タイトルはTC-K222ESLですが、TC-K555ESGシリーズからTC-KA7ES迄共通で使用されている、

メカデッキ、TCM-200Dのレバー(FR)組立のギア部分の欠けが近年目立っている。

修理にはジャンク品から部品を外して使うしか方法が無かったが、今回、試作部品メーカー様で金型を起こして部品を造って貰うことができました。

 

 

メーカーからの納品状態

 

ギアをレバーに組み込んだところ

 

本、FRギア単品部品をご希望の方はアメーバーの「メッセージ」または「コメントする」よりご連絡をお願い致します。

 ¥3,500(送料別)

*発送はレターパックライト370となります。

  

DISCONとなっていた捩じりコイルバネ(BT) 3-389-995-01 も復活させました。オリジナルバネより1ランク線径(φ0.45⇒φ0.50)が太く、概ね5gバックテンションが上がります。

 

本、捩じりコイルバネをご希望の方はアメーバーの「メッセージ」または「コメントする」よりご連絡をお願い致します。

 ¥1,800(定型郵便送料込み) 

参考情報:1980年12月発売、価格¥148,000 

*発売から40年以上経過しています。。

製造所:ソニー北関東(旧名称:ソニー筑波)

設計:PL君塚雅憲氏、電気:石田正臣氏、サーボ・シスコン・ソフト:中村邦夫氏、メカデッキ:石川氏

 

製品特徴:全てDCアンプ構成。ヘッドとPBアンプのダイレクトカップリング・デュアルFET差動2段SEPP回路で、澄みきった高音を奏でる音質最優先の設計。次期モデルのTC-K777ESも同等の回路を使用。

 

メカデッキTCM-120D1 

正面:

 

裏面:

 

底面:

 

メカデッキ分解で注意していただきたいところ。

以下2つのソレノイドはヘッドの突き出し量とピンチレバーの移動量を調整してあります。外す場合はビスの位置をマーキングなどして把握できる様にしてください。位置を動かしてしまうとヘッド高さ治具が無いと元に戻らなくなります。

参考:

ピンチローラー用ソレノイドはビスを緩めた状態で一番下に当たる部分。

ヘッド用ソレノイドは取付け穴の中央から少し下の部分。
 

KGSのソレノイドですね。懐かしい。。

 

イジェクト不良 

オイルダンパー内のシリコンオイルの経年変化によりスムーズに蓋が空かない。ダンパー内の古いシリコンオイルを取り除き、新しいシリコンオイルを塗布。#30000

 

爪付きC-90を入れイジェクトさせ0.6~1.5秒で開く事。 *目標は1.0秒

 

上から見たところ

再生レベル・録音レベルはドルビーIC CX174-1の温度ドリフトがあるので、冷え切った状態でセンター狙いで調整するのがポイントです。どうしてもレベル差が気になる場合にはDOLBY ICを外しヒートシンクとICの当たる面に熱拡散コンパウンド等を薄く塗布する。


テープアライメント調整とオーディオ系及びシスコン系のGND強化によりキャリブレーション動作を安定させています。

 

リレー交換

写真は再生回路ですが録音回路、出力回路の3か所に使われており、全てプラスチック・シールで超高感度型に交換。 オムロン G5V-2-H1 DC12V

 

パイロットランプの交換。

同等径の物が無く麦球12Vを代替えとして使用。

元々付いていたのは8V50mAのもので、そのままでは照度不足の為、R967ヒューズ抵抗 47Ω1/4W⇒1Ω1/4Wに変更し電圧を8V⇒10V迄上げる。

 

R967 1Ω1/4W (ヒューズ抵抗)に変更。

基板とヒューズ抵抗の間は写真の様にクリアランスを確保する。

 

良く見ると左側に光漏れしていますね。

TC-K777ではパイロットランプの取付けがテープで固定されているだけなので仕方ないですね。TC-K777ES以降はゴムで覆われ光漏れは無くなりました。

 

線材処理

ヒートシンク等の発熱部品に線材が当たっていない事。

当たって入れば当たらない様に線材成形を行い処理する。

 

*シリアルNo.202001以降のセットのみ。

製品安全:トランスからの2次側リードがヒューズ取付け板金の端面に触れている。

リードの被覆が厚いため問題が起きることは無いが念のため、シャープエッジ対策として日東のアセテートテープ(難燃性)等を端面に貼り付ける。合わせて結束バンドもUL94V-1からUL94V-0の難燃グレードに変更。

ザ・プロファイラー〜夢と野望の人生〜

岡田准一 時空を超えて

「ソニー創業者・井深大 愉快ナル理想工場」

戦後の焼け跡から出発し、ソニーを世界的な企業へと成長させた井深大の人生をプロファイル。テープレコーダーにトランジスタラジオ、カラーテレビに携帯音楽プレーヤーなど、常に「今までに無かったもの」を開発、世界中に驚きを届けてきた。自由な発想を実現する秘訣は「説得工学」。経営者でもあった井深は、どのように部下の力を引き出したのか?

多彩なゲストとともに探る。泉麻人、菊池桃子、清塚信也。岡田准一

 
[NHKBSプレミアム] 2021年03月04日 午後9:00 ~ 午後10:00 (60分)
再放送[NHKBSプレミアム] 2021年03月09日 午後11:45 ~ 午前0:45 (60分)
 
「ソニー創業者・井深大 愉快ナル理想工場」 - ザ・プロファイラー〜夢と野望の人生〜 - NHK

操作ボタンと違う動作、他点検で修理依頼を受ける。

喫煙環境下のSETではタクトSWの接触不良が多く全数交換となります。

 

修理後の内部

 

修理後のRF波形

初期より良くなりましたがこんなもんでしょうかね。

ドラム摩耗していますね。

 

交換部品:タクトSW 37個、ENDセンサー、RFAMPチップ電解コン6個、RFAMP電源 電解コンデンサー、

ブレーキパッド、ボタン電池、ベルト2本

X(旧Twitter)のユーザー様よりCDP-R1の修理が出来ないかと相談を受ける。

メーカーサービスからは修理期限経過及び修理部品の入手が出来ない、オーディオ修理業者様より部品が無いので修理は出来ないと断られたそうです。何とか出来ないかと思いハイリスクの修理を受ける事に。。

 

ユーザー指摘症状:動作せず、トレイ開かない。動いてもザーとノイズが出る。

別の不具合例:トレイが勝手に出たままとなる事がある。

 

写真は修理完了後のものです。

 

内部写真

 

不具合の原因が判明。

動作せずの原因はサーボ基板のX202 VCOユニットから16.9344MHzのクロックが出ていない。

クロックが出ていても周波数が不安定でフリーズしたりスピンドルが暴走状態になっている場合もあり。

 

で、ここから長い道のりに。。

オリジナル部品メーカーのリバーエレテック(株)に問合せたが近年のSMT化に伴い、このパッケージは現在生産していないとの事。VCOユニットが無いので回路を改造して通常プレーヤーと同じ固定クロックも考えた。そんななか同形状同仕様相当のものを作ってくれる三田電波(株)さんを見つけた。仕様提示から概ね3週間弱で作って貰うことが出来た。

 

VCOユニット載せ替え後。


VCOユニットをご希望の方はアメーバーの「メッセージ」または「コメントする」よりご連絡をお願い致します。

1個単価¥5,000 (送料別)*在庫消化後終了となります。

 

 

動作OKとなりましたがノイズが出ている。

さらにIC229 SRAM LC9600P (CXK5816M-10L)やIC212 DSP CXD1125Qを調べるとDSPのデータラインからノイズが出ている。

80pinのQFP交換となってしまいました。

 

IC212 DSP CXD1125Qの交換後

 

これで正常に動作する様になりました。。

最後にメカ(CDM-4)のベルト2本交換と電気調整を行い完了。

 

YEDS-18のRF波形 

RFレベルも1.1V以上有りエージングでも問題ないですね。

 

 

交換した部品(VCOユニット、DSP CXD1125Q、CDM-4ベルト2本)

 

当時の担当者:AU ES PL:須賀氏 電気:石田氏、金井氏 外装:細野氏

独立懸架ヘッドの摩耗により音質劣化及びヘッドに段差が出来アライメント調整しても消去できない事あり。

程度の良い独立懸架ヘッドへの交換及びそれに伴い電気調整を実施。

その他キャプスタンベルト、Oリング(内径5.8mm)、タクトSW交換。シスコン基板のトランジスタQ701~705はんだ補修。

 

TC-K555ESX 内部

 

再生基板(上)、録音基板(下)と2階建ての構造となっている。

 

カセットホルダー信頼性向上の為、ローディングバネの力量変更。 約90°に成形。 

 *バネ加工用のペンチを用いると傷が付きにくい。

 

カタログスペック通り20KHz±3dBに入っており、綺麗な高域を奏でています。あまり聞いているとヘッド摩耗が心配です(爆)。

DTC-1500ESの不具合の中で最も厄介なチップ電解コンデンサーの液漏れ 
 
そもそも何故液漏れを起こすのか。。
1988年頃から約10年間生産され、導電率が良く高温での特性が安定しており4級塩は夢の電解液と迄言われていた。しかし、強アルカリ+有機溶液により強い溶解力となり内部のシール性能を著しく劣化させ市場導入数年で液漏れ事故が各メーカーで発生。部品単品でも液漏れしていた。液漏れにより基板のレジストや銅パターンの腐食、導電性があり基板の焼損やマイグレーションを起こします。
 
実際の液漏れした基板の補修
液漏れしたコンデンサーをただ交換しただけでは治りません。
液漏れした部分の洗浄が必要な事とパターン、スルーホール断線の回路修理が発生する場合があります。
 
コンデンサーの数が少なく軽微な液漏れであればコンデンサーを外し、液漏れ部分をフラックスリムーバー等で歯ブラシ等を使ってクリーニングします。
 
合計44個のチップ電解コンデンサーの交換+リードタイプ電解コンデンサー合計12個の確認(交換)が必要です。(MD基板 5個、AD基板 1個、DCモータ U-2A 6個)   
 
ただ、コンデンサーの数量が多く、上記表面のクリーニングだけでは基板と部品の間や多層基板のスルーホール迄に染み込んでいる電解液を完全除去することは困難です。前職の時に液漏れ基板の修理工場を見学したことがあります。
それを参考にして大掛かりな設備がいらず、一般個人で出来る作業内容で行いました。
金属のボールに基板と基板洗浄液を入れ漬け置きし、歯ブラシ等で洗浄を行います。洗浄液の影響がある部品は予め外しておきます。この方法でデジタル基板とドライバ基板、RF AMP(PB)基板、RF AMP(REC/PB)基板、DISPLAY基板、REMOCON基板、MD基板の作業を行います。
 
液漏れによりNGとなった基板(ドライバ基板) 
 
外した電解コンデンサーとドライバー基板のバックアップ電池
 
はんだが溶けにくく、パターンが剥げたり、無くなっている物があります。はんだこてを当てるとトイレ臭や目が痛くなったりします。原因は化合物に水酸化テトラメチルアンモニウムが入っている為です。ご注意:水酸化テトラメチルアンモニウムの毒性を良く確認された上で作業してください。
 
MD基板のリードタイプより液漏れ
 
MD基板 Ref C031、C022、C005 ⇒ 1000μF/6.3V 
            Ref C032、C006 ⇒ 470μF/10V
上記5点に液漏れを確認。*初期モデルは容量が小さく漏れていない。
 
AD基板 Ref C365 10μF/50V ELNA DUOREX (紫色)ARZが実装されている場合のみ液漏れの可能性大。 写真の日ケミ AVFは実装されているものは問題ありません。新たに交換される場合はニチコンのFineGold(FG)がAVFと同ランクなのでお勧め。
 
リールモーターASSY 10μF/16V (L=5.8mm)の6個がLotにより稀に漏れている場合があります。
 
1つ外してみると僅かに漏れている事が良く判る。
 
ドライバ基板を洗浄液に丸ごとつけているところ。
洗浄にはアサヒクリンAK-225(代替AS-300)又はパインアルファ ST-100Sアブゾール8000、テルペンクリーナーEC-7R等が良いでしょう。
液漏れコンデンサーを除去、洗浄液で悪影響のある部品は全て取除く。 
 
ご注意:廃液の処分ですが、そのまま下水道又は土壌に流さないでください。
固めて廃棄物として処分をお願いします。
 
デジタル基板を洗浄液に丸ごとつけているところ。
液漏れコンデンサーを除去、洗浄液で悪影響のある部品は全て取除く。   
 
RF AMP(PB)基板、RF AMP(REC/PB)基板を洗浄液に丸ごとつけているところ。 液漏れコンデンサーを除去。                
 
表示基板を洗浄液に丸ごとつけているところ。
液漏れコンデンサーを除去、洗浄液で悪影響のある部品、FL管、SW、XTAL、トリマー等を外す。
洗浄後は外した部品の取付けとタクトSWの接触不良が多いので43個全部新品に交換する。
ALPS ALPINE SKHHAKA010
 
洗浄後の基板補修過程
基板の炭化部分があったので削る。そのままにすると基板が燃えてしまいます。
C528マイナス側部分
 
洗浄後部品を取り付けたドライバ基板(A面)  
 
洗浄後部品を取り付けたドライバ基板(B面)   
 
洗浄後部品を取り付けたデジタル基板(A面) 
 
洗浄後部品を取り付けたデジタル基板(B面)  
 
洗浄後部品を取り付けたRF AMP(REC/PB)基板とRF AMP(PB)基板  
性能向上の為、電解コンからタンタルに変更。
22μ/10V(3528)2個
10μ/16V(3528)4個
                            
 
洗浄した基板はご覧の様に基板両面共表面が綺麗で触ってもベタ付きがありません。
部品実装後、基板をSETへ実装し、動作確認となります。
今回の基板修理ではスルーホール断線、パターン切れは無く正常動作しました。 
 
その他 内部レイアウト

DAC周り
 
ドラム周り
 
デジタル基板、ドライバ基板
 
背面側
 
メンテナンスが完了したDTC-1500ES
 
DTC-1000ES 記念すべきDAT第1号機 
 
1987年3月にDATが発売され今年で30年を迎えます。当時は音楽業界・著作権団体等からサンプリング周波数が44.1KHzのデジタル録音が出来るとCDの複製が出回ってしまうとの事で猛反対され、結局CDからのデジタルコピーは出来ない、44.1KHzは再生のみの仕様が「DAT懇談会規格」となり見切り発車で市場に出ました。その為、メーカーでは著作権問題が解決した時の為に、デジタルコピーが出来る様に準備していた様です。最終的な著作権問題解決の為、ソフトメーカーとハードメーカー合意の為1989年7月に現在のSCMS規格が制定され1990年5月に通商産業省(現在の経済産業省)の通達を受領した規格です。
 
DTC-1000ESのちょっとした情報。
開発メンバー:S/Nプロ(Sは当時のAU事業本部長の白倉氏、Nは技研所長の中島氏) PL 故・中島平太郎氏、電気 小高健太郎氏、電気 稲沢克純氏、メカ・企画 君塚雅憲氏、メカ 山本喜則氏、川上憲治氏、他多数
製造所:既に終息したSGMO湖西サイト(略称 SOAU⇒SONY AU⇒SONY BP)
 
当時のDATラインナップ
左:DTC-1000ES 1987年3月(AU)、中央:TCD-D3 1990年11月(GA)、右側:DTX-10 1990年12月(ME)
DTC-1000ESは1号機ながらも音質は後期モデルにも引けを取らない優れた音質だと思います。
デバイスは敢えて説明する必要の無いDAC TDA1541-N5、DF SAA7220P/Aが搭載されています。
 
右側のオーディオ基板のリレーですがオリジナルはAG2323が使われていますが(窒素ガス封入)した密閉タイプでない為、信頼性及び音質向上の観点から代替品のAG232344にするか迷い富士通(高見沢)RY12W-OH-Kに交換しました。現在はサービスパーツの入手も困難で部品商社経由MOQ500でないと購入出来ない為、入手しやすいオムロン G5V-2-H1 DC12Vに交換しています。
デジタル基板とデジタルI/O基板はメカデッキとオーディオ基板の間に2段重ねになりシールドされています。
 
基板を取り出したところ
左側が上段にあるデジタル基板、右側が下段にあるデジタルI/O基板です。デジタル基板には外付の16Kバイト×2のDRAMが付いていますが、容量が小さい為ヘッドクロッグが起きていたりテープダメージの多いテープでは音切れ等にやや弱いかもしれません。この後の世代ではこの3チップが全て1チップ化し、外付のSRAM容量も32KHz LPモード追加と性能向上の為256Kバイトになっております。
 
デジタル基板のRefNo. C833 470μF/25VはMUSEを使用していますが、より音質に良いものに変える事で音質向上が図れます。
 
某ラジオライフ(1988年11月号)で話題となった44.1KHzプロテクト外し改造のメインマイコン基板。
その改造記事を受け、DAT懇談会会長から各メーカーに対し容易に改造が出来ない様、レターが出ていた様です。
 
このダイオードD721を削除してもCDのデジタル録音が出来る訳ではありません。デジタル録音時のサンプリング周波数が44.1KHzで録音が出来ない様になっているだけで削除しても問題ありません。当方のセットでも削除しています。
 
DTC-300ESのファンクションボード
 
TCC-584 デジタルI/O基板 末尾-11 回路図 
 
エラーレートの確認
 
他社のDAT1号機でも使用されていたメカデッキ DATM-01
 
メカデッキをゼロから開発するよりOEM供給して貰ったほうが開発期間の短縮や金型費用が掛からずメーカーとしてはコストメリットが大きいと思います。AIWA XD-001はメカデッキと主要基板をソニーの湖西工場からキット供給にて、宇都宮工場で生産されていたそうです。ランニングチェンジで固定ガイドの高さ、傾斜ブロックR、ピンチローラーの材質、その他、細かい変更が加えられています。
 
XD-001の詳細に付いては以下の資料に詳しく書かれております。
ご購入は以下よりどうぞ。

 
Fアームが動かない場合の処置
Fアーム軸のグリスが固まり動かない、或いは動きが悪い場合があります。
Fアームを一度取り外し、Fアームの穴とシャーシの軸をベンコットに溶剤を含ませ完全にグリスを拭き取ってください。固くてFアームが外れない場合にははんだこて等を軸やFアームに当てて温めながらゆっくり外します。
*注意 軸とFアームの清掃後、組立時に軸にグリス塗布はしないでください。再発する為。
 
 
ハードディスクオーディオプレーヤーHAP-Z1ESを導入しました。
発売日:2013年10月
 
購入の背景:
発売から今秋で3年目を迎え、ソフトや品質的にも安定してきたと考えられる。
これだけコストの掛かったモデルは次期モデルでは恐らく出ないと思われる。
市場や店頭での評判も好評であること。
 
開発リーダーはCDP・SA-CD全般、CAS-1等の設計でお馴染みの稲山実氏。
 
ラックに収まったSpiritoso
アルミ押し出し材パネルのヘアライン加工が印象的             
 
*2021年1月14日現在 バージョン:「19404R」

・TuneInのセキュリティー強化の放送局の再生対応

・USBデジタル出力機能で、接続サポート機器にニアフィールドパワードスピーカー「SA-Z1」を追加 

 

https://www.sony.jp/audio/update/?s_tc=jp_ml_inf_audio_210114_01

 

 

数時間使用してみたが、CDのリッピングやネットワークオーディオ機器としての音質はなかなかです。

 
ヘッドホン端子が付いていない。。。
高級機としての位置付けであえて搭載していない商品仕様か。。
TA-A1ESの様にこだわる必要はなく、ヘッドホンアンプとジャックは簡易型でも付けて欲しかった。
 
更新2016/7/17:
ネットワークオーディオ用スイッチングハブ BUFFALO BSL-WS-G2108M/Aを導入しました。ネットワークオーディオ用と言ってもBSL-WS-G2108M(法人向け)をベースとした商品で電源部の電解コンデンサーが日本製である事と、ネットワークオーディオ用説明書やLANケーブル(CAT7 2m)が付属している部分の違いだそうです。*2017年1月にDISCONとなりました。 
 
 
音はプロバイダーから貸与されているBL902HWと直接HAP-Z1ESに接続するより、BSL-WS-G2108M/Aを通したほうが明らかに安定度と鮮度に違いがありました。これだけ違うのは自分としては驚きです。
 
ネットワーク環境はデータの断続性や速度が均一でない事は一般的に知られていますが、このハブの特徴はデータの安定度が高くそれが音質へ影響しているのではないかと思われます。
 
さらなる音質改善として「かないまる(R)」の名でお馴染みの*元主幹技師 金井隆氏ホームページの音楽小道具で案内されている「音がよくなるLAN端子のオープンピンとXターミネーター」  や 「素晴らしく音がいいサエクのLANケーブル を試してみたいと思います。
*元と記載しているのは定年退職にて役職が外れた為。
 
更新2016/07/24:
手持ちのLANケーブルに手を加えなくても出来るターミネーターと考え以下の部材を入手し加工しました。
 
あくまで他の方がやっていない為、効果検証です。
 
秋月電子通商さんの「LANコネクタDIP化キット」K-05404 ¥200(税込)
にはLANコネクターと基板が同梱されており、コネクタ後ろに51Ω抵抗を8個並べれば加工が綺麗に出来る為に選択しました。
Giga Bit Lanで使用しない場合は抵抗4個を接続します。
 
*キットに同梱されている(1x10細ピンヘッダ2.54mmピッチ)は使用しません。
 
5個試作した「ターミネーター」サンプルはこんな感じです。
 
51Ωの抵抗を8本並べていますが、8素子47Ωの抵抗アレイでも良いです。
 
効果検証
 
検証用の為、ショート対策の絶縁及び静電対策のシールド等はおこなっておりませんが音質は空きポート時と違い明らかにノイズが少なくなっています。
ただ、不要輻射を考えると周りにノイズをまき散らしているのが、ポケッタブルラジオを近づけると音で良く判りました。結論としてやはりケーブル加工し終端したほうが良いですね。
 

https://acousticrevive.jp/portfolio-item/rlt-1/

製品とし出ている物ですが1個¥21,000と高いです。

¥2,100なら買うんですけどね(爆)。
WV-DRシリーズの修理依頼ですが現在部品の入手が出来ない事と部品取機等が手元に無い為、大変申し訳ございませんがお受け出来ません。
 
WV-DR7 のVHS(Video Home System)及びDVの両方でテープが絡んでしまうとの事で昔の友人より修理依頼を受ける。メーカーでは修理対応は完了しているとの事。
 
こちらで同症状を確認し、VHS側もDV側もロータリーエンコーダーの接触不良と推測され修理を始める。VHSメカデッキ(SDメカ)を持ち上げるとロータリーエンコーダーが見えるので修理はDVと比べるとゴク楽です。修理はWV-DR9、7、5共に共通です。
 
ドラムのRFフレキを外す。
 
DEW(結露センサー)のビス、ACE(CTL)のコネクターを外す。
写真には写っていませんが、メカの左側中央の消去ヘッドコネクターを外す。
奥に見えるRF基板も外す。
 
メカデッキを持ち上げて基板単体にしたところ
 
ロータリーエンコーダーのキャップを外したところ
接点が汚れているのが判りますね。
 
ピカールで接点を磨き清掃したところ綺麗になりました。
あとは接点グリス サンハヤト GM-H51等を塗布し元に戻します。
 
VHSはやはりロータリーエンコーダーの接触不良でした。
メカデッキを組み立てて動作確認をすればVHS側の修理は終了です。
その前にFL管が暗いのでチップ電解コンデンサーを交換します。場所は下記赤線で囲ったところです。
 
他の方のブログでも紹介されていましたが、この4点は要交換です。
常時、通電されている回路ですので寿命が早いと思われます。。。
C485 22μF/35V
C489 10μF/50V
C487 100μF/6.3V
C484 47μF/6.3V
 
チップ電解コンデンサー4つ共ESR大。 100μF で40Ω??
*測定機器、治具等はMSA、不確かさなどの精度管理対象外とします。
 
交換前 *写真はWV-DR9
 
VHSメカデッキを組み込み、フロントパネルを仮組します。
交換後、明らかな差が有りますね。 *写真はWV-DR9  
 
DV側の修理
DVメカデッキ(Rメカ)をSETから外します。ハ-ネス手前2個、奥4個、フレキ2本 メカデッキ取り付けビス4本を外します。                                                        
 
Rメカを裏側にしたところ
ここにロータリーエンコーダーがあります。
正直ギアの位相関係を取り直す必要があり、このメカを弄ったことのない方は分解は推奨しません。
当方は何回もバラしを行っていますので慣れています(爆)。・・  
 
表側のCKブロック ビス4本 とカセコンビス2本 裏側のカバーを外したところ
 
写真のフレームとリアの基板を外す。
 
振り子抑え(黒色の部品)を外す。新部品ではグレーの色になっている物もあります。写真の部品のバネ、レバー、DEWセンサーのはんだ付を外す。
 
FP-104フレキのはんだ付を外す。
 
ローディングの位置で以下の写真の様になるようにローディングモーターにDC電源2.5V位を加える。
 
メインスライダーを外す。
 
モーターホルダーを外したところ。ビス2本 
注意:ドラムの取付けてあるサブシャーシのビス4本やテープパス調整のガイド類は絶対触らないでください。 
 
写真の部品をダメージを与えない様に外します。
 
基板とメカデッキを分離する為、ロータリーエンコーダーの白い爪を内側にして外す。
 
MD-76基板とメカデッキを分離したところ
 
エンコーダーのキャップを外す。
 
基板の金メッキ部分を清掃し綺麗になりました。
接点グリス サンハヤト GM-H51等を塗布し元に戻します。
 
エンコーダーとギアの組立位置
 
MD-76基板をメカデッキに組立てる
 
DEWセンサー、FP-104フレキをはんだ付けする。
 
アンロードの位置でギアの位相を合わせる。  赤丸の部分
 
メカを裏側にしローディングアームASSYの穴がシャーシの穴と合っていること。
 
サブスライダーアームとモーターホルダーを取り付けます  ビス2本
 
メインスライダーを取り付ける。
この時、取り付け出来ない場合には次項のモーター動作で位置をずらして取付ける。
注意:赤丸の部分は写真の通りでないと部品を壊します。
 
メカ動作確認
スタビ(外部電源)からDC2.0~2.5V程度を写真の様にモーターに印加し、ローディング、アンロード動作する事を、線材を入れ変えて確認する。メカが止まったら線材を外す。
 
動作不具合があれば再度メカを確認する。
その他の動作に問題なければ逆の順序で組み立てる。
 
ASSY後のRメカをSETへ組み込み動作確認を行う。
 
互換性確認 
 写真のHVR-M35J(業務用)で録画されたものが再生できる事を確認する為、カラーバーとTONE信号をDVCAMにて記録しています。
 
再生確認して問題ありません。
 
せっかく組み上げたのにMiniDVテープが途中迄しか出ない問題が隠れていました。
原因を調べたところフロントパネルのDVドア開閉SWの接触不良と判明。
 
左側のSWが主原因であるが両方クリーニングします。 
 
左側 S300   プッシュスイッチ
右側 S301   プッシュスイッチ(1キー)  同等品
 
ちなみにメカは以下の様に特許出願されています。
修理後はマラソンランナーの様に快調な動きとなっています。
 
 
もう一つ原因がありました。
カセコン上のCK部(MiniDVテープ)を押し出す機構の基板
 
写真の様にSWが外れていました。
はんだ盛りで直ると思いますが、SWの接触不良もあるのでクリーニングします。
 
S600、S601、S602  プッシュ スイッチ
 
そのほか操作SWが接触不良を起こし、違うキー操作となる不具合が出ているが、ユーザーさんからそのままで構わないとのこと。
 
まとめ、DV側のテープ絡みもロータリーエンコーダーの接触不良が原因であった。
DVとVHSのロータリーエンコーダーの接触不良ですが、安定的に使用するためには
概ね5年に一回は分解と清掃が必要かと思われます。
 
DVのメカは分解、組み立てが複雑でメカの動作理解、ギアの位相合わせが正しく出来ないと難しいかと思います。
 
この WV-DRシリーズ、EDV-9000、SL-200D、韓国OEMモデルを最後にVCRは無くなり、BDレコーダーとなってしまいました。