オーディオケーブル市場ブログ

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良い音を視覚的に誰でもわかる表現が無いと言われます。
とは言えオカルトでは無くポイントはあります。

音の良し悪しというのに単純に何点なんてつけれないのは複数の要素があるからです。

複数の要素があるという部分では同じなので野球選手の野手に例えてみます。
単純に選手同士を点数で比較できません。
それを何とか分かり易くというOPSという指標もありますが、あくまで指標であり、その点数でも良いか悪いかなんて単純比較できません。

数値で見ても
打率、守備率、安打数、出塁率、盗塁数、ホームラン本数 とか様々な比較要素が出てきます。

こんな様なものでオーディオの場合に簡単に出してみても

周波数特性、位相、歪、反響、音量、ノイズ、インピーダンス、振動、反響 と様々な要素があります。
全て完璧なんてものはありませんし、何かが良くなると副作用的に何かが悪くなるといったところもあります。

またエネルギーを考えても

元々は音(空気の振動)~マイクで拾い(電気信号に変換)~アンプ(電気信号を増幅)~スピーカー(電気から空気の振動に変換)

エネルギーを違うエネルギーに変換する時には必ず損失がでます。損失が出ないエネルギー変換というのは存在しません。

これが原音再生が出来ない理由です。
完璧なマイクや完璧なスピーカーは存在しない。しかし人間の耳も完璧では無いのでかなりのレベルまでは良い音が出せるといった感じでしょうか。

機材の中ではセッティング・選択等がもっとも難しい所がスピーカーです。
その部分を次に書いてみます。

原音再生とは良く聞く言葉なんですが、インターネット上で色々な方が意見交換している掲示板を読むと、意味の捉え方がまるで違っているのに言いあっている様な意見が多く、混乱して何が何だか分からない様な形になっているのをみましたので、これについて書いてみます。

1 生音
これを原音とするならば原音再生なんていうのは絶対に無理なものになります。
当たり前の事ですが生の音は生でしか聴く事が出来ません。

例えばクラシックの録音をしている方

生のクラシックを聴きたいならばホールに来なければ絶対に無理、そんな事は当たり前でしょと言われます。
良いマイク、良いケーブル、良い機材を使うのは生音に極力色付けを行わないフラットな音を録る為。良い状態で生の音に近づける作業ではあるが、生音のまま録音するのは不可能です。

録音する時にはCD規格の16bit、44.1kHzでは無く、24bit、88.2やそれ以上の形式で保存するのが普通。
それから加工して最終的にマスタリングの段階で16bit、44.1kHzにするのだが、この段階でも大きく音質は劣化。それを劣化した様に聴こえない感じにするのは技術力だが、元の音と比べると差は歴然としてしまう。

通常のWAV形式の音楽ファイルをMP3の圧縮率の高いものに落とすより大きな音質の差に聴こえる場合もある程です。

私もマスタリング前のクラシックの音楽ファイルを聴かせてもらった事はありますが、あまりの違いに驚きました。
ポップスやロック等の加工の多い音楽は最終マスタリングして劣化した音の方が、装置によってははっきり聴こえたりする間違いも起こしそうですが、クラシック音楽は元々の楽器の音が電子的なものでは無いので全く歪が無い。その為、クラシック等の無加工の音を録る様な音楽は大きく生と実際に録音される音との差が出易いです。

また生の感じに聴かせようと技術者はマイクの向き1つにも拘ります。
クラシックでも加工する作業はあります。
例えばホールでオーケストラの真ん中でフルートがソロで入っているとします。
2つの事例を紹介します。

1.指向性の広めのステレオマイクで全体の音の感じを録った音楽。

2.指向性の広めのステレオマイクで全体の音の感じを録った音楽。
+指向性の狭いモノラルマイクでフルートをとり、ミックスして調整した音楽。

2の方が明らかに加工は多いですが、気分良くまた生の本物ぽく聴こえるのは2の方だと思われる方の方が多いと思います。

帯域も広く、同時に色々な所から音が出る、歪が全くない。この様なものでは生と録音したものの差は聴感上も大きな差が出てきます。

逆にいうと、帯域が狭く単純な音、元々歪が載っている加工した音、例えば携帯電話の着信の電子音なんかはテレビのスピーカーから出てくるものでも本物としか思えないぐらい、原音再生と言っていい音が出てきます。

2 録音されてマスタング後モニターでチェックしているものを原音とする

これが原音再生という事ならば原音再生は出来ます。
最終チェックはヘッドフォン、スピーカーと両方される場合がほとんどです。

ヘッドフォンの場合
デジタル音源の場合はトランス電源内蔵の上質なDACから、くせの無い単純なヘッドフォンアンプ(ヘッドフォンアンプがあるか無いかでは音質に大きな差)、ヘッドフォンといった感じです。
モニターのバランスの確認でしたらヘッドホンはソニーのMDR-CD900STで良いでしょう。
ヘッドフォンでも音楽を楽しみたいならAKG 701・702やゼンハイザー 650等の中級機が良いかと思いますし、更に上級機は素晴らしい音のするものがあります。
私もHD800やソニーの昔のハイエンドヘッドフォンの出音を聴いた時には驚いた覚えがあります。

ヘッドフォンとヘッドフォンアンプはチャンデバ等でマルチなオーディオシステムを組んでいる方は調整に必需品といって良いかと思います。
またアンプとスピーカー等の機材のマッチング確認にも良いかと思います。

スピーカーの場合は機材以外のものも関係してきますので、また別に触れますが要はヘッドフォンと同じバランスの音・同じ聴こえ方をしていれば、製作者側がこう聴いて欲しいと思っている音が聴けると思います。

補足として、ヘッドフォンによって音質の違いはありますし、音の傾向の違いはあります。ドンシャリ気味のヘッドフォンなんてのもあります。
ただある程度のものでしたら著しく変なくせがあったり、バランスが完全に崩れている様なものは少なく、環境やセッティングによって大きく出音が変わってしまうスピーカーよりは使い易くバランスの基準として参考になる場合が多いかと思います。
オーディオで良い音を聴きたい。
良い音で録音、モニターしたい。カーオーディオの音を良い音で聴きたい。

これらの事は難しい事では無いのですが、幾つか押さえておきたいポイントがあります。

そういったポイントについての情報や新しい商品の情報をこのブログを通して分かり易く解説・発信していこうと思います。