書こうか書くまいか、ちょっと迷ったのですが・・・。
昨日、我が家でちょっとした事件がありました。
「何でそんなことになるのよ
あなたは何をしてたの」
と、周りの人が振り向く勢いで怒る私。
青ざめて、悲壮な表情の花。
ここで、いくら花に怒鳴っても解決しないことは重々承知ながらも、
溢れる感情を抑えることができませんでした。
(心の奥底では、「あ”~、完璧に『箱入り』や・・・」と思ってたんですけどね)
夫の帰宅にはまだ時間があり、
それまでに何とかしようと思っていたのですが、
時間はどんどん過ぎて行き、
外はどんどん暗くなっていき、
あ~、もうあかんわと、夫の携帯を鳴らしたとたん思い出しました、
あ、今日、接待やっていってたわ・・・。
なので、すぐ切ったのですが、
夫がすぐに折り返してくれました。
「どうしたん?」
かくかくしかじかこうこうで・・・。
「わかった。また、何かあったら電話して。」
うるるるる~ん。
と、思っていたら、家からの留守電が。
夫と電話がつながっていた、まさしくその時、
問題は解決したようです。
すぐさま、夫に電話。
「(ほっとした様子で)よかったな・・・。」
「ちょっと、私、怒りがおさまらへんねんけど
子どもたちの顔見たら、ひっぱたいてしまいそうやわ」
そういう、私を止めるのかと思いきや、
夫がいったのは、
「まぁ、ほどほどにしときや。」
ほどほどに、って・・・。
ほどほどにぶん殴れってことですか?(苦笑)
そういわれたとたん、すっと心が軽くなりました。
そこでね、夫に
「そんなことをいうもんじゃない」とか
「何言ってるんだ!」とか、いわれたとしたら、
夫の方が正論なのに、そのまま受けとめられた自信はない。
むしろ、
「そんなこといったって」
「私がどんだけ大変かわからないくせに」
とかって、ますます怒り倍増だったはず。
夫、私の操縦法、心得てるなぁ~(笑)
家への道すがら、自分の感情にラベリングしてみた。
私、自分が怒っていると思っていたけど、
そうじゃないのよね。
心配していたのよね。
本当に、本当に、心配でどうしようと思っていたのよね。
そんな自分の気持ちを、
”もう大丈夫だよ”と、ぎゅぎゅっと抱きしめてあげました。
家に帰ったら、恒例の?3人で正座で向かい合ってのお話し合い。
どうにもおさまらない怒りの言葉は2、3でましたが(でたんかい・苦笑)
その後は、煮えくりかえる感情をおさえつつ、
子どもたちの口から状況を説明してもらいました。
そして、今回の問題点も子どもたちにあげてもらって、
今度同じような事があった場合には、どうしたらいいのか、
いくつか意見を出してもらい、私の意見も述べて、
「今度また、こんなことがあったらこうしましょう」というルールを決め、
確認しあいました。
そして、
「ママは、すごく心配した。すごくすごく心配した。
パパも、すごく心配してた。
だけど、あなたたちも怖かったよね。心細かったよね。」
といったとたん、子どもたちが飛びついてきて、
私の服は涙でびちょびちょになりました。
ひとしきり、3人で抱きしめあった後は、
いつもよりちょっと遅めの夕食です。
いろんなアクシデントがあったせいか、
私はいつもより早い時間に睡魔に襲われ、ダウン。
朝起きたら、日付が変わったくらいに夫から”起きてる?”とメールがきていました。
いつも大概起きて待っているので。
”どうだった?あまり強く怒らなかったか?”
いつもは夫婦で怒る係となだめる係を分担できますが、
昨日は夫が不在だったため、
私が暴走しないか、気にかけていてくれたようです。
それとも、私が怒ると怖いのを、
一番夫がよく知っているからでしょうか(くすり)
自分の感情をラベリングしてみると、
まったく違う感情が隠されていることも少なくありません。
それに気がついたら、
人とのコミュニケーションがとても楽になります。
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(講座の受講生の方からのご感想)
子どもが自分で考えて、自分で答えを見つける受けとめ方、
伝え方、フィードバックの仕方、
今日、実際に練習してみて、本当に難しいなぁというのと、
いかに普段、親目線、大人目線、自分の主観が入っているのを実感しました。
表面的な言葉ではなく、
奥にある言葉をいかに引き出すか、
アプローチの仕方をこれから日常生活に取り入れていきたいと思います。
奥にある言葉、気持ちを聞いたり、受けとめたりするコミュニケーション。
そういったコミュニケーションを小さい頃から慣れていなかった分、
難しいのはあるかもしれないけど、
今日、学んだことを思い出して、少しずつできるようになり、
お互いが気持ちいいコミュニケーションをしていけたらと思います。