あうみんデス!
ちょっと歳いってますけど、女の子デス!(んちゃんちゃモード)
好きな接着剤はニカワです!
ふぅ(んちゃんちゃモード終了)
ニカワをはじめて使ったのは小学校1年生の時。
母が紙粘土でお人形を作ろうといいだし
新聞紙を水にとかして、とけたにかわを入れ、
粘土とは程遠いぶちぶちのとけた新聞紙を牛乳瓶にくっつけ
固め、白く塗ったあとで色をつけ・・・
すごくかわいいお人形ができました。
その時、透き通った枝のようなニカワをみて
きれいだなぁ・・・っと思ったものです。
ピアノの接着にもニカワは使われますが
学校でも、仕事でもニカワを使うことはありませんでした。
授業ではニカワや豚の血液を使った接着剤の知識は得たのですが
実際使う頻度が高いのは
酢酸ビニルエマルジョン系接着剤・・・要はボンド。
日本のピアノは大量生産ピアノなので
本来木材のところも樹脂やプラスチックを使っていたり
繊維も天然カシミアとかフエルトではなく科学繊維を使っています。
そうすると、やっぱり接着剤も科学的なもののほうが効率も相性もいいのかもしれません。
コスト削減と日本の湿度を考えてこうなっていったんでしょう。
非難しようと思って書いてるわけじゃないですよ・・・
ピアノ以外、生活のなかでも
必要に応じた接着剤がある、発展しているというのは
とてもありがたいことで
アロンアルファもABS樹脂系もとっても便利なんですが
やっぱり大事なのは適材適所。
パリの工房で見た古いピアノは
大量生産ピアノじゃないので、接着のほとんどはニカワでした。
木材と天然のカシミアやフエルト。
当たり前のように鍵盤はプラスチックではなく象牙と黒檀で
それもニカワで接着されています。
ニカワがいいのはスチームあてるとはがれるところです。
はがしたあとはまだあたたかいうちに湿ったタオルでふけばキレイになります。
とってもシンプル。そしてまたニカワで接着。
今ではしなくなりましたが、障子の張替えがそうです。
ほんの30年前までは家庭で障子の張替えよくやっていたんじゃないでしょうか?
家庭によっては、ご飯や小麦粉でノリをつくって・・・
これがね、業者に頼むようになると・・・強い接着剤つかっているので
霧吹きだけじゃ障子紙がはがせなくなる・・・
障子紙をはがしたあと、木の部分をけずらないと障子が貼れなくなるわけです。
壁紙でもそうで・・・規定ののりを使っていればきれいに壁紙をはがして
新しい壁紙に張り替えられるのですが・・・間違った接着剤使われてるとがれなくてボロボロ。
作業工数かかるから、その上にペンキぬったり、そのまま壁紙はったり・・・
美しくない~~じゃあ、家建て直すか~が狙い。
これがピアノでも同じことがおきるのです。日本に限らず・・・
あまりよろしくない修理履歴があるピアノは
セメダイン?と思われるような接着剤が
これまたあまりよろしくない雑なくっつけかた。
フエルトにチューブからだんごにフエルトにのせてそのまま接着。
フエルトにしみこんだ分だけ硬くなり機能せず、フエルトの一部だけ木の部分にはりつきます。
ヘラを使って接着面に均等に接着剤をのせて接着するというものではないのです。
新しいフエルトを貼るために、はがして、けずる・・・その作業の大変なこと。
小刀もってガジガジ・・・親指のしもんなくなりそう
地味だろぉ
地味だぜぇ
でも、これがそれなりに・・・無の境地~~
こういう丁寧な作業を重ねるから・・・出来上がりはとてもいとおしいものです。
キモノもそうですが・・・
縫合や接着させても、いつかはほどいてメンテナンスをかけ
素材を素に戻してまたくっつけ再生させることを前提にしたものづくりと
大量生産のものづくりの根本的な違いを考えさせられますネ