これは、アマゾンプライムミュージックですが、
キース・ジャレットトリオのウィスパーノットを聴きました。
この作品では録音エンジニアが異なります。
なので、
ECMではありますが、アコースティック楽器らしい暖かさのある録音です。
ジャズを生で聴くと意外と中音域が印象として残る音がしますが、
本作の録音はそのことを思い出させます。
そのことが、我が家のダリのスピーカーを中心としたオーディオシステムでうまい具合に鳴らすことが出来ました。
我が家のマランツとダリの組み合わせは、中音域が充実しているので、この録音と合うんですよね。
シンバルレガートの音は木質の柔らかさと厚みで、コツンコツンとしたアタック音が実に美味しいです。
ピアノの音も柔軟です。キース・ジャレットらしい洗練された演奏は磨かれた透明感ですが、どこかホロリとしたほぐれたハーモニー。ピアノの音像はスピーカーより前に出てきます。
ECMらしい透明感ですが、高音が冴え冴えしているというより、中音域の豊かさが印象に残ります。
本作も気に入りました。もともと30代の頃に聴いた作品ですが、CDを手放した現在アマゾンプライムミュージックで聴けるのは、ありがたいです。