『それ』は、

純真な心にしか反応しない。


なのに『それ』自体がそもそも疑われ深い。


『それ』からは決して近付くことはない。

『それ』は、

『それ』同士と共鳴する。


『それ』を利用しようとする者は、歪みを生じる。

ただ、『それ』自体そうされようと無かろうと『それ』自体は変わらず構わない。


『それ』は、只眺めて待っている。


『それ』を『それ』として知覚出来る者だけが『それ』を知る。


しかし、『それ』は特別なものではない。


そして、『それ』は決して高ぶらず誇らない。


『それ』を知りたい者だけが『それ』に近づくことが出来る。


『それ』は誰でも近付くことが出来るのに、『それ』に近付こうとしない。

『それ』は只そこに存在していしている。


そして、『それ』は結局は誰のものでもない。


『それ』は只そこに存在しているだけである。