◆第106回全国高校野球選手権 茨城大会 ▽2回戦 鹿島学園7-1中央(12日・ひたちなか市民球場)

 最速142キロ左腕の中根健太郎投手(3年)が投打でチームの勝利に貢献した。雨の中の試合に「グラウンド状況も悪くてボールも多かった」と反省しつつ、3回1安打無失点の投球に「力抜いて、足使って投げられたのでよかった」と収穫を口にした。打っては3回に2ラン。カウント2―0からの3球目「まっすぐきたら狙ってやろう」と待っていた球を1発で仕留め、右方向に運んだ。

 同校では、今年1月からヤクルトのエースとしてプロ通算112勝を挙げ、2010年から2年間、横浜(現DeNA)の監督を務めた尾花高夫氏(66)がコーチに就任。「投げる球がなくなったら『打てるもんなら打ってみろ』と思ってストレートを思いっきり投げてみろ」とアドバイスをもらったといい、直球を中心に投げ5三振を奪った。スタンドで観戦した尾花氏は「まあまあ、最初にしてはいいと思います」と話した。

 肘の故障の影響でこの日は3回で降板。4回には大窪健介投手(3年)が1失点の後、なお1死一、二塁の場面では、一塁の中根がマウンドに歩み寄り、大窪の背中を押した。肘の状態について問われると「初回からよくなかった。夏大会後に手術する」と明かした。

 投手4人で計12三振。尾花氏のいう「気持ちの直球」で21年以来の3年ぶりの甲子園を目指す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セ、パ両リーグは12日、「スカパー!サヨナラ賞」の6月の受賞者が、セは丸佳浩外野手(巨人)、パは小郷裕哉外野手(楽天)に決まったと発表した。丸は2度目、小郷は初の受賞。
丸は6月28日の広島戦(東京ドーム)で、2―2の延長十回1死から本塁打。小郷は同11日の巨人戦(楽天モバイルパーク宮城)で、5―6の九回2死満塁から自身初のサヨナラ打となる逆転の2点二塁打を放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(11日、第106回全国高校野球選手権東東京大会2回戦 竹台0―14実践学園)

 

 初出場となった夏の大会初戦で、昨夏8強の実践学園と当たった竹台。試合の主導権を終始、握られて大敗した。たが、悔しさよりも試合に出られた喜びが勝った。

 3点、1点、5点。初回から毎回、点を奪われた。点を取られても、取られても、先発投手の及川聖央(3年)は投げ続けた。コールド負けが頭をよぎり始めた三回裏、三塁を守っていた主将の石井敬太(3年)はマウンドの及川のもとへ駆け寄った。

 「大丈夫だよ、落ち着いて」

 そう笑いかけると、及川の顔にも笑みが浮かんだ。少し安心し、三塁に戻った直後。石井が捕球しようとした打球が手前で跳ね、こめかみに直撃した。石井はその場にうずくまり、担架で運ばれた。「何が起こったのか、分からなかった」

 夏の大会での単独出場は、竹台の3年生3人の悲願だった。

 1年半前、竹台には硬式野球部どころか、同好会すらなかった。昨年4月、昭和から異動してきた藤原将貴監督が創部に奔走した。最初に声をかけられたのは、野球経験があった石井。バドミントン部で一緒で、野球経験があった及川と水野叶翔(3年)も引き込み、同好会を作った。

 学校のグラウンドは建て替え工事で使えず、狭い通路で練習を重ねた。練習メニューもネットで一から調べて作った。

 4人の熱意が認められ、同年12月、野球部に昇格。次は、夏の大会に単独チームとして出ることが目標になった。

 9人を集めるため、藤原監督は新入生を懸命に勧誘した。今春、1年生9人が入部し、道が開けた。

 3人が目標にしてきた夢の舞台だから、最後までみんなと戦いたかった。石井は治療後、ベンチに戻ってきて、大声を出し続けた。水野は左翼を守り、及川は四回裏まで力投をみせた。五回でコールド負けしたけど、3人は戦い抜いた。

 試合終了後、藤原監督は3人について「野球を通して成長してくれただけでなく、3年生がチームをここまで引っ張ってくれた」とねぎらった。そして、「彼らを巻き込んだからには、最後の舞台は単独で出させたかった。学生野球の聖地である神宮球場という最高の舞台で、意地をもってやってくれた」と、目元を抑えながら話した。

 石井は「藤原先生が来てくれて、野球ができる環境になって本当にうれしかった」と振り返った。「この3人、後輩たちと野球ができてよかった」。最後は大粒の涙を流した。=神宮

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆米大リーグ レッドソックス7―0アスレチックス(11日 米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)

 レッドソックスの吉田正尚外野手は、6番・DHで先発。初回に先制の右前2点適時打、6回に右中間に4号2ランを放つなど、4打数3安打で今季3度目の猛打賞、今季最多の4打点となった。打率は2割6分5厘。チームは7-0で今季10度目の完封勝ちとなった。吉田の試合後の質疑応答は以下の通り。

 ―4打点で勝利に貢献した。

 「初回に先制が出来ると流れもいいのかなと思いますね」

 ―バットを折りながら、右前に運んだ先制2点タイムリー。

 「バッティングカウントで、少し内ぎみに来た。なんとか振り切ったので、(内野を)抜けたかなと思います。(守備の)ポジショニングにもよるし、そこは難しいですけど、ちょっとでも速く抜ければいいなと思っていた。飛んだコースが良かったですね。一番良いのは、捉えてしっかり抜けるのがいいけれど、相手投手の球威(98マイル)もありますし」

×

 ―左腕からの本塁打。

 「少し詰まりましたけど、しっかりスピンがかかっていて、きょうは風も味方してくれました。良かったです。左投手も色々。きょうはどちらかというと上から角度をつけるピッチャーだったので、肩口というよりも、平行に胸を開かずにと思って(打席に)行きました」

 ―3本目の安打は、内角高めを上手く右前に運んだ。

 「初球のスライダー、ボール気味の球を振ってしまったので、もう1球(スライダーを)続けるかなと思いながら(待っていた)。詰まりましたけど、いい感じでゴロにならず、しっかり(バットが)内に入ったかなと思います」

 ―打撃の調子が上がっている。第2打席の右直もいい当たりだった。

 「どの球にもコースを打ち分けて、と思っています。ライナーはちょっと腰が先に回りすぎちゃったので、あそこを、もう少し我慢すれば、右中間に打球が行ったかもしれない。当たったポイントは良かったけど、体がうまく回らず、振り切ったという感じではなかった。打ちに行って見逃すという作業が出来てくれば、自然と、甘い球を1球で仕留めることができるようになってくると思います」

 ―前半戦最終カードを前に意気込みを。

 「チームは上を目指して1勝1勝積み重ねていると思います。前半戦(最後の)3つ。調子のいいチーム(ロイヤルズ)ですので、勝ち越せるように戦っていきたいと思います」

 ―オリオールズと5・5ゲーム差、ヤンキースと2ゲーム差に迫った。

 「一気に2つ(2勝)は行けないので、1試合ずつ勝って、シリーズを勝ち越して、2勝1敗で、ずっと行っている良い流れだと思います。カードの頭(初戦)最初を取って、最後を取ると雰囲気もいい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆米大リーグ レッドソックス7―0アスレチックス(11日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)

 レッドソックスの吉田正尚外野手は、6番・DHで先発。初回に先制の右前2点適時打を放ち、6回に右中間に4号2ランを放つなど、4打数3安打で今季3度目の猛打賞を達成し、今季最多の4打点。打率は2割6分5厘となった。チームは7-0で今季10度目の完封勝ちだ。

 折れたバットで先制点を叩き出し、左投手から右中間へ2ラン4号。吉田が、その魅力を随所に発揮してレ軍が快勝した。

 まずは、初回。2死満塁から内角への直球を強振。鈍い音と共にバットが折れたが、打球速度78マイル(126キロ)の緩い当たりが、一塁手の左を抜け、打者2人が生還。先制2点適時打でチームを勢いづけた。「なんとか振り切ったので、(内野を)抜けたかなと思います。飛んだコースが良かったです。初回に先制出来ると流れもいい」と胸を張った。

×

 そして、圧巻は5-0で迎えた6回。ピッチクロック違反でボールカウントを1つ有利にした後、カウント3-1からやや内角に来た直球を捉えた。滞空時間の長い当たりは右中間の自軍ブルペンに着弾。7月5日以来6日ぶりの4号2ラン。左腕からのアーチは、4月14日のスアレス(エンゼルス)以来、今季2本目となった。

 「少し詰まりましたけど、しっかりスピンが掛かった。きょうは風も味方してくれました。どちらかというと上から角度をつけるピッチャー(左腕)だったので、肩口というよりも、平行に胸を開かずにと思っていた」と、意識付けは明確だった。

 最後は、読みが決め手となった8回の右前打。初球のスライダーを空振りし、同じ球で来ると見込んだ通りの2球目、内角高めのスライダーに対応して、猛打賞を達成した。

 第2打席に右直に倒れた打球速度108マイルの強烈な当たりを含めて、高度な技術と駆け引きに優れた見応えある4打席を披露した。一塁走者となった初回に、続くアブレイユの3球目で二塁へスタート(結果的にアブレイユの右越二塁打で三進)を切るなど、走塁でも攻め、打席を重ねる毎にファンの声援が大きくなった。

 今季初の4打点の荒稼ぎで「打ちに行って見逃すという作業が出来てくれば、自然と、甘い球を1球で仕留めることができるようになってくると思います」と手応えを口にした。

 12日からは、本拠地で前半戦最終カードとなるロイヤルズ3連戦。ワイルド・カード争いはレ軍が勝率で上回るが、共に51勝同士のしのぎ合いの戦いだ。相手先発は左腕ラガンズ。左投手から一発を放った吉田の存在が頼もしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今月30日(日本時間31日)のトレード期限を前に、各球団の動きが活発化している。大谷翔平投手の所属するドジャースも遊撃手、外野手、投手陣に関して補強の必要性がありそうで、米複数メディアが獲得候補を予想している。『MLBネットワーク』の番組に出演したジョン・モロシ記者は菊池雄星投手(ブルージェイズ)もターゲットの1人とコメント。大谷との「花巻東コンビ」誕生なるか、注目だ。

 

■トップターゲットはクロシェと予想

『MLBネットワーク』の番組に登場したモロシ記者は、ドジャース投手陣12人が負傷者リスト(IL)入りしている現状を紹介。その上で、投手不足に陥ったチームがトレード市場で先発投手を探していると言及した。

同記者が補強候補として真っ先に名前を挙げたのは、ホワイトソックスの左腕ギャレット・クロシェ投手。ドジャースがア・リーグの奪三振マシーンに関心を寄せていることは多くのメディアが伝えており、すでに1回目のオファーは提示したという報道もある。

そして、クロシェの次に口にした候補が「オオタニの高校の先輩、ユウセイ・キクチ」だった。菊池は今季ここまで19試合に先発して4勝8敗、防御率4.00。数字自体は平凡だが、9日(同10日)のジャイアンツ戦ではメジャー自己最多となる13奪三振を記録するなど評価を高めている。

ブルージェイズは現在、ア・リーグ東地区で最下位に低迷しており、ワイルドカードでのポストシーズン進出も厳しくなりつつある。このため、今夏のトレード市場では「売り手」に回る可能性が高い。そういう状況の中で、今季終了後にフリーエージェント(FA)となる菊池は「チームに最高のリターン(見返り)をもたらすトレード要員」と米メディアから見なされている。

■トレードに積極的なのは6チーム

米紙『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者は先日、「今夏、トレードに最も積極的なチームはどこだろうか。GMや球団幹部の話を総合すると、ドジャース、ヤンキース、マリナーズ、フィリーズ、パドレス、そしてアトランタ(ブレーブス)だ」と6球団を挙げた。

ムーキー・ベッツ内野手、マックス・マンシー内野手のほか、山本由伸投手、タイラー・グラスノー投手ら主力が軒並みILに載っているドジャース。米スポーツサイト『インサイド・ザ・ドジャース』は9日(同10日)に公開した記事の中で「ロサンゼルスは内野手、外野手、先発投手、またはこれらすべてを求めている可能性がある」と記し、大量補強を示唆していた。

菊池と大谷の「花巻東コンビ」は誕生するのか。ドジャースの動きから目が離せなくなってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今週は函館競馬場で函館記念(芝2000m)が行われる。開催最終週に施行される本レースは毎年のように波乱決着となる“荒れる重賞”だ。

ここでは、過去10年からチャックネイトエンパイアウエストにフォーカスしたデータを取り上げる。

 

チャックネイトに該当の“5年連続馬券内”データ

2走前のAJCCで重賞ウイナーの仲間入り。前走天皇賞・春惨敗から捲土重来を誓うのがチャックネイトだ。デビュー3年目の若武者・佐々木大輔を背に挑む舞台。久々の2000m戦に加えて斤量58.5キロのここは人気の盲点が予想されるが、データ面の後押しは存在する。

・前年秋以降に右回りの芝中距離重賞2着内あり→5年連続馬券内

13番人気2着ドゥオーモや12番人気3着バイオスパークといった超人気薄激走馬もこれに該当。今回と近い条件で適性を示したものの、近走不振で人気ガタ落ちの馬が穴をあける傾向にあるとのデータだ。

もうひとつデータをお伝えすると、芝1800~2200mにおける本馬の成績は【3.1.4.0】馬券内率100%。昨年秋以降で連対を外したアルゼンチン共和国杯、天皇賞・春は距離を理由に求めることができる。得意の中距離戦で迎える今回は見直しが必要な1頭だ。

■エンパイアウエストに【0.0.0.4】の鬼門データ

チャックネイトとは対照的に、“0%データ”に該当してしまったのがエンパイアウエストだ。目下条件戦を連勝中の上がり馬。夏競馬の格言である近走の勢いと牝馬、その両方を満たす同馬に出現したマイナスデータとは?

・重賞勝利実績のない牝馬【0.0.0.4】

該当馬4頭すべて馬券外の“0%データ”に当てはまってしまった。本レースと牝馬はそれなりの馬券内があるものの、昨年2着馬ルビーカサブランカをはじめ、重賞勝ち馬であることが好走馬の共通点。重賞未勝利の牝馬×函館記念の相性は最悪だ。

エンパイアウエストの直近2戦はいずれも少頭数のスローペースを先行しての勝利。巴賞の上位馬と同じ脚質である点を鑑みると分が悪い印象は否めない。試金石の一戦だが、重賞即通用へのハードルは高い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

J1浦和のペア・マティアス・ヘグモ監督が12日、アウェーの京都戦(14日、サンガS)に向けてオンラインで会見し、人員不足が深刻な右サイドバック(SB)の選手起用についてプランを明かした。

 右SBの主軸DF石原広教は、累積警告のため京都戦は出場停止。DF酒井宏樹が6月末で退団し、両SBをこなせるDF宇賀神友弥は左膝の痛みにより別メニュー調整が続いている。一方、負傷離脱していたMF関根貴大は、先週中頃から全体練習に合流。本職はウィングや2列目ながら、右SB起用について9日に「やれと言われたポジションを責任を持ってこなしたい。心の準備はできています」と話していた。

 ヘグモ監督は「そんなに多くはないが、いくつかのオプションがある」と言及。「タカ(関根)も戻ってきているが、90分はできないかもしれないので状態を見ながら考える。(渡辺)凌磨も右SBはできるが、今は前線で非常に好調です。(井上)黎生人は彼がプレーすれば古巣との対戦になるが、彼が右SBで出る可能性もある」と話した。

 関根の右SB起用については「去年の映像も見ているし、沖縄(キャンプ)でも右SBで試している。ボールの扱いがうまい攻撃的なオプションになる。彼はアップダウンする能力も持っている」と期待を寄せた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(11日、第106回全国高校野球選手権西東京大会2回戦 聖パウロ学園4―3明星)

 明星の三塁側スタンドでは、系列の明星大の学生も加わって、吹奏楽部員ら約30人が「ルパン三世」や「スピードスター」などの応援歌で盛り上げた。

 同部の玉寄勝治監督によると、今年から硬式野球部と吹奏楽部が学校の「強化クラブ」に。「共に日本一を目指す仲間を応援しよう」と駆けつけた。多くの部員にとって球場での演奏は初めてだ。部長の中野花保さん(3年)は「球場で見る同級生の姿は新鮮だったし、刺激をもらった。一緒に日本一を目指し続けたい」。8月のコンクールで野球部に負けない活躍を誓った。=府中市民

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆NHK「パリ五輪アスリートナビゲーター」就任

26日から開幕するパリ五輪。100年ぶりに花の都・パリで行われるスポーツの祭典は、8月11日の閉会式まで32競技329種目が行われる。イザ!編集部では「イザ!パリ五輪」と題して、世界を舞台に活躍した「レジェンド」やメダルが期待される有力選手たちのインタビューのほか、新競技を中心としたルール解説などをお届けする。第1回は、体操界のレジェンド、内村航平さん。

 

2008年北京五輪から4大会連続でオリンピック出場を果たした日本体操界のレジェンド、内村航平さんは、26日から開幕するパリ五輪でNHK「パリ五輪アスリートナビゲーター」として選手たちの戦いぶりを視聴者に届ける。そんな内村さんが注目しているのが、日本のお家芸といわれる種目。なかでも期待する選手として金メダルが有力視されている柔道男子66キロ級、阿部一二三と女子52キロ級、妹・詩の名前を挙げた。

12年のロンドン五輪、16年のリオデジャネイロ五輪で体操男子個人総合連覇を果たした内村さん。北京に初出場して以来、個人、団体含めて金メダル3個、銀メダル4個を獲得し、東京五輪翌年の22年に引退。現在は日本体操協会の理事と五輪体操男子の強化コーチとして後進の指導に当たっている。

◆選手の気持ちを感じるため、五輪に向けて練習再開

04年のアテネ五輪以来、20年ぶりに出場しない五輪に「不思議な気持ちですね」と感慨深げ。今大会はNHKのアスリートナビゲーターとして現地、パリから選手たちの活躍を見守ることになっている。出場する立場から伝える立場へ。本番に向けて、一時は各競技についての知識を身に着けようと考えたそうだが「勉強し過ぎて知ったような質問をするのは相手(選手たち)に対して失礼。知らない方が新鮮に伝えられる」と視聴者と同じ目線でアスリートたちに疑問をぶつけていくという。

その一方で、レジェンドらしい五輪との向き合い方もある。競技を離れてからも時間を見つけて体操の練習を行っている内村さん。「努力しない人より努力した人に伝えてもらった方が選手もいいと思う」と、五輪を控えたこの時期にも練習を続け「選手はもっときついことやっているんだなと思いながら過ごしている」と現役当時の想いやしんどさを思い返しながら、本番に向かう選手の気持ちに寄り添っている。

◆体操は団体&個人ともに「金か銀」

そんな内村さんが注目競技に上げたのが柔道、水泳そして体操の3種目。日本がメダルを多く獲得してきた“お家芸”種目を挙げ、「前半に実施される競技が多い。どれだけお家芸の競技が頑張れるかがほかの競技にも影響すると思う」と予想。五輪は選手村にメダルを取った選手の顔写真が掲載されるため「毎日見て、勇気や元気をもらったりするので、お家芸の選手たちの顔が並ぶと、後半の競技の人たちもがんばろうという気になれる。特に体操です」と期待を込めた。

すでに取材や対談など代表選手たちにも対面しており「誇りを持ってやっているなと思った。金メダルのプレッシャーで大変だろうなと思うけど、誇りを持った後輩たちを見ていると自分たちの想いが受け継がれているうれしさもある」と目を細める内村さん。なかでも気になっているのが後継者といわれる体操の橋本大輝選手と柔道の阿部一二三選手と妹、詩選手だ。特に阿部兄妹については「金確実と言われているので、それは期待じゃなく、どういう風に勝つのかを見てみたい」とメダルの色以上に戦いぶりに興味津々だ。

かたや、橋本選手については「個人総合に関しても団体にしても着地を止められるか。でもシンプルですよ。着地が止められたら金」とメダルへのキーポイントを挙げた。先日、テレビ局の企画で対談した際には「自分の思うようにやった方がいい」と助言。その言葉がプレッシャーに押しつぶされそうだった橋本の心に響き「あそこで心が晴れました」と感謝されるほど、肩の力をほぐす助けになったという。「期待するのはおこがましいかな。頑張っているし、怪我だけはしないようにと思っている。親心の気持ちが強い。あと自分の準備してきたものが出せるように。期待というより願い」と目を細めた。

◆「人が思いつかないところまで準備」と五輪戦士にエール

内村さんも晩年は怪我との戦いだった。最後の出場となった21年の東京五輪でも両肩痛を抱えながら出場。得意の鉄棒では落下が響き、メダルには手が届かなかった。それだけに本番を前に怪我や調整に苦しむ選手に対しては「自分がスポーツを始める原点は何か、何のためにやっているのかが心を奮い立たせてくれる。自分が好きで始めたことに対して責任を持たないといけない」と原点を見つめ直すことを勧め、さらに「途中で投げ出すのは簡単。それでも結果を残せたのは体操が好きだったから。怪我や不調なときに何を言っても言い訳にしかならない。代表として選ばれた以上、選ばれなかった人のためにもやらなければいけない」と代表選手として選ばれた覚悟を持つことを強く訴えた。

根性論について賛否両論ある時代を考慮し「時代の流れに反しているかもしれないけど」と前置きしたうえで「日本人ならではの武士道精神みたいなものかもしれない。九州出身なので頑固で曲げない。アスリートは負けず嫌いなので、それをぶつけるしかない。これについては三日三晩話せる」と茶目っ気たっぷりに笑った。

最後に出場選手たちへのメッセージについて問われた内村さんは「準備はどれだけしても足りないと思っている。自分がやれるだけ色々なことを想定して準備する以外ない。それを人が思いつかないところまで準備することが大事。足りないなって毎日やり続けること」とキッパリ。五輪3大会でメダル7個を獲得した体操界の“キング”ならではの重い言葉だった。

◆内村航平(うちむら・こうへい)

1989年1月3日生まれ、35歳。長崎・諫早市出身。3歳から体操を始め、東洋高(東京)から日体大に進学。その後、コナミスポーツ所属を経て、16年からは日本体操界初のプロ選手となった。五輪には初出場となった08年北京以来、4大会連続出場。12年のロンドン、16年のリオデジャネイロの個人総合連覇を含む金メダル3個、銀メダル4個を獲得した。また世界選手権でも金メダル10個を含む21個のメダルを手にしている。162センチ、52キロ。

次回の「イザ!パリ五輪」は競泳女子平泳ぎ代表の鈴木聡美選手を取り上げます。掲載は16日の予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12日未明、愛媛県松山市で土砂崩れが発生しました。少なくとも住宅1棟が押しつぶされ、3人が行方不明になっています。現場から中継です。

消防によりますと、12日午前3時50分ごろ、近所の住民から「土砂が崩れ、マンションや家に覆いかぶさっている」と通報があったということです。

土砂は高さおよそ100メートル、幅50メートルにわたって崩れ、少なくとも木造民家1棟が押しつぶされ、90代の男性と80代の女性、40代の男性のあわせて3人が行方不明になっています。現場では、複数の住宅に土砂が流れ込むなど、広範囲で被害が出ています。

付近の住民「(15階マンションの)8階まで木が飛んで来た」「バイト帰りに歩いていて、目の前で起きた。先に避難していた住民の方と、危ない逃げろっていってみんなで逃げた」

松山市では10日の降り始め以降、平年の1か月分に相当する213ミリの雨が観測されていて、松山市は清水地区に警戒レベルで最も高いレベル5の緊急安全確保を発令しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)の終値は、前日比1033円34銭安の4万1190円68銭だった。下げ幅は今年最大で、値下がりは4営業日ぶり。

 

 日経平均は6月下旬以降、上昇基調だった。前日までの3日間だけで1400円超値上がりし、3日連続で史上最高値を更新していた。高値への警戒から当面の利益を確定する売りが出た。前日に米株式市場でハイテク株が大幅に下落した流れを受け、日経平均の上昇を先導していた半導体関連株が大きく値下がりした。

 東証株価指数(TOPIX)は34・61ポイント低い2894・56。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特定秘密の漏洩(ろうえい)や手当の不正受給など相次ぐ不祥事を受け、海上自衛隊トップの酒井良海上幕僚長の19日付での引責辞任が決まった。12日の会見で酒井氏は、「不正を見て見ぬふり、なあなあという体制が一部残っていたのでは」と海自の組織文化について言及した。

 

 海自では、特定秘密保護法の違法運用が艦艇で広く常態化していることが防衛省の調査でわかり、12日に大量処分が発表され、酒井氏も減給処分を受けた。

 酒井氏は「隊員の教育や部隊の組織管理を負っているにもかかわらず、それを果たし得なかった責任を問われるのは当然」と辞任の理由を語り、「秘密を扱える人は必要最小限にとどめる」という法の趣旨に従って運用をしたことが、狭い艦艇内に秘密を扱える隊員と扱えない隊員とが混在する部隊の「ひずみ」につながったとの見方を示した。

 そのうえで、今後は特定秘密がある戦闘指揮所などに立ち入る隊員は全員、適性評価を必須とする考えを示した。

 潜水手当や喫食の不正受給など不祥事が相次いでいる原因として、海自の「組織文化」を挙げた。

 「不正に気づいても、見て見ぬふり、なあなあの態勢が一部が残っているのではないか。組織として、不正は見逃さない体制に見直していく必要がある」と語った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽天の辰己涼介外野手(27)の妻で起業家の辰己セリーナが11日にユーチューブに投稿した動画が炎上している中で、辰己本人が同日にインスタグラムに行った投稿もファンの間で物議を醸している。

事件の発端は妻・セリーナが自身のユーチューブチャンネル「セリちゃんねる」に投稿した「辰己セリーナ、ロッテの応援席へ応援歌を歌いに行く」と題した動画。サムネイルには「セリーナ念願 ロッテ応援席参戦」の題字とともに、ZOZOマリンで行われたロッテ―楽天戦を楽しそうに観戦する様子が写されていたが、動画内では「今日はロッテ側で飽きるまで観戦しようと思います」や「(ロッテを)応援する気持ちはゼロなんだけど、応援歌を歌いたい」などの問題発言のほか、辰己が本塁打を放った際には右翼席のロッテファンの中心で喜びを隠し切れずに大はしゃぎするなど、マナー違反の行動やモラルの欠如した発言が散見された。

これにはロッテファンだけでなく「身内」である楽天ファンからも非難の声が相次ぎ、ユーチューブのコメント欄やSNSで大炎上。Xでは「辰己の嫁」がトレンド入りするほどの事態となっていたが、ファンの怒りの矛先は辰己本人にまで向かった。

辰己は問題の動画が更新された後に自らのインスタグラムのショート機能を用いて動画のURLを共有。「もっとライトスタンドの真ん中でやって欲しかったな笑」とファンの怒りをあおるようなキャプションを添えていたことで、両チームのファンのみならずプロ野球ファンがドン引き状態に…。

「嫁だけがやばいのかと思ったら辰己本人もやばいやん」「夫婦そろってやべーな」「お前が止めなきゃいけない立場だろ」などと夫婦そろって炎上。さらには「これは球団は何も対応しないの?」「球団のコンプライアンスそのものが疑われても不思議ではない案件」と楽天に対して注文をつける声も出ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

0-1の2回無死満塁、大谷は空振り三振に倒れた

【MLB】フィリーズ 5ー1 ドジャース(日本時間12日・フィラデルフィア)

ドジャースの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、敵地で行われたフィリーズ戦で4打数無安打。5試合ぶりの無安打で打率.314となり、チームは4連敗を喫した。2回1死満塁からは空振り三振に倒れたが、“疑惑の判定”と巡ってさまざまな意見が飛んでいる。

0-1で迎えた第2打席。ノラが投じた初球の速球は内角に外れたかに見えた。しかし球審はストライクのコール。驚いたように球審を見つめた大谷は、口を真一文字に結んで首を横に振った。

結局2球で追い込まれ、カウント1-2からの4球目のナックルカーブに手を出し空振り三振。反撃とはならず、チームはわずか1得点で同一カード3連敗の屈辱となった。

ファンは「どう見てもボールやな」「かなり左に外れてるように見える」「外れとるやないかい」「これが大谷攻略法……?」と納得がいかない様子。一方で「いや入ってる」「意外とギリ」といった声もあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

米大リーグ、メッツ傘下のマイナー、3Aシラキュースの藤浪が11日、スクラントン戦の六回途中から3番手で登板。1回1/3を1安打1失点、2三振で初勝利を挙げた。

 藤浪は今季メジャーでの登板がなく、右肩を痛め負傷者リスト入り。6月25日にルーキーリーグで実戦に復帰したが、3Aでは5月3日以来の登板だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本サッカー協会(JFA)は12日、パリ五輪に出場するなでしこジャパン(日本女子代表)の背番号を発表しました。

背番号10は、長野風花選手(リバプールFC)、長谷川唯選手(マンチェスター・シティ)は背番号14を付けます。

また、ロンドン五輪と東京五輪でともに背番号4を着用した主将の熊谷紗希選手(ASローマ)は、再び背番号4で世界と戦います。

その他、五輪予選で主力だった宮澤ひなた選手(マンチェスター・ユナイテッド)は、7番、清水梨紗選手(ウェストハム)は2番を背負います。

なでしこジャパンは、パリ五輪のグループステージ初戦でスペイン、第2戦でブラジル、第3戦でナイジェリアと対戦します。

【なでしこジャパン パリ五輪の背番号】

▼GK

1 山下杏也加(INC神戸レオネッサ)

18 平尾知佳(アルビレックス新潟レディース)

▼DF

2 清水梨紗(ウェストハム・ユナイテッド)

3 南萌華(ASローマ)

4 熊谷紗希(ASローマ)

5 高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)

6 古賀塔子(フェイエノールト)

13 北川ひかる(INAC神戸レオネッサ)

▼MF

7 宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッド)

8 清家貴子(三菱重工浦和レッズレディース)

10 長野風花(リバプールFC)

12 谷川萌々子(FCローゼンゴード)

14 長谷川唯(マンチェスター・シティ)

15 藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)

16 林穂之香(ウェストハム・ユナイテッド)

▼FW

9 植木理子(ウェストハム・ユナイテッド)

11 田中美南(INAC神戸レオネッサ)

17 浜野まいか(チェルシー)

▼バックアップメンバー

GK 22 大場朱羽(ミシシッピ大)

DF 20 守屋 都弥((INAC神戸レオネッサ)

DF 21 石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース)

FW 19 千葉玲海菜(アイントラハト・フランクフルト)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第106回全国高校野球選手権兵庫大会 ▽2回戦 神港橘3X―2小野=延長10回タイブレーク=(12日・明石トーカロ)

 

 神港橘(兵庫)が、23年春のセンバツ21世紀枠候補に選出された小野を相手に、延長10回タイブレークでの逆転サヨナラ勝利を収めた。春夏合わせて15回の甲子園出場を誇る市神港(前身の第一神港商時代には1929年、30年にセンバツ連覇)と、同2回出場の兵庫商が2016年に合併し、誕生した同校。市神港時代の68年には元阪急・山口高志(現関大硬式野球部アドバイザリースタッフ)を擁し、春夏連続出場を果たした古豪が3回戦に駒を進めた。

 「5番・投手」で先発した中間裕瑛投手(なかま・ひろあき、3年)が安定感のある投球を披露した。前半はストライクゾーン低めを丁寧に突き、5回まで無失点投球。「初戦の緊張もあってちょっと硬いスタートになったが、投げていくうちにほぐれて、自分らしい投球ができた」と立ち上がりを振り返った。

 両軍無得点の5回、先頭の打席で中間は初球を捉え、一塁強襲の二塁打で出塁。その後、1死一、三塁となったところで相手バッテリーにスクイズを外され、三塁走者・中間は三本間で挟まれた。しかし、挟殺で相手捕手の送球が高く浮き、本塁へと突入。思わぬ形で、エースが自ら先取点となるホームを踏んだ。

 1点リードとなった後半も「同じように先頭は切っていこう」と集中力を切らさずにスコアボードに0を並べた。だが、9回2死一塁、完封を目前にしたところで、相手7番に左中間二塁打を浴び、まさかの同点。1―1の10回タイブレークでは2死一、三塁から中前への勝ち越し打を献上した。

 しかし、裏の攻撃ではこの日バッテリーを組んだ根木沁太捕手(3年)が、2死満塁から左越えに逆転サヨナラ打。「絶対打ってくれると自信を持って応援していた」と相棒の劇打に興奮が止まらず、思わずベンチから飛び出した。

 10回を投げきり4安打2失点、自責1で勝利に導いた自身の投球については「低めにカットボールが集まっていて、真っすぐは指にかかっていたので、そこで打ち取れた」と好感触。一方で、いずれも2死からの2失点については「甘い球を投げて打たれた。1球でやっぱり点が入るスポーツなんで」と反省も忘れなかった。

 今秋のドラフト1位候補左腕・金丸夢斗(関西大4年)は、21年に同校を卒業したOB。高校時代は、新型コロナウイルス流行の影響で全国高校野球選手権大会が中止となり、最後の夏は甲子園出場への道が絶たれた。4年後の今夏に背番号1を引き継いだ中間は「金丸さんの代は甲子園がなくなって悔しい思いをしたと思う。その分僕たちが行けると思っているので、連れて行きたい」と決意表明。15日の神戸国際大付との3回戦に向けては「甲子園に行くためにはどこかで当たらなければいけない相手。番狂わせを起こしたい」と意気込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パ・リーグ公示(12日)=プロ野球

【出場選手登録】▽オリックス・富山凌雅投手、大城滉二内野手▽ロッテ・岩下大輝投手、石川慎吾外野手▽ソフトバンク・尾形崇斗投手▽楽天・小孫竜二投手、吉川雄大投手、石原彪捕手▽西武・コルデロ外野手▽日本ハム・加藤貴之投手、野村佑希内野手
【同抹消】▽ロッテ・荻野貴司外野手▽日本ハム・ザバラ投手(再登録は22日以降)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セ・リーグ公示(12日)=プロ野球

【出場選手登録】▽阪神・藤田健斗捕手▽巨人・坂本勇人内野手▽ヤクルト・石川雅規投手
【同抹消】▽巨人・萩尾匡也外野手(再登録は22日以降)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【セパ公示】(12日)巨人が坂本勇人、ロッテが石川慎吾を登録 巨人が萩尾匡也、ロッテが荻野貴司を抹消

 

 

 

 ◆セ・リーグ

 【出場選手登録】

 ▽阪神 藤田健斗捕手

 ▽巨人 坂本勇人内野手

 ▽ヤクルト 石川雅規投手

 【同抹消】

 ▽巨人 萩尾匡也外野手

 ◆パ・リーグ

 【出場選手登録】

 ▽オリックス 富山凌雅投手

 ▽オリックス 大城滉二内野手

 ▽ロッテ 岩下大輝投手

 ▽ロッテ 石川慎吾外野手

 ▽ソフトバンク 尾形崇斗投手

 ▽楽天 小孫竜二投手

 ▽楽天 吉川雄大投手

 ▽楽天 石原彪捕手

 ▽西武 コルデロ外野手

 ▽日本ハム 加藤貴之投手

 ▽日本ハム 野村佑希内野手

 【同抹消】

 ▽ロッテ 荻野貴司外野手

 ▽日本ハム ザバラ投手

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

車いすバスケットボールの元日本代表らを招いた体験授業が、京都府宇治市小倉町の南小倉小であった。5年生22人が実際に車いすに乗ってゲームに挑戦し、競技の魅力を体感した。

 アスリートを派遣する府の「京のスポーツ夢バンク」事業の一環。2004年のアテネパラリンピックに出場した阪根泰子さん(53)=京都市右京区=と、車いすバスケのクラブチーム「京都アップス」のキャプテンで同小卒業生の東武志さん(48)=京都市伏見区=が講師を務めた。

 児童は、2人から競技用の車いすの特徴や扱い方、車いすバスケのルールを教わった後、ゲームに取り組んだ。最初は慣れない車いすの操作に苦戦しながらも、得点を取り合って白熱した試合を繰り広げた。

 阪根さんは「車いすバスケはルールなどを工夫すれば誰でも楽しめる。無理と思う前にやってみる努力をしよう」と呼びかけた。シュートを決めた児童(10)は「車いすは動かしやすかった。試合はバスケと同じ感覚で面白かった」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第106回全国高校野球選手権南北海道大会 ▽1回戦 札幌大谷10―1知内=7回コールド=(12日・札幌円山)

 2年ぶりの夏の甲子園出場を目指す札幌大谷の3番・増田智紀遊撃手(3年)が、公式戦3号、高校通算7号の本塁打を木製バットで放ち初戦突破に貢献した。

 3回の第2打席で二塁打を放ち、迎えた4回の第3打席。1死一、三塁で木製バットを握った背番号6は甘く入った球をフルスイング。乾いた打球音とともに打ち上がった打球は、右翼フェンスを悠々と越えていった。

 増田は1年夏にレギュラーで甲子園に出場。1回戦の二松学舎大付(東東京)戦で2打数2安打をマークした。主将に就任した今夏から、「(新基準の)金属よりも打球の飛距離、スピードが上がっている」と木製バットを使用している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JRAは12日、第60回函館記念(GIII、芝2000m)の枠順を発表した。

巴賞から連勝を目指すホウオウビスケッツは6枠12番、巴賞では1番人気2着と敗れ、リベンジを目論むデビットバローズは7枠13番、天皇賞・春6着のサヴォーナは1枠1番から発走する。

 

■内枠有利も大型馬はマイナス

過去10年、1回は15頭立て、他はフルゲート16頭と毎年頭数が揃う本レース。函館最終週となるが、小回りコースが影響してか8枠は0勝、2~4枠が2勝ずつを挙げ、他が1勝と並ぶ。1~4枠は【7.8.5.59】、5~8枠は【3.2.5.70】と、断然内枠が有利となっている。

1~4枠のうち、前走馬体重が500キロ以上の馬は【1.0.0.19】で、1勝こそあるが複勝率5.0%と不振。480~499キロは【2.3.2.19】勝率7.7%、複勝率26.9%、479キロ以下が【4.5.3.21】勝率12.1%、複勝率36.4%と、大きすぎない方が安定感を示す。479キロ以下は回収値も単勝113、複勝160といずれも100を超えている。小回りコースの内枠は大型馬だと動きづらい面はあるだろう。

サヴォーナは【1.0.3.15】の1枠を引き当てたが、530キロ前後ある巨漢。もう少し動きやすい枠が理想だったかもしれない。前走馬体重472キロのサンストックトンは【2.3.0.15】の3枠をゲット。遡ると、3勝クラスではアケルナルスターにクビ差の2着、その後マイネルクリソーラを下して勝ち上がっており、それらと比較すれば55キロで内枠と好条件が揃った印象。2頭よりも人気がないなら穴妙味は十分。

■外枠なら実績馬が買い

5~8枠の好走率は低いものの、回収値は1~4枠よりも高い。外枠が嫌われる分、オッズをもらえる。5~8枠【3.2.5.70】のうち、前走が函館だった馬は【0.0.1.28】と壊滅的。ほとんどが巴賞組となるが、重賞レベルで外枠に入った際は力が及ばない可能性が高い。一方、地力が証明されている前走重賞組は【2.2.4.33】と馬券絡み多数。中でも前走2000m戦だった馬は【2.0.3.13】勝率11.1%、複勝率27.8%で回収値は単勝479、複勝235と高水準。また天皇賞・春組も【0.1.1.2】複勝率50.0%、複勝回収値550と押さえ必須。

巴賞の1~3着馬ホウオウビスケッツ、デビットバローズ、アケルナルスターは揃って6枠、7枠にイン。6枠は【1.0.0.19】と、もっとも馬券絡みが少ない枠で、7枠は【1.1.0.18】と6枠に続いて低調。いずれか1頭に絞ったうえで押さえ程度が妥当か。外枠でもハヤヤッコやマイネルクリソーラは前走2000m重賞、チャックネイトは天皇賞・春組なので、買いだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもたちの興味が多様なスポーツに広がり、「野球離れ」など野球人口の減少が指摘されるなか、小中学生との交流に力を入れる高校の野球部が静岡県内でも目立つ。技術指導だけでなく、チーム競技や部活動としての野球部の魅力を伝える狙いで、保育園やこども園で野球交流する学校もある。

 

 全国高校野球選手権静岡大会の前哨戦として、掛川西、掛川東、掛川工、横須賀の掛川市内4校野球部が集った5月の「第21回市内高校野球交流戦」では、小学生野球体験会が同時に開催され、4校の部員が試合以外の時間に近隣の少年野球チームの児童を指導した。

 野球体験会は試合会場(いこいの広場野球場)に隣接するグラウンドで開かれ、参加した小学1~6年生の児童たちはベースランニングを盛り込んだ鬼ごっこや、立てたバットにボールを当てるゲームなど工夫したメニューで楽しみながら「走る」「打つ」「投げる」の基礎を体験した。

 「子どもたちが野球をめちゃ本気で楽しんで、元気よくやっていた。高校ではこういう機会がなかなかないので新鮮だった」。体験会をこう振り返る掛川東の斎木陸玖主将(3年)は「野球が楽しいのは友達みんなと一緒にやれることだと思う」と競技の魅力を話す。

 市内の野球少年団でプレーする熊切新太君(小学4年)は「投げたり打ったりが難しかったけど、バットにボールを当て、倒せたのがうれしかった」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(12日、第106回全国高校野球選手権広島大会2回戦 誠之館2―1吉田)

 

 3度目の盗塁は許さなかった。

 三回2死一、三塁のピンチで、吉田の捕手・高原蒼(あおし)主将(3年)はミットをストライクゾーンから外して構えた。誠之館の5番・安倍悠介選手(同)への初球、一塁走者がスタートを切るのが見えた。捕球するや、二塁に向けて投げた白球はまっすぐ伸びて、遊撃手のグラブに一直線。笑顔でベンチに引き返した。「思い通りのボールの軌道。ランナーを刺したかったので、うれしかったです」

 六回にも二盗を阻止して、相手の攻撃の芽を摘んだ。誠之館の小川拓馬監督は「あれ以降、盗塁のサインは出せなかった」と振り返った。

 チームは九回、2死満塁から押し出し四球で1点をかえしたが、あと一本が出なかった。二回に盗塁を絡めて奪われた2点が大きかった。

 目標とした夏1勝は果たし、「最後まで楽しんで野球が出来ました」と表情はさわやか。将来は消防士を目指すつもりで、「人を助けて、感謝されるように頑張りたい」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第106回全国高校野球選手権石川大会 ▽1回戦 北陸学院9-1鹿西=7回コールド=(12日・石川県立)

 北陸学院は9-1の7回コールドで鹿西に快勝し、初戦突破を決めた。星稜中出身の6番・古林頼宜中堅手(3年)が2安打、6打点、1盗塁と大活躍。持ち味の長打力を武器に、1回1死満塁では中越え3点二塁打、7回1死満塁では中越え3点三塁打を放って見せた。全校応援で約900人の大声援に後押しされ、古林は「応援はありがたいし、プレッシャーは全然なかった。チームが勝てて良かったです」と満面の笑顔を見せた。

 星稜中では3年時に2度の全国制覇を成し遂げた一方で、1度もベンチ入りを果たせなかった。「スタンドで見ているだけで何も出来ない。悔しかったです」と振り返る。その悔しさを胸に秘めて、北陸学院に進学。高校で体も大きくなり、身長は12センチも伸びて、178センチ、74キロに急成長。パワーアップも果たし「低反発バットになっても、全然、気になりません」と手応えをつかんだ。

 11日の開会式では、星稜のエース左腕、佐宗翼(3年)や専徒大和外野手(3年)と再会。中学時代は同じクラスメートで仲も良かったという。古林は「おまえと対戦したらホームランを打つぞ」と佐宗に“宣戦布告”すれば、佐宗は「ムリムリ」と切り返し。旧友との対戦を目指し、勝利を重ねていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(12日、第106回全国高校野球選手権広島大会2回戦 尾道8―0呉三津田)

 尾道打線を3安打に抑えていたが、3巡目でつかまった。

 呉三津田の渡辺裕也投手(3年)は五回、3連続長短打を浴びるなどして3失点。六回は「打たせてとる。必ず守備が守ってくれる」と気持ちを切り替え、失点ゼロに抑え、この回で降板した。

 高校で野球を続けるつもりはなかったが、当時の監督に誘われて入部。希望するポジションを聞かれ、「ピッチャーをやりたい」と申し出た。

 試合後、「実力ではね返されました」とはにかんだ渡辺投手。「野球部に入ってよかった。良い仲間と出会えて、最後まで楽しかった」とすっきりした表情で振り返った。

 進学後も野球を続けるか聞かれると、数秒間悩み、「また誘われたらやるかも」と笑顔をこぼした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「高校野球南北海道大会・1回戦、札幌光星9-1北海」(12日、円山球場)

 今春センバツ出場の北海が1回戦で七回コールド負けを喫し、春夏連続出場の夢が絶たれた。

 北海は初回に1点を先制するも、三回にバント処理のミスで無死満塁のピンチを招くと、逆転タイムリーを浴びた。さらに2死満塁から連続タイムリーに連続押し出し四死球で一挙6失点。五回にも3四死球から満塁のピンチを招き、押し出し四球などで2点を失った。打線も反撃できずまさかの七回コールド負け。春夏連続出場はならなかった。

 広島大会では春夏通算10度の甲子園出場を誇り、ヤクルト・高津監督、広島・新井監督の母校でも知られる古豪・広島工が初戦敗退。打線が神辺旭の最速149キロ右腕・冨原に四回まで完全投球を許した。守りでは三回に2点を先行され、以降も神辺旭のソツのない攻撃で失点を重ねてしまった。

 鹿児島大会では3季連続出場を目指す神村学園が序盤の猛攻で鹿児島商を押し切って初戦突破。茨城大会では常総学院が初戦に登場し、下妻二に対して四回まで3点リードを奪ったが、大粒の雨が降り注いで試合は中断。継続試合となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会見で露わになった肉体

パリ五輪に臨むバスケットボール男子日本代表のメンバー入りを果たした河村勇輝の肉体にファンの視線が集まっている。日本バスケットボール協会(JBA)は公式SNSで10日に行われた会見の写真を公開。鍛え上げられた筋肉に、ファンから「ひとまわり大きくなった」「腕が1番凄い」といった反響が寄せられている。

ムキムキぶりを見せつけた。

10日に東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで行われた男子日本代表チームの記者会見。各選手が抱負などを語り、トム・ホーバス監督とともにメンバー12人が集合写真に納まった。その中で、目立ったのは河村の肉体。肩回りに筋肉がつき、腕組みすると上腕二頭筋の盛り上がりも際立った。

JBA公式インスタグラムと公式X(旧ツイッター)は実際の写真を公開。周囲の選手と比べても筋肉量の違いがハッキリしており、ファンからはさまざまなコメントが集まった。

「河村ビルドアップしたなー」
「河村君、ひとまわり大きくなって」
「河村君、、流石っす!その体!」
「河村選手の腕が1番凄く見えるのは気のせいじゃないよね」

 


 

 

河村は米プロバスケットボール(NBA)のグリズリーズと「エグジビット10」契約に合意。9日に行われた会見では「どんな困難になろうとも立ち向かう自信はある」と語り、本場への挑戦に思いを馳せている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロッテは12日からオンラインストアでパワフルプロ野球とマリーンズコラボグッズの受注販売ならびに先行予約販売を開始すると発表した。

 8月27日~9月1日の期間に行われる「マリーンズ夏祭 supported by KONAMI」に先立ち、大人気野球ゲームのパワフルプロ野球とマリーンズのコラボグッズを販売。ゲームに登場するパワプロ仕様の選手キャラや「ヒロミナイト」や「魂のエース」など、コラボオリジナルの特殊能力などがデザインとなっている。

 

 パワフルプロ野球とマリーンズコラボグッズの商品詳細は以下の通り。

 ▽パワフルプロ野球とマリーンズコラボグッズ商品詳細※一部

 【受注販売】

 ▽15選手展開(小島和哉投手、種市篤暉投手、佐々木朗希投手、佐藤都志也捕手、安田尚憲内野手、藤岡裕大内野手、中村奨吾内野手、ネフタリ・ソト内野手、荻野貴司外野手、藤原恭大外野手、角中勝也外野手、グレゴリー・ポランコ外野手、石川慎吾外野手、岡大海外野手、和田康士朗外野手)、アクリルスタンド(選手キャラ)1000円、フェイスタオル(選手キャラ)2000円、トートバッグ・ガンダーチャーム付(選手キャラ)2500円、ショルダーバッグ・ガンダーチャーム付(選手キャラ)3700円、サコッシュ・ガンダーチャーム付(選手キャラ)3700円、枕・クッションカバー(選手ネームプレート)3800円。計6アイテム。

 ▽全特殊能力展開(幕張の防波堤、ヒロミサンセット、ヒロミナイト、幕張の奇跡、情熱無限、豪打無敵、白黒の男たち、魂込めた一打、応援〇、強風〇、魂のエース、サヨナラ男、お祭り男、決勝打、満塁男、バント〇、チャンスメーカー、勝ち運、電光石火、安打製造機、ドクターK。計21種類)フェイスタオル(特殊能力)2000円、バスタオル(特殊能力)5500円、カーマグネット(特殊能力)1500円、マグカップ(特殊能力)1900円、アクリルヘアクリップ2個セット(特殊能力)1300円、缶バッジ(特殊能力)1000円、シール2枚セット(特殊能力)1300円。計7アイテム。全て税込み。

 【先行予約販売】フェイスタオル(キャラ集合デザイン)1800円、シークレットアクリルキーホルダー(特殊能力)600円、シークレットアクリルキーホルダー(選手ネームプレート)600円、シークレットアクリルキーホルダー(選手キャラ)700円。計4アイテム。全て税込み。※受注・予約販売期間は、12日~21日23時59分まで。

 

 

 

 

 

 

 

3連休は西・東日本で局地的な大雨に注意 夏空広がる沖縄も急な雨の可能性

 

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明日13日からの3連休は、梅雨前線が西日本・東日本付近に停滞する見込みです。前線周辺では雨雲が発達しやすく、西日本・東日本ではあちこちで雨雲が発達する恐れ、局地的に大雨となる恐れもあります。沖縄も太平洋高気圧のふちを回って流れ込む湿った空気の影響で、晴れたり急に雨が降ったり。変わりやすい天気となりそうです。

明日13日 西日本の太平洋側を中心に大雨の恐れ

 

 

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明日13日は梅雨前線周辺の発達した雨雲が、西日本の太平洋側を中心に流れ込む見込みです。九州南部、特に鹿児島県周辺では断続的に雨が強まり、明日13日に降るトータルの雨の量が100ミリを超える恐れもあります。四国や紀伊半島周辺でも、局地的に雨が強まるでしょう。
東海・関東など東日本の太平洋側も、午後を中心に雨雲の広がる所がある見込みです。こちらは極端な大雨は予想されていませんが、今の時期は梅雨前線の位置の予想が少しでもずれると、大きく予想が変わってしまいます。雨雲の様子をこまめに確認するようにしてください。

14日・15日も西日本と東日本を中心に雨 局地的な雨の強まりに注意

 

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明後日14日、連休最終日の15日も、西日本と東日本では雨の降る所が多いでしょう。特に九州には活発な雨雲が次々と流れ込み、梅雨末期の大雨災害に警戒が必要です。そのほかの西日本・東日本でも大気の状態は不安定で、局地的に雨雲が発達しやすいでしょう。雨のやんでいる時間が多くても、降りだすと突然雨が強まり、雷を伴う恐れもあります。急な雨の強まりに各地で注意が必要です。
沖縄では晴れたり急に雨が降ったりと、変わりやすい天気の所が多くなりそう。東北も仙台など南側の地域を中心に時折雨雲が流れ込んできますが、北海道では晴れ間が広がり、天気の崩れはあったとしても狭い範囲となりそうです。

また、沖縄は那覇で最高気温が34℃や35℃と、厳しい暑さが続く見込み。梅雨空が続く西日本・東日本でも蒸し暑く、熱中症の備えも必要となりそうです。

最新の情報 どこを見たら 何がわかる?

 

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3連休中もあちこちで雨の強まる可能性があります。最新の「気象情報」を入手するには、テレビやラジオなどの方法もありますが、インターネットで確認する場合、おすすめのチェックポイントが3つあります。

①雨雲レーダーをチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
②雷レーダーをチェックしましょう。雨雲レーダーと同じように使えます。また、雷が予想されている所では、落雷だけでなく、竜巻などの突風の可能性も高まっていて、ひょうにも注意が必要です。
③注意報・警報をチェックしましょう。発表されている注意報・警報の種類によって、どんな現象に注意・警戒しなければならないか、わかります。注意警戒事項には、いつまで注意・警戒すべきか、ということも書いてあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

米首都ワシントンで3日間にわたって開催されていた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は11日、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援継続を誓い、閉幕した。≪写真は、米首都ワシントンで開かれた北大西洋条約機構〈NATO〉首脳会議にあわせて行われた記者会見に臨むイエンス・ストルテンベルグ事務総長〈枠外〉とウクライナのゼレンスキー大統領≫
加盟32か国となったNATOの創設75年式典も行われた今回の会議は、ロシアによるウクライナ侵攻開始から2年半を経て、ウクライナとの同盟関係を再確認する場となった。
NATOは今回、ウクライナに対し、地対空迎撃ミサイルシステム「パトリオット」の追加供与など、防空体制を強化するための新たな支援を約束した。
会議最終日の11日、NATO首脳らに対しウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、米国を中心とした支援国に対し、「われわれの勝利を目指すのであれば、わが国を守り救いたいのであれば、全ての制限を解除する必要がある」と述べ、ウクライナ軍によるロシア国内への攻撃を含む条件緩和を要求した。
これに対し、米国のジョー・バイデン大統領は、軍上層部の助言を受けつつ、調整を行うべきかどうか「日々」状況を評価していると述べた。
一方、ドイツのオラフ・ショルツ首相はもっと明快に「これまでの措置やガイドラインを変更する動きはない」と返答。「ウクライナに最大限の支援を提供しつつ、ロシアとNATOの戦争にエスカレートしないようにすることが、われわれの責務だ」と述べた。
NATO首脳らは今回、ウクライナへの正式な加盟招待を見送ったことで、ゼレンスキー氏の期待をまたも裏切った。ただしその動揺を和らげるために、ウクライナのNATO加盟は「不可逆的」な道であると表現した。
ゼレンスキー氏は「ウクライナがNATOに招待され、加盟する日が来るよう、われわれは今もこれからも、あらゆる手を尽くしていく」と述べた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎重工業が海上自衛隊の潜水艦乗組員らに対し、下請け企業との架空取引で捻出した裏金で物品や飲食代を負担していたとされる問題で、同社は12日、防衛関連事業に限らず、すべての事業について不正がないか点検する社内調査を始めたと明らかにした。

 この問題について同社は、6月に外部の弁護士でつくる特別調査委員会を設置し、全容解明を進めている。年内をめどに結果を公表するとしていたが、事実が判明し次第、随時報告する方針に改めるという。

 いずれも橋本康彦社長の指示によるという。同社は航空機、鉄道、バイク、プラントなど幅広く手がけている。ほかの事業でも顧客から不安の声が寄せられていたという。

 神戸工場(神戸市)の潜水艦の修繕を担う部門では、川重側が部品を供給する下請け企業に架空取引を持ちかけ、代金を下請け側にプールさせていたとされる。裏金は少なくとも十数億円に上り、川重側が幹部自衛官や乗組員に向けて物品や商品券を購入したり、飲食接待したりした疑いがもたれている。

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦