夏の甲子園、21日準決勝 神村学園など4校が調整

 

 

全国高校野球選手権大会は21日、神村学園(鹿児島)―関東第一(東東京)、京都国際―青森山田の準決勝が行われる。20日は今大会2度目の休養日で試合がなく、初優勝を狙う4校が兵庫県西宮市などでそれぞれ調整した。

 2年連続4強の神村学園と9年ぶりにベスト4に進んだ関東第一は、室内練習場で体を動かした。3年ぶりに準決勝に進出した京都国際は、自校グラウンドで対戦する青森山田の投手陣の映像を確認。初の4強入りで勢いに乗る青森山田は、ベンチ入りしているメンバーが打撃練習した。

 暑さ対策のため、第1試合は昨年より1時間早い午前8時の開始予定。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自民党の総裁選をめぐり石破元幹事長は24日に地元・鳥取で正式に立候補を表明する方向で最終調整に入りました。

関係者によりますと石破氏は24日に地元・鳥取で正式に立候補を表明し、その後、来週中に東京都内で改めて政策などを発表する記者会見開く方向で最終調整しているということです。

石破氏は以前から立候補に必要な推薦人20人が揃ったら地元で発表すると述べていました。

敢えて鳥取で立候補を表明することで地方票・党員票の支持拡大につなげたい狙いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【MLB】カブス0-1ブルージェイズ(8月18日(日本時間8月19日))

 

8月18日(日本時間8月19日)に米・イリノイ州シカゴののリグレー・フィールドで行われたシカゴ・カブス対トロント・ブルージェイズの一戦で、カブス・鈴木誠也を、味方打者の放った高速打球が直撃した場面が、野球ファンの間で話題となっている。

0-1、カブス1点のビハインドで迎えた終盤8回裏・カブスの攻撃、2死一塁の場面で打席に立った2番のアイザック・パレデスは、カウント1-2からの4球目を打ちに行って、球足早く跳ねながら転がる三塁方向へのファウルに。すると自身の打席に備えて準備していた3番・鈴木に、このファウルボールが直撃。鈴木は痛みを堪えるようにファウルゾーンで動き回る姿を見せることとなった。なお、別角度から捉えたスロー映像では、パレデスの放った打球が、ネクストバッターズサークルにいた鈴木の左足、膝上あたりを直撃し、衝撃で転倒しそうになる様子が映し出されていた。

こうした鈴木のあまりに不運なアクシデントに、ネット上の野球ファンからは「痛すぎる」「これは本気で痛いやつ…」「エグいな」「災難すぎる」「プレーに影響なけりゃいいけどな」といった様々な反響が巻き起こっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フランスのダルマナン内相は20日、パリ・パラリンピック開会式(28日)で1万5000人の警察、憲兵が警備に当たると明らかにした。開会式は市内中心部のコンコルド広場が舞台で、そこにつながるシャンゼリゼ通りを選手たちが行進する。
セーヌ川で行われた五輪と同様に開会式は競技場外の実施で、夏季パラリンピックでは史上初。五輪開会式の警備には約4万5000人の警察が動員された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソフトバンクに勝利し、喜ぶ楽天ナイン=20日、楽天モバイル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

阪神・木浪聖也内野手(30)が20日のヤクルト戦(京セラ)で〝満塁男ぶり〟を存分に発揮。チームも8―3で快勝し、ヒーローとなった。

初回一死満塁で大山は見逃し三振に倒れるも、続く前川が押し出し四球を選んで先制。なおも二死満塁の場面で木浪に打席が回った。

カウント1―1からの3球目、相手先発・吉村の153キロ直球をはじき返すと打球は右翼線への適時二塁打となった。これで今季の満塁打率は12打数6安打で驚異の5割。試合後はお立ち台で「満塁だと思ったので打てる気がした」と力強く語り、虎党を沸かせた。

この打球にはフェアかファウルかを巡り、ヤクルト・高津監督から一旦リクエストが要求された。だがルール上、フェアかファウルかはリクエストできず、判定は覆らなかった。

木浪は内心「(判定が覆るか)ドキドキはありました」と振り返ったが、その一方で「また打ったらいいと思っていました」とも言い切った。この積極性がチームに勢いを吹き込んだ。

6回にも右翼へ二塁打、8回に中前打を記録。終わってみれば、この日は今季初の3安打猛打賞となり「ホッとしました」と笑顔をみせた。

そして「これからもっと、もっとチームとしても上向いていく」とも宣言。球団史上初となる悲願のリーグ連覇達成を諦めるつもりなど毛頭ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「DeNA4-2中日」(20日、横浜スタジアム)

 DeNA・戸柱恭孝捕手が、この試合前まで防御率0.68を誇った橋宏を撃ち、3安打猛打賞の活躍を見せた。初回に適時左前打、七回には2死一、二塁から適時中前打を放ち2打点をマーク。守っては、五回2死満塁からリリーフした中川颯ら救援陣も好リードした。

 スタメン出場は8月2日の阪神戦以来だが、連日、猛暑の中で早出特打を敢行。ベテランは「しっかり練習して準備していたので、きょうは結果がどうあれ、自分は準備してきたという思いだった」と泥くさく振り返った。

 この日は、格闘家・角田信朗を応援総長に招き、「横濱漢祭(おとこまつり)」と題して開催した。牧が「漢とは、トバさんみたいな人。アツくて情熱があって人望のある人のこと」と語るように、チームNo.1の熱血漢であり良き兄貴分の戸柱。お立ち台から「みんなあきらめていない。一緒に頑張りましょう!」と呼びかけていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本ハムは連敗を「3」で止めた

パ・リーグ公式戦3試合が20日に行われた。楽天モバイルパークで行われた楽天-ソフトバンクは3-0で楽天が勝利した。楽天は2回、マイケル・フランコ内野手の7号2ランで先制に。4回にも1点を追加した。先発の早川隆久投手は6回82球7安打無四死球6奪三振無失点でマウンドを降りた。7回は3投手が無失点でつないだ。早川はキャリア最多タイの9勝目をマークした。

敗れたソフトバンクは、先発のリバン・モイネロ投手が5回86球7安打2四球3奪三振3失点で4敗目。打線は8安打を放つも、好機を生かせなかった。

群馬・前橋市の敷島球場で行われた西武-オリックスは1-0で西武が接戦を制した。西武の先発、高橋光成投手は地元・群馬県で今季初勝利とはならなかったが、5回76球7安打無四死球3奪三振無失点の力投を披露した。

打線は7回に四球と内野安打などで1死一、三塁とし、代わった吉田輝星投手から佐藤龍世内野手が適時打を放った。6回以降は佐藤隼輔投手、平良海馬投手、ボー・タカハシ投手、アルバート・アブレイユ投手がそれぞれ1イニングを無失点でつなぎ、1-0で試合終了。平良が今季2勝目をマークした。

ZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ-日本ハムは5-3で日本ハムが勝利した。日本ハムは初回、水谷瞬外野手の先頭打者本塁打で1点を先制。3回には水野達稀内野手の5号ソロ、清宮幸太郎内野手の適時三塁打などで3点を追加した。日本ハムは先発の金村尚真投手が6勝目をマーク。チームは連敗を「3」で止めた。敗れた千葉ロッテは打線が計10安打を放ちながらも3得点にとどまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パ2位の日本ハムは20日、ロッテ戦(ZOZOマリン)で5―3と勝利し、連敗を「3」でストップ。再び貯金を「10」とし、3位・ロッテとの差も1ゲームに広げた。

初回から1番・水谷が中越えの先頭打者本塁打を放ち、幸先良く先制。3回にも水野の5号ソロ、清宮の右翼超え適時三塁打などで加点し、試合の主導権を握った。

投げては先発・金村が5回8安打3失点とまずまず内容でしのぎ、その後は救援陣が小刻みなリレーで好投。6回以降は相手打線を無失点に抑え、勝利を手繰り寄せた。

連敗を止めた新庄剛志監督(52)は試合後、集まった報道陣を見ると「ヨッシャー!」と拳を握ってガッツポーズ。

「この1勝は本当に大きいよ。今日は誰が活躍したとかはどうでもいいわ。今(2位を)争っているロッテさんに勝って勢いをつけたかったからね」と目下のライバルを退けた勝利に満面の笑みを浮かべた。

この日1番に抜擢した水谷が先頭打者本塁打。5番のレイエス、9番に置いた水野もパンチ力を生かした打撃で一発を放った。相次ぐ愛弟子の活躍に指揮官のじょう舌ぶりは止まらない。

「水谷君のパイナップル打法ね。彼が1番だと勢いがつきません? 何かツーベースを打ってくれるイメージがあるんですよね。レフト線とか右中間とかに。そこで(2番の)松本君がまたいい仕事をする。作戦がすごいしやすいので。で、3番(郡司)が打って5番(レイエス)が返すっていうね。4番(清宮)もいい当たりしてた? あ、そう。(ベンチ裏で)ナッツ食ってたからね、ナッツ(笑い)」

最後はいつもの愛ある「清宮イジリ」を加えながらナインの奮闘に目を細めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

J1川崎は20日、DF大南拓磨(26)がベルギー1部・ルーベンに期限付き移籍すると発表した。期間は来年6月30日まで。クラブを通じ、「川崎フロンターレでプレーした1年半はかけがえのない財産。シーズン途中の大事な時期に移籍することに心残りはあるが、しっかりと結果を残して飛躍できるように頑張る」などとコメントした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ DeNA4―2中日(20日・横浜スタジアム)

 中日の高橋宏斗投手が先発して7回途中を8安打4失点。7試合ぶりの敗戦で今季2敗目を喫し、自身の連勝は6で止まった。

 初回2死一、二塁。5番・牧に左前の適時打で先取点を献上。続く戸柱にも中前適時打を浴びて、さらに1点を与えた。8月6日のDeNA戦(長良川)でも、初回に失点していただけに、「初回の失点は準備不足。ここ3週間ぐらいは、立ち上がりが悪いので、修正したい」と、反省を口にした。

 3回には味方の失策も絡んで、さらに1失点。3回までに55球を要し、立ち上がりに課題を残した。それでも、最速は157キロをマーク。2―3の7回にはテンポよく2死を奪ったが、オースティンを右前二塁打で出塁させてなおも2死一、二塁。この日、2安打を許している戸柱に145キロのスプリットを中前にはじき返されて4点目を与えた。ホームでのタッチプレーを巡って、中日・立浪監督がリクエストを要求したものの、判定は覆らず。追加点を献上したところで、降板した高橋宏は悔しさをにじませたが、立浪監督は「球自体は決して悪くなかった。次にまたやってくれれば、問題ない」と信頼は変わらなかった。

 幾度とチームの連敗を止めてきた右腕が苦戦し、チームは引き分けを挟んだ連勝が2で止まり、4試合ぶりの敗戦。借金12とし、自力CS出場の可能性が消滅した。指揮官は「これだけ借金を抱えてる。残り試合も全力でやっていくし、若い選手がたくさん出てる中で、何かつかんでくれたら」と飛躍を期待した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽天4投手、ソフトバンクに完封リレー…10安打放ったオリックスは西武に完封負け

 楽天3―0ソフトバンク(パ・リーグ=20日)――楽天は二回にフランコの2ランで先制し、四回に中島の二塁打で加点。4投手が零封リレーした。ソフトバンクはモイネロが振るわず、攻撃も序盤の逸機が響いた。

 西武1―0オリックス(パ・リーグ=20日)――西武が七回に佐藤龍の左前適時打で挙げた1点を守り切った。オリックスは10安打を放ちながら西武の投手陣を攻略できず、連勝は4でストップした。

 日本ハム5―3ロッテ(パ・リーグ=20日)――日本ハムが連敗を3で止めた。水谷の先頭打者本塁打で先制、三回に水野のソロなどで加点し、六回から継投で逃げ切った。ロッテは小島が5失点と打ち込まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ 楽天3―0ソフトバンク(20日・楽天モバイル)

 楽天の早川隆久投手が6回7安打無四球無失点でチームトップの9勝目。ルーキーイヤーの21年にあげた9勝に並んだ。

 3回2死満塁、山川をフォークで空振り三振に仕留めると、グラブをたたき、ほえるなど感情をむき出しにした早川は「満員のファンの中で勝てたことはすごいうれしいですし、まだまだ自分たちは上位を狙えると思う。これからもブーストをかけてやっていければ」と振り返った。

 また球団初となる左腕投手の2ケタ勝利に王手をかけた。「達成できればいいけどあくまでも通過点かなと思う」と冷静になりつつも「あと何登板できるかは分からないですけど、則本さんにはずっと15勝15勝と言われている。あと全部勝たないと15勝はきびしいんじゃないかと思いながら聞いていましたけど… 目指す所は高くやっていければ」と語った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ロッテ3-5日本ハム」(20日、ZOZOマリンスタジアム)

 2位争い直接対決は、日本ハムが勝利し、連敗を3で止めた。3位・ロッテとゲーム差なしで迎えた一戦で2位の座を死守した。

 新庄監督は開口一番、「この1勝は本当に…大きいよ。きょう誰が活躍したとかどうでもいいや。勝ってくれたから」と安どの笑みを見せた。続けて「ロッテさんに勝って勢いつけたかったですね」と話した。

 今季、苦しめられてきたロッテ・小島の立ち上がりを捉えて5回5点と攻略した。「ずーっと抑えられたので。いきなり、水谷君がね。“パイナップル打法”で」と、先頭打者弾でチームに勢いを与えた水谷を、独特のヘアスタイルに引っかけてたたえた。さらに「パイナップルって土に埋まってるって知ってます?上のイメージないですか?パイナップルは下で…、土で育つんですよ。まあ、関係ないか」と話が脱線するほど口は滑らかだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セブンがガチ買収提案される「日本のヤバい現実」


買収提案されたセブン&アイHD(写真:編集部)
セブン&アイHDがカナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けました。アリマンタシォン・クシュタールはサークルKなどのコンビニチェーンを次々と買収して拡大した企業で、時価総額は8兆円超と企業価値ではセブン&アイを上回っています。


この買収提案を受けてセブン&アイの株価は22%も急騰し、時価総額は前日から1兆円膨らむ5兆6000億円になりました。

今回の提案はまだ買収の初期的な提案で、その是非についてはセブン&アイの独立社外取締役のグループが検討することになっています。ではその結論はどうなるでしょうか?

セブン&アイが買収される可能性はある?
日本の大企業は投資家を保護する政府の方針に沿って、欧米的な社外取締役中心の取締役会へと役員会の構成を変えてきました。経営者と仲がいい名ばかりの社外取締役を起用する企業もある一方で、一流の大企業では本格的なプロ取締役を起用する傾向が強まっています。この傾向が今後、日本企業にとって仇になるかもしれません。

セブン&アイの役員会を例にとって説明します。社外取締役7名の内訳はいわゆる海外のプロ投資家が4名で日本人が5名。社外取締役の筆頭はアメリカの食品大手マスターフーズ出身のプロ経営者で、それ以外の海外勢3名はそれぞれ投資銀行のメリルリンチ、コンサル大手のKPMG、ウーバーテクノロジー出身と、セブン創業家とは離れた立場にあります。

とはいえそれ以外の社外取締役は取引先出身だったり官僚出身だったりと、まさかセブン&アイ買収に賛成するとは思えない顔触れで5名と過半数が確保されています。古い日本の常識から考えれば、提案は否決される可能性が高いと考えられます。

ただしそれが盤石かというと必ずしもそうだとは言えません。現在施行されている取締役会制度は、投資家保護が最大の目的です。買収提案があった場合、経営者は自分の地位が危うくなりますし、創業家は反対するでしょう。しかし株主にとって買収提案が望ましい場合は取締役会は株主の側につく義務がでてきます。

たとえば、仮にアリマンタシォン・クシュタールのような競合企業が「セブンを8兆円で買収したい」と言い出したらどうでしょうか? そもそも今回の買収の情報が入る前のセブンの時価総額は4兆6000億円でした。株主から見れば提案に乗れば一気に株価は1.7倍と大儲けです。

しかし役員会がこの買収提案を拒否すれば、時価総額は元の4兆円台に戻ります。株主は大損することになるでしょう。この場合、本来の取締役会は株主の側に立つ判断をしなければいけないのです。

セブンに買収提案をした背景
今回、アリマンタシォン・クシュタールがセブンに買収提案をした背景はおそらく2つあります。1つはそもそも同社がグローバルで買収を通じて拡大する戦略をとっていること、そしてもう1つは近年物言う株主とのバトルに経営陣の意識が向かっているせいで、セブン-イレブンが本来達成できるはずのグローバル市場での成長余地がまだ低いことでしょう。

物言う株主から見れば西武百貨店問題やイトーヨーカドー問題に経営陣が時間をとられすぎていてアジアでの成長スピードが遅い。本来は日本の時価総額ランキングのトップ10に入って10兆円企業になれているはずのセブン&アイが、いまだに株価が低くとどまっています。ですから「買収後の成長余地が大きい」とみれば外資は買収に動くものです。

さて、このメカニズムを前提に考えると、実はセブン&アイよりももっと危険な日本企業は山ほどあります。これまで日本の大企業が外資に買われるケースは、経営が立ち行かなくなって、日本企業がどこも手を挙げないようなケースばかりでしたが、これからは違います。業績がいい企業でも折からの円安と、世界的に見れば安い株価が呼び水になって、あっと驚くような優良企業が買収リスクにさらされる時代が来たのです。

条件としては、

1 本来はグローバルでもっと成長できる余地があるけれどもそれができていない
2 時価総額が5兆円以下と円安環境下では外資にとって比較的買収しやすい
3 社外取締役会がプロ経営者中心
4 安全保障と関係がなく、政府が買収阻止に動く可能性が低い
という4条件を満たす企業の買収リスクが大きいことになります。

これからはそんな企業に次々と買収提案がつきつけられるかもしれません。おそらくそれまでこんなリスクを想定したことなどないはずの大企業を3社ほど例に挙げて、これからどんなことが起きるのかを考えてみたいと思います。

①資生堂をロレアルないしはP&Gが狙う
資生堂は時価総額1.4兆円(2024年8月19日時点、以下同じ)です。日本を代表する化粧品ブランドであると同時に、中国・アジア市場で非常に強いブランド力を持っています。

資生堂はコロナ禍前の2019年までは経営が好調だったのですが、それ以降、大きく業績を下げ、株価が低迷しています。そのため経営陣は中国市場の中低価格帯の化粧品ブランドを売却したり、日用品部門を別会社化したうえでやはり売却したりと、戦略は縮小均衡傾向にあります。かつて人気だったシャンプーの「TSUBAKI」もすでに資生堂の手を離れています。

結果としてハイエンドの化粧品ブランドが資生堂を支えている構造ですが、この構造はロレアルやP&Gといった海外の化粧品大手にとっては魅力的な構造ではないでしょうか。

外資にとっては円安でドル建ての企業価値が激安になっていることに加えて、中国経済の不況で資生堂の中国事業が当面うまくいかないだろうという状況が追い風になります。当面安い状態が続くので買収しやすいのです。そしてうまく資生堂を買収できれば、中国経済の回復とともに資生堂の価値は回復し十分なリターンが得られると考えるのです。

このように足元の業績がふるわず株価が低迷する一方で、グローバル市場に通用する商品をもっている企業は、これから買収リスクが本格化すると思われます。

②ゼンショーをヤム・ブランズが狙う
さて、足元で業績が絶好調の日本企業に買収リスクが突如表面化するケースもこれからは出てくるかもしれません。

ゼンショーは日本の外食企業の勝ち組で時価総額は1.1兆円です。すき家、はま寿司、ココス、なか卯などの外食業態が国内では有名ですが、実は店舗数は海外のほうが多いのです。

なかでも成長が著しい領域がふたつあります。すき家を中心とするグローバル牛丼ビジネスはアジア・中国で大いに成長しています。一方でグローバルな寿司ビジネスも好調で、買収を重ねた結果、欧米の持ち帰り寿司部門が大きな経営の柱になっています。このアジアでの成長と、欧米の寿司の成長は、どちらもグローバル外食大手にとっては魅力です。

グローバル外食の大手企業というと上位3社はスターバックスコーヒー、マクドナルド、サブウェイのように圧倒的なブランド業態で拡大してきた企業です。これらの会社にとってはゼンショーは興味の対象外かもしれません。しかし外食のグローバル4位に位置するヤム・ブランズにとってはゼンショーは違って見えるでしょう。

ヤム・ブランズはKFC、ピザハット、タコベルを傘下に持つ外食のコングロマリットです。言い換えるとゼンショーと似た戦略をとっていて、多業態での成長をよしとする企業グループです。

ヤム・ブランズの過去の成功体験は、KFC、ピザハットのような伝統的なアメリカ人向けの業態に加えて、移民の増加を背景にメキシコ料理であるタコベルで成長したというのが成功の方程式だったはずです。

その成功体験を考えた場合に、ヤム・ブランズにとってのフロンティアは2つ考えられます。1つは欧米で成長が著しい寿司ビジネス。そしてもう1つは中国・アジア市場での成長です。

このように彼らの戦略を考えるとヤム・ブランズにとってゼンショーは非常に手に入れやすい安価な日本企業だと目に映るのではないでしょうか。そしてゼンショーに限らず、アジアで成長している外食と、すし大手は、どちらも買収リスクを念頭におく必要が出てきそうです。

③日清食品HDをクラフト・ハインツが狙う
「うちはまず大丈夫だろう」

経営陣がそう考えていそうな安定した大企業の名前を1つ挙げておきましょう。カップヌードルで世界展開する日清食品HDです。経営も好調ですし、死角はないと経営陣は考えているのではないでしょうか。

しかし死角はあります。時価総額が1.2兆円と安いこと。円安の昨今、企業の価格としては激安企業のひとつなのです。

グローバルの食品大手であるクラフト・ハインツという会社があります。チーズのクラフトとケチャップのハインツが合併した会社で時価総額は6兆円と日清食品を大きく上回ります。

チーズにしてもケチャップにしても成熟市場です。ですからこの企業、株価を成長させるためには商品ラインナップを広げる以外に方法はありません。実際、主力商品としては乳製品、チーズ、調味料に加えて、スナック菓子、インスタント食品、飲料などほぼほぼスーパーマーケットで手に入る加工食品全体へと手を広げています。

そもそもグローバルな食品ブランドは、主力商品の成長では大きな成長は望めません。そのために巨大ブランドを買収することが成長の有力な戦略として定着しています。1980年代にたばこ大手のRJRがナビスコを買収したのがその象徴的な出来事でした。ナビスコは今では食品業界3位のモンデリーズの傘下に入っています。

そのような戦略を前提に考えると、日清食品という企業はグローバルな食品大手にとっては買収候補に映るでしょう。中でもクラフト・ハインツにとってはカップ麺という商品は自社の成長戦略の延長戦上にある魅力的な商品群に見えることでしょう。

「そんな買収が起きたら、日清のカップ麺はマカロニにケチャップがかかったものに変わってしまうんじゃないのか?」

と心配する読者もいらっしゃるかもしれません。実はそんな心配がこれから先の日本に降りかかるかもしれません。なにしろアメリカのカップヌードルはアメリカ人のテイストに合わせて、日本人にはあまりおいしいと感じられない味付けになっています。

さらに言えばグローバル食品業界では、買収後数年でまた経営陣が交代すると、戦略がころころと変わります。たとえば日清食品を買収した企業は、数年後にはグローバルに成長できるカップ麺だけを残して、袋麺は売却するかもしれません。そうなれば伝統あるチキンラーメンはどうなってしまうでしょう。これからは日本人はそんな心配をしなければならなくなるかもしれないのです。

日本企業にとって対岸の火事ではない
もう一度、話をまとめてみましょう。今回、セブン&アイに降りかかった買収提案は、実は多くの日本企業にとっては対岸の火事ではないのです。

問題は円安と株価低迷で、日本企業がそもそも「お買い得価格」になってしまっていることと、グローバル企業から見れば日本とアジアで成長する日本企業というものがポートフォリオとして非常に魅力的になっているということがあります。

その前提で、日本企業は資本主義経済の流行に沿って、社外取締役中心の役員会へと構造を変えてしまいました。これから先、第2第3の「セブン事件」は間違いなく勃発することでしょう。

本当は円安を止めることと、日本企業の株価をもっと上げることが重要なのですが、それができていないから今この問題が起きています。

では今できることは何でしょう?

「次の株主総会で、取締役はすべて社長の友人に入れ替えよう」

本気でそんな防衛策を企業が考えるべき局面に来ているのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

声優・田中敦子さん 死去 息子の声優・田中光さんが伝える 「こんなに自慢の母を持つことができ、本当に幸せです」 【攻殻機動隊・草薙素子役】


声優の田中敦子さんが亡くなったことが分かりました。
田中敦子さんの息子で、声優の田中光さんが自身のSNSで伝えました。
 






田中敦子さんは人気アニメ作品「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の草薙素子役、「呪術廻戦」の花御役、「ジョジョの奇妙な冒険」のリサリサ役など、数多くの作品で活躍していました。
 

田中敦子さんの息子で、声優の田中光さんは「令和6年8月20日、私の実母であります声優 田中敦子が永眠いたしました。」と、SNSで報告。

続けて「田中敦子を愛してくださったファンの皆様、生前お世話になりました業界関係者の皆様、本人に変わりまして深謝いたします。」「このような形で親子関係をお伝えすることとなりまして、非常に残念でなりません。」と、記しました。

 

田中敦子さん





そして「本人の意向により具体的な病名は伏せさせていただきますが、約1年に及ぶ闘病生活も含め、真面目で凛々しく、ちょっぴりお茶目な、田中敦子らしい人生だったように思います。」「こんなに自慢の母を持つことができ、本当に幸せです。」と綴りました。

田中光さんは「最後になりますが、田中敦子が真摯に携わってきた作品を、田中敦子が愛情を注いできたキャラクターを、田中敦子という声優をどうか忘れないでください。」「尊敬する女優/声優であり、愛するお母さんへ愛を込めて。」と、その思いを明かしています。

田中光さん SNSより引用





【 田中光さん SNSより引用 】

いつもお世話になっている皆様へ

令和6年8月20日、私の実母であります声優 田中敦子が永眠いたしました。

田中敦子を愛してくださったファンの皆様、生前お世話になりました業界関係者の皆様、本人に変わりまして深謝いたします。

このような形で親子関係をお伝えすることとなりまして、非常に残念でなりません。

本人の意向により具体的な病名は伏せさせていただきますが、約1年に及ぶ闘病生活も含め、真面目で凛々しく、ちょっぴりお茶目な、田中敦子らしい人生だったように思います。

こんなに自慢の母を持つことができ、本当に幸せです。

最後になりますが、田中敦子が真摯に携わってきた作品を、田中敦子が愛情を注いできたキャラクターを、田中敦子という声優をどうか忘れないでください。

尊敬する女優/声優であり、愛するお母さんへ愛を込めて。

令和6年8月20日
田中光

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦