◆パリ五輪 第8日 バスケットボール男子 ▽1次リーグB組 ●日本84―102ブラジル〇 (2日、ピエール・モロワ競技場)

 世界ランク26位の日本は、1次リーグ最終戦で同12位のブラジルに84―102で敗れ、3連敗。前回の21年東京五輪に続き、3戦全敗で大会を終えた。史上初の「8強入り」を掲げた“史上最強”ホーバス・ジャパンの挑戦が終わりを告げた。1972年ミュンヘン以来52年ぶりの勝利(76年モントリオールは不戦勝)はならず、予選敗退が決まった。

 試合前に激震が起こった。フランス戦(30日)の試合後、左ふくらはぎに違和感を覚え現地でMRI検査を受診。左腓腹(ひふく)筋の負傷と診断された。早期治療が必要なため、NBA/FIBAルールに基づき、チームを離脱することが発表された。

 

 八村は「残念ながらチームに帯同ができなくなりました。『AKATSUKI JAPAN』の一員としてプレーできたことを誇りに感じています。日本代表はブラジル戦の勝利に向けて戦いに挑み続けるので、『AKATSUKI JAPAN』への応援をよろしくおねがいします」とコメントした。

 日本は昨年W杯(沖縄)で史上最多3勝を挙げて、48年ぶりに自力での五輪出場権を獲得。パリ五輪では3年ぶりにNBAレイカーズの八村塁、NBAで6季プレーした渡辺雄のダブルエースがそろい踏み。生命線となる3点シュートとリバウンドを強化し、世界へと立ち向かった。

 初戦(27日)は23年W杯王者・ドイツと戦い、77―97で敗れたが、エース・八村は20得点、10リバウンドの“ダブルダブル”。左ふくらはぎ肉離れから復帰した渡辺雄も16得点と躍動した。

 第2戦(30日)は地元・フランスと対戦。互角の展開を繰り広げるも、70―72の最終第4Qで八村が痛恨の退場。日本はそこから粘り、司令塔の河村勇輝(横浜BC)が3点シュート、レイアップと得点を重ね、残り10・2秒で4点リードした。「大金星」が迫る中、相手選手に4点プレーを献上。84―84で試合は延長戦に突入。最後は立て続けにゴールを許して敗れた。

 ブラジル戦は第1クオーター(Q)で20―31と11点差をつけられてしまう。第2Qを終えても44―55と点差は詰まらないまま後半戦に入った。

 第3Qはジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)がインサイド、河村が3ポイント(P)で73―77と4点差まで詰め寄る。迎えた最終Q、いきなりホーキンソンが3Pを決めて1点差に迫った。しかし、その後はリズムをつかめず、力尽きた。八村のいないインサイドはリバウンド獲得数がブラジルの49に対し日本は34と、大黒柱不在が大きく響く結果となった。

 結果は出なかった。それでも、試合後、渡辺は「この3試合を誇りに思います」と史上最強とも言われた「AKATSUKI JAPAN」の挑戦に胸を張った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「パリ五輪・バドミントン女子ダブルス・準決勝」(2日、アディダス・アリーナ)

 “シダマツペア”こと志田千陽(27)、松山奈未(26)組は準決勝で中国ペアと対戦。ストレートで敗れ、3位決定戦へ回ることが決まった。試合直後は涙をこらえていた2人だったが、ねぎらいの大歓声が飛ぶ観客席に向き返ると、涙が溢れた。

 志田は目を真っ赤にしながら「本当に終始相手ペースだったかな。自分たちになかなか攻めの形を作らせてもらえなかった。全体的に相手が上だった」と敗因を語った。松山は涙が止まらず、タオルで顔を覆った。コート横のインタビューではかろうじて涙を止めたが、終始涙声で、「明日も試合ができることを幸せだと思って」と力を込めた。

 試合終了から2時間後の午後8時前。ロンドン五輪(12年)女子ダブルスの銀メダリスト、藤井瑞希さんがインスタグラムのストーリーズに投稿した「悔しい悔しい でももう1度絶対絶対 勝って終わろう」というメッセージを、自身のストーリーズでリポスト。「明日も頑張ります!ありがとうございます」と気持ちをつづった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「パリ五輪・柔道男子100キロ超級・準々決勝」(2日、シャンドマルス・アリーナ)

 母国フランスの英雄、テディ・リネールが登場。ジョージア・トゥシシビリに勝ち、4強進出を決めた。勝敗決着後、トゥシシビリがリネールに激高してキックをする暴挙があり、会場は大ブーイングとなった。リネールが足技で一本勝ちしていたが、審判はトゥシシビリに反則負けを宣告した。

 会場が騒然となった。リネールが一本勝ちを収めて審判が宣告した直後だった。畳の上に仰向けとなっていたトゥシシビリが、覆いかぶさっていたリネールを突き飛ばすように足を蹴り上げた。

 怒りが収まらないトゥシシビリは立ち上がろうとしたリネールを膝で押し倒し、暴言を連発。リネールは両手を広げて「Whyポーズ」を作った。リネールは直後に立ち上がると右拳を突き上げて歓声に応えた。

 その後、審判はトゥシシビリに反則負けを宣告。礼をする際にも一触即発の状態で不穏な空気が会場に流れたが、最後は握手を交わした。

 上半身の道着を脱いで引き揚げるトゥシシビリにスタンドからは強烈なブーイング。一方でリネールには大歓声がわき起こる異様な雰囲気となった。

 リネールは2012年ロンドン五輪、16年リオデジャネイロ五輪を連覇。21年東京五輪こそ3位に終わったが、昨年の世界選手権で11度目の優勝を飾った。地元での五輪で3度目の金メダルを狙っている。

 NHKの実況はトゥシシビリの暴挙に「これはいけません」と伝えた。退場の様子も含めて柔道精神に反する行為に、解説の穴井隆将氏も怒りをにじませ「反則負けです。とんでもないですね。投げられた後、物凄い暴言を吐くようなテンションでまたがり、何か発しましたね」と語った。

 結果は一本勝ちではなく、リネールの反則勝ちとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスケットボール男子1次リーグB組最終戦で、日本はブラジルに84―102で敗れて3戦全敗となり敗退が決まった。

 

 

 

 

 

 

 

競泳混合400メートルメドレーリレー予選で力泳する第3泳者の平井瑞希=2日、パリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フランス代表チームが繰り出したパフォーマンスへの反響が広がっている。

現地7月31日、パリ五輪・男子フェンシングのサーブル団体が開催され、3位決定戦で地元フランスが45―25でイランを撃破して銅メダルを獲得。そのステージで、4人揃って歓喜のポーズを披露した。伝説的漫画「ドラゴンボール」の孫悟空が放つ代名詞、“かめはめ波”を絶叫と満面の笑みでお見舞いしたのである。

フランスを筆頭に「ドラゴンボール」は欧州でも根強い人気を誇る。今年3月に作者である鳥山明氏が他界した際には、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が哀悼の意を示したほどだ。
渾身の“かめはめ波”がSNS上で拡散すると、日本のファンからのコメントが殺到。「これは嬉しい」「チーム・カメハメ派」「鳥山さんもきっと喜んでいる」「やっぱり人気あるんだなぁ」「最高のシーンだね」「日本のアニメ愛が半端ない」「すごく親近感が沸いちゃう」など盛況だ。

さらにX上ではフランス語や英語での書き込みもすこぶる多く、ワールドワイドな反響ぶりに驚かされる。「超クール!」「仲間に加わりたいぞ」「トリヤマはみんなの心に生きている」「ギニュー・チーム(特戦隊)がみたかった」「微妙にふたりが完成していない(笑)」「めちゃくちゃ楽しそうだな」など、好意的な声が大多数を占めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇パリオリンピック2024バスケットボール男子 予選リーグ グループB ブラジル102-84日本(大会8日目=2日、ピエール・モロワ競技場)

フランスの敗戦から3日、予選リーグ2連敗となった日本は52年ぶりのオリンピック勝利と準々決勝進出の望みをかけて、予選リーグ最終戦でブラジルと対戦。この試合前にエースの八村塁選手が左腓腹筋の負傷と診断され離脱するなど厳しい状況の中、試合を迎えました。

第1クオーター、日本はホーキンソン ジョシュ選手の先制点、河村勇輝選手の3ポイントシュートが成功し、幸先良いスタート。しかしその後はブラジルの攻撃を止められず失点を重ねる日本。20-31と11点差を追いかける展開となります。

第2クオーター、日本は3ポイントシュートで反撃。富樫勇樹選手、馬場雄大選手、渡邊雄太選手が立て続けに成功。効率良く得点を奪い34-36と、一時2点差まで縮めます。しかしここからブラジルの3ポイントシュートで突き放される日本。河村選手、渡邊選手が前半で2ケタ得点を奪うも、ブラジルに3ポイントシュート成功率85%(11/13)を決められ44-55。第1クオーターと変わらず、11点差のまま後半戦を迎えます。

第3クオーター、日本はホーキンソン選手が3連続3ポイントシュートに成功。さらに河村選手がレイアップ、3ポイントシュート。そして吉井裕鷹選手がオフェンスリバウンドを拾っての得点などで猛追。この第3クオーターで一気に4点差まで縮め、逆転の望みをつなげます。

そして第4クオーター、ホーキンソン選手の3ポイントシュートで76-77とついに1点差。しかし最後はブラジルにまたも3ポイントシュートで突き放され、84-102(1Q:20-31、2Q:24-24、3Q:29-22、4Q:11-25)で敗戦。日本は予選リーグ3連敗で全試合を消化。1972年のミュンヘン大会以来、52年ぶりの勝利にはわずかに届きませんでした。

【日本の得点】

26得点 ホーキンソン ジョシュ

21得点 河村勇輝

14得点 渡邊雄太

11得点 馬場雄大

5得点 吉井裕鷹

3得点 富樫勇樹

2得点 ジェイコブス晶

2得点 富永啓生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇パリオリンピック2024 バドミントン混合ダブルス決勝、3位決定戦(大会8日目=日本時間2日 ポルト・ド・ラ・シャペル・アリーナ)

バドミントン混合ダブルスの渡辺勇大選手と東野有紗選手の“ワタガシペア”は準決勝で敗れ、2大会連続の銅メダルをかけて3位決定戦に臨みます。

ワタガシペアは準々決勝でタイのプアワラーヌクロ選手・タエラッタナチャイ選手のペアに2-0で勝利。準決勝では世界ランキング1位・中国の鄭思維選手と黄雅瓊選手ペアと対戦し、第1ゲームは試合開始から5ポイント連続失点など、苦しい展開が続いて14-21で落としてしまいます。第2ゲームは中国ペアに食らいつきましたが、後半に連続失点を喫するなど一度もリードを奪うことができず、15-21で決勝進出とはなりませんでした。

3位決定戦は世界ランク2位、2023年世界選手権優勝のソ スンジェ選手とチェ ユジュン選手の韓国ペアとの対戦が決定。東京五輪に続いて2大会連続の銅メダル獲得がかかる3位決定戦は、日本時間2日午後10時から行われる予定です。

また決勝は中国の鄭思維選手と黄雅瓊選手ペアと、韓国のキム ワンホ選手とチョン ナウン選手のペアが対戦します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本高校野球連盟は2日、オンラインで理事会を開き、7イニング制導入について検討しているワーキンググループ(WG)が経過報告をした。
WGは気候変動の影響や、選手の健康面への配慮など、広い視点で7イニング制が日本の高校野球に資するかどうかを検討。4月に設置後、すでに2度会合を開いており、9月以降も利点や欠点を整理し、米国などでの実施状況の分析も進める。12月の理事会に整理した内容を報告する。
メンバーは北村雅敏日本高野連副会長を座長とする11人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DeNAは2日、20日から22日の中日戦(横浜)で行われる『横濱漢祭 2024』で応援総長を務める角田信朗と一緒にチームを鼓舞する「横濱漢祭応援総長特命補佐」を募集すると発表した。

 “剛力で相手を圧倒する、電話帳を引きちぎる漢”や“声量でチームを鼓舞する、雲上まで届く爆声を持つ漢”など様々な特殊能力をもった漢を年齢・性別を問わず募集する。詳細は以下のリンクから https://www.baystars.co.jp/news/2024/08/0802_04.php

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パリ五輪 第8日 ▽競泳(2日、ラデファンス・アリーナ)

 女子200メートル個人メドレー予選で、東京五輪個人メドレー2冠の大橋悠依(イトマン東進)は、2分11秒70の全体14位で準決勝に進出した。

 予選5組で登場、最初の種目のバタフライから背泳ぎ、平泳ぎと3位でターン。最終の自由形は抑え目に泳いだか、組5着でゴールした。

 レース後は「最後余裕を持って泳いで、タイムを見たら危ないかなと思ったんですけど、とりあえず残ったので準決勝でグンとタイムが上がると思いますし、そこに合わせて自分もタイムが上がるように準備したいと思います」と話した。決勝進出を見据え、「決勝残っていかないと話にならない。まずは準決勝でグンとタイムを上げて、おそらく(2分)8秒台から9秒前半くらいになると思うので、その辺まで上げられるように一番いい準備をしていきたいです」と話していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パリ五輪 バレーボール男子1次リーグ(2日・パリ南アリーナ)

 世界ランク3位で金メダルを目指す日本は、同6位の米国と対戦する。通算成績は日本の75勝137敗。21年東京五輪で10位に沈んだ米国は、16年リオ大会銅以来のメダル奪還を目指している。この1次リーグではアルゼンチンをストレートで、ドイツにはフルセットで勝利し、2戦全勝で首位に立っている。

 米国はサーブで攻めて、ブロックで仕留めるバレーを得意としている。激戦となったドイツ戦でもサーブ11得点、ブロック8得点をマークした。ミドル陣の速攻も脅威。大ベテランのオポジット、アンダーソンも健在だ。6月のネーションズリーグ1次リーグでは、日本がストレート勝ちしたが、両チームとも控え中心だったため、参考にならない。

 1勝1敗の日本は勝てば決勝トーナメント進出が決まるが、敗れた場合は、他の組の3位との比較になり、上位2チームが進むことになる。日本は山本智大(大阪ブルテオン)を中心にサーブレシーブを固め、リズムをつかみたい。好調なミドル、小野寺太志(サントリー大阪)、山内晶大(大阪ブルテオン)の速攻で、米国のブロックを揺さぶることは必須。石川祐希(ペルージャ)、高橋藍(サントリー大阪)も速い攻撃を仕掛けたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“追記”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリ五輪の競泳は2日、混合400メートルメドレーリレーの予選が行われ、日本は3分44秒25をマークし、2組5位、全体8位で決勝に進んだ。



 松山陸(銀座千疋屋)、谷口卓(GSTR財団)、平井瑞希(アリーナつきみ野SC)、池江璃花子(横浜ゴム)のメンバーで臨んだ日本。最終泳者の池江は5番目で飛び込むと53秒21で泳ぎ切り、順位を一つ上げて決勝進出に貢献した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第106回全国高校野球選手権大会(7日開幕、甲子園)に9年ぶりに出場する白樺学園に、OBのロッテ・河村説人投手(27)から新基準の金属バット6本とボール240球がプレゼントされた。

 7月31日に育成から支配下契約されたばかりの右腕は、高校3年夏にエースナンバーを背負い甲子園出場。1回戦で下関商(山口)と対戦し、延長11回の末に3―4で悔し涙をのんだ。

 それ以来、9年ぶりの出場となる今大会。先輩からのエールを力に変え、当時あと一歩届かなかった13年ぶりの白星奪取を目指して初戦に臨む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オ2―3ロ(2日) ロッテ4連勝、オリ10連敗

 

ロッテが4連勝とした。石川歩は制球が光り、5回無失点で無傷の3勝目。二回の田村の2点二塁打と岡の適時二塁打による3点先取を、救援4投手とともに生かした。オリックスは12年ぶりの10連敗で、宮城は8回3失点で7敗目。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリ五輪柔道男子100キロ超級準々決勝で、3度目の金を狙う地元フランスのテディ・リネール(フランス)がツシシビリ(ジョージア)を下して準決勝に進んだ。試合終盤に両者がにらみ合い、乱闘寸前になる前代未聞の展開となった。

試合ではリネールが相手を倒して1本勝ち。しかし、アドレナリン全開のツシシビリは覆いかぶさるリネールを脚で払いのける。互いににらみ合い、何か口論したあと、ツシシビリはリネールを蹴るようなしぐさ。さらにリネールも去るツシシビリの脚をつかみ、再びにらみ合いに。胸を合わせてストリートファイト状態となったが、リネールは仰向けに倒れ込み、両手を挙げて何もやっていないアピール。審判にうながされ整列する前に、リネールは拳を突き上げてみせた。

審判はツシシビリの反則負けを通告。再び一触即発のムードとなったが、会場を去る際、リネールは観客をあおるしぐさを見せた。

結果を受け入れなかったツシシビリの振る舞いはもちろんだが、ネット上ではリネールの行動にも批判が殺到した。「リネールがこれあおってるよ」「リネールふつうにやり返してたし2人ともアウトになるかと思った」「やはりそうか。斎藤立が心配。リネールが反則しても審判は反則をとらず斎藤にとりそう。今回の五輪は普通にありえる」「柔道、観客をあおるのは、指導の対象にした方が。両者反則負けの失格でも良い」と、リネールだけおとがめなしの状況に非難が続いた。

日本の斉藤立(JESグループ)も準決勝に進出。地元の英雄の試合に注目が集まっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリオリンピックは2日、柔道女子78キロ超級が行われ、東京大会の金メダリスト素根 あきら (24)(パーク24)は、準々決勝で敗れ、敗者復活戦に回った。

 敗者復活戦の相手は世界ランク14位、ミリツァ・ザビッチ(30)(セルビア)に決まった。ザビッチは、昨年の世界選手権は9位で、美容やコスメが趣味という。

 今大会のザビッチは、1回戦で合わせ技一本、2回戦で相手の指導3回累積による反則勝ち、準決勝ではラズ・ヘルシュコ(イスラエル)に一本負けした。

 素根は1回戦でリシェルアニタ・ソピムベラ(カメルーン)に合わせ技で一本勝ちし、2回戦は徐仕妍(中国)に優勢勝ち。準決勝では、世界ランク3位のカイラ・エジェミル(トルコ)に延長戦の末敗れ、連覇ならず。敗者復活戦に回った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広1―0中(2日) 広島が4連勝

 

広島が連勝を4に伸ばした。六回に小園の適時打で先制。5投手による無失点リレーで逃げ切った。今季初登板の野村が5回6安打無失点と好投した。中日は打線が好機を逃し、6回1失点の小笠原を援護できなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスケットボール男子1次リーグでブラジルに敗れた渡辺雄(中央)ら日本チーム=2日、リール

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

借金は今季ワーストの「11」…紅林はベンチ外

■ロッテ 3ー2 オリックス(2日・京セラドーム)

オリックスが泥沼の10連敗を喫し、今季ワーストの借金11となった。2日は本拠地・京セラドームでロッテと対戦。エースの宮城大弥投手が先発したが2-3で敗れ、連敗を止めることができなかった。

1度の引き分けを挟んで10連敗。7月16日の西武戦(ベルーナドーム)で勝利してから、2週間以上も白星がない。この日はロッテ打線の勢いを止められず、2回に3失点。打線は6回にレアンドロ・セデーニョ内野手、代打の杉本裕太郎外野手が適時打を放ち2点を返すが、その後が続かなかった。

前日1日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で途中交代していた紅林弘太郎内野手はベンチを外れた。午前中には、大阪・舞洲の球団施設で打撃マシンを相手に汗を流すシーンも見られた。2021年から3連覇を果たしたオリックスが、窮地に立たされている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オリックス2-3ロッテ」(2日、京セラドーム大阪)

 オリックスは12年ぶりの10連敗。球団ワーストの12連敗した12年・岡田監督時代(12連敗中、最後の1敗は森脇監督代行)以来の2桁連敗となり、なかなか悪い流れを断ちきることができない。

 チーム9連敗中と最悪な流れを変えるべく先発マウンドに上がった宮城は、8回7安打3失点。今季初めて若月とバッテリーを組んだが、先制点を献上したことが悔やまれる。

 二回1死から中村奨に死球、高部に内野安打で好機を拡大されると、カウント2ボールからの149キロ直球を左中間に運ばれた。2点適時二塁打で先制され、その後2死二塁から岡に左前の適時二塁打。真ん中に甘く入ったチェンジアップで、これもファーストストライクを捉えられた。

 後半戦開幕カードの初戦、7月26日・ソフトバンク戦登板後には「どうにかまたチームとして一つ勝ちを取れるようにやりたい」と勝利への思いを強めていた。三回以降は意地の投球でスコアボードに「0」を重ねたが、今季4勝目とはならなかった。

 打線は相手先発・石川歩から無得点だったが、六回に坂本から得点を重ねた。2死一、三塁でセデーニョが左前適時打を放つと、続く代打・杉本が左前適時打で1点差に詰め寄った。

 なおも2死一、二塁で若月が打席に入ったが、フルカウントから三振に倒れ、同点とすることはできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ 広島1―0中日(2日・マツダスタジアム)

 広島が今季15度目の完封リレーで同4度目の4連勝とし、首位をキープした。貯金は6月29日以来の今季最多タイ9に膨らんだ。

 完封を呼び込んだのは、今季初先発の野村。昨年8月11日の中日戦(バンテリンD)以来、357日ぶりの1軍マウンドで5回無失点。0―0降板で同7月6日の阪神戦(マツダ)以来、393日ぶりの今季初勝利はお預けとなったものの、チーム投手最年長35歳の通算80勝右腕の意地は見せた。

 この日は2連投で計39球を投げていた守護神・栗林がベンチ外だったが、鉄壁のリリーフ陣が無失点でつないだ。6回は黒原、7回は塹江、8回は森浦が中日打線を料理。9回はハーンが来日デビューから16戦連続無失点で来日2セーブ目を手にした。

 打線は、中日左腕・小笠原に苦戦したものの、4番のバットで勝負を決めた。6回1死から野間が左翼二塁打で出塁し、小園の均衡を破る右前適時打が決勝点となった。

 直近4連敗だった中日戦は、18年以来の5連敗を回避。6月22日の敵地戦以来の勝利で4勝9敗1分けとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悲願のオリンピック1勝は今回も叶わなかった。

8月2日、パリ五輪の男子バスケットボール予選ラウンド最終戦で日本代表(FIBAランキング26位)はブラジル(同12位)と対戦。84-102で敗れ、3連敗で今大会を終えた。

試合前、エースの八村塁が前戦の負傷により離脱することが発表された日本。先発は河村勇輝、比江島慎、吉井裕鷹、渡邊雄太、ジョシュ・ホーキンソンの5人が並んだ。

立ち上がり、ホーキンソンの得点と河村の3ポイントで7-2と先行した日本だが、ブラジルの高い運動能力と高精度の3ポイントに苦しめられ、20-31で第1クォーターを終える。

第2クォーターは富樫勇樹と渡邊、馬場雄大の3ポイント攻勢で一時2点差まで迫ったものの、再び相手の長距離砲が火を噴き、最大14点差を背負う展開に。前半は相手に13本中11本もの3ポイントを許し、44-55の11点ビハインドで折り返しとなった。
それでも日本は後半、W杯でも見せた底力を発揮する。口火を切ったのはホーキンソンだ。出だしから連続で3ポイントを決めると、速攻でも最前線を走り、チームを鼓舞。これに周りも呼応し、河村がレイアップに3ポイント、吉井がオフェンシブ・リバウンドからゴールを奪って73-77と差を縮めて第4クォーターを迎えた。

勝負のラスト10分もホーキンソンが3ポイントを決めて1点差に接近。その後もチーム一丸の懸命な守備で食い下がるが、徐々に攻撃が停滞する日本を尻目に、ブラジルは今大会最年長41歳のマルセロ・ウェルタスが5連続得点、さらにアルバルク東京のレオナルド・メインデルに3ポイントを決められ残り2分で14点差に。

最後は主力をベンチに下げ、激闘に終止符が打たれた。

日本は3ポイント6本中5本を沈めたホーキンソンが26得点、10リバウンド、2ブロック、河村が21得点、10アシストでダブルダブル。渡邊が14得点、9リバウンド、3ブロック、馬場が11得点、3ポイントはチーム全体で41本中16本、成功率39.0%を記録したが、相手に同成功率60.7%(17/28)を許し、打ち負けた。

日本男子バスケ史上初の決勝トーナメント進出を目指した今大会。結果は0勝3敗、得失点差-42という結果で幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦