数分後。判決を聞いた二人が研究所に戻ってきた。


「あーあ、めんどくさっ……なんで俺らがこんな役務めなきゃいけないわけ?菊もそう思うよね?」


「っ……」


「……まあいいや。さっさと伝えてさっさと帰ろう……あとは警察がなんとかしてくれるよ。」


「……はい。」


そう言いながら、フェリシアーノが扉を開けたその時-


「っ……!」


「菊?」


「ルー、ト……さんっ……!」


「え?……っ!!」


二人が目にしたもの。それは、凶器を手にした『カミサマ』を前に佇むルートヴィッヒ-


「ばっ……なにしてんの!?」


「ルートさん!!やめてください!!!」


しかしルートヴィッヒは虚ろな目で二人を見、にたりと笑った。


「ああ……丁度良いところへ来たな。刑はなんだ……?終身刑か?死刑か?まあ、どちらにせよ俺は……今、この場でこいつに殺されるのだからな。」


「!?」


「る、ルートさっ……」


「……甘い汁はほどほどにな。それではさよなら……」


-マタ、イツカ-

























-グチャッ-