◆JERA セ・リーグ 巨人3X―2DeNA=延長12回=(7日・東京ドーム)

 巨人がサヨナラ勝ちでDeNAを破り、首位を守った。巨人の先発・井上温大投手は1回に1点を失ったがその後は好投を続け6回4安打1失点で降板。3度の満塁のチャンスを生かせなかった打線は6回に丸佳浩外野手の11号ソロ本塁打で同点においつくと、8回に勝ち越しを許したが、9回2死から代打・中山礼都内野手が同点打を放ち延長戦へ。最後は延長12回にオコエ瑠偉外野手のプロ初のサヨナラ本塁打が飛び出し、2連勝を飾った。

 

 

 井上は1回に先取点を許した。1死から桑原将志外野手に右前打、佐野恵太外野手は右飛に打ち取ったが、2死一塁からオースティン内野手に左中間を破るタイムリー二塁打を打たれ、1点を失った。

 2回は1死から一ゴロへの一塁ベースカバーが遅れ内野安打となったが、後続を抑え無失点。3回は2死からオースティンに2打席連続ヒットとなる左前打を打たれたが5番・牧秀悟内野手を空振り三振に仕留めた。

 巨人打線は1回、先頭の丸が左前打で出塁。吉川尚輝内野手の一・二塁間の打球は二塁・牧に好捕されたが丸は二進。2死となってから岡本和真内野手が遊撃内野安打でつなぎ、大城卓三捕手は四球を選び2死満塁とチャンスを広げたが、坂本勇人内野手は三ゴロに倒れ、無得点。

 2回は先頭の浅野翔吾外野手がDeNAの先発・石田裕太郎投手の左足に当たる投手強襲安打で出塁。1死から井上が送りバントを決め2死二塁としたが、丸は空振り三振に打ち取られた。

 3回も、吉川が先頭で右中間二塁打。モンテス内野手は左前打で続き無死一、三塁とチャンスを広げたが、岡本和は一邪飛。大城卓の四球で1死満塁とし、先発の石田裕太郎投手は降板、2番手で右の下手投げの中川颯投手が登板。1回に続いて満塁で打席に入った坂本だったが、初球を打って一邪飛。浅野は空振り三振に打ち取られ、無死一、三塁を得点に結びつけられなかった。

 5回には、DeNAの3番手・山崎康晃投手に対し、岡本和、大城卓、坂本が連続四球を選び満塁のチャンス。しかし、浅野は空振り三振に倒れ、またも得点できなかった。

 3度の満塁のチャンスを生かせなかった巨人が6回にようやく同点に追いついた。先頭の門脇誠内野手が四球で出塁するも、井上の代打・増田大輝内野手がバントの構えからのバスターで打った打球が投ゴロとなり併殺。走者なしになってから、丸は2球目を打った大飛球が右翼ポール際でそれてファウルとなっていたが、7球目の直球を完璧にとらえ、8月13日の阪神戦以来の11号ソロ本塁打を右翼席にたたき込み、同点に追いついた。

 7回は1死から大城卓が左翼線安打、坂本は四球を選び、1死一、二塁。浅野の右飛で一、三塁となったが、門脇はセーフティーバントを狙って投ゴロとなり、得点できなかった。

 巨人が8回にDeNAに勝ち越しを許した。3番手で登板のバルドナード投手は先頭の梶原昂希外野手に遊撃内野安打、送りバントでの1死二塁から、佐野に左前タイムリーを打たれ、1点を勝ち越されここで降板。1死二塁で4番手で船迫大雅投手が登板し、オースティンを一邪飛、牧を三ゴロに抑え踏ん張った。

 勝ち越された巨人は8回、2死から吉川が中前打、モンテスが左翼線二塁打でつなぎ2死二、三塁としたが、4番・岡本和が空振り三振に倒れた。

 巨人は1ー2の9回表に守護神の大勢を投入し、勝利への執念を見せた。すると9回裏に2死一、二塁から、代打の中山礼都内野手が右前へ値千金の同点打を放ち、延長戦に持ち込んだ。

 巨人は10回表に、6番手の高梨雄平投手が2死満塁のピンチを招きながら、最後は牧を二ゴロに仕留めて無失点。11回表も継投でしのぐと、最後は延長12回2死から、オコエのプロ初となる劇的なサヨナラ弾で勝利をもぎ取った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ ソフトバンク2―3西武(7日・みずほペイペイ)

 節目の記録を強烈な一撃で決めてみせた。同点の9回1死。西武・外崎修汰はヘルナンデスがカウント2―2から投じた真ん中への速球を逃さない。「真っすぐが強いので高めを振らないように目線を押さえた」。

フルスイングから放たれた飛球は右翼テラス席へ。決勝の6号ソロはプロ野球308人目となる100本塁打になった。ちょっと照れながら記念のボードを掲げ「関わってくださった野球関係者のみなさん、コーチ、監督、ファンのみなさんに感謝しています」と頭を下げた。

 思い出の本塁打を問われて「1本目ですかね」としみじみ振り返った。新人だった15年7月25日の日本ハム戦(西武プリンス)で吉川から放った一発はビデオ判定の末、認められた。そこから10年。「狙って打てるものではないので、たまたま芯に当たっていい角度で飛んだのがホームランと考えています」。19年には26本を記録するなど、ツボにはまった時の飛距離はチームでもトップクラスだ。

 チームは2年連続のBクラスが決まったが、最後まで気を抜くことはない。優勝へのマジックを15としているソフトバンクに今季初めて敵地で2連勝。「苦しい試合が多かったですけど、きっかけをつかめたら戦えない相手ではない。あしたも勝って勢いつけたいですね」。首位に“アップルパンチ”をお見舞いして、優勝争いをかく乱させる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「巨人3-2DeNA」(7日、東京ドーム)

 巨人が執念の今季6度目サヨナラ勝ちで首位をキープ。土壇場で首位陥落の危機から巻き返し、DeNAの連勝を止めた。最後はオコエが自身初のサヨナラ弾で死闘に終止符を打った。

 1点を追う九回だ。2死一塁から代打・長野が三ゴロに打ち取られたかに思われた。だがDeNA・柴田が一塁へ悪送球。ゲームセットが一転して2死一、二塁と好機が広がると、代打・中山が右前適時打を放って試合を振り出しに戻した。

 以降はDeNA投手陣の前に沈黙。今季ワーストとなる19残塁となったが、昇格したばかりの横川は2イニングを無失点に抑えるなど光るピッチングを見せた。そして十二回、2死から途中出場のオコエが左翼席へプロ9年目で初のサヨナラ弾を放った。

 ダイヤモンドを一周し喜びを爆発させたオコエ。「できることをしっかりやろうと思って、頑張って打ちました」とお立ち台で笑みを浮かべた。東京ドームのスタンドは大歓声で沸き返った。阿部監督は「冗談で一発狙ってこいと言ったんですけど、打ちましたね。僕も我を忘れてベンチから飛び出してしまいました」と語った。

 試合は序盤からチャンスの連続だった。初回、先発の井上がDeNAのオースティンに、左中間を破る適時二塁打を浴びた。直後の攻撃で、2死満塁のチャンスを作ったが、坂本の鋭い打球は三塁・宮崎の正面を突いた。一度はグラブからボールをはじいた宮崎だが、すぐに拾って二塁に転送。間一髪のタイミングでアウトにした。

 さらに二回は先頭・浅野が投手強襲の内野安打で出塁。2死二塁と走者を進めたが、丸が空振り三振に倒れた。続く三回には、先頭の吉川が右中間を破る二塁打でチャンスメーク。モンテスも左前打で続き、無死一、三塁の絶好機を作った。

 だが、ここで岡本和が一邪飛に倒れると、大城卓の四球後、満塁でDeNA・三浦監督は継投を決断。中川颯がマウンドに上がると、坂本はタイミングが合わず一邪飛。浅野は粘ったが、空振り三振に倒れて無得点に終わった。

 五回までに3度の満塁機を逸するなど、大拙攻が続いていたが六回、丸が右翼席へ同点の11号ソロを放つ。それでも追加点を奪うことができず、七回は2死一、三塁で門脇がセーフティーバントを試みたが、正面を突く投ゴロになった。

 1点リードを許していた九回には、ビハインドの場面で今季初めて守護神・大勢を起用。阿部監督の執念采配が実った形になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリパラリンピックのゴールボールは9月6日、パリ南アリーナで決勝が行なわれ、日本代表(世界ランク6位)はウクライナ(同8位)と対決。4‐3でウクライナを下し、日本男子史上初の金メダルを手にした。

ゴールボールは視覚障害のある人を対象に考えられた球技で、寝て起きてを繰り返し、全身にボールなどを受けることから“静寂の中の格闘技”とも呼ばれる。競技中、選手は視野や視力といった障害のレベルに差が出ないようにアイシェード(目隠し)をつけ、鈴の入ったボールを投げゴールを狙うスポーツだ。

この競技で史上初の金メダルを獲得した日本代表に、今年で結成30周年を迎える“人気アカペラグループ”のメンバーらも熱狂し、ネット上で話題となった。

試合終了後、日本を代表する5人組男性ボーカルグループ『ゴスペラーズ』のリーダーである村上てつや氏が自身のX(旧ツイッター)で「やった!やった!やったぜ ゴールボール男子金メダル 連敗スタートからの金メダルなんて、ストーリーまでも強い」と称賛。すると、同じくゴスペラーズの北山陽一氏も「おめでとう!」「素晴らしい試合でした!力をもらいましたありがとう」「すごいなぁ」と連続投稿し、驚きを示した。
また続くように、ゴスペラーズの黒沢薫が「ゴールボール金!おめでとうございます」と称え、酒井雄二氏も「ゴールボール男子の金メダルもっと話題になれ~」と記し、「勝てなかった相手に次は勝つ激アツ展開、いったいどのようにやってのけたのか知りたい」と綴っている。

ゴールボールの金メダル獲得に歓喜するゴスペラーズメンバーの投稿をチェックしたファンからは「めちゃくちゃ嬉しい言葉」「面白かったからまじでたくさん広がれ~」「感動をありがとう」「常識を覆すようなスポーツがたくさん!」などと、喝采を呼んでいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ ロッテ―楽天(7日・ZOZOマリン)

 楽天の今江敏晃監督が、試合前に小児がんの子どもたちと交流した。

 今江監督は2009年から、千葉県こども病院を訪問し、闘病中の子どもたちを激励するなど支援活動を行っている。同じく支援活動を行っているロッテの中村奨吾内野手とともに、交流した。

 この日は、小児がん患者や経験者、その家族を支援する認定NPO法人「ミルフィーユ小児がんフロンティアーズ」の主催で、今江監督と中村奨に感謝を直接伝えるためロッテ・楽天戦で応援ツアーが企画された。

 参加者は小児がんの子ども10人と家族、病院・団体関係者の計33人。子どもたちには球団グッズや2人のサインが入った色紙がプレゼントされた。また、このツアーは今江敏晃監督と中村奨の寄付金の一部があてられている。

 今江監督は「ぼくたちがユニフォームを着た本来の姿を見せる機会がなかなかないなかで、その機会を得られたのはすごくうれしく思います。(中村)奨吾と対戦する日なので、2つのチームを応援できる楽しさを持ってもらい、試合観戦を楽しんでもらいたいですね。大変な治療に立ち向かう力に少しでもなればうれしいです」とコメントした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8日の予告先発

 

 

 ◇セ・リーグ

巨人・メンデス―DeNA・吉野(東京ドーム)

ヤクルト・高梨―阪神・西勇(神宮)

広島・玉村―中日・柳(マツダスタジアム)

 ◇パ・リーグ

日本ハム・北山―オリックス・宮城(エスコンフィールド北海道)

ロッテ・佐々木―楽天・内(ZOZOマリンスタジアム)

ソフトバンク・松本晴―西武・武内(みずほペイペイドーム)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ロッテ1-4楽天」(7日、ZOZOマリンスタジアム)

 楽天は接戦を制して連勝。貯金1とし、3位・ロッテに1.5ゲーム差に迫った。

 一発攻勢で主導権を握った。初回、2死三塁の好機で浅村が、今季自身初の2戦連発となる13号2ランで先制。四回には伊藤裕の2号ソロ、九回には安田の1号ソロで加点した。

 先発の岸は、序盤からテンポのいい投球でアウトを重ね、5回まで無安打に抑える。六回に連打でピンチを招いたが、落ち着いて切り抜け6回無失点。約2カ月ぶりとなる4勝目を挙げた。

 逆転でのAクラス入りを狙う上で、重要な3位・ロッテとの直接対決4連戦2つ目の白星を挙げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柔道男子60キロ級で五輪3連覇の野村忠宏さん主催の柔道教室「野村道場」が7日、横浜武道館で行われた。パリ五輪直後に男子81キロ級の永瀬貴規(旭化成)、女子48キロ級の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)、カナダ代表で女子57キロ級の出口クリスタ(日本生命)の金メダリスト3人と全日本男子の鈴木桂治監督が特別講師を務めた。

 イベントには柔道未経験者を含む小中学生約250人が参加し、5人で計8個の五輪金メダルを獲得した豪華講師陣と約3時間半に渡り、柔道を通じて交流。野村さんが背負い投げ、鈴木監督が大外刈りと足払い、角田がともえ投げと腕ひしぎ十字固め、永瀬が足車と内股、出口が大外刈りと山嵐と、それぞれの得意技も披露してみせた。

 五輪連覇を飾った永瀬は、野村道場に初参加。「子供たちの輝く視線を受けて、そういった存在になれているのかなとうれしかった」と笑顔で振り返った。随一の稽古量で知られる30歳はパリから帰国後、1週間足らずで拠点の筑波大の道場を訪れ、汗を流したという。「先生方への報告や学生たちにも稽古をつけてもらっていたので、そういったところに顔を出すのは大事じゃないかと思って早めに練習に参加した」と明かし、今後については「焦らず時間をかけて、次の目標を定めていけたら」と語った。

 角田はともえ投げを披露し、子どもたちも技に入る形までを実際に練習した。柔道未経験者の子どもたちも得意技を聞かれて「ともえ投げ!」と即答するなど、五輪での戦いぶりを通じて伝家の宝刀の認知度は大きく高まり「テレビを見てくれてパリ五輪を応援してくれたんだなっていうのを実感した」と喜んだ。

 出口は参加者からの大外刈りを返される不安があるとの悩みに対し、軸がぶれることで返されやすくなると説明。「自分が焼き鳥になったつもりで、棒が刺さってることを意識して」と独特の表現でポイントを解説していた。今後については当面は休養する意向を表明しており「年内は試合なしでやらせてもらって、来年からは一度は(五輪王者が背負う)ゴールドゼッケンを着けて試合をしてみたいなって気持ちはある」と明かした。

 野村道場は2019年の第1回から10度目の開催を迎えた。この日は観客席が一般開放され、保護者を含めて史上最多の約1500人が見守った。野村さんは「最高の盛り上がりで、タイミングも良かったし、集まってくれたメンバーも最高だった。継続することに意味があると思っていたが、全てが良い形で第10回目を迎えることができた」と感無量の表情。鈴木監督も五輪直後の熱気を感じたといい「こういう活動は現場の人間としてもありがたい。ついた火を絶やさないようにしたい」と力を込めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JRAは7日、第38回セントウルS(GII、芝1200m)の前日最終オッズを発表した。

重賞連勝中の3歳馬ピューロマジック(牝3、栗東・安田翔伍厩舎)が単勝4.6倍で1番人気、スプリント重賞3勝のトウシンマカオ(牡5、美浦・高柳瑞樹厩舎)が単勝5.9倍で2番人気。

以下、モズメイメイ(牝4、栗東・音無秀孝厩舎)が単勝7.2倍で3番人気、ダノンスコーピオン(牡5、栗東・福永祐一厩舎)が単勝8.7倍で4番人気、ママコチャ(牝5、栗東・池江泰寿厩舎)が単勝9.2倍で5番人気。

■年長馬の伏兵に警戒

過去10年で1番人気が【7.2.0.1】と、1番人気が強いレース。馬券外だったのは昨年のビッグシーザー(10着)のみ。連対馬9頭はいずれも単勝3.4倍以下、勝ち馬7頭中6頭が3.1倍以下に支持されていた。ビッグシーザーは3.7倍で実績のわりに人気を集めていたが、これまでの連対馬および勝ち馬よりも、支持されていなかった側面もあった。今年はピューロマジックが単勝オッズ4.6倍の1番人気で、少なくとも過去の勝ち馬ほど信頼はできない。

2番人気は【0.4.2.6】だが、単勝4.0倍以上なら【0.4.2.1】連対率50.0%、複勝率83.3%、複勝回収値133と高値安定。ピューロマジックがピンパー要素をはらんでいるなら、トウシンマカオを軸におくのが賢明か。

上位人気2頭を除いて好走馬が複数出現しているのは単勝7.0~29.9倍のゾーンで【1.3.6.28】。このうち、前走4着以内の5~7歳の年長馬が【1.1.6.6】複勝率57.1%と好成績。GI馬のママコチャやテンハッピーローズに加えて、北九州記念でピューロマジックと0秒1差2着だったヨシノイースターは実績を考慮すれば妙味も十分。

馬連は(7)ヨシノイースター-(13)ピューロマジックが17.3倍、3連複は(13)ピューロマジック-(17)トウシンマカオ-(18)ママコチャが29.7倍、3連単は(13)ピューロマジック→(17)トウシンマカオ→(18)ママコチャが95.7倍で1番人気。ピューロマジックが絡まない3連単は(17)トウシンマカオ→(18)ママコチャ→(7)ヨシノイースターの組み合わせで352.9倍となっている。

※出馬表・結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合し確認してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ ロッテ1―4楽天(7日・ZOZO)

 3位のロッテは、CS切符を争う4位・楽天に痛恨の連敗を喫し、ゲーム差は1・5に縮まった。

 先発のエース小島が初回、先頭・小郷を四球で歩かせると、2死三塁から4番・浅村に先制2ランを被弾。4回には先頭・伊藤にも左翼ソロを浴びた。5回までに95球を要し、2被弾を含む3安打3失点で降板。4年連続となるシーズン規定投球回の143回までは残り2/3と目前に迫っていたが、到達は持ち越し。2年連続の2ケタ勝利となる10勝目もお預けとなった。

 打線は相手先発・岸の前に5回までノーヒットで、6回まで2安打無失点に封じられた。7回には2死一、二塁の場面で、中村奨が3番手・渡辺からエンタイトル適時二塁打を放ち、1点を返したが、反撃は続かなかった。

 9回には4番手・沢村が安田に右翼ソロを被弾し、再び3点差に突きはなされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ラグビー ▽アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2024 日本―米国(7日、熊谷ラグビー場)

 1次リーグB組の第2戦が行われ、世界ランク14位の日本は、同19位の米国に41―24で勝利。2連勝で同組1位となり、15日の準決勝(秩父宮)サモア戦に進出を決めた。

 日本は前半5分、SO李承信(神戸)が中央約20メートルのPGを決めて先制。同14分は、左サイド中央付近のラインアウトから、李のパントキックをCTBライリー(埼玉)が捕球。CTBマクカラン(トヨタ)につないでトライを挙げた。10―3の23分には、敵陣での連続攻撃から最後はロックのワクァ(花園)が相手インゴールにねじ込んだ。

 前半30分にラインアウトモールを押し込まれて17―10と迫られた日本は、同38分にフッカー坂手淳史(埼玉)が原田衛(BL東京)と入れ替え。その原田は入れ替えから1分後に、敵陣深くでSH藤原忍(東京ベイ)からボールを受けて代表初トライを挙げ24―10と突き放し、前半を折り返した。

 後半は4分、快足CTBのライリー(埼玉)が、自陣から60メートル以上を駆け抜けトライ。埼玉のホームのファンを沸かせた。ただ日本はフィジカル自慢の米国にセットプレーで手を焼き、後半12分にはラインアウトモールを起点にこの日2つ目のトライを奪われる。それでも34―24の26分に、敵陣左サイドのラインアウトを起点にBK立川理道(東京ベイ)がゲイン、ライリーにつなぐと、WTBツイタマ(静岡)に渡って貴重な追加点。日本が41―24で逃げ切り、B組1位を決めてサモアとの準決勝に進んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ロッテ1-4楽天」(7日、ZOZOマリンスタジアム)

 3位ロッテは4位の楽天に連敗とし、ゲーム差1.5まで詰め寄られた。

 打線は沈みこみ、5安打でわずか1点。五回まで無安打に封じ込められた。0-3の六回には、1死から小川、藤原が連打を放ったが無得点。0-3の七回には2死一、二塁から中村奨の左翼への適時二塁打で1点を返したが、なおも2死二、三塁から小川は一ゴロに倒れた。

 先発・小島は5回3安打3失点。初回2死三塁から浅村に左翼へ先制2ランを浴びると、0-2の四回には先頭・伊藤裕に左翼ソロを被弾。「すみません。今話せることはなにもありません」と肩を落とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ラグビー・パシフィックネーションズカップ・1次リーグ、日本代表41-24米国代表」(7日、熊谷ラグビー場)

 B組のラグビー日本代表(世界ランキング14位)は、前半から得点を重ねて米国代表(同19位)に勝利。2連勝でB組1位通過を決めた。準決勝は15日に秩父宮ラグビー場で行われる。

 第1戦のカナダ戦でエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、64)復帰後のテストマッチ初勝利を飾った日本は、カナダ戦から先発を1人変更。FB矢崎が所属する早稲田大学に戻り代表を離脱したため、山沢拓(埼玉)が変わって入った。

 日本は前半5分にSO李がPGを決めて先制する。さらに15分、素早いラインアウトから李が裏を狙ったキック。これがCTBディラン・ライリーに通り、最後はCTBニコラス・マクカランがトライを奪った。23分にはゴール前で得たペナルティから、SH藤原の“即リスタート”で相手を揺さぶり、LOサナイラ・ワクァが潜り込み押し込んだ。前半はエディーHC掲げる超速ラグビーが機能し、24-10で折り返した。

 後半開始早々には、ライリーが相手数人をかわし、約50メートル以上のランを見せてスーパートライ。その後のCGも決まり31-10と21点差をつける。だが、カナダ戦同様、失速し徐々に押し込まれる展開に。失点を重ね一時は10点差に詰められた。それでも26分にWTBマロ・ツイタマのトライで再びリードを広げ、逃げ切った。POMにはCTBディラン・ライリーが選ばれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ロッテ1-4楽天」(7日、ZOZOマリンスタジアム)

 楽天は接戦を制して連勝。貯金1とし、3位・ロッテに1.5ゲーム差に迫った。

 一発攻勢で主導権を握った。初回、2死三塁の好機で浅村が、今季自身初の2戦連発となる13号2ランで先制。四回には伊藤裕の2号ソロ、九回には安田の1号ソロで加点した。

 先発の岸は、序盤からテンポのいい投球でアウトを重ね、5回まで無安打に抑える。六回に連打でピンチを招いたが、落ち着いて切り抜け6回無失点。約2カ月ぶりとなる4勝目を挙げた。

 逆転でのAクラス入りを狙う上で、重要な3位・ロッテとの直接対決4連戦2つ目の白星を挙げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立憲民主党の代表選が7日に告示され、野田佳彦・元首相(67)、枝野幸男・前代表(60)、泉健太代表(50)、吉田晴美衆院議員(52)の4氏が立候補した。次期衆院選での政権交代を見据え、野党共闘の枠組みのほか、経済やエネルギーなどの重要政策が主な争点となる。




立憲民主党代表選に立候補し、討論会で議論を交わす(左から)野田佳彦・元首相、枝野幸男・前代表、泉健太代表、吉田晴美衆院議員(7日、東京都千代田区で)=若杉和希撮影

 代表選は泉氏の任期満了に伴うもので、新代表は23日に東京都内で行われる臨時党大会で選ばれる予定だ。

 立候補した4氏は7日、都内で開かれた日本記者クラブ主催の討論会に臨み、野田氏は次期衆院選を視野に「政権を取れる千載一遇のチャンスだ」と強調。他党との候補者調整に意欲を示し、「野党勢力の議席の最大化を目指し(与党の)自公を過半数割れに追い込む」と述べた。

 一方、枝野氏は「野党への期待は高まっていない」として、政策が異なる日本維新の会や共産党との連携は否定した。「厳しくても自力で国民の支持を得て、政権を担う」と訴えた。

 泉氏は、4月の衆院3補欠選挙で全勝したことを挙げ、「最も厳しい党勢の3年間を担い、地方でも自民に勝てる環境を作った」と成果を強調。「これからも大きな役割を果たす」と再選への意欲を語った。

 吉田氏は野党共闘について「(与野党)1対1の構図を作る選挙協力は進めるべきだ」との見方を示した。連立政権を目指す場合、「あらかじめどこと連携するかを国民に示すのは(立民の)義務だ」と述べた。

 代表選は、国会議員や地方議員、党員らに割り振られたポイント制で争われる。投票で過半数のポイントを得た候補がいなかった場合、上位2人の決選投票となる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年10月、イスラム組織ハマスによる奇襲攻撃で人質となり、約1カ月半後に解放されたアビバ・シーゲルさん(63)が取材に応じ「人質全員を取り戻すにはハマスと交渉するしかない」とイスラエル政府に停戦交渉の早期妥結を求めた。7日で奇襲から11カ月。今も拘束中の夫キースさん(65)ら人質を解放するよう、街頭デモや米政府関係者との面会で訴える。

 アビバさんはガザに近いキブツ(集団農場)、クファルアザで奇襲され、夫と共にガザに拉致された。拘束下の51日間、地下トンネルや住宅などを計13回移動した。

 解放されると知ったのは突然だった。夫と離れる際、口を突いたのは別れのあいさつではなく「お互い強くいようね」。その言葉が今もアビバさん自身を支えている。

 アビバさんは米国籍を持つ夫のため、ブリンケン国務長官ら米政府当局者と面会を重ね、イスラエルに交渉妥結を促すよう訴える。ハマスが拉致した人質二百数十人のうち約100人がいまだ拘束中。「夫もほかの人質も、想像できないようなひどい状況にいる。全員を救出しなければならない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大阪市で開業予定のカジノを含む統合型リゾート(IR)をめぐり、事業者が違約金なしで事業から撤退できる「解除権」を近く消滅させることが、関係者への取材で分かった。日本初のIRが2030年秋ごろに開業することがほぼ確実になった。

 IR事業者は、オリックスや日本MGMリゾーツなどが出資する「大阪IR株式会社」。昨秋に大阪府と結んだ協定では、資金調達や土地の整備などの「事業前提条件」が整わず、事業者が事業実施は困難と判断した場合、26年9月までは違約金無しで協定を解除できると定められていた。

 関係者によると、事業前提条件が満たされる見通しとなったため、事業者は近く解除権を消滅させ、大阪市から土地の引き渡しを受ける。

 IRをめぐっては、来年4月に開幕する大阪・関西万博の会期中の工事中断を、日本国際博覧会協会や国際機関の博覧会国際事務局の幹部が要請していた。今後、府市と事業者が騒音対策などをまとめるという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京都大田区蒲田で33年前から日サロ好きに愛された「日焼けスタジオ クロコダイル蒲田店」の店長が女性客を盗撮したとして、性的姿態等撮影容疑で逮捕された。常連の女性客たちは「まさかあの温厚で低姿勢の山本店長が⁉︎」と驚きの声を隠せない。

 

「30年前から盗撮していた」

警視庁蒲田署の調べによると、店長の山本浩貴容疑者(62)は8月6日16時頃、同店を訪れた20代の女性客の足元からスマホを向けて足や尻などを撮影したという。

「被害女性はこれまで何度か利用しており、過去に利用した際にシャッター音などが聞こえたことから不審に思い、当日は自分の枕元にスマホを設置し動画撮影したところ、山本容疑者が盗撮をする様子を捉えたようです。

女性はそのまま警察署に被害届を提出。山本容疑者は容疑を認め『30年前のオープン当時からビデオカメラや携帯電話で盗撮しており、バレないと思っていた』『100人くらいを盗撮した』と供述しており、押収したスマホからは400枚もの画像が見つかっている」(社会部記者)

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9月6日、現場となった「日焼けスタジオ クロコダイル蒲田店」を訪れると、常連客だった30代男性が店の様子を伺いに来ていた。

「私はここに1万円のオイルを入れてるVIP会員なので今回の逮捕で店はどうなるのかと心配で様子を見に来たんですよ。山本さんが逮捕された日、直前の13時頃に店に行った時はいつもと変わらない様子だったから驚きました。

彼とは長いつき合いだけど盗撮するような性癖なんて聞いたことないし。マシンは全部で7台あって、全て違う種類でメンテナンスも山本さん自ら行うくらいマシンを熟知してた方だったから惜しいですね」

店がオープンした33年前といえば、まさにガングロ、黒ギャルの全盛期。当時16歳で月に何度も通っていたという蒲田在住の40代女性は言う。

「とにかく黒いのが自慢だったから、バイトで稼いだお金で制服のまま通ってましたよ。山本店長はノリがよかったし、マシンのことも詳しくて気のいいお兄さん的な存在だから慕ってました。まさか盗撮してたなんて…」

各界から評判だった山本容疑者の知識

店舗のXでは「日本最古の日焼けサロン」と謳っており、黒ギャルブームが去った後の昨今は、ボディメイク大会に出場する男女の選手やダンサーにインフルエンサー、セクシー女優などの“日焼けフリーク”たちから「クロコダイルの“焼き”は理想の仕上がりになる」と評判だったようだ。

この店に一年前から通うダンサー女性のAさん(28歳)は言う。

「ここはボディ大会によく出てる選手間で評判がすごく良かったんですよ。大会ではみんな真っ黒に焼いて出るのが標準装備的な感じなので、クロコダイルの焼きの良さがクチコミで広がっていった感じです。

私も一昨年まで別店舗に行ってたけど、人から紹介されてクロコダイルに切り替えました。蒲田は家から超遠いから行くのが面倒なんだけど、それでもいいから通うほど仕上がりは満足でした」

「焼きのよさ」や「仕上がりがよい」と言われてもいまいちピンとこないが、どういうことなのか。

「これまで私が通ってた日サロ店では焼き過ぎたばかりに皮が剥けることもあったんです。でもクロコダイルでは絶対にそんなことはなかった。山本店長のマシンの知識量は半端なく、焼き加減を調整してくれたからです。

店には5種類くらいのマシンがあり『今の肌色から1トーンあげたい』と細かいリクエストをすると複数のマシンで焼く細かい指示をくれました。『この日に撮影があるのでいつ焼きに行けばいい?』と聞くと、LINEで丁寧に「この日に来て何日間かで計画的に焼けば問題なく仕上がる」とか丁寧に教えてくれた」(Aさん)

盗撮画像の流出に怯える女性常連客たち

また、山本容疑者はお気に入りの女性客に対しては破格の安価で受け入れてたようだ。

インフルエンサーのBさん(28歳)は店の破格設定に「一体どうやって収益を上げているのか」といつも疑問に感じていた点はあったという。

「日サロは大体30分3000円くらいと元々が安価ですけど、こちらは1時間がっつり焼いて3000円とかで、しかも私がいる時間は他の客と鉢合わせたことがありませんでした。日サロなんて1日に10人お客が来ればいい方だと思うし、1日3万円程度の売り上げで、電気代もものすごくかかるし、いつも“この人はどうやって売り上げを出しているんだろう”と不思議でした。

だから今回の盗撮を知って『もしかしたら盗撮画像や動画も商売にされていたのでは…』と、私の友達の常連客の子と話してたところです」(Aさん)

Aさんと同じように店舗に数ヶ月前から通い始めたという、サロン経営者でボディメイク大会にも年2回ほど出場するBさん(37歳)はこう振り返る。

「実は私も同じ大会出場者に紹介され7月中旬に初めて行きましたが、初訪問の私に対しても山本店長はとても丁寧に『股間の付け根やお尻の割れ目部分などの焼けにくいところはマシンの中でこんなポーズを取るといいよ」って、足を広げたりお尻を突き出すポーズを見せてくれました。

まあ、股間周りで色むらが出ないためにもマシンの中で開脚したり際どいポーズを取るのは当たり前のことだけど、そうしたポーズを盗撮されてたのかもと思うとゾッとします」

また、山本容疑者はロックバンドを組んでボーカルをやっており、ライブハウスに出演することもあったようだ。

「ライブハウスでライブしている動画をよくInstagramのストーリーに上げてました。なんかシャウトする系の歌を歌ってましたよ。私的にはそんな山本さんの姿も愛らしく見てたんですけどね。黒ギャル好きで、私にも“大ファンです!”と言ってくれてたから、私の映像も撮られているかと思うと…気が気じゃないです」(Aさん)

クロコダイルの常連客の女性間では「被害を受けてないか訴えたい場合はこちらが窓口です」という画像のようなLINEが出回っているという。山本容疑者に余罪がないか、捜査は慎重に行なわれている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERA セ・リーグ 巨人3X―2DeNA=延長12回=(7日・東京ドーム)

 巨人がサヨナラ勝ちでDeNAを破り、首位を守った。巨人の先発・井上温大投手は1回に1点を失ったがその後は好投を続け6回4安打1失点で降板。3度の満塁のチャンスを生かせなかった打線は6回に丸佳浩外野手の11号ソロ本塁打で同点においつくと、8回に勝ち越しを許したが、9回2死から代打・中山礼都内野手が同点打を放ち延長戦へ。最後は延長12回にオコエ瑠偉外野手のプロ初のサヨナラ本塁打が飛び出し、2連勝を飾った。

 

 

 井上は1回に先取点を許した。1死から桑原将志外野手に右前打、佐野恵太外野手は右飛に打ち取ったが、2死一塁からオースティン内野手に左中間を破るタイムリー二塁打を打たれ、1点を失った。

 2回は1死から一ゴロへの一塁ベースカバーが遅れ内野安打となったが、後続を抑え無失点。3回は2死からオースティンに2打席連続ヒットとなる左前打を打たれたが5番・牧秀悟内野手を空振り三振に仕留めた。

 巨人打線は1回、先頭の丸が左前打で出塁。吉川尚輝内野手の一・二塁間の打球は二塁・牧に好捕されたが丸は二進。2死となってから岡本和真内野手が遊撃内野安打でつなぎ、大城卓三捕手は四球を選び2死満塁とチャンスを広げたが、坂本勇人内野手は三ゴロに倒れ、無得点。

 2回は先頭の浅野翔吾外野手がDeNAの先発・石田裕太郎投手の左足に当たる投手強襲安打で出塁。1死から井上が送りバントを決め2死二塁としたが、丸は空振り三振に打ち取られた。

 3回も、吉川が先頭で右中間二塁打。モンテス内野手は左前打で続き無死一、三塁とチャンスを広げたが、岡本和は一邪飛。大城卓の四球で1死満塁とし、先発の石田裕太郎投手は降板、2番手で右の下手投げの中川颯投手が登板。1回に続いて満塁で打席に入った坂本だったが、初球を打って一邪飛。浅野は空振り三振に打ち取られ、無死一、三塁を得点に結びつけられなかった。

 5回には、DeNAの3番手・山崎康晃投手に対し、岡本和、大城卓、坂本が連続四球を選び満塁のチャンス。しかし、浅野は空振り三振に倒れ、またも得点できなかった。

 3度の満塁のチャンスを生かせなかった巨人が6回にようやく同点に追いついた。先頭の門脇誠内野手が四球で出塁するも、井上の代打・増田大輝内野手がバントの構えからのバスターで打った打球が投ゴロとなり併殺。走者なしになってから、丸は2球目を打った大飛球が右翼ポール際でそれてファウルとなっていたが、7球目の直球を完璧にとらえ、8月13日の阪神戦以来の11号ソロ本塁打を右翼席にたたき込み、同点に追いついた。

 7回は1死から大城卓が左翼線安打、坂本は四球を選び、1死一、二塁。浅野の右飛で一、三塁となったが、門脇はセーフティーバントを狙って投ゴロとなり、得点できなかった。

 巨人が8回にDeNAに勝ち越しを許した。3番手で登板のバルドナード投手は先頭の梶原昂希外野手に遊撃内野安打、送りバントでの1死二塁から、佐野に左前タイムリーを打たれ、1点を勝ち越されここで降板。1死二塁で4番手で船迫大雅投手が登板し、オースティンを一邪飛、牧を三ゴロに抑え踏ん張った。

 勝ち越された巨人は8回、2死から吉川が中前打、モンテスが左翼線二塁打でつなぎ2死二、三塁としたが、4番・岡本和が空振り三振に倒れた。

 巨人は1ー2の9回表に守護神の大勢を投入し、勝利への執念を見せた。すると9回裏に2死一、二塁から、代打の中山礼都内野手が右前へ値千金の同点打を放ち、延長戦に持ち込んだ。

 巨人は10回表に、6番手の高梨雄平投手が2死満塁のピンチを招きながら、最後は牧を二ゴロに仕留めて無失点。11回表も継投でしのぐと、最後は延長12回2死から、オコエのプロ初となる劇的なサヨナラ弾で勝利をもぎ取った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリ・パラパリンピックは7日、自転車の女子個人ロードレース(運動機能障害C1~3)で杉浦佳子(53)(総合メディカル)が1時間38分48秒で金メダルを獲得した。杉浦は前回東京大会でこの種目を含めロード2冠に輝いていて、3個目の金メダル。自身の持つ金メダリストの日本最年長記録を更新した。

 出場15人の選手が、14・2キロのコースを4周(56・8キロ)し、着順を競うレース。杉浦は、序盤から6人に絞られた先頭集団で走り、トップで引っ張る場面も。そのまま残り1周となり、最後のラスト勝負を制した。3位までが同タイムの大接戦だった。

 杉浦は今大会、直前にぜんそくを患った影響もあり、トラックは2種目とも予選敗退、個人ロードタイムトライアルでも6位とメダルに届いていなかった。

 杉浦は静岡県掛川市出身。2016年に自転車レース中に転倒して高次脳機能障害が残り、パラ自転車へ転向。17年の国際大会で銅メダルを獲得すると、その後も世界選手権などで好成績を残し、前回の東京大会では金メダル2個を獲得していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男女デュオ「ヒロシ&キーボー」の黒沢博さんが死去したことが7日、分かった。75歳だった。実兄で歌手の黒沢年雄が同日、自身の公式ブログで発表した。

 黒沢はこの日「博が…亡くなった…。」との題でブログを更新。博さんとの思い出をつづりつつ「昨夜…口の聞けない博にいっぱい話しかけました…博がいつも,兄貴はスーパーマンだといいふらしていたので…耳元で冗談に“俺はスーパーマンだから全て任せて安心しろ”と言ったら、とても喜び僕の手を強く握り返して涙を流し喜びに溢れていました…」と明らかにした。

 さらに「数時間いて少し元気になったから大丈夫だろうと、一旦引きあげました…4時間後急変…電話が来て娘さんが電話の向こうでパパ! パパの叫び声が入って来ました…直ぐに病院に駆けつけると…医師から臨終ですとの言葉…。今は幼い頃の博が頭に蘇って涙がとまりません」と、博さんの最期の様子を明かした。

 博さんは1966年に、寺内タケシとバニーズにボーカリスト兼ギタリストとして加入。71年にグループ解散した後、ヒロシ&キーボーを結成し、82年に発売した「3年目の浮気」は売り上げ130万枚を超える大ヒットを記録した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日は大気の状態が非常に不安定 関東甲信は天気急変のおそれ

明日8日(日)の関東甲信地方は大気の状態が非常に不安定となります。

山沿いだけでなく都市部でも、激しい雷雨に注意が必要です。

都市部も激しい雷雨に要注意

明日8日(日)は秋雨前線が東日本をゆっくりと南下する見込みです。関東甲信地方には大気下層に南から暖かな空気が流れ込む一方、上空高い所の気温は今日より少し低くなります。このため、大気の状態が非常に不安定となり、上昇気流が発生しやすくなる見込みです。

今日より広い範囲で雨雲が発達しやすくなり、都市部も含めて天気急変の可能性があります。1時間に50mm前後の非常に激しい雨や落雷、突風、降ひょうに注意が必要です。

東北南部から北陸や、東海以西の山沿いでも急な強雨や雷雨となる所がある見込みです。これらのエリアでも空の変化にお気をつけください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今シーズン最強の台風11号と厳暑の関係 残暑まだ続く 熱帯擾乱発生しやすい状況も

 

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フィリピン近海は、台風11号が進んだこともあり、対流が強まりました。日本に暑さをもたらす太平洋高気圧は、フィリピン近海で対流が強いと、勢力が強くなることが知られています。PJパターンと呼ばれる変動です。この先も、PJパターンが続き、日本付近で太平洋高気圧の勢力が強い見込みです。10月に入る頃にかけても、残暑は厳しいでしょう。大気の流れは、8月前半に台風が次々に発生した時の状況とよく似ており、10月に入る頃にかけて、大きく変わらない見込みです。台風など熱帯擾乱が発生しやすい状況が続きます。

台風11号 フィリピンで発生し西進 発達ピーク時は猛烈な勢力

 

台風11号は、9月1日にフィリピンの東で発生し、発達しながらフィリピンを通り、南シナ海に進みました。南シナ海で猛烈な勢力まで発達、発達ピーク時の中心気圧は915hPa、中心付近の最大風速は55m/sになりました。今シーズン最も強い勢力の台風です。

台風11号は、発達のピークを過ぎた後も、非常に強い勢力で海南島からトンキン湾を西進し、今日7日午後3時、ベトナムを進んでいます。中心の気圧は935hPa、中心付近の最大風速は45m/sです。
ベトナムの島であるバクロンビ島では、今日7日午前9時(日本時間)、35m/sの西風が吹き、12時間降水量は88.0ミリを観測しました。

台風11号は、今後もベトナム本土を西進し、8日までに熱帯低気圧に変わる見込みです。

台風11号と日本の厳暑の関係 PJパターンとは?

日本に暑さをもたらす太平洋高気圧は、フィリピン近海で積乱雲の発生が多い(対流が強い)と、勢力が強くなることが知られています。PJパターンと呼ばれる変動です。

フィリピン近海は、台風11号が進んだこともあり、対流が強まりました。それだけでなく、南シナ海からフィリピンの東、さらにマリアナ諸島近海にかけて、対流活動が活発な周期にあたっています。この海域では、9月の半ばを過ぎる頃にかけても、積乱雲の発生が多いでしょう。この先も、PJパターンが続き、日本付近で太平洋高気圧の勢力が強い見込みです。残暑がまだ続く原因の一つです。

さらに、対流活動が活発な領域の上空では、その周辺にエネルギーが伝わっています。この影響もあり、チベット高気圧は日本付近への張り出しを強めています。この状況は9月の終わりにかけても続くでしょう。日本付近は背の高い高気圧に覆われやすいことになります。

この先、季節の進みは遅く、九州から東北を中心に、最高気温は30℃以上の真夏日どころか、35℃くらいまで上がる日がまだある予想です。朝晩は秋の気配を感じられる日もありますが、10月に入る頃になっても日中はまだ残暑が厳しいでしょう。

台風シーズン 熱帯擾乱が発生しやすい状況続く

 

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8月もそうでしたが、9月もチベット高気圧の勢力は、特に大陸華中や朝鮮半島付近で強く、偏西風は日本付近で平年より北を流れるでしょう。偏西風は、日本の東で流れが壊れやすく、南偏する見込みです。このため、日本の東の海上から南の海上で大規模な低気圧が形成されます。この大規模な低気圧は、南西モンスーンと太平洋高気圧の縁に沿って吹く東風が合流し、大きな低圧部による風の渦、いわゆるモンスーンジャイアです。モンスーンジャイアの中では、小さい規模の渦が発生して、台風など熱帯擾乱が発生しやすい傾向があります。

大気の流れは、8月前半に台風が次々に発生した時の状況とよく似ており、10月に入る頃にかけて、大きく変わらないでしょう。台風シーズンが続きます。
たとえ台風が発生しなくても、南の海上の熱帯擾乱により、日本付近に暖かく湿った空気が流れ込むことがあるでしょう。局地的な大雨になることも考えられます。
日頃から、ハザードマップで避難経路の確認など、台風や大雨への備えをしておくとよいでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリ・パラリンピックの車いすテニス女子で、シングルスとダブルスの2冠に輝いた上地結衣(三井住友銀行)が7日、パリ郊外で会見し、「初めて金メダルを獲得することができて本当にうれしい気持ちでいっぱい」と顔をほころばせた。
6日のシングルス決勝では絶対女王ディーデ・デフロート(オランダ)に逆転勝ち。東京大会の決勝で敗れた雪辱を果たし、「自分が取り組んできた成果かなと思う」と手応えをにじませた。
四大大会のシングルス初優勝を遂げたのは、同じローランギャロスが舞台の2014年全仏オープン。「パリという土地は私にとってすごく特別」と感慨もひとしおの様子だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DeNAは最後に悪夢が待っていた。2―1の九回裏に追い付かれて突入した延長戦。十二回に佐々木が簡単に2死を取った後、オコエに本塁打を浴びて痛恨のサヨナラ負けを喫した。
広島に3連勝して勢いに乗っていたが、よもやの敗戦で連勝は6でストップ。三浦監督は「まだまだ。またあした、集中して全員でエンジンふかして頑張っていく」と気持ちを切り替えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球セ・リーグ 広島2-1中日(7日、マツダスタジアム)

広島は中日との接戦を制し、連敗を4でストップ。坂倉将吾選手は均衡を破る先制ホームランでチームを勢いづけました。

両者無得点で迎えた4回2アウト3塁のピンチを背負った九里投手は、4番の細川成也選手を低めの変化球で空振り三振。雄たけびとカッツポーズが飛び出します。

この気迫に応えるように直後の攻撃では、坂倉将吾選手が今季10号ソロで先制。4年連続となる2ケタ本塁打を達成しました。

お立ち台では「いったと思いました」とドヤ顔で振り返り、球場は大歓声。「最近野手が打てなくて投手を助けられなかったので、なんとか先にという思いで、よかったです」と語りました。

7日は午後2時、8日は午後1時半から開始のデーゲーム。まだまだ暑さの残る中、リーグ優勝へ向けてファンも大きな声援で選手を後押しします。

坂倉選手は「デーゲーム暑いので暑さ対策をしっかりして」とファンへ呼びかけつつ、「僕は熱いプレーで勝ちをたくさんとって頑張りたい」と誓いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦