本日、26日は一日外回り、出先で時間が空いているときにWebニュースを色々見ていました。




とまあ恒例のiPhone3GSのニュースを見てから一般ニュースへ特に経済ニュースに目がいきました。

目がいったのはまずライブドア・ホリエモン関連

1)赤字のライブドア、配当に680億円…純資産の半分以上

2)前会長に課徴金1億2000万円=個人では過去最高-ビックカメラ虚偽決算・監視委


 この二つ、一番目は特定の株主を排除して配当を支払うというのは、株式会社そのものの根底を覆すものだと思います。支払って返還請求とかするのはともかく、まだ有罪・無罪も決っていないのに第2位の株主だけ配当を払わないというのは、あかんでしょう

2)のビックカメラは二つの点であかんでしょう
一つは六本木で働いていた元社長のアメブロ
で書かれていたように粉飾決算・虚偽決算での個人の責任としては過去最高で罰金刑なのにどうして
ホリエモン粉飾だけが禁固刑の実刑になってしまうのでしょうか?西松献金問題・足利事件もそうですが
今「検察」という内部機構をもう一度洗い直す報道がされるべきです。
 警察と違い「検察」は現場のいない、より官僚色の強い役人の集団です。
 起訴する・しないは警察ではなく検察が判断します。

 検察=役人≒責任回避という構図がどうしても見えてしまいます。

あともう一つの問題は虚偽決算・粉飾決算に厳罰化によって「社長」は経営責任のリスクを恐れて何もできなくなってしまうことが怖いです。
 少し前のハゲタカファンド以降、株主の権利が尊重される傾向にあるのは良いことだと思いますが、いつの間にか株主訴訟などにより、経営者は経営に失敗すると「犯罪者」になってしまう。あるいは怖れがあることが、企業動向の足かせになってきているような気がします。

 株式会社の最大の原則は「有限責任」のはずです。経営者が常に司直にさらされることがあるという世の中になっている国で誰が上場を目指し、会社を興していこうという気になるのでしょうか?

 いつの間にか経営者はコンプライアンスという言葉の影に、常に「司直」にさらされるリスクをヘッジしなければいけないという、やっちゃあいけない世界になってきました。

 衆議院の優越、再可決ルールも本当は最後のカードだったはずで安易に使われていいものでは無かったはずです。一旦、やっちゃうとやめられない、止められないの状況になってしまう。政治も経済もということになれば日本の将来の健全性に?が着いてきます。

 きれい事だけでやっていける経営なんてないと思います。

そして逆にこんな汚いことを認めて良いの? というのが
 新生・あおぞら銀、統合へ基本合意 国内6位に浮上

もう前身の名前は分けわからなくなっていますが、旧日本長期信用銀行、旧日本債券信用銀行
で巨額の公的資金を導入後、外資ファンドへ底値売却し、その後再上場によって巨額の利益を得た外資ファンドの銀行です。
 上場するだけしておいて、経営は赤字状態。挙げ句の果てに統合して再び公的資金をいれるというとんでもないことを画策しています。
 でも司直の手にはかからないです。当たり前ですが。

やっちゃあいけないよ、やらせちゃあいけないよ。それこそ司直が動けば・・・
動きません。二社とも前身には官僚が多く関わっているからです。

はあしょぼんダウンむかっ