この映画を手放しでほめないということがあるだろうか?
ブログに起こしいただき、ありがとうございます。
映画「ロストキング」は傑作です。
(以降、ネタバレ含みます)。
イギリス王、リチャード三世。
シェイクスピアの戯曲で、悪逆非道な王位簒奪者として描かかれています。
主人公のフィリッパは「リチャード三世」の芝居を見て、
違和感を覚えて行動していく。
ごく平凡な主婦の彼女は、直感に導かれるままに、
リチャード三世の遺骨を発見する実話がもとになっています。
けれど、映画ならではの演出も満載。
離婚をし、生意気盛りの男の子二人を抱えて生活費を稼がなくてはならず、
会社では冷遇され、さらに持病がある。
まさに人生崖っぷちです。
その彼女がリチャード三世の真の姿を知りたいと強く願った時。
憂鬱な人生から離陸したいと願った時。
彼が姿を現す。
王冠に色も鮮やかな紫のヴェルベットのマントを羽織り、
深紅の服を身に付けた彼が、そう
リチャード三世がすぐそばに。
虚と実をないまぜにしつつも、
それが物語を推し進める力になっていく。
フィリッパとリチャード三世のやり取りは、
観ていてとても楽しい。
真実を明らかにしようと奮闘する彼女を、
王様は「のめり込みすぎなんじゃない…?」と
逆に心配する有様。
けれど、最後は決めますね。
戦場に赴くリチャード三世が兜の面頬をすっちゃっと落とし、
馬を走らせていくのが、
かっこいい!
場所によっては、これから公開していく映画だそうです。
機会があれば、足を運んでいただいてはどうでしょうか。
フィリッパのように、あなたの横に恩寵が訪れるかもしれません。
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アカシックリーダー、ガイドの伊藤桂子です。
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