前編 からの続きです。



耳が過敏になっていて、

「うるさーい!静かにしてっていってるでしょープンプン
あんたらがうるさいから頭痛いねん!!

と叫ぶ私に子どもたちの反応は……。

「ママ、病気なん?しんどいん?」

と、なぜかおめめ目目キラキラキラキラキラキラ???



とたんにいそいそと、冷えピタを持ってきて、

おでこに貼ってくれる風。


「はい、ママ。これで楽になるよ音譜


そして、アイスノンを用意してバンダナ(そう、タオルじゃなくってなぜかバンダナ!

「タオルがなかったから、ま、これでいっか!大丈夫、大丈夫」って・笑)に

包んでくれている間に、

花は、自分たちの寝室からよいこらせっと掛け布団を持ってこようとしていました。


「えええっあせるいいですから~。ママのベッドいきますから~」

と、夫が帰ってくるまでの30分だけ仮眠をとろうかと、

寝室のベッドにはいると・・・


「ママ、いい空気にしたほうがいいと思うから、これ貸してね♪」

と、アロマディフューザーをセットしてくれました。



ふう。やれやれと思って、ベッドの中で一息ついたら、

今度は花の声。


「ママ~、お薬飲んだら楽になるよ~音譜

と、お盆にお水とオレンジの錠剤を3粒のせて花がやってきました。


何?この薬っ!!!


「ママ、お風邪は薬飲んだら早く治るよ音譜


「い、いえ、ママはなるべく薬を飲まずに治す方針です。

っていうか、この薬は何???」


「なにって、風邪薬。」


「いやいや、薬には大人用と子ども用があって、むにゃむにゃ・・・。」


「大丈夫だよ、ちゃんと大人用の薬だよ」

と、薬の瓶をもってきてくれました。


うむ。確かに風邪薬。

(ちなみに、いつも私が飲む風邪薬は顆粒のものなので)


「ね、ほら、15歳以上は一日3粒って書いてあるから、ママは3粒でしょ?」


そんなところまでちゃんとみてくれています。


けど。


丁重に薬はお断りして、とりあえず寝かせてくれと。



そしたら、今度は風が


「ママ!おいしいごはん食べないと元気でないよ!

ぼくが、おいしいごはんつくってあげる!」


「私も!」


えええええええーーーーーーーーっ!!



「あ、あの、おふたりさん。

今日の夕飯のメニューは決まっておりますし、

買い物にもいってきてるから。

パパ帰ってきたら、ママ、夕ご飯つくるから大丈夫だよ。」


といっても、


「大丈夫だから~。ママはゆっくり寝といて~」

と、全然聞く気なし!!



えーーーーーーーんあせる



風がちらりと顔を出し、

「ママ、ぼくがポテトサラダ作ってあげるね音譜

といったら、

「風くん、ずるい~~~、私がサラダ作りたい~」

と花。

「じゃあ、花ちゃんはレタス用意してよ。」

「うん、わかった。ねぇ、ママ、トマトときゅうりは?」


どんどん、目の輝きがエスカレートしていく子どもたち・・・。



お主ら、楽しんどるだろーーーードクロ



「ねぇ、ママ。にーにーでいい?」

と聞いてくる風に、ん?にーにーとは???と思っていると、

米櫃の器を持って、ピースピースとやっている。


おぉ、お米4合ということかラブラブ


じゃなくってーーーー!!


「お米は研がなくてもいいです・・・汗


「え~、なんで~。ぼくできるのにぃ~。」


「じゃあ、とりあえず冷蔵庫にあるレタスをお口の大きさにちぎって、

生ハムを盛り付けといて。」


というと、


「「はーーーーーーーーいアップアップ」」


と、嬉々として作業にとりかかりました。



ふぅ・・・。


これで、しばらくゆっくり眠れる・・・。


と、思ったところに夫帰宅。


寝室に顔をみせてくれて

「どうしたん?体調悪いん?」


「っていうより、なんていうかもう・・・ガーン

でも、子どもら優しいねんラブラブ

自分にできること、めいっぱいしてくれるねんラブラブラブラブ



そうなのだ。


ちょっと、アワアワさせられはするけれど、

(そして、若干嬉しそうなのが気にはかかるけど・苦笑)

めいっぱい自分の出来ることをみつけて、

誰かのためになろうと動いてくれる子どもたちの姿にちょっと感動した母でしたドキドキ