美容院はカットだけ年に3回位しか行ってなかった。肩よりちょっと長いと髪の重さで広がることはないし、どのみち結んでる。
私たちの世代?なんだろうか、結構そんな人は多い。と思う。
白髪はヘナで染めてたから、たまに気分を変えて美容院で明るいカラーにしたいと言っても、ヘナの成分がカラーの侵入を許さないらしい。
ヘナがめんどくさくなり、市販の白髪染めを使っていたけど、白髪が増えそれも面倒になり、1年前から美容院に45日おきぐらいに行っている。
出費がかさむから、2ヶ月に1回にしたいところだけど、1ヶ月もすぎると白髪がの目立つお年頃になってしまった。その白髪がハリガネのように太くフィヨフィヨと銀色に光る。
徐々に明るい色に染めてもらい、ハイライトを入れてもらい、リタッチをしってしてもらってたら、友達にも褒められるようになった。若返ったらしい。はえてくる白髪も目立ちにくくなった。
やっぱりプロにお願いしとくと違うんだな。自分で染めてムラになってるのは気づいてたし、気にしてなかったけど、他の人から見るインパクトというか、印象、オシャレ感は変化していくもんなんだなっと思った。
こんなに頻繁に通うなら、短くしちゃおうかと相談するも、その提案には否定的。いつもキレイにストレートアイロンで仕上げてくれる美容師さんだけど、普段のお手入れは前髪位しかアイロンはかけない。それに、そのお店のシャンプーやコンディショナーが、いわゆる「自然系」「ボタニカル系」の高いブランドで、高いコンディショナーを使ってみたんだけど「え?」と思うくらい効果が感じられない。
これは友達とも「あるある」になったんだけど、
以前は自分で作ったオリーブオイル石鹸とかで髪洗ってたのは、そういう商品がなかったから。昨今、いろんな自然系、ボタニカルブランドでてきたけど、高いばっかでやっぱりケミカルの力ってすごいよね・・・って話に。
私は結構長いことミルボンの天然パーマさん用のシャンプーとコンディショナー使っていたし、売り方好きじゃないけどMLM系のコンディショナーも値段の割に効果感じられて気に入っていた。友達は「結局、コストコで買うパンテーンが一番自分に合うね〜ん」と笑っていた。
店変えてみようかとポンパレで安いとこ行ってみたら、雑居ビルで内装や家具も安っぽい。自動販売機が店に真ん中にあって自分で買わないといけないらしい。雑誌も数ヶ月前のボロボロの雑誌で、前の人の切った髪の毛が束で挟まっている。
シャンプー、カラー、カットも大雑把。「オーガニックカラーでうちのはめちゃいいの使ってますよー」と言いながら雑に終了。今更ながら今までの美容院がラグジュアリーだったことに気づく。当たり前のように思っていたのだけど。そして、当たり前のようにしてもらってたシャンプーやカラーが、丁寧だった事を知る。キレイに丁寧にブロックわけしながら丁寧に塗っていってもらっていた所作が茶道のように思い出される。
隣の客は金髪ロングのギャル達で博多弁で大声でしゃべりまくってた。こんなとこで博多弁聞きたくなかったよ。まったく。ゴテゴテに飾られた長い爪でゴテゴテしたスマホをいじりながら、エクステとやらを外してもらっていた。
そんな店でも髪の毛は染まり、頭は軽くなった。値段はいつもの半分以下だったけど二度と行かない。
美容院と一言に言っても食事するとこみたいに居酒屋から高級店ってあるんだなって思った。
あれから2ヶ月・・・
結局、カットだけに行ってた美容院に行くことにした。
久しぶりの美容師さんに、白髪増えた話とかして、これからもよろしくです。なんて話す。
さて、カットどうする?ってことになった時、最初は「髪の毛結べる長さで、天パー活かせるふるゆわにして・・なんて言ってたんだけど、ふと開いた雑誌にかっこいいスタイル
「これかっこいい。こんな風になる?」って聞いたら
「あ〜なりますよ〜あうみんさんのクセ活かせばちょうどこんな感じなるんじゃないですか?ただし結べませんけど」
「切っちゃおうかな」
「切っちゃいますか〜」
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即決。さよならロングヘア
一応こういうスタイルもボブというらしい。
もう切ってもらう間もワクワク。
他の人見せても、似合ってる〜っと言われ
これまたご満悦です。