物置をかたずけていたら、ミニディスクウォークマン MZ-1が出てきました。
高音質?なデジタル録音再生が楽しめる世界初のミニディスクレコーダーとして1992年11月1日 ¥79,800で発売されました。
 
aiwaからAMD-100、GoldStarからMD-R1とOEMで出ていたことやパーソナルオーディオシステム ZS-M1にミニディスクメカ部分がそっくり入った事が話題となりました。秋葉原の某量販店の店員さんに話を聞くと、メーカーさんが検討用などで纏まった数量を購入しているとの話もありました。
 
ミニディスクのラインナップとしてGAからMZ-1、再生専用のMZ-2P(製造所:ソニーボンソン)、AUからMDS-101(製造所:ソニー筑波)、MEからMDX-100(製造所:ソニー中新田)が出揃いました。
 
このセットはバッテリー装着状態で約690gもあり、再生で90分程度しか持たなかった記憶があります。持ち歩いて使うと言うより、休みの日には車の中で聴くのに使い、普段の日は会社で録音や編集で使っていました。
 
久しぶりに動作させてみたところ残念ながら、「DISC ERROR」表示が出る事がありますね。購入から約23年も経過しておりますので仕方がありませんね。                                                       
 
外付け電池ケースを付ける構造となっていますが何故かドロップになった様です。電池ケース端子と取付け穴がその名残。
 
1991年5月 ミニディスクシステム開発発表会 故・大賀さん
 
Block Diagram
 
当時はMD後期世代の様な1チップではなく、専用ICで構成された回路。
オーバーライトヘッド(磁気ヘッド)とピックアップは光軸を顕微鏡で調整したり、外装メーカーさんスピンドルモーターメーカーさんと共同開発した事もありました。2013年春でMini Discの販売終了となりましたが、その間に色々な意味で勉強できたフォーマットです。