参考情報:1980年12月発売、価格¥148,000
*発売から40年以上経過しています。。
製造所:ソニー北関東(旧名称:ソニー筑波)
設計:PL君塚雅憲氏、電気:石田正臣氏、サーボ・シスコン・ソフト:中村邦夫氏、メカデッキ:石川氏

製品特徴:全てDCアンプ構成。ヘッドとPBアンプのダイレクトカップリング・デュアルFET差動2段SEPP回路で、澄みきった高音を奏でる音質最優先の設計。次期モデルのTC-K777ESも同等の回路を使用。

メカデッキTCM-120D1
正面:

裏面:

底面:

メカデッキ分解で注意していただきたいところ。
以下2つのソレノイドはヘッドの突き出し量とピンチレバーの移動量を調整してあります。外す場合はビスの位置をマーキングなどして把握できる様にしてください。位置を動かしてしまうとヘッド高さ治具が無いと元に戻らなくなります。
参考:
ピンチローラー用ソレノイドはビスを緩めた状態で一番下に当たる部分。
ヘッド用ソレノイドは取付け穴の中央から少し下の部分。
KGSのソレノイドですね。懐かしい。。

イジェクト不良
オイルダンパー内のシリコンオイルの経年変化によりスムーズに蓋が空かない。ダンパー内の古いシリコンオイルを取り除き、新しいシリコンオイルを塗布。#30000

爪付きC-90を入れイジェクトさせ0.6~1.5秒で開く事。 *目標は1.0秒

上から見たところ
再生レベル・録音レベルはドルビーIC CX174-1の温度ドリフトがあるので、冷え切った状態でセンター狙いで調整するのがポイントです。どうしてもレベル差が気になる場合にはDOLBY ICを外しヒートシンクとICの当たる面に熱拡散コンパウンド等を薄く塗布する。
テープアライメント調整とオーディオ系及びシスコン系のGND強化によりキャリブレーション動作を安定させています。

リレー交換
写真は再生回路ですが録音回路、出力回路の3か所に使われており、全てプラスチック・シールで超高感度型に交換。 オムロン G5V-2-H1 DC12V

パイロットランプの交換。
同等径の物が無く麦球12Vを代替えとして使用。
元々付いていたのは8V50mAのもので、そのままでは照度不足の為、R967ヒューズ抵抗 47Ω1/4W⇒1Ω1/4Wに変更し電圧を8V⇒10V迄上げる。

R967 1Ω1/4W (ヒューズ抵抗)に変更。
基板とヒューズ抵抗の間は写真の様にクリアランスを確保する。

良く見ると左側に光漏れしていますね。
TC-K777ではパイロットランプの取付けがテープで固定されているだけなので仕方ないですね。TC-K777ES以降はゴムで覆われ光漏れは無くなりました。

線材処理
ヒートシンク等の発熱部品に線材が当たっていない事。
当たって入れば当たらない様に線材成形を行い処理する。

*シリアルNo.202001以降のセットのみ。
製品安全:トランスからの2次側リードがヒューズ取付け板金の端面に触れている。
リードの被覆が厚いため問題が起きることは無いが念のため、シャープエッジ対策として日東のアセテートテープ(難燃性)等を端面に貼り付ける。合わせて結束バンドもUL94V-1からUL94V-0の難燃グレードに変更。
