“追記”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ロッテ6-10日本ハム」(21日、ZOZOマリンスタジアム)

 日本ハムが逆転勝ちで5連勝。前半戦を3位で終えてAクラスターンを決め、新庄政権では初、日本ハムとしても2019年(2位)以来、5年ぶりとなった。

 打撃戦となったが、清宮幸太郎内野手の「サイクル超え」となる2打席連続弾を含む4安打の大爆発で打ち勝った。

 ヒーローインタビューで清宮は1本目のホームランについて「みんなの気持ちが乗り移った。久々にいい感触で気持ちよかったです」とうなずき、2本目についても「いや~完璧でした」と、自賛した。

 前半戦はなかなか波にのれなかったが「前半戦なかなか力になれなかった。まだまだここから巻き返したい。もっともっと打ちたい。去年今頃は大型連敗中で、オールスターがあけてもなかなか抜け出せなかった。オールスター前連勝を途切れさせずに、オールスター挟んでも続けられるようにと思っていた」と、前を向いた清宮。オールスターについては「今年出ないんですが、僕も一緒にファイターズの選手の活躍を見守れれば。ぜひ応援してください」と、ファンに呼びかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ロッテ6-10日本ハム」(21日、ZOZOマリンスタジアム)

 20日からベンチを外れているグレゴリー・ポランコ外野手について、吉井理人監督が「ちょっと足が痛いのでお休みしています」と説明し、左ハムストリングの張りのためだとした。19日・2死二、三塁から代打で出場し、遊ゴロを放った際に負傷したという。

 ポランコは23日からの「マイナビオールスターゲーム2024」への出場が決まっており、本塁打競争のメンバーにも選出された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽天・浅村が3安打3打点の活躍で3連勝に貢献

21日、パ・リーグ公式戦3試合が行われた。ベルーナドームで行われた西武-ソフトバンクは、1-0でソフトバンクが投手戦を制した。両軍無得点で迎えた9回、2死二塁で栗原陵矢内野手が適時打を放ち均衡を破った。8回無失点のリバン・モイネロ投手が6勝目。敗れた西武は隅田知一郎投手が9回1失点の好投も打線の援護なく、借金は32となった。

ほっと神戸で行われたオリックス-楽天は、12-5で楽天が大勝した。楽天は浅村栄斗内野手が9号HRを含む3安打3打点をマークするなど、13安打12得点で3連勝。オリックスは先発・佐藤一磨投手が2回途中6失点と誤算だった。

ZOZOマリンで行われたロッテ-日本ハムは、10-6で日本ハムが勝ち、5連勝を飾った。日本ハムは清宮幸太郎内野手が2打席連続アーチを含む4安打3打点の活躍。9回は田中正義投手がロッテ打線を封じた。ロッテは投手陣が崩れ5連敗で前半戦を終えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兵庫県明石市で2001年、花火大会の見物客が歩道橋上で転倒し11人が死亡した事故から23年となった21日、遺族や丸谷聡子市長らが現場に設けられた慰霊碑を訪れ献花し、犠牲者を追悼した。

 自身も事故当日に家族で花火大会に行く予定だったという丸谷市長は記者団に「他人事ではない。風化させないようオール明石で取り組む」と強調した。

 事故の教訓を伝えるため19日に行われた市の新人職員研修では、次男智仁ちゃん=当時(2)=を亡くした下村誠治さん(66)が「再発防止が一番の思い。災害などいつ起こるか分からない危険に備えて」と訴えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

J1サンフレッチェ広島は21日、アウェー鳥栖戦に臨み、4―1で快勝し、2連勝を飾った。10勝10分け4敗で勝ち点は40となり5位。

 立ち上がりから攻め込まれる時間が続いた広島は前半21分、ゴール前でパスを受けたマルコスジュニオールが相手GKとの1対1を冷静に決めて先制。1点リードで折り返した。

 後半は開始早々の1分、守備陣が一瞬の隙を突かれて失点。その後は一進一退の攻防が続いたが、後半26分に松本泰志の強烈な左足のシュートで勝ち越し。同42分には加藤陸次樹のクロスに大橋祐紀が飛び込み、試合を決めた。後半追加タイムには途中出場の満田誠もゴールを奪った。

 決勝点を挙げた松本泰は「狙い通りのゴール。上位争いに入るために大事な試合だった」と喜んだ。(時間は速報値)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神12―3広(21日) 阪神、12得点で大勝

 

 

阪神が13安打、12得点で連敗を4で止めた。0―1の三回に佐藤輝からの5者連続適時打などで6点。六回も大山の7号2ランなどで6点を奪った。6回2失点の西勇が4勝目。今季最多失点の広島は連勝が3で止まり、2位に転落。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳥栖に勝利し、喜ぶ広島イレブン=21日、駅スタ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明治安田J1第24節最終日(21日・駅前不動産スタジアム=1試合)5位の広島が鳥栖を4―1で下し、2連勝で勝ち点を40に伸ばした。19位の鳥栖は2連敗となり、勝ち点23のまま。J1は一時中断し、8月7日から再開する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリックス・吉田輝星投手が21日、6年ぶりに夏の甲子園大会に出場を決めた母校・金足農の奮闘を喜んだ。「ずっと試合を見ていたんで、すごいうれしかったです」と笑顔を見せた。

 試合後、2年生エースで弟の大輝から「勝ったぜ!!」と連絡が来たことを明かし、「今LINEを返したところです」とうれしそうだった。

 出場が叶えば、甲子園のスタンドで観戦することが「夢」だと以前に話していた吉田。「日程が合ったらスタンドで見るつもりではいますけど。まずは甲子園で投げきるというのを楽しんでもらえたらと思います」とエールを送った。再び「カナノウ旋風」が甲子園を席巻するかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(21日、第106回全国高校野球選手権栃木大会3回戦 青藍泰斗7―2佐野)

 佐野は昨夏に続く3回戦進出。勝てば67年ぶりのベスト8だったが、昨夏と同様に青藍泰斗の壁に阻まれた。

 エースで4番の松井悠人(3年)ら、昨夏の主力も多く、快挙達成が期待された。しかし気持ちが入りすぎたのか、投手陣が与四死球11。不必要な点を許した。それでも主将宮田光(3年)の長打などで反撃し、最後までシード校にくらいついた。大嶋俊彦監督は「何とか粘って試合をつくってくれた」と選手たちをねぎらった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明治安田J1リーグは21日、佐賀県鳥栖市の駅前不動産スタジアムで第24節の残り1試合が行われ、5位の広島は鳥栖を4―1で下した。2連勝で勝ち点40。鳥栖は2連敗で19位に後退した。
リーグ戦は中断期間に入り、8月7日に再開する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神12-3広島」(21日、甲子園球場)

 阪神は先発野手全員適時打と打線が爆発し、13安打12得点で連敗を4でストップ。前半戦の最終戦を白星で締めた。21年から4年連続の貯金ターンとなった。

 打線は1点を追う三回、先頭の梅野が左翼線への二塁打で好機を演出。西はスリーバント失敗となったが、近本が四球でつなぎ1死一、二塁に。中野の適時打で同点に追いつくと、森下は三ゴロに倒れたが、佐藤輝が適時打を放ち、勝ち越しに成功した。勢いは止まらず、大山、前川、木浪、梅野と5者連続適時打で打者一巡の猛攻。一挙6得点で相手先発の九里を2回2/3で引きずり下ろした。

 4点リードの六回には先頭の木浪が矢崎から死球を受け出塁。梅野が安打でつなぐと、代打・野口は三ゴロで1死一、三塁に。中野が右前打で満塁とすると、森下が左翼フェンス直撃の2点適時打を放った。佐藤輝が犠飛でさらに1点を追加し、なおも2死三塁となると、大山が左翼スタンドへとどめの2ラン。この回も一挙6得点で一気に突き放した。

 先発の西勇は二回に3連打で先制を許したが、以降は粘りの投球を披露。五回も失点したものの、最少失点で抑え、6回9安打2失点。今季4勝目を挙げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神12-3広島」(21日、甲子園球場)

 広島が逆転負けを喫し、連勝が3でストップ。今季初の2桁失点を喫し、甲子園での連勝も6で止まった。勝てば18年以来6年ぶりの首位ターンだったが、この日勝った巨人に抜かれ2位で前半戦を終えた。

 先発・九里が大誤算だった。1点リードの三回。1死一、二塁から中野に左翼線への同点適時打を献上。その後、2死一、三塁となり佐藤輝に右前への勝ち越し打を浴びる。続く大山、前川、木浪にもタイムリーを浴びたところで降板。今季最短2回2/3を6安打6失点の乱調だった。

 六回には矢崎が大山に2ランを浴びるなど、6失点。七回には2年目・長谷部がプロ初登板。1回を無安打無失点に抑える好投を見せた。

 打線は二回に矢野が、チーム56イニングぶりの適時打となる内野安打で先制に成功。今季3度目の対戦だった西勇から今季初得点を奪った。五回には秋山が左中間を破る適時打を放つなど反撃。九回にも1点を返したが、及ばなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第106回全国高校野球選手権新潟大会 ▽準々決勝 中越7―3佐渡(21日・ハードオフ新潟)

 4回戦でシード校・関根学園を破り、16年ぶりに8強入りした佐渡が中越との準々決勝に臨み、3―7で敗れた。

 佐渡は5回、2死一二塁の場面で3番・山本空右翼手(3年)が左前適時打を放ち、失策も絡み2点を先制も、直後の6回に4点を取られ逆転された。9回にも3点を追加され5点差に突き放された。

 2―7で迎えた9回裏、安打と四球で無死満塁のチャンスから9番・渡辺健太遊撃手(2年)の三ゴロの間に1点を追加する粘りを見せたが、一歩及ばなかった。前山隼人監督(37)は、「細い勝ち筋かもしれないが、つながると信じて頑張ってくれた」とナインをたたえた。

 同校は、マネージャーを含めた部員36名全員が佐渡島出身。練習試合で島外に出る場合は、いつも2時間半フェリーに揺られて本州へ渡る。この日、選手たちは前泊して会場入りし、応援の保護者や同級生は5時半出港の始発便で駆けつけた。末武皓健内野手(2年)の母・真紀子さん(48)は、「始発の時は朝の3時に起きてお弁当を作っている親御さんもいる。帰りの便も試合時間を見ながら考えないといけない」と島ならではの苦労を語った。

 島民の思いを背負って臨んだ今大会。関根学園戦も8回に同点、9回にサヨナラという粘りの1勝だった。敗れはしたが、この日も9回に1点をもぎ取った。ナインの最後まで諦めない姿勢は、支えてくれた人たちに必ず伝わっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○ 阪神 12 - 3 広島 ●
<16回戦・甲子園>

 阪神は打線が13安打12得点と爆発し連敗を「4」でストップ。前半戦を貯金1で折り返した。

 2試合連続完封負け中の虎打線が突如、牙をむいた。1点を追う3回、2番・中野の左前適時打で追いつくと、これが17日の巨人戦(東京ドーム)の5回に1点を奪って以来、27イニングぶりの得点となった。

 なおも二死一、三塁で4番・佐藤輝の右前適時打で逆転。さらにここから、5番・大山の中前適時打、6番・前川の左前適時打、7番・木浪の右前適時打、8番・梅野の中前適時打が飛び出し、5連続含む6本の適時打で一挙6点のビッグイニングとした。

 4点リードの6回も1番・近本の右前適時打、3番・森下の左越え適時二塁打などで4点を加え、なおも二死三塁で大山が仕上げの一撃。左翼席へ飛び込んだ7号2ランは、チームにとって14試合ぶりとなる本塁打となった。

 3回に続き6回も一挙6点のビッグイニングとし、計13安打12得点の猛攻でスタメン野手全員安打&打点を記録。打線の援護を受けた先発・西勇は6回9安打2失点の粘投で4勝目(3敗)を挙げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ロッテ6-10日本ハム」(21日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテは逆転負けを喫し、5連敗。2試合連続2桁失点とし吉井理人監督は「土日、満員のお客さんが来てくれたんですけど、みっともない試合をしてしまって本当に申し訳なかった」と悔やんだ。

 1-4の五回には、ソトの今季12号3ランなどで逆転。5-4の六回1死からは、藤原が今季1号ソロを右翼席にたたき込み、リードを拡大した。だが七回。4番手・コルデロが崩れ、清宮の勝ち越しソロを含む3安打1四球で3失点。逆転を許した。6-7の九回から登板した益田も、2死から連打で1点を献上すると、清宮に2ランを浴びた。

 チームは、首位・ソフトバンクに10ゲーム差の2位、貯金は6で前半戦を終えた。指揮官は「ここ数試合ちょっとだらしない戦いになっちゃったんで、みんな頑張ってないようには見えますけど、本当ここまで選手達はよく頑張ってくれた。打線も毎回変わる中、できることに集中してやってくれましたし、先発投手も波はありましたけどゲームをつくってくれました。リリーバーも鈴木なんか本当頑張ってくれてます」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ロッテ6-10日本ハム」(21日、ZOZOマリンスタジアム)

 日本ハムが逆転勝ちで5連勝。前半戦を3位で終えてAクラスターンを決め、新庄政権では初、日本ハムとしても2019年(2位)以来、5年ぶりとなった。打撃戦となったが、清宮幸太郎内野手の「サイクル超え」となる2打席連続弾を含む4安打の大爆発で打ち勝った。

 監督就任以降初となるAクラスターンとなったが「前半終えて、正直もうちょっと貯金(現在は4)は欲しかった。2桁は。前半の勢いからしてみたら」と率直に語りつつ「交流戦で苦しい戦いして、借金3までいって。で、また前半戦の戦い方を今できて。なんならこのオールスター休みいらない」と、現在の勢いには手応えを口にした。

 後半戦はメンバーを固定していくか?と問われると「本当は固定していきたい。ていうか今年はそんなにいじくってない。今までがいじくり過ぎてたから。で、打線ちょっと変えて負けたら、YouTuberとかに、いじりすぎとか。いやいや、そりゃ変えるやろと。データとかあるしね。で、勝ったら勝ったで何も言わない。いや、考えながら、もの凄く1日中考えながら打線組んで、自信を持って送り出してます」と強調した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ ロッテ6―10日本ハム(21日・ZOZO)

 ロッテは今季の前半戦最終戦を2日連続2桁失点となる大敗で落とし、5連敗の貯金「6」で今季を折り返した。

 打線はソトが3ランを含む4打点でリーグ独走62打点と気を吐いた。一方、若き主砲として期待される安田、山口を6、7番で並べたが、チャンスで1本が出ず、吉井監督は「若い子が1本出せたら、もっと楽勝のゲームだったので、そこは頑張ってレベルをあげていってほしい」と奮起に期待した。

 4回1/3を投げて4失点だった先発・石川歩については「よくあそこまで頑張ったと思います。代えるタイミングはこっちの判断なので、彼のせいではないです」と指揮官。救援陣が誤算で、2点リードの7回には4番手・コルデロが清宮に勝ち越しソロなどを浴びて3失点し、9回には守護神・益田も清宮に2ランを被弾し、突き放された。

 痛恨の同一カード3連敗で3位・日本ハムとは1ゲーム差になり、首位ソフトバンクとは再び10ゲーム差に広がった。吉井監督は「土日、満員のお客さんが来てくれたんですけど、みっともない試合をしてしまって、本当に申し訳なかったなと思います」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ 西武0―1ソフトバンク(21日・ベルーナドーム)

 あと1歩、届かなかった。1点を追う9回。2死満塁と一打サヨナラの好機をつくったが、西川が中飛に倒れて万事休す。渡辺GM兼監督代行は「チャンスを作れたのは大きいが、そこからの1本だと思います」と悔しがった。試合前まで4戦2敗と苦手のモイネロを打ちあぐね、8回まで三塁を踏めず。好投の隅田を援護できなかった。

 ソフトバンクとの対戦成績は4勝13敗となって今季の負け越しが決まり、球宴を前に自力でのCS進出の可能性が消滅した。それでも投手では渡辺、菅井、青山らが先発で好投し、野手では西川、山村らが先発で出場する機会が増えるなど若手が台頭してきた。「個の力でこの状況を打破するというのは難しい、チームが一つになって一枚岩でやっていかないとと思いますし、それをできるメンバーは今いると思う。やっぱり、勝たないことには始まらないのでね、こういう状況の中でもファンの方もすごく応援してくださってるので、我々もプロとしてそれに応えなくてはいけないので、このままでは終われない。選手もみんなそう思っています」と渡辺GM兼監督代行。ファイティングポーズを崩すことなく、後半戦を見すえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソフトバンク・小久保裕紀監督が21日、前半戦の総括会見を行った。チームは87試合で55勝29敗3分けで、2位のロッテに10ゲーム差をつけて首位を独走。就任1年目の指揮官は現時点で「ポイントになったゲームは3試合。5月5日(西武戦)、5月28日(巨人戦)、7月7日(楽天戦)ですね」と明かし、主力の柳田が離脱した中で若手が台頭する状況などを踏まえて振り返った。

 

 主な一問一答は下記の通り。

 (テレビ会見)

 ―前半戦首位

 「もちろん、今シーズンが始まるにあたって、パ・リーグ優勝、日本一っていう目標を掲げてのスタートだったので、それに向けては一番近い位置にいる認識です」

 ―ここまでを振り返って

 「目標を掲げて、じゃあそのために何をするかという戦術を考えるわけですけども、途中で当然けが人も出たりとか、状態の上がらない選手がいたりとか、あとは計算通り思ったように活躍してくれる選手がいた中で、その日の試合をどういうふうなプランでいくのか。ポイントになったゲームは3試合あるかなっていうふうに思いますけど。そこは勝ちきることができている」

 ―ポイントになった試合

 「5月5日(西武戦)、5月28日(巨人戦)、7月7日(楽天戦)ですね」

 ―柳田選手のけがは大きかった

 「一年間レギュラーとして考えていた選手。もちろん、その選手がいなくなるということで、その時は一度選手を集めて全体で話はしましたけども。その穴を埋める必要はないよ、という話を選手にしました。開幕当初に話した各々がプロフェッショナルとして替えの利かない人材になりなさいっていうことだけを考えてやってくれって中で、柳町とか正木とかが替えの利かない人材になってやろうという姿は見えますよね」

 ―前半戦で成長を感じた選手

 「1人の選手ってわけじゃないですね。投手が弱い、弱い、って言われたオフだったんで。投手の中でも先発陣ですね。実際、軸になってきているのがモイネロであり、カーター(スチュワート)であり、大津。もちろん、有原は別格ですけど。彼らが初めての先発のチャレンジ。カーターは初めてじゃないですけど。ここにきてチームのローテーションとして回れるのが見えてきているなというのが前半戦だと思います」

 ―前半戦のMVPは

 「1人を挙げるのは無理ですね」

 ―後半戦期待の選手

 「全員です。8月、9月が本当の戦いなんで。最後ゴールを切るための最後の戦いが8月、9月。暑くなってからが本当の勝負。この暑さに強い選手になるのがこの世界で活躍するポイントだと思う」

 ―4年ぶりリーグVへファンにメッセージ

 「実際、現状ね、いい位置にいるのは間違いないんで。今年の目標をしっかり達成できるように、後半戦も緩めることなく戦っていきたいと思います」

 (記者囲み)

 ―ポイント3試合はいずれも4連敗を阻止した試合

 「もろもろ考えた時にきょうを落とすとって話ですね」

 ―4連敗が一度もない

 「検証的に逆やったらどうかっていうのができないのでわからないんですよ。自分自身がポイントと思って挑んだ試合はそれだと。それが勝ったか負けたかは。勝ったけど、結果的に。そこは一応、落としていないなっていう」

 ―ポイント3試合は特に勝ちにいくと強く思った

 「そうですね。だからといって特別なことをしたとかまでは覚えていないですけど。絶対に負けられないなと思って入った試合は、今のところ、その3つですね」

 ―正木選手や柳町選手が競い合う。環境をつくった

 「環境はつくってない。柳田がいなくなったことで勝手にできたっていうだけ」

 ―2軍から広瀬選手ら

 「広瀬もセカンド2人、レギュラーが。そこでつかんだのは本人たち。こいつで今年はやろうというか、こいつを伸ばそうと思って、実力は下やけどもチームの将来のために使おうといって整えるのはこっちができることですけど、そこはしていないです。まだというか誰にもしていないです」

 ―7月に山川選手、近藤選手が苦しんでいる。我慢して使い続けることは大事。彼らが今後のカギ

 「別に特別どうこう動くつもりは全く。必要な時に必要な判断をするのが私の仕事なんで。今はそのときじゃない」

 ―1軍監督1年目で発見や新たな考え

 「新たな考えというか、ホークスで決めているルールがあるんで。それは主力とか若手関係なくやりなさいねってことはみんな守っているんですよ。それは大事なことなんで。守らせるのが首脳陣の役目なんで。首脳陣が注意できる環境にあるのがいいことですし、主力だから見過ごすとか言いにくい選手には言わないというのが一番組織として良くないと思う。それ以外はどうぞ自由にしてくださいって。そのホークスの一員だという枠の中で自由に動いてくださいねって。そこからはみ出ている選手はいない。外よりも自分たちの中をちゃんとしないといけない。今年掲げているチーム内ルールは全員守っている」

 (続けて)

 「そういう点でいくと走塁に関して非常に高いレベルで2軍、3軍、4軍の選手が見習う走塁はずっとできている。それはホークスの武器でもあり、決められたルールでもあるんで」

 ―シーズン開幕時点で2位との大差は想像できていたか

 「いや、星勘定は全然しないんで。どのぐらいとかも考えていない。ただ、そのゲームに入るにあたってきょうの投手とこっちの感じではこんな感じやからというのは毎試合シミュレーションするので、それにそってゲームプランをつくっている。あとは負けゲームは、優勝するチームでも50敗ぐらいするんで。負けた時に何か一つでもお客さんに持って帰ってもらおうという思いはずっとあります。唯一(見どころが)ゼロ、ゼロって言い方はおかしいけど、なかったのは1試合だけなんで、はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

J1サンフレッチェ広島は21日、アウェー鳥栖戦に臨み、4―1で快勝し、2連勝を飾った。10勝10分け4敗で勝ち点は40となり5位。

 立ち上がりから攻め込まれる時間が続いた広島は前半21分、ゴール前でパスを受けたマルコスジュニオールが相手GKとの1対1を冷静に決めて先制。1点リードで折り返した。

 後半は開始早々の1分、守備陣が一瞬の隙を突かれて失点。その後は一進一退の攻防が続いたが、後半26分に松本泰志の強烈な左足のシュートで勝ち越し。同42分には加藤陸次樹のクロスに大橋祐紀が飛び込み、試合を決めた。後半追加タイムには途中出場の満田誠もゴールを奪った。

 決勝点を挙げた松本泰は「狙い通りのゴール。上位争いに入るために大事な試合だった」と喜んだ。(時間は速報値)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いわてグルージャ盛岡に所属する西大伍が7月21日、自身の公式Xを更新。同日に行なわれたJ3第22節・カターレ富山戦で思うところがあったようだ。

「今日の試合はたまたま知り合いと富山ベンチの裏で見てたんだけど」と書き出し、この日はメンバー外だった36歳は、次のように記す。

「審判への抗議をしている富山ベンチに対してスタンドの岩手サポーターから黙れって野次が飛んだんだ。それに対して富山のスタッフの方は敵意剥き出しの目でしばらくそのサポーターを睨みつけてたの」


良い気分はしなかった。「それ見てこれは良くないなと思った。今日はたまたま富山ベンチでそれが見えただけで、もちろん自分のチームでもあるかもしれないんだけど、かなり嫌な気持ちになったよ」と続ける。

敵も味方も関係なく、ファン・サポーターへの思いがある。「相手チームだからってことじゃなく岩手ベンチで起こってても同じ気持ちだったと思う。お客さんはどちらのサポーターだとしても、サッカー界のお客さんだよね」と綴った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広島が決定力で相手を上回った。決勝点を決めた松本泰は「きつかったが、上位争いに入っていくための大事な試合。勝ててよかった」と汗を拭った。
ロングボールから奪った先制点と同じように、一瞬の隙を突いた。同点の後半26分、相手のクリアミスに新井が反応し、ペナルティーエリア内で受けた松本泰が冷静に切り返した後、左足を鋭く振り抜いた。「ボールがうまく乗った。狙い通りのゴールだった」
特別な思いもあった。最終ラインを支える佐々木が体調不良で欠場し、代わって自身が入団したのと同じ2017年、トップチームに加わったイヨハが先発した。下部組織出身で、今季期限付きから復帰したイヨハにとって、広島でのJ1デビュー戦。松本泰は「やっと同じピッチに立てた。気持ちも高ぶっていたので、勝てたのが何よりよかった」。守備で貢献したイヨハも「最低限、やれることはできたかな」と一息ついた。
チームは中盤の選手が海外移籍し、負傷者も相次いでいる。順位は5位のままだが、上位とは勝ち点差を詰めた。中断期間を挟んでも、この勢いをつなげなければならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤ8―7D(21日) ヤクルトがサヨナラ勝ち

 

ヤクルトが2点を勝ち越された直後の延長十一回にサヨナラ勝ちした。長岡の2点打で同点とし、オスナが左前に殊勲打。DeNAは九回にオースティンの2点本塁打で追い付き、十一回に佐野の2ランで追い越したが、逃げ切り失敗。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巨人、ソフトバンクが首位ターン=プロ野球

プロ野球は21日、各地でセ・パ両リーグの計6試合が行われ、オールスター戦前の前半戦が終了した。セは巨人、パはソフトバンクが首位で折り返した。
巨人は中日に4―1で快勝。阪神に3―12で敗れた広島と入れ替わり、首位に浮上した。1位から4位阪神まで3.5ゲーム差以内にひしめく混戦。ソフトバンクは西武を1―0で下し、日本ハムに6―10で屈した2位ロッテとのゲーム差を10に広げた。
オールスター戦は23日にエスコンフィールド北海道、24日に神宮球場で行われ、26日にペナントレースが再開する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヤクルト8-7DeNA」(21日、神宮球場)

 DeNAが逆転サヨナラ負けで2連敗。シーソーゲームを制することができず、貯金3の3位で前半戦を折り返した。

 2点を追う九回、オースティンが左越えに15号同点2ラン。試合を振り出しに戻すと、延長十一回に佐野が左中間へ5号勝ち越し2ランを放った。しかしその裏、7番手で登板した京山が4安打を集中されてリードを守れなかった。

 打線は1点を追う二回、牧と宮崎の2者連続アーチが飛び出し逆転に成功。しかし、粘り切れず主導権を握れない。その裏にすぐさま同点とされ、三回に度会の押し出し死球で勝ち越すも、四回、五回に1点ずつ奪われ、再びリードを許した。

 先発のケイは五回途中で降板。七回には3番手・ウィックが赤羽に5点目のソロを浴びた。

 

 

 

 

 

 

 

 

堀井学衆院議員=自民離党、比例北海道=側が、選挙区内の複数の有権者に香典を渡したとされる公選法違反事件で、東京地検特捜部が堀井氏から任意で事情聴取したことが21日、関係者への取材で分かった。事件に関する認識などを確認したとみられる。

 特捜部は香典を持参したとされる元秘書らを既に複数回聴取。18日には、公選法違反容疑で東京・永田町の堀井氏の議員会館事務所や、北海道登別市の自宅などを家宅捜索していた。

 事務所関係者によると香典の額は1万~数万円で、枕花を送った疑いもある。香典の金額はLINEのグループチャットで協議したとみられる。堀井氏は事務所内で違法性を複数回指摘されたが「慣例としてやってきた。いきなりやめることはできない」とし、提供を続けるよう指示していたという。

 有権者に対する違法な寄付は公選法などの規定で時効は3年とされており、特捜部は2022年ごろを集中的に捜査し、裏付けを進めているもようだ。堀井氏は派閥から計2196万円の還流金を受領。政治資金規正法違反容疑の告発状も出されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヤクルト8-7DeNA」(21日、神宮球場)

 高津ヤクルトが逆転サヨナラ勝ち。DeNAとの打ち合いを制し、2連勝で前半戦を終えた。負ければ自力優勝の可能性が消滅していただけに、後半戦につなぐ大きな1勝となった。

 5-3の九回に同点に追いつかれ、延長十一回に2点を勝ち越された。しかし、その裏に反撃。丸山和の中前打と代打・青木の左二塁打で無死二、三塁とすると、長岡の右前2点打で追いついた。なおも1死満塁と攻め、オスナが左前にサヨナラ適時打を放った。

 先発の奥川は「何としても勝ちたい」とマウンドに向かったが、味方の援護を生かすことのできない苦しい投球。立ち上がりは無失点だったが、1点を先制した直後の二回には牧&宮崎に連続被弾して逆転を許した。

 それでも味方がすぐに同点にしたが、三回には押し出し死球で再び勝ち越しを許した右腕。前半戦最後の試合ということもあり、ベンチには先発・ヤフーレも入っており、四回に好機で打席が巡ってきたところで代打が送られて降板。4回6安打3失点3四死球でマウンドを降りた。

 一方の打線は、奥川に代わって代打を送られた増田が同点適時打を放った。さらに五回には2死一、二塁から、20日に同点弾&勝ち越し弾を放っていた好調・オスナが勝ち越し適時打。七回には先発に抜てきされた赤羽が今季1号で大きな1点をもぎ取った。

 今カードは初戦から両軍33安打の打ち合いに発展するなど、強力打線同士のぶつかり合いになった。最下位で前半戦をターンするヤクルトにとって、連勝で向かう後半戦。弾みはついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

公園に連れて行っても“無表情で立ちすくむ”だけ…今の子どもたちが「ボール遊び」も「缶蹴り」もできなくなった恐るべき理由  「そもそも人とどう付き合っていいかわかっていない。だから先生が既存の友達の輪に入れても仲良くできないんだ」(50代・保育園の園長)…令和を生きる子どもたちが「ボール遊び」も「缶蹴り」もできなくなってしまった理由とは? ジャーナリストの石井光太氏の新刊『ルポ スマホ育児が子どもを壊す』(新潮社)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む)  《衝撃》缶蹴りのできない子どもたち    なぜ子どもたちボール遊びができなくなったのか? 写真はイメージ ©getty  ×  ◆◆◆  公園で立ちすくむ園児   東京都の保育園で働く40代の女性の先生の体験談を紹介しよう。   この先生は、短大を卒業後、4年ほど保育士として働いていたが、結婚を機に専業主婦をしていた。子育てが一段落した頃、元同僚で、今は園長になった先生から園で働かないかと声がかかり、20年ぶりに保育士として復職したのだ。   その保育園は、駅前の商店街のビルの中にあった。園庭がないため、外遊びをするには「お散歩カート(柵付きの台車)」に子どもたちを乗せ、近所の公園まで連れて行かなければならない。   そうやって公園に到着し、子どもたちをお散歩カートから降ろした時、先生の目の前には20年前とはまったく違う光景が広がった。子どもたちが無表情で立ちすくみ、動こうとしないのだ。   保育士になったばかりの時の経験では、先生が遊び場へ連れて行くと、子どもたちは大声を上げて駆けだし、思い思いに好きな遊びをしたものだった。何人かは追いかけっこをし、何人かは砂場でおままごとをし、何人かは虫探しをする。外遊びの時間が過ぎて、先生が「帰りますよ」と声をかけても、みんな聞こえないふりをして遊びつづける。   しかし、久しぶりに見た子どもたちは違った。何人かがとぼとぼと遊具の方へ向かっただけで、半数以上の子たちは何をしていいかわからないといったようにじっとしているだけなのだ。   先生は動揺して言った。  「何でも好きなことしていいのよ。ボール持ってきたからこれで遊ぶ?」   子どもたちは反応を示さない。中には「疲れるから嫌」と言う子もいた。先生が手を取って滑り台へ連れて行っても、彼らは興味なさそうに淡々とこなすだけだった。この日の夕方、保育園のミーティングで、先生は公園での出来事を話した。すると、園長から次のように言われた。  「今の子どもは、あなたが知っている時代の子どもとはまったく違うと考えてください。彼らは外で自由に遊んだ経験がないので、遊び方がわからないのです。大人がルールを教えて、これをこのようにしなさい、と言えばやれるのですが、自分で遊びを考えて、みんなとルールを共有してやるといったことができない。だから、公園に連れて行くだけでは、どうしていいかわからずに戸惑ってしまうのです」   昔は“遊ぶのは子どもの仕事”と言われていた。子どもは遊び道具がなくても、公園に落ちているビニール袋や、木の枝を見つけて、そこから自分たちで遊びを考え出したものだ。「缶蹴り」などはそうやって生まれた遊びだろう。それが一体どうしたのか。   先生は戸惑いながら尋ねた。  「公園で私の方からタスケ(三歩ドッジボール)などいくつかの遊びを提案しました。でも、乗ってくる子はどれも2、3人で、みんなで何かをやろうということになりませんでした。あれはなぜなんですか」   園長は答えた。  「昔はタスケを知らない子でも、知っている子にルールを教わってやっていましたよね。でも、今の子はコミュニケーションを取るのが苦手で、やり方を教えてくれと言ったり、ルールを他の子に説明したりすることができません。だから、先生が個別にやり方を教えた上で先導しなければ、なかなか動こうとしないのです」   友達の輪を作れない。そう言われ、先生は20年ほどの間に保育の仕方がまったく変わったことを認めざるをえなかった。  遊ぶのが恐ろしい   今回インタビューをした保育園、幼稚園の先生たちの大半が、「遊び方を知らない子どもが増えた」と口をそろえた。   本来、遊びの形なんてあってないようなものだろう。全国的に広まっている定番の遊戯はあるにせよ、子どもたちにしてみれば、公園でも道路でも思い思いに好きなことをやって、楽しいと感じれば、それはすべて遊びだ。その点において子どもは遊びのプロなのだ。   しかし、その遊びができない子が増加しているという。先生方はどういうところからそれを感じているのか。2人のベテラン先生の言葉を紹介しよう。   まずは、保育園の園長(関東、50代男性)の言葉である。  「人と遊ぶことが苦手な子が増えたね。昔の子には、どんなことでもみんなでやるのが楽しいという共通感覚があった。だから、子どもたちは自然と友達の輪を作り、自分たちで遊び方を決めて、ヘトヘトになるまでやった。けど、今は一人遊びをすることが増えた。友達の輪を作らないで、けん玉や積み木のように単独でできることを黙々とやる。こういう子たちは、人と遊んだ経験が少ないので、周りの子たちと一緒に何かをすることに興味を持てないんだと思う。そもそも人とどう付き合っていいかわかっていない。だから先生が既存の友達の輪に入れても仲良くできないんだ」   次は、別の園長(関東、40代女性)の言葉だ。  「知らない遊びをするのを怖がる子が多くなりました。家でやったことのある遊びなら普通にする。でも、友達が新しい玩具を持ってきたり、新しい遊びをやろうと持ちかけたりしても、黙ってじっとしている。なんでやらないのかと尋ねると、そういう子は『(遊び方を)知らないから』と答えます。新しいことに興味を持って、やり方を教えてもらおうという意欲がないのです。   私の推測ですが、そういう子たちは自分で楽しいことを見つけ出して、ドキドキしながらやった経験が乏しいんじゃないでしょうか。新しいものを発見する喜びとか、それをする時のワクワク感を知っている子は、どんどん新しいことをやろうとしますが、その経験がない子は見向きもしないのです」   他にも大勢の先生方が、遊ぶことに消極的な子が増えていると指摘していた。遊びに対する考え方や価値観が変化しつつあるのかもしれない。  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ ヤクルト8×―7DeNA(21日・神宮)

 ヤクルトが11回表に2点を勝ち越されながら、その裏に劇的な逆転サヨナラ勝ち。借金11の最下位ターンながら、2カード連続の勝ち越しで前半戦を締めくくった。

 10回から登板した小沢が、2イニング目の11回に佐野に2ランを被弾。しかし、その裏に先頭の丸山和と代打・青木の連打で無死二、三塁とし、長岡が右翼線に同点打。さらに相手のミスや敬遠四球などをはさみ、最後は1死満塁でオスナが左前にサヨナラ打を放った。

 オスナは前日の2発3打点に続く殊勲。2日連続のお立ち台で「後半戦も全員で優勝に向かって頑張る」と、4時間31分の激闘を見届けたファンに巻き返しを誓っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERA セ・リーグ ヤクルト8X―7DeNA(21日・神宮)=延長11回=

 DeNAは乱打戦を制することができず、サヨナラ負けで2連敗。前半戦は首位と2・5ゲーム差の3位で終えた。

 踏ん張り切れなかった。同点の延長11回2死一塁。佐野が左中間スタンドへ5号2ランを放ち勝ち越しに成功。しかし、7―5の延長11回、3連投となった坂本が3連打で2点を奪われ、試合は振り出しに戻った。無死一塁でこちらも3連投の京山が登板。赤羽の犠打を一塁へ送球するも逸れピンチを拡大すると、なお1死満塁でオスナに左前へサヨナラ打を許した。

 計7投手がマウンドに上がった。先発したケイは4回2/3を7安打4失点で降板。3番手のウィックと5番手の森原は回またぎをするなど総力戦となった。三浦大輔監督は「みんながつないで、何とか最後追いついたり追い越したりした。最後、ひっくり返されたけど、モリ(森原)も回またぎしてくれましたし、全員がよくやってくれる」とフル回転する投手陣を責めなかった。

 打っては、0―1の2回。先頭の牧が14号ソロを放つと、続く宮崎も左中間席へ8号ソロを運び一時勝ち越しに成功。直後に1点を返され、同点の3回2死満塁では度会の押し出し死球で再びリードした。4回、5回、7回に1点ずつ奪われ2点を追う展開となったが、9回無死二塁でオースティンが左翼席へ15号2ランを放ち、試合は振り出しに戻った。延長11回には佐野の勝ち越し2ランが出るも敗戦した。

 4時間31分の死闘を終え「最後の最後まで、諦めずによくやった」と指揮官。主将の牧は「個人含めチームの課題が多いですし、こういう接戦ものにできないと勝てない。なんとか切り替えてやっていきたい」と前半戦を振り返り「1個ずつ勝っていくしかない。そのための準備をこの休みの期間でやっていきたい」とオールスター休みを挟んで始まる後半戦への決意を口にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆バレーボール男子 ▽強化試合 日本3-2ポーランド(20日、ポーランド・グダニスク)

 バレーボール男子日本代表(世界ランキング2位)は20日(日本時間21日)、パリ五輪に向けた強化試合を事前合宿地のポーランドで行い、世界ランキング1位の同国代表をフルセットの末に破った。1972年ミュンヘン五輪以来52年ぶりとなる金メダルの目標に向け、弾みをつけた。

 日本は第1セットを23-25で落としたが、続く第2セットを25ー20、第3セットを25ー19と連取し、リード。第4セットは23ー25で奪われたが、最終セットは17ー15でものにした。

 オポジットの西田有志(大阪ブルテオン)はスパイク22点、サーブ、ブロックで3点ずつと、チームトップの28得点を挙げる活躍。試合後は「オリンピックに向けて技術的な問題より、精神的な問題だと思うので、そこの準備をしっかり見せられた。この勝ちは本当に大きかったなと思います」と振り返った。パリ五輪初戦となる1次リーグ・ドイツ戦(27日)に向けては、「あくまでも自分たちは挑戦者だということを自分個人にもチームにも言い聞かせて、勝ちに行きたいと思います」と気持ちを引き締めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024明治安田J3リーグ第22節が20日から21日かけて各地で開催された。

 首位を独走中の大宮アルディージャは、敵地で7位のFC大阪と対戦。試合は立ち上がりから大宮が攻勢を強め、9分にアルトゥール・シルバがロングシュートを狙うも、仕留めきれない。対するFC大阪は29分、敵陣でボールを奪った舘野俊祐が左足で豪快な一撃を放ったが、ここはクロスバーに直撃。後半に入ると新加入のオリオラ・サンデーや和田拓也が決定機を迎えるも決められず、結局試合はスコアレスドローで終了。大宮は2連勝を逃し、対するFC大阪はこれで3戦未勝利となった。

 

 現在3連勝中と波に乗るFC今治は、AC長野パルセイロの本拠地に乗り込んだ。試合は32分、右からのグラウンダーのクロスボールを横山夢樹がダイレクトで押し込み、今治が先制に成功。直後の36分には、左コーナーキックから竹内悠力が追加点をゲット。試合はこのままタイムアップを迎えた。今治は開幕直後以来となる今季2度目の4連勝を飾り、大宮との勝ち点差を「11」としている。

 3位のSC相模原は、カマタマーレ讃岐とのアウェイゲームをスコアレスドローで終え、今季初の3連勝とはならず。4位だったアスルクラロ沼津はホームでFC岐阜を2-1で下し、2試合ぶりの白星を掴むとともに、相模原と入れ替わって3位に浮上。カターレ富山は敵地でいわてグルージャ盛岡を1-0で破り、これで7戦負けなし(4勝3分)に。順位を4位に上げた。

 前節、ヴァンラーレ八戸はクラブ新記録の4連勝を飾ったが、今節は上位に名を連ねるツエーゲン金沢に0-1と敗れ、6試合ぶりの黒星を喫した。ギラヴァンツ北九州は松本山雅FCとのホームゲームをスコアレスドローで終え、4連勝こそ逃したもののこれで10戦無敗に。テゲバジャーロ宮崎を3-0で下した福島ユナイテッドFCの連敗は3でストップ。一方、宮崎はこれで4連敗、7戦未勝利と苦しい状況が続く。

 FC琉球はホームで奈良クラブに1-4と大敗。奈良は6試合ぶりの白星を飾った。ガイナーレ鳥取とY.S.C.C.横浜のゲームは1-1のドローに終わっている。

 今節の試合結果と順位表、次節の対戦カードは以下の通り。

■第22節

▼7月20日(土)
福島ユナイテッドFC 3-0 テゲバジャーロ宮崎
AC長野パルセイロ 0-2 FC今治
ツエーゲン金沢 1-0 ヴァンラーレ八戸
アスルクラロ沼津 2-1 FC岐阜
FC大阪 0-0 大宮アルディージャ
ギラヴァンツ北九州 0-0 松本山雅FC
ガイナーレ鳥取 1-1 Y.S.C.C.横浜
▼7月21日(日)
いわてグルージャ盛岡 0-1 カターレ富山
カマタマーレ讃岐 0-0 SC相模原
FC琉球 1-4 奈良クラブ

■順位表

※()内は勝ち点/得失点差

1位 大宮(50/+23)
2位 今治(39/+6)
3位 沼津(37/+13)
4位 富山(36/+9)
5位 相模原(36/+7)
6位 金沢(36/+5)
7位 FC大阪(33/+7)
8位 北九州(33/+4)
9位 福島(32/+10)
10位 松本(31/+6)
11位 岐阜(30/+2)
12位 琉球(30/-4)
13位 八戸(29/-1)
14位 奈良(25/-3)
15位 長野(25/-5)
16位 YS横浜(25/-9)
17位 鳥取(19/-17)
18位 讃岐(16/-10)
19位 宮崎(16/-14)
20位 岩手(14/-29)

■第23節の対戦カード

▼7月27日(土)
18:00 YS横浜 vs 八戸
18:00 相模原 vs 金沢
18:00 富山 vs 長野
18:00 FC大阪 vs 讃岐
18:00 奈良 vs 沼津
19:00 松本 vs 福島
19:00 今治 vs 岩手
19:00 宮崎 vs 大宮
19:00 琉球 vs 北九州
▼7月28日(日)
19:00 岐阜 vs 鳥取

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆バスケットボール女子 ▽強化試合 日本65-75ベルギー(21日、フランス・ランス)

 21年東京五輪銀メダルで世界ランク9位の日本は、五輪1次リーグの最終戦で対戦する同6位のベルギーとの“前哨戦”に65―75で敗れた。

 第1クオーター(Q)、日本はいきなり0―11のランとされ苦しむ。オフェンスリバウンドから得点や、ゴール下でのシュートを次々許し、リズムを作れず。6分を切ってようやく、馬瓜エブリン(デンソー)の3ポイントシュート(3P)で初得点。そこから途中出場の本橋菜子(東京羽田)が得点するなどしたが、11―26と大きなリードを許した。

 第2Q、日本は足を使った守備から立て直し、ハイペースな展開に持ち込む。速攻でエブリンのレイアップ、主将・林咲希(富士通)のミドルシュートが決まるも、ベルギーの攻撃も止まらず。日本は終盤、再び攻めあぐねる時間が増え、25―41で前半を終えた。

 日本は前半、3P成功率が5%(20本中成功1本)と苦しんだ。

 後半の第3Qは、山本麻衣(トヨタ自動車)が積極的な姿勢を見せ、3P、ジャンプシュートと続けて得点。しかし、再び得点が止まり、39―60と差が広がった。最終第4Qは、林やエブリンの3Pが決まり一時、一桁差まで追い上げるも、黒星を喫した。

 五輪本番は、1次リーグC組で、29日の初戦で女王・米国、8月1日に世界ランク19位のドイツ、8月4日にベルギーと戦う。

 五輪に向けた強化試合では中国、オーストラリア、ニュージーランドを相手に6連勝していたが、19日のフランス戦では62―75で敗れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本ハム、接戦制し今季3度目の5連勝…楽天は13安打で大勝

 プロ野球は21日、6試合が行われ、セ・パ両リーグでレギュラーシーズンの前半戦を終えた。セは巨人が首位で折り返し、1ゲーム差の2位に広島。パはソフトバンクが2位ロッテに10ゲーム差をつけて折り返した。23、24日にマイナビオールスターゲーム2024が開催され、後半戦は26日から始まる。

 ソフトバンク1―0西武(パ・リーグ=21日)――ソフトバンクが九回、栗原の適時打で均衡を破り、投手戦を制した。西武は好投の隅田を打線が援護できず、今季のソフトバンク戦の負け越しが決まった。

 日本ハム10―6ロッテ(パ・リーグ=21日)――日本ハムが接戦を制し、今季3度目の5連勝。七回に同点とした後、清宮が勝ち越しソロ、九回に2打席連続本塁打となる2ランを放った。ロッテは5連敗。

 楽天12―5オリックス(パ・リーグ=21日)――楽天が13安打で大勝。一回、浅村の適時打と鈴木大の3ランで4点を先行し、その後も浅村のソロなどで着実に加点した。オリックスは今季初の同一カード3連敗。

 

 

 

 

 

 

 

 

オリックス―楽天。9回、オリックスの頓宮に与えた死球が危険球と判定され、退場処分を受けた楽天の小孫=21日、ほっともっと神戸

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広島が快勝。前半にマルコスジュニオールが先制点。後半に追い付かれた後は、松本泰が勝ち越しゴールを奪い、大橋、満田の得点で突き放した。鳥栖は後半早々に追い付いたが、追加点を奪えず。前半の再三の好機は相手GKに阻まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦