ケント警察が「現段階では説明のつかぬ突然死」と発表したピーチーズ・ゲドルフの25歳の若すぎる死。
Kent Police said, “At this stage, the death is being treated as unexplained and sudden.”
報道によると、ピーチーズさんの友人からピーチーズさんに連絡が取れないとの通報があり、救急隊員が自宅を訪れて、遺体を発見したとのこと。
亡くなる前日のインスタグラムには、幼い自分と母のポーラが一緒に写っている画像に「私とママ（Me and my mum）」と添えて投稿していました。
（ピーチーズと母ポーラ）
ピーチーズは、14年前に母ポーラの葬儀が行われた教会で、S.C.U.Mのリードシンガーである夫トーマス・コーエンと2012年9月にロンドン南東部発のバンドと結婚式を挙げていました。
昨年12月、自宅で8ヶ月の息子と一緒に写った写真に、自分の子どもの手ではないピーチズの右肩に写った赤ちゃんの心霊写真をアップして話題に。
ピーチズは「この家は1920年代にお金持ちとその妊娠中の妻によって建てられたもの。しかし妻は妊娠中に気がおかしくなってしまって、バスタブで自殺し溺死した」と説明するも、家は和やかな雰囲気だそうで「きっと赤ちゃんがそばにいるのが嬉しいのよ」といい、夜中もドアを開けて「ゴーストが戻ってこれる」ようにしていたといいます。
ピーチーズは11歳だった2000年9月に母ポーラが薬物の過剰摂取のため他界している姿を発見。
Peaches’ mother, Paula Yates, died of a drug overdose in 2000.
2012年のエル誌のインタビューでピーチーズ（23歳）は未だに母の死を受け入れられないとその胸中を語っていました。
「母が亡くなった日のことは今でも覚えているわ。今でもまだ話すのは辛いの。その現実を自分の中から締め出したんですもの。母の死の翌日にはもう学校に行ったのよ。父が『冷静に、戦い続ける』っていう考え方だったから。だから私たち子供はみんな普通に学校に行って、まるで何事もなかったかのように振る舞おうとしたわ。でも実際に母は亡くなってしまったのよ。悲しみに暮れることはなかったし、お葬式でも泣かなかったわ。もう心が麻痺してしまっていて、自分の気持ちを表に出せなかったの。16歳くらいになってからじゃないかしら。ちゃんと母のことを想って悲しむことができるようになったのは」
“I remember the day my mother died, and it’s still hard to talk about it,” she added. “I just blocked it out. I went to school the next day because my father’s mentality was ‘keep calm and carry on.’ I didn’t start grieving for my mother properly until I was maybe 16.”
2013年エル誌には「パーティーに行っては酔ってドラックをしていた、ずっとスパイラルの中にいたけど、いつも母に何が起こったのか思い出してた。」
“I did experiment with drugs, I did get drunk and go to parties, but I was never that wild,” Peaches told ELLE in 2013. “I could have been, I could have let myself spiral but all the time I remembered what happened to my mum.”
と語っていました。
やっと落ち着いた生活...
Peaches-Geldof-with-eldest-son-Astala
父 ボブ・ゲドルフは声明で「ピーチーズが亡くなりました。家族は悲嘆に暮れています。ピーチーズは一家の中でも、最もワイルドで面白く、賢くて機知に富んだ天真爛漫な子でした。」「美しい娘でした。どうしてもう彼女に会うことができなくなるのでしょう。『でした』と過去形を使わなければいけないなんて、非常に辛いことです。我々は彼女を愛していました。永遠に思い出を大切にし続けます。夫のトムと息子のアスタラとフェドラは永遠に家族です。頻繁にひび割れてしまうけれど、決して壊れない家族です」
“We are beyond pain,” “Peahes has died. She was the wildest, funniest, cleverest, wittiest and the most bonkers of all of us.” The grieving father added: “What a beautiful child. How is this possible that we will not see her again? How is that bearable? We loved her and will cherish her forever. How sad that sentence is. Tom and her sons Astala and Phaedra will always belong in our family, fractured so often, but never broken.”
とボブと彼のパートナーのジャンヌ、ピーチズの実姉のフィフィ、実妹のピクシー、そして異父妹のタイガーの連名で発表されました。
また夫トーマスも「最愛の妻ピーチーズは、私と息子たち2人の愛情を一身に受けていました。これから毎日、息子たちの心に母親を抱かせて、2人を育てていこうと思います“My beloved wife Peaches was adored by myself and her two sons. I shall bring them up with their mother in their hearts everyday. We shall love her forever.”」と悲しみのコメントを発表しています。
薬物では？ という噂が流れるも、これまでの捜査ではその証拠は見られず、「デイリーメール」紙によると、警察は彼女の死に不審な痕跡はないとしているそう。現場からは薬物も遺書も見つからず、何者かに危害を加えられた痕跡もないとか。現在検死が行われ、自然死である可能性を検証しているそう。
友人リリー・アレンはツイッターに「彼女の家族の心痛を心からお察しいたします。ご家族の悲しみが癒えますように」とメッセージを書き、とても仲良しだったデイジー・ロウは割れたハートの絵文字だけをツイートしあとは沈黙を守ったまま。
親交があったロードは「あなたは本当に輝いていてかわいらしくて、親切で優しい人だった。安らかに眠って」とツイート。
安らかな眠りをお祈りしています。