歴史推理小説等で活躍する著者のエッセイ集。
日本で「正義」「常識」とされていたことにいかに誤解が多いかを描きます。
「壬申の乱の謎」として、天皇の系譜を語ったり、「水に流す」という日本では善として行う行為を
歴史的にそして世界の常識と照らして語ったりとテーマは様々ですが、
すべてに著者・井沢元彦氏の意見が盛り込まれ、
「常識」に慣らされた身に、とても強い刺激を与えてくれます。
歴史だけでなくこれからの日本や、私たち日本人についても語られている一冊です。
歴史の見方、そして日本人の常識に、一石を投じる井沢氏の言葉を聴くことで、
新しい世界の見方を見つけられるかもしれません。
出典:FeBe
歴史の嘘と真実
- 井沢元彦
- 定価:1050円