広島県は11日、新型コロナウイルスの感染者が増加しているとして、県独自に設けた注意報を初めて出した。医療提供体制が逼迫(ひっぱく)する可能性があるとして、県民に感染対策の徹底を呼びかけている。

 県によると、呉市保健所管内で直近1週間(1~7日)の定点調査する1医療機関当たりの患者数が8・06人となり、県の注意報基準の「8人以上」に達した。ほかの6保健所管内は3・50~7・88人。県平均は6・10人で前週比1・7倍に増えている。

 新型コロナの注意報・警報を出す国の基準はなく、県は9日から独自基準の運用を始めていた。警報基準は県内7保健所のいずれかの管内で直近1週間の1医療機関当たりの患者数が「13人以上」か、入院患者数(中等症以上)が「4人以上」としている。

 県健康危機管理課は「再び増加傾向にある。手洗いなどの感染対策を徹底してほしい」としている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ 巨人は2カ月連続受賞に

 日本野球機構(NPB)とスカパーJSAT株式会社は12日、6月度『スカパー!サヨナラ賞』の受賞者を発表。セ・リーグからは巨人の丸佳浩、パ・リーグからは楽天の小郷裕哉がそれぞれ受賞した。

 丸は6月28日(金)東京ドームで行われた広島戦で、2-2の同点で迎えた延長10回裏、一死走者なしの場面で右翼席へ劇的なサヨナラ本塁打を放った。広島時代の13年7月以来、2度目の受賞となった。

 小郷は6月11日(火)楽天モバイルで行われた巨人戦で、5-6と1点ビハインドで迎えた9回裏、二死満塁の場面で、右中間へ起死回生の逆転サヨナラ2点適時二塁打を放ち、自身初のサヨナラ打でチームを交流戦初優勝へ大きく前進させた。

受賞選手には『スカパー!』より、トロフィーと賞金30万円が贈られる。受賞コメントは以下の通り。


◆ コメント

▼ 丸佳浩(巨人)

選んでいただきありがとうございます、自分の一振りで勝利に導けたことは非常によかったと思います。

今シーズンで一番良い手ごたえで、打った瞬間「いったな」と。意外と僕冷静なので、ホームベース踏む前にヘルメット脱がないとスポーツドリンクかけられて臭くなっちゃうな…とか考えてました(笑)

今、チームも良い位置にいますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。


▼ 小郷裕哉(楽天)

この度、数々の名シーンの中から選んでいただき光栄に思います、ありがとうございました。

プロに入って初のサヨナラ打でしたので、打席に入るときの声援やボールが抜けたときの歓声は過去一番の思い出になりました。

あの一勝は交流戦優勝の大きな一勝になったと思いますので、そこを自分が貢献できたことは嬉しく思います。ファンの皆様、いつも熱いご声援ありがとうございます!これからも良い名シーンでお応えできるように頑張ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本サッカー協会は7月12日、国際親善試合のガーナ戦(13日開催)とパリ五輪に臨むなでしこジャパンの背番号を発表した。

絶対的司令塔の長谷川唯は14番、昨夏の女子ワールドカップでは5ゴールを挙げ得点女王に輝いた宮澤ひなたは7番、精神的支柱で腕章を託された熊谷紗希は4番を背負う。

12年ぶりのメダル獲得を目ざす日本。グループステージでは現地時間で25日にスペイン、28日にブラジル、31日にナイジェリアと対戦する。

 


バックアップメンバー4人を含めた各選手のナンバーは以下のとおり。※背番号/選手名/生年月日/所属クラブ/国際Aマッチの出場・得点。

GK
1 山下杏也加/1995.09.29/無所属/70・-68
18 平尾知佳/1996.12.31/新潟L/8・-9
22 大場朱羽/2002.07.11/ミシシッピ大(USA)/1・0

DF
4 熊谷紗希/1990.10.17/ローマ(ITA)151・2
2 清水梨紗/1996.06.15/無所属/78・4
20 守屋都弥/1996.08.22/I神戸/10・2
13 北川ひかる/1997.05.10/I神戸/10・0
3 南 萌華/1998.12.07/ローマ(ITA)/52・4
5 高橋はな/2000.02.19/浦和L/26・3
21 石川璃音/2003.07.04/浦和L/8・0
6 古賀塔子/2006.01.06/フェイエノールト(NED)/8・1

MF
8 清家貴子/1996.08.08/浦和L/21・7
14 長谷川唯/1997.01.29/マンチェスター・C(ENG)/84・20
16 林穂之香/1998.05.19/無所属/33・2
10 長野風花/1999.03.09/リバプール(ENG)/39・1
7 宮澤ひなた/1999.11.28/マンチェスター・U(ENG)/37・9
15 藤野あおば/2004.01.27/ベレーザ/22・5
12 谷川萌々子/2005.05.07/ローゼンゴード(SWE)/5・0

FW
11 田中美南/1994.04.28/ユタ・ロイヤルズ(USA)/80・36
19 千葉玲海菜/1999.04.30/フランクフルト(GER)/11・4
9 植木理子/1999.07.30/ウェストハム(ENG)/35・11
17 浜野まいか/2004.05.09/チェルシー(ENG)/10・2

※GK大場、DF守屋、DF石川、FW千葉はバックアップメンバー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セ・パ1人ずつ、月間を通して最もインパクトのあるサヨナラ打を放った選手に贈られる6月度の「スカパー!サヨナラ賞」のパ・リーグ部門で楽天の小郷裕哉外野手が受賞した。

 小郷は6月11日の巨人戦(楽天モバイル)の9回2死満塁、右中間に逆転サヨナラエンタイトル二塁打。球団初の交流戦優勝に貢献する一打を放った。

 小郷は「数々の名シーンから選んでいただきすごく光栄に思います。(サヨナラの場面は)いろんな先輩方がつないでくれて、2死満塁から打席がまわってきた。その期間は調子が良かったので、絶対自分が決めるというつもりで打席に立ちました」と振り返った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本相撲協会は12日に大相撲名古屋場所(14日初日・ドルフィンズアリーナ)の取組編成会議を開き、初日の取組を決めた。3月の春場所で110年ぶりの新入幕優勝を飾った十両・尊富士(伊勢ケ浜)は初日の取組に入らず、休場が決まった。

 尊富士は春場所14日目に負傷した右足首の回復が遅れ、東前頭6枚目だった5月の夏場所を全休。今場所は東十両2枚目に降下した。幕内優勝経験者の十両転落は史上19人目で、優勝場所から1場所での転落は史上最速となった。

 休場はこれで2場所連続。状況によっては途中出場もあるが、全休なら来場所は幕下転落の可能性もあり、そうなれば世紀超えの新入幕Vの快挙からわずか2場所で関取の座を失うことになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フランクフルトは11日、昨シーズン限りで現役を引退した元日本代表MF長谷部誠氏がU-21チームのコーチに就任したことを発表した。

 

 今年4月に2023-24シーズン限りで現役を引退することを発表していた長谷部氏は、今後のキャリアについてフランクフルトで指導者キャリアをスタートする予定であることを明かしていたなか、今回正式にU-21チームのコーチに就任することが決定した。

 就任に際し、長谷部氏はクラブ公式サイトで「もちろん、新たな挑戦を楽しみにしており、この機会を与えてくれたアイントラハトに非常に感謝をしています。また、このクラブで活動を続けられることをとても嬉しく思います。私は23年間プロサッカー選手として活動し、その間に多くの経験を積んできましたが、コーチという仕事は全く違います。まずは、新しいポジションで多くの経験を積んで、一歩ずつ自分を成長させることが重要です」と意気込みを語っている。

 1984年1月18日生まれで現在40歳の長谷部氏は、2002年に藤枝東高校から浦和レッズに入団しプロキャリアをスタートさせた。徐々に出場機会を増やすと、7シーズンで公式戦通算215試合に出場し24ゴール17アシストを記録。中盤の主軸として2006年のJ1リーグ制覇や、翌年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝など、数々のタイトル獲得に大きく貢献した。

 2008年1月にはヴォルフスブルクに完全移籍加入。“鬼軍曹”の異名で知られるフェリックス・マガト監督の下で主力に定着すると、2年目の2008-09シーズンはブンデスリーガで25試合に出場し、クラブ史上初のマイスターシャーレ獲得の原動力となった。2013年9月にはニュルンベルクへ移籍し、翌年にフランクフルトへ加入。同クラブでは公式戦通算304試合に出場し、2021-22シーズンには最終ラインの一角として、ヨーロッパリーグ(EL)制覇に貢献した。

 なお、ブンデスリーガでの通算出場試合数は「384」となり、ドイツ人以外の外国人選手としては元ペルー代表FWクラウディオ・ピサーロ氏(390試合)に次ぎ、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ(現:バルセロナ)と並んで史上2位タイの出場数を記録した。

 また、2006年2月にデビューした日本代表では、歴代7位の国際Aマッチ通算114試合に出場し、2ゴール10アシストをマーク。3度のFIFAワールドカップ(2010、2014、2018)、2度のAFCアジアカップ(2011、2015)を経験し、AFCアジアカップカタール2011では優勝カップを掲げた。また、2010年からはキャプテンとして長年チームを牽引し続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆米大リーグ レッドソックス7―0アスレチックス(11日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)

 レッドソックス・吉田正尚外野手が11日(日本時間12日)、本拠でのアスレチックス戦に「6番・DH」で先発出場し4号2ラン含む4打数3安打4打点の大暴れで打率を2割6分5厘に引き上げた。

 1回は2死満塁から右腕メディーナの2ボールからの157キロの直球を右前に詰まりながら弾きかえして2者をかえす先制タイムリー。

 極めつけは6回だ。無死一塁でアスレチックスは、吉田が今季1割2分5厘と抑え込まれていた左腕投手であるミュラーを起用した。しかし、打撃が急上昇中の吉田は3―1からの内角高めの直球をジャストミート、打球は角度35度の高さで舞い上がり、地元ファンの大歓声の中、右中間118メートル付近で弾んだ。吉田はいつものように淡々とホームイン。本塁を過ぎて一塁走者に祝福されて初めて笑顔を見せた。

 吉田は8回にも右前安打して今季3度目の1試合3安打以上の猛打賞。これで7月は9試合で36打数12安打(打率・333)2本塁打で打点は11となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は11日(日本時間12日)、敵地フィラデルフィアでのフィリーズ戦に1番指名打者で出場し、2三振を喫して4打数無安打だった。連続試合安打、盗塁は4で止まった。チームは1―5で敗れ、5連敗した5月下旬以来の4連敗となった。

 

 ナ・リーグ優勝争いのライバルとなるフィリーズに対し、3連敗となったドジャース。大谷も5試合ぶりに無安打に終わった。二回一死満塁の好機で相手先発の右腕ノラの内角低めのナックルカーブをとらえられず、空振り三振を喫するなど、ブレーキとなった。出塁できなければ、4試合連続で決めてきた盗塁を仕掛けることもできず、最後まで流れを変えられなかった。

 一方、大谷のエンゼルス時代のチームメートで、今はフィリーズに所属するマーシュは大活躍。右越えの9号ソロに加え、右翼線への適時三塁打を放って4打数2安打2打点だった。3連戦初戦の試合前には大谷と笑顔で言葉を交わし、再会を喜んでいたマーシュ。大谷の前で躍動し、チームは3連勝となり、「僕らにとっては大事なシリーズだった。自分たちの立ち位置を確認するための大きな試練だったけど、力を発揮できたと思う」と手応えを語った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆米大リーグ オリオールズ―カブス(11日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパークアットカムデンヤーズ)

 カブスの鈴木誠也外野手が敵地のオリオールズ戦に「3番・右翼」で先発。2打席連続で適時二塁打を放った後、適時三塁打を放った。

 ベテラン右腕スアレスとの対戦。初回1死一塁の第1打席は右邪飛。3回2死一塁の第2打席でカウント1―0から真ん中に入ったチェンジアップを強振せずに左翼線に運び、一塁走者のブッシュが生還した。

 5回は1死一塁からホーナーとブッシュが連続二塁打で2点を追加。鈴木も3者連続二塁打となる適時二塁打を左中間へ放った。

 強打オリオールズのお株を奪う攻撃を見せるカブス。7回1死一塁での第4打席で、左翼手の頭上を破るフェンス直撃の当たり。いっきに三塁を陥れ、3打席連続長打、3打席連続打点を挙げた。4番ハップも右線二塁打で続き、鈴木が生還し8―0と突き放した。

 鈴木は今永が8勝目を挙げた前日の同カードでも適時打を放っており、3試合連続打点。3長打はメジャー3年目で初の固め打ちだ。

 この日は今季初めて3番に入った。主軸のベリンジャー外野手が前日に受けた死球で左手中指を骨折、10日の負傷者リスト(IL)に入ったため。直近6戦で5勝と復調気配だったカブスにとって痛恨の離脱となるが、鈴木のバットが点を量産した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月12日、TOYOTA GAZOO Racingはスポーツカー『GR86』の一部改良を実施し、同日から全国のトヨタ車両販売店での注文受け付け、8月1日からの発売を発表した。加えて、“リッジグリーン”を外板色とし、専用ブロンズホイールやインテリアに専用刺繍をあしらった特別仕様車『RZ“Ridge Green Limited”』の抽選受付を7月12~28日まで行い、2024年10月頃より200台限定で販売する。

 今回の一部改良では、GR86を用いて参戦を継続しているさまざまなモータースポーツからの知見を反映。プロドライバーからのフィードバックも合わせて、走行システムや足回りのセッティングを見直すことで、GRらしい走りの味を深化させている。具体的には、アブソーバー減衰特性の見直しを実施し、スポーツカーらしいダイレクトなハンドリングレスポンスはそのままに接地感を向上させている。

 


 

 また、より意のままに“ドライバーと対話できるクルマ”を目指し、EPS(電動パワーステアリング)特性を改良。さまざまなモータースポーツでの使われ方を想定し、俊敏なレスポンスと操舵安定性を両立させ、限界域におけるステアリングフィールを向上させている。

 MT車においては、モータースポーツで求められるブリッピング操作のしやすさに着目し、エンジントルク制御を変更。アクセル操作に対してよりダイレクトなレスポンスが得られるスロットル制御を採用し、限界域での扱いやすさを向上させている。

 AT車はダウンシフト操作時におけるエンジン回転数の許容領域を拡大し、より広いトルクバンドを活用した鋭い走りが可能となった。

 


 

 

 GR86のグレードは『RZ』『SZ』『RC』の3つ。最上級の『RZ』と中間の『SZ』は6速AT車と6速MT車を揃え、『RC』は6速MT車のみの設定だ。

 機能面においての改良箇所は、『RZ』と『SZ』にタイヤ空気圧警報システムを採用。加えて、『RZ』はデイタイムランニングライトを設定している。

■GR86車両価格一覧

グレード MT車 価格(税込) AT車 価格(税込)

RZ 351万8000円 361万6000円

SZ 319万5000円 329万3000円

RC 293万6000円 ――

 ボディカラーでは、新色のリッジグリーンを追加。このほか、スパークレッド、クリスタルブラックシリカ、クリスタルホワイトパール、マグネタイトグレーメタリック、アイスシルバーメタリック、サファイアブルーを揃え、全7色展開に。消費税込みの車両価格は293万6000~361万6000円となっている。

 



 特別仕様車『RZ“Ridge Green Limited”』はその名のとおり、ボディカラーに新色“リッジグリーン”を採用する。内装では、シート表皮にブラックパーフォレーション・タンアクセントを設定したほか、ドアトリムには特別仕様車専用刺繍が施されている。

 また、インストゥルメントパネルモールやセンターコンソール加飾はベース車の『RZ』がサテンシルバーのところ、『RZ“Ridge Green Limited”』はブラック基調でまとめられた。足元はブロンズカラーの18インチホイール、ブレンボ製ブレーキ、ザックス製ダンパーを採用することで、質感の向上が図られた。

 

 


 

 

 前述のとおり200台限定となる『RZ“Ridge Green Limited”』の販売方法は抽選となっており、購入希望者は7月12~28日の期間内にGR Garageにて抽選受付を行う必要がある。同特別仕様車の価格はMT車が389万7000円(税込)、AT車が399万5000円(税込)だ。

 


 

 

■トヨタGR86主要諸元

全長×全幅×全高 4265×1775×1310mm

ホイールベース 2575mm

トレッド(フロント/リヤ) 1520mm 1550mm

車両重量 1290kg(6速AT車) 1270kg(6速MT車)

エンジン種類 水平対向4気筒

総排気量 2387cc

最高出力 173kW(235PS)/7000rpm

最大トルク 250Nm(25.5kgm)/3700rpm

サスペンション(フロント/リヤ) マクファーソンストラット/ダブルウイッシュボーン

ブレーキ(フロント/リヤ) ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク

駆動方式 FR

トランスミッション 6速AT/6速MT

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スキーンズが無傷の今季6勝目、防御率は1.90となった

【MLB】パイレーツ 1ー0 ブルワーズ(日本時間12日・ミルウォーキー)

パイレーツのポール・スキーンズ投手が11日(日本時間12日)、敵地で行われたブルワーズ戦で無傷の今季6勝目を挙げた。7回99球を投げ無安打無失点11奪三振という“ノーノー”継続中の交代は物議を醸している。

ピッツバーグ地元ラジオ局「93.7 The Fan」のアンドリュー・フィリッポーニ氏によれば、シェルトン監督は交代が難しい判断だったかと聞かれ「全く。彼は疲れていた。球数は関係なかった。自分の目を信じ、彼も信じることだ」とキッパリ。疲れについては「投球と身体の反応だ。6回終了後ですら、少し疲れを感じていた。でも7回を投げ切ったことに感心した。素晴らしい仕事をしてくれた」と話したという。

今季は11試合に先発して防御率1.90の安定感だけに、快挙を期待するファンも多かったようだ。「あとアウト6つなのに」「7回は6球しか投げていない」「ひどい」「ナンセンス」「納得しない」などといった反応が寄せられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東北楽天ゴールデンイーグルス所属の辰己涼介選手の妻でYouTuberの辰己セリーナさんは、7月11日にYouTubeを更新。野球場でのマナーのない行動に非難が殺到しました。
 

「ロッテファンかわいそうすぎる」

動画『辰己セリーナ、ロッテの応援席へ応援歌を歌いに行く』を公開したセリーナさん。「応援する気持ちは0なんだけど 応援歌を歌いたいっていう気持ち」と発言したり、国歌斉唱で着席していたり、相手チームである千葉ロッテマリーンズ側の応援席に座っていたり、マナーのない発言や行動が目立ちます。さらに「私はもはやスケちゃんさえ良ければなんでもいい」という言葉も。そのためなのか、相手チームの応援には熱がこもっているようです。ロッテのファンと一緒にノリノリで手を振ったりし、かなり熱が入っています。

動画の中盤では「疲れたので元々取っている内野席へ行きます」と宣言。もともと取っていたチケットは楽天側の内野席のほうです。その後は辰己選手の出番が終わったため、試合終了を待たずに会場を後にしました。

コメントでは、「ここはZOZOマリンスタジアムのホーム外野応援席です。外野応援指定席におきましてはお客様同士のトラブルを避けるため、相手球団への応援はお控えください。と、球団公式が発表してるので今回の行動は批判されて当然です。他のスタジアムがどうか知りませんが、ここは千葉ロッテマリーンズのスタジアムです。郷に入っては郷に従ってください。またライトスタンドで敵チームを応援するのであれば二度と来ないでください」と至極真っ当な声や、「当日ライスタいました。ホームラン時のガッツポーズ、とても悪目立ちしていて周りから凄く非難されてましたよ。応援席で見るならマナーは守って応援して欲しいです」と当日にセリーナさんの近くにいたファンからも声が上がっています。

さらに「奥様がライトスタンドに行くのは別に良いけど(スタジアムルールを守らなかったり相手チームへのリスペクトが無い言動は論外だが)、辰己選手、ライトスタンドにガッツポーズって両球団のファンに失礼過ぎませんか」と、辰己選手へ厳しい声も上がりました。

そのほかには、「断言します。これは燃えます」「ロッテファンに対して心底失礼です」「大変不愉快な気持ちになりました」「ロッテファンかわいそうすぎる」などの声が。
 

野球関連の動画を多数投稿

セリーナさんはYouTubeで野球に関連する動画を多数公開しています。それでも野球観戦のマナーは知らなかったのでしょうか。これを機に、今後はマナーを身につけて観戦してくれることを願いたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■智弁和歌山前監督 高嶋仁の目

 

 (11日、第106回全国高校野球選手権和歌山大会1回戦 和歌山北5―1紀北工)

 今大会の開幕戦。ヒットの数は同じでしたが、チャンスを生かした和歌山北に対し、紀北工はあと一本が出ませんでした。走者のいない場面ではしっかりと打てていたのに、得点機になると追い込まれてから、アウトコースを引っ張ろうとして打ち取られるなど、消極的な攻撃に思えました。

 完投した和歌山北の比嘉凰稀投手(3年)はコントロールもよく、緩急をつけた見事な投球。打っても3安打の大活躍でした。開幕戦を勝利し、決勝までいった昨夏のチームからメンバーは大きく替わっていますが、この日は自信を持って試合を進めていたと思います。昨夏の準決勝に先発した比嘉投手ら準優勝メンバーがしっかりチームを引っ張っているのでしょう。

 紀北工の2番手で登板した吉田蓮樹投手(2年)は最初は高めにボールが浮いていましたが、中盤以降落ち着いて丁寧に変化球を投げていました。楽しみな投手です。

 第1試合は朝早いため、なかなか体が動かないケースが多く、私が監督時代は午前4時に起床させ、準備を進めていました。この日は雨のため、午後からの試合になったので、両チームとも十分に動けていました。開会式直後の開幕戦は、体力的にもなかなかしんどいものですが、今大会は開会式と試合は別の日で、通常の第1試合として臨めます。ぜひ、今後もこの形式を続けてほしいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(11日、第106回全国高校野球選手権千葉大会2回戦、日大習志野5―7八千代)

 

 日大習志野の亀山龍人(3年)は、六回表の攻撃中、仲間に両腕を抱えられながら、ベンチに下がった。また足がつったのだ。治療を受けた後に試合に戻った。

 165センチ、78キロ。「みんな亀山が大好き。小さな体に全てが詰まっている」。吉岡真之介監督が評するチームの主砲は、春の大会でも足がつった。その後、父の顕太郎さん(47)と対策を徹底。「努力する子。勉強と両立してきた」と顕太郎さんは言う。

 九回表2死走者なし。打席に立った亀山は四球を選び、仲間を鼓舞し続け、1点を返す本塁を踏んだ。その後、満塁の好機が続いたが、2点届かなかった。

 亀山は2安打を含む5打席すべてで出塁。つった足の影響を感じさせなかった。

 試合後、応援団や保護者に「応援してくれる方がいなかったら、あきらめていた」と感謝した。

 本格的な野球は高校までと決めている。「努力」の次のステージが始まる。=大谷津

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「高校野球千葉大会・2回戦、千葉学芸5-2佐倉」(12日、船橋市民球場)

 今秋ドラフト候補に挙がる最速149キロ右腕の千葉学芸・菊地ハルン投手(3年)が先発し、5回1安打無失点、無死四球で初戦突破を導いた。

 雨が降る中でも、安定した投球を見せた。初回先頭に中前打を許したが、被安打はその1本のみ。最速は142キロながら直球、変化球ともに丁寧に制球して6三振を奪い「球が走っていて、後半は自分の投球ができた。納得できる投球」とうなずいた。

 打撃でも2打数2安打と貢献した。四回に出塁し、三塁へスライディングした際に左手首を痛めたが、治療後に五回も続投。試合後は「支障はない」と軽傷を強調した。

 父はパキスタン人で身長2メートル、体重103キロと恵まれた体格を持つ。阪神が3人体制で視察するなどネット裏には日米8球団のスカウトが訪れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第106回全国高校野球選手権福島大会 開会式(12日)

 福島大会の開会式が県営あづま球場行われ、68校62チームが元気よく行進した。田村高が2年連続で選手宣誓を務め、国分紘也主将(3年)が「大好きな野球を笑顔でプレーし、勇気と感動を与えたい」と球児を代表して宣誓した。

 しかし、開会式直後から豪雨に見舞われた球場ではベンチやベンチ裏の通路まで浸水。選手たちが懸命に水をかき出したが午後0時40分に小高産業技術対福島東の開幕戦の順延が決定した。なお、同試合は13日の第3試合、午後2時開始に変更となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第106回全国高校野球選手権南北海道大会 ▽1回戦 札幌光星9―1北海=7回コールド=(12日・札幌円山)

 23年春から道内公式戦29連勝中だった北海が、南北海道大会の1回戦で姿を消した。札幌光星に7回コールド負け。過去最多タイ、61年ぶりの北海道大会5季連続Vを逃した。

 

 初回にスクイズで幸先良く先制したものの、投手陣が3回に突如乱れ、4安打4四死球で一挙6失点。5、6回にも追加点を許し、打線は相手先発・粕谷脩真(3年)の前に1得点に封じられた。

 試合後の平川敦監督の一問一答は以下のとおり。

 ―悔やまれるのは一挙6失点した3回の守りか。

 「そうですね。しょうがないと言えば、しょうがないですね」

 ―率直に今日の試合を振り返り。

 「先取点を取れていい流れではいったんですけれど、そうですね…。不運な部分もありましたけど、あれだけ大量失点してしまうと、ちょっとゲームとしては苦しい展開にはなっちゃいますよね。2―1で終わるところが6点になっちゃったので、そこが悔やまれますけど、ゲームなので仕方ないです」

 ―これが夏の怖さ。

 「そうですね。ギリギリのところの戦いになるものなので、勝つ時も紙一重ですし、負ける時も紙一重になるかなと」

 ―先発した浅水の状態は。

 「いつも通りだったと思いますけどね。3年生含めて一生懸命頑張って戦ってくれたんじゃないかなと思います」

 ―経験も豊富でたくましいメンバーだった。

 「そうですね。ずっと勝って来ていたので、そういったプレッシャーも多々あったかとは思うので、よく最後まで頑張って戦ってくれたなと思います」

 ―3番手の松田の投球は。

 「春から、選抜ぐらいからあまりピッチングらしいピッチングもできていなかったので、仕方ないと言ったら仕方ないと思うので、この悔しさを次に向けて、2年生なのでね、頑張ってほしいなと思います。他の1年生もいますし、また一日一日、地道にやっていくしかないと思います。また頑張っていきたいなと思います」

 ―チームを引っ張ってきた3年生にはどんな言葉を。

 「春も勝って、センバツも行ってましたし、いろんなプレッシャーもありながら戦っていたと思うので。いい思い出もあれば、厳しいこともあったと思いますけど、よく最後まで戦ってくれたなと思います。ありがとうございました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィギュアスケート女子で2006年トリノ五輪金メダリストの荒川静香さんがプロデュースするアイスショー「フレンズオンアイス」主催者は12日、元世界女王・浅田真央さんが初出演することを発表した。同ショーは、8月30日、31日、9月1日で計6公演行われる。会場はKOSE新横浜スケートセンター。

 浅田さんは「静香さんにお声がけを頂き、この度初めてフレンズオンアイスに参加させて頂きます!現役時代、共に戦った仲間たちと久しぶりに一緒に滑れること、とても楽しみにしています。フレンズならではのコラボレーションナンバーも今からワクワクしています。真夏の暑さを忘れてしまうほどの、素晴らしい世界となりますように心を込めて滑りたいです」などとコメント。

 荒川さんも「スケーター同士のコラボレーションから生まれる、ここでしか観ることのできない、この夏限定の化学反応もお楽しみに!是非、真夏の氷の世界を体感できる『癒しの空間』にお越しください」と呼びかけた。

 男子で、2010年バンクーバー五輪銅メダリストで、アイスダンスでも活躍した高橋大輔さんは、ソロナンバーを披露予定。昨季をもって現役引退し、五輪で2度のメダルを獲得した男子の宇野昌磨さんは、恩師のステファン・ランビエル氏とコラボレーションナンバーを披露する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第106回全国高校野球選手権千葉大会▽2回戦 千葉学芸5―2佐倉(12日・船橋市民)

 身長2メートル。パキスタン人の父を持つ千葉学芸の超大型右腕・菊地ハルン投手(3年)が先発し、5回1安打無失点の好投を見せた。

 角度のある直球とスライダーを軸に佐倉打線を圧倒。「球が走っていて、変化球でもカウントが取れたところがよかった」と菊地は振り返った。6つの三振を奪う一方で、与えた四死球はゼロ。大型投手でも、変化球を器用に操れることが出来る。

 4回の打席で出塁し、三塁に滑り込んだ際に左手を痛め、大事を取って5回で降板。今後に向けて「強豪と対戦する試合にピークを持って行きたい。150キロも狙いたいです」と抱負を述べた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スバルは7月12日、同社のスポーツモデル『BRZ(ビーアールゼット)』の改良型を発表。あわせて、同モデルを7月14日に富士スピードウェイで開催される『FUJI 86/BRZ STYLE 2024』の会場で展示するとアナウンスした。   2代目となる現行『BRZ』は2021年7月にデビューした。初代と同様に、トヨタとの共同開発車であるが、『スバルBRZ』と『トヨタGR86』とでそれぞれの個性を際立たせる走りの味が追求され、スバル側では「誰もが愉しめる究極のFRピュアスポーツカー」をコンセプトに車両開発が行われた。   そんなBRZは、2023年9月に登場した改良モデルにて、マニュアルトランスミッション(MT)車を含む全グレードに運転支援システム“アイサイト”が標準装備され、運転する愉しさと安心を高い次元で両立するスポーツカーに進化している。    スバルBRZ改良モデル:BOXERメーターイメージ(写真はSTI Sport)   今回の改良では、MT車向けに“SPORTモード”が新たに採用された。これはスーパー耐久シリーズに参戦しているTeam SDA Engineeringの取り組みで得られた知見から生まれたもので、全回転域でアクセル操作に対してエンジンが忠実に反応するスロットルセッティングを施したもの。同モードを使用することでアクセルコントロール性が向上するという。また、アクティブサウンドコントロールの音量が切り替わり、ドライバーの高揚感を盛り上げる演出も盛り込まれた。   さらにこの改良モデルでは、オートマチックトランスミッション(AT)車のマニュアルダウンシフト制御の許容回転数が拡大されたほか、STI Sportを除くR、SおよびCup Car Basicグレードのダンパー減衰力特性と、全グレードのEPS(電動パワーステアリング)のアシスト特性の最適化が行われている。   この他、ウインカーレバーの操作方法変更およびCup Car Basicを除くグレードにデイタイムランニングライトが採用も含まれている。   全車2.4リットル水辺対向4気筒エンジンを搭載する『BRZ』のグレードは、Cup Car Basic、R、S、STI Sportの計4つ。いずれも6速MTと6速ATが設定されるが、Cup Car Basicは6速MTのみとなる。   ボディカラーはWRブルー・パールをはじめ、有料色のクリスタルホワイト・パール、イグニッションレッドなど全7色展開で、車両価格は332万2000~381万7000(税込)だ。グレード別価格は以下のとおり。  ・スバルBRZ:https://www.subaru.jp/brz/brz/  ■スバルBRZ 価格一覧  グレード エンジン 駆動 変速機 価格(税込)  Cap Car Basic 2.4リットル 水平対向4気筒 FR 6MT 372万2400円  R 6MT 322万2000円  6AT 335万5000円  S 6MT 350万9000円  6AT 354万2000円  STI Sport 6MT 378万4000円  6AT 381万7000円    スバルBRZ改良モデル:MT車専用SPORTモードスイッチ(写真はSTI Sport)    スバルBRZ改良モデル:BOXERメーター SPORTモード時(写真はSTI Sport)    スバルBRZ改良モデル:BOXERメーター TRACKモード時(写真はSTI Sport)    2024年7月12日に発表されたスバルBRZ改良モデル  投稿 『スバルBRZ』に改良モデル登場。スーパー耐久での知見を生かした“SPORTモード”を新採用 は autosport web に最初に表示されました。  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第106回全国高校野球選手権南北海道大会 ▽1回戦 札幌光星9―1北海=7回コールド=(12日・札幌円山)

 夏の甲子園初出場を目指す札幌光星が、道大会4季連続優勝中だった北海を破り、2年連続の8強入りを決めた。

 1点ビハインドの3回に打者12人で一挙6点を奪うと、5回にも押し出し四球で2点を追加。6回にはスクイズで9点目を奪い、突き放した。

 投げてはエース右腕・粕谷脩真(3年)が、地区初戦から3試合連続完投。強力北海打線を1失点に封じ「出来すぎかな」とはにかんだ。

 13日の準々決勝では、函館大有斗と対戦する。

 

 

 

 

 

 

 

 

誰にでも初めてというものはあります。阪神で26年間、スカウトとして活動の場をいただきましたが、最初に担当した選手というのは忘れられないものです。

私は1989年から阪神のスカウトとして在籍したわけですが、初年度は誰も獲得できておりません。当然、スカウトとして活動もしていませんし、独自の調査もできていません。先輩スカウトに付いて見習いからスタートしました。

私が初めて選手の獲得に携わったのは90年のドラフトからです。3番目で指名させてもらった投手の山崎一玄(かずはる=静岡高)。彼が私の第1号です。この年は全体を見渡しても高校生の指名候補選手が少なかった。当時の阪神は投手陣が手薄でしたし、チャンスはあるかなと思い獲得に動きました。

ドラフト会議当日、阪神は3位指名で高橋英樹(喜界高)を指名しました。ただ、こちらは広島と競合する形となり抽選で外れ。そこで山崎を指名し、独占交渉権を得ることになりました。本人ともご両親とも話をして「俺の最初の担当選手なんだ。活躍してくれないと俺の首が飛ぶから。絶対に頑張れ」と伝えた記憶があります。

モデルのようにスタイルも顔も良かったですね。実は阪神が獲得に動いた時には、東都リーグの駒沢大に進学が決まっているという情報もありました。ただ、それはもう断っていて山崎自身はプロ一本だと調査していました。プロ入りがかなわなかった場合は大昭和製紙への就職という道もできていて、静岡県を担当する某球団の先輩スカウトが「大昭和製紙にあいさつしておいた方がいい」と助言してくれました。

「すいません。情報がなかったもので」と現地に出向き、監督に筋を通しました。「本人がプロ志望なので指名してよろしいですか」とお伺いを立て、トラブルの芽を摘み取りました。

無事に阪神の一員となってくれた山崎。華々しい活躍とまではいきませんでしたが、一軍でローテにも入って頑張ってくれました。今でも本人からたまに連絡をもらうことがあります。3年目の93年に一軍初登板を果たし、先発もロングリリーフもこなすユーティリティーとして活躍。同年4月15日には球団史上最年少となる20歳8か月でセーブをマークしました。

94年6月15日の巨人戦ではプロ入り初完封も記録。ただ、この試合を全国中継で解説していた巨人OBの江川卓が山崎を酷評するんです。「山崎君が巨人打線を完封したら、僕は野球に対する見方を変えます」という物言いで序盤からずっと批判的でね。私もさすがにそこまで言うことないんじゃないのと思ったくらいです。でも、そのまま完封してくれた。うれしかったですね。

このシーズンは7勝を記録し規定投球回にも到達した山崎。引退後には打撃投手としてチームに長く貢献してくれました。最初に担当した選手として、よく頑張ってくれたなと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

米国、欧州男子ゴルフツアー共催のジェネシス・スコットランド・オープンは11日、英ノースバーウィックのザ・ルネサンスC(パー70)で第1ラウンドが行われ、星野陸也が5バーディー、2ボギーの67で回り、34位で発進した。桂川有人は69で77位。松山英樹、久常涼は71で117位と出遅れた。中島啓太は140位、川村昌弘は156位で最下位スタート。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第106回全国高校野球選手権兵庫大会▽2回戦 神戸国際大付6―4滝川(11日・明石トーカロ)

 

 プロ注目遊撃手・中村俊瑛主将(3年)の最後の夏は、2回戦で終わった。

 この日は「4番・遊撃」でスタメン出場。3日前から熱中症と細菌感染で寝込んでいたというが、4打数1安打、一塁へのヘッドスライディングなど、病み上がりを感じさせない元気なプレーで最後までチームをけん引し続けた。

 高校2年間の成績はオール5をマークするという同選手。そんな秀才は大事にしている孔子の言葉がある。「これを知る者はこれを好む者にしかず。これを好む者はこれを楽しむ者にしかず。」。「ざっくり言うと楽しめることが一番強いという意味です」と試合中、いかなる場面でも笑顔を絶やさなかった。象徴するシーンは、1点ビハインドで迎えた9回表、2死満塁。大きな意味を持つ1点を賭けたこの場面で、内野手陣がマウンドに集まった。中村は「くじけそうになった時でもみんながいたからやってこれた。窮地だからと沈んでも意味が無い。最後こそ笑顔で」と、ひときわ輝く笑顔を見せると、伝染したように他の選手も白い歯をこぼし、ピンチらしからぬ雰囲気を作った。

 しかし続く神戸国際大付の9番・中村稀人投手(きつと・3年)に左前適時打を許し、勝負あり。勝利した神戸国際大付の校歌斉唱中には、試合中とは対照的に、誰よりも涙をこぼす主将の姿があった。1年夏からベンチ入りし、チームを引っ張ってきた中村は試合後、目を真っ赤に腫らして「本当に濃い2年半だった」と高校野球人生を振り返った。進路については進学を明言。野球はもちろん続ける意向だと話し、「注目される舞台で野球をして、この仲間たちに見に来てもらえるように。人の思いを背負って、今後の野球人生を歩んでいきたい」と新たなステージへ向けて覚悟を口にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国際サッカー連盟(FIFA)は11日、パリ五輪で男女とも各国18人の出場メンバーと、けが人などに備えるバックアップメンバー4人との入れ替えが容易になると発表した。

 

 けがや急病など医学的な理由で一度、登録外となった選手が回復した場合、他選手に代わって再びベンチ入りが可能となる。国際オリンピック委員会(IOC)が、従来の方針を変更したという。同五輪では、男女とも1次リーグは中2日で試合が組まれている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第106回全国高校野球選手権山梨大会(朝日新聞社、山梨県高校野球連盟主催)は11日、1回戦4試合があり、第2シードの日大明誠はコールド勝ちした。12日は試合がなく、13日に山日YBS球場と富士北麓公園野球場で、1回戦計4試合が予定されている。

 

 (11日、全国高校野球選手権山梨大会1回戦 甲府南0―7甲府城西)

 両者無得点で迎えた三回表、甲府南の先頭打者、安達大翔選手(2年)は直球を得意な逆方向に打ち返した。打球は伸びて右越えの二塁打に。チーム唯一の長打となった。だが、ガッツポーズはなかった。

 「あまりテンションを上げず、冷静にいこうと。練習通りに打てた」

 清水亮太監督は「根がまじめ。練習でプレッシャーもかけてきたが、練習試合より良い結果を出してくれた。二重丸、花丸ですね」と喜んだ。

 その後、味方のセーフティー気味のバントの間に三塁を狙ったが、捕球した相手投手からの好送球でタッチアウト。先制点への好機を逃した。

 「スタートのタイミングが合わなかった。重要な場面だけにセーフになりたかった」と安達選手は悔しがった。

 チームは三回までの散発3安打に抑え込まれ、四回以降はすべて三者凡退。守備では相手打線を四回まで無得点に抑えたが、中盤から点差を広げられ、七回コールド負けした。

 安達選手に回った打順は2回だけ。それでも3年生との最後の試合を「とても楽しかった」と笑顔だった。

 甲府南は生徒の多くが国公立大学を目指す進学校。勉強との両立で練習時間も短く、中学や高校で野球を始めた選手も多い。清水監督によると、公式戦の勝利は7年以上ないという。

 中学で野球を始めた安達選手は「来年こそは勝ちたい。やっぱり野球が好きだから」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第106回全国高校野球選手権静岡大会(朝日新聞社、静岡県高校野球連盟主催)は13日から2回戦に入る。注目の1校が、46年ぶりのシードをつかんだ川根だ。県内各地の中学から来た「留学生」たち16人がとけ込み、18人のまとまったチームになった。同日、島田球場の第1試合で聖隷クリストファーと対戦する。

 

 「集中できる環境だと勧められた。野球に関して文句ないくらいしっかり取り組めた」。こう話すのは打線の要、堀田寛心捕手(3年、由比中出身)。中学で同じチームだった先輩の勧めで川根を選んだ。

 入学してから捕手を任された。的確な指示が出せず悩んだ時もあったが、野球に集中して臨むうちに、チーム全体を見渡す捕手の大事さに気づいた。エースの風間裕斗投手(3年)が最少失点で抑えるのをサポートした上で「打線で援護し、守り切りたい」と意気込む。

 真鍋彰汰主将(3年、青島北中出身)は、寮生活が魅力で川根にやって来た。「自立して生活したいと思った」。別々の中学出身者ばかりだったが、入学後、寮の休憩スペースで集って話すうちに仲良くなれた。

 主将になった当初は、新チームをまとめる難しさを感じた。自ら率先して動くと、次第に皆がついてくるように。今では、調子がいまいちでも試合になれば盛り上がる雰囲気の良いチームになったと思う。「初戦は厳しい試合になりそう。自分たちのできる限りのプレーで勝ちたい」

 今夏は選手18人で戦うが、10人の3年生が引退すれば秋は連合チームを組む可能性もある。地元・川根本町出身の樫山水輝選手(2年)は「夏はこのチームで長く試合をしたい」と話す。

     ◇

 前回シード校だった第60回静岡大会で、川根は8強まで進んだ。創部3年目の「快挙」だった。この大会に三塁手として出場したのが、川根本町に住む松下和之さん(64)だ。

 「川根高に野球部ができる」。中3の秋ごろ、そんな話が耳に入った。別の高校で野球をするつもりだったが、「川根で野球をやりたい」と急きょ志望校を変更。入学と同時に創部した野球部に入った。

 グラウンドづくりから始まった。ローラーで固めただけで石がごろごろし、「とても野球ができる状況ではなかった」。部員はもちろん他の先生にも手伝ってもらい、石を拾い、ふるいにかけた土を入れて整地し、徐々に野球ができる環境が整った。

 エースが相手打線を抑え、松下さんら打線が終盤の好機を生かして勝ち進み、3年春の県大会ではベスト4に入って夏のシードを獲得した。静岡大会では2度の延長を制して準々決勝に進み、準優勝した東海大工(現東海大静岡翔洋)に0―3で敗れた。

 松下さんは大学進学で川根を離れた後、地元に戻ってJAに就職。定年退職した今は川根本町の会計年度任用職員として働き、地元の還暦チームに入って野球を楽しむ。

 「親元を離れて野球に打ち込むのは大変なこと。自分たちには想像できない。立派ですよ」。息子も高校野球の選手で、親の立場も分かるだけに、寮で暮らしながら、生活面を含めて努力を積み重ねてきた姿勢が報われたと、後輩たちをたたえる。

 「支えてくれた人たちへの感謝の気持ちを持って頑張ってほしい。より力が発揮できるはず」とエールを送る松下さん。13日の初戦は球場で観戦するつもりだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月1日に開場100周年を迎える阪神甲子園球場。阪神タイガースのの本拠地として、また、春と夏には高校野球の聖地として、さまざまなドラマの舞台となってきた。甲子園といえば、ツタ、アルプススタンド、銀傘など数々のシンボルもある。100年の歴史を秘蔵写真で振り返る。その3。

  ◇  ◇

 【ラッキーゾーン】開業当初の甲子園は両翼110メートル、左中間は128メートルあった。本塁打を出やすくするため、1947年5月に外野フェンスの手前に金網が設置され、「LUCKY ZONE」と書かれたパネルが貼り付けられた。両翼は91メートルとなり、ラッキーゾーン内にはブルペンを設置。観客は救援投手の投球練習を見ることができた。80年代後半に入ると、野球の国際化による球場基準の見直しや選手の体格向上、野球用品の品質向上などにより撤去案が議論され、91年12月に姿を消した。

 【冬はアメフトの聖地】全日本大学アメフト選手権の決勝戦。全国8学生連盟から1校ずつが出場するトーナメントを勝ち上がった2校が甲子園で対戦する。2008年までは東西大学王座決定戦として、関東学生リーグと関西学生リーグの代表校による対抗戦として王座が争われていた。

 大会は第2次世界大戦後の1947年からスタート。立案者が、米国で大学アメフトのビッグゲームに名付けられる「ボウル・ゲーム」という言葉にこだわったことと、「ボウル=おわん」ということから「おわん型スタジアム」での開催を目指したことで、会場と大会名が決まった。第5回大会までは米語の発音に倣って「甲子園バウル」と表記されていた。

 第1回大会は1947年4月13日、関西から前年リーグ戦優勝・同大、関東からは前年秋のリーグ優勝・慶大が対戦し、慶大が45-0で勝利。前回2023年の第78回大会は関学大が史上初の6連覇で、同最多34度目の優勝を果たした。

 大会は毎年12月に開催されており、甲子園の冬の風物詩として親しまれている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月1日に開場100周年を迎える阪神甲子園球場。阪神タイガースのの本拠地として、また、春と夏には高校野球の聖地として、さまざまなドラマの舞台となってきた。甲子園といえば、ツタ、アルプススタンド、銀傘など数々のシンボルもある。100年の歴史を秘蔵写真で振り返る。その2。

  ◇  ◇

 【スコアボード】初代スコアボードは木製で右中間後方にあった。1934年にコンクリート製となり、現在の中堅後方に移された。スコアボードの文字は、83年までは職人が黒い板に毛筆で手書きしたものを使用。独特な明朝体の字形は「甲子園文字」と呼ばれた。84年に電光掲示方式の3代目が登場。文字はデジタル化された「甲子園文字」が継承された。93年にはカラー化されて動画も流れるようになった。11年にLED化、19年には表示面の一面化・大型化と進化を続けている。

 【アルプススタンド】内野席と外野席の間に位置し、高校野球応援団の“聖地”としても知られる「アルプススタンド」。観客増に対応するため、1929年に木造20段だった外野ファウルグラウンド部分のスタンドが50段の鉄筋コンクリート製に改修されて誕生した。命名の由来は、夏の高校野球で白シャツの観客で埋まった光景を見た漫画家の岡本一平がアルプスの山に見立てて「アルプススタンド」と表現したことから、その名で呼ばれるようになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月1日に開場100周年を迎える阪神甲子園球場。阪神タイガースのの本拠地として、また、春と夏には高校野球の聖地として、さまざまなドラマの舞台となってきた。甲子園といえば、ツタ、アルプススタンド、銀傘など数々のシンボルもある。100年の歴史を秘蔵写真で振り返る。その1。

  ◇  ◇

 【ツタの外壁】甲子園のシンボルともいえる外壁のツタは、球場完成時、コンクリートの打ち放しの殺風景な壁面を飾る目的で植えられた。約80年にわたってツルを伸ばし続け、株数約430本、葉の面積はタタミ8000畳分ともいわれたが、2006年秋からの球場のリニューアル工事に伴い、いったん伐採された。その後、高野連の全加盟校に贈呈されていたツタが「ツタの里帰り」で戻ってくるなどし、09年に再植栽が完了。再び外壁にツルを伸ばしている。

 【大鉄傘と銀傘】開業当初、内野席を覆う形で鉄製の屋根が設置され、「大鉄傘(だいてっさん)」と呼ばれた。太平洋戦争時に軍への金属供出により一時撤廃されたが、戦後、内野席の一部を覆う形でジュラルミン製の屋根が復活。「銀傘(ぎんさん)」と呼ばれるようになった。82年にアルミ合金製、09年にガルバリウム鋼板製にふき替えられた。阪神電鉄は昨年、夏の甲子園の暑さ対策として数年後にアルプル席まで拡張する構想を発表した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第106回全国高校野球選手権南北海道大会 ▽1回戦 札幌光星9―1北海=7回コールド=(12日・札幌円山)

 23年春から道内公式戦29連勝中の北海が、札幌光星に敗戦。過去最多タイの61年ぶりの道大会5季連続優勝を逃した。

 1回に4番・大石広那捕手(3年)のスクイズで先制したものの、先発の背番号1・浅水結翔(2年)が3回に突如乱れた。2番手の小野悠真(1年)も相手打線の勢いを止められず、この回だけで4安打4四死球で6失点。5、6回にも追加点を許した。

 打線は2回以降、無得点。相手先発の粕谷脩真(3年)から7安打を放ったが、1得点に抑えられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(12日、第106回全国高校野球選手権南北海道大会1回戦、北海1―9札幌光星)

 全国最多の選手権出場40回を誇る北海が1回戦で姿を消した。北海は昨夏の選手権1回戦で明豊(大分)にサヨナラ勝ちするなど、16強入り。今春の選抜大会にも出場しており、3季連続の甲子園出場を逃した。また、道内の公式戦の連勝も29でストップした。

 北海は一回に1点を先取したが、三回に大量6点で逆転を許した。五回にも2点を奪われ、相手の勢いにのまれた。反撃できず、七回コールドで敗れた。

 北海の選手権の最高成績は2016年、98回大会の準優勝。

 

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦