チョコがいた昨日までといなくなった今日がまるで景色や空気が違うみたいに感じる。
もうすでにすごく遠い過去だったみたいな気がする。
昨日寝る時、横になって目をつぶってからもしかしてと右手を伸ばしてみた、そこはチョコの寝ていた場所、
誰もいなかった。
一瞬だけなんでだろうとそんなことも身体の一部で感じだけど、チョコはいなくなったんだと葬儀場のことを思い出した。
朝起きたらチョコが寝ていたはずの場所に座布団が2枚並べられていた。
この家に来てからのチョコは、この2枚の上にふわふわのものをもう一枚敷いてそこに寝てた。
夜の間に女房が置いたらしい。
お線香の煙がチョコの姿に見えたので並べたのだと。