Jリーグは24日、都内で理事会を開き、1999年から継続してきた「ABC契約」の撤廃を決定。26年シーズンからはプロ契約締結初年度の報酬上限規制を緩和し、基本報酬を1200万円プラス支度金500万円(ともに消費税別)となった。

 基本報酬には下限も新設され、これは26-27年シーズンから導入し、基本報酬下限はJ1で480万円、J2で360万円、J3で240万円とし、プロ選手の最低人数を各クラブ20人以上に設定される。

 従来の「ABC契約」では、A契約を結ぶ場合は初年度に限り基本報酬に670万円の上限が設けられていた(B・C契約の上限は460万円)。ただ、海外クラブとの競争など環境の変化に対して、選手契約制度の見直しについて選手会を含めて議論が進められていた。

 野々村芳和チェアマンは「『プロABC契約制度』が始まってから約25年がたち、当時とは大きく環境が変わっています。今回、吉田麻也会長をはじめとした選手会の皆さんと多くの議論を重ね、プロ選手のステータス向上や競争を促進していくことを目的に、新たな制度を設計いたしました。国内・海外の選手や、サッカー選手を目指す子どもたちから、Jリーグが選んでもらえる存在となり続けられるよう、引き続き、さまざまな制度改革・環境整備を進めていきたいと思います」とコメントした。

 日本プロサッカー選手会(JPFA)の吉田麻也会長は「選手契約制度の改定に向けて、Jリーグ、Jクラブ、JFAの関係者の皆さまには、真摯(しんし)に弊会とお話し合いいただき、全選手を代表し、深く感謝申し上げます。プロABC契約の撤廃は、歴代選手会長から引き継ぐ悲願でもあり、弊会会員、役員とたくさん意見交換してまいりました。今回の改定は、世界トップレベルのリーグ、クラブ、選手を目指す今後の日本サッカーにとって、とても大きなことと感じています」とコメントした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤクルトの高津臣吾監督(55)の続投が24日、決まった。同日、林田球団社長らと都内で会談し、球団からの続投要請を監督が受けた。2020年から指揮をとる同監督は、今季が2年契約の最終年だった。新たな契約は1年。

 チームは今季、最下位に低迷し、2年連続のBクラスが決まっているが、けが人が続出したことや、21、22年とリーグ連覇を果たし、21年には日本一になった手腕を考慮しての続投要請となった。

 高津監督の話 「今年のこの成績にもかかわらず来季の監督の要請をして頂いたことに感謝しております。チームを再建するのは簡単なことではありませんが、身を削る思いで努力します。スワローズの素晴らしい伝統を継承し新たな1ページを作り上げます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真剣勝負が繰り広げられるスタジアムで、どちらのファンも笑顔にするのが球団マスコットだ。個性豊かな人気者たちのプロフィールを紹介する。第11回はレッズの4種のマスコットを一挙ピックアップ。

1955年に初めて登場したミスター・レッドをはじめ、ロージー・レッド、ミスター・レッドレッグス、ギャッパーがレッズの球団マスコットとして活動している。ミスター・レッド、ロージー・レッド、ミスター・レッドレッグスは頭部が野球ボールの形をしており、ギャッパーは真っ赤で毛むくじゃらな身体が特徴だ。本拠地で5回表終了後に行われるマスコットレースでは4体で真剣勝負を繰り広げている。

2019年、レッズの前身であるシンシナティ・レッドストッキングスの誕生150周年を記念し、シンシナティ各所に24個の「ミスター・レッドレッグス・ベンチ」が登場。2015年にグレートアメリカン・ボールパークでオールスター・ゲームを開催した際に、ミスター・レッドレッグスの口ひげをモチーフとした「オールスター・マスタッシュ・ベンチ」が人気を集めたことに触発された。ベンチに座っているミスター・レッドレッグスは、2019年シーズンにレッズが着用した復刻ユニフォームや、現在のユニフォームを着用しており、フォトスポットとなっている。

世界最古のプロ野球チームを盛り上げる4体のプロフィールは以下の通り。

◆ミスター・レッドのプロフィール一覧
身長:ミット19個分
体重:215ポンド(約97.5kg)
好きなもの:花火が打ちあがる金曜ナイトゲーム(Fireworks Fridays)、使い古されたグラブ、サヨナラホームラン
嫌いなもの:雨天による一時中断、ホットスポーツドリンク、ビーンボール
好きな歌:ブルース・スプリングスティーンの「Glory Days」
レッズでの思い出:しばらく休暇を取り、ハリウッドで映画やテレビに何度か出演したあと、オハイオ州で最高の都市・シンシナティに戻ることに。温かく迎えられ、グレートアメリカン・ボールパークで活動を再開した。

◆ロージー・レッドのプロフィール一覧
身長:5フィート11インチ(約180.3cm)
体重:101ポンドの楽しみ(A hundred and one pounds of fun!)
経歴:ハイエナジーとエンターテインメントルーティーンの大学「CHEER」(College for High Energy and Entertainment Routines)出身。最新のダンスと人気のエアギターを完璧にマスターしており、レッズの試合に向けて準備万端!
レッズでの思い出:ジェイ・ブルースのプレーオフ進出を決めるサヨナラ弾(2010年)、「ビッグレッドマシン」打線を形成した「ザ・グレート・エイト」がグラウンドに再集結したのを見たこと(2013年)、オールスター・ゲームを主催したこと(2015年)
目標:レイモンド(レイズ)とのダンス対決、T・C・ベア(ツインズ)から打撃レッスンを受けること、女の子たちに野球をプレーしてもらうこと
好きな歌:ジャクソン5の「ABC」
試合日の好きなアクティビティ:キャッチボール、ホームでランナーをアウトにすること、ミスター・レッドレースでミスター・レッドレッグス、ギャッパー、ミスター・レッドに勝つこと、ダグアウト上でのダンス、外野でのヨガ、友だちと一緒に過ごすこと

◆ミスター・レッドレッグスのプロフィール一覧
身長:ルイビル・スラッガー製のバット3本分
体重:細身の200ポンド(約90.7kg)
好きなもの:ビッグレッドマシン、口ひげ、満塁ホームラン、完封勝利
嫌いなもの:三振、死球、ギャッパーのあとにシャワーを浴びること
好きな歌:みんなが歌う「Take Me Out To The Ballgame」
試合日の好きなアクティビティ:昔からのファン・新しいファンと一緒に過ごすこと

◆ギャッパーのプロフィール一覧
身長:5フィート7.75インチ(約172.1cm)
体重:エレベーターの制限重量より数ポンド軽い
好きなもの:レッズの勝利、夏、地平線、釣り
嫌いなもの:セントルイス・カージナルスに関するもの
好きな歌:ジョン・フォガティの「Put Me in Coach」、フォクシー・シャザムの「Unstoppable」(レッズが勝利したときに流れるから)
試合日の好きなアクティビティ:シンシナティ・レッズのマスコットとしてファンのみんなに会って写真を撮ったり、サインをしたりするのが本当に楽しい。毎試合「いつも誰かの最初の試合なんだ、一生のファンを作るときなんだ」と自分に言い聞かせている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立憲民主党は24日午後、両院議員総会を開き、野田代表が小川淳也元政調会長を幹事長に起用するなどの新たな党役員人事を発表しました。

新たな党役員人事は午後1時からの両院議員総会で発表され、承認されました。野田代表は23日の代表選挙終了後、人事の狙いについて「自分にはない刷新感を出す」と打ち出していました。そのため、幹事長に小川淳也元政調会長、政調会長に重徳和彦衆院議員と2人の中堅議員を起用し、「刷新感」を出したとみられます。

一方で、代表選に立候補した枝野氏、泉氏、吉田氏を起用しなかったことや、代表選で野田代表を支援した議員が多く登用されていることから「完全な論功行賞人事で、挙党一致にはならない」との批判があがっています。

この人事で、野田氏が掲げる「ノーサイド」という党内融和と刷新感の両立を図れるかどうかは不透明です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金融市場と海外経済「丁寧に確認」=日銀の植田総裁、利上げ急がず

日銀の植田和男総裁は24日、大阪市で講演し、先行きの金融政策運営について「内外の金融市場の動向やその背後にある海外経済の状況を丁寧に確認する必要がある」と指摘した上で、「そうした時間的な余裕はある」との考えを示した。歴史的な円安進行に歯止めがかかり、「物価上振れリスクは相応に減少している」とし、利上げの判断を急がない姿勢を改めて強調した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石川県能登地方の豪雨被害を受け、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは、今月28日から1泊2日で予定されていた能登半島地震の被災地への訪問を取り止められることになりました。

宮内庁によりますと、今回の豪雨により地震からの復興を進める能登の各地で犠牲者や大きな被害が出ていることに愛子さまは深く心を痛め、救助活動や復旧作業が続く現地の状況を考慮し、石川県と相談の上、訪問を取り止められるということです。

愛子さまは当初、石川県からの願い出を受け、今月28日から2日間の日程で初めて被災地入りし、甚大な被害があった志賀町や七尾市を訪れ、ボランティア受け入れの現場や復興支援のテニストーナメントなどに足を運ばれる予定でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

菓子メーカーのやおきん(墨田区)は24日、人気のスナック菓子「うまい棒」の価格改定を10月1日出荷分から行うと発表した。対象は税抜き12円のうまい棒全商品で、希望小売価格を同15円へと引き上げる。

同商品は2022年、1979年の発売以来初となる価格改定を実施。同社は当時を「皆様から多くの温かいお言葉やご意見を頂戴いたしましたこと、厚く御礼申し上げます」と振り返りつつ、「うまい棒につきましては、お子様のお小遣いでも選ぶ楽しさを感じていただけるよう熟慮してまいりましたが、2022年以後も主原料であるコーンや植物油をはじめとした原材料全般の価格上昇が進み、人件費・包装資材費・配送費等も更に大きく上昇してまいりました」と現状を説明。「このような状況では自社内でも許容できる範囲をさらに超えてきており、今後も商品の継続・安定供給を図る為に、誠に恐縮ではございますが、10月からの出荷より、商品の価格改定を実施させていただきます」と約2年半ぶりの値上げに理解を求め、最後に「これからも、おいしさと楽しさあふれる、安心・安全な商品づくりに努めてまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」と結んだ。

同日、同商品の公式X(旧ツイッター)アカウントでも値上げを発表。拡散され、ネットユーザーたちから「うまい棒15円まじか」「値上がりしても買うよ」「20円でもええんやで」「がんばれうまい棒」などの反響が寄せられている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤクルトが24日、高津臣吾監督(55)の来季続投を正式に発表した。今季が2年契約お最終年だったが、新たに1年間、契約を延長することで基本合意した。

 この日に至るまで、球団幹部らとの話し合いの場も設けられてきた。高津監督はここまで5年間の指揮を執り、21年には日本一、22年にはリーグ連覇に導くなど、球団側もその手腕を高く評価。昨季の5位、今季も現在は最下位に沈むなど苦戦を強いられてきてはいるが、かねて球団幹部も「ただ単に成績が悪いからとか、そういうことだけでは決めない」と話しており、6年目への巻き返しを託されることになった。

 来季に向けての課題は山積み。2年連続でBクラスが決定した21日に高津監督は、1番の敗因に「1つや2つではないですね。いくつかあります」としていた。先発陣を含めた投手陣の整備、今季も故障者続出で最後まで全員がそろわなかった背景なども踏まえて、来季を見据えていくこととなる。

 高津監督は球団を通して、「今年のこの成績にも関わらず、来季の監督の要請をしていただいたことに感謝しております。チームを再建するのは簡単なことではありませんが、身を削る思いで努力します。スワローズの素晴らしい伝統を継承し、新たな1ページを作り上げます」とコメントした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

能登半島地震の被災地を襲った記録的な豪雨。
安否不明の方が新たに1人増え、行方不明者は7人となりました。

新たに安否不明となっているのは、石川・輪島市の31歳の女性で、近所の人などの話では自宅から離れた能登町で車が見つかったということです。

これで今回の大雨で亡くなった人は7人、行方不明者は7人となりました。

一方、道路の寸断で孤立している集落は、輪島市など3つの市と町で14地区、56カ所となっていて、輪島市は一部の集落と床上まで浸水した仮設住宅の住人あわせて約400人を、集団で避難させる方針を固めています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立憲民主党の新代表に野田氏が選ばれたことは、自民党の総裁選挙にも影響を与えそうです。

自民党総裁選は、27日の投開票を前に最後の討論会が行われ、23日のロシア軍機の領空侵犯も議論となりました。

3人の候補が先行する展開ですが、立憲の新代表をめぐっては、自民党議員から「石破さんか高市さんじゃないと野田さんに論破される」との声や、「元総理は過去の人だ。刷新感の小泉さんがいい」との意見が出ています。

また、解散総選挙を見据え、「野田さんは人気が高く、自民支持層も取りに来る」と警戒する関係者は、高市氏を念頭に「保守一本やりでは戦えない」と述べています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

けさ、伊豆諸島と小笠原諸島に一時、津波注意報が発表され、伊豆諸島では津波が観測されました。今回、大きな揺れが観測されないまま突然、津波注意報が出されましたが、その原因とは。

午前8時すぎ、伊豆諸島と小笠原諸島に出された津波注意報。

八丈ビューホテル 宮代昌秀 支配人
「町の方からの呼びかけがありまして、海岸線には近づかないようにと」

八丈島八重根で50センチ、神津島で20センチ、三宅島や伊豆大島でも10センチの津波を観測しました。

被害はなく、その後、津波注意報は解除されましたが…

三宅島の漁師の男性
「地震も感じなかったので何でだろうと」

津波の原因は午前8時すぎ、鳥島近海で起きた地震とみられていますが、震度1以上が観測された地域はありませんでした。

津波を引き起こした地震のメカニズムについて、気象庁はわからないとしていますが、震源とほど近い須美寿島では気になる現象が。

これは今月18日、海上保安庁が撮影した映像。島周辺の海面が変色しているのがわかります。

海底噴火のおそれがあるとして、気象庁は撮影翌日に須美寿島に噴火警報を発表しました。

実は去年10月にも鳥島近海を震源とする地震で津波注意報が発表され、海底噴火が関係している可能性が指摘されているのです。

気象庁の担当者は「過去に鳥島近海で発生した火山活動による地震と、今回の地震の特徴は似ているという印象は受ける」としています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上川陽子外相は23日(日本時間24日未明)、米ニューヨークの国連本部で、中国の王毅共産党政治局員兼外相と会談した。上川氏は、会談の冒頭で日中の「戦略的互恵関係」を進める意向を示した王氏に対し、厳しい表情をみせて中国広東省深圳で日本人男子児童が刺殺された事件に言及し、「日中関係の基礎である国民交流に深刻な打撃を与える」と伝えた。

 

上川氏は約1時間に及んだ会談で、動機を含む「一刻も早い事実解明と明確な説明」に加え、犯人の厳正な処罰と再発防止を強く求めた。「中国の在留邦人、特に子供の安全確保のための具体的な措置」も要求した。

また、中国の交流サイト(SNS)での日本人学校関連のものを含む根拠のない悪質で反日的な投稿は「子供たちの安全に直結し絶対に容認できない」とし、早急な取り締まりの徹底を求めた。

中国外務省によると、王氏は「中国側は法に照らして調査、処理している」と説明。「これまで通り全ての在中外国人の安全を法に照らして保障する」と表明した。王氏はまた、「日本側は(事件を)冷静、理性的に取り扱い、政治化することや拡大することを避けるべきだ」と主張した。

日本政府によると、上川氏は、中国の在留邦人の安全確保のために日中で協力し速やかに具体策の実現を図ることを提案した。王氏は外交ルートを通じて引き続き議論することに応じたという。

日中外相の会談は7月にラオスの首都ビエンチャンで実施して以来。

上川氏は国連総会に合わせて、24日までの日程で訪米している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立憲民主党の中村喜四郎衆院議員(75)(比例北関東)が24日、茨城県庁で記者会見し、次期衆院選に立候補せず、今期限りで政界を引退することを表明した。後継候補については「後援会の意向に従う」と述べ、自身が指名しない考えを示した。中村氏は現職の国会議員では小沢一郎衆院議員(比例東北)の当選18回に次ぐ15回。





 中村氏は会見で、8月末に政界引退を決意したと明かした。理由について「今の政治に国民が強い怒りを感じており、次の解散で与野党伯仲が見えてきた。75歳という年齢になり、心身ともに健康なうちに政治家を辞めるべきだと確信した」と説明した。





 中村氏は1976年の衆院選で初当選。自民党に長く所属し、科学技術庁長官、建設相などを歴任した。94年にゼネコン汚職事件で逮捕され、2003年に実刑判決が確定して失職したが、05年に無所属で返り咲いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ 白球つれづれ2024・第35回

 ソフトバンクが4年ぶりにパリーグ優勝を果たした。

 前日なら本拠地・福岡での地元胴上げが実現したところだが、2位の日本ハムも勝ったため、大阪に移動して京セラドームでオリックス戦。この3年間、軍門に下っていた敵地で、うっぷんを晴らすような快勝で頂点に立った。

 就任1年目で小久保裕紀監督は8度宙に舞っている。

 次いで孫正義オーナーも胴上げ、王貞治球団会長とも、がっちり握手を交わした。

 しかし、このルーキー監督は歓喜を爆発させることもなく、ましてや涙を浮かべることもない。2位の日本ハムとは11ゲーム差の独走劇の余裕にも映るが、それだけではない。

 2014年から17年まで侍ジャパンの監督としてスーパースター軍団を率いた実績がある。17年のWBCでは準決勝で米国に敗れて悔しさも味わった。その後、ソフトバンクの二軍監督などで、指揮官として何をなすべきかを学び、満を持す形でチームの再建を託された。ちょっとそこいらが並みのルーキー監督とは違う。


 昨年の就任会見では「美しい野球」をポリシーとして掲げた。

「優勝するにふさわしいチームと言うのは自問自答して来た。そこを貫けば美しさにつながる」

「強くあると言うのは当然だが、優勝に値するチームとはどういうチームなのか、常にそういう目で見ていた」

 これは、優勝会見で語られた「美しい野球」への答えである。つまり、小久保監督は単に強いだけでなく、もう一歩上を行く野球を全選手に求めたのだ。圧倒的な独走優勝の根幹がそこにある。

 開幕戦直前で指揮官は、こうも語っている。

「プロとは何ぞや? 替えの利かない選手がプロフェッショナル。全員がそこを目指して欲しい」

 個人成績だけを見れば、首位打者に近藤健介、本塁打と打点王に山川穂高。盗塁王は周東佑京が当確ランプを灯し、最多勝に有原航平、最優秀防御率にリバン・モイネロの各選手が有力候補として名を連ねている。周東を除いては、FAや高額のマネーゲームで獲得した選手ばかりだ。

 圧倒的な個のパワーが強さの秘訣と映るが、一方では柳田悠岐選手や近藤が故障で戦列を離脱。投手陣でも絶対的な守護神だったロベルト・オスナが腰痛で一時帰国。代役を務めた松本裕樹も肩痛でリタイアと大きな誤算もあった。それを補ったのは、小久保監督が求めるプロフェッショナルな集団の力だった。

 優勝を決めたこの日のオリックス戦。先制点は今宮健太、中村晃の生え抜きベテランが叩きだす。逆転を許した中盤には今年3月に支配下登録されたはかりの川村友斗や柳町達選手らの「小久保チルドレン」が輝いて、ダメ押しは鮮やかなバント攻撃が相手のミスを誘って決めてしまう。いずれも替えの利かないプロフェッショナルな選手たちが躍動して、85個目の白星を稼ぎ出した。

 監督就任にあたって、「小久保ノート」を読み返している。現役時代からつけてきた日誌や、侍ジャパンの監督時代に読み漁った有名経営者の著作からリーダー論を学び、勝負哲学としている。

「リーダーとは、我慢と決断」と言う。任すところはコーチに任せ、最後の決断に徹する。これもまた小久保流の美しい野球、すなわち美学である。

「今夜だけは喜びに浸って、明日からはクライマックスシリーズの準備に充てる」と語ったわずか1時間後には前言を撤回した。

 宿舎に戻ると、倉野信次投手コーチ兼ヘッドコーディネーターがやって来ると次に向けたミーティングを始めたと言う。

 目標はあくまで、クライマックスも勝ち抜いて日本一奪還。プロフェッショナルな集団の「美しい野球」への追及はこれからが本番だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jリーグ、新人年俸は上限1200万円に引き上げ…26年から改定 吉田麻也選手会会長「深く感謝」

 Jリーグは24日、都内で理事会を行い、1999年から継続してきた「プロABC契約」の撤廃を含む、選手契約制度の大幅な改定を行うことを決定した。2026年シーズンから、プロ入りする新人選手の年俸上限額は当初の670万円から1200万円に引き上げることが決まった。

 改定は以下の通り。

 〈1〉プロ契約におけるABC区分を撤廃(2026年シーズンから)

 〈2〉プロ契約締結初年度の報酬上限規制を緩和(2026年2月1日から) 基本報酬1200万円+支度金500万円(いずれも消費税別)

 〈3〉プロ契約の基本報酬の下限を新設(2026年7月1日から) J1リーグ=480万円、J2リーグ=360万円、J3リーグ=240万円(いずれも消費税別)

 

 ※プロ選手の最低人数を各クラブ20人以上に設定。18歳以下のプロ契約選手は、年俸下限の例外対象とすることもできる

 Jリーグでの方針決議後、今回の改定に関係する各種規則等を見直し、JFAにおける理事会の決議を経た上で、改定は施行となる。

 野々村芳和チェアマンは「プロABC契約制度が始まってから約25年が経(た)ち、現在は『海外リーグとの競争』や『日本のプロスポーツ界の発展』など、当時とは大きく環境が変わっています。サッカー選手になりたい、Jリーグで活躍したい、と思ってもらえるような制度の改革が必要だと考えていました。今回、吉田麻也会長をはじめとした選手会の皆さんと多くの議論を重ね、プロ選手のステータス向上や競争を促進していくことを目的に、新たな制度を設計いたしました。昨年のシーズン移行検討と同様、60クラブや多くの関係者とも『Jリーグの未来』について時間を掛けて何度も話し合いをしました。国内・海外の選手や、サッカー選手を目指す子どもたちから、Jリーグが選んでもらえる存在となり続けられるよう、引き続き、様々な制度改革・環境整備を進めていきたいと思います」とコメントした。

 日本プロサッカー選手会の吉田麻也会長は「選手契約制度の改定に向けて、Jリーグ、Jクラブ、JFAの関係者の皆さまには、真摯(しんし)に弊会とお話し合いいただき、全選手を代表し、深く感謝申し上げます。プロABC契約の撤廃は、歴代選手会長から引き継ぐ悲願でもあり、弊会会員、役員とたくさん意見交換してまいりました。今回の改定は、世界トップレベルのリーグ、クラブ、選手を目指す今後の日本サッカーにとって、とても大きなことと感じています。引き続き日本サッカーの未来のために、しっかり話し合っていきたいと思います」とコメントした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

能登半島の豪雨で多くの仮設住宅が床上浸水した石川県輪島市では24日、災害ボランティアの受け入れが始まった。

 床上浸水の被害を受けた宅田第2仮設住宅には県内外から40人が集まり、水につかった家電製品や家財道具などを運び出したり泥のかき出しをしたりした。

 この仮設住宅で生活していた北浜暁子さん(73)は「能登半島地震から、ようやく普通の生活に戻れるかと思っていたところで豪雨の被害に遭い、がっくりしていた。ボランティアの人たちに家財道具など大きなものを運び出してもらって助かった」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野田元首相が新たな代表となった立憲民主党は24日、党運営の要の幹事長に中堅の小川淳也議員を抜擢するなどの新たな執行部人事を決めました。

国会記者会館から、フジテレビ政治部・木村大久記者が中継でお伝えします。

今回の人事について、ある関係者は「安定感の野田氏に対して、次の衆院選に向けた刷新感を出すとともに、適材適所と党の将来を見据えたものだ」と話しています。

新たな執行部人事は、両院議員総会で野田代表自らが発表し、幹事長に小川淳也議員、政調会長に中堅・若手のグループを率いる重徳和彦議員が就任し、国会対策委員長は笠浩史委員長代理が昇格しました。

いずれも野田氏を支持した中堅議員です。

小川淳也新幹事長:
非常に身に余る重責です。誠心誠意、全身全霊で取り組みたい。

また、代表代行は続投する辻元氏と長妻政調会長に加え、大串選挙対策委員長も兼務します。

一方、次の衆院選に向けた総合選挙対策本部のナンバー2にあたる本部長代行に、野田氏を支持した小沢一郎衆議院議員を起用する方向で最終調整を進めていることがわかりました。

野田氏は24日午前、小沢氏と会談し、こうした意向を伝えたものとみられます。

──代表選で野田氏と戦った枝野氏や泉氏は入っていないが党内の反応は?
枝野氏は要職には起用されず、泉氏は常任顧問に就任する方向です。

そして、幹事長に抜擢された小川氏については、枝野氏が所属するグループを脱退して、野田氏の支援に回っただけに、枝野・泉両氏に近い議員からは、反発する声も出ています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本製鉄が、米鉄鋼大手USスチールの買収計画の審査を対米外国投資委員会(CFIUS)に再申請したことが24日、分かった。これにより、審査期限は従来9月23日とされていたが、90日延長される見通し。当局が判断を示す時期は、11月の米大統領選後となる公算が大きくなった。
これまで複数の米メディアが、日鉄とUSスチールからの再申請の要請について、計画を審査するCFIUSが容認すると報じていた。買収が安全保障に及ぼす影響を審査するには、さらに時間を要するとCFIUSが判断したとみられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本相撲協会は24日、元関脇で十両の碧山(春日野)の現役引退、年寄・岩友の襲名を発表した。

 ブルガリア出身の碧山は2009年名古屋場所で初土俵。11年名古屋場所で新十両、11年九州場所で新入幕を果たした。最高位は関脇だった。

 今年春場所の十両転落からは負け越しが続き、東十両13枚目だった秋場所は5勝10敗だった。幕内在位は71場所で、通算成績は613勝607敗35休だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大相撲で4度優勝、大関を30場所も務めた貴景勝が現役を引退した。28歳1カ月での引退は平成以降に昇進した大関・横綱では最年少となり、年齢的には早すぎる幕引きとも言える。

 今場所で5年ぶりの関脇転落となり、「10勝以上で大関復帰」を目指していたが、初日から2連敗して3日目から休場、その進退が注目されていた。

「引退の理由は度重なる怪我。新大関の19年夏場所では右膝関節内側側副靱帯を損傷して5日目から休場。以来9度のカド番も、体調不良ではなく全て怪我によるものでした。21年には名古屋場所2日目には巨漢力士の逸ノ城戦で首を痛め、『頸椎椎間板ヘルニアによる神経根症』と診断されたこともありました」(相撲担当記者)

 貴景勝は前の師匠・貴乃花親方を慕い、兵庫の報徳学園在学中に14年秋場所に本名の「佐藤」の四股名で初土俵。持ち前の負けん気と礼儀正しさから貴乃花親方の「付け人」にも抜擢されて徹底的に鍛え上げられた。17年初場所の新入幕を機に「貴景勝」に改名。この四股名は部屋伝統の「貴」と部屋の女将さんの名前(河野景子)から付けられたという噂も広がったが、実は、貴乃花親方が敬愛していた戦国武将・上杉景勝がその由来だった。

「18年に貴乃花親方が一連の騒動で相撲協会を退職してからは、千賀ノ浦部屋を経て現在の常盤山部屋に入りました。ただ、相撲部屋では部屋で最高位に上がった者が跡を継ぐ慣習がありますが、常盤山部屋ではそれは隆の勝。引退後に協会に残るなら、年寄株の取得が必須と言われていました」(前出・記者)

 105ある年寄株は現在ほとんど空きがなく、豊ノ島など人気も実力もあった力士たちが、年寄株を取得できないばかりに協会を退職さぜるを得ない状況が続いていた。大関経験者は年寄株がなくても3年間は四股名のままで在籍できる特例があるが、「湊川」(元小結・大徹)が今年6月30日に退職したために、貴景勝は年寄湊川を襲名した。

 怪我に泣かされた土俵人生だったが、その持ち前の負けん気を発揮して、今後は後進の指導にあたって欲しいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空手の組手女子61キロ超級で東京五輪代表の植草歩(32)が24日、都内で引退会見を行った。9月1日付で母校・日体大柏高空手部の監督に就任。さらに、ぽっちゃり女子向けファッション誌「ラ・ファーファ」の専属モデルを務めることも明かした。第二の人生を“二刀流”でスタートする。


 5月に引退を決意した植草は、直後に「ラ・ファーファ」に自ら売り込みオーディションを受け、専属モデルに採用された。「東京五輪後に食べる量が増えて太ってしまった。体が大きいことがコンプレックスで、恥ずかしいと思うようになったなかで、挑戦してみようと思った。自分自身を多くの人に知ってもらって、空手を広めていけたらと思う」と笑顔で語った。

 競技者時代から、自分に合う洋服を探すことが難しかった。「そのなかでもおしゃれをしたいとか、きれいでいたいとか、そう思う人はたくさんいる。自分も『太ったな…』と思って悲しくなってしまうときはあるけど、今の自分を好きになって、ありのままを見せていきたい」と話した。

 「ラ・ファーファ」は創刊号でタレントの渡辺直美が表紙を飾り話題になった。「渡辺直美さんにずっと憧れていた。いつもすごくキラキラ輝いていて美しい。ポジティブなパワーがすごくて笑顔にしてくれる。今後、共演できたらうれしい。顔が似ているとずっと言われていたので、直接会ってみたい」とラブコールを送った。メディア出演にも意欲的で「もしよろしければ私を使ってください」と報道陣に逆オファー。「体張ります!」とアピールした。

 ◇植草 歩(うえくさ・あゆみ)1992年7月25日、千葉・八街市生まれ。32歳。実住小3年から競技を始め、柏日体(現・日体大柏)高を経て帝京大へ。世界選手権は2012、14年銅、16年金、18年銀。アジア大会は14年銅、18年金。17~19年のプレミアリーグ年間女王。全日本選手権は15年から4連覇。得意技は中段突き。身長168センチ。家族は両親と姉。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jリーグは9月24日、選手契約制度の改定を発表。1999年から継続してきた「プロABC契約」は撤廃される。

現行の選手登録は、プロA、プロB、プロC、アマチュアに区分され、プロ初年度の年俸はプロAが670万円、プロCは460万円を上限としていた。改定後は、登録がプロとアマチュアのみの区分となり、プロ初年度の年俸上限は1200万円となる。

また、現行では下限がなかったプロ契約時の基本報酬も設定され、J1は480万円、J2は360万円 、J3は240万円となる。

今回の改訂にあたり、Jリーグは以下のようにコメント。

「約25年の間に『海外クラブとの競争』や『クラブライセンス制度の浸透』、『日本のプロスポーツの発展』等の環境変化が起きていることを踏まえて、選手契約制度の見直しを開始し、クラブ、日本サッカー協会(JFA)、日本プロサッカー選手会(JPFA)を含む関係各所と時間をかけて議論を続けてまいりました。

議論の結果、『プロサッカー選手のステータス向上』、『Jクラブの競争環境の促進』、『海外クラブとの選手獲得競争や海外クラブ移籍による移籍金獲得額の向上への寄与』等の目的に向けて、制度の改定を実施すべきと判断し、本日の理事会にて決議いたしました。

なお、本制度は、今後の運用状況や更なる環境変化に応じて、継続的に改定の検討を行ってまいります」


改訂の概要は、以下の通り。

①プロ契約におけるABC区分を撤廃 *2026シーズン(2026年2月1日)から

②プロ契約締結初年度の報酬上限規制を緩和 *2026シーズン(2026年2月1日)から-基本報酬1,200万円(消費税別)+支度金 500万円(消費税別)

③プロ契約の基本報酬の下限を新設 *2026/27シーズン(2026年7月1日)から-J1リーグ:480万円 /J2リーグ:360万円 /J3リーグ:240万円 (いずれも消費税別)-プロ選手の最低人数を各クラブ20名以上に設定-18歳以下のプロ契約選手は、年俸下限の例外対象とすることもできる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇バレーボール男子 イタリアスーパーカップ決勝ペルージャ3-2トレンティーノ(現地時間22日、イタリア)

バレーボール男子日本代表の石川祐希が所属するペルージャがイタリアスーパーカップ決勝で勝利。石川選手がMVPに選ばれました。

石川選手はパリ五輪でキャプテンでエースとしてチームをけん引。準々決勝でイタリアに敗北したものの4大会ぶりに自力出場を勝ち取るなどバレーボール男子の底上げに貢献しました。そして8月にペルージャに合流しました。今大会が初の公式戦で、熱戦を繰り広げ、3-2(25-18、19-25、15-25、25-17、15-9)で勝利。石川選手は20得点を挙げ、MVPに選ばれました。

ペルージャはこれで、3年連続6度目の優勝を果たしました。

試合後、石川選手は自身のSNSで「イタリアで初のタイトルとMVP。みんなありがとう。まだまだここから!!」と喜びのコメントとともにメダルとトロフィーを手に持った写真を投稿しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ オリックス―西武(24日・京セラドーム大阪)

 オリックスのT―岡田外野手が7回の2打席目に今季初安打を記録した。

 直前には代打・杉本が左越えへ惜別の11号2ラン。ダイヤモンドを一周すると、思い切り抱き合った。日頃からかわいがってきた弟分に力をもらい、1ボール2ストライクからの155キロを右前へ。スタンドだけでなく、一塁ベンチも沸き上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オリックス-西武」(24日、京セラドーム大阪)

 今季限りで現役を引退するオリックス・小田が八回無死一塁から第1打席を迎え、西武の捕手・古賀がキャッチャーフライをわざと落としたようなシーンがあった。

 大歓声に迎えられて左打席に入った小田。2球目のストレートを打ち上げると、打球はバックネット裏付近に舞い上がった。これを追った西武の捕手・古賀は落下地点に入っていたが、目測を誤ったかのように装い、“捕球できなかった”。

 スタンドは大歓声に包まれ、実況アナも「エラーをつけてほしくないですね」と要望。これを受けてか、公式記録員も通常は失策と判定するプレーだったが、スルーした。

 最終的に小田は追い込まれながらも食らいついての遊直に倒れたが、納得の表情でベンチに戻った。ファンも古賀に「ありがとう」「男すぎる」「やさしさで胸が痛くなった」「きょうで好きになった」と称賛の声が続々と集まった。

 今季は同じようなシーンが西武・金子の引退試合でもあり、ロッテ・佐藤が捕邪飛を見失ったように追わず、最後は打球に追いつきそうだったが捕球せず。金子はその後、7球目を打って遊直に倒れていたが、この場面がファンの感動を呼んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jリーグ出場停止選手(24日)

【J1】(第32節)
▽柏・細谷真大▽川崎・ファンウェルメスケルケン際▽新潟・宮本英治
【J2】(第33節)
▽群馬・佐川洸介▽千葉・横山暁之▽藤枝・モヨマルコム強志▽山口・平瀬大▽徳島・渡大生▽大分・弓場将輝▽鹿児島・岡本将成
【J3】(第30節)
▽YS横浜・藤原拓也▽相模原・高野遼▽長野・碓井鉄平▽沼津・附木雄也▽岐阜・荒木大吾▽奈良・下川陽太

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦