『もののけ島のナキ』 を観てきました。
昨日に引き続き映画の話です。
私自身本好きなのもあって、
なるべくなら花や風が欲しがる本は買ってあげたいのですが、
これまた私の血をひいているのか、
本屋に立ち寄るたびに欲しがる本は際限なく、
その取捨選択に頭を悩ませている今日この頃です。
そんな中で、この冬休みに花にねだられて購入した一冊。
- friends もののけ島のナキ (小学館ジュニアシネマ文庫)/宮沢 みゆき
- ¥735
- Amazon.co.jp
花、ダントツのお薦めらしく、
ベッドに寝転んで読書している私のところに来て、
「ママ、この本おすすめだから読んでね」と
そっとこの本をおいていきました。
それだけだったらいいのですが、
それから30分おきぐらいに
「ねぇ、もう読んだ?まだ?」
と確認にくるので、閉口していました(笑)
私はあんたの友達かーーー
なんせ、家の中には女子(?)ふたり。
ガールズトークの相手が欲しいようで、
『ちゃお』も読め読めと勧められ、
「ねぇ、ママは誰がタイプ?(男の子)」などと聞かれます(ため息)
あんまり勧めるので、
「この本、そんなに面白いの?」
と聞くと、
「面白くはない。泣ける。感動する。」
とのこと。
「泣いた?」
と聞くと、照れたのか
「ちょびっとね」
の返事。
ふ~ん。
そんなにいいんだったら、映画にも連れていってあげよう
となったわけです。
花はともかく、風はどうかな?と思って、
行くかどうか聞いてみると、
「行くっ」
と、即答。
風も花に借りて本を読んだらしく、
「ゴーヤン」(というキャラ)がお気に入りなんだとか。
夫が仕事だったので、
私と花と風とでおでかけを楽しんできました
映画の内容はというと、
ともかく泣かされました
もう、泣きどころがたくさんあるのっ
涙もろくなったのは、母になったからでしょうか・・・。
不思議とこの物語には、父親の姿はなくて、
(コタケの父親が病でなくなったというセリフはありますが)
母と子がお互いに思い合う場面が、随所に描かれています。
それだけで泣けるやーん
あとは、ナキとグンジョーの友情にも涙・・・
最後の最後、砂浜に書いてあったメッセージに、
万感の思いがありました。
元になったのは、古くからの童話「泣いた赤おに」。
小さいお子さんでも楽しめると思います。
映像もとてもきれいでした。
決してお子様向けの映画ではなく、
大人でも楽しめる映画でした。
人は何故、戦争をしてしまうのか。
思い込みとは。
自分の話を聴いてもらえない、悲しさ、悔しさ、嘆き、苦しさ・・・
そんなことも考えさせられました。