沖縄県は26日、県内53定点医療機関で7月15~21日の1週間に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数が1医療機関当たり22.06人だったと公表した。前週の77%で、2週連続の減少。県内での感染拡大はピークを越えたとみられるが、基幹定点医療機関7カ所でのコロナ感染による新規入院患者は112人で、7週連続で100人を超えた。全国的には九州を中心に感染拡大が続いている。

 県感染症対策課によると、新型コロナ感染者が減る一方でインフルエンザの感染が広がり、定点当たり新規感染者は8.13人と、5週連続で増えた。「発熱外来では新型コロナと見分けがつかず、救急が大変な状況は変わらない」とし、手洗いや換気など感染予防の徹底を呼びかけている。

 厚生労働省によると、定点当たり新規感染者の全国平均は13.62人で、前週の1.22倍になった。都道府県別では佐賀県の31.08人が最多、沖縄は8番目になった。2022年、23年と同様に沖縄で夏場に感染が急増した後、全国で感染が拡大している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東北は長丁場の大雨に最大級警戒 関東~九州はゲリラ雷雨と猛暑続き40℃超え続出か

 

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山形や秋田など記録的な大雨となっている東北では、30日(火)頃にかけて長期間、大雨のおそれ。少しの雨でも川の氾濫や土砂災害などに最大級の警戒を。関東~九州では猛烈な暑さが続き、来週は最高気温40℃超え続出のおそれも。熱中症に厳重警戒です。

30日頃にかけて長丁場の大雨 台風由来の暖湿空気が流入

 

 

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東北では、30日頃にかけて強弱を繰り返しながら断続的に雨となり、長丁場の大雨になるおそれあります。

原因のひとつが台風3号です。台風3号は中国大陸を北上中、28日には熱帯低気圧に変わる見込みです。ただ、台風を起源とする暖かく非常に湿った空気が太平洋高気圧の縁をまわって、東北付近に流れ込むでしょう。このため梅雨前線の活動が再び活発となり、さらに大雨となるおそれがあります。

【24時間予想雨量(28日夕方まで、多い所)】
東北の日本海側 150ミリ
東北の太平洋側 120ミリ

【その後、28日夕方~29日夕方までに予想される24時間雨量(多い所)】
東北の日本海側 200ミリ
東北の太平洋側 150ミリ

その後も30日頃にかけて断続的に雨が降り、更に雨量が増える所があるでしょう。

 

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30日15時までの72時間雨量予想では、秋田の内陸北部(鹿角、小坂エリア)では250ミリ前後の予想です。

前線や低気圧の位置が変わるため、記録的大雨となった地域とは別の地域で大雨となるおそれがあります。明日28日は新潟県や青森県、北海道なども大雨のおそれがあるため、最新の気象情報をこまめに確認して下さい。

関東~九州は猛暑とゲリラ雷雨に注意 来週は40℃超え続出か

 

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関東~九州では、来週にかけて最高気温38℃前後と、体温を上回る危険な猛暑が予想されています。900地点あまりあるアメダスの内、猛暑日地点は連日200地点を超え、週明け29日(月)は関東の内陸(佐野、桐生、館林、寄居、熊谷など)や静岡県で40℃超えの予想となっています。来週後半は、名古屋や大阪で40℃予想、その他の各地も日差しと風向きによっては40℃超えとなる可能性が十分にあります。

暑さの記録

 

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今年は7月7日の七夕に静岡市で40.0℃を観測。2018年~今年2024年(7月27日まで)、7年連続で最高気温40℃以上が観測されています。

この時期7月下旬~8月上旬にかけてが、一年で最も暑く、実際、国内の暑さ記録をみても、この時期に暑さの記録がでています。

日本国内の暑さ記録1位は、静岡県浜松市(2020年8月17日)と埼玉県熊谷市(2018年7月23日)の41.1℃です。

来週は、最高気温40℃超え続出のおそれがあります。また、関東甲信~九州では、この先1か月程度は猛暑が続く予想で、気象庁は昨日26日、「長期間の高温に関する全般情報」を発表しました。

連日の暑さで疲れがたまっているところに、更に、危険な暑さが長く続く見込みです。また、夜も気温の下がり方が鈍く、熱帯夜(夜間の気温が25℃以上)が続く見込みです。熱中症に一層の警戒が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まだ夢見心地だ」。インドで行われた世界遺産委員会の審議を見守った新潟県佐渡市の渡辺竜五市長や花角英世県知事は、「佐渡島の金山」の登録が決まると安堵(あんど)の表情を浮かべた。各国代表団の関係者から次々と祝福を受けると、満面の笑みで応えた。
審議後は「佐渡島の金山」と書かれた法被に袖を通し、インターネット中継を見守った日本のパブリックビューイング会場と一緒に万歳三唱した。「島民の夢がいま実現した。夢に包まれたような気持ちだ。今回が本当にスタートだ」と渡辺市長。
花角知事は「長年の県民の願いが実現する瞬間を迎えることができた。喜びを多くの人と分かち合いたい。世界遺産を次の世代に引き継ぎ、多くの方に活用していただきたい」と力を込めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11月の米大統領選で返り咲きを狙う共和党のトランプ前大統領(78)と副大統領候補のJ・D・バンス上院議員(39)の陣営が、民主党の候補者指名を確実にしたハリス副大統領(59)への批判キャンペーンを本格化させている。一方で、バンス氏がハリス氏に出産経験がないことを揶揄(やゆ)した過去の発言は女性有権者の反発を呼び、複数の世論調査で両陣営の支持率は拮抗(きっこう)してきている。

マイノリティー優遇に不満も

トランプ氏やその支持勢力がハリス氏批判に多用しているのが、「DEI候補」とのレッテルだ。DEIは、米国で広く取り入れられてきた理念である「多様性・公平性・包摂性」を指す。本来は、性別や人種などの多様な属性を取り込み、長期的な成長や活力につなげるとする考え方だ。

 

これに対し、トランプ氏が支持基盤とする白人保守層には、DEIが人種的マイノリティー(少数派)への過度な優遇と白人への逆差別を生んでいるとの不満がある。

それを念頭にトランプ氏は23日、「(ハリス氏は)意地悪な人間なのにバイデン(大統領)は副大統領にした。人種カードを使ったからだ」と発言。ジャマイカ出身で黒人の父とインド系の母を持つハリス氏は、人種的背景を理由に人格や能力に不相応の地位を得た-との印象付けを狙った。

トランプ氏は初当選した2016年大統領選でも、対立候補のヒラリー・クリントン元国務長官が「女性カード」を利用していると主張した。

民主候補交代で支持率差縮小

「トランプ化」する共和党で一般化したこうした〝口撃手法〟は逆効果も生んでいる。バンス氏が21年に保守系FOXテレビで、出産経験のないハリス氏を「子供がおらずネコに囲まれて暮らす女性」のようだと揶揄した発言に、「女性への愚弄だ」と批判が集中。バンス氏は26日のインタビューで謝罪したが、その際に「ネコに他意はない」などと釈明して党内からも顰蹙(ひんしゅく)を買った。

保守系紙ウォールストリート・ジャーナルが26日に公表した支持率調査では、トランプ氏の49%に対しハリス氏は47%。今月初めの同紙調査でトランプ氏がバイデン氏につけていた6ポイント差から一気に縮まった。リベラル系紙ニューヨーク・タイムズが25日に発表した調査でも、ハリス氏に対するトランプ氏のリードは1ポイントとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テレビ朝日系人気アニメ「ドラえもん」が27日放送され、1979年から2005年まで、野比のび太の声を務め、7月12日に亡くなった声優の声優の小原乃梨子(おはら・のりこ、本名・戸部法子=とべ・のりこ)さんを追悼した。

 この日放送された番組の最後にテロップとナレーションで「1979年から2005年まで、のび太の声優を務めて頂いた、小原乃梨子さんがお亡くなりになりました。小原さん、長い間本当にありがとうございました。ご冥福を心からお祈りいたします」と流れた。

 小原さんは、のび太のほか、同じく代表作となったアニメ「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」のドロンジョ役など多くの声を務めた。声優の活動のほか、1988年から「心の通う朗読の世界」をテーマに、全国の大学・自治体などで講演や読み聞かせの指導も。晩年は全国各地での朗読活動を精力的に行っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■パリオリンピック™ 競泳 女子100mバタフライ予選(現地時間27日、ラデファンス・アリーナ )

パリ五輪競泳最初の種目、女子100mバタフライ予選が行われ、池江璃花子(24 横浜ゴム / ルネサンス)と平井瑞希(17、アリーナつきみ野SC/日大藤沢高)が日本勢の先陣を切って登場。ともに準決勝進出を決めた。

池江、平井とともに4組に登場。池江が少し出遅れると平井は、世界記録保持者のウォルシュ(アメリカ)に迫る泳ぎをみせる。フィニッシュ手前で平井が粘りをみせ56秒71で1着。全体2位の堂々デビューを飾った。池江は57秒82で組7着も、全体14位で平井とともに16位以内に入り準決勝進出を決めた。

レース後、池江は「すごく緊張して自分でこれ緊張の体の動かなさだなって」と予選を振り返り、「あんまり力まず最後はタッチしたときは順位見てちょっと驚いたんですけどで、もう1回うまくいけばもう2回機会があるのでしっかり準決勝では目標とするタイムだったりとかそういうのをしっかり定めて、駒を進められるように頑張りたい」と次のレースに向けて意気込んだ。

3大会連続の五輪出場となる池江は、白血病から復帰後、かねてから目標に掲げてきたパリ五輪で、2大会ぶりに個人種目代表の座をつかんだ。初出場のリオ五輪では同種目で決勝に進み5位入賞を果たしている。

平井は3月の五輪代表選考会で日本女子2人目の56秒台(56秒91)を叩き出し、池江に競り勝って初の五輪代表に決まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パリ五輪 第2日 ▽バレーボール男子1次リーグ 日本2―3ドイツ(27日・パリ南アリーナ)

 C組初戦が行われ、世界ランク2位の日本は、同11位の難敵ドイツにフルセットで敗れ、黒星スタートとなった。第5セットは12―15と接戦を落とした。

 チーム最多22得点をあげた主将の石川祐希は「オリンピックに臨む気持ちでは意識しすぎたかな。もったいないミスが多かった」と冷静に振り返る。第1セットを落とすも、第2、3セットを連取し「少し勝てる雰囲気が出過ぎた。試合前は気にならなかったが、試合中に余裕をちょっと出し過ぎた。1点を少し軽く考えたというか、ブロックされた後もすぐに切り替えればいいやみたいな。これを絶対に取り切らないと、という気持ちが少し駆けていた。隙を見せてしまった」と反省点をあげた。

 1972年ミュンヘン大会以来、52年ぶりとなる「五輪金メダル獲得」へ、厳しいスタートとなった。1次リーグは、31日午後1時(日本時間同午後8時)からアルゼンチン、3戦目は2日午後9時(同3日午前4時)から米国と対戦する。石川は「もったいないミスや取り切れていないところをしっかりできていれば問題ない。まずはコンディションを整える。立て直すしかない。こっから上がっていくしかない。これで終わるようなメンバーではない。良いパフォーマンスを出せるように準備したい」と52年ぶりの快挙へ、気持ちを切り替えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェンシング女子エペ個人3回戦で敗れた吉村美穂=27日、パリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェンシング女子エペ個人3回戦で敗れた吉村美穂=27日、パリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【28日の予告先発】DeNA・ケイ―巨人・菅野智之、ソフトバンク・大関友久―オリックスほか

 

 【JERA セ・リーグ】

 ◆ヤクルト・阪口皓亮―広島・九里亜蓮(18時・神宮)

 ◆DeNA・ケイ―巨人・菅野智之(18時・横浜)

 ◆阪神・西勇輝―中日・松葉貴大(18時・甲子園)

 【パ・リーグ】

 ◆日本ハム・伊藤大海―西武・菅井信也(13時・エスコンF)

 ◆楽天・荘司康誠―ロッテ・種市篤暉(16時・楽天モバイル)

 ◆ソフトバンク・大関友久―オリックス・曽谷龍平(13時・みずほPayPay)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

D1―2巨(27日) 巨人4連勝で貯金10

 

巨人が4連勝で勝ち越しを今季最多10とした。井上は6回をフォードの来日初本塁打による1失点と好投し、継投も決まって4勝目を手にした。二回に泉口の適時打で先制し、五回は岡本和の適時二塁打で加点した。DeNAは4連敗。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽3―5ロ(27日) 唐川、6年ぶり先発勝利

 

 

ロッテが逃げ切った。一回にソトが先制打を放ち、三回に高部の2点適時打などで3点、四回にも1点を加えた。唐川が6回1失点で2季ぶりの白星を挙げ、先発では6年ぶりの勝利となった。楽天はポンセが5回5失点で6敗目。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神7―3中(27日) 阪神・森下、3安打2打点

 

 

 

阪神が3連勝。1―0の三回に5安打で4点を挙げるなど、先発野手全員の13安打で7点を奪った。森下が一回の先制打を含む3安打2打点の活躍。大竹は緩急の投球がさえて8回を1失点で7勝目。岩崎が15セーブ目。中日は4連敗。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤ3―0広(27日) 高橋、7回無失点で3勝目

 

ヤクルトの高橋は直球の走りが良く、7回4安打無失点で3勝目を挙げた。打線は0―0の七回1死満塁から代打川端の2点打、代打赤羽の二塁打で計3得点。山本がプロ初セーブ。広島の森下は援護がなく、七回につかまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソ3―0オ(27日) 有原が完封で最速10勝

 

 

ソフトバンクの有原が両リーグ最速での10勝を今季初完封で飾った。巧みにバットの芯を外して2安打に抑えた。打線は二回に甲斐の2点二塁打と牧原大の犠飛で3点を奪った。オリックスは今季最長の連敗が6まで伸びた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ソフトバンク3-0オリックス」(27日、みずほペイペイドーム)

 オリックスが2年ぶりの6連敗を喫し、借金も「7」に膨らんだ。そして、今季15度目の完封負けとなった。

 先発の田嶋は二回だけが悔やまれる投球内容となった。先頭の近藤に死球を与えると正木、中村晃、甲斐に3連打を許して2点を先制され、その後、牧原大に中犠飛で計3失点した。

 前日に初回に4失点した宮城同様、田嶋も失点したイニング以降は無失点投球と粘りを見せた。7回3失点と試合を作ったが、今季4敗目だ。打線が、深刻な貧打であることがかなり痛い。

 二回は1死から西川が観客席に飛び込むエンタイトルツーベースで出塁。先制点が欲しい状況だったが、杉本が左飛、頓宮が投ゴロに倒れた。三回以降は無安打が続き、淡々と回を重ねていった。八回に杉本がようやくチーム2本目の安打を放ったが、打線全体で反発力を見せることはできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メジャーリーグベースボール・ジャパンによる小学3~5年生を対象とした野球の全国決勝大会「AIG Presents MLB CUP2024ファイナルラウンドin石巻」が26日、石巻市のセイホクパーク石巻で開幕。全国から勝ち上がったリトルリーグ16チーム245人が27、28日に決勝大会を行う。

 開会式では、出場全チームの代表者とゲストの五十嵐亮太さんによるリレー形式のメモリアルファーストピッチが行われた。五十嵐さんは、翌日からの試合に臨む選手たちに「こういう大きな大会での経験は、大きな自信につながります。まずは野球を楽しむことを忘れずに、今までやってきたことを、明日からの試合に全力でぶつけられるよう頑張ってください」と、力強いメッセージを送った。

 開会式後には各出場リーグの代表16人によるホームランダービーを開催。13本を放った城北リーグ・東練馬の佐藤星亮くんが優勝を果たした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ソフトバンク3-0オリックス」(27日、みずほペイペイドーム)

 ソフトバンクが快勝で3連勝。28日も勝てば優勝マジック「43」が点灯する可能性が出てきた。

 二回に無死満塁で甲斐が左翼線に2点二塁打。なおも無死二、三塁で牧原大の中犠飛で1点を追加し、この回3点を奪った。

 先発の有原は2安打に抑えて今季初完封勝利。両リーグを通じて今季10勝一番乗り。

 ソフトバンクが28日のオリックス戦に勝利し、さらに楽天がロッテ戦に敗れ、日本ハムも西武戦に敗れるとソフトバンクにVマジック43が点灯する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ ソフトバンク3―0オリックス(27日・みずほペイペイドーム福岡)

 オリックスが22年6月以来の6連敗を喫した。先発・田嶋が2回に3失点。序盤から追いかける展開は苦しく、相手の有原をスイスイと泳がせた。3回から7回までは無安打。8回に先頭の杉本が左前打で出塁したものの、頓宮は中飛、宗も三ゴロ併殺に倒れた。

 9回も得点はできず、今季15度目の完封負け。4カード連続の負け越しとなった。借金は7。首位・ソフトバンクとは今季最大の17・5ゲーム差まで広がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パリ五輪 第2日 ▽バレーボール男子1次リーグ 日本2―3ドイツ(27日・パリ南アリーナ)

 C組初戦が行われ、世界ランク2位の日本は、同11位の難敵ドイツにフルセットで敗れ、黒星スタートとなった。第5セットは12―15と接戦を落とした。

 チーム2番手となる20得点をあげた西田有志は「負けは負けなので、それ以上でもそれ以下でもないですし、これが五輪ってもう、わかっているので。次の試合でしっかりと修正して、自分たちが今までやってきたプレーを出せるように準備していきたいと思います」と引き締まった表情で話した。

 1次リーグは、31日午後1時(日本時間同午後8時)からアルゼンチン、3戦目は2日午後9時(同3日午前4時)から米国と対戦する。「これも経験だと思います。前を向いていくしかない。次の試合にフォーカスしたいなと思います」と気持ちを切り替え、1972年ミュンヘン大会以来、52年ぶりとなる「五輪金メダル獲得」を目指す。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本は3―1で勝たなければならない試合だった。第2セット後半、石川のスパイク決定率が上がり、山本の好レシーブが上がるなど、日本のリズムになって取った。第3セットは高橋藍、西田の強打やサーブなど、理想的な攻撃ができていた。ほぼノーミスに近い出来だった。

 第4セットも、19―21からサーブレシーブが乱れ、ドイツにダイレクトスパイクを打ち込まれながらも、山本の驚異的な守備で、得点につなげ、さらに同点に追いついた。こういうビッグプレーが出ると、一気に勝利をつかむものだ。しかし、28―27とマッチポイントを迎えながら、石川がスパイクをブロックされ、最後は石川のアタックミスで取り切れなかったのが痛かった。このセットの終盤、ドイツのチャレンジが2回とも日本のタッチネットで得点がひっくり返った。まさに紙一重のプレーだったが、何が起きるのがわからないのが、オリンピックだ。

 ドイツのミドルの選手には速攻を14本中12本を決められた。この試合を今後対戦するアルゼンチンも米国は見ている。ブロックを修正していかないと、真ん中を狙われることになるだろう。石川のジャンプが低いようにも見えたし、高橋藍のパフォーマンスもまだまだベストではなかった。

 日本はこれまでも昨年の五輪予選で伏兵エジプトに敗れ劣勢になりながらも、出場権を獲得するなど、逆境をはね返す力を持っている。この日の試合は第1セットの入り方がうまくいかなかった。31日のアルゼンチン戦では、それをまず修正することが大切だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「パリ五輪・柔道男子60キロ級・準々決勝」(27日、シャンドマルス・アリーナ)

 永山竜樹(28)=SBC湘南美容クリニック=は、準々決勝で23年世界王者のガルリゴス(スペイン)に片手絞めで一本負け。敗者復活戦に回ることになった。

 最初の4分間の中盤に、絞め技を食らい、主審の「待て」の後も、相手が数秒ほど絞め技を継続。その後、畳に倒れ込んだところ、失神していたと判断された。敗戦が言い渡されると、呆然。しかし、納得のいかない永山は握手を拒否。その後も不満を露わにし、映像確認を求めて、畳からなかなか下りなかった。会場からはブーイングのように指笛が吹かれ、早く畳みを下りるように促された。約5分経ち、礼をして畳を下りた永山は関係者と「待てって聞こえていた」と話していた。 準々決勝終了後、日本の鈴木桂治監督、古根川実コーチ、金野潤強化委員長が大会本部に抗議していたが、覆らなかった。

 永山は初戦となった2回戦でアウグスト(ブラジル)と対戦し、延長の末、相手に指導3つを与え、勝利していた。

 ◆永山竜樹(ながやま・りゅうじゅ)1996年4月15日、北海道美唄市出身。4歳の時に柔道を始める。愛知・大成中へ進み、全日本カデ、世界カデで優勝。大成高では全日本ジュニア、高校選手権などを制した。当該大に進学し、1年時に世界ジュニアで優勝。4年時に18年世界選手権で銅メダルを獲得した。了徳寺学園職員となり、19年世界選手権でも銅メダル。世界ランキング1位にもなったが、ライバルの高藤直寿との争いに敗れ、東京五輪代表入りは逃した。23年からはSBC湘南美容クリニック所属に。国際大会で着実に実績を残し、パリ五輪切符を掴んだ。右組みで得意技は背負い投げ、袖釣り込み腰。156センチ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリ五輪の大会組織委員会は27日、メインプレスセンターで記者会見し、26日にセーヌ川で実施した開会式について30万人以上の観客が集まったと発表した。6800人の選手が参加し、85隻で船上パレードを行ったという。

 トニー・エスタンゲ会長は「私たちが愛した全てのものがあった。最高の瞬間だった」と式の成功を喜び、懸念された警備面も問題がなかったとした。

 テニスのラファエル・ナダル(スペイン)や競泳のマイケル・フェルプスさん(米国)ら、五輪では珍しく自国外のスター選手を数多く起用したことには「(大会が)世界に対して開かれていることを示したかった」と語った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パリ五輪 第2日 ▽柔道(27日・シャンドマルス・アリーナ)

 女子48キロ級で角田夏実(SBC湘南美容クリニック)がタラ・バブルファト(スウェーデン)を破り、決勝進出を決めた。角田は銀メダル以上が確定し、日本勢の夏季五輪500個目のメダルも決まった。

 得意の寝技で相手を攻略する角田の映像がアップで映される度に目にとまったものがあった。試合中に左右のこめかみに貼っている円形のテープだ。関係者によるとスポーツ関連商品を手がけるファイテン社製のものだという。同社のサイトによると同様の商品が「パワーテープ」の商品名で紹介されており、「丸シールタイプのボディケアテープ」でチタン(炭化チタン)を粘着面にコーティングしたものだという。チタンを貼ることで血行を促進させる効果を狙ったものと思われる。

 ネット上では「こめかみに貼られてるピップエレキバンみたいなの。サージカルテープ?何の効果があるんだろ」「首肩のこりなどに効く見たいですね!」「寝技女王ならではのコンディションケア!」「角田選手の両こめかみのロイヒツボ膏みたいなの気になる」などの声があがっている。

 角田は21年から世界選手権を3連覇し、初代表をつかんだ。26日に開会式が行われ、競技が本格的に始まる第2日。柔道から日本選手団の金1号と、夏季五輪通算500個目のメダル誕生が期待される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラグビー7人制男子の11、12位決定戦で日本はウルグアイに10―21で敗れ、五輪では3大会目で初の最下位となる12位に終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

体操の男子予選、鉄棒の着地が乱れ、悔しがる橋本大輝=27日、パリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリオリンピックのバスケットボール競技が27日に始まり、男子1次リーグB組の日本は初戦でドイツに77-97で敗れて黒星スタートとなった。





 ドイツと日本は昨年のワールドカップ(W杯)でも対戦していて、日本は18点差で敗れている。その時の前半のスコアは31―53で、後半は32-28と競り合った。W杯では前半の失点が痛かったわけで、パリ五輪初戦のこの日は日本の前半に注目した。シュートがリングに嫌われて開始から2分以上ノーゴールという展開ながらも日本はリバウンドで体を張って耐えた。第1クオーターのリバウンド数は11-9。ひとけた点差で追いすがった前半終了時点で18―14、40分間でも39-36。オフェンスリバウンドは12-5で、それだけ攻撃回数も増やした。W杯王者を相手に、特筆すべき内容だった。

 日本のスタートの5人は河村のワンガードで、あとは渡辺雄、吉井、八村、ホーキンソンとサイズの大きな編成。開幕直前にドイツに100点ゲームを許した強化試合では足を故障していた渡辺雄の代わりに富永が入っていた。そして五輪本番、ドイツの高さにこちらも大型布陣で臨み、リバウンドで数字を取ったことは大きな収穫だ。

 しかし、オフェンス面ではその大型編成のためにインサイドのスペースがうまく作れずに河村とホーキンソンのピック・アンド・ロールなどの連係に課題を残したのは象徴的だった。インサイドを固めようとすると、こうした「副作用」も起きる。それを打ち消すのが2番、3番ポジションあたりのシューターの役割だが、特に富永のプレータイムはこの試合では1分以下で、ほとんどボールにも触っていない。

 後半はファウルトラブルで河村がベンチに下がった時間帯があり、ミスで相手にボールを渡すターンオーバーも13と目立った日本。ディフェンスを頑張り、3本柱の八村、渡辺雄、ホーキンソンは額面通りの活躍を見せたが、フィールドゴール確率はドイツの54%に対して日本は36%にとどまり、攻撃の持ち味を存分に出せずじまい。大善戦の試合の中で、大型編成で臨んだ布陣の、プラス面とマイナス面があらわれたように見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦