新年恒例の分厚い新聞が今年も届きました。
日経新聞のIT特集記事ではamazonのeBookリーダー 「kindle」が1面で紹介されていました。

ことのは出版 オーディオブック情報館-kindle

紙への挑戦 電子ペーパー―情報世界を変えるメディア/面谷 信
¥1,680
Amazon.co.jp

電子ペーパーは日本にも必ず5年後ぐらいに入ってくると思います。
一度は松下(Panasonic)、SONYも参入した電子ブックの世界ですが、普及するのはおそらく新聞業界が巻き込まれた(または新聞業界が巻き起こした)形で普及が活発化されると思います。

 既に再販制度と宅配制及び広告を主体とした新聞のビジネスモデルは崩れつつあります。出版社の広告でも対費用効果が見込める新聞社は1社あるかないかと言われています。

 朝日新聞社、営業赤字に (medianews.jp)

 毎日・産経が半期赤字転落 「新聞の危機」いよいよ表面化(J-CASTニュース)

と今年後半には、新聞メディアの営業赤字と根本のビジネスモデルが立ちゆかなくなってきている前兆が出てきています。
 元々、購読料ではなく広告出稿に基盤を求めはじめた時点で公正な報道者(ジャーナル)としての役割に「?」がついてきたわけですがその広告モデルも立ちゆかなくなりました。
 その中で再販指定問題や宅配店委託(押し紙問題)、発行部数割り増しなど諸問題が内包している中で、収益のめどが立たないとすれば、自ずから変わらなければならなくなると思います。

 大胆なチェンジができるかどうかは、各新聞社の判断ですが、
 可能性の一つとして、数世代後の電子ペーパーに月極でのデジタル配信というのは必ず出てくると思います。
紙資源のことを考えても、数世代あとの電子ペーパーというのは必然かもしれません。
 
 だからこそ、まだまだ機能不足なKindleにも注目が集まるのだと思います。またアメリカでは実績を残しつつあるのはアメリカの新聞社には個別宅配制度がない(正確には脆弱)ためだと思われます。

 新聞販売店の宅配制度に限界が来たときには、ペーパレスのネット端末が新聞の情報伝達の手段になるのでは無いでしょうか。新聞販売店もすでに押し紙問題やチラシの減少で限界にさしかかっていると言われています。

 まず、夕刊の廃止から加速していくのだろうと思われます。
 
これからは全国紙より地域紙ブロック紙のほうが情報として役立ち面白い情報源になるのではないでしょうか?

分厚い元旦の新聞を見て感じた印象でした。




追記:お気に入りのGoGo! Machead!さんのサイトで

2009年は廉価版iPhoneとMacBook、超小型iPod shuffleが登場か?

とニュースが出ていましたのでリンクさせていただきます。MacBookは出たときに購入するのは次世代かその次ぐらいかなと話していたので購入に値する製品かどうか楽しみにしています。