する事です。

ヤマハのカスタムに慣れすぎた自分にとって、セルマーのマーク7はとても暴れん坊なんですが、それでも使いこなしたいと思わせる音の魅力があります☆

ここを乗り越えれば必ず新しい表現の可能性が見えると信じておりますので、しばらく迷走が続くと重いますが温かく見守って頂けたらと思います♪

どーぞよろしく!

by おかだぁ