今回はスイスナグラ製のパワーアンプの修理です。

電源投入後に焦臭いニオイが出るという症状です。
あとスイッチングノイズも出ています。
音質もあまり良好ではありません。

そこでチェックしましたがかなりの重症。
どうも設計上問題がありますね~~

抵抗が断線、コンデンサーとダイオードが焼損しています。
でも音は出ていますから厄介ですね。





基板が焦げていて熱対策にも問題があります。

抵抗が断線したのは熱のせいで放熱に問題がありますのでクラッドメタル抵抗に交換し放熱します!

元々あったセメント抵抗の場所、焦げてますね。


スイッチング電源で高周波を扱うので熱で多層基板もショートしていました。
多層基板なので修正が極めて大変ですが何とか修理できました。

かなり大変な修理でしたが復活してよかったです。
通常ですと基板交換でしょうね。
そしてまた熱害が出ますので今回修理修正できて末永くご愛用できると思います!(^.^)