ローソンで実施していた20ポイント集めると崖の上のポニョどんぶりが
もれなくもらえるキャンペーンが8月31日で終了しました。
 ポイントがもらえる対象製品はローソンオリジナルパン(いわゆる菓子パン)と
ローソンオリジナルデザートでした。

 このラインナップからすると販促対象者は「子供を持っている夫婦」に
かなり絞り込まれているのかなあと推測しましたが、
実はこのキャンペーンもっと大きな層を取り損ねたんじゃないかとふと思いました。

 この夏帰省した時ばあちゃんが台紙とポイントを集めていました。
ばあちゃんとはこの場合私の母親で、孫が来た時のためにと集めていました。
(我が家にはまだ子供がいませんので、甥っ子、姪っ子が対象ですが)

 昨日31日そのことを思い出して電話をかけてみました。「何ポイントたまったん?」
答えは「あれから全然ふえてへん。聞いたら甘いものとかしかだめで、買うもんあれへん、
せめて食パンとかも対象だったら・・・」

 そっか、このキャンペーンうまく誘導すればシニア層を大きく動かせたんだ

と思いつくと、ちょっともったいないなあという結論に達したキャンペーンでした。

その後のことも考えるとうちのばあちゃん(オカンですくどいですが)は
ローソンへ行く機会が減り、長期的には損失がこれから増えるんじゃないかと思います。
(同距離にスーパーがあるので)

 そういった意味ではコンビニにシニア層を誘導するチャンスだったかもしれません。


さて今日帰りにセブンイレブンに寄ったところ今日からムーミンキャンペーン をしていました。

そのキャッチにはもれなく貰える!応募して当たる ムーミングッズとありました。

これはポイント貯めたら何が貰えるのかなあと見てみると・・・

はんぶんこ待ち受けまたは壁紙というデジタルコンテンツがもれなく貰えるというものでした。
むかっ


なんか、デジタルコンテンツを扱って商売している自分からの視点では、
こういったデジタルコンテンツの特性(複製可能、原価が初期ロットしかかからない)を
悪い方向に利用している気がします。

こういった販促もののデジタルコンテンツというのは

いわゆる一発ものですので「その場受け」すれば最上

レベルのコンテンツになりがちです。ちょこっとしたギミックを入れた程度。

 このキャンペーンにより様々な待ち受けコンテンツを制作をしているメーカーは打撃を受けるでしょうし、

そもそもデジタルコンテンツがおまけのものの認識で

結果として悪貨が良貨を駆逐する、ということになってしまいます。

大げさな印象かもしれませんが、

販促する側としては物を抱えず、ライセンス取得時についでにデジタル頒布権をとった
手軽なものかもしれません。

 でもそのデジタルコンテンツでお金を稼ごうとするとものすごく大変なんですよ!
 自分たちがその商売に手を染めていたら絶対にやらなかったと思います。

安易なデジタルコンテンツ企画の大量ばらまきが 
デジタルコンテンツ=無料・違法複製して入手するもの
の概念を助長していると私は考えます。

できればして欲しくなかったなあ