ゲームセットの瞬間、横浜はベンチ入りした選手たちがマウンドに駆け出し、大きな塊となって優勝を喜んだ。だがそのすぐ後、村田浩明監督(38)は「切り替えて、関東大会で勝つぞ」とナインに呼び掛けた。
相手は夏に決勝で敗れた東海大相模。特に2年生たちは燃えないはずがない。「相模とやるのは4回目で、あまりいい記憶がない。夏以降、打倒相模でずっと練習をしてきた」とエースの奥村頼。一方で「でも試合では切り替えて。どこが相手でも1戦1戦」(奥村頼)と、冷静なメンタルも意識した。
旧優生保護法のもとでの強制不妊手術をめぐり、新たな補償法案が衆議院を通過しました。
7日午後の衆議院本会議で、不妊手術を強制された被害者らに対し新たな補償を行うため、超党派の議員連盟が取りまとめた補償法案の採決が行われ、衆院を通過しました。
補償法案は、手術を受けた本人に1500万円、配偶者に500万円、中絶手術を強いられた人には一時金として200万円を支給することなどが盛り込まれています。
また、本会議では、被害者に対する謝罪や差別の根絶を表明する決議が全会一致で採択されました。
法案は8日、参議院で可決・成立する見通しです。
東京海上日動火災保険、損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険の損保大手3社は7日、同じ委託先が不正アクセスを受け、火災保険や自動車保険の契約情報が外部に漏れた恐れがあると発表した。実際に漏えいした事実や第三者による不正利用は確認されていないが、委託先が全容把握に向けた調査を進める。
不正アクセスを受けたのは、損保各社から火災保険などの損害査定業務を請け負う東京損保鑑定(東京)で、8月29日に被害を確認した。今後の調査で漏えいの事実が確認される可能性はあるが、同社は7日付の声明で「4日時点では当社から流出した情報は確認されていない」とした。
宮内庁によると、上皇后美智子さまは東大病院での検査の結果、右大腿骨上部の骨折と診断された。8日に手術を受けるという。東大病院に入院する。
東京商工リサーチは、2024年10月4日に2024年1~9月の「ラーメン店」倒産状況を発表した。本データは、日本産業分類(細分類)の「ラーメン店」を抽出し、集計開始の2009年から2024年までの倒産を集計・分析したもの。2024年1~9月のラーメン店の倒産が47件(前年同期比42.4%増)に達し、集計を開始して以降、年間最多だった2023年(1~12月)の45件を抜く結果となった。
2024年1~9月のラーメン店の倒産が47件(前年同期比42.4%増)に達し、集計を開始して以降で年間最多の2023年(1~12月)の45件を抜く結果に。ラーメン店は、食材代や運営コストの高騰に見舞われ、前年同期4割増のハイペースをたどっており、このペースで推移すると年間60件を超える可能性も出てきたという。
倒産したラーメン店のスープの種類は、「醤油・中華」が27.6%、「とんこつ」が21.2%、「みそ」が14.8%。同社によると、ラーメン店は参入障壁が低く開店しやすいが、参入が容易な反面、廃業率が高く生存競争は厳しいという。
コロナ禍では街から人流が減り、来店客の減少と休業要請などで厳しい環境に置かれた。ただ、持続化給付金やゼロゼロ融資などのコロナ関連支援策に支えられ、2022年の倒産は21件まで減少。ところが、経済活動が平時に戻ると人流が活発になった反面、物価高や人手不足などの深刻な問題が同時に押し寄せた。
食材費などの物価高や光熱費上昇、人件費上昇などのコストアップに対し、提供価格は「1,000円の壁」に阻まれ、値上げもままならない四面楚歌の状況に追い込まれている。
過去最多を更新中の2024年1~9月のラーメン店の倒産原因は、販売不振が35件(構成比74.4%)と7割を超える。負債額は1億円未満が42件(同89.3%)、従業員数は5人未満が42件(同89.3%)で、小・零細規模のラーメン店がコストアップと売上不振にあえいでいる状況が浮かび上がった。
都道府県別では、東京都(前年同期5件)、千葉県(同1件)、神奈川県(同1件)の首都圏が各5件で最も多く、次いで、大阪府4件(同3件)、石川県3件(同1件)と続き、新規参入が多く競争の激しい都市圏が目立つ。また、業歴判明分は、10年未満が19件(構成比57.8%)と6割近くを占めた。
10月3日、格闘家の木村“フィリップ”ミノル容疑者(31)が大麻取締法違反の疑いで逮捕された。社会部記者が解説する。
【画像】筋骨隆々の体にはタトゥーが…木村容疑者が女性に送っていた“卑猥写真”
「木村容疑者は1日に、東京・西東京市の西武池袋線ひばりヶ丘駅で警察官から職務質問を受けた際、大麻リキッドや植物片とみられるものを所持していました。鑑定の結果、その一部が大麻と判明。木村は『大麻は駅で売人から購入した』と供述しているそうです」
逮捕された木村“フィリップ”ミノル容疑者(FNNプライムオンラインより)
元セクシー女優への“公開プロポーズ”が話題に
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イタリア系ブラジル人の父と、日系ブラジル人の母を持つ木村容疑者はブラジルで生まれ、3歳の時に日本に移住した。
「10歳からキックボクシングを始め、2018年にKrushウェルター級のタイトルマッチでチャレンジャーとして臨み、王者相手に1ラウンドKO勝ちを収めた。リング上で、元セクシー女優の松本メイさんに、婚約指輪の代わりにチャンピオンベルトをプレゼントした“公開プロポーズ”が話題になりました」(格闘技に詳しいライター)
2020年には、「K-1ワールドGP」スーパー・ウェルター級で第3代王者に輝いた。
「ところが、昨年6月に参戦した『RIZIN』でドーピング違反が発覚し、9月に出場停止処分を受けました。今年3月に復帰し、10月5日に開催される格闘技イベント『FIGHT CLUB.2』のメインイベントに出場予定だった。記者会見で『今はクリーンな体を目指してるので』と口にしていた矢先の逮捕でした」(同前)
“イチモツ”を下着からはみ出させ、上半身裸でベッドに横たわる姿
そんな木村容疑者だが、実は2018年以降、ある“異常行動”を繰り返していたという。K-1のイベントで知り合ったというA子さんが語る。
「彼は“自撮り写真”をしきりに送ってきました。知り合って以降ずっとです。これまでに何枚送られてきたのか数えきれません」
「週刊文春」は、複数の写真を入手。そこには――。“イチモツ”を下着からはみ出させ、上半身裸でベッドに横たわる姿が収められていた。
「そんな写真は見たくないですし、無視することも多かったですが、それでも連絡が止まることはありませんでした。写真を送ると欲情するらしく、私にも卑猥な写真を送るように求めてくるようになったのです」(同前)
〈おっぱい欲しい!〉〈おっぱいもっと欲しい!〉
木村容疑者とA子が交わしたLINEからは、“自撮り写真”を添付した後に〈おっぱい欲しい!〉〈おっぱいもっと欲しい!〉とメッセージを送るなど、興奮している様子が窺える。地方在住のA子さんが東京に来ると知ると、「会いたい」と連絡がきたという。
「今年の夏、彼から求められて最終的にはホテルに行きました。その日は特に暑い日でしたが、シャワーを浴びた彼は『寒い、寒い』と言って暖房をつけ始めたのです。体を震わせていたので、今考えると挙動も変でした」(同前)
A子さんはこの時、ドーピングのことも木村容疑者に聞いたという。
「彼に聞くと『もうやっていないよ』と言っていましたけど、今回は大麻所持で逮捕。ファンとしても裏切られた気がして残念です」
所属ジムの会長からは回答が無かった
木村容疑者が所属するジム「Battle-Box(バトルボックス)」の渡辺一久会長にSNSなどを通じて、今回の逮捕や“自撮り写真”などについて見解を求めたが、期限までに回答は無かった。
多くのファンを裏切る行状に、一発KOのペナルティは避けられない。
(「週刊文春」編集部/週刊文春Webオリジナル)
衆議院本会議が7日に行われ、石破内閣が誕生してから初の代表質問が行われた。立憲民主党・野田佳彦代表は、石破茂総理が自民党代表選まで、衆議院の早期解散に対して慎重な発言を繰り返していたところ、総理就任後に一転して月内の解散を進めたことに「明らかに七条解散だ」と追求、説明を求めた。これに答弁した石破総理は「国民の意思を確かめる必要があるとの観点から、衆議院の解散を行うと判断した」と応じた。野田代表の質問と、石破総理の答弁(それぞれ一部抜粋)は以下のとおり。
立憲民主党・野田佳彦代表 「その解散総選挙についてお尋ねをいたします。総理はずっと『今解散すれば勝てるとばかりに解散することは、憲法の趣旨に反する』というお考えを、何度もこれまで披露してこられました。記憶に新しいところでは、自民党の総裁選挙の最中も、すぐに解散しようという候補者に対して『予算委員会を開いて与野党で議論をし、そして判断材料を整えてから信を問うべき』だと諭すように言ってたじゃありませんか。
ところが総理に就任したら、戦後最短で解散総選挙を行うとしている。この心変わりはなぜなんでしょうか。先月29日、民放のテレビ番組で私との討論において、早期に解散しても七条解散ではないなどと主張しておられましたが、今度の解散は明らかに七条解散ではないですか。私には理解できません。改めて詳しい説明を求めます。
日本国憲法第七条では、天皇は内閣の助言と承認により、国民のために国事に関する行為を行うと定めています。ところが総理は就任前の9月30日、記者会見で、解散総選挙の日程を確定的に明らかにいたしました。
内閣総理大臣就任前のいち国会議員であったものが、こともあろうに憲法第七条に定められた衆議院の解散や総選挙の公示といった、天皇の国事行為に踏み込んだ発言をしたことは、私は断じて許せないと思っています。総理にはあの軽はずみな発言を反省していただきたいと思いますが、総理は反省しておられますか」。
石破茂総理 「内閣は憲法第六十九条の場合、典型的に表れておりますように国政上の重大な局面等において、主権者たる国民の意思を確かめる必要があるような場合には、衆議院の解散権を行使することができると考えております。
その法的根拠といたしましては、憲法第七条の規定であり、今般表明した衆議院の解散についても同様に考えております。衆議院解散権の行使についてその濫用を慎むべきということは言うまでもありませんが、今回、新しい内閣が発足したことに伴い、国民の意思を確かめる必要があるとの観点から、衆議院の解散を行うとの判断をいたしました。
今般の解散についについてのお尋ねがありました。9月30日の私の発言はあくまで内閣総理大臣に選出されれば、諸条件が整えば、という2つの前提を置いた上で、総選挙の日程について申し上げたものであり、天皇の国事行為に踏み込んだとのご指摘は当たりません」。
石破総理が表明した次期衆議院選挙でのいわゆる“裏金議員”の非公認などをめぐり、自民党内が揺れています。非公認は10人以上となる可能性が出てきていて、安倍派議員らからは反発の声があがっています。
石破総理
「相当程度の非公認が生ずることとなるが、国民の信頼を得る観点から、公認権者として責任を持って最終的に判断をしていく」
きのう、今月27日に行う予定の衆院選の公認について、党の方針を表明した石破総理。連日にわたる党幹部との協議の結果、派閥の裏金事件に関わり、党から重い処分を受けた西村元経済産業大臣や、萩生田元政調会長など、少なくとも6人については非公認とする方針を決めました。
けさ、西村氏は…
西村康稔 元経済産業大臣
「(Q.非公認となる見通しだが?)頑張ります。(Q.どう戦っていくか?)初心に戻って一からやるだけです」
また、萩生田氏はきのう、自身のSNSで…
「この度の党の決定を重く受け止めております。今後は謙虚に受け止め、誠心誠意、丁寧に説明を続けてまいります」
石破総理は、処分を受けた議員のうち、地元から公認申請がない議員などについては非公認とする考えで、いわゆる“裏金議員”の非公認は10人を超える可能性が出てきています。また、処分内容にかかわらず、“裏金議員”については小選挙区と比例代表の重複立候補を認めず、背水の陣で選挙に臨むよう求めています。
この判断に安倍派の議員は…
自民党(安倍派) 稲田朋美 元防衛大臣
「非常に重いことだと認識をしています。ただ、今回のことを受けて、国民の信頼を回復するためには、やはり退路を断つことを自分自身も考えていました」
党の判断に理解を示す安倍派議員がいる一方、党内からは「完全なる安倍派潰しだ」と反発の声が高まっています。
自民党中堅議員
「選挙後、安倍派は火の玉になって石破政権に襲いかかってくるだろうね」
一方でこんな声も。
自民党関係者
「安倍派に配慮して罪のない他の議員が落ちるぐらいなら、安倍派に厳しくした方が良いという、ギリギリの判断だね」
ただ、衆院の解散直前の判断に、安倍派だけでなく、公認申請を既に済ませている地方組織からも反発の声が上がっています。
自民党 井上信治 都連会長
「なぜもう少し早く決断をしていただけなかったのか」
党内から公然と不満の声が上がる中、午後、内閣発足後、初の国会論戦となる代表質問に臨んだ石破総理。野党も自民党の公認問題を追及しました。
立憲民主党 野田佳彦 代表
「相当程度に非公認が生じるのではなく、大半が公認されるのではないでしょうか。この公認が本当に国民の理解を得ることができるかどうか、よくお考えを頂きたいと思います」
石破総理
「自民党総裁として公表した方針に基づき、公認に向けた手続きを進めているところであり、現時点において、公認となる方が誰かは具体的に確定は致しておりません」
石破総理はどのように「世論」と「党内」の声に向き合うのか、難しい舵取りが迫られています。
立憲民主党が公約発表、「政治改革」柱に自民と対決姿勢…「分厚い中間層」の復活目指す
立憲民主党は7日、衆院選の公約を発表した。政権交代を見据え、政治改革を柱に位置づけて自民党との対決姿勢を打ち出した。「分厚い中間層の復活」に向け、最低賃金を1500円以上に引き上げる方針なども盛り込んだ。
公約は「政権交代こそ、最大の政治改革。」と銘打ち、〈1〉政治改革〈2〉物価経済対策〈3〉外交・安全保障〈4〉社会保障〈5〉子育て教育〈6〉地域再生〈7〉共生社会――の7本柱で構成した。
政治改革としては、自民派閥の政治資金規正法違反事件を踏まえ、企業・団体献金の禁止や政策活動費の廃止を明記した。物価経済対策では、消費税減税は掲げず、給付と減税を組み合わせた「給付付き税額控除」の導入を訴えた。
原発の新増設や、地元合意のないままの再稼働は認めないとした一方、党綱領に掲げる「原発ゼロ」には言及しなかった。
衆院、強制不妊で謝罪決議
衆院は7日の本会議で、旧優生保護法に基づく強制不妊手術の被害者に謝罪する決議を全会一致で議決した。決議は「優生思想に基づく誤った施策を推進させたことを心から深く謝罪する」と明記。「疾病や障害を有する方々への偏見と差別を根絶し、全ての個人が分け隔てられることなく尊厳が尊重される社会を実現すべく、全力を尽くす」とした。
防衛省は、5日午前0時ごろから6日にかけ、日本国内の海域を航行するロシア軍の艦艇7隻を確認したと発表しました。
7隻のうち、▼4隻は5日に長崎県対馬の東40キロメートルの海域を南西進していて、▼3隻は6日に北海道・礼文島の北西40キロメートルの海域を東に航行していたところを確認したということです。
いずれもすでに日本の海域を離脱しているということで、防衛省は今後も警戒監視・情報収集を行うとしています。
プロ野球パ・リーグの楽天と日本ハムの試合が7日、雨天中止となりました。
楽天の本拠地・楽天モバイルパークで18時から行われる予定でしたが、天候の回復が見込めないため、中止が決定となり、振り替え試合は翌8日に決まっています。
4日の西武戦も試合前に雨天中止になると、前日のオリックス戦は雨が小降りの状態で開始されましたが、7回に雨が強まり、降雨コールドで8連敗となりました。
これで直近4日間は雨天中止が2試合、降雨コールドが1試合となり、天気に恵まれませんでした。
育成5年目の鷹・伊藤大将…戦力外通告を受けて「納得というか当然だと思う」
ソフトバンクは7日、育成の8選手に対して来季の選手契約を結ばない旨を通達したと発表した。その中の1人が、伊藤大将内野手。5年間を過ごしたチームに対して「まずは『お疲れ様でした』と言ってもらいました。あとは怪我なくできたのは良かったのかなという話をしました。覚悟の上というか、(戦力外は)そうだろうなというのは自分の中ではありました。納得というか、当然かなと思います」と思いを語った。
大阪府寝屋川市出身。高校は青森の八戸学院光星高に進学し、甲子園出場も経験した。2019年育成ドラフト3位でソフトバンクに入団。右投げ右打ち、安定した守備で主に二遊間をこなすスタイルだった。「あっという間というか、気がついたら“この時”が来たなという感じです」と潔く、これまでの5年間を振り返っていた。
ソフトバンクでは、2021年から育成選手をより多く獲得する方針となった。今年も、3桁の背番号だけで50人を超える大所帯。2軍戦では1試合に育成選手は5人までしか出場できないという規定もあり、必然的に出場機会は限られた。伊藤も今季はウエスタン・リーグで9試合に出場して打率.250、1本塁打、2打点。定着するまでには至らなかった。
他球団にはない選手層の厚さ。伊藤自身も「同期の石塚は支配下になったので、そこまで(支配下は)遠いものではなかった。そこの争いに負けたというのは自分の中であります」と受け止めていた。同期入団で同学年の石塚綜一郎捕手が、今年の7月に支配下登録されて1軍で本塁打も記録した。同じ年月を重ねてきた選手が結果を出しているのだから「同級生で掴んでいるやつがいるのは事実なので」と、現実を真っすぐに受け止めていた。少しの苦笑いとともに、こう語った。
「石塚は同級生で、育成から入って唯一、支配下になった。1軍でも打ったりしているので、一気に離されたな、っていう。嬉しいのか悔しいのか、わからないような感じですね」
育成選手は3年目のオフに1度、自動的に戦力外になる。3桁を背負って5年も戦ったことには「球団の方が、自分に期待をして契約を更新してくれた。そこに応えられなかったのは残念ですけど、『5年も見てもらって、ありがとうございました』とは伝えました」と、感謝は尽きない。今後については「もう少し、野球はやりたい気持ちがあります」と現役続行に意欲を示した。「いろんなことをやってみたい気持ちもある。しっかりと考えていこうかなと思います」。寂しそうな表情で、雨が降る中、みずほPayPayドームを後にした。
◆東京六大学野球秋季リーグ戦第4週第3日▽慶大3-0東大(7日・神宮)
東大は、元ロッテ投手で現在は日本製鉄かずさマジックの監督を務める渡辺俊介さん(48)の長男・渡辺向輝投手(3年=海城)が中1日で先発。清原和博さん(57)を父に持つ慶大・清原正吾一塁手(4年=慶応)には0-0の4回先頭、左越えソロを被弾するなど5回2/3を8安打3失点で降板。リーグ戦初勝利はお預けとなった。
勝てば17年秋の法大戦以来、7年ぶりの勝ち点1となったが、打線が沈黙した。清原に先制弾を被弾した渡辺は「フィジカルの強い打者をどう抑えていくかは、これからの課題」と前を向いた。
それでも台頭した新エースに大久保裕監督(66)は「落ち着いた投球ができている。どんどん自信をつけて、勝ち星に結びつけてもらいたい」とリーグ戦初勝利を期待した。
11月24日に優勝パレード=プロ野球・ソフトバンク
ソフトバンクのパ・リーグ優勝を祝福するパレードが、11月24日に福岡市の明治通りで行われることが決まり、7日に発表された。午前11時に博多区の土居通り交差点付近を出発し、平和台交差点付近までの2.3キロを約30分かけて進む予定。
プロ野球二軍戦、来季から延長タイブレイク制を試行…大リーグは2020年に導入
プロ野球12球団の実行委員会などが7日、東京都内で開かれ、来季から二軍戦で延長タイブレイク制を導入するため、準備を進めていることが報告された。二軍戦で試行し、一軍公式戦で採用するかどうかの判断材料とする。
タイブレイクは試合の決着がつきやすいよう、あらかじめ走者を置いた状態で攻撃を始めるルール。劇的な試合展開によって娯楽性が高まることや、試合時間の短縮につながりやすい。実施する際のアウトカウントや走者などの場面設定、個人記録の扱いについては今後詳細を詰める。日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は「実証実験的に実施する準備を進めている。監督や選手の肌感覚として意見をいただくのも重要な要素」と説明した。
米大リーグでは2020年からレギュラーシーズンの延長戦を無死二塁から実施している。プロ野球では20、21年のファーム日本選手権で、延長十一回以降は無死一、二塁から始める特別ルールを定めた例がある。
また、来季は今季と同様に一軍の出場選手登録人数31人、ベンチ入り26人、外国人選手の出場登録枠5人とすることも決まった。
2軍戦でタイブレーク=来季にも実験で導入―プロ野球
プロ野球の実行委員会が7日、東京都内で開かれ、ゲームオペレーション委員会から、来季の2軍公式戦で延長タイブレーク制を実施する準備を進めていることが報告された。1軍公式戦への導入を検討するために、実証実験として行う。走者をどの塁に置くかなど詳細は固まっていない。
延長タイブレーク制は米大リーグでも採用されており、日本野球機構(NPB)も導入に向けて調査している。井原敦事務局長は、来季の2軍戦での実施について「努力目標で準備を進めている。引き分けの減少数や、監督、コーチ、選手の肌感覚の意見を頂くのも重要なファクター(要素)」と語った。
「フェニックス・リーグ、巨人1-1阪神」(7日、生目の杜運動公園第2野球場)
阪神2軍はフェニックス・リーグ初戦を戦い、引き分けた。先発の伊藤将は、浅野、モンテスら1軍選手も出場した打線に対し、5回4安打1失点5奪三振の好投。2番手の椎葉も、走者を背負いながらも4回4安打無失点と粘りの投球を見せた。
打線は先制された直後の四回、2死三塁で井坪が京本から適時左前打で同点に追いついた。
和田2軍監督の一問一答は以下の通り。
-フェニックス初日。相手は1軍選手もいていい経験になった。
「技術だけじゃなくて、それも技術なんだろうけど、やっぱり1軍でやってる選手っていうのは、1つのアウトを非常に有効に使えるというかね。ただの凡打にしない、しっかり進める。得点もね、やっぱり事起こしっていうところでね。ヒットとかね、きれいに返すことだけじゃなくて、やっぱりゴロでも点を取るっていう。そういうところは、うちも目指してるとこなんで、ここにいる選手、しっかり目に焼け付けたと思うし。その中で、ヒットは少なかったけど、うちも積極的にスイング行きながら、なんとかっていう気持ちは最後まで出てたよね。あとはやっぱり積極的に行きながら、タイミング合ってスイングに行った時は、それを仕留めるっていうね。そこらへんが、ちょっとまだ、今日はできなくて、追い込まれてからの勝負なってしまったんでちょっと苦しかったけど。姿勢としてはよかったんじゃないかな」
-積極的にスイングして結果が出なくてもオッケーというか。
「それは段階的なことがあるからね。今日もバッティングコーチの方から、ファーストストライクっていうテーマが出てて、そこでいけてる選手もいるし、まだまだ思い切れない選手もいるし。最終的にはそこでファーストストライク手出しをしたときに、いかに仕留められるか。まだちょっと、まっすぐに対しても差されてるし。そこで一振りで仕留めようと思ったら、ネクストバッターサークルが大事だし、ベンチが大事だしっていうね、そこの準備。いろんなものがつながっていくんでね。やっぱそこらへん、シーズン中もやってきてるけど、まだまだ勉強していかないといけないとこはあるね」
-井坪が適時打。
「あれはもう、ほんとにね、一振りで仕留められてるんで。あそこらへんが井坪のいいところであり。常にそれができてるわけじゃないけど、できるようにね。そうすると確率も上がってくると思うんでね。今日は良かったんじゃないかな」
-伊藤将は五回まで好投。
「全体的には良かったし。あの1点もねセカンドゴロでの1点っていう。逆に守る方からしたらね、あれはよく取った方だから。コースがいいところ飛んだんで、アウトにはできなかったけど。その中で追い込んでから、ちょっと何球か高い甘い球があったんで、本人も十分わかってると思うし、その中で、ランナーを出しながら、あのセカンドゴロね、1点そこで抑えたっていうのは、やっぱりそういうものを持ってるなと。やっぱりね、相手がジャイアンツなんでね、より気持ちも入ってると思うし、それはこれからにつながっていくと思うよ」
-主力級の選手がいる試合に伊藤将司を登板。
「まあ主力が来るからということではないけど、やっぱり将司もまだまだチャンスが来る可能性もあるピッチャーなんでね。初戦というところでね。相手も相手だし、そこは先陣を切ってもらって、つなげてほしいよね、後のピッチャーに」
-改めてどんな期間にしてほしいか。
「チャレンジを、トライをしてとにかく思い切ってやって失敗して勉強しての繰り返しだと思うので。その中でみんな課題を持って入ってきているので、その課題と目標をこの18試合でクリアできるように。そのあと秋季練習もあるのでね。そこにつなげていけるように。まずはトライしないことには、何も始まらないんでね。その思いきりとあとは、シーズン中の反省とかもあるからそこで選手たちにも言ったけど、いろいろ変われる時期なんでね。この2カ月はすごく伸びる時期でもあるし、大事な大事な時期なんで続けるということがね、大前提で、それが大事なことなんだけど、やっぱり続けてちょっと上向かない、結果が出ない時には変えてみるっていうところもね、それを、できる時期なんでね。なかなかシーズン中、シーズ前にはできないんだけど、今はもうほんとに、思い切って、いろんなことをチャレンジできるし、変えられる時期なんで、もうどんどんトライしてほしい」
-椎葉も粘った。
「そうだよね。あれだけ腕を振りながら、だんだんスタミナもついてきてるしランナーを背負いながらもいいピッチングしてるけど、なんか背負うまでがやっぱりちょっと、デッドボールであったり、フォアボールであったり。もったいないなっていうね。仕方のないフォアボールもある。あるけど、今日の場合はちょっともったいないデッドボール、フォアボールが目についたんで、そこらへんのとこからだんだん球は上がってきてるから。あとはやっぱ制球も同時にね、磨いてってほしいな」
-先発もできるように?
「うん。先発させたいんだけどね。将司との関係もあるしリリーフでも長いイニングを投げるように次回からやってきます。このままずっと後ろっていうことじゃなくて先発も十分ある」
-明日の先発は。
「明日は門別」
◆秋季高校野球神奈川県大会▽決勝 横浜5―2東海大相模(7日・横浜)
横浜が2年ぶり20度目の優勝を果たした。夏の決勝で敗れた東海大相模を相手に5回まで4―0とリードを奪い、織田翔希投手(1年)から奥村頼人投手(2年)への継投で逃げ切った。
「『1位で関東大会に行こう』とずっと言っていた。達成できてよかったです」と主将の阿部葉太中堅手。先発で6回1死までノーヒットピッチングを展開し、7回途中まで3安打2失点と好投した織田は「春(の準決勝)も自分が打たれて(東海大相模に)負けたので、三度目の正直でした。監督にも『やり返してこい』と言われ、強い気持ちで試合に入れました」と話した。
関東大会は、26日から神奈川で行われる。開催県の1位校は「スーパーシード」と呼ばれ、1勝すれば来春センバツ出場が“当確”とされる4強に進むことが出来る。村田浩明監督(38)は「スーパーシードよりも、関東を制覇する気持ちで選手たちとやっている。全国制覇という大きな目標への通過点と考えています」と力強く抱負を述べた。
【8日の予告先発】楽天・滝中瞭太―日本ハム・伊藤大海
【パ・リーグ】
◆楽天・滝中瞭太―日本ハム・伊藤大海(18時・楽天モバイル)
ヤクルトは7日、ロドリゲス投手(26)が帰国したと発表しました。
ロドリゲス投手は今季32試合に登板。1勝1敗、8ホールド・1セーブを記録し、防御率1.80をマークしました。
4日には一足先に、サンタナ選手・サイスニード投手・ヤフーレ投手らが帰国の途についており、ロドリゲス投手もこの日、日本を離れました。
ロドリゲス投手は球団を通じて「今シーズンもたくさんの応援ありがとうございました!今年はチームとして悔しい結果となりましたが最後まで全力で戦いました。私と家族をサポートしてくれた全ての方々に感謝申し上げます。Let’s go Swallows!」とコメントを発表しています。
プロ野球・日本ハムの新庄剛志監督が7日、自身のSNSを更新。ファンへあるお願いをしました。
この日行われたMLBのドジャース対パドレスのナ・リーグ地区シリーズを見ていた新庄監督。
ドジャースが3点ビハインドの7回、パドレスの先発ダルビッシュ有投手が投球練習をしていると、グラウンドに物が投げ込まれるハプニングがありました。
これに新庄監督はSNSで「とてもいい試合ですが有が投げている時にドジャースファンが選手に目掛けてグラウンドにボールを投げたり、缶ビールみたいな物を投げ試合が中断してしまい有のモチベーションを壊してしまってる事に腹が立って仕方がない」とコメント。
続けて「これから日本でもCSが始まりますが、ファイターズファンの皆さん、他チームのファンの皆さん、絶対の絶対に選手のモチベーションを狂わすような事はしないと思いますが宜しくお願いします(原文ママ)」とファンへお願いしました。
その後、ダルビッシュ投手は先頭打者に四球を出したものの、後続を抑えて7回1失点の好投で、チームを勝利に導きました。
沢柳ら戦力外=プロ野球・ソフトバンク
ソフトバンクは7日、ドラフト5位新人の沢柳亮太郎投手(24)、育成の8選手と来季の契約を結ばないと発表した。沢柳は9月に右肘を手術し、球団は育成での再契約を打診する見込み。
巨人・門脇誠内野手(24)が7日に東京ドームで行われた全体練習に参加。打撃練習や軽いノックなどを受け、入念な調整を行った。
門脇は7日から開催されているフェニックス・リーグに、9日のオリックス戦(サンマリン)と10日の広島戦(天福)の2日間出場する予定。「クライマックスシリーズみたいな気持ちでプレーしようかなと思います」と本番を想定して臨むことを明かした上で「普通に試合とかに入る感じで。『調整』ってあんまり思わないで行こうと思います。(プロ入り)2年目ですし、試合は試合なんで、ちゃんと気持ちを入れて臨みたい」と闘志を燃やした。
フェニックスリーグには門脇だけではなく、今後は丸や長野など主力のベテラン選手もCSに向けた調整のため徐々に参加予定。実績十分の先輩たちに負けじと、心機一転、決戦に向けて万全な状態へと整えていく。
パが追加日程発表=プロ野球
パ・リーグは7日、追加日程を次の通り発表した。
▽8日楽天―日本ハム(18時、楽天)。
ナ・リーグの地区シリーズ、ドジャースタジアムで行われたドジャース・パドレスの第2戦(6日・日本時間7日)で、ドジャースファンがグラウンドに物を投げこんで試合が中断した。ロバーツ監督が「見たことがない」と語ったが、ドジャースタジアムでは1995年、多くのファンが判定に抗議してその日配られたボールが投げこまれて、没収試合になったことがある。
1995年8月10日、私はドジャースタジアムに取材に行っていた。当地で行われていたドジャース・カージナルス戦が行われていた。この日は、オールスター戦に先発するなど旋風を巻き起こしていた野茂英雄投手が、先発だった。「ボールナイト」として、来場者全員に硬球ボールがプレゼントされたこともあり、本拠ドジャー・スタジアムには超満員の5万3361人ものファンが詰めかけていた。
野茂は2回にジョーダン、4回にスウィーニーにソロ本塁打を浴びたものの、味方打線の反撃を待ち続けた。1点差に迫った8回裏、主砲キャロスが1ボール2ストライク後の外角スライダーを見逃したが、クイック球審のコールはストライク。これに端を発して、ド軍にとって厳しい判定が続きキャロス、モンデシー、そしてラソーダ監督までもが退場となった。
この時、激怒した数人のファンがボールを投げ込んだ。ラソーダ監督が「もっと投げろ」と催促のポーズをしたからたまらない。数千個が、それも審判団や相手カージナルスの選手を目がけて投げ込まれた。
騒動が一向にやむ気配がないため、審判団は、1979年以来の没収試合を宣告。当該の責任審判は、2006年WBCの米国対日本戦などで微妙な判定を連発したデービッドソン審判だった。試合後、取材に行くと「ラソーダ監督の行為は我々を侮辱するもの」と吐き捨てた。野茂は「あんな形で終わったことより、本塁打2本打たれたことを反省。負けたから今日は0点です」と神妙だった。
あれから29年、メジャーで没収試合は起きていない。そしてボールがプレゼントされる試合もなくなった。
◆パ・リーグ 楽天―日本ハム=降雨中止=(7日・楽天モバイル)
日本ハム・新庄剛志監督が、今季限りでの辞任を6日に表明したオリックス・中嶋聡監督について言及した。
楽天戦の雨天中止決定後、報道陣の取材に応じ「中嶋さんのコメント、見ましたけど、そういう気持ちもすごくわかる。確かにこの3年間、オリックスの選手たちを見て、走塁にしても『ちょっと抜いてるな』っていうところも見えた。(理由は)それだけじゃないと思いますけど。内部の色々(も)あったと思います。それは球団も要請(をする)、もう1年、2年でもやってほしいと」と口にした。
中嶋監督は21年から1軍監督に就任し、昨年までのリーグ連覇、22年の日本一と黄金期を築いた。しかし今季は、チーム内で全力疾走を怠るなど「慣れ」の空気があったと明かした。新庄監督は、2年連続最下位から2位と躍進した今季のファイターズに同じような「慣れ」の雰囲気があるかを問われると「今はないです」と即答。一方で「それが3連覇していたら、分からない。そこですよ、問題は。今(日本ハム)は、登っているから。登って優勝を経験したら、1軍で活躍して給料が上がったら、天狗になる選手は結構いる。それでガタンと(成績が)落ちる選手を何人も見てきたので。一流になればなるほど謙虚に、努力をさらにする」と経験をふまえてコメントした。
最後は「でも、また監督が変わることによって(試合に)出られなかった選手がもう1回、チャンスになって(出られる)、またさらに強いオリックスに変わる可能性もある」と話し、球場を後にした。
プロ野球球・北海道日本ハムファイターズの監督である新庄剛志さんは10月7日、自身のInstagramを更新。ロサンゼルス・ドジャース戦で起きた事態に物申す投稿をしました。
「選手もファンもフェアで楽しく行きましょう」
新庄さんは「ドジャースvsパドレスのとてもいい試合で有が投げてる時にドジャースファンが選手に目掛けグラウンドにボールを投げたり、缶ビールみたいな物を投げ試合が中断してしまい 有のモチベーションを壊してしまってる事に腹が立って仕方がない」とつづり、1枚の写真を載せています。
ポストシーズンの地区シリーズ第2戦で、ドジャースファンがグラウンドに物を投げたり、対戦相手であるサンディエゴ・パドレスの選手にヤジを飛ばしたりしたようです。それに対してパドレスの選手が怒り、試合が一時中断に。一部観客による選手たちのモチベーションを奪う行為に怒りをあらわにした新庄さん。特に試合で先発を務めたダルビッシュ有選手は、日ハム出身のため“腹が立った”ようです。
また、「これから日本でもCSが始まりますが ファイターズファンの皆さん 他チームのファンの皆さん 絶対の絶対に選手のモチベーションを狂わすような事はしないとは思いますがどうか宜しくお願いします」ともつづり、日本の野球ファンにも観戦時のマナーについて呼び掛けました。
コメントでは「お互い 尊敬しあって 試合できること 忘れちゃダメですよね」「野球ファン、いや人間としてやってはいけないことですね」「選手もファンもフェアで楽しく行きましょう」「ダルビッシュ投手の 気持ち メンタルが心配です 」「悲しい光景ですね」「いつの時代もコレは駄目 ルール&マナー守ってエール送りたいですね」「真剣にプレーしている選手に対して残念な行動ですね」「新庄監督が ご指摘のように、私も 野球ファンの一人として、許せない行為だと思いました」など、さまざまな共感の声が上がりました。
「初セーブおめでとう」斎藤友貴哉選手を激励
自身のInstagramでチームに関する投稿やオフショットなどを公開している新庄さん。6日には「さいきょう いくや君 初セーブおめでとう」とつづり、同チーム所属の斎藤友貴哉選手のインタビュー動画を披露しました。気になる人は、ぜひチェックしてみてくださいね!
※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦
※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦