東北や新潟は断続的な強雨に 少しの雨でも土砂災害や河川増水に注意
今日27日(土)は前線や湿った空気の影響で東北や新潟を中心に雨が降りやすく、強雨や雷雨に注意が必要です。
一日を通して断続的に雨に
雨雲の予想 27日(土)15時
昨日26日(金)日中には東北の雨はいったん弱まっていたものの、今朝は東北北部を中心に再び雨が強まっています。
7時までの1時間に岩手県雫石で17.0mmのやや強い雨、秋田県八幡平で7.0mmの雨を観測しました。
今日は一日を通して断続的に雨が降り、一時的にザっと強まり、雷を伴うおそれもあります。
降り始めからの雨量が多く、土砂災害の危険度は依然として高くなっています。
また、これまでに降った雨により河川が増水していますので、引き続き土砂災害や河川の増水・氾濫に注意が必要です。
アメリカのトランプ前大統領はフロリダ州の自らの邸宅で、イスラエルのネタニヤフ首相と会談しました。
トランプ前大統領は26日、フロリダ州の自らの邸宅「マール・ア・ラーゴ」でイスラエルのネタニヤフ首相と会談しました。アメリカメディアによりますと、両者が会談するのは2020年の9月以来です。
トランプ氏側の発表によりますと、会談の中でネタニヤフ氏はトランプ氏が大統領在任時にエルサレムをイスラエルの首都として承認したことなどを挙げ、トランプ氏に感謝を表明しました。
一方、トランプ氏はイスラエルとの連帯を表明し、政権に復帰すれば「中東に平和をもたらす」と述べたほか、アメリカの大学に広がる“反イスラエル”デモについて「反ユダヤ主義と戦うために全力を尽くす」と表明したということです。
ネタニヤフ首相は25日にはバイデン大統領、ハリス副大統領とも会談していて、11月の大統領選挙の結果にかかわらず、アメリカとの同盟関係を強固に保ちたい考えがあるものとみられます。
トランプ氏は去年10月にイスラエルがイスラム組織ハマスによる攻撃を受けた直後には攻撃を許したネタニヤフ氏を批判するなど、両者の間には距離がみられていましたが、会談の終わりに揃って報道陣の取材に応じ、トランプ氏はネタニヤフ氏とは「常に良い関係を保ってきた」と述べました。
アメリカ トランプ前大統領
「我々は常に良い関係を保ってきました」
また、ネタニヤフ首相は、今週末にイタリアのローマで行われると伝えられたガザでの停戦と人質解放をめぐる関係国の協議について、イスラエルからも代表団を派遣すると明らかにしました。
20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が26日(日本時間27日)、共同声明を採択し閉幕した。共同声明の採択は3会合ぶりで、為替レートの過度な変動は経済に悪影響を与え得るとする従来の合意を再確認した。
日本からは鈴木俊一財務相が出席。閉幕後に記者会見した鈴木氏は「国際的な課題について日本の立場をしっかり伝え、結果にも日本の意見が反映された」と強調。為替に関する合意が再確認されたのは「重要な成果だった」と述べた。
声明は、世界経済について「軟着陸の可能性が高まっている」と指摘する一方、下振れリスクとして「戦争と紛争の激化」や経済の分断、予想以上のインフレ長期化などを挙げた。
焦点となった国際課税に関しては、巨大ITを念頭にした「デジタル課税」実施に向けた進展を歓迎すると表明。ただ、実施に必要な多数国間条約への各国政府の署名時期は「できるだけ早く」との表現にとどめた。
議長国ブラジルが重視する超富裕層課税に関しては「より公平で安定的かつ効率的な国際課税に向け協働を続ける」と強調した。国際課税に関しては閣僚宣言も採択した。
■パリオリンピック™ 開会式(現地時間26日 フランス・パリ)
パリ五輪の開会式が行われ、17日間の大会がいよいよ開幕。
夏季大会として史上初めてスタジアムの外での開会式となり、パリ中心部を流れるセーヌ川を舞台にさまざまな演出と映像でセレモニーが続いた。各国選手団がセーヌ川を“船上パレード”で行進し、米人気歌手レディー・ガガのパフォーマンス、橋の上で“パリコレ”が行われるなどセーヌ川全体が“ステージ”として観客を魅了した。
パレード後はエッフェル塔前のトロカデロ広場で式典が続き、IOCのバッハ会長らが挨拶をするとフランスのマクロン大統領が開会を宣言。その後フィナーレに向かい、サッカー元フランス代表のジネディーヌ・ジダンが登場し、謎の“覆面男”から聖火を受け取るとテニス元世界ランク1位のラファエル・ナダルへ渡された。会場が暗くなり、エッフェル塔が光の演出に包まれパリ市内を照らすと、聖火を持ったナダルがボートに乗り、陸上で金9個の記録を持つカール・ルイス氏らと共にセーヌ川を移動。船はルーブル美術館付近に到着し、聖火はフランス出身のアスリートらにより陸路でつながれた。
すると敷地内の庭園に巨大な気球が登場。聖火リレーの最終走者は柔道男子100キロ超級でロンドンとリオ五輪金メダリストのテディ・リネール氏と、陸上女子200m・400mで3個の金メダルを獲得したマリー・ジョゼ・ペレク氏。2人が聖火となる気球の土台に火を灯すと、燃え上がった気球状の聖火台が空中へ。そのまま夜のパリ上空に舞い上がると、エッフェル塔では世界的人気歌手セリーヌ・ディオンが登場し、シャンソンの名曲「愛の讃歌」を熱唱。1996年のアトランタオリンピック以来、28年ぶりの五輪でのパフォーマンスとなり、開会式は感動的なフィナーレを迎えた。
オープニングからあいにくの雨模様だったが、“水上行進”で日本選手団は93番目に紹介され、旗手の江村美咲(25)とシゲキックスこと半井重幸(22)らが船上から声援に応えた。
江村は「この天気の中にも関わらず、川沿いから⽇本、そして世界中のたくさんの⽅々が応援を送ってくださっていたので、その瞬間を⾒逃さないように、⼀⼈ひとりの顔を⾒る気持ちで船に乗っていました」とパレードを振り返り、半井は「まずは本当に楽しかったです。セーヌ川を船で渡るという、これまでにない特別な形での開会式でしたが、⾬が降ってくるというハプニングでさえもドラマチックで、⼀つのエンターテインメントとして、また特別感が出たと思います」と貴重な開会式を堪能したようだ。
山形と秋田を襲った記録的な大雨。
パトカーが流され、心肺停止状態で発見された警察官の死亡が確認されました。
一面、茶色の水に覆われた山形・戸沢村。
記録的な大雨は、山形県と秋田県の各地に大きな被害をもたらしました。
山形・戸沢村では孤立状態となった住民の救助が、自衛隊のヘリコプターによって行われました。
新庄市では、救助に向かっていたパトカーが流され、20代の警察官2人が行方不明になっていました。
26日午後、このうち1人が見つかりましたが、その後、死亡が確認されました。
残る1人の行方は今もわかっていません。
秋田市では行方不明になっていた佐藤義雄さん(86)が雄物川(おものがわ)で発見され、死亡が確認されました。
山形県と秋田県では、これまでに合わせて2人が死亡、3人が行方不明となっています。
山形・秋田両県では、27日も断続的に雨が降る見込みで、夕方までの24時間予想雨量は多い所で100mmとなっています。
引き続き、急な川の増水や土砂災害への警戒が必要です。
東北地方の大雨の影響で、山形県新庄市でパトカーが流され、行方不明になっていた警察官2人のうち1人が心肺停止の状態で見つかり、死亡が確認されました。
死亡したのは新庄警察署の20代の巡査長です。巡査長はおととい、救助要請を受け20代の巡査部長とともに出動していました。しかし、道路でパトカーごと流され、自ら警察に通報したあと、行方がわからなくなっていました。
きのう午後になって、巡査長はパトカーから1キロほど離れた田んぼで、水没した状態で見つかりました。
警察では服の階級章などから巡査長と判断したということです。もう1人の巡査部長はまだ見つかっておらず、警察と消防が、きょうも捜索を行います。
一方、戸沢村では最上川が氾濫し、地区一帯が水没しました。
きのう上空から撮影した映像では川との境目がわからない状態になり、ほとんどの住宅が茶色の水に浸かっている様子が確認されました。
村役場の1階も半分ほどが見えていません。きのう、庁舎の一部で膝上ほどの浸水があり、停電も発生したということです。
また、一部の住民が孤立状態になり、きのうは自衛隊と県の防災ヘリが出動し、救助活動が行われました。現在も浸水している地区があり、きょうも救助活動が続けられます。
パリオリンピックの開会式は26日午後7時半(日本時間27日午前2時半)からスタート、各国の選手たちを乗せたボートがセーヌ川を続々と下った。パリ大会のテーマなどに沿った趣向をこらした映像をはさみながら順次紹介され、日本選手たちは日本時間で午前4時頃に登場。降りしきる雨のなか、白いジャケットを着た日本選手たちは透明なカッパを身に着けて小旗を降るなどして待ちに待った大会が始まることを喜んだ。
旗手の2人も笑顔で大役を務めた。フェンシング女子の江村美咲(25)(立飛ホールディングス)が両手を振ると、その隣でブレイキン男子の半井重幸(22)(ダンサー名SHIGEKIX、第一生命保険)が日の丸をしっかりと掲げた。
ボートにはヨルダンやカザフスタンの選手らも同乗したが、海外でのオリンピックでは最大の規模の選手団を送り込んでいる日本は開会式の参加者も多く、一際目立っていた。
競技の本格開始を前に、選手らはエッフェル塔を見上げるなどしてパリを満喫している様子だった。
◇プロ野球セ・リーグ 巨人5-2DeNA(26日、横浜スタジアム)
この日、1軍に登録されたばかりの巨人新外国人、モンテス選手。
7回に代打で出場すると、マイナーで対戦経験があるDeNAのジャクソン投手と向き合います。2球目のまっすぐを打ち返し、ライト前への2塁打としました。
塁上では“ワイワイポーズ”。
「みんながやってたので、塁に出たらやろうと思ってました」と準備していたことを明かしました。
初ヒットの記念球は大切に保管し、アメリカに持って帰るとしたモンテス選手。日本式の応援には「すごく好きだなと思いました。この環境をエンジョイできると思う」としています。
26日のパリ五輪開会式で韓国が船上パレードで登場した際、現場のアナウンスが英語とフランス語で北朝鮮の正式名称である「朝鮮民主主義人民共和国」と誤って紹介した。
韓国の聯合ニュースによると、北朝鮮が登場した際は間違いなく紹介された。聯合は「北朝鮮だけ2回入場した荒唐無稽な開会式」と批判した。韓国の正式名称は「大韓民国」。
パリの街は開会式途中から徐々に雨脚が強まり、やがて本降りに。それでも演出に影響はなく、ぬれた路面や雨粒がライトで照らされると、幻想的な雰囲気が漂った。テニス男子のナダル選手らが船で運んだトーチの火は、強い風にも消えなかった。
凱旋(がいせん)門付近やシャンゼリゼ通りには人が集まってきたものの、雨を避けるため現地を離れる人が増加。近くのバーに駆け込み、テレビ観戦で盛り上がる人も多かった。
日本選手団も参加した水上パレードは大盛り上がり。一方で雨具を着たり、寒がる様子を見せたりする選手の姿も見られた。
プロ野球の後半戦が開幕。パ・リーグは26日、各地で3試合が行われました。
首位・ソフトバンクは初回から打線が躍動。2本の2ランホームラン含む4得点でゲームの主導権を握ると、そのまま勝利しました。5位・オリックスは先発の宮城大弥が2回以降持ち直し、四者連続三振含む12奪三振の好投見せるも打線が援護できず敗れました。
2位・ロッテは3回に連続ヒットと四死球で1点を先制。続く満塁の場面で高部瑛斗選手が走者一掃のタイムリー2塁打を放ち4点を手にしました。さらに8回にも岡大海選手がタイムリーを放ち2点を追加。11安打6得点で勝利しました。4位・楽天は先発の内星龍が制球定まらず失点。打線も好機を生かせず敗れました。
3位・日本ハムと6位・西武は接戦の投手戦に。日本ハムが5回に先制点を手にするも、9回の土壇場で西武が試合を振り出しに戻しました。そのまま延長12回でも決着つかず引き分けとなりました。
【26日のパ・リーグ結果】
◆ソフトバンク 5 - 1 オリックス
勝利投手【ソフトバンク】スチュワートJr.(5勝2敗)
敗戦投手【オリックス】宮城大弥(3勝6敗)
本塁打【ソフトバンク】山川穂高15号、正木智也1号
◆ロッテ 6 - 1 楽天
勝利投手【ロッテ】西野勇士(8勝5敗)
敗戦投手【楽天】内星龍(4勝7敗)
◆日本ハム 1 - 1 西武
オールスター明け、後半戦最初の試合となったプロ野球セ・リーグは26日、各地で3試合が行われました。
前半戦を首位で折り返した巨人は、DeNAと対戦。同点で迎えた5回、牧秀悟選手にソロホームランを許し勝ち越しを許しますが、直後の6回には大城卓三選手、8回には岸田行倫選手、泉口友汰選手のタイムリーなどで5得点。投げては先発の赤星優志投手が5回(81球)を投げ、2失点の投球内容で巨人が勝利を収めました。
2位・広島と最下位・ヤクルトとの対決。広島は2回に打者一巡となる一挙9得点を奪います。先発のハッチ投手はヤクルト・村上宗隆選手に2打席連続となるホームランを浴びるなど5回途中(80球)を投げ6失点しましたが、リリーフ陣がしっかりと抑え勝利しました。
5位の中日を本拠地で迎えた阪神は、初回に大山悠輔選手、野口恭佑選手の連続タイムリーで2点を先制をすると、7回には森下翔太選手が今季7号となる3ランホームランを放ちリードを4点とします。投げては先発・村上頌樹投手が6回、1失点の好投を見せ勝利を挙げました。
後半戦最初の試合を終え、首位をキープした巨人。1ゲーム差の2位で広島が追いかけます。また中日に勝利した阪神が3位に浮上し、DeNAが4位に転落となりました。
【26日のセ・リーグ結果】
◆巨人 5-2 DeNA
勝利投手【巨人】船迫大雅(3勝0敗)
敗戦投手【DeNA】ジャクソン(4勝6敗)
セーブ【巨人】大勢(1勝1敗15S)
本塁打【DeNA】牧秀悟15号
◆広島 9-6 ヤクルト
勝利投手【広島】黒原拓未(3勝2敗)
敗戦投手【ヤクルト】山野太一(1勝1敗)
セーブ【広島】栗林良吏(0勝3敗27S)
本塁打【ヤクルト】村上宗隆18号、19号
◆阪神 5-1 中日
勝利投手【阪神】村上頌樹(4勝7敗)
敗戦投手【中日】小笠原慎之介(4勝7敗)
本塁打【阪神】森下翔太7号
48番目入場の韓国、場内アナウンスが「北朝鮮」と紹介
パリ五輪は26日(日本時間27日)、セーヌ川沿いで開会式を行った。超異例の船による入場行進などの演出が話題となる中、各国の紹介時に韓国が北朝鮮と取り違えられる事件があり、韓国メディアから「お話にならない間違い」「でたらめ開会式」との声が上がっている。
韓国メディア「OSEN」は「華麗だが乱雑な開会式、場内アナウンサーがお話にならない間違い」という見出しで伝えている。韓国は陸上のウ・サンヒョクと水泳のキム・ソヨンが船に乗り、フランス語のアルファベット表記に従い48番目に入場したもののこの際、フランス語と英語で「朝鮮民主主義人民共和国」と紹介したのだという。「韓国と北朝鮮を混乱させる、お話にならない間違いが開会式を台無しにした」とした。
一方で北朝鮮が入場する際には、国名の取り違えはなかったという。韓国紙「イルガンスポーツ」は「韓国を北朝鮮と紹介したでたらめ開会式」と紹介。五輪チームを統括する大韓体育会は所轄官庁と論議の上、対応を協議しているという。
フランス・パリのセーヌ川で日本時間27日に行われたパリオリンピックの開会式。レディー・ガガさんやセリーヌ・ディオンさんが登場し、開会式を盛り上げました。
その開会式のクライマックスになったのが聖火台への点火。この日も、サッカーの元フランス代表のジネディーヌ・ジダンさんや、テニスのラファエル・ナダルさん、陸上の金メダリストのカール・ルイスさんなど豪華な聖火リレーが行われました。
そして、最終走者の柔道金メダリスト、リネール選手と陸上女子金メダリストのマリージョゼ・ペレクさんが、聖火台に点火。すると、その聖火台は気球として上空にゆっくり浮かびました。
パリの夜空に浮かび上がった気球にSNSでは、「まさか浮くとは思わなかった」や「聖火台が気球って、さすがフランスやなー」、「聖火台が気球でびっくり」などのコメントが寄せられていました。
また、聖火台が上空に浮いていることから、パリに点在する名所とコラボするような幻想的な様子も見ることできるかもしれません。
パリ五輪開会式に華を添えたレディー・ガガ、アヤ・ナカムラ、セリーヌ・ディオンらの出演料は「ゼロ」?!一部では1曲3億円の報道も…
パリ五輪の開会式が現地時間の26日、夏季五輪では史上初めてスタジアム外で行われた。205の国と地域の選手団の入場式はセリーヌ川を使っての船上パレードで、開会セレモニーも川沿いの歴史的建造物などで行われ、米国の人気歌手のレディー・ガガ(38)、フランスの世界的人気歌手のアヤ・ナカムラ(29)、米国の人気歌手で闘病中だったセリーヌ・ディオン(56)らが出演して華を添えた。だが、米コスモポリタンの電子版などによると、なんと出演料はゼロのノーギャラ参加だという。その理由は?
セリーヌ・ディオンが聖火台点火後に「愛の賛歌」を熱唱
異色の開会式だった。これまではスタジアム内で行われ、まず開会式のセレモニーの後に選手団の入場が行われるが、今回は映像によるプレビューの後に、すぐにオーステルリッツ橋付近から船上入場式がスタート。五輪発祥の地であるギリシャの選手団から、フランス語表記のアルファベット順に、大小90隻の観光船に乗った選手団のパレードが始まり、その途中にセーヌ川沿いのステージで式を盛り上げるセレモニーが催された。
最初に登場したのが、なぜかフランス出身ではないイタリア系米国人であるレディー・ガガ。胸元が強調される露出度の多いセクシーな黒のドレスで、ピンクのボンボンをもったバックダンサーと共にフランスが発祥の地である昔のキャバレーやミュージックホールをイメージしたパフォーマンスを披露。フランス語でシャンソンを熱唱。途中、ピアノまで弾いた。
再び入場式に移った後に登場したのが、フランスが世界に誇る人気歌手のアヤ・ナカムラ。黄金の衣装で、ユーチューブで9億回以上再生されたという代表曲「ジャジャ」などを歌った。
アヤ・ナカムラは西アフリカのマリ出身でフランスで育ったフランス人。ナカムラという名前から日系人かと思われがちだが、これは、ステージネームであり、日本とはなんら血縁関係はない。
そして開会式のクライマックスに登場したのが、闘病中のカナダ出身の世界的人気歌手のセリーヌ・ディオン。最終聖火ランナーの柔道100キロ級の代表で、過去に3つの金メダルを獲得しているリネールと、バルセロナ、アトランタ五輪の女子陸上短中距離で3つの金メダルを獲得しているぺレク氏が、直径22メートルの気球型の聖火台の土台に点火。気球型の聖火台が、パリの夜空に舞い上がったクライマックスにセリーヌ・ディオンがエッフェル塔下のトロカデロ広場で「愛の賛歌」を熱唱した。
豪華な世界的アーティストたちが開会式を彩ったが、実は、彼女らはノーギャラで出演したという。26日にコスモポリタン電子版やセレブリティニュースのページシックスなどが報じたもの。ゴシップ系サイトの「TMZ」は、病気からの復帰ステージとなったセリーヌ・ディオンの出演料は1曲を歌うだけで200万ドル(約3億1200万円)にのぼるとも報じていたが、ページシックスによると、パリ五輪の広報担当者が「一部のメディアの報道は違う。2024年パリ大会のセレモニーに出演するパフォーマーは、出演料を受け取らない。このような条件のもとで出演するという彼らの決断は、フランスとスポーツ界にとって歴史的なイベントの一部になりたいという彼らの願いを反映している」と断言したという。
またコスモポリタン電子版は、「パフォーマーという言葉が使われていることから、セリーヌ・ディオン、レディー・ガガが、報酬を受け取らないことが示唆されている。しかし、五輪側は、技術的な演出と慣例通りにパフォーマンスにかかる費用は負担する」と解説。
「彼らが報酬をもらっていないことは、衝撃的かもしれないが、最終的には、アーティストは利益を受けられるものだ」と伝えた。
歌手やアーティストがギャラゼロでも得ることのできる利益とは何なのか。実は、スポーツイベントでパフォーマンスをする歌手やアーティストに「特別な」報酬が支払われないのは五輪だけではない。
米国で最も大きなスポーツイベントであるNFLの覇者を決めるスーパーボウルでは超大物アーティストによるハーフタイムショーが毎年注目の的になるが、ここでも「特別なギャラ」は支払われていない。NFL側は、アーティストの宿泊・移動コストを含むショーに必要なすべての経費を負担するが、出演者全員に対してパフォーマーの組合が規定している報酬を支払うだけだとしている。組合の規定料金は、1日に1000ドル強(約15万7900円)とみられている。
なぜ世界的なアーティストが、それでもスーパーボウルに出演するのかというと、スーパーボウルを視聴する人数が他のイベントと比べるとはるかに多いからだ。2023年のスーパーボウルには、シンガーソングライナーのリアーナが出演し、1億2370万人がこれを視聴した。美容業界の分析によると彼女自身が手掛けるメイク商品にも注目が集まり、その日だけで、560万ドル(約8億6000万円)相当の広告効果があったという。レデー・ガガが2017年のスーパーボウルに出演した直後にはデジタルアルバムの売り上げが前日と比べて1000%増加した。
五輪の開会式は世界各国で放送され、スーパーボウルの視聴数をはるかに上回る。ノーギャラでも、ここに選ばれるだけで、その波及効果ははかりしれない。
セリーヌ・ディオンは、1996年のアトランタ五輪の閉会式にも参加しているが、コスモポリタン電子版は、「1996年の五輪でセリーヌ・ディオンが歌ったThe Power of the Dreamは、世界中で35億人が視聴した。一方、2024年のスーパーボウルの視聴者数は1億2370万人だった」とし「彼らはまわり道をしてお金を稼ぐのだ」と結論づけた。
歌手やアーティストが、多様性社会と平和の象徴のイベントでもある五輪参加に熱意と意義を感じていることは間違いない。それと同時に35億人の目に触れる効果も期待できる。彼女らがノーギャラでも参加したい価値が五輪にはある。
パリ五輪の開会式が現地時間26日、パリ市内のセーヌ川とその周辺を舞台に行われた。注目された聖火の最終点火者は柔道のフランス代表のリネールと、陸上女子短距離でバルセロナ五輪、アトランタ五輪で3つの金メダルを獲得したマリー・ジョゼ・ペレクさんの2人が務めた。
開幕前は最終点火者とうわさされた元サッカーフランス代表のジネディーヌ・ジダンさんはエッフェル塔下のトロカデロ広場で登場し聖火を受け取った。その後、総勢20人以上のオリンピアン、パラリンピアンの手を経て、ルーブル美術館近くに設置された聖火台へ。待っていたリネールとペレクさんが2人に渡され、一緒に聖火をともした。
その後の演出で聖火は気球と化してパリの夜空に浮かび上がった。“宙に舞う聖火台”は異例。五輪史上初めて競技場以外で行われた開会式は最後に仰天のサプライズが待っていた。
過去には八角形の上に乗せられた球体が点火の際は花のように開いた2021年東京五輪や、円形の直径10・8メートル、総重量8トンの可動式の聖火台が水中から浮かびスタンドに移動した00年シドニー五輪など趣向を凝らしたケースがあった。
◇五輪開会式 過去の演出
1964年東京五輪 開会式の終了間際に航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が青、黄、黒、緑、赤の五色のカラースモークで、空に五輪マークを描いた。
1984年ロサンゼルス五輪 聖火台の下部からジェットパック(=ジェット噴射装置)を背負ったスカイダイバーが現れ競技場内を“空中遊泳”。メインスタンド前のフィールドに設置された直径2メートルの円盤の上に着地した。
1992年バルセロナ五輪 マドリード在住のパラリンピック・アーチェリー選手のアントニオ・レボリョ氏が先端に聖火をつけた矢を放ち、約50メートル先の聖火台の真上を通過させて点火。炎が夜空を照らした。世界的な演出家のリック・バーチ氏が手がけた。
2000年シドニー五輪 豪州の先住民アボリジニ出身のキャシー・フリーマンが聖火の最終点火者。人口の池の水面に聖火を触れさせると炎の輪が浮かび上がった。そのままスタジアムに設置されたレールを70メートル移動し、スタジアム最上段で支柱と合体して高さ13メートルの聖火台になった。
2012年ロンドン五輪 映画「007」シリーズの主人公ジェームス・ボンドにふんする英俳優ダニエル・クレイグがエリザベス女王をエスコートする映像が流れた。会場上空のヘリコプターから2人を装ったスタントマンがスカイダイビング。その後、同女王が貴賓室に現れた。
2021年東京五輪 1824機のドローンが国立競技場の上空に登場。市松模様の大会エンブレムから地球の形へ変ぼう。最後に五輪マークを形取った。(全50競技を紹介した)パントマイムパフォーマーによる“実写版”のピクトグラムが披露され国内外で話題となった
北朝鮮はポルトガル、カタールの選手団と同じ船に乗って登場。2021年の東京大会は新型コロナウイルスの影響で参加を見送ったため、8年ぶりの夏季五輪出場となる。
開会式に参加した10人ほどの選手たちは、国旗を持った手を振ったり、飛び跳ねたりしながら、船上でのパレードを楽しんでいる様子だった。
◆都市対抗野球 第8日 ▽2回戦 北海道ガス1-11西濃運輸(26日・東京ドーム)
2回戦が行われ、4年連続4度目出場の北海道ガス(札幌市)は、西濃運輸(大垣市)に11―1で8回コールド負け。07年のJR北海道(現JR北海道クラブ)以来となる道勢8強入りを逃した。先発した右腕・大城祐樹(28)は初回に2失点を喫して4回途中で降板。計5投手をつぎ込んだが、踏ん張れなかった。
北見市出身の大城は、昨年苦しんだ腰痛を克服して臨んだが、全国の厳しさを思い知らされた。「もう少し投げたかったが、初回に2点取られてしまったのが反省。立ち上がりが得意でないことはデータにも出ている。改善しないと…」と肩を落とした。
NTT東日本(東京都)との1回戦では、北海道勢100勝目を挙げた。工藤賢二監督(49)は初の8強入りを逃した悔しさをにじませながら「1試合目はいいプレーをした。収穫のある大会でした」と話した。
パリ五輪の開会式で、船に乗りセーヌ川を進むウクライナ選手団ら=26日、パリ
トロカデロ広場に設置された大型モニターにセーヌ川船上のパレスチナ選手団が映し出されると、観客から歓声が上がった。選手たちは笑顔で手を振り、リラックスした様子。パレスチナ自治区ガザでは、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続いている。
パレスチナはイスラエルを大会から除外することを求めていたが、国際オリンピック委員会(IOC)などが却下。イスラエルの選手団も国旗を振りながらイタリアなどと同じ船に乗り、セーヌ川を行進した。
パリ五輪の開会式が日本時間27日、フランス・パリのセーヌ川で始まり、各選手団の入場は船に乗って登場するという形で行われました。
メインスタジアムの外で行われる異例となった開会式は、日本時間の午前2時半から始まり、日本選手団が乗っている船が現れたのは、約1時間半後の午前4時頃。ヨルダン、カザフスタン、ケニアの3か国と同じ船に乗って登場しました。
ブレイキンの半井重幸選手(ダンサーネーム・Shigekix)とフェンシングの江村美咲選手が旗手を務め、女子バレーボール代表の古賀紗理那選手らも笑顔で手を振りました。
しかし、選手たちは、降雨のためレインコートを着用。SNSからは「みんな体調崩さないと良いが」「オリンピック開会式見てるけど、雨が降っていて選手の皆さん船の上で大変そう」「船酔いも心配」などの声が寄せられています。
国際オリンピック委員会のバッハ会長は26日、パリ五輪開会式で「戦争や紛争によって分断された世界において、選手たちが一つになる。私たちは世界の平和をつなぐ大会の一員なのだ」とあいさつした。ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルによるガザへの攻撃が続く中で行われる「平和の祭典」の意義を強調した。
パリは近代五輪を創設したクーベルタン男爵の出身地で、100年ぶり3度目の舞台となる。「五輪の魔法を共有するためにパリ以上にふさわしい地はない」とも話した。
今大会は出場枠が史上初めて男女同数となり、新たにブレイキンが実施される。「全員が持続可能な五輪を経験することになる」と期待を込めた。
注目された聖火リレーの最終点火者はフランス柔道の象徴、テディ・リネールと、陸上女子短距離の金メダリストであるマリジョゼ・ペレクさんだった。
笑顔の2人は市内中心部のチュイルリー公園で今年100歳の自転車金メダリスト、シャルル・コストさんから聖火を引き継いだ。2人がつけた聖火台が、ゆっくりと空中に浮かび上がった。
リレーはサッカー元フランス代表のジネディーヌ・ジダンさん、テニスのラファエル・ナダル(スペイン)、陸上のカール・ルイスさん(米国)、体操のナディア・コマネチさん(ルーマニア)ら世界的名選手が国境を超えて集う、豪華な顔触れに。大会が目指す「多様性」を感じさせるものとなった。
パリオリンピックの開会式が7月26日行われた。
開会式がスタジアムの外で開催されたのは夏のオリンピック史上初めて。
この日は、時折強い雨が降るあいにくの天気だったが、セーヌ川の両岸を埋め尽くした32万人余りの観客は、水上で繰り広げられる演出に熱い視線を注いだ。
慣例にならってギリシャの選手団が先頭の船で入場すると、難民選手団が続き、フランス語の国名のアルファベット順に各国選手団が川を航行する。
バーレーン選手団が通過すると、セーヌ川上に浮かぶサンルイ島の先端に設置された階段に黒いドレスをまとったレディー・ガガさんが現れ、歌って踊りピアノを演奏して会場を盛り上げた。
選手団の入場は続き、合間合間に華やかな演出が披露された。
老舗キャバレー「ムーラン・ルージュ」のフレンチカンカン、フランス発祥のアクロバティック・スポーツ「パルクール」…。
日本選手団は93番目に登場、ブレイキンのSHIGEKIX選手とフェンシングの江村美咲選手が旗手を務め、選手たちが観客に向けて笑顔で手を振った。
各国選手団がオステルリッツ橋から6km下流にたどりつくと、式典の舞台はエッフェル塔前のイエナ橋に移された。
オリンピック旗が掲揚され、フランスのマクロン大統領が開会を宣言した。
そして迎えたクライマックスの聖火台点火。
聖火が灯るトーチを最初に手にしたのは、サッカー界のレジェンド、ジネディーヌ・ジダンさん。
トーチがテニス界のヒーロー、ラファエル・ナダルさんに渡されると、陸上界の英雄、カール・ルイスさん、体操界の妖精、ナディア・コマネチさん、テニス界の元女王、セリーナ・ウィリアムズさんをともない、ボートで移動。
その後、フランス女子テニス界の元世界ランク1位アメリ・モレスモさんから、フランスバスケのNBA元スター選手トニー・パーカーさんなどの手を渡り、最後は柔道の100km超級テディ・リネール選手と陸上で2大会連続金メダルのマリージョゼ・ペレクさんがチュイルリー公園にある気球型の聖火台に点火し、聖火台はパリの夜空を明るく照らした。
最後はエッフェル塔でセリーヌ・ディオンさんが「愛の賛歌」を熱唱し、フィナーレを迎えた。
パリ五輪が26日夜に開幕した。パリでは1900年と24年に続き、100年ぶり3度目の開催。市内中心部を流れるセーヌ川を舞台にした開会式は雨の中、大勢の観客に見守られ、200を超える国・地域の選手たちが船上で優雅にパレード。フランスのマクロン大統領が開会宣言し、聖火の最終点火者は同国出身で柔道男子のテディ・リネール、元陸上女子のマリジョゼ・ペレクさんの2人が務めた。
8月11日までの17日間で32競技329種目が行われ、約1万1000人が熱戦を繰り広げる。新型コロナウイルスの影響で1年延期された2021年東京五輪は原則無観客、22年北京冬季五輪は招待客のみで各種制限もあったが、スポーツの祭典は通常の姿に戻った。
国際社会の分断は、大会に暗い影を落とす。ウクライナに侵攻するロシアの選手は国を代表して参加できず、「個人の中立選手(AIN)」として15人のみエントリー。同盟国ベラルーシの選手と共に船上パレードへの参加は禁じられた。スポーツ界への被害も大きいウクライナ勢は、夏季大会では最少という約140人の出場。パレスチナはガザ地区への攻撃を続けるイスラエルの除外を求めたが、国際オリンピック委員会(IOC)などが却下した。
大会は「ジェンダー平等」を理念の一つに掲げ、女子が増えて選手数が史上初めて男女同数になる。東京五輪に続いて難民選手団が組織され、過去最多37人が臨む。
夏季大会で初めてとなる競技場外での開会式はテロなどが懸念されたが、セーヌ川周辺は厳しい立ち入り制限や厳重な警備態勢が敷かれ、大きな混乱はなかった。式典に先立ちフランス国内では高速鉄道網が破壊行為の被害に遭い、仏国鉄によると約80万人の移動に影響が生じた。
パリ五輪開会式(26日=日本時間27日)のハチャメチャぶりが話題となっている。
セーヌ川を舞台に行われた式典では、これまでとは異なり、冒頭から選手団が入場。船に乗って登場する斬新なスタイルで進行した。
演出面も大胆そのもの。フランス革命時に王妃マリー・アントワネットが幽閉されていたコンシェルジュリーで、窓際に斬首された赤いドレスを着た女性が自分の首を持って歌う衝撃の場面も。多様性を重んじることから、ヒゲをはやした美女ダンサーや、さまざまな体形、スタイルの演者が登場した。
また、フランスで人気を博しているシンガー・ソングライターのフィリップ・カトリーヌは、食事テーブルの上に全身青色で股間部分を飾りで隠しただけの姿で登場。ネット上では「カオスすぎる」「全裸おじさん」「おれたちひょうきん族の懺悔の神にしか見えない」などと衝撃の声が上がった。
レディー・ガガら大物歌手が登場するなど大いに盛り上がった一方で、ネット上にはコロナ禍で縮小化された東京五輪の開会式と比較する声も。「東京五輪はしょぼかった」「東京五輪とは規模が違った」「東京五輪、コロナじゃなかったら…。なんか悔しい」「めちゃくちゃすぎて、東京のほうがいい」など、視聴者らからは複雑な感情がこぼれていた。
100年ぶりにフランス・パリで行われる夏季五輪の開会式が26日に行われた。約4時間の式典は、史上初めてスタジアム外で実施され、映像を使った演出やリアルでの聖火リレーの様子がなされた。選手たちはパリ中心部を流れるセーヌ川を船で6キロをパレードして続々と入場。随所にフランス文化や歴史を盛り込んだショーもあり、世界中のテレビ視聴者に同国が世界に与えた影響を印象付けた。フィナーレは聖火が点火された気球が空中に浮く幻想的な演出の中、カナダ人歌手のセリーヌ・ディオンがエッフェル塔で「愛の賛歌」を披露した。
ただ、この日のパリの天気は雨だった。傘に打ち付けるような激しい雨で、野球であればプレーができないほどの天候。船でのパレードにはレインコートを羽織ったり、傘をさすなどして参加している選手が多数見られた。
ネット上では雨で体を濡らした選手のコンディションを心配する声が相次いだ。「正直、選手が雨に濡れてるけど…とか選手がいない所で聖火灯(とも)すんかい、とか思ったけど、1つのショーとしては素晴らしかったな」「オリンピック開会式すごかったな。選手入場の代わりに船でパレードってのも斬新だし、聖火台もまさかマジもんの気球になってるとは思わなかったよ…。土砂降りの雨になっちゃったのが残念ね。参加した人たちが風邪引かないかちょっと心配になった」などの投稿がX(旧ツイッター)に見られた。
また新型コロナ禍で無観客で行われた東京五輪開会式と比較する声もあり「今となっては、東京五輪の開会式はあれだけ事前にもめたのに本番はきっちりまとまっていたといえますね。パリ五輪のも演出のパーツは面白いのに全体の進行が散漫に感じられましたな」「パリ五輪の開会式、ラストまで見てても思ったけど、やっぱ別に東京が抜けて酷いってこともなかったし。あれはあれで良かったよなと改めて。まあ東京にしてもコロナ禍って制約があってのものだし」などの感想がXに記されている。
パリ五輪開会式でライトアップされたエッフェル塔=26日、パリ
パリオリンピックの開会式は26日午後7時半(日本時間27日午前2時半)に始まり、日本時間午前5時54分ごろ、エッフェル塔の下でマクロン大統領により開会が宣言された。注目された聖火は意外な形で、夜空にエッフェル塔との美しいコラボレーションを描いた。
宣言後に現れたのは、開会式の冒頭映像に登場していたジネディーヌ・ジダンさん。地元開催となった1998年のサッカー・ワールドカップ(W杯)で中心選手として活躍し母国をW杯初優勝に導いたスーパースターは、聖火を持ってパリを縦横無尽に動き回っていた謎のマスクマンから託されると、さらにテニスのラファエル・ナダル選手にバトンタッチ。するとエッフェル塔の灯りが消え、一斉に光が四方に放射されたり、塔が点滅したりする光のショーが展開された。
ナダルさんはいつの間にか聖火を手にボートでセーヌ川を移動。同乗していたテニスのセリーナ・ウィリアムズさんなども経由して聖火は再び地上に戻った。フランス出身の元NBA選手、トニー・パーカーさんらが受け継ぐなかランナーが徐々に増え10人以上の集団に。最後は柔道のテディ・リネール選手と陸上短距離のマリージョゼ・ペレクさん2人が受け取り、巨大な球体に火をつけると、球体は夜空に上昇を始めた。
エッフェル塔の中段付近にはセリーヌ・ディオンさんが登場。「愛の讃歌」を高らかに歌い上げるなか球体は空中に静止。その奥にエッフェル塔が輝き、美しいデェエットを奏でるようだった。
雨が降る中、エッフェル塔前にあるトロカデロ広場で行われた開会式=26日、パリ
※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦
※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦