◆第13回BFA U18アジア選手権▽2次リーグ 韓国1―0日本(7日・新荘野球場)

 【新北(台湾)7日=加藤弘士】高校日本代表が決勝進出を決めた。韓国との2次リーグ最終戦は、両チーム無得点の6回に失策絡みで1点を失い0―1で敗れたが、3チームが2勝1敗で並び、台湾、韓国とのTQB(得失点率差)の比較で、1位の日本と2位の台湾が決勝に臨むことになった。アジアNO1の座は、8日の日本時間午後7時30分プレーボールで争われる。

 雷鳴がとどろき、雨が降り注ぐ日韓戦。スコアでは敗れた。この大会で韓国に完封負けは史上初の屈辱だった。だが決勝進出の条件である「負けても1点差」のミッションを達成し、ファイナルの舞台へ駒を進めた。小倉全由監督(67)は素直な感想を口にした。

 「勝ちたかったですよね。でも投手がよく踏ん張った。1位なんですか? 知らなかった。胸を張っていい」。最終決戦へ闘志を燃やした。

 唯一の失点は6回。1死二塁、走者が三盗を試み、捕手の熊谷俊乃介(関東第一3年)が悪送球。本塁生還を許した。さらに2死一、二塁のピンチで、3番手に決勝で先発予定だったエースの今朝丸裕喜(報徳学園3年)を投入した。「あれ以上、点を取られちゃダメなんで」と指揮官。選手には決勝進出の条件を伝えていなかったが、今朝丸は「(点差が)2点以上だったら、決勝に上がれないとみんなから聞いていた。絶対バットに当てさせないと」。無安打無失点に封じ、拳を握った。

 さあ決勝。今朝丸は連投も辞さず、先発する覚悟を示した。「ホームを踏ませなければ勝てる。絶対、完封で終わりたい」。アジアの頂点へ、いざ決戦だ。

 ◆順位はTQBで決定 日本、台湾、韓国が2勝1敗、さらにその3チーム間の対戦成績も全て1勝1敗で並んだ。規定では、3か国以上が同じ勝敗で並んだ場合、当該3か国の間での直接対決による1イニングあたりの得失点差(TQB)で決定。この結果、1位が日本(+0.0055)、2位が台湾(0)、3位が韓国(-0.0055)となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ 日本ハム5―1オリックス(7日・エスコンフィールド)

 日本ハムが“2位固め”どころか、4連勝で首位猛追モードに突入した。先発の加藤貴之投手(32)が7回6安打1失点で自己最多9勝目。最大11・5差から逆転優勝した16年以来の貯金15へ導き「優勝した時と今、本当にチーム状況が似ている」と胸を張った。

 7球種で幻惑してソロ1発に封じ、今季オリックス戦初白星。チームトップ145回2/3で4年連続シーズン規定投球回もクリアし、自身初の5連勝とした。8月は防御率4・03ながら援護率6・00で4勝。再び10安打5得点の打線に支えられ「16年も夏場がすごかった。点を取られても(即)取ってくれる感じだった」と当時と重ね合わせた。

 オフはFA権を行使せず残留。グラブの内側に刻む「更なる高みへ」の言葉通り「残留してふがいない成績だったら誰も認めてくれない」と9年目、32歳で8勝の壁を越えた。11勝の伊藤に続き、自身と山崎も9勝。8年前に大谷ら4人が2ケタ勝利して以来の10勝トリオが間近となってきた。

4連勝で7差 ソフトバンクが敗れ、7月8日時点で最大15、今月2日時点でも11あった首位とのゲーム差は7に。「1位を目指している。うちが負けなきゃいい話」と加藤貴。新庄監督もあえて取材を控える会心星だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「広島2-1中日」(7日、マツダスタジアム)

 広島が接戦を制して連敗を4で止めた。勝利の立役者は坂倉将吾捕手(26)だ。四回2死で右越えに決勝の10号ソロ。チームとして5試合ぶりの先制点をもぎ取り、4年連続の2桁本塁打に到達した。チームは3年連続でシーズンのマツダスタジアム勝ち越しを決め、首位・巨人とは1ゲーム差をキープ。中軸を担う背番号31が9月戦線を支えていく。

 打球の行方を目で追いながら、坂倉は悠然と歩き出した。これが中軸の仕事。青空に伸びた放物線が、勝利への道を明るく照らす。大歓声を背に受けながらダイヤモンドを一周したヒーローは「最近、野手が打てなくて投手を助けてあげられていなかった。何とか先に(得点を)という思いで先に取れたので良かった」と笑顔で振り返った。

 四回2死。カウント3-1から福谷の直球を完璧に振り抜き、打った瞬間に本塁打を確信した。豪快な一発が右翼スタンド中段に着弾すると、昼下がりの本拠地は歓喜に包まれた。これで4年連続の2桁本塁打。前半戦は打率・203、4本塁打、18打点と苦しんだ一方、盛り返して10号に到達。「ホームランバッターじゃないけど、いい打球が飛んでいる証拠。2桁はうれしいです」と素直な心境を明かした。

 試合前時点で今月の打率は5試合で・158。「9月に入って情けない打席が続いていた」と期する思いがあった。6日の一戦では、3点を追う初回1死満塁の好機で初球を打ち上げ、捕邪飛。チームは無得点に終わり、19度目の完封負けを喫していた。

 「取れるところで取れなかった。自分の打席が一番大きく(試合を)左右していたと思うので。そういう責任を感じながら」と使命感を増幅させて、価値ある一発を放った。二回1死ではラッキーな左前への二塁打を放っており、7試合ぶりの複数安打。新井監督は「昨日の試合の悔しさもあったんじゃないですか。ナイスバッティングです」と拍手を送った。

 この日は坂倉の前の背番号31、石原バッテリーコーチの誕生日で「石原さんのために打ちました」とうなずく。捕手専任で挑んだ昨年から、毎日のように指導を受けてレベルアップに励んできた。「僕が去年、キャッチャーに戻るタイミングで一番コミュニケーションを取ったコーチだと思います。今もすごくありがたい存在です」と施してくれるサポートに感謝は尽きない。

 チームは連敗を4で止め、首位・巨人とは1ゲーム差を保った。「大きな1勝だと思いますけど、されど1勝だと思う。甘んじず、連勝ができるようにしたい」と表情を引き締めた坂倉。シーズン最終盤、しびれる場面でまばゆい輝きを放つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現地8月31日に仏紙『Ouest-France』が掲載したインタビューで、パリのアンヌ・イダルゴ市長が「エッフェル塔に取り付けられた五輪マークは、今後も残るでしょう」と発言し、各方面から批判の声が挙がった。

大きな議論を巻き起こしたイダルゴ市長は、現地9月6日にあらためて五輪マークを残すと発言。「2028年まで、つまりロサンゼルス五輪まで、エッフェル塔のリングを残すのが私の提案です」と語った。

イダルゴ市長はまた、「凱旋門に取り付けられているパラリンピックのシンボルマーク、アギトも28年まで継続設置していく」と表明。『Ouest-France』紙でのインタビューでは、エッフェル塔の五輪マーク、凱旋門のアギトそれぞれの継続設置について、期間は明言していなかった。

イダルゴ市長は国際オリンピック委員会(IOC)の同意を得ているとし、現地9月3日の『Ouest-France』紙の記事では、IOCも「温かく歓迎」しているという。
エッフェル塔の五輪マークの継続設置については、フランスのラシダ・ダティ文化大臣が「エッフェル塔は保護された記念碑であり、偉大な技術者と創造者の作品である。エッフェル塔の建築とその作品を尊重するため、大幅な改造を加える場合は、フランス文化遺産法典に基づく認可を受け、影響評価をする必要もある」と自身のX(旧ツイッター)に記載した。

さらにダティ大臣は、「五輪シンボルの吊り下げは、オリンピック法によって一時的に認められたもの。この分野で何らかの決定や発表がなされる前に、遺産保護を目的としたすべての手続きと協議が尊重されることが重要だ」と続けている。

エッフェル塔を設計したギュスターブ・エッフェルの子孫協会も、「(継続設置は)承認していない。135年前の建設以来、パリやフランスの象徴となっているエッフェル塔に外部組織の象徴が加えられるのは適切ではない」と声明を発表していた。

パリ市民からも批判の声が挙がっていたなか、イダルゴ市長はあらためて五輪マークとアギトの継続設置を主張。今後も反対派からの意見が噴出しそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ ロッテ1―4楽天(7日・ZOZOマリン)

 試合後のハイタッチに、楽天ナインはいつも以上に力が入っていた。3位ロッテとの直接対決4連戦で、初戦を落とした後の2連勝。今江監督は「今日は珍しく一発攻勢で、効果的に出た。何より岸がいいピッチングしてくれた」と大きな1勝をかみ締めた。

 初回に浅村の左越え13号2ランで先制すると、4回には伊藤裕、9回には安田のソロで効果的に加点。先発の岸は6回2安打無失点の好投で主導権を渡さなかった。2戦連発の浅村は、CS争いに「プレッシャーはそりゃあ、かかるでしょう。今までもそういう中でやってきているので、やらないと」とうなずいた。

 後半戦開幕から5勝10敗とつまずき、一時は3位・ロッテと7ゲーム差まで広がったが、これで8月以降では最接近の1・5差。「とにかく目の前の試合というところで、昨日、今日と取れたのは非常に大きい」と今江監督。視界に捉えた背中を、逃さず捕まえにいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ ヤクルト0―6阪神(7日・神宮)

 神宮の杜(もり)に成長の跡を刻んだ。4点リードの6回2死二塁。阪神・才木浩人投手(25)は山田を右飛に抑え、安どの表情を浮かべた。6回8安打無失点。自己最多を更新する12勝目を挙げた。「追い込んでから決めきれなかった」と反省したが、8年目で初のシーズン規定投球回に到達。リーグ最多の巨人・菅野と1勝差に詰めた。

 過去、神宮の先発は通算4戦3敗で防御率7・41。今季も2戦で防御率4・50と苦手にしていたが、再三のピンチを乗り越え、110球の力投だった。「ゼロでいけたのは良かった」。球宴明けは4連勝で同球場では初白星。岡田監督は「5回で代えてもいいけど、ビーズリーと違うから才木は。5回で勝ち投手はあかん。勝ち頭やからな」と、全幅の信頼を口にした。

 豪快な投球が光る大型右腕だが、私生活は繊細。シーズンを通してローテーションを守り抜くため、疲労への対策は抜かりない。契約するトレーナーのアドバイスで「塩」にこだわる。ピンク色が特徴的な13種類のミネラルが含まれた「リコエンザイムビオソルト」を料理に使用。一般的な塩と比べて価格は約7倍だが、効果は絶大だという。右腕は「今年は疲労を感じづらくなった。食事の面ですごく良くなっている」と明かす。他にも長風呂や半身浴…。確立されたルーチンが飛躍の一助となった。

 チームは今季3度目の5連勝で同最多タイの貯金8。首位と2・5ゲーム差は変わらず、ヤクルト戦は2年連続の勝ち越しを決めた。才木の次回登板は14日の広島戦(甲子園)となる見込み。Vを争うライバルとの直接対決を託される。「一試合一試合が勝負。自分のピッチングができるように」。勝利数、防御率、奪三振、勝率はいずれもリーグ3位以内。投手4冠も夢ではない右腕には、まだ大仕事が残っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西武やRソックスなど日米で活躍した松坂大輔氏(43)=野球評論家=が7日、さいたま市内で野球教室を開催。ドジャース・大谷翔平の「45―45」を祝福し、「松坂VS大谷」の“夢対決”に想像を広げた。

 

 日米通算170勝のレジェンド右腕も大谷が次々と打ち立てる偉業に、思わず笑うしかなった。

 「毎年すごいって言ってるんですけど(笑い)。毎年どこかで史上初ってのが出てくる選手っていないんじゃないですかね」

 ただここは通過点とした松坂氏。前人未到の偉業達成も確信していた。

 「僕はもう『50―50』まで全然、(大谷は)そこを見ているというか。周りが予想していることをいつも超えてきたので」

 現役時代は対戦がなかった両者。もし全盛期の松坂氏が打者・大谷と対戦したら、どう抑えにかかるのか。

 「僕はもう真っ向勝負ですよ。打たれると分かっていたとしても、ストレート勝負。僕がそういう球を投げられる状態であれば、ストレートで勝負しにいって、気持ちよく打たれれば笑うでしょうし、三振取れてもめちゃくちゃ笑うでしょうし。そういう勝負が大谷選手としてみたかったな、なんて思うこともあります」

 “平成の怪物”をも「力対力」の対決を挑みたくさせる“ユニコーン”の存在感とともに、松坂氏のプライドも垣間見えた。(西村 茂展)

 ○…松坂氏は軟式野球チーム「用賀ベアーズ」の野球児童25人と約3時間、指導を通じて触れ合った。自身の経験をもとに、投球の際に気をつけることや野球を始めた頃から行ってきたトレーニングなどを惜しげもなく伝えた。指導中にも子供たちから次々と質問が飛んだが、丁寧に一つ一つ回答。「学ぼうとする姿勢は常に忘れたくないなって子供たちを見て思います。何か一つでも心とか頭の中に残ってくれたら」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題を受け、県議会(定数86)の最大会派の自民党(37人)が示した知事への辞職要求方針に、第2会派の維新の会(21人)を除く全会派が同調する方向で協議していることが7日、わかった。維新も近く対応を決める。




百条委員会で証人尋問に応じる斎藤知事(6日、兵庫県庁で)

 自民は、斎藤知事への2度目の証人尋問が終了した6日夜、「県政を混乱させた道義的責任は大きい」として、9月議会(19日開会)の議会運営委員会が予定される12日、知事に対して辞職を要求する方針を決定。他会派にも賛同を呼びかけることを表明していた。

 7日時点で、公明党(13人)、立憲民主党県議らでつくる「ひょうご県民連合」(9人)、共産党(2人)の3会派が同調する方向で協議。無所属の県議4人の中にも、同調する動きがある。

 維新は態度を明らかにしていないが、県議団と日本維新の会幹部が協議を進めており、近く対応を決定する見通し。

 斎藤知事が辞職要求に応じない場合、自民や県民連合は9月議会に不信任決議案を提案することも視野に入れている。不信任案の可決には出席議員の4分の3の賛成が必要となる。

 不信任案が可決されれば、知事は10日以内に議会を解散しなければ失職する。

 知事が議会を解散すれば、40日以内に県議選がある。改選後の最初の議会で改めて不信任案が出され、過半数の賛成で可決されれば、知事は再び議会を解散することはできず、失職して知事選が行われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7日に行われたロッテ-楽天(ZOZOマリンスタジアム)の試合前に、パリ五輪体操男子日本代表 萱和磨選手・橋本大輝選手・谷川航選手が始球式を務めた。

3選手が紹介時に披露した技は萱和磨選手が「ロンダートからの宙返り」、橋本大輝選手が「ロンダートからの一回捻り宙返り」、谷川航選手が「ロンダートからのバク転、バク転、宙返り」だ。

▼ 萱和磨選手コメント
「幕張が地元なのでマリーンズでずっと始球式をやりたいと言い続けてきました。今日は念願だった始球式ができて本当に嬉しいです!オリンピックで金メダル獲ることと、マリーンズでの始球式が夢だったので今日叶って本当に良かったです!ありがとうございました」

▼ 橋本大輝選手コメント
「始球式は自身2度目だったんですけど、前回同様に今回も思い切って投げることができましたし、楽しく投げることができました。ありがとうございました!」

▼ 谷川航選手コメント
「今日は大きな球場で、沢山の方の前で始球式ができてすごく気持ちが良かったです!体操でもまたこんな大勢の方の前で演技したいという気持ちが今日でまた強くなりました。今日は素晴らしい経験をさせていただきありがとうございました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宮崎県で最大震度6弱を観測した日向灘を震源とする地震から、8日で1か月。津波注意報が発表された九州の沿岸部は、南海トラフ地震でも津波の到達が見込まれ、自治体や関係機関は初動対応などの見直しを始めている。住民の避難が一部で滞るなど新たな課題も浮き彫りとなり、識者は、今回の経験を津波防災の教訓とするべきだと指摘する。




地震の際に蹴破った緊急用避難扉を前に、「緊急時にはためらいなく破ることを周知して」と話す男性(8月27日、宮崎県延岡市で)=尾谷謙一郎撮影

 宮崎県延岡市長浜町区長の男性(76)は地震の数分後、近所の高齢者を伴って自宅そばの津波避難タワーを訪れた。すでに6、7人が集まっていたが、「入り口の扉が開かない」と慌てた様子で、外にとどまっていたという。

 タワーは高さ約10メートルで最大440人を収容でき、市が約1億円かけて2016年に整備した。普段は施錠されており、震度5弱以上の揺れを感知すると「解錠ボックス」を開くことができるようになり、鍵を取り出せる仕組み。しかし、市の最大震度は4で、ボックスは開かなかった。

 そばには厚さ6ミリのボードでできた「緊急用避難扉」があり、蹴り破ってタワーに入ることも可能だ。イラスト付きの説明書きも掲示されているが、ちゅうちょしたとみられる。扉を蹴破り、住民らを中に入れた甲斐さんは「災害時は1分1秒を争う。迅速にタワーに入れた方がいい」と話す。

 市内の津波避難ビルとして指定している病院や福祉施設でも、揺れを感知する解錠ボックスが採用されている。市の担当者は、施錠に関して「ビルは防犯上のリスクがあり、タワーの常時開放には落下事故などの危険がある」と説明。その上で「緊急時には、ためらいなくボードを破ることができるよう周知徹底を図りたい」としている。



 激しい揺れや津波に直面し、初めて南海トラフ地震の臨時情報(巨大地震注意)も発表されたことで、沿岸部の関係者は危機感を高めて対応策や備えの強化に動き出している。

 震度6弱を観測した同県日南市の愛泉会日南病院は、1階の入院病棟を2階に垂直移転させることを決めた。

 自力での移動が難しい重症心身障害児・者を中心に120人以上が入院しており、地震の際はスタッフ70人ほどで、1階の入院患者約40人を抱え上げるなどして2階に避難させた。

 病院は海岸から約200メートルと近いため元々計画はあったが、予定を前倒しし、年度内に移すことにしたという。西島元利理事長は「今できる最善の計画。数年後には病院を内陸地へ移転させたい考えもある」と話す。

 同県門川町では地震直後、高台の町役場などに避難する車で渋滞が起きた。町によると、列車が線路上で緊急停止し、近くの踏切の遮断機が上がらなくなったことが要因の一つという。町の担当者は「渋滞で津波に巻き込まれるリスクがある。できるだけ徒歩で近くの高台などに避難するよう呼びかけていく」と話す。

 大分県臼杵市は、津波注意報や津波警報が出た際に防災無線で放送する原稿を用意した。地震前から大まかな伝達内容は決めていたが、誰でも速やかに対応できるよう8月下旬に作成した。市防災危機管理課の河野亮・副主幹は「防災無線は住民の命を守る重要な役割を担っている。危険が迫っていることをスピーディーに伝えたい」と話した。

 静岡大防災総合センターの原田賢治准教授(津波工学)は「南海トラフ地震では深刻な被害も予想される。今回の経験を教訓にするために、個人や地域、行政がそれぞれ対応や行動を振り返り、備えを見直したり、防災意識を高めたりする必要がある」と指摘する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小学生になった子どもの預け先が見つからず、親の就労が困難になる「小1の壁」と呼ばれる問題について、こども家庭庁は今秋、市区町村に対し、初めて全国調査に乗り出す。地域の取り組みや親の要望を把握し、適切な支援策につなげる狙いがある。

 

 

こども家庭庁

 学童保育がカバーしていない朝の時間帯、親が先に出勤した後に自宅で1人で過ごし、玄関の鍵をかけて登校する子どもがいる。親は、こうした事態を避けるため出勤時間の変更を迫られるなど、キャリア形成に影響を及ぼすことになり、女性の活躍を妨げる要因になっているとの指摘もある。

 大阪府豊中市などの取り組みが、全国調査実施のきっかけとなった。保育園並みの午前7時から子どもが小学校に登校できる事業を4月に開始したところ、1学期の利用者は、延べ5900人に上った。学校教員の負担を増やさないため、教育委員会の委託スタッフが見守る。

 東京都三鷹市も昨年11月から市立小学校の開門時刻を7時30分に前倒しする事業を始めている。

 同庁によると、今月末にも全市区町村を対象に、朝の時間帯の預かり事業の実施の有無や需要を尋ね、地域ごとの課題も把握する。来年3月までに結果をまとめ、対策に生かしたい考えだ。

 子どもの居場所作りに取り組む民間団体「放課後NPOアフタースクール」(東京)が昨年、首都圏で小学生の子どもを持つ就労中の女性1000人を対象にしたアンケート調査では、小学校入学時に「働き方の見直しを検討した」家庭は、全体の51%に上った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■パリパラリンピック 車いすテニス男子シングルス決勝(日本時間7日、ローランギャロス)

世界ランキング2位の小田凱人(18、東海理化)が、車いすテニスシングルス決勝で同1位のA.ヒューエット(26、イギリス)をセットカウント2-1(6-2、4-6、7-5)で下し、金メダルを獲得した。小田は史上最年少でパラリンピックチャンピオンの称号を手に入れ、ダブルス銀に続く今大会2つ目のメダルを手にした。

 

第1セット第1ゲーム、小田は速いサーブからの強烈なバックハンドで得点を重ね、サービスゲームをキープ。第1ゲーム終了後、ヒューエットはメディカルタイムアウトを取りコートの外に出て行き、約11分後に戻り試合は再開された。その後は、強烈なリターンエースなどで小田が主導権を握り、ゲームカウント6‐2で先取する。

第2セットは互いにサービスゲームをキープして迎えた第9ゲーム、小田は相手にブレークを許し、このセットを4-6で失う。第3セット序盤も小田はサービスゲームをキープできず相手にリードされる苦しい展開。それでも4‐5で迎えた第10ゲーム、絶体絶命の場面で小田はブレークに成功しタイに戻すと、続くサービスゲームもキープする。勢いに乗った小田は相手のサービスゲームをブレークし、このセットを奪い勝利した。

パラリンピックは初出場の小田だが、四大大会シングルスでは全仏オープンを2度制覇。全豪オープンとウィンブルドンも制しグランドスラム4勝と、今大会金メダル候補の一人。シングルスは予選から準決勝まで全てストレートで相手を下し決勝に勝ち上がった。男子ダブルスでも三木拓也(35、トヨタ自動車)とのペアで銀メダルを獲得した。

■小田凱人(おだ・ときと)
2006年5月8日、愛知県一宮市出身。9歳の時、左股関節に骨肉腫を発症し車いす生活に。10歳の時、国枝慎吾氏の動画を見て車いすテニスを始める。「世界Jr.マスターズ」単複優勝、15歳でプロ転向を表明し、17歳の時に出場した昨年の全仏オープンで史上最年少優勝を果たし、史上最年少で世界ランキング1位にも到達。同年10月の杭州アジアパラ男子シングルスを制し、パリパラリンピックの日本代表に内定した。「凱人」という名前の由来になっているのがパリの凱旋門。「勝ちどきをあげる」という意味から名づけられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日8日(日)の天気予報 急な雨と猛暑に注意

■ 天気のポイント ■

・前線が南下 関東も急な雨注意
・東海以西は猛残暑 熱中症に警戒
・沖縄は低圧部と寒冷渦の影響で不安定

今日9月8日(日)は停滞前線の影響で東北地方で雨が降っています。前線は今夜にかけてゆっくりと南下し、東北南部や北陸、関東甲信でも雨の降る所があります。それ以外の各地も急な雨に注意してください。大阪や名古屋では35℃以上の猛暑日予想となっています。

前線が南下 関東も急な雨注意

 

今朝は前線が停滞している岩手・宮城〜山形・新潟付近で雨が降っています。この前線は今夜にかけて東北南部〜北陸付近に南下する予想です。

前線の直下では本降りの雨となるほか、前線の南側でも湿った空気の影響で大気の状態が不安定となるため急な雨に注意が必要です。落雷や突風、降ひょうなどにも注意してください。

東海以西は猛残暑 熱中症に警戒

西日本や東海は高気圧に覆われて晴れる所が多くなりますが、午後は所々で夕立やゲリラ雷雨となる可能性があり、天気の急変に注意が必要です。

30℃以上の真夏日の所がほとんどで、大阪や名古屋などでは最高気温が35℃以上の猛暑日予想となっています。熱中症警戒アラートの発表されている所もあり、朝晩が過ごしやすくなっても油断せず熱中症予防を意識的に行ってください。


北海道も晴れて、昼間は気温が上がります。朝晩と昼間の気温差にご注意ください。

沖縄は低圧部と寒冷渦の影響で不安定

沖縄付近には上空の低気圧「寒冷渦」が停滞していることや、東から接近中の低圧部(中心が不明瞭な低気圧で熱帯低気圧に似た性質をもつ)の影響で、雨雲が多数発生しています。

これらの影響で沖縄では週中頃にかけて雨の降りやすい状況が続きます。日差しが出ても急な雷雨になる可能性があるため注意してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ 日本ハム5―1オリックス(7日・エスコンフィールド)

 日本ハムのアリエル・マルティネス捕手(28)が7日のオリックス戦に5番・一塁で先発出場し、3試合ぶりの13号3ランを放った。8月の月間打率1割7分5厘と低迷していたが、9月に入り2本目の本塁打と92日ぶりの猛打賞をマークし、チームを4連勝に導いた。


 正真正銘のヒーローだ。サヨナラ押し出し四球を選んだ6日から一夜、この日は観客が“ハット”驚く特大弾で勝利の立役者となったマルティネス。「昨日はワンスイングもしないでヒーローになったけど、きょうは素晴らしいスイングをしてヒーローになれてよかった」と2日連続のお立ち台で喜びを爆発させた。

 打った瞬間に確信した。2点リードで迎えた5回。1死一、三塁の好機で打席に入ると、2球で追い込まれてから外角の147キロ直球を豪快に引っ張った。打球は左翼スタンド2階席上段に着弾。推定135メートルの飛距離が必要な「SHINJOボード」の横に放り込み、「三塁にランナーがいたので最低限、打点を挙げられたらいいと思っていた。ああいう形でいい当たりになってよかった。スゴイネ!」と自画自賛した。

 開幕を4番でスタートしたが、8月は打率1割7分5厘と低迷。本塁打1本、打点は5にとどまり極度の不振に陥ったが、同じ外国人の活躍が復調のきっかけになった。今季加入のレイエスが25試合連続安打の球団記録を樹立。同月の月間打率4割3厘を記録し、「時には背中を押し合って、時には刺激し合って。片方が調子悪いときはもう片方がバックアップして、お互い様。その関係性がすごいいいのかな」と共闘で“夏バテ”脱出。9月2本目の一発に加え、6月7日ヤクルト戦(神宮)以来の3安打もマークした。

 ヒーローインタビューには自身が要望し、この日届いたばかりのカウボーイハットを被(かぶ)って登場した。本塁打を打った人にハットを被せてハイタッチする「カウボーイセレブレーション」を清宮から提案され、「初日は自分が被りたかったので、きょうはなし。明日(8日)から」とパフォーマンス実行を予告した背番号2。完全復活を遂げた主砲は“新儀式”第一号の座を虎視眈々(たんたん)と狙っている。



 ○…伏見は適時二塁打含む2安打で古巣キラーぶりを発揮した。今季オリックス戦の打率はカード別最高の4割5分5厘。好リードも光って加藤貴に自己最多9勝目をプレゼントし「オリックス相手だと何とか打ちたいって思いが強い。点が入ると自分、バッテリーが楽になるから」。首位ソフトバンクとは7差に接近。古巣で優勝の味を知るベテランは「敵は相手じゃなく意外と自分たち。まだチャンスはある」と力を込めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロ野球セ・リーグは7日、各地で3試合が行われました。

首位・巨人は、6連勝と勢いにのる4位・DeNAと対戦。巨人の1点ビハインドで迎えた9回、この日1軍に昇格した中山礼都選手が、DeNAの守護神・森原康平投手からライトへタイムリーを放ち、土壇場で同点とします。試合の決着は延長12回、オコエ瑠偉選手が今季2号ソロを放ち劇的サヨナラ勝利。投げては先発の井上温大投手が6回1失点と試合を作り、7番手の横川凱投手が2勝目を手にしました。

首位を1ゲーム差で追う2位・広島は、5位・中日と対戦。両チーム無得点で迎えた4回、坂倉将吾選手の4年連続2桁HR到達となる今季10号ソロで先制すると、続く5回に秋山翔吾選手のタイムリーで点差を広げました。投げては先発の九里亜蓮投手が7回途中1失点の好投を見せて今季7勝目、9回のマウンドに上がった守護神・栗林良吏投手はリーグトップの37セーブ目を挙げました。

最下位・ヤクルトと対戦した、4連勝と好調の3位・阪神はクリーンアップが躍動。3番・森下翔太選手と4番・大山悠輔選手の2者連続となるタイムリーヒットと、5番・佐藤輝明選手の13号2ランで、初回からいきなり4点を先制すると、9回にも大山選手が14号2ランを放ち得点を重ねました。先発の才木浩人投手は、6回無失点の好投を見せて今季12勝目をマーク。敗れたヤクルトは優勝の可能性が完全に消滅しました。

【7日のセ・リーグ結果】

◆巨人 3×- 2DeNA

勝利投手【巨人】横川凱(2勝1敗)

敗戦投手【DeNA】佐々木千隼(0勝1敗)

本塁打【巨人】丸佳浩11号、オコエ瑠偉2号

◆広島 2-1 中日

勝利投手【広島】九里亜蓮(7勝8敗)

敗戦投手【中日】福谷浩司(1勝1敗)

セーブ【中日】栗林良吏(0勝4敗37S)

本塁打【広島】坂倉将吾10号

◆阪神 6-0 ヤクルト

勝利投手【阪神】才木浩人(12勝3敗)

敗戦投手【ヤクルト】高橋奎二(5勝9敗)

本塁打【阪神】佐藤輝明13号、大山悠輔14号

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロ野球パ・リーグは7日、各地で3試合が行われました。

首位ソフトバンクと対戦した最下位西武は、1点を追う8回、西川愛也選手のタイムリーで追いつくと、続く9回に外崎修汰選手が今季6号の通算100本塁打となるメモリアル弾を放ち、勝ち越しに成功。2番手の平良海馬投手が今季3勝目を手にしました。敗れたソフトバンクは今季ワーストの4連敗で足踏みが続きます。

2位日本ハムはオリックスと対戦した2回、万波中正選手のタイムリーツーベースヒットで先制に成功すると、その後は4回の伏見寅威選手のタイムリーと、5回のマルティネス選手の13号3ランが飛び出し、点差を広げます。投げては、加藤貴之投手が7回1失点と好投し、キャリアハイの9勝目。チームは4連勝で、首位ソフトバンクの優勝マジックは15のままです。敗れたオリックスは先発の曽谷龍平投手が崩れ、連敗となりました。

3位ロッテと4位楽天のCS進出をかけた争いは、楽天が2連勝。初回、浅村栄斗選手の13号2ランで先制に成功した楽天が、4回にも伊藤裕季也選手の2号ソロでリードを拡大。9回にも安田悠馬選手に今季1号となるソロホームランが飛び出し、一発攻勢で得点を重ねました。投げては、先発の岸孝之投手が6回2安打無失点の好投で今季4勝目を挙げ、両チームのゲーム差が『1.5』に縮まりました。

【7日のパ・リーグ結果】

◆西武3-2ソフトバンク

勝利投手【西武】平良海馬(3勝2敗)

敗戦投手【ソフトバンク】ヘルナンデス(3勝3敗)

セーブ【西武】アブレイユ(2勝5敗24S)

本塁打【西武】外崎修汰6号【ソフトバンク】牧原大成2号

◆日本ハム5-1オリックス

勝利投手【日本ハム】加藤貴之(9勝7敗)

敗戦投手【オリックス】曽谷龍平(6勝10敗)

本塁打【日本ハム】マルティネス13号【オリックス】頓宮裕真7号

◆楽天4-1ロッテ

勝利投手【楽天】岸孝之(4勝10敗)

敗戦投手【ロッテ】小島和哉(9勝10敗)

セーブ【楽天】則本昂大(3勝2敗29S)

本塁打【楽天】浅村栄斗13号、伊藤裕季也2号、安田悠馬1号

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球セ・リーグ 阪神6―0ヤクルト(7日、神宮球場)

ヤクルトは完封負けで3連敗。借金を20に増やし、優勝の可能性が完全に消滅しました。

初回から阪神に主導権を握られたヤクルト。先発の高橋奎二投手は2本のタイムリーと、2ランホームランでいきなり4点の先制を許しました。

高津臣吾監督は「明らかに表情見ても姿見ても不安を持ってマウンドに上がっている。ストライクに入るかとか、どうやって投げたらいいのかとか、そういうふうに映りました。初回は置きにいくボールばっかりだった。当然の結果ですね」と、高橋投手を厳しく評価しました。

また打線も阪神の先発・才木浩人投手からチャンスを作るものの、打ち崩すことができずに完封負けを喫し、「得点圏でいかに打つかだと思います。真っすぐの打ち損じが非常に多かった」と、こちらも厳しい評価をした高津監督。

ヤクルトはこの敗戦で借金が20に膨らみ、残り21試合を残して優勝の可能性が完全に消滅。

高津監督は「残念ですね。やっぱり一番上に立ちたいと思ってずっとやっているので、非常に残念です。ここまでローテーションも、リリーフも、打順も何も固定できないできているので、それが優勝できなかった要因だと思います」と、ここまでの戦いを振り返りました。

5月にはレギュラーの塩見泰隆選手が左膝の前十字じん帯損傷と半月板損傷の大ケガで離脱するなど、けが人も多かったこともあり、「毎日メンバーのやりくりや、入れ替えの連絡など、そういう状況が毎日続いたので、チーム編成が難しかった」と、苦悩を明かしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ ベテランの変わらないピッチング

 楽天は3位・ロッテとの4連戦の3戦目(ZOZOマリン)を4-1で勝利し2連勝。ゲーム差を「1.5」に縮めた。

 初回に浅村栄斗の2ランで楽天が先制。その後も伊藤裕季也と安田悠馬に本塁打が飛び出し、投げては先発の岸孝之が6回2安打無失点に抑え今季4勝目を挙げた。

 7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、この日2か月ぶりの勝利を手にした岸孝之のピッチングが話題に。岸は6回一死まで無安打ピッチング。小川龍成、藤原恭大の連打で一死一・二塁のピンチを背負うも後続を切り、6回2安打無失点の好投を見せた。

 解説の平松政次氏は「変わりませんよピッチングは。負けが10あるんですけど、10あってもこうやって先発で投げさせてもらうってのは、それなりに良いからなんですよ。悪かったら投げさせませんから」と話し、

 続けて「(味方が)点を取れなかったりだとか、そういうものがあって勝てなかったんでしょう。見たら力はあるし昔のピッチングと変わりませんからね。これからどんどんいくと思います」と岸の投球を称賛した。

 同じく解説の笘篠賢治氏は「岸が投げるときに、先に点を取られてしまうということがあったので、今日のように先行する形をとっていけば、岸らしいピッチングというのがどんどん見られると思う」と今後の投球に期待を込めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サッカーのJリーグYBCルヴァンカップ準々決勝の2nd legが8日に開催されます。8チームにより、ホーム&アウェイ方式のトーナメント戦(決勝は1試合のみ)。J1~J3の全60クラブの頂点を決める大会です。

準々決勝は4日(水)に1st legが行われ、サンフレッチェ広島、横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、アルビレックス新潟が先勝。横浜F・マリノスとアルビレックス新潟は5点差をつけて勝利し、大きなアドバンテージ。北海道コンサドーレ札幌と FC町田ゼルビアは、最低でも2nd legで5点差以上の勝利が必要となっています。

2試合での勝利数が多いチームが準決勝進出。勝利数が同じ場合は、2試合の得失点差で決定(アウェイゴールルールはなし)。得失点差でも決着がつかない場合は、第2戦終了時に30分間(前後半各15分)の延長戦。延長戦後にはPK戦で勝敗を決めます。

【準々決勝1st leg勝者チーム準決勝進出の最低条件】

・サンフレッチェ広島→引き分け

・横浜F・マリノス→4失点差以内での敗戦

・川崎フロンターレ→引き分け

・アルビレックス新潟→4失点差以内での敗戦

【準々決勝カード】

◆4日(水)1st leg ※左がホーム

名古屋グランパス 0-1サンフレッチェ広島(豊田スタジアム)

横浜F・マリノス 6-1 北海道コンサドーレ札幌(ニッパツ三ツ沢球技場)

川崎フロンターレ 1-0 ヴァンフォーレ甲府(Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu)

アルビレックス新潟 5-0 FC町田ゼルビア(デンカビッグスワンスタジアム)

◆8日(日)2nd leg ※右がホーム

名古屋グランパス-サンフレッチェ広島(エディオンピースウイング広島)

横浜F・マリノス-北海道コンサドーレ札幌(大和ハウスプレミストドーム)

川崎フロンターレ-ヴァンフォーレ甲府(JITリサイクルインクスタジアム)

アルビレックス新潟-FC町田ゼルビア(町田GIONスタジアム)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇明治安田J2リーグ 第30節 藤枝1-0栃木(7日・藤枝総合運動公園サッカー場)

 藤枝MYFCは1―0で栃木を下して2連勝。後半32分にFW矢村健(27)が2戦連発となるゴールを決めた。

 歓喜の瞬間は後半32分だった。途中出場のMF浅倉廉が右サイドから矢村へパス。エースはトラップしながら密着したDFをかわすと、中央へ切れ込み左足でシュートだ。前節で得点を2ケタに乗せたものの「10得点がゴールじゃない」と厳しい表情を崩さなかった背番号9が、ついに均衡を破った。スタンドのサポーターにガッツポーズを見せると、好アシストの浅倉と抱き合った。

 相手は18位。現在10位の藤枝はプレーオフ圏内(6位内)に進むためには、取りこぼせない試合だった。しかし、打っても打っても入らない。矢村の前半35分のシュートは惜しくも枠を外し、同42分のヘディングもポスト左へ流れた。

 もどかしい流れは後半も変わらない。FW千葉寛汰やDF久富良輔のシュートも間一髪で相手GKに止められた。「前半のチャンスで決め切れず、苦しい展開でした」と矢村は振り返った。

 それだけに大きな勝ち点3だ。9位の山形も勝ったため順位に変動はないが、6位の山口が敗れ、勝ち点差は5に縮んだ。残り8試合。「第4コーナーを回って直線に入る」と須藤大輔監督(47)が見つめる終盤戦。次節(14日)のアウェー・仙台戦も勝つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球セ・リーグ 巨人3×-2DeNA(7日、東京ドーム)

巨人は延長12回にオコエ瑠偉選手が自身初のサヨナラホームランを放ち、劇的勝利。「プロ9年目で優勝争いも初めて経験している最中なので、自分もチームの戦力になれるようにと頑張っています」と語りました。

チームは延長11回までに19残塁で2得点。決定打に苦しみましたが、途中出場のオコエ選手が一振りで熱戦にケリをつけました。

スタンドインを見届けた阿部慎之助監督はベンチを飛び出し。大喜び。打席前には監督から“思い切って行ってこい!”と言われたと話すオコエ選手。

「初球まっすぐ来たら絶対行ってやろうと思ったので、結果が出て良かったです。(岡本)和真さんがつなぐぞというより、長打で和真さんが返しやすい状況がベストだと思っていました」と振り返りました。

この日は代走から途中出場。「常に自分の回ってくるシチュエーションを考えながらできることをしっかりやろう」と意識していると話す27歳は、「1打席1打席、代打とかのチャンスを無駄にせず、例え三振で終わっても、得るものや反省を見つけるようにしている」と語りました。

この日は、球団創設90周年を記念し、『ティファニーデー』として開催。ユニホームは黒が基調になっており、背番号やキャップのTGマークがティファニーブルーになっています。

お立ち台では「今日はティファニーコラボだったんですけれど、来年ティファニーのアンバサダーをいただけるような活躍をできるように、優勝できるように頑張りたい」とユーモアを交え、決意表明。

「プロ9年目で優勝争いも初めて経験している最中なので、ファンの方も一緒になって戦ってくれているので、自分もチームの戦力になれるようにと頑張っています」と今後の戦いを見据えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルートインBCリーグ プレーオフ ファーストラウンド神奈川5X―4茨城(7日・横須賀)

 リーグ戦1位でプレーオフに進出した神奈川フューチャードリームスはファーストラウンドで茨城アストロプラネッツに勝利し、ファイナルラウンドに進む。

 関野柊人(しゅうと)投手(23)は7日こそ9回に2点を失い同点に追いつかれたが、チームで不動のクローザーだ。身長184センチ。最速150キロの直球とキレのあるカットボール武器の右腕で打者を翻弄(ほんろう)する。リーグ優勝を決めた8月31日の埼玉戦を視察したヤクルト・余田雄飛スカウトも「コントロールがいい。カットが手元で曲がってやっかいになる」と評価していた。今季リーグ戦では26試合に登板し1勝10セーブで防御率0・35。26イニングで失点はわずか1。27三振を奪った。

 神奈川県横浜市保土ヶ谷区出身。BC神奈川に入団を決めたのは地元愛からだ。「厳しい環境ではあるんですけど、野球に集中できるかなと。専念したかった」と入団を決意。そこでプロ通算71勝でDeNAでコーチも務めていた川村丈夫監督(52)との出会いが功を奏した。体の使い方などをよく教わり「自分の今までに持ったことがない意見、考えを川村さんが持っていて。正直、最初は『なんだ』って思ったんですけど、それが理解できた時に自分が成長できたと感じました」と実感。昨年は思うような結果が出なかったが、今季はクローザーに定着。オフシーズンも常に野球のことを考え、「今年は結果がついてきているので自分的にもやれることはやったのかな」と入団当初決めていた2年間をやりきった。

 NPBはもちろん目指すところだが、ゴールではない。「行くだけだったらそこで終わってしまう。そこでどう頑張るか。目標の中の目的という感じ」と独特な言葉で表現。もう一つ、NPBに行きたい理由を照れくさそうに明かした。「ドラフトのとき、関野さんが呼ぶじゃないですか。同じ名字の人にあまり会ったことがないので。自分の名前を呼ばれたい」。例年、ドラフト会議で司会を担当しているのは同じ名字の関野浩之さん。今秋のドラフト会議で関野さんに「関野柊人」と呼ばれるか。続くプレーオフの活躍にも期待が高まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇明治安田J2リーグ 第30節 清水1-1長崎(7日・アイスタ)

 暫定2位の清水エスパルスは3位・長崎との直接対決を1―1で引き分けた。後半5分、MFルーカス・ブラガ(27)が同点の今季8号。今季ホームでの不敗を14試合(12勝2分け)に伸ばした。

  ライバルを引き離すことはできなかったが、しぶとく勝ち点1を積んだ。清水は終盤、3バックに形を変えて攻め込んだが2点目は奪えないままタイムアップ。長崎との勝ち点差は8のままとなった。秋葉忠宏監督(48)は「最後まで勝ち点3を奪いにいく姿勢は素晴らしかった」と前向きに評価した。

 前半24分、一瞬の隙を突かれクロスから失点。今季初めて本拠で先制を許したが、そのまま終わる訳にはいかなかった。後半5分、カウンターを仕掛け中盤からFW北川、MF乾、MFブラガが並走してゴールに向かう。ペナルティエリア直前で乾がラストパス。受けた助っ人が右足で同点弾をねじ込んだ。指揮官は「きっちり数的優位をつくった。選手をほめたい」と拍手した。

 ブラガは8月下旬、オフを利用して夫人と共に人生初の富士登山に挑んだ。「日本の象徴。一度挑戦したかった」。日本一の山から見た景色は忘れられない思い出となった。「妻の夢もかなえられた。大きな経験だった」。直近7試合で4点目。“富士山パワー”はピッチでも原動力となっている。

 連続完封は3試合で止まったものの、これで4戦負けなし。首位・横浜FCとの勝ち点差は4に広がったが、自動昇格へ着実に前進していることは間違いない。他クラブより1試合消化が少ないため、残りは9試合。次のホーム・山口戦(14日)からは中3日の3連戦が待つ。秋葉監督は「全員の力が必要。最高の準備をしていきたい」と言葉に力を込めた。最後まで慢心せず、歩みを進めていく。

 

 ☆清水MFブラガ(貴重な同点ゴールを決め)「(乾が)出してくれるのを信じて、思い切りスプリントした」

 ☆清水MF乾(ブラガの同点弾をアシスト)「勝ちきりたかった。(北川含め)俺らFW2人が点を取れていないところは責任を感じる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巨人がDeNAに粘り勝ち。劇的なサヨナラ勝利で、首位の座をガッチリとキープした。

 巨人先発・井上温大は初回、オースティンのタイムリーでDeNAに先制を許すも、その後は立て直し6回まで最少失点でゲームメイク。しかし打線はDeNA先発の石田裕太郎を打ち崩せず、チャンスで登板した中川颯も捉えられずホームの遠い展開となる。しかし6回に丸佳浩のホームランで同点に追いつくが、8回に佐野恵太にタイムリーを浴び再び勝ち越される。

 9回も2死と追い込まれた2死一塁の場面、守備固めに入っていたDeNA・柴田竜拓のまさかのエラーで思わぬチャンスが転がり込むと、中山礼都がライトへ同点打を放ち再び試合は振り出しに戻った。さらに12回裏、簡単に2死を取られたあと、オコエ瑠偉にサヨナラホームランが飛び出し、劇的な勝利を手に入れた。

 殊勲のサヨナラ弾を放ったオコエ瑠偉に関して、解説として出演した平松政次氏は「誰が考えたでしょうかね。もう12回のツーアウト、もうあとワンアウトしかないところで」と興奮気味に振り返り「でもオコエがいたんですよ。オコエの何がいいかというと、思い切りがいいのと、パワーですよ。このパワーにもハマったんじゃないですか。いい選手が最後まで残ってましたね」と称えた。

 もう一人の解説者の笘篠賢治氏も「迷うんじゃなくて、腹をくくって思い切って自分の持ち味を出すね。こういうところで消極的なバッティングするなとの声が、阿部監督から来ているはずですよ。使ったのは俺だからと」と指揮官から司令があったのではと推測。そのうえで「そういうところの期待にね、しっかりとオコエも応えた。見事な一撃だったと思います」と拍手を送った。

 土壇場で2度ビッグプレーが飛び出した巨人。この1勝は大きな価値を持ちそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球セ・リーグ 巨人3x-2DeNA(7日、東京ドーム)

巨人は2-2で迎えた延長12回、2アウトランナーなしから途中出場のオコエ瑠偉選手がサヨナラホームラン。劇的な形でDeNAに勝利しました。

延長11回から回またぎとなったDeNA・佐々木千隼投手から完璧な一発。初球ストレートを見逃さず振り抜いた打球は、レフトスタンドへ吸い込まれました。

ベンチから打球のゆくえを見ていた阿部慎之助監督。ホームランが決まった瞬間には、両手を上げて高々とジャンプし、大喜び。

試合後、阿部監督は「冗談で『一発狙ってこい!』と言ったんですけど、本当に打ちましたね。僕も我を忘れてベンチから飛び出してしまいました。練習では3億円プレーヤーくらいのバッティング練習をしている。やっと打ってくれたな、一番いいところで」と、オコエ選手の一発をたたえました。

この日は、ベンチ選手を含め22人が出場しての勝利。「もうあと20試合、全員で今日のような試合を毎試合、総力戦でやりたいと思っています」と話した阿部監督。1ゲーム差で追いかける2位広島との激しい首位争いが続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今季183Kでキャリアハイ到達、防御率は4.31

【MLB】アストロズ 11ー5 Dバックス(日本時間8日・ヒューストン)

アストロズの菊池雄星投手が7日(日本時間8日)、本拠地で行われたダイヤモンドバックス戦に先発し、6回7安打4失点6奪三振で今季8勝目を手にした。防御率は4.31。これで移籍後は負けなしの4連勝で、日本人単独10位のメジャー通算40勝目となった。

初回は無失点も、2回に3連打と犠飛で2点を奪われ先制を許す。4回、6回にもそれぞれソロを浴びて失点を重ねた。

しかし打線が爆発。3回に1点を返すと、4回には打者10人の猛攻で4点を奪って逆転に成功した。さらに6回にはペーニャの15号3ランが飛び出すなど一挙5点を加えた。

今季途中にブルージェイズから加入。8月7日(同8日)に移籍後初勝利を挙げると、そこから負けなしの快進撃を続けている。この日でシーズン183奪三振に到達し、キャリアハイとなった。また日本人通算勝利数でも並んでいた石井一久氏を抜き、単独10位。左腕では最多に躍り出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タレント、雪平莉左さんがインスタグラムのストーリー機能を更新

「美しすぎるラウンドガール」として人気のタレント、雪平莉左さんが6日にエスコンフィールドで行われた日本ハム-オリックスの始球式に登場した。ショーパン姿での1球でファンを魅了。自身のインスタグラムのストーリー機能を更新し「4回目でやっと届いた……!」とノーバウンドの投球を喜んだ。

雪平さんは昨年5月30日にベルーナドームで人生初の始球式を経験。昨年7月30日の現みずほPayPayドームで2度目のマウンドに上がると、今年4月にはバンテリンドームにも登場し、着実に経験を積んでいた。

雪平さんはユニホーム姿に黒のショートパンツで登場。艶やかな髪をポニーテールにまとめ、マウンドに上がる際は深々とお辞儀をしてから投球した。

この様子を見たファンは「可愛い」「マジで美人」「綺麗です」「願い叶いましたねぇ」「雪平さんもすっかり始球式の常連になったね!」「30代には到底見えない」「キレイな人だな」「神」などの声を上げ、興奮が冷めない様子だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦