◆ 夏の甲子園を沸かせた“大社旋風”
第106回全国高校野球選手権大会で、最も大きな旋風を起こしたのが大社(島根)だった。
全国に15校しかない、第1回地方大会から出場を続ける皆勤校の一つで、今回は1992年以来32年ぶりの出場だった。
その伝統校が今春選抜準優勝の報徳学園(兵庫)との1回戦に勝利し、61年以来63年ぶりの初戦突破を果たして勢いづいた。
創成館(長崎)との2回戦では延長10回タイブレークの末に勝利して、107年ぶりの夏2勝目。早実(西東京)との3回戦では夏の甲子園史上初となる2試合連続の延長タイブレーク勝利を挙げて、93年ぶりの8強入りをかなえた。
快進撃の中心にはエース左腕の馬庭優太(3年)がいた。
3回戦まで3試合連続完投勝利で準々決勝に導いた。初戦で優勝候補の報徳学園相手に被安打7、1失点に抑えて実力を示すと、早実戦では延長11回149球を一人で投げ抜き、最後は自らがサヨナラ打を放って投打で主役を演じた。
試合中から味方の奮闘に涙を流し、声を張り上げながら好投を続ける姿は感動を呼び、次第に一般の観客からも大きな声援を受けるようになった。
「大社旋風」の中心にいた馬庭は、中学時代に他校から入学の勧誘を受ける有力選手だった。
その好左腕が92年夏以来甲子園出場から遠ざかる大社への進学を決断した出来事があった。
3学年上の姉・歩未さん(20)が同校野球部のマネジャーを務めていたのだ。
姉の3年夏は島根大会決勝で敗れて、あと一歩で甲子園に届かなかった。その一戦を現地観戦していた馬庭が姉に伝えた。
「俺が甲子園に連れて行くから」
こうして進学先の迷いも吹っ切れ、姉を甲子園に連れて行くために大社を選んだ。
ただし聖地にたどり着くまで順風満帆とはいかなかった。
下級生の頃は、甲子園出場を目標に掲げて仲間にもストイックさを求める馬庭ら主力組とその他の選手の間で意見が食い違うこともあった。
「今は甲子園とか、そんな高いところ目指してもだめやろ」と反発の声が挙がり、選手同士でぶつかったことも一度や二度ではない。
2年夏は準決勝で敗退して新チームが始動。そこから何度も選手間ミーティングを行って目標を共有した。
馬庭は指導者から「エースとしての自覚を持ちなさい。周りから認められるエースになるには、結果だけでなく普段の取り組みから見られているよ」と伝えられながら、仲間を思いやって投球することを覚えていった。
2年秋は中国大会に出場。選抜出場こそかなわなかったものの、着実に聖地出場へ前進していた。
◆ 「甲子園出場が目標では、あそこに立てない」
今年3月には選手全員で甲子園に来たことがある。
兵庫の強豪校である明石商、社との練習試合が降雨中止となったため、選抜大会の観戦に向かったのだ。
そこでは自分たちと同じく地元出身選手中心に戦う公立の阿南光(徳島)が健闘していた。その姿を目に焼き付け、「絶対に俺らもここに立とう」と誓い合った。
春の島根大会に3回戦で敗れると、「甲子園出場が目標では、あそこに立てない。甲子園8強に目標に変えよう」と誓い合った。
そして、結束力を高めたナインは夏の甲子園出場をかなえた。
報徳学園との初戦前、馬庭は姉から伝えられた。
「仲間を信じて自分を信じて、全力で楽しんでこい」
その言葉通り、仲間を信じて旋風を起こした。
早実との3回戦では、同点の7回に中堅手の藤原佑(3年)が勝ち越しの適時失策を犯すと、「まだ大丈夫。笑顔でやろうぜ」と声をかけ、馬庭自らサヨナラ打を放った。試合後、藤原は「みんながいなければ、立ち直れなかった」と感謝の涙を流した。
神村学園(鹿児島)との準々決勝で敗れると、馬庭は「辛いときもみんなが寄り添ってくれた。もっとみんなと試合がしたかった」と真っ先に仲間のことを思った。
大社旋風は、馬庭がいなければ起きなかった。
ただし、エース一人のチームではなかった。全員で支え合って生まれた快進撃だった。
蜂谷由梨奈さんが楽天-ソフトバンク戦で始球式
■ソフトバンク 4ー1 楽天(10日・楽天モバイルパーク)
ミヤギテレビアナウンサーの蜂谷由梨奈さんが10日、楽天モバイルパークで行われた楽天-ソフトバンク戦でセレモニアルピッチを務めた。豪快なワインドアップに場内は大盛り上がり。SNS上でも「可愛かった」「お顔が小さすぎる」と、称賛の声が寄せられている。
群馬県出身の蜂谷さんはミヤギテレビ「OH!バンデス」でMCを務める人気アナウンサー。この日は髪をポニーテールにし、楽天の白のホームユニホーム、オレンジのロングパンツを着用して登場した。
緊張した面持ちながらも、場内の声援に応じながらマウンドに上がると球場全体にお辞儀。投球直前に石原彪捕手がホームプレートに向かうと、驚いた表情を浮かべて、深々と一礼した。
大きく振りかぶり、左足を高々と上げる豪快フォームに場内はどよめき。しかし、投球は大きく逸れた上に捕手の手前でバウンド。蜂谷さんは“あちゃー”と言わんばかりの悔しそうな表情を浮かべていた。それでも温かい声援が送られると、改めて右手を挙げて歓声に応えていた。
この投球を見たファンは続々と反応。「はっちー よく頑張った」「ダントツ可愛い」「蜂谷アナ本当にめっちゃかわいい」「蜂谷アナが投げるとこ見れて良かった」「現地参加してたら絶対興奮してたな」などとの声が寄せられている。
10日にバーレーンのリファで行われたサッカー・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選C組の日本―バーレーンで、日本選手が顔付近に緑色のレーザーとみられる光を照射される場面が複数回あった。
光線の照射は、日本の先制点となった上田(フェイエノールト)のPK、三笘(ブライトン)のドリブル中、堂安(フライブルク)がCKを蹴る場面などで見られた。森保監督は試合後の記者会見で「プレーを妨害する、目に当たったときに体に害があるようなことはあってはいけないことだ」と抗議した。
[北中米W杯アジア最終予選]日本 5-0 バーレーン/9月10日/バーレーン・ナショナル・スタジアム
61分、守田英正が上田綺世とのワンツーから、ペナルティエリア左に進入。右足でゴール右にシュートを流し込み、日本代表の3点目を決める。
その瞬間、バーレーン代表のファンが一斉に席を立ち、帰りはじめた。同じ行動をとる記者さえもいた。
「え?もう諦めるのか?」
思わず、驚いてしまった。日本との実力差に絶望する気持ちは分からなくもないが、まだ30分ある。1点を返せば、雰囲気も変わるかもしれないのに。
日本国歌の際にブーイングをしたり、PKやFKの際にレーザーポインターで嫌がらせをしたりと、マナーの悪さが目立ったホームファン。前半は0-1と健闘していたチームをあっさりと見捨ててしまった。
ファンの後押しがなくなったバーレーンは結局、その後も失点を重ね、日本に0-5の大敗を喫している。
【専門家の目|栗原勇蔵】レーザー光線妨害は影響が少なくても「正当化できない」
森保一監督が率いる日本代表(FIFAランキング18位)は、現地時間9月10日に敵地で行われた北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第2戦でバーレーン(同80位)に5-0と快勝した。前半37分にFW上田綺世がPKを蹴り込むも観客席からレーザーポインターが当てられ、妨害されるシーンがあった。中東でのW杯最終予選を経験している日本代表OB栗原氏は、「FIFAも厳しく取り締まらないといけない」と提言している。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)
◇ ◇ ◇
日本代表は前半34分、MF鎌田大地が相手のハンドを誘ってPKを獲得。FW上田綺世がPKスポットに立つと、観客席から顔を目がけて緑のレーザー光線が当てられた。それでも上田は意に介さず冷静にゴール左隅に決め切った。
その後、後半の立ち上がりに上田が2点目を決めると、MF守田英正も2ゴールを奪取。途中出場のFW小川航基も後半36分にこぼれ球を頭で押し込み、ダメ押しゴールを決めて5-0とした。
日本はボール支配率76.1%対23.9%、パス本数607本対188本、シュート本数14本対3本(うち枠内9本対1本)と圧倒。ヨルダン、オマーンという中東勢との対戦経験を持つ元日本代表DF栗原氏は、「(2013年に)ヨルダンにはアウェーで(1-2)と負けましたし、中東勢がホームでやる強さは感じました。まだVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)もなかったので、多少“中東の笛”チックな部分はありましたけど、そこまで荒々しい印象もなかったです」と語りつつ、今回のバーレーン戦に関しては「今日は(日本の)レベルが違った」と語った。
一方で、PKの際の上田の目元、コーナーキックの場面ではMF堂安律に向けてレーザーポインターが当てられ、SNS上ではファンから苦言が殺到。遡れば、日本は2013年3月27日のW杯最終予選ヨルダン戦でGK川島永嗣やMF遠藤保仁らセットプレーの際に緑色の光線を当てられた過去もある。栗原氏は「昔、ヤット(遠藤)さんもやられていたけど、規制しないといけない」と主張する。
「中東だけでなく、中国とか韓国でもありますよね。スタジアムの照明もあるからか、レーザーポインターが目に当たっても、やられている選手本人はそこまで気にならないのかもしれない。あまり嫌がっている選手はいないイメージはあります。とはいえ、影響は少ないかもしれないけど、正当化できるものではない。PKだから(レーザー光線を)当てやすいかもしれないけど、流れの中でGKとかディフェンスに当たって目がくらんでミスしてしまうとかあるかもしれない。将来的には、(ファン・サポーターが)やったら代表チームは勝ち点剥奪とか処分を下して、FIFA(国際サッカー連盟)も取り締まらないといけないと思います」
栗原氏はフェアな戦いが繰り広げられる環境作りの必要性を訴えていた。
J1広島は11日、エディオンピースウイング広島で天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、中国新聞社、NHK共催)準々決勝のG大阪戦に挑む。
4強入りを懸け、チームの総合力が問われる一戦。スキッベ監督は「攻守で強力な相手に、全員が全力で立ち向かわないといけない」と鼓舞した。
8日にあったYBCルヴァン・カップ準々決勝第2戦の名古屋戦で120分間プレーし、PK戦の末に敗退。中2日で、心身ともに厳しい状態で迎える。名古屋戦で左足を痛めて途中交代した佐々木の欠場が濃厚。最終ラインは塩谷、荒木、中野が入る見込みだ。
◆ 先発左腕の先輩「7回も登板したときはうれしかった」
楽天はソフトバンクに1-4で敗れ2連敗。再び借金1となり、オリックスに勝利した3位・ロッテとのゲーム差は3.5に広がった。
ソフトバンク戦、ここまで3戦3勝の先発・古謝樹だったが、初回に2本の適時打を浴び2失点スタート。1点ビハインドの5回は二死一塁で、4番・山川穂高に左越え2ランを浴び7回5安打4失点の内容で降板した。
打線は2点を先制された直後の1回裏、1番・小郷裕哉が安打と盗塁でチャンスメイクすると、2番・小深田大翔は右越えの適時二塁打を放ち1・2番のふたりで得点。なおも無死二塁と追加点のチャンスだったが、4番・浅村栄斗の投直で二走・小深田が憤死するなど、一気に同点に追いつくことはできなかった。
2回以降は立ち直ったソフトバンク先発・石川柊太の前にゼロ行進。7回途中からは相手リリーフ陣に完璧に封じられ、7回4失点の古謝は6敗目(5勝)を喫した。
ドラ1左腕はこれがソフトバンク戦初黒星。10日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でこの試合の解説を務めた野村弘樹氏は、古謝の投球について「収穫と課題の両方が出た」と総括した。
課題として挙げたのは、5回に山川に2ランホームランを浴びた場面。同じく先発左腕として現役時代に通算101勝を挙げた先輩は「長打を打たれてはいけないという場面で、山川に対してフルカウントから真ん中にスライダー。あそこはフォアボールもある程度覚悟しながら低めに投げる。その辺の慎重さがほしかったと思います」と指摘。「結果的にあの2ランが効いている。そこは反省しないといけない」と続けた。
一方で「6回までかなと思いましたが、7回も登板したときはうれしかった」と野村氏。7イニング目は1番から始まる上位打線を無安打に封じ「4回り目に入っても粘りながら最後まで投げた。しっかり投げ切れたことは収穫だったと思います」と、プロ入り最多の114球を投じたドラ1左腕の力投を称えた。
◇プロ野球パ・リーグ 日本ハム1×-0西武(10日、エスコンフィールドHOKKAIDO)
西武は日本ハムにサヨナラ負け。これで球団ワーストまであと“1”と迫るシーズン83敗目です。
初回、1アウトから源田壮亮選手が三塁打でチャンスメークするも後続が伊藤大海投手の前に連続三振。5回まで9つの三振を喫するなど得点を奪えません。
先発の高橋光成投手は2、4回と得点圏にランナーを背負いながらもあと1本を許さず。前回登板で0勝11敗となり開幕から11連敗のパ・リーグ記録タイの屈辱を味わった右腕は5回無失点で降板します。
打線は伊藤投手から9回まで10個の三振を重ねるなど、4安打で無得点。9回裏の守りでは、ボー・タカハシ投手が2アウト3塁から水野達稀選手にサヨナラタイムリーを浴びました。
これでチームは40勝83敗2分の成績。1971年、西鉄ライオンズ時代に記録した球団ワーストの84敗(当時は130試合制)に王手をかけています。またこの日の負けで3年ぶりの最下位も確定しました。
プロ野球パ・リーグは10日、各地で3試合が行われました。
首位ソフトバンクは4位楽天と対戦。初回に栗原陵矢選手と近藤健介選手のタイムリーで2点を先制すると、5回には山川穂高選手の31号2ランで2点を追加。投手陣は先発の石川柊太投手が7回途中1失点の好投をみせ、4投手の継投で最少失点に抑えました。楽天は打線が沈黙し2連敗です。
3位ロッテは5位オリックスと対戦。1点ビハインドの4回、先頭のソト選手が同点ソロを放つと、安田尚憲選手のタイムリーで勝ち越しに成功。5回にもソト選手が2打席連続ホームランを放つなど、投打がかみ合い勝利しました。オリックスは先発のエスピノーザ投手が4回途中3失点と誤算でした。
2位日本ハムは6位西武と対戦。日本ハム先発の伊藤大海投手は9回10奪三振無失点の好投。すると9回裏、2アウト三塁から水野達稀選手がライトへのタイムリーを放ち劇的サヨナラ。西武は0勝11敗と苦しむ高橋光成投手が5回無失点と粘投しましたが、打線が援護できず勝利とはなりませんでした。
首位ソフトバンクは2連勝でマジックは12に。2位日本ハム、3位ロッテもそれぞれ勝利し、上位3チームがそろって勝利する結果となりました。西武は連敗を喫し、球団ワーストまであと1にせまる83敗目。さらに3年ぶりとなる最下位が確定しました。
【10日のパ・リーグ結果】
◆ソフトバンク 4-1 楽天
勝利投手【ソフトバンク】石川柊太(5勝2敗)
敗戦投手【楽天】古謝樹(5勝6敗)
セーブ【ソフトバンク】ヘルナンデス(3勝3敗2S)
本塁打【ソフトバンク】山川穂高31号
◆ロッテ 4-1 オリックス
勝利投手【ロッテ】唐川侑己(3勝0敗)
敗戦投手【オリックス】エスピノーザ(7勝7敗)
セーブ【ロッテ】益田直也(1勝4敗22S)
本塁打【ロッテ】ソト17号、18号 【オリックス】杉本裕太郎10号
◆日本ハム 1-0 西武
勝利投手【日本ハム】伊藤大海(12勝4敗)
敗戦投手【西武】ボー・タカハシ(2勝8敗)
プロ野球セ・リーグは10日、各地で3試合が行われました。
首位・巨人は2位・広島と対戦。初回に坂本勇人選手の今季6号ソロで幸先良く先制すると、6回に門脇誠選手、代打・秋広優人選手のタイムリーで中押し。7回には浅野翔吾選手、門脇選手のダメ押しタイムリーで広島を突き放し、理想的な攻撃で広島を打ち崩しました。投げては先発・菅野智之投手が5回無失点の好投で、リーグトップ独走となる今季14勝目を手にしました。
3位・阪神は4位・DeNAと対戦。2-2の同点で迎えた5回、森下翔太選手の今季14号ソロで勝ち越しに成功すると、ここから打線が爆発。6回には5連打で2得点を奪うと、7回には渡邉諒選手の今季2号ソロ、近本光司選手のタイムリーで追加点を奪い、DeNAを突き放しました。先発・青柳晃洋投手は5回2失点と粘りの投球で今季2勝目を挙げました。
5位・中日は6位・ヤクルトと対戦。スコアレスで迎えた3回、1アウトから連打で1、2塁のチャンスを作ると、川越誠司が今季2号3ランを放ち、これが決勝点に。先発・高橋宏斗投手は、4回に村上宗隆選手に今季24号ソロを放たれ、“今季初被弾”となりましたが、8回1失点の好投で今季12勝目となりました。
【10日のセ・リーグ結果】
◆巨人 6-1 広島
勝利投手【巨人】菅野智之(14勝2敗)
敗戦投手【広島】森下暢仁(10勝7敗)
本塁打【巨人】坂本勇人6号
◆阪神 7-2 DeNA
勝利投手【阪神】青柳晃洋(2勝3敗)
敗戦投手【DeNA】東克樹(12勝3敗)
本塁打【阪神】森下翔太14号、渡邉諒2号
◆中日 3-1 ヤクルト
勝利投手【中日】高橋宏斗(12勝3敗)
敗戦投手【ヤクルト】ヤフーレ(5勝10敗)
セーブ【中日】マルティネス(1勝3敗38S)
本塁打
【中日】川越誠司2号
【ヤクルト】村上宗隆24号
風前の灯も…。5位オリックスが〝滑り込み〟CS出場に必死の戦いを続けている。10日のロッテ戦(京セラ)は杉本の10号で先制しながらも、エスピノーザが崩れて1―4と完敗。この日のソフトバンクの勝利で今季のVの可能性が完全消滅し、3位ロッテとのゲーム差も6・5に広がった。
4連覇の夢はついえ、CS進出も厳しい状況に追いやられた。しかし、可能性がある限り、ナインの闘志は衰えていない。試合前のベンチでの円陣で中嶋監督、田口コーチらが「ええか! 気合と根性や!」と連日ハッパをかけ、士気を高めている。
崖っぷちの状況下での〝原点回帰〟。その意図をナインの1人は「もっと貪欲に気持ちで向かっていけということ。最後は技術じゃない。お前らはこの順位でいるような選手じゃないだろ、と。僕はそう解釈している。向こうも死ぬ気で来ているので、それを僕らが上回らないといけない」と首脳陣のゲキを受け止める。
また、今季限りで引退するT-岡田外野手(36)への思いも強い。この日は引退会見で京セラを訪れ、ロッカーで選手を激励。ある選手は「いい形で終わってほしいという気持ちがある。あれだけ慕われる選手はいない。それも1つのモチベーションになります。Tさんのためにも最後まで負けるわけにはいかない」と語気を強めた。
3日の西武戦から全選手、全スタッフが「CONTINUE2024」(まだまだ続く)と書かれたTシャツを着用して一致団結。チーム関係者は「残り17試合あるし、可能性はある。すごくいい緊張感を持ってできている。21年と22年の優勝も最後まですごかったですから、今年も何か起きるんじゃないかと思ってます」と鼻息荒い。
2021年は143試合を戦い終えてロッテの敗戦待ちで優勝、22年も驚異の粘りで143試合目に逆転優勝を成し遂げた。「完全に終わるまで絶対にあきらめちゃいけない」と中嶋監督。「気合と根性」「Tパワー」でミラクルの再現なるか。
7連戦初戦は「痛恨の完敗」だった。セ2位・広島は10日にマツダスタジアムで行われた首位・巨人との天王山初戦を1―6で大敗を喫し、ゲーム差を「2」に広げられた。
先発・森下が6回途中4失点で無念のKO降板。低調な打線も5回まで相手先発・菅野の前に1安打に封じられ、6回に1点を返すのが精いっぱい。これで9月は2勝5敗とやや失速気味だ。
試合前には新井貴浩監督(47)が「ちょっとみんなに話をしたかった」と選手やコーチ、スタッフを前にミーティングでスピーチ。「カープ、よく頑張ったね』では絶対に終わらせんで」とゲキを飛ばし、士気を高めたものの結果には結びつかなかった。
勝負の9月を迎えながら、なかなか上昇気流をつかめない。チームには菊池や会沢ら2018年までのリーグ3連覇を知るベテラン勢も健在だが、そう簡単に「黄金期の経験値を」という論調を当てはめるのは難しいシーズンでもある。
今季はセ各球団が残り20試合前後になっても今なお、4位・DeNAまでリーグVの可能性がある〝大混戦〟。18年までの黄金期当時を知るVメンバーのOBも「若手だけじゃなく、ベテランもこういう経験は初めてだと思う。3連覇の時は、この時期にゲーム差も(2位と)離れていた。優勝経験のある選手も初めてで、未知の感覚だと思う」とひと筋縄ではいかない理由を口にする。
外的要素だけではない。チーム力を比較しても3連覇の時と今年ではチームの攻撃力も異なる。前出OBが「3連覇の時は総得点が600を超えていた。それぐらい圧倒的な攻撃力だった」と回想するように、当時の打線は3年連続で総得点がリーグ1位。16年の684点、17年の736点、18年の721点と、打線の破壊力はリーグの中でも抜きんでていた。
だが、今季の赤ヘル軍団の総得点はリーグ5位の358と決して破壊力があるわけではなく、むしろ投手を中心とした守り勝つ野球でここまでV争いに絡んでいる。数少ない好機をモノにし、ロースコアの接戦をどう勝ち切るか。
残り21試合、ここまでの躍進を支えた24年版の赤ヘル野球をひたすら貫いていくことが、V戦線を生き残る唯一の〝術〟であることに変わりはなさそうだ。
◆米大リーグ ツインズ―エンゼルス(10日、米ミネソタ州ミネアポリス=ターゲットフィールド)
60勝84敗の借金24で、ア・リーグ西地区最下位に沈むエンゼルスは10日(日本時間11日)、ベン・ジョイス投手(23)が右肩の炎症、アンソニー・レンドン内野手(34)が左脇腹張りのためともに15日間の負傷者リスト(IL)に入ったことを発表した。
メジャー2年目で救援のジョイスは、3日(同4日)の本拠地・ドジャース戦で右腕史上最速となる105・5マイル(約169・8キロ)を計測した剛腕。今季は31試合に登板し、2勝無敗4セーブ、防御率2・08の成績を残していたが、無念の離脱となった。
レンドンは20年から7年総額2億4500万ドル(約350億円)の大型契約でエンゼルス入り。20~23年の4年間は大谷翔平投手(30)とも同僚としてプレーしたが、エ軍加入後は故障続きで、20年からの出場数は52、58、47、43、19にとどまり、5年間で219試合のみだった。今季も左太ももを痛めてIL入りするなど、57試合の出場にとどまり、0本塁打、14打点、打率2割1分8厘だった。
■FIFAワールドカップ2026 アジア最終予選 バーレーン 0-5 日本(11日、バーレーン・ナショナル・スタジアム)
サッカー日本代表(FIFAランク18位)が、W杯アジア最終予選の2戦目、上田綺世(26)が2ゴール、守田英正(29)も2ゴール、途中出場の小川航基(27)が1ゴールを挙げてアウェイでバーレーン(同80位)を5-0で下し、勝ち点3を手にした。
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初戦の中国戦で7ゴールを奪った日本代表、スタメンはGK鈴木彩艶(22)。DF谷口彰悟(33)、板倉滉(27)、町田浩樹(27)。MFはキャプテン・遠藤航(31)、守田英正(29)、三笘薫(27)、南野拓実(29)、鎌田大地(28)、堂安律(26)。FWは上田綺世(26)。中国戦スタメンだった久保建英(23)はベンチスタートで1人を変更。森保一監督(56)は「勝つためのベストの選択だと思う」と語った。
バーレーンは第1節でW杯出場経験のあるオーストラリアをアウェイで1-0と勝利、勢いのあるチーム、現地の気温は35℃以上、湿度は89%と蒸し暑い状況。
前半9分、左サイドの三笘がボールをもらうと、バーレーンディフェンスは中央を固めたが逆サイドに堂安が走り込み三笘のクロスに合わせたがゴールポストに当たってしまい得点ならず。まずは日本が決定的なチャンスを作った。
前半11分、日本は自陣でバーレーンのロングスローからヘディングで繋がれると、アルアスワドにヘディングシュートを打たれたがキーパーの鈴木がパンチングで防いだ。
前半16分、日本は右サイドで守田がボールを持つと中央で南野が走り出し、そこに合わせたがシュートはキーパーの正面。前半27分には給水タイムで日本は選手同士で戦術を再確認した。再開後は日本が敵陣でボールを回すことが出来たが決定機が生まれなかった。
すると前半35分、遠藤から右サイドの鎌田にスルーパス、抜け出した鎌田のセンタリングが相手ディフェンダーの手に当たりPKを獲得。キッカーは上田、バーレーンサポーターからは上田の顔にレーザーポインターが当てられるなど妨害を受けたが、上田は落ち着いてゴール左に決めて日本が先制点を挙げた。
1対0で折り返した日本は後半から堂安に代えて伊東純也(31)を投入、すると開始2分、日本が敵陣でボールを回すと左サイドを伊東が抜け出し、中央の上田にマイナスのセンタリング、これを上田がトラップして反転シュート、ゴール左ポストに当たってネットを揺らした。上田はこの試合、2点目。日本がいい時間帯に追加点を奪った。
後半16分には鎌田から横パスを受けて守田が中盤でボールを持つと、中央の上田とワンツー、守田は右足でゴール左隅に流し込み3点目を挙げた。
敵地での試合とは思えない日本の攻撃、その3分後には鎌田のパスに左サイドの三笘がバーレーンディフェンスの裏を抜けると、中央に走りこんだ守田にラストパス、これをしっかり決めて守田もこの試合2得点目、日本は4-0とリードした。
後半36分には途中出場の中村敬斗(24)が左サイドから持ち込みシュート、キーパーが弾いたところを途中出場の小川航基(27)が押し込み5点目。
日本は国歌での大ブーイング、選手へのレーザーポインターでの妨害などアウェイの洗礼を受けながらも5ゴールを奪い快勝、アジア最終予選2連勝とし、勝ち点6でグループC首位に立った。
同じグループCで10月15日に第4節で日本と戦う5大会連続でW杯に出場しているオーストラリアは第1節でバーレーンに1-0で敗れ、第2節ではインドネシアに0-0のスコアレスドロー、2戦連続無得点で初勝利はお預けとなった。
第3節で戦うサウジアラビアはアウェイで中国と対戦し、退場者を出しながらも後半アディショナルタイムで決勝点を奪い、2-1で勝利した。
【W杯最終予選日程】
9月5日 日本 7-0 中国(H)
9月11日 日本 5-0 バーレーン(A)
10月10日 vsサウジアラビア(A)
10月15日 vsオーストラリア(H)
11月15日 vsインドネシア(A)
11月19日 vs中国(A)
2025年
3月20日 vsバーレーン(H)
3月25日 vsサウジアラビア(H)
6月5日 vsオーストラリア(A)
6月10日 vsインドネシア(H)
◆北中米W杯アジア最終予選 第2戦 バーレーン0―5日本(10日、バーレーン・リファー)
FIFAランク18位の日本代表は北中米アジア最終予選第2戦のバーレーン(同80位)戦に5―0と勝利し、同予選2連勝を飾った。完全アウェーでの環境下で行われた試合では、スタンドから日本選手に対しての妨害行為が散見。前半37分、FW上田綺世が先制のPKを決めた場面では、顔にレーザーポインターとみられる光の照射が行われた。
試合後の会見に参加した森保一監督は「まずは国によって文化、価値観が違ったりするところ、多様性を受け入れていきたいと思っているが、今日の試合であればお互いの国歌の時にブーイングすることであったり、試合中に選手のプレーを妨害するようなことはやめてもらいたいと思う。バーレーンチームは非常にフェアでファイトできるチームだったので、サポーターの皆さんもチームのようになってくれることを願っている」と話した。
オリックス・安達了一選手兼任内野守備走塁コーチ(36)が、今季限りで現役を引退することが10日、分かった。この日までに意思を伝え、球団側も了承。先に引退会見したT―岡田と同じ1988年生まれの名手も、13年間の現役生活に区切りをつけることを決意した。
昨年は自己最少の23試合に終わり、オフに球団からコーチ兼任を打診された。選手としての活動を中心とし「若い子にはどんどん、積極的に教えてあげられれば」と指導にも力を注いできた。今季はT―岡田とともに野手最年長。シーズン序盤は代走や守備固めなどで出番を増やしていた。
ところが、5月1日のロッテ戦(ほっと神戸)で流れが変わった。守護神・平野佳がNPB通算250セーブを懸けたマウンドで1試合3失策。「試合を壊して申し訳ないです。ファンの方にも申し訳ないです」と深く落ち込んだ。厳しいプロの世界を生き抜くことができたのは、堅実な守備力があったから。立ち上がり、懸命に気持ちを奮い立たせてきたが、自身の今後とも向き合うようになった。
シーズン最終盤までソフトバンクと優勝争いした2014年は、遊撃手として全143試合に出場。16年に難病の潰瘍性大腸炎を患いながら、昨年までのリーグ3連覇にも貢献した。常に準備を怠らず、バントや右打ちでもチームプレーに徹する姿は若手の模範であり続けた。二塁コンバート、近年は一塁にも挑戦した献身性のかたまり。唯一無二の生き様を貫き、背番号3もユニホームを脱ぐ。
◆大相撲 ▽秋場所3日目(10日、東京・両国国技館)
関脇・貴景勝が、首の不調のため休場した。10勝以上で1場所での大関復帰を目指したが、初日から2連敗。師匠の常盤山親方(元小結・隆三杉)によると再出場せず、今場所での大関返り咲きが消滅した。師匠は弟子の現役続行への思いを推し量る一方で、最終的には本人の意思を尊重する考え。大関在位30場所を誇る貴景勝が、力士人生最大の岐路に立たされた。
館内に貴景勝の休場を告げるアナウンスが響き、「不戦勝」の旗が土俵上で掲げられると、どよめきが起きた。師匠の常盤山親方によると、2日目の取組後に「首の具合が良くないので、休ませてください」と本人から申し出があったという。さらに「(残りは)全休。首は大切で、無理はさせられない」と途中出場しない方針を示し、今場所での大関返り咲きが消滅した。
9度目のカド番で迎えていた先場所は5勝10敗に終わり、大関から2度目の陥落。2019年秋場所以来、5年ぶりに関脇に下がった。10勝以上なら1場所での大関復帰がかなうはずだったが、首の不調で夏巡業は全休。場所前は相撲を取る稽古ができなかった。師匠によれば、こうした事態は初めてだったという。“ぶっつけ本番”で勝負の土俵を迎えたが、初日からいいところなく2連敗。厳しい現実を突きつけられた。
常盤山親方は進退について「28歳になったばかりで、続けたい気持ちは強いと思う」と弟子の心中を推し量った。一方で「本人の一番の気持ちを尊重してあげたい」と最終的には貴景勝自身の判断にゆだねる姿勢を示した。また、「場所中に、また話をしようと思う。とにかくいい方向にいくように。すぐにどうこうはない」とも明かした。
八角理事長(元横綱・北勝海)は「首がよほどひどかったのだろう。治さないことにはどうしようもない」と話した。大関に史上最長65場所在位した元千代大海の九重審判部副部長は「まだできるという気持ちを持っていると信じ、復帰を願っている」と背中を押した。ただ、1場所での大関復帰はかなわないどころか、来場所は平幕下位まで転落することになる。首には慢性的な痛み。十分な稽古ができる保証もなく、力士人生最大の岐路に立たされていることは間違いない。貴景勝はどんな決断を下すのか。
◆貴景勝の昨年秋場所優勝以降
▽23年秋場所(11勝4敗) 7度目のカド番で臨み、熱海富士との優勝決定戦を制して4場所ぶり4度目の優勝。9人目となるカド番V。
▽同九州場所(9勝6敗) 3度目の綱取りに挑むも2ケタ白星に届かず。
▽24年初場所(2勝2敗11休) 連勝発進も「頸椎(けいつい)症性神経根症」で4日目から休場。
▽同春場所(8勝6敗1休) 13日目に勝ち越して8度目のカド番を脱出。14日目に「右大胸筋損傷、頸椎神経根症」で途中休場。
▽同夏場所(2敗13休) 2日目から「頸椎椎間板ヘルニア」で3場所連続13度目の休場。
▽同名古屋場所(5勝10敗) 9度目のカド番で負け越して大関から陥落。
<大相撲九月場所>◇三日目◇10日◇東京・両国国技館
今年の春場所で110年ぶり新入幕優勝という快挙を達成した十両十一枚目・尊富士(伊勢ヶ濱)が、思わず二度見したくなるような斬新かつクールな化粧まわしで土俵入り。その珍しさに「かっこいい」との声が上がった一方、「裏地が気になる」「目細めてみると文字が?」などさまざまな憶測を呼んでいる。
大相撲九月場所の三日目、東方十両土俵入りで休場からの幕内復帰を目指す尊富士が姿を現すと、館内からひと際大きな歓声が沸き起こった。しかし、その化粧まわしを見ると、どこか他の力士とは様子が異なっており、ファンがざわつき、さまざまな憶測を呼ぶこととなった。
通常、力士の化粧まわしは鮮やかな色の生地に文字や絵柄の刺繍が施されていることが多いのだが、尊富士のそれは一面、真っ黒。こんがり日焼けした尊富士の身体との相性はばっちりでより引き締まった印象を与えるものの、刺繍などの施しは一切なく、一面真っ黒という斬新なスタイルがファンの目を引いた。
そんな尊富士の化粧まわしを見たファンからは「裏地が気になる」「目細めてみると文字が?」「何か書いてあるのかな…」などさまざまな憶測が飛び交う事態となったが、当の本人にはお構いなし。この日は三段目優勝、幕下優勝の経験もある実力者の十両十枚目・藤青雲(藤島)を危なげなく押し出して無傷の3連勝。圧巻の強さに「早く戻ってきて」「格が違う」など、驚嘆の声があがった。敗れた藤青雲は2敗目(1勝)を喫した。
岩政大樹氏や小野伸二氏も高評価
日本代表は現地時間9月10日に北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第2戦でバーレーンと敵地で対戦し、5-0で快勝を収めた。スポーツチャンネル「DAZN」で解説を務めた元日本代表DF岩政大樹氏は、最終予選でゴールラッシュを展開する日本の攻撃について、アジアの中で「別次元」に到達したと称賛している。
9月5日の初戦で中国を7-0と粉砕した日本。敵地での第2戦となったバーレーン戦は序盤こそなかなか決定機を作らせてもらえない展開となったが、前半35分過ぎにMF鎌田大地のクロスが相手DFの手に当たってPKを獲得。これをFW上田綺世が決めて試合の均衡を破った。
1-0で迎えた後半2分には上田が追加点をゲット。さらに同16分と19分にはMF守田英正が立て続けにゴールを奪い、試合を決定づけた。同36には途中出場のFW小川航基もネットを揺らし、終わってみれば5-0の大勝となった。
試合の解説を務めた岩政氏は「中国戦もそうですが、最後の3分の1の質が高い」と最終予選2試合で12得点を奪う破壊力を見せた日本の攻撃陣のクオリティーを称賛。「アジアではどこも(得点を奪うことに)苦しんでいる。日本はそこが別次元」と形容した。
同じく解説の元日本代表MF小野伸二氏も最終予選でこれだけの差が付いたことに、「最終予選ですよね、これ」と驚き。そして「それだけ(日本の)1人1人のレベルと総合力が上がっていると感じます」と森保ジャパンのレベルの高さを称えていた。
来月に控えるサウジアラビア、オーストリアとの2連戦に向けて大きな弾みとなる連勝を飾った日本。その攻撃力を生かし、さらに白星を重ねることが期待される。
【EXILE CUP 2024 レポート】予選大会最後の切符を手にしたのは攻守で圧倒したサイレコ・エスペランサ熊本…EXILE CUP 2024九州大会2
大型台風が過ぎ去った9月1日、小学4年生から6年生を対象としたフットサル大会「EXILE CUP 2024」の九州大会2が佐賀県のブラックモンブランフットボールセンターで行われた。全国9地区10会場で開催された予選大会のラストを飾る九州大会2には40チームが参戦。9月15日に愛媛県今治市のアシックス里山スタジアムで開催される決勝大会出場を目指し、熱戦を繰り広げた。
開会式には株式会社LDH JAPANからラモス瑠偉さんとDEEPのYUICHIROさん、俳優の平川結月さんが登場。ラモス瑠偉さんが「勝ち負けにはこだわるべきだけど、楽しんでいろんなプレーにトライしてほしい。思いっきり派手にやってください」と言えば、YUICHIROさんもまた「サッカーを楽しむことが大事。勝ち負けもあるけど、熱中症に気をつけながら最後まで戦ってほしい」とエールを送った。その後、EXILE TETSUYAさん監修のもと日本サッカー協会が開発した「クラッキ!ダンス」を全員で踊って体をほぐすと、いよいよ予選リーグが始まった。
予選リーグは4チームずつ10ブロックに分かれた総当たり方式で行われた。各ブロックの1位と、2位の成績上位6チームが決勝トーナメントに進出する。予選リーグで印象的だったのは佐賀県唐津市から参加したRUMBLEだ。ピッチでは選手たちが「今のナイスプレー!」と声をかけ合い、戦いを見守るチームメートは「チャレンジ! チャレンジ!」、「どんどんシュート狙え!」と声援を送る。失敗しても前を向き続ける姿はまさにラモス瑠偉さんの言葉を体現していた。
選手たちは「宇宙一、仲がいいチーム」と口をそろえるが、実は普段は別のサッカーチームに所属する選手たちで結成した即席チームだという。そんなチームを率いる岩本芳郎監督は「楽しむことを軸にやっている。言われてやることも大切ですけど、できれば自分で判断できる子どもになってほしい」と話す。目標の予選リーグ突破はかなわなかったが、「そのまま活動を継続したい」と語る岩本監督のもと、来年はより成長した姿を見せてくれるだろう。
予選リーグが終了すると、決勝トーナメントの組み合わせを決める抽選が行われた。抽選会では応援に駆けつけた橘ケンチさん(EXILE / EXILE THE SECOND)が「決勝大会への最後の1枠を目指して、負けたチームのことも胸に秘めながらフェアプレーで頑張ってほしい。最高に熱い試合を期待しています」と選手たちを激励。その言葉どおり、午後からスタートした決勝トーナメントは熱い試合の連続となった。
準決勝では、セラミーズFC(佐賀県)とREVIVAL pieces(佐賀県)の好カードが実現。今年のJFAバーモントカップ佐賀県大会のベスト4で対戦した際はREVIVAL piecesに軍配が上がったが、この試合をモノにしたのはセラミーズFCだった。同点のままPK戦に突入すると、観客が「心臓が持たん!」と声を漏らすほどの緊張感が漂うなかでもキッカー3人がきっちりと決め切り、決勝進出を決めた。
トーナメントのもう一方の山でも白熱した試合が展開されていた。サガントス・サッカースクール サックス(佐賀県)は、予選リーグで最多21得点を記録した美和台ジュニアサッカークラブ(福岡県)と準々決勝で対戦。前半終了間際にFKで先制を許してしまったが、松尾悠希くんのシュートで追いつく。「絶対に決めてやろうと思いっきり蹴った」というキャプテンのミドルシュートは中元寺輝くんの右ふくらはぎをかすめ、ゴール左隅に決まった。その後も互角の攻防が続き、同点のままPK戦へ。監督の「逃げるなよ! 絶対に勝利をつかむぞ」という言葉で気合を入れ直した選手たちは見事にPK戦を制し、準決勝に進んだ。
準決勝の相手、サイレコ・エスペランサ熊本は今年のJFAバーモントカップで全国3位の実力を誇る優勝候補だ。予選リーグを全勝で突破すると、決勝トーナメントではグラントゥールSC(熊本県)を3-0、Felice Futsal Club(宮崎県)を4-0で下し、ここまで勝ち上がってきた。勢いある相手にサガントス・サッカースクール サックスは本来の力を発揮できず、5得点を奪ったサイレコ・エスペランサ熊本が決勝へと駒を進めた。
セラミーズFCとの決勝は、キックオフからサイレコ・エスペランサ熊本が主導権を握る。開始2分、ドリブルで持ち上がった俣嶋一路くんのラストパスを、フリーで待っていた岩本佳悟くんが決めて先制。1分後には相手GKのキャッチミスを見逃さなかった岩本くんがボールを拾うとすかさず右足を振り抜き、2点目を決めた。
セラミーズFCはキャプテンの今井繕くんを中心にボールをつないで反撃を試みるが、相手の素早い寄せに苦しめられ、後半には追加点を許してリードを3点に広げられた。ピッチサイドからは「まずは1点」の声が響いたものの、セラミーズFCは焦りからプレーが粗くなり、その隙を突くようにサイレコ・エスペランサ熊本の木村純之介くんが裏に抜け出し、GKを冷静にかわしてネットを揺らした。セミラーズFCはその後に訪れた2度のFKも得点につなげることができず、タイムアップ。最後まで攻撃の手を緩めなかったサイレコ・エスペランサ熊本が4-0で勝利し、決勝大会への切符を手にした。
藤川泰考監督は「バーモントカップで見えた守備の課題が修正できていて、大会を通じて1失点に抑えることができた」と手応えを口にする。決勝大会にはもうワンランク上のチームが来るだろうと予想し、「準備期間は限られているが強度を上げていきたい。出るからには優勝して帰ってきたい」と抱負を語った。キャプテンの野田汰史くんも「これまで全国に行った試合はすべてベスト4で終わっている。その壁を乗り越えて日本一を取りたい」と優勝を見据えた。
これで全国9地区10会場の予選大会がすべて終了した。戦いを見守ってきたラモス瑠偉さんは「いつかEXILE CUP出身のJリーガーが誕生することを期待しているし、絶対に出ると思う。それくらいレベルが高くなっている」と予選大会を総括。決勝大会は「さらにレベルアップした戦いになると思う。決勝大会で見てみたいと思っていたチームもいて、去年以上に楽しみ」とハイレベルな戦いに期待を寄せた。
2012年大会以降、九州代表のチームは全国大会で決勝の舞台に立っていない。ベスト4の壁を突破し、優勝トロフィーを掲げることができるか。サイレコ・エスペランサ熊本が九州勢初の大会制覇に挑む。
米大統領選に向けたテレビ討論会が10日の米東部時間午後9時(日本時間11日午前10時)から、ABCニュースの主催で始まった。
民主党の候補者がハリス副大統領(59)に決まってから初めての討論会だ。共和党のトランプ前大統領(78)との初顔合わせは、残り2カ月を切った選挙戦の情勢を左右する大舞台となる。
討論会の開催は、バイデン大統領の撤退につながった6月以来、2回目。ハリス氏とトランプ氏が直接対面して言葉を交わすのは、選挙戦以前も含めて初めてとなる。
注目は「討論会デビュー」のハリス氏がどのような振る舞いをみせるかだ。トランプ氏にとっては大統領候補として7回目の討論会で、すでに政策や人柄も広く知られている。だがハリス氏には未知数の部分が多く、討論会の結果次第で有権者からの評価が大きく変わる可能性がある。
11日の最高気温 関東~九州は35℃以上の猛暑日も 19府県に熱中症警戒アラート
今日11日も厳しい残暑が続くでしょう。関東の内陸や東海から九州は、最高気温が35℃以上の猛暑日の所があるでしょう。今日11日は東北から九州、沖縄にかけて、9月に入って最も多い、19府県に熱中症警戒アラートが発表されています。引き続き熱中症にご注意ください。
各地の最高気温
今日11日も厳しい残暑が続く所が多いでしょう。東北から九州の最高気温は平年を上回る見込です。札幌や新潟は昨日10日より低くなるでしょう。札幌は24℃と平年並みの予想ですが、新潟は30℃を超えて真夏並みの暑さが続くでしょう。
東京は昨日10日と同じくらいで34℃と猛暑日一歩手前の気温です。関東の内陸では35℃以上の猛暑日の所があるでしょう。名古屋と大阪、福岡は35℃の予想です。東海から九州は猛暑日の所が多いでしょう。那覇は昨日10日と同じくらいで平年並みの予想です。
19府県に熱中症警戒アラート 9月最も多い
今日11日は、岩手県や群馬県、山梨県など、東北から九州、沖縄の19府県に熱中症警戒アラートが発表されています。熱中症警戒アラートが発表された地域は、9月に入って最も多くなっています。
しばらく厳しい残暑 35℃以上の猛暑日も
9月も中旬になりますが、日本付近は高気圧に覆われて晴れる日や暖かい空気が流れ込む日があるため、まだまだ厳しい残暑が続きそうです。
週間予報を見てみると、東北や北陸は最高気温が30℃以上の真夏日の所があるでしょう。関東は連日30℃以上の真夏日となりそうです。東海から九州は来週18日頃にかけても、最高気温が35度以上の猛暑日となる所があるでしょう。油断せずに、しっかりと熱中症対策をしてお過ごしください。
熱中症警戒アラート 発表時の予防行動
熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。
①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。
④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。
台風13号(バビンカ) 三連休には暴風域を伴い沖縄へ 進路に注意
昨日9月10日(火)21時に、マリアナ諸島で発達中の熱帯低気圧が台風13号(バビンカ)になりました。今後は北上して三連休に暴風域を伴って沖縄付近を通過する見込みです。進路に注意してください。
▼台風13号 9月11日(水)6時
中心位置 マリアナ諸島
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 西北西 25 km/h
中心気圧 996 hPa
最大風速 20 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 30 m/s
三連休に沖縄付近を通過する予想
台風13号の進路の予想を見ると、14日(土)から15日(日)にかけて沖縄付近を通過し、東シナ海に進む可能性が高くなっています。
しばらくは北西に進み、沖縄に近づく際には発達して暴風域を伴う見込みです。沖縄近海では海面水温が高く、上空の風の状況も台風が発達しやすい環境となるため、予想よりも発達する可能性もあります。進路に近い地域では暴風や大雨となるおそれがあるため、今後の情報に注意してください。
本州付近は太平洋高気圧が張り出しを強めるため、直接北上してくる可能性は小さくなっていますが、東シナ海に進んだあとの進路はまだ不確実な部分があるため、影響がないとは言い切れません。こちらも今後の情報に注意してください。
東シナ海の熱帯低気圧も台風になる予想 沖縄から次第に離れる
9月11日(水)6時現在、東シナ海にある熱帯低気圧について、気象庁は「12時間以内に台風に発達する見込み」と発表しています。今後は次第に沖縄から離れる予想です。
▼熱帯低気圧 9月11日(水)6時
中心位置 東シナ海
移動 北西 15 km/h
中心気圧 1004 hPa
最大風速 15 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 23 m/s
こちらの熱帯低気圧は昨日までも沖縄や奄美に雨をもたらしました。次第に沖縄からは離れていきますが、熱帯低気圧に向かって湿った空気が流れ込むため、沖縄や奄美では今日も雨の降りやすい状況が続く見込みです。
9月は台風の接近が多い時期
平年の台風発生数
台風の発生は、9月5日(木)に発生した台風12号以来で、今月3つめです。
台風発生数の平年値を見ると、9月は平均5.0個で8月に次いで台風の発生が多い時期です。一方、台風の接近数の平年値は3.3個と8月と同値、台風の上陸数の平年値は1.0個と9月が年間トップです。
本格的な台風シーズンですので、台風対策・大雨対策等を整えておくようにしてください。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風13号の名前「バビンカ(Bebinca)」はマカオが提案した名称で、伝統的なプリンの名前からとられています。
自民党の上川陽子外相は11日午前、党総裁選への立候補表明を前に記者団の取材に応じ「声なき声を聴いて政策につなげる取り組みを訴えたい」と述べた。
自民党総裁選への立候補を目指していた野田元総務大臣が、必要な推薦人20人を確保できないことから出馬を断念する意向を固めたことがわかりました。
関係者によりますと、野田氏は推薦人確保のため、斎藤経済産業大臣と候補者の一本化も視野に協議を重ねていましたが、双方の主張が折り合わず、きのう夕方までに決裂したということです。
このため、野田氏は出馬を断念する意向を固め、関係者によりますと、かねてから親交のある小泉元環境大臣の選対本部長に就任する方向で最終調整していることがわかりました。
残る斎藤大臣も推薦人集めが難航していて、総裁選は、すでに出馬表明した8人と、きょう午後に会見を行う上川外務大臣を加えた9人による争いとなる公算が大きくなっています。
米大統領選の行方を左右するテレビ討論会。民主党のハリス副大統領(59)と共和党のトランプ前大統領(78)による初めての論戦を、全米の有権者が見守る。
経済政策について問われたトランプ氏は、大統領時代にかけた他国への関税について触れ、「私は関税で中国から数十億ドルを得た」と強調した。
バイデン政権下での経済状況については「インフレのせいでひどい経済になっている」と言及。その後は、バイデン政権が移民の流入を許しているとして、「彼らを追い出さないといけない」と訴えた。
トランプ氏が冒頭の経済に関する質問への答えでハリス氏を批判したことについて、ハリス氏もトランプ氏を批判する形で反論した。ハリス氏は「トランプ氏は、この100年で最悪の公衆衛生上の疫病を我々に残した。トランプ氏は、南北戦争以来最悪の民主主義への攻撃を我々に残した。我々(バイデン政権)は、トランプ氏が残した残骸を掃除することから始める必要があった」と述べた。
パレスチナ自治区ガザに侵攻を続けるイスラエル軍は、避難民が多く集まりテントが密集するエリアを空爆し、少なくとも19人が死亡しました。
ガザ保健当局は10日、ガザ南部ハンユニス近郊のマワシ地区にイスラエル軍の空爆があり、少なくとも19人が死亡したと発表しました。
地元メディアは、少なくとも40人が死亡、60人がけがをしたと報じていますが、イスラエル軍は、この数字について誇張されているとしたうえで、イスラム組織ハマスの拠点を狙った攻撃だと主張しました。
現場周辺は、イスラエル軍が「人道エリア」に指定している場所で、ガザ全土から避難民が多く集まり、テントが密集していたということです。
AP通信によりますと、このうち少なくとも20のテントで火災が発生したほか、空爆によって地面に巨大な穴ができ、救助活動が難航しているということです。
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題を巡り、県議会最大会派の自民党は知事の不信任決議案を9月議会に提出する方針を固めた。開会日の19日に提出する案が浮上している。関係者が11日明らかにした。提出されれば可決の公算が大きい。
【専門家の目|栗原勇蔵】伊東純也の復帰で「攻撃の幅が広がる」
森保一監督率いる日本代表は、現地時間9月10日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第2節でバーレーンに5-0で勝利した。初戦の中国戦(7-0)に続く快勝劇で、2戦合計スコアは12-0。対戦相手も関係するとはいえ、日本代表OB栗原勇蔵氏は、森保ジャパンの強さの「生命線」について分析している。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)
◇ ◇ ◇
日本は9月5日に行われたアジア最終予選初戦の中国戦で、MF南野拓実が2ゴールを挙げるなど7-0と快勝を収め、勢いに乗ってアウェーの地バーレーンへ。中国戦からはスタメン1人を代えてMF鎌田大地を起用し、3バックを引き続き採用して臨んだ。
日本はボールを握るも攻めあぐねたなか、前半37分にFW上田綺世のPKで先制。そして後半の立ち上がりに上田が2点目を決めると、MF守田英正も2ゴールを奪取する。さらに、途中出場のFW小川航基も後半36分にダメ押しゴールを決めて5-0とした。
ボール支配率76.1%対23.9%、パス本数607本対188本、シュート本数14本対3本(うち枠内9本対1本)とバーレーンを圧倒。最終予選最初の2試合で見ても、合計12-0と結果を見れば申し分ない。日本代表OB栗原氏も「ここまで(日本とアジア他国で)差があるかということが分かった9月シリーズ。アジア出場枠が(8.5に)広がっているとはいえ、昔の2次予選のような感覚です」と、森保ジャパンの戦いぶりを評価する。
「格下と言われる相手が守りに入ると、以前だったら引かれて90分のうちになんとか点が取れるかなという感じでしたけど、今の日本はインテンシティーが高く、常に速いスピードで攻め続けているので、バーレーンのような守り方をしても守り切れない。逆に、なぜ(今年カタールで開催された)アジアカップであんなに苦戦したのかと疑問に思うくらいです」
栗原氏は「バーレーンはスピード、フィジカル的なパワー、戦術、日本に勝るものは何もなかった」と指摘しつつ、アジアカップ以来の復帰となったMF伊東純也の存在の大きさについて触れている。
「伊東はパス&ゴーもできるし、人も使うし、右足でセンタリングも上げられるので、攻撃の幅を広げられる。そして、伊東は意外にヘディングが強く、左サイドからのクロスに中でも勝負できる。その分、2列目の選手も(ゴール前に)入ってきやすいかなと。堂安(律)が悪いとかではなく、オプションも増えるなという印象です」
2試合で計12ゴールを奪った攻撃はもちろん、180分間無失点の堅守も評価されるべきだと栗原氏は語る。
「今はとにかく守備がいい。相手がボールを持った時に一気に囲い込んで1対1にさせないし、ピンチになるような雰囲気もほぼない。守備の切り替えが早い。相手が上がってくるスピードよりも(日本の)下がるスピードのほうが速いので、相手がフリーで持てなくて下を向いているから周りも見えていない。今、日本が攻め続けられる要因。これが生命線だと思います」
10月はサウジアラビア、オーストラリアという9月シリーズよりも地力のある強豪との対戦になるだけに、森保ジャパンの真価が問われることになりそうだ。
※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦
※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦