◆パリ五輪 第9日 ▽柔道(3日、シャンドマルス・アリーナ)

 柔道競技の最後を締めくくる混合団体が行われ、日本は初戦の2回戦・スペイン戦に女子の阿部詩(パーク24)が57キロ以下で出場。個人戦は阿部と同じ52キロ級で1回戦敗退したアリアネ・トロソレルと第1試合で対戦した。

 谷落としで技ありを先行される苦しい展開。だが2分15秒の大腰が決まり、一度は一本と判定された。すぐに取り消され、技ありに変更されたが、集中力を切らさなかった。延長が目前となった3分59秒、袖釣り込み腰で技ありを奪って合わせ技一本。日本の1勝目を手にした。

 ◆混合団体の試合形式 19チームが出場し、男女3人ずつ、計6人で競う。階級は男子が73キロ以下、90キロ以下、90キロ超、女子が57キロ以下、70キロ以下、70キロ超の3つ。先に4勝を挙げたチームが勝利となり、勝利は10点、優勢勝ちは1点、指導の差の勝利は0点とカウント。3勝3敗の場合はポイント差、それでも差がつかない場合は無作為に選ばれた階級でゴールデンスコア方式の決定戦を行う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリ五輪のサッカー男子準々決勝(2日=日本時間3日)で開催国フランスがアルゼンチンに1―0で勝利し、4強入りを決めた。試合後には両チームが入り乱れての大乱闘に発展する異常事態となった。

試合前の国歌斉唱からブーイングが鳴り響くなど、緊張感に包まれたゲームはイエローカード10枚が乱れ飛んだ。さらに試合後もヒートアップ。ピッチ上では大乱闘が繰り広げられ、約30人が激しく衝突した。フランスメディア「RMCスポーツ」は「混沌」とし「フランスは10分以上のアディショナルタイムの末に勝利し、準決勝に進出した。しかし両チームの衝突はホイッスルが鳴っても止まらず、挑発、乱闘、そしてレッドカードが含まれていた」と報じた。

英紙「デーリー・ミラー」は両チームの因縁について「2022年カタールW杯決勝でアルゼンチンがフランスを破って以来、緊張が高まっている」と指摘。同W杯前にフランス代表FWキリアン・エムバペが南米勢を軽視する発言をしたことが発端とみられ、アルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスらがフランス人ストライカーを敵視していた。その上で「アルゼンチンのファンは人種差別、同性愛嫌悪で非難されているフランスに対する侮辱的なチャントで勝利を祝う者もいた」と背景を解説した。

フランスはこれまでにアルゼンチンの行き過ぎる行為に反発し、非難してきたが、6月の南米選手権でアルゼンチンが優勝した際もフランスを侮辱する言動があり、同国代表MFエンソ・フェルナンデスもフランス選手に対し、人種差別(後に謝罪)をしたことで2か国の間は緊迫したムードが漂っていた。

フランスのティエリ・アンリ監督は「騒動を謝罪します。私は望んでいなかったし、コントロールできなかった。こういうことを好んでいない」とコメント。フランスは準決勝でエジプトと対戦するが、アルゼンチンとの遺恨が今後のサッカー界に大きな波紋を広げそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猛暑に見舞われた7月の東京23区内で確認された熱中症死者数が前年比28人増の123人(速報値)に上り、7月としては2018年以来、6年ぶりに100人を超えたことが、東京都監察医務院への取材でわかった。60歳以上が9割超で、屋内でエアコンを使わずに過ごしていた高齢者が死亡するケースが目立った。





 都監察医務院によると、123人中121人は屋内で死亡した。このうち79人はエアコンを使用しておらず、28人はエアコンが設置されていない場所で死亡していた。年齢別では、80歳代が最多の44人で、70歳代が41人、90歳以上が21人などと続いた。

 東京消防庁によると、熱中症患者の搬送が相次いだ7月の都内では、救急出動件数が前年比2592件増の9万1614件(速報値)に上り、統計が残る1936年以降、過去最多だった。

 東京消防庁は「今後も暑い日が続くことが予想される。こまめに水分補給し、室内でもエアコンや扇風機を使って欲しい」などと熱中症対策を呼びかけている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリ五輪の男女競泳では、まだ世界記録は一つしか出ていない。男子100メートル自由形の一つだけで、東京五輪で、6つ、リオ五輪で8つの水泳の世界新記録が樹立されたのと比較すると低調だ。なぜパリ五輪のプールは記録が出ないのか。

 

 やはりパリ五輪のプールは「低速プール」なのか。
 ここまでの世界記録は7月31日の男子100メートル自由形で中国の潘展楽が樹立したひとつだけ。自身が2月に樹立していた世界記録46秒80を大きく更新する46秒40をマークしたが、記録が期待された女子400メートル自由形でも、世界記録保持者であるアリアン・ティットマス(オーストラリア)、サマー・マッキントッシュ(カナダ)、ケイティ・レデッキー(米国)の3選手も自己ベストを破ることはできなかった。
 選手の間からも「このプールは記録がでにくい」の声が聞かれる。
 パリ五輪の競泳会場は2017年に著名な建築家のクリスチャン・ド・ポルザンパルクが設計し、総工費3億5300万ユーロ(566億円)を投じて建設されたパリ・ラ・デファンス・アリーナだ。完全密閉型の多目的アリーナで、こけら落としは、ラグビーのフランス対日本戦だった。五輪用にプールが設置されたが、水深が2.2メートルで、東京五輪のプールの3メートルに比べて80センチも浅い。
 その“浅さ”が低調な記録に影響を与えているのか。
 海外メディアや専門家がその原因を検証している。
 米の一般向けの科学雑誌「サイエンステフィック・アメリカン」は2日付で「パリ五輪の競泳プールは“遅い”のか。 数学に飛び込もう」という特集記事を掲載して専門家らの見解を伝えている。同誌によると、競泳科学を研究するインディアナ大学ブルーミントン校の生物物理学者ジョエル・M・ステイガー氏は、「競泳用プールは、設計次第で高速にも低速にもなる。考慮すべき変数は数多くあり、プールの深さ、コース、レーンの設計、水の戻り、底面の設計などだ」と説明した。
 またプールの形態だけでなく、つ観客席の大きさやプールの底に貼られたタイルなどが、スイマーの心理に影響するという。
「底のタイルのラインが離れていると選手は進むのが遅いと感じる」
 ただ、設計次第で高速にも低速にもなるが、「実際にどのような影響があるのかは、すべての競技を終了したあとに、このプールを使って詳しく検証するまではわからない」とし、過去の世界選手権や五輪での検証結果を付け加えた。
 2013年にバルセロナで開催された世界選手権では観客から「プールの流れが選手に不均等に影響しているのではないか」という懸念が寄せられたという。
 しかし、競技終了後にプールが解体されたため、研究者は、プールを直接調査することができなかった。代わりに、研究チームは全選手のタイムを調査し、過去のパフォーマンスと比較し統計分析を行った。その結果、「選手が泳ぐ方向やレーンによって有利または不利があることがわかった」という。
 レーンによる横波の影響によるタイム差は今や常識的だ。


 

 またリオ五輪では、「一部の選手は50メートルの往路と復路でスピード差を感じたことがある」との証言があった
 統計分析により、レーンによるパフォーマンスの違いを特定することができたが、プールの物理的特性を測定していないため、「レーンによる偏りが水流やその他の要因によるものなのかは断言できない」という。
 また学術的な厳密さとジャーナリズムの融合を謳うメディア「ザ・カンバセーション」では、ニュー・サウス・ウェールズ大学シドニー校のシェーン・キーティング准教授が分析した記事を掲載した。
 プールの浅さが記録に影響を与えているかどうかの問題については、「波の一部は下に向かって進み、プールの底で、跳ね返ってから再び表面に戻り、乱流を引き起こす。プール表面の波は、水泳選手のリズムを乱し、速度を低下させる原因になる。しかし、これは、科学的観点から見て、いくつかの問題点ある」とし、水深の問題だけが、「低速プール」の理由ではないと説明。
「もしかしたら、パリは記録の出にくいプールなんだという認識が選手の心理面に影響を与えたかもしれない」との仮説を立てた。
 そしてパリ五輪のプールが「低速プール」と呼ばれる理由としては、競泳の世界に おいての記録更新が停滞期に入っている可能性を示唆した。
「記録は次々と塗り替えられるたびに優れたパフォーマンスが生まれる可能性は低くなる。記録更新のペースが、時とともに遅くなることは、驚きではない。例えばマラソンでは、1950年代から60年代にかけて男子の世界記録が12分縮まったが、それ以降の進歩は緩やかで、8分縮まっただけで、まだ2時間というラインを超えられずにいる」
 マラソンの世界記録は昨年の10月のシカゴマラソンでケニアの故・ケルビン・キプタムが叩きだした2時間0分35秒。2時間切りは目の前に迫っているが、マラソンの記録の変遷を例に出して、競泳の世界記録更新が少ない理由が、停滞期にあるのではないかという可能性を示唆した。
「低速プール」で最終的には、いくつの世界記録が飛び出すのだろうか。競泳は8月5日が最終日だ 。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セーリング女子、オランダ組がゴールを間違える

パリ五輪で2日に行われたセーリングの女子スキフ・メダルレースで、先頭を走っていたオランダ組がゴールの位置を間違えるアクシデントが発生。大幅なコース修正を余儀なくされ3位となった。合計ポイントで金メダルを獲得したものの、英国メディアは「非常に高くつく可能性があった大きなミスを犯していた」と伝えている。

英ラジオ局「トークスポーツ」が「五輪セーリングでカオス 勝利目前のチームがフィニッシュラインを誤る信じられないミス」という見出しで報じたもの。このレース、オランダのオディール・ファン・アーンホルト組が最後のブイをトップで通過した。あとはフィニッシュラインに到達するだけというところで事件は起きた。

ゴール前数十メートルというところから、オランダ組のヨットはどんどん右へとそれていった。ゴールの位置を誤認していたとみられ、英国の公共放送BBCの実況は「どこに向かっているのでしょうか? フィニッシュラインは左手側です。2人は気づいてないようです。ゴールしたと思い込んでいるようです」「フィニッシュ直前で、一体なんてことが起きたのでしょうか」と伝えたという。

このレースはスウェーデン組がトップでゴール、オランダ組はゴールしていないことに気付いたのか、大きく左に旋回してラインにたどり着き3位となった。ただ予選とメダルレースの合計得点で最終順位が決まるため、オランダ組は重大なミスを犯したにもかかわらず金メダル。スウェーデン組が銀メダルとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4日の予告先発投手=プロ野球パ・リーグ

▽西武・菅井―楽天・津留崎(ベルーナドーム)
▽オリックス・曽谷―ロッテ・種市(京セラドーム大阪)
▽ソフトバンク・大関―日本ハム・伊藤(みずほペイペイドーム福岡)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元阪神投手のダグ・クリークさんがすい臓がんのため、死去していたことが2日、分かった。米・ウエストバージニアの地元メディア「ザ・ジャーナル」が報じたもので、7月28日に亡くなった。米バージニア州出身。55歳だった。今年4月にがんと診断され、闘病生活を送っていた。

 左腕投手のクリークさんは1991年にドラフト7巡目指名でカージナルスに入団。95年9月にメジャーデビューを果たすと、ジャイアンツに移籍した翌96年にリリーフとして、63試合に登板した。

 98年に左の先発投手として大きな期待をかけられ、阪神に入団。先発ローテ-ション入りし、開幕3戦目の先発を任され、7回1/3を1失点と好投。しかし、その後は成績を残せず、7試合(6先発)、0勝4敗、防御率5.65で、1年限りで退団した。翌年メジャーに復帰し、カブス、デビルレイズ(現レイズ)、マリナーズ、ブルージェイズ、タイガースと計9球団を渡り歩き、2005年を最後に現役を引退した。

 メジャー9年間の通算成績は279登板、7勝14敗1セーブ、防御率5.32。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月3日の札幌11R・札幌日経オープン(3歳上オープン・リステッド、芝2600メートル=12頭立て)は、6番人気のショウナンバシット(牡4歳、栗東・須貝尚介厩舎、父シルバーステート)が、リステッド2勝目。23年の若葉S以来の勝利となった。勝ち時計は2分38秒9(良)。

 好スタートを決めて、ハナを主張したセファーラジエルの2番手で道中は後続を引き離して運んだ。2周目の4コーナーでは早々と先頭に躍り出て、最後は2馬身差をつけてゴール板をトップで駆け抜けた。

 佐々木大輔騎手は「巴賞の時と比べて、追い切りで折り合いがすごく良くなっていたので、それがすごくいい方向に出てくれた。洋芝も合うし、2600メートルのゆっくりした流れににも対応できていました。こういう距離のオープンでもやれると思います」と、勝因を振り返った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【セパ公示】(2日)巨人が中山礼都、立岡宗一郎を登録し赤星優志、郡拓也を抹消 中日が大野雄大を登録

 

 

 ◆セ・リーグ

 【出場選手登録】

 ▽DeNA 吉野光樹投手

 ▽巨人 中山礼都内野手、立岡宗一郎外野手

 ▽中日 大野雄大投手

 【同抹消】

 ▽広島 野村祐輔投手

 ▽巨人 赤星優志投手、郡拓也捕手

 ◆パ・リーグ

 【出場選手登録】

 ▽ロッテ 菊地吏玖投手

 ▽楽天 滝中瞭太投手、渡辺佳明内野手

 ▽日本ハム 根本悠楓投手

 【同抹消】

 ▽ロッテ 石川歩投手、角中勝也外野手

 ▽ソフトバンク 大山凌投手

 ▽楽天 内星龍投手、岡島豪郎外野手

 ▽西武 牧野翔矢捕手

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西武・今井達也投手が3日のベルーナドームでの楽天戦前に、社会貢献活動の一環として所沢市に在住する知的障がい児や肢体不自由児とその家族38人との交流会を実施した。

 今井は20年からこの活動を開始したが、コロナ禍のため家族と顔を合わせたのは今回が初めて。「初めてお会いできてとてもうれしく思います。いいプレー、感動を与えられるようなプレーをしていきたいと思います」とあいさつ。笑顔をみせながら、写真撮影などでファンと交流した。

 この活動は潮崎哲也球団本部編成ディレクターが現役時代の94年から始め、所沢市に在住する知的障がい児や肢体不自由児とそのご家族が集まる「所沢市手をつなぐ親の会」にシーズンシート2席分を寄付。今年で31年目を迎えるが、様々な選手が活動を引き継いできて、栗山は06年から活動を続けている。今井は「もっと何かほかにもいろんな活動をしてみようという気持ちになりましたし、いろんな方の手助けができれば。栗山さんに誘いを受けた時からこういう活動を続けていく中で始めてよかったと思うこともありますし、出場機会が増えてくる中でどんな形であれファンの方に普段のお礼というか手助けというか、1人でも多くのファンの方に球場に来ていただいて野球観戦してもらえるよう、いろんな形で増やしていきたい。直接声をかけていただくことが一番力になると思います」と語った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セ・リーグ公示(3日)=プロ野球

【出場選手登録】▽DeNA・吉野光樹投手▽巨人・中山礼都内野手、立岡宗一郎外野手▽中日・大野雄大投手
【同抹消】▽広島・野村祐輔投手▽巨人・赤星優志投手、郡拓也捕手(再登録は13日以降)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第106回全国高校野球選手権大会に2年ぶり23回目の出場を決めた明徳義塾(高知)が3日、甲子園練習を行った。

 

 練習後、監督として歴代1位タイとなる甲子園通算38度出場を誇る馬淵史郎監督(68)は、日本高校野球連盟が7イニング制の検討に入ったことについて「基本的には9回をやらしてやりたい」と語った。

 馬淵監督は2022、23年と高校日本代表の監督として7イニング制で行われたU18(18歳以下)の国際大会を経験。昨年のワールドカップ(W杯)では日本を初優勝に導いた。

 「例えば完全試合をやられたら、3番打者までしか3打席目が回ってこないんです。6人が(塁に)出ないと(全員が)3打席を打てないわけですよ」と話し、「さあ野球を3年間やって2打席で終わりか、というのもかわいそうな気はします」と、試合に出る機会が減ることに懸念を示した。

 また、「子どもたちがどう思っているか。(野球を)やっている生徒たちがやっぱり9回やりたいんだという気持ちが多いのか、それとも体力的に(厳しいのか)ということもあるでしょ」と、選手の意見も尊重すべきだとの考えを示した。

 ただ、近年の夏の暑さで、選手の体調への影響が懸念されている。甲子園での練習を終え、「高知の暑さとはちょっと違いますね。暑さ対策として色々議論していくことが大事。関西に来てからの暑さを考えるとね、どうなのかなという考えも持っています」と話した。

 仮に7イニング制が導入された場合、戦術にも変化が生まれてくるという。

 「四回まで2点差で勝っていたら、勝てますよ。球数の部分もあるんでしょうけど、好投手を2人持っていて四回まで勝っていたら、終盤勝負みたいな言葉は出てこない。絶対、前半よ。前半勝負で逃げ切りです」

 「(7イニング制は)弱いチームが強いチームに勝てるっていう人もいる。僕は逆やと思います。そら、投手の頭数を持っているとこには勝てません。僕は余計に差が出るという風に思っている」と語った。

 さらに、馬淵監督は選手の負担軽減策の一案として指名打者(DH)制の導入について提案した。投手の負担が減り、10人目の出場枠が増えると考えている。

 「7イニングになったら、7イニングなりで監督さんも作戦をたてるでしょう。だけど、7イニング制よりDH(指名打者)制の方が先やと(思う)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パ・リーグ公示(3日)=プロ野球

【出場選手登録】▽楽天・滝中瞭太投手、渡辺佳明内野手
【同抹消】▽楽天・内星龍投手、岡島豪郎外野手▽西武・牧野翔矢捕手(再登録は13日以降)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パリ五輪 第9日 ▽柔道(3日、シャンドマルス・アリーナ)

 柔道競技の最後を締めくくる混合団体が行われ、日本は初戦となる2回戦でスペインと激突。女子の阿部詩(パーク24)は、個人戦では阿部と同じ52キロ級で1回戦敗退したアリアネ・トロソレルと57キロ以下の第1試合で対戦した。

 阿部は谷落としで技ありを先行される苦しい展開。だが2分15秒に大腰が決まった。一度は一本と判定された。すぐに取り消され、技ありに変更されたが、集中力を切らさなかった。延長が目前となった3分59秒、袖釣り込み腰で技ありを奪って合わせ技一本。日本の1勝目を手にした。

 日本は、高市未来、村尾三四郎も勝利。だが、スペインも意地を見せた。第5試合を終え、日本の3勝2敗。第6試合を任された斉藤立は、100キロ級のニコロズ・シェラザジシビリと対戦したが、優勢で敗れた。

 両国とも3勝3敗で並んだため試合後に抽選が行われた。女子70キロ級の試合に決まり、ゴールデンスコア方式の決定戦では、高市がカバナペレスに1分22秒、小外刈りで一本勝ち。勝負を決めた。

 ◆混合団体の試合形式 19チームが出場し、男女3人ずつ、計6人で競う。階級は男子が73キロ以下、90キロ以下、90キロ超、女子が57キロ以下、70キロ以下、70キロ超の3つ。先に4勝を挙げたチームが勝利となり、勝利は10点、優勢勝ちは1点、指導の差の勝利は0点とカウント。3勝3敗の場合はポイント差、それでも差がつかない場合は無作為に選ばれた階級でゴールデンスコア方式の決定戦を行う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリ五輪第9日の3日、バドミントン女子シングルス準々決勝で、山口茜(再春館製薬所)は韓国選手に1―2で逆転負けした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリオリンピックのバドミントンは3日、女子シングルスの準々決勝が行われ、山口茜は世界ランキング1位の安洗塋(アン・セヨン)に敗れ、4強入りはならなかった。





 山口は、2016年のリオ大会、2021年の東京大会に続き、3大会連続の8強となった。第1ゲームは、ゆさぶりで相手のミスを誘いながらリードを奪い、21-15で先取した。第2ゲームは、相手の強烈なショットに苦しめられる中、連続5得点などで相手に迫ったが、17-21でゲームを落とした。最終の第3ゲームは相手ペースの展開となり、8―21で試合を終えた。

 山口は試合後、言葉をつまらせながら「いいプレーもたくさんあった。沢山の声援が聞こえてきて、幸せな時間だった」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パリ五輪 第9日 ▽柔道(3日、シャンドマルス・アリーナ)

 柔道競技の最後を締めくくる混合団体が行われ、日本は初戦となる2回戦でスペインと激突。女子の阿部詩は57キロ以下で、個人戦では阿部と同じ52キロ級で1回戦敗退したアリアネ・トロソレルと第1試合で対戦した。

 阿部は合わせ技一本で日本が先勝。だが、スペインも意地を見せた。第5試合を終え、日本の3勝2敗。第6試合を任された斉藤立は、100キロ級のニコロズ・シェラザジシビリと対戦し敗れた。

 両国とも3勝3敗で並んだため試合後に抽選が行われた。ゴールデンスコア方式の決定戦で、女子70キロ以下の対戦となり、日本の高市未来が勝利。勝負を決めた。

 詩の“復活”にはネットも沸騰。「なんと!! 阿部詩ちゃん出場だなんて」、「詩ちゃん、帰ってきた! 凜々しいなああ」、「詩ちゃん、良し!やった!勝った! ドキドキしちゃった」、「阿部詩選手やったぜ! 技あり合わせ技1本で逆転勝ち! 日本まず1勝!」などの歓喜の声が集まった。

 斉藤立が敗れ、抽選での代表戦となったハラハラの勝利。ネット上には「柔道団体戦、めちゃ面白い」、「めっちゃヒヤヒヤしたけど団体戦、オモロー」、「柔道団体がエラいことになっていましたが、高市選手ありがとうございました!」、「斉藤選手、100キロ級の選手に負けた… ちょっと弱くない? 見た目めっちゃ好きやから次はいい所見せて欲しい!」など様々な声が上がった。

 抽選での代表選手決定法への「柔道団体の体重決めルーレットが 面白い」、「柔道のルーレット草」の声もあった。

 ◆混合団体の試合形式 19チームが出場し、男女3人ずつ、計6人で競う。階級は男子が73キロ以下、90キロ以下、90キロ超、女子が57キロ以下、70キロ以下、70キロ超の3つ。先に4勝を挙げたチームが勝利となり、勝利は10点、優勢勝ちは1点、指導の差の勝利は0点とカウント。3勝3敗の場合はポイント差、それでも差がつかない場合は無作為に選ばれた階級でゴールデンスコア方式の決定戦を行う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇パリオリンピック2024 競泳 男子200m個人メドレー決勝(大会8日目=日本時間3日、ラデファンス・アリーナ)

競泳・男子200m個人メドレー決勝に出場した瀬戸大也選手が1分57秒21で7位。メダルに届きませんでした。試合後にかつてのライバルで、リオオリンピック金メダリストの萩野公介さんの前で思いを明かしました。

萩野さんを見つけた途端笑顔になり、握手を交わす瀬戸選手「力んだ」と悔しがる表情を見せました。

「(力を)発揮できたかと言われたら準決勝の方が余力がありつつタイム今より早いですし、出し切れたかって言われたら出し切れてないんですが、最後ヘロヘロになるまで全力で泳げたのは間違いないので東京からの3年間全力でやってきた自分にお疲れ様って言いたい」と話します。

現在30歳の瀬戸選手は次のロサンゼルスオリンピックについて「今すぐここでロスまで4年間頑張りますと断言したいが、34歳ですし相当な覚悟と練習があるので、考えて心が落ち着いて腹が決まったらロス目指しますと言いたい」とコメント。

萩野さんからの「パリオリンピック終えて水泳好きですか」という直球の質問に「自分って水泳好きだなってこのオリンピック通じてさらに思いましたし、こういう世界のライバルたちと一生懸命全力で戦うの気持ちいい。みんなで苦しい思いをして立ってるってお互い知ってるので不思議な感じ。最後8人に残れて幸せです。スポーツっていいなと感じた」としみじみと答えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 第28回全国高校女子野球選手権は3日、甲子園球場で決勝が行われ、神戸弘陵(兵庫)が花巻東(岩手)を3―0で下し、2年連続4度目の優勝を果たした。

 神戸弘陵は六回に2点を先取し、七回にも1点を加えた。

 2021年から甲子園で決勝を実施。今回は史上最多の61チームが参加し、準決勝までは兵庫県の丹波市と淡路市で開催された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦