西武は10日の日本ハム戦(ベルーナ)に1―6で逆転負けを喫し、今季5度目の5連敗。借金はワーストの「29」となった。

渡辺久信監督代行(58)は「(初回に)1点取った後、あれだけチャンスがありながら取れなかったのは流れがなかなか来なかった。(青山)美夏人が頑張って、いつ流れが変わってもおかしくない中、耐えてくれていたんだけど、1点リードしていても勝っている感じがしなかった」と総括した。

初回に源田、西川の連打でいきなり先制しながら直後の外崎の併殺打。2回から4回まで毎回得点圏に走者を進めながらも、送りバント失敗や決定打が出なかった。そうした状況が7回途中1失点の先発・青山を苦しめ、前日と同様に終盤のリリーフ陣が打ち込まれ、日本ハムペースとなっていった。

前日の源田、この日の古賀と要所でバント失敗が目立ち「そういうところをしっかりやっていかないと、流れも良くならない。もちろん練習はしているんだけども、気持ちの部分がちょっと弱いのかもしれない」と言及した。

シーズン中にやるべきことができないのは技術、メンタル両面において準備ができていないからにほかならない。球団OBからは「近年の西武キャンプを見ていると、それぞれがただ自分の打撃練習をしているばかりで、時間をかけてチーム打撃をしている光景を見たことがない。1990年代、2000年代までのキャンプでは主軸以外の打者は例外なく打撃コーチに30分から1時間の進塁打、バント練習を課されていた。あの伝統はいったいどこに行ってしまったのか」と嘆き節が聞かれる。

ポイントゲッターである中軸以外の打者は、通常の打撃練習以外にキャンプでは連日徹底した「右打ち」「バント」練習の時間が設けられ、コーチの指示で単調な反復練習を黙々とこなしていたという。

現在のチームでいえば、通算478本塁打の中村剛以外の野手は全てキャンプ中にこの課題をこなし、準備を整えてシーズンに入っていなければいけないことになる。細かいミスが頻発する西武の課題はやはりこの準備不足にこそありそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球パ・リーグ 日本ハム6-1西武(10日、ベルーナドーム)

1-1の同点で迎えた8回、日本ハムがマルティネス選手の3ランホームランで勝ち越しに成功しました。このホームランが決勝点となり、マルティネス選手がヒーローインタビューに登場しました。

1点ビハインドの7回、郡司裕也選手の犠牲フライで同点に追いついた日本ハム。勢いは止まらず続く8回、万波中正選手のヒットと清宮幸太郎選手の四球で1アウト1、2塁のチャンスを作ります。打席には、この日ノーヒットのマルティネス選手が打席に立ちます。カウント1-2からの5球目、真ん中に入ってきたストレートをフルスイングします。「いい感触で打てました」という打球はレフトスタンドへの勝ち越しホームランとなりました。

ホームランを放ち豪快なバット投げも見せたマルティネス選手。なぜか1塁を回った時点で中継映像にはヘルメットをかぶっていないマルティネス選手の姿がありました。その理由について「ヘルメットを投げたのはリスペクトが足りていない部分があったと思いました。この場を借りて『ごめんなさい』と謝りたいと思います」と喜びのあまりヘルメットを投げてしまったことを明かし謝罪しました。紳士なマルティネス選手らしいヒーローインタビューとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

B1仙台89ERSは10日、東北大学大学院経済学研究科と包括連携協定を結び、締結式を同大で行った。

 学術を生かしたスポーツビジネスや、学生が参画した仙台89ERSの地域社会貢献活動の展開が目的。チームはこれまでもホームゲームでの勝利で車いすを寄贈するプロジェクトや、4月の台湾東部沖地震への募金活動を学生と行うなど連携した活動を展開してきた。

 今後は、台湾への短期留学を行って現地の学生とともにインバウンド事業のアイデア調査や、東北の企業の台湾進出への可能性を探るマーケティング調査などを行い、スポーツビジネスの新たな可能性を探る。

 今季はクラブ創設20周年記念事業として9月5日に台湾のプロチームを招いて国際親善試合を行うなど、「アジア圏」へ目を向ける活動にも力を入れていくチーム。仙台89ERSの志村雄彦社長は「若い方の想像力は無限にあると思う。大学でインプットした知識や技術をアウトプットする場として存分に生かしてもらいたい」と期待を込めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆全国高校野球選手権秋田大会 ▽2回戦 明桜2-3金足農=延長10回タイブレーク=(10日・さきがけ八橋)

 

 秋田2回戦では金足農が延長10回タイブレークの末、明桜を3―2で撃破した。

 

 金足農の3番・藪田龍人左翼手(2年)が1―0の3回1死二塁から左翼越えの適時二塁打。タイブレーク方式の延長10回1死二、三塁では勝ち越しの中犠飛と、3打数1安打2打点とバットで貢献した。「狙い球をしっかり振るだけでした」と藪田。中泉一豊監督は「(10回は)高めだったけど球速に負けず、しっかり振り切れたのがよかった」と評価した。

 〇…明桜は第1シードが悔しい初戦敗退で、2年連続の甲子園出場を逃した。5回から3番手で登板した背番号7・田中唯士(3年)がわずか2安打しか許さず流れをつくると、2点を追う7回に同点。タイブレークでは相手攻撃を1点にしのいだが、吉田の力投の前に封じ込まれた。輿石重弘監督は「球運が味方してくれなかったですね…。3年生は最後の試合。よく頑張ってくれた」とねぎらいの言葉をかけた。

 〇…さきがけ八橋の第2試合・秋田―本荘は、本荘が3―0で迎えた4回裏1死一塁で悪天候のため中断となり、その後継続試合となった。11日午後0時半から同球場で再開される。本荘・藤盛憲二監督は「リセットされる部分もあるのでどうなるか分からないが、攻撃から始まるのは利点」。秋田・神居恵悟監督は「相手投手が分かっているので準備のやりようはあるかな」と気持ちを切り替えていた。また能代科学技術―横手清陵学院(水林グリーン)、角館―鹿角(山田久志サブマリン)も継続試合を採用し、11日に再開。その他2試合が雨天順延された影響で、秋田大会決勝は21日となった。詳細は高野連HPまで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「函館2歳S・G3」(13日、函館)

 能ある鷹は爪を隠す。連勝で重賞制覇を狙うエメラヴィは10日、横山武を背に函館Wで併せ馬。同レースに参戦するシュードタキライトを前に見ながら追走し、馬なりで併入。5F67秒4-39秒3-12秒6をマークした。決して派手とは言えない動きだったが、続けてコンビを組む鞍上は「チップではあまり動かない印象。今回も動きは良く見えなかったですが、十分です。自分としては動いていると思いますよ」と涼しい顔で及第点を与えた。

 真骨頂はあくまでフットワークの軽さ。「競馬に行ってからの馬ですから。本馬場の方がいい走りをしてくれると思う」と鞍上が語るように、能力をフルで発揮できるのは調教のチップよりも芝の上でこそ。「新馬の時は使ってからの馬だと思っていたんですが、競馬っぷりが良かった」と初陣Vの内容に舌を巻く。

 上々のスタートを決め、道中はインの3番手につけると折り合い十分に直線へ。追いだされると鋭く反応してギアを上げ、開幕週の馬場を味方に粘り込みを図った2頭を楽に差し切った。8番人気の低評価をあざ笑うような快勝劇。能力の高さはもちろん、競馬センスの高さも光った。その後は在厩で調整を進め、額田助手は「レース後のダメージはないですし、順調に調整できています」と仕上がりに胸を張る。

 キャリアの浅い2歳馬同士の対戦において、現在13勝で函館リーディングトップに立つ鞍上が手綱を取るのは大きなアドバンテージ。新馬戦と同じ舞台で、一気に世代の頂点へと駆け上がる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「函館記念・G3」(14日、函館)

 巴賞2着から臨むデビットバローズは10日、函館2歳Sに出走予定の僚馬ヤンキーバローズ(2歳オープン)と函館Wで併せ馬。4馬身追走から余力十分に詰め寄って、最後は馬なりのまま併入でフィニッシュした。タイムは5F68秒5-39秒2-12秒1。2歳相手ではあったが、追えばしっかりはじける雰囲気だった。

 オープン入り後の3走は②④②着と僅差の負けが続いている。上村師は「もともとがこんな間隔を詰めて使っていないので、今回はあえて巴賞を使ってきた。レース内容も悪くなかったのでね」と重賞初制覇に向けてメスを入れた形だ。

 デビューから芝の1800、2000メートルのレースを中心に使われてきた。「距離は1800メートルをメインで来たけど、小回りなら2000メートルの方が合う。その辺は(武)豊さんが修正してくれるはず。馬場が悪くてもパワーがあるし、先行力もあるので」と期待は十分。カンフル剤が見事に効果を発揮すれば、重賞制覇も夢ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆全国高校野球選手権宮城大会 ▽1回戦 仙台一2-1仙台三(10日・石巻市民)

 宮城1回戦で仙台一が仙台三に2―1で勝利。先発した千葉綾太投手(3年)が7回1失点と好投すると、1―1で迎えた7回に菅井剣介内野手(3年)が、今大会1号となる勝ち越しのソロ本塁打を放った。

 最後の打者を打ち取ると、仙台一ナインは雄たけびを上げながらベンチを飛び出し、マウンドでハイタッチ。仙台三との進学校対決を制し、2年連続で初戦を突破した千葉厚監督は「苦しい試合を想定していましたけど、ベストゲームですね」と喜びをかみしめた。

 1番を背負う千葉綾太が「入学してからずっと磨き続けてきた」という最速143キロの直球で押し切った。6回に先制を許し「去年2点取られて負けてしまった(古川工1●2)のを思い出してしまった」。落ち込みそうになったが「ベンチに入れてない3年生や支えてくれた人たちを思い出した」。仲間たちを思って気合を入れ直し、後続を断った。

 エースの粘投に菅井が応えた。同点の7回1死無走者。内角高めの真っすぐを「反応で打った」と力強くスイング。捉えたボールは右翼ポール際に突き刺さり、自身高校1号となるソロ本塁打。「千葉も頑張ってくれていて、得点を取りたかった」。右手を高々と上げてダイヤモンドを一周した。

 切磋琢磨(せっさたくま)してきたライバル校を倒した勢いそのままに、14日の2回戦では利府と対戦する。「ベンチとスタンド一体となって全員で勝利したい」と菅井。チーム一丸で1勝を積み上げ、74年ぶりとなる夏の甲子園出場を目指す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「函館記念・G3」(14日、函館)

 巴賞Vで勢いづくホウオウビスケッツが10日、函館Wで躍動。前走から中1週となるが疲れを見せることなく、併せ馬で大きく追走から最後は豪快に2馬身突き抜けた。待望のタイトル奪取へ視界は良好だ。巴賞の雪辱を期すデビットバローズも、同じくWで好ムードを漂わせた。

 ここが勝負の時だ。前哨戦の巴賞快勝から中1週となるホウオウビスケッツは、函館Wで僚馬のショウナンアメリア(5歳2勝クラス)と併せ馬。5Fから2秒追走する形でスタートし、道中は鞍上と折り合いをつけて直線は内へ。直線半ばで軽く気合をつけられると一気に加速モード。アッという間に2馬身突き放した。

 元気いっぱいの動きで5F67秒0-38秒5-12秒4を計時。騎乗した岩田康も納得の表情を浮かべる。「巴賞より落ち着いているし、ひと回り良くなっている。メンコをしているからかな。落ち着いているのはいい傾向」とメンタル面の進化を評価した。見届けた奥村武師も「こたえている感じはなく、元気いっぱい。レース翌週の水曜日から乗りだせましたからね」と手応えは十分だ。

 巴賞は有言実行の勝利だったが、指揮官は「内容は褒められたものじゃないけど、賞金加算のために勝つことが最優先だった。まだ競馬で教えなければならないことはたくさんある」と気を引き締める。まだまだ走りは粗削り。それでも、ここに出走するための過程は無事にクリアできた。

 飛躍の時はもうすぐだ。3歳春のスプリングSでは、今年の大阪杯を制したベラジオオペラの2着。ダービーでも0秒2差の6着と健闘した厩舎の期待馬。「重賞でいい競馬をしなければいけない馬。巴賞からきついローテになったけど、乗り越えてほしい」とトレーナー。ここまで時間はかかったが、再びG1の舞台へ返り咲くためにも、ここでしっかりと結果を出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリ五輪に出場するバスケットボール男子日本代表が10日、都内で記者会見し、決定した12人全員が登壇。2大会連続出場の八村塁(26)=レイカーズ=は、3戦全敗に終わった前回大会の“リベンジ”へ「東京五輪の思いを含めて、パリ五輪で戦いたい」と闘志。史上初の8強入りに挑む。この3年間で世界最高峰NBAで飛躍を遂げた絶対的エースが覚悟を口にした。

 

 3年ぶりに日の丸のユニホームを着た八村が決意表明した。自身2度目の五輪に「すごい楽しみ。また日本代表としてやれることを誇りに思う」。21年東京五輪は“史上最強”と期待されながらも、3戦全敗。全て2ケタ点差をつけられての完敗だった。「やり切った感がなかった」と振り返り、仲間と「もう一回五輪に行こう」と交わした約束を果たした。「東京五輪の思い含めてパリ五輪で戦いたい」と3年前の雪辱を果たす。

 前回大会からは半分の選手が入れ替わり、チームで2番目に若かった八村も、今では中堅の立場になった。「チームを引っ張っていけたら。若いメンバーとやれることが楽しみ」。自身はNBAの名門レイカーズで先発し、プレーオフでも躍動とすさまじい進化を遂げた。同時に日本代表も23年W杯で史上最多3勝を挙げ、48年ぶりに自力での五輪切符を獲得。「僕らのレベルも上がっている」と自信を持って、歴史を作りにいく。

 国内最後の強化試合となった今月5、7日の韓国戦は欠場したが、既にゲーム形式の練習にも参加。19日には五輪初戦の相手で、23年W杯王者ドイツと強化試合を実施し、本格的に“ホーバスジャパン”デビューを迎える。五輪までは残り3週間を切った。「NBAの経験を見せられたら。プレーで引っ張っていければ」と覚悟を決めた。(小林 玲花)

 ◆八村の東京五輪 開会式では、レスリング女子の須崎優衣とともに旗手を務めた。当時はNBAウィザーズに所属し、エースとして奮闘。1次リーグは、初戦のスペイン戦(当時世界2位)で両チーム最多タイ20点も黒星発進。2戦目はNBAのスター、ドンチッチ擁するスロベニアと対戦し、両軍最多34得点をマークするも、35点差で大敗。最後はアルゼンチン(同4位)戦で13得点に抑えられ、チームも20点差で負けた。3戦全敗で大会を去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第106回全国高校野球選手権神奈川大会 ▽2回戦 東海大相模14―0横浜桜陽=5回コールド=(10日・バッティングパレス相石スタジアムひらつか)

 神奈川では東海大相模が横浜桜陽に5回コールドで勝利し、初戦突破。198センチの長身を誇る今秋ドラフト候補左腕・藤田琉生(3年)が3回完全の快投で、5球団13人のスカウト陣をうならせた。

 プロ注目の198センチ左腕、東海大相模・藤田が、世代最強左腕候補に躍り出た。5球団13人のスカウトが視察する中、先発で3回完全投球。巨人のスピードガンで最速147キロを計測した。角度と球威のある直球を軸に3三振を奪っての快勝発進に「軽い力で腕を振れた。伸びのある直球を投げられた」と手応えを口にした。

 恵まれた体格は親譲りだ。父・佳典さん(44)は185センチ、母・賢枝さん(43)は182センチで、ともにバレーボール経験者。賢枝さんは高卒後2年半、NECレッドロケッツでプレーした。正月には家族全員で、近所の広場でバレーボールをすることが恒例行事となっている。

 藤田自身も長谷川将也コーチ(35)の助言でバレーボールを投げる練習を導入し、投球動作を確認。広い肩の可動域から生み出されるしなりのあるフォームにつなげており、賢枝さんは「それも巡り合わせ」と笑った。

 視察した巨人・森中スカウトは「オリジナルな選手。身長が高くて球の速い左腕は魅力」と評価。「ありのままで投げる」と藤田は唯一無二の投手に成長することを誓った。(浅岡 諒祐)

 ◆藤田 琉生(ふじた・りゅうせい)2006年11月17日、神奈川・藤沢市生まれ。17歳。小学1年から羽鳥ファイターズで野球を始め、羽鳥中では湘南ボーイズでプレー。東海大相模では1年秋からベンチ入り。198センチ、96キロ。左投左打。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)は一時、前日終値(4万1831円99銭)に比べて500円超上昇した。取引時間中として初めて4万2000円台をつけ、史上最高値を更新した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 海上自衛隊の潜水艦の修理業務に絡み、川崎重工業(本社・神戸市)の社員が海自隊員に金品や飲食代などを提供していた疑惑で、隊員側が要望する金品のリストを作成し、川重側が応じていた疑いがあることが関係者への取材でわかった。金品にはビール券も含まれ、両者の懇親会で使われていたほか、ゲーム機や家電製品も提供されていたとみられる。

 

 川重によると、同社は2023年11月から大阪国税局の税務調査を受け、同年3月期までの6年間で十数億円の架空取引があったとの指摘を受けた。重加算税を含む追徴税額は約6億円に上るとみられる。裏金は年間1億数千万円で、同国税局から指摘を受けた期間より以前からあったという。

 潜水艦の修理業務は川重の神戸工場(同市)で行われ、同社の「修繕部」が担う。数か月の修理期間中は、潜水艦の乗組員が工場に隣接する同社の宿泊施設「海友館」に滞在し、従業員と一緒に作業をする。

 川重は、架空取引で作った裏金がプールされ、商品券や生活用品、修繕用工具などの購入に充てられていたことを認めた上で、これらが隊員に提供されていた疑いがあるとしている。

 関係者によると、隊員側が潜水艦ごとに要望を取りまとめてリストを作成し、川重側に伝えていたという。

 飲食接待については、隊員と従業員の間で意思疎通を円滑にするための懇親会が度々行われており、費用は川重側が裏金を使って負担していた疑いがある。

 金品の中にはビール券が含まれ、懇親会時に提供されるビールなどの購入に使われたという。物品にはテレビや冷蔵庫、電子レンジ、ゲーム機「ニンテンドースイッチ」などもあり、海友館や潜水艦内で隊員らによって使われていた疑いがある。

 年間1億数千万円に上る裏金の使途については、隊員への接待のほか、下請け企業にも架空取引の「手数料」として一部が渡っていたという。

 川重は裏金作りについて、修繕部の課長級までの関与はわかった一方、役員クラスは関わっていなかったとしている。

 防衛省は元検察官らが調査する特別防衛監察の実施を決めた。川重は外部の法律事務所に委託した特別調査委員会で調べている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「他人には厳しく自分には甘い」蓮舫氏 「R」シールをガン無視、勘違いで小池批判も謝罪ナシ…選挙後の止まらぬイメージダウン

 

7月7日投開票の東京都知事選で、3位に終わった蓮舫氏(56)。投開票後は2位に食い込んだ石丸伸二氏(41)のメディア対応が注目を浴びたが、蓮舫氏のふるまいもまた波紋を呼んでいるようで……。

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「選挙期間中に新宿や渋谷などの繁華街で、『R』のロゴが印刷されたシールが大量に見つかったのです。蓮舫氏は選挙演説で『R』の文字が大きくプリントされたTシャツを着ていましたが、そのロゴに酷似しています。『R』シールは電柱や自動販売機、道路標識など街中の公共物で確認され、蓮舫氏の支持者が無許可で貼ったものと見られています」(社会部記者)

「R」シールをめぐっては、他陣営からも苦言が呈されていた。小池百合子氏(71)が特別顧問を務める「都民ファーストの会」では、幹事長の尾島紘平都議(35)が5日に《蓮舫さん陣営は、街中に貼りまくった「R」のシールを早急に剥がしてください。やり口は暴走族やピンクチラシと同じですが、普通に犯罪だし笑えません》とXで呼びかけていた。

「R」シールの責任が問われるなか、批判を加速させたのは蓮舫氏の態度。7日に落選が判明した直後、「R」シールについて報道陣から「こういった行為に対してどう思われますか?」との質問が。すると蓮舫氏は、キッパリと「全く意味が分かりません」と関与を否定したのだった。

無関係とはいえ、“我関せず”といった姿勢にSNSやネット上では批判が続々。10日には国民民主党の榛葉賀津也幹事長(57)も記者会見で、「R」シールについてこう言及していた。

「まず街中に貼った『R』のシールは、きれいに剥がした方がいいね、明らかに。そこが最初ですよ。選挙が終わって今でもずっと貼ってある。で、蓮舫さんは『関係ない』と仰ったんでしょ? あれ見るたびに嫌な気分になるよ、みんな」

■小池批判は“勘違い”も謝罪はナシ、投稿をしれっと削除……

他政党からも批判を集めているが、ダンマリを貫く蓮舫氏。だが「R」シール以外のことには、素早い反応を見せていた。

駐日イスラエル大使のギラッド・コーヘン氏が9日、今回の都知事選で3選を果たした小池氏とのツーショット写真を投稿し、《Best wishes for your new term!(あなたの新しい任期におけるご多幸を祈っています!)》と小池氏の当選を祝っていた。

だがこの投稿は緊迫するイスラエル情勢を受け、一部で物議を醸すことに。蓮舫氏もコーヘン氏の投稿を引用し、《敗者ですが言わせてください。当選直後にこの外交は私の考えではあり得ません。都民の一人としても、とても残念です》と批判したのだった。

ところがコーヘン氏が投稿した小池氏とのツーショット写真は、’22年4月に撮影されたものだと後に判明。この事実を指摘する投稿に対して、蓮舫氏は10日午前に《それならばこそ、きちんと抗議撤回を要請して欲しいです》と主張していた。

さらに数時間後には、東京都の公式アカウントが《駐日イスラエル大使は、2022年4月に着任挨拶のため東京都庁に来られました。ご参考までに》と投稿。蓮舫氏の“勘違い”が明らかになった形だが、蓮舫氏は謝罪することなく、一連の投稿を削除したのだった。

そんな蓮舫氏といえば、’19年11月に山口県議らが「桜を見る会」に参加したことを綴ったブログを相次いで削除していると報じたニュースを引用し、《削除。無かったことにはなりません》と断じていたが……。

「都知事選に落選した蓮舫さんは、Xで《私に足りなかったものを猛省し、足らざるものをこれから勉強していきたいと思います》と綴っていました。ですが『R』シールをめぐる世論には耳を傾けず、ライバルの小池氏には敵意を剥き出しにしているようでは、イメージダウンも免れないでしょう。

たとえシールに関与していないとしても、シールを貼った人たちに向けて除去するよう呼びかけることで、世論の評価もまた違ったものになるのではないでしょうか。また小池氏への批判が誤りだと気づいたのなら、お詫びのひと言くらいあっても良いと思います。他人には厳しく、自分には甘いと見られても仕方がないでしょう」(前出・社会部記者)

都知事選が終わるや否や、自らの評価を下げるようなふるまいを続ける蓮舫氏。SNSやネット上では、あ然とする声が広がっている。

《蓮舫さんは落選した後の言動に品格がないな》
《蓮舫が嫌われる理由の一つ。他人には厳しく自分には甘いところ》
《蓮舫さんは政治家というよりも批判家という認識。そして批判家にあるあるだけど、自分に非があるときはダンマリを決め込む》
《「R」シールの件も含めて、なぜこうまで直情的な発言ばかりが目立ちます。これこそが彼女の限界なんでしょうね》
《蓮舫さん逆にすごいよ。選挙終わってまだ3日くらいで、 聞く力も包括力も無いことがわかり、 批判的なイメージを払拭できなったと言いつつ、さっそく小池さんの批判、 「削除。無かったことなりません」と過去に発言してたのに自分はポストを削除… すごい》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆米大リーグ フィリーズ―ドジャース(10日、ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が10日(日本時間11日)、敵地・フィリーズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、プレーボール直後の初回先頭の1打席目は、ブーイングの中打席に入ったが、初球を捉えて右前安打を放ち、4試合連続安打とした。さらには4試合連続盗塁となる二盗も決めた。

 両リーグ最多の貯金27、勝率6割4分8厘と安定した強さを維持しているフィリーズの先発はクリストフェル・サンチェス投手(27)。メジャー4年目の今季、試合前の時点で自己最多となる6勝(4敗)をすでに挙げ、防御率2・96をマークしていた左腕だ。大谷は22、23年に対戦して4打数1安打。3年連続の対戦だった。

 大谷はここまでリーグ単独トップの28号を放ち、日本人初のメジャー通算200本塁打に王手をかけている。さらに、フィリーズ戦は、過去7年間で7試合に出場したが本塁打はなし。この日本塁打を放てば、カージナルスを除く29球団目からの本塁打となり、3試合ぶりのアーチに期待がかかっている。

 3連戦初戦だった前日9日(同10日)は、ドジャースは1―10で大敗。ナ・リーグの勝率1、2位対決だったが、シュワバーとハーパーが負傷者リスト(IL)から復帰したフィリーズ打線の波にのまれた。4回にターナーに満塁本塁打を浴びるなど、先発のミラーが4回9失点。打席に入るたびにブーイングを浴びた大谷は2打数1安打1盗塁だったが、大量リードを許したため5回からはフリーマン、T・ヘルナンデス、大谷と次々に主力野手がベンチに下がり、7回途中からは野手のE・ヘルナンデスが上がり、ロバーツ監督も「恥ずかしかった」と1―10の大敗に表情も曇っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ 阪神4―1ヤクルト(10日・甲子園)

 阪神は中盤のヤクルトのミスにつけ込み、逆転した。4回1死一塁で佐藤輝が二ゴロ。北村拓のファンブルに助けられて大山が二塁に進塁し、続く野口が同点打を放った。5回の決勝点は奥川の暴投。前の2試合も敵失絡みで逆転サヨナラ勝ちに成功するなど“幸運”も目立つ4連勝だが、岡田彰布監督は「でも、それも野球やで。こっちもミスして点取られるんやから」と前向きに捉えた。

 相手の焦りを生む攻撃ができるようになったことは確かだ。課題の打線のつながりにも「できた方やろ。4点も取ってるんやで」と合格点。5日までは先制を許すと14連敗だったが、以降は4戦連続で逆転勝ちを収めている。「1点(差)で逆転いうのもどうかなと思うけどな」と首をかしげつつ、これまでは「(1点が)重かった。そら重かったよ」と苦笑い。そのムードは変わってきたかどうかを問われると「まあ、そうやね」と認めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆米大リーグ カージナルス―ロイヤルズ(10日・米ミズーリ州セントルイス=ブッシュスタジアム)

 カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手が10日(日本時間11日)、本拠のロイヤルズとのダブルヘッダー第2試合の2回に、負傷者リスト入りから復帰後初となる6号アーチをたたいた。

 5番に入ったヌートバーは2回先頭打者で、右腕ワカのカウント1―1からの外角低めのカッターを強振。打球は左翼手が出したグラブをかすめてフェンスを越えていった。本塁打と思わずに全力疾走していたヌートバーは二塁手前で速度をゆるめ5月19日レッドソックス戦以来のホームランの感触を味わうかのようにダイヤモンドを一周した。

 今季のヌートバーは3月上旬に肋骨にひびがはいったため、開幕は負傷者リスト(IL)で迎え、5月28日に今度は左脇腹を痛めIL入り、8日に復帰したばかりだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【MLB】カージナルス ー ロイヤルズ(日本時間11日・セントルイス)

カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手が10日(日本時間11日)、本拠地・ロイヤルズとのダブルヘッダー第2戦で今季6号を放った。「5番・右翼」で出場し、2回に左翼へ先制ソロを放った。

2回先頭で迎えた第1打席、ワカの外角カッターを捉えた。左翼席へ飛び込む打球速度100.4マイル(約161.6キロ)、飛距離362フィート(約110.3メートル)、角度27度の一発。本拠地が大熱狂に包まれた。

ヌートバーは今季、5月末に左腹斜筋を痛め負傷者リスト(IL)入り。前日9日(同10日)から復帰していた。本塁打は5月19日(同20日)以来となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳥栖の横山歩夢が1位に輝く

Jリーグ公式サイトでは、数々の選手データが公開されている。そのなかで、いかに速いかを示した項目が「トップスピード」。J1の“スピードキング”には、21歳のパリ五輪世代FWが輝いている。

J1リーグはここまで22試合を消化。J1初昇格のFC町田ゼルビアが依然として首位に立つなど、リーグを牽引している。

そのなかで、選手データに目を向けると、トップスピードでは、サガン鳥栖のFW横山歩夢が35.5km/hでトップ。プロ4年目の21歳である横山はリーグ戦21試合に出場して5ゴール、パリ五輪メンバー18人から漏れたあとの2試合で3得点と存在感を発揮している。

2位は鹿島アントラーズの25歳MF藤井智也で35.4km/h。サンフレッチェ広島時代からスピードに定評があるが、横山にはわずか0.1km/h及ばなかった

3位タイには柏レイソルのパリ五輪代表FW細谷真大やFC東京のブラジル人MFジャジャ・シルバ(FC東京)ら4人が35.3km/hでランクイン。7位タイには、これまで数々の怪我を経験してきた31歳の元日本代表FW宮市亮(横浜F・マリノス)が35.1km/hで名を連ねた。

そのほか、FC東京のブラジル人FWディエゴ・オリヴェイラら6人が35.0km/hで10位タイに続いている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京Vが英プレミアリーグ・ブライトンと7月28日(国立競技場・午後6時半キックオフ)に対戦する。城福浩監督(63)はスポーツ報知の取材に応じ、かつて好きなクラブの一つに挙げていたブライトンとの一戦で、ヴェルディファンだけではなく、多くのサッカーファンに「ヴェルディが志向するサッカーを感じてもらえるような90分間」を届けることを約束した。(取材・構成=後藤 亮太)

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 普段のJリーグとは違い、当日は「ブライトンファン」「三笘ファン」ら、ヴェルディのサッカーを見たことのない来場者も会場に多く訪れるはず。だからこそ、城福監督はこの機会を逃すまいと燃えている。

 「ヴェルディってこういうサッカーを志向しているんだな、こういうサッカーをやりたいんだなというのを見に来てくださった方が、その90分の中で感じてもらえるような試合をしなければいけない。(守備陣が)ペナ(ルティーエリア)の中で張り付いて時間がたつのを待つようなサッカーをしたら、ヴェルディは何をやりたいの?となる。攻守にアグレッシブにやれるかというところは、僕もそうですけど、選手も期するものがあると思う」

 城福ヴェルディが志向する「ハイライン・ハイプレス」のサッカーを見せるのに、ブライトンは最高の相手だ。23年の開幕前のイベントで城福監督は好きなクラブの一つにブライトンを挙げていた。昨季まで指揮していたデゼルビ監督の志向するサッカーに心を動かされていたからだ。

 「すごくハイリスク・ハイリターンというか、低い位置でも恐れずにポゼッションをして、そこから相手が前掛かりになった時にカウンターを仕掛けていくというところと、ワイドの選手に三笘選手もいましたけども、アディングラという選手が強烈なんですよ。そういう選手がいて、相手を広げて、中でスキルのある選手が躍動していく。こういうのをやりたいんだよなと思いながら見ていました」

 東京Vは、栄華を極めた1993年のJ創設期を第1章とし、緩やかな下降線をたどり、存続の危機にまで見舞われた第2、3章を経て、現在を第4章として16年ぶりのJ1を戦っている。転換点を迎えている今だからこそ、徹底されたサッカーを貫き、ステップアップを遂げたブライトンは、クラブにとってのモデルケースだ。

 「勝つためにデゼルビもやっていたと思うので、そのために必要な守備や戻る意識はおそらく植え付けていたと思うけど、相手がどれだけビッグクラブであってもやり方を変えないところは勇気をもらいましたね。動じないとか、やり続けるとか、そういう姿勢も含めて刺激を受ける。取り組む姿勢も含めてフィロソフィーのあるチームで、すごく親近感を持って見ていました」

 ただ、ブライトンもまた、変化の時を迎えている。デゼルビ監督が退任し、新監督には23―24シーズンにドイツでザンクトパウリを1部に昇格させたファビアン・ヒュルツェラー氏が就任。史上最年少の31歳でのプレミアリーグ監督が誕生した。J1日本人最年長の63歳の城福監督とは、32歳差だ。

 「すごくいいことだと思いますね。やっぱりヨーロッパはすごく若い指導者が出てくるし、そこに門戸をしっかり開いています。経験を重ねた指導者がダメかというと、ちゃんとチームを変えるべくして変えている指導者がちゃんと残っているし、すごくフェアな競争が存在するなと。いろんな意味でクラブとしても、監督自身もチャレンジだと思うんですけど、だからこそものすごくアグレッシブなプレシーズンのチームづくりをするんじゃないかな」

 指揮官が心待ちにするブライトン戦。多くの人に「ぜひスタジアムで体感してほしい」と観戦を呼びかけるとともに、未来につながる一戦にすることを約束した。

 「ウェルベックやアディングラを、うちの選手が止められるのかなっていうのを体験したいですよね。国立でやる試合だけにとどまらず、ブライトンの選手たちが活躍してくれればくれるほど、あの時にやったよなと、我々にとっても刺激になる。選手にとって刺激になると思うんで、お互いがウィンウィンになるような、彼らにとってもいい準備ができたねという90分になるような、いい試合したいです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千葉県は10日、7月1~7日の各定点医療機関での新型コロナウイルス感染者報告数を発表した。

 全16保健所で感染の報告があり、合計感染者数は2203人。1医療機関あたり平均10・91人で、前週の9・17人から増加した。

 年代別では10代が最も多く、次いで40代、50代と続いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第106回全国高校野球選手権千葉大会第2日は10日、県総合スポーツセンター野球場など10会場で1回戦20試合が行われ、6日の開会式から中3日を挟み、甲子園を目指す160校148チーム(連合5チーム)の熱戦が始まった。

 1回戦から1点差の好ゲームが多く、袖ケ浦は九回に逆転し4―3で成田国際に競り勝ち、佐倉も6―5で市千葉との接戦を制した。市松戸は一回の1点を守り切り、船橋芝山に1―0で完封勝ち。国分は6―5で東葉を振り切った。

 第3日は11日、同球場など10会場で2回戦22試合を行う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

米モデルナ社のチーフ・メディカルアフェアーズ・オフィサー(CMO)を務めるフランチェスカ・セディア氏がインタビューに応じ、まだ実用化されていないノロウイルスワクチンの開発で、最終段階の臨床試験に日本を組み入れて実施する計画を明らかにした。

 

 ノロウイルスは感染力が非常に強く、下痢や嘔吐(おうと)などを伴う。日本では食中毒の原因として知られ、災害時に開設される避難所や高齢者施設で集団感染が起きている。世界で毎年6億8500万人が感染し、途上国の子どもや高齢者を中心に20万人が死亡しているとされる。ウイルスの変異が多いことなどから、ワクチンは実用化されていない。

 同社は、新型コロナウイルスワクチンで実用化したメッセンジャーRNA(mRNA)技術を活用する。ノロウイルスの主要な遺伝子型に対応したワクチンを開発中で、変異に合わせて速やかに改良できる。

 ワクチンには、ノロウイルスに似たたんぱく質を作らせる遺伝情報を組み込む。接種すると、免疫細胞がたんぱく質を異物と認識して抗体を作り、実際にノロウイルスが体内に入った場合、効果的に攻撃できると想定されている。

 米国での初期の臨床試験では、18~49歳と60~80歳の664人を対象に実施しており、その後の第2段階の試験では、高い免疫反応が確認できたとしている。接種による副反応は「許容できる範囲」だという。最終段階の試験の開始時期は未定だが、日本を含めて実施することで、早期の国内承認を目指すとみられる。

 セディア氏は「(実用化の)見込みは非常に明るい」と手応えを語り、「世界中どこでも感染する可能性があり、私たちが最初にワクチンを作りたい」と述べた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 7日までの1週間に福島県内82定点医療機関で確認された新型コロナウイルスの新規感染者数は345人(前週比83人増)だった。定点医療機関当たりの感染者数は4.21人となり、4月15日~21日までの1週間以来、約3カ月ぶりに4.0人を上回った。福島県が10日発表した。

 保健所別の感染者数は【表】の通り。前週(6月24日~30日)の3.20人より1.01人多かった。県は基本的な感染対策の徹底を呼びかけている。

 

 

 

 

 

 

 

 

岸田文雄首相は10日午後(日本時間11日午前)、米ワシントンを訪問し、韓国の尹錫悦大統領と約35分間会談した。北朝鮮とロシアによる「包括的戦略パートナーシップ条約」締結など日韓両国を取り巻く安全保障情勢が複雑化していることを踏まえ、米国を含めた3カ国の連携を強化していくことで一致した。
首相は「国際情勢を踏まえれば、日韓首脳が堅固な信頼関係、戦略的な問題意識を共有する中で緊密に連携を図ることは大変意義深い」と指摘。「先般のロ朝首脳会談の結果は、地域の安全保障に与える影響の観点から深刻に憂慮すべきものだ」との考えを伝えた。
大統領は「ロシアと北朝鮮が軍事的・経済的密着を加速する動きは、東アジア、グローバルな安全保障環境に深刻な懸念を引き起こしている。韓日米3カ国の連携が大事だ」と強調した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆米大リーグ フィリーズ―ドジャース(10日、ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が10日(日本時間11日)、敵地・フィリーズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、1点を追う5回1死一、三塁の3打席目は大ブーイングを浴びながら同点の中前適時打を放った。

 両リーグ最多の貯金27、勝率6割4分8厘と安定した強さを維持しているフィリーズの先発はクリストフェル・サンチェス投手(27)。メジャー4年目の今季、試合前の時点で自己最多となる6勝(4敗)をすでに挙げ、防御率2・96をマークしていた左腕だ。大谷は22、23年に対戦して4打数1安打。3年連続の対戦だった。

 プレーボール直後の初回先頭の1打席目は、ブーイングの中打席に入ったが、初球を捉えて右前安打。4試合連続安打とした。さらには4試合連続盗塁となる二盗も成功。2点を追う3回2死走者なしの2打席目はフルカウントから遊ゴロに倒れた。

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 1点を追う5回1死一、三塁の3打席目は、1ストライクから2球目をはじき返して中前適時打。3試合ぶりのマルチ安打で、本塁打以外の打点は、6月25日の敵地・ホワイトソックス戦以来12試合ぶりだった。

 大谷はここまでリーグ単独トップの28号を放ち、日本人初のメジャー通算200本塁打に王手をかけている。さらに、フィリーズ戦は、過去7年間で7試合に出場したが本塁打はなし。この日本塁打を放てば、カージナルスを除く29球団目からの本塁打となり、3試合ぶりのアーチに期待がかかっている。

 3連戦初戦だった前日9日(同10日)は、ドジャースは1―10で大敗。ナ・リーグの勝率1、2位対決だったが、シュワバーとハーパーが負傷者リスト(IL)から復帰したフィリーズ打線の波にのまれた。4回にターナーに満塁本塁打を浴びるなど、先発のミラーが4回9失点。打席に入るたびにブーイングを浴びた大谷は2打数1安打1盗塁だったが、大量リードを許したため5回からはフリーマン、T・ヘルナンデス、大谷と次々に主力野手がベンチに下がり、7回途中からは野手のE・ヘルナンデスが上がり、ロバーツ監督も「恥ずかしかった」と1―10の大敗に表情も曇っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バレーボール女子日本代表の眞鍋政義監督が10日、パリ五輪へ向けた取材に応じました。

ネーションズリーグでは初の銀メダルを獲得した日本代表。眞鍋監督は事前合宿では「ディフェンスとセッターからの速いコンビを再確認したい。予選は今回から3試合なので、初戦のポーランドに“最集中”して臨みたいと思っています」と話しました。

この前日には、キャプテンの古賀紗理那選手が現役引退を発表。

「私が知ったのは4、5日前ですよ。今年集まったのが3月前半でしたが、昨年と練習、行動、言動が全然違うのでこのパリのオリンピックに懸けているなというのはヒシヒシと感じていました。本人から『少し話があります』というふうに来たので、まあ引退だろうというのは思っていましたらやっぱりそうでした。『分かった。最後パリで目標に向かって頑張ろうね』と話しました」

キャプテンでエースと、日本の大黒柱となっている古賀選手。10代の頃から知る眞鍋監督は、当時の古賀選手を懐かしむと同時に成長に喜びを見せています。

「まだ高校生でしたからね。初々しく何も分からず先輩の後ろをずっと追いかけてきたのが、今やキャプテンで日本を引っ張っていますから、成長ってすごいなと思います。この3年間キャプテンをやってから、役割というのは人を成長させるなというのが私の勉強になりました。キャプテンになってから全く変わりました。日々の練習から違いますし、今年に入ってからはパリのオリンピックに対する情熱というか、懸けているものが違うなというのは感じていました」

一方で、本当に現役引退するかどうかは、冗談を交えながらコメント。

「最後と言っても皆さんすぐ復活しますから(笑)。それも本人に言いました。『一応話は聞いておく。でも、すぐまた復活するんじゃないの?』と。(古賀本人は)笑っていました。『私はしません!』ってみんな言うんですよね(笑)」

日本のエースの集大成を期待しつつ、「最後は一致団結して楽しんでやりたいと思います」と言葉を残し出発しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

米大リーグ、レンジャーズの外野手ガルシアが、本拠地アーリントンでオールスター戦前日の15日に行われる本塁打競争に出場すると10日、球団公式サイトが伝えた。

 ガルシアは昨季、ア・リーグでエンゼルス所属だった大谷に次ぐ39本塁打をマークした。ドジャースのT・ヘルナンデスも10日に出場を正式表明し、参加8選手が出そろった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドジャース・大谷翔平投手(30)が10日(日本時間11日)、米国スポーツ界の「アカデミー賞」といわれる「ESPY賞」の「ベストMLBプレーヤー部門」を4年連続4度目の受賞をした。

 1993年から表彰が始まった同賞で4年連続受賞するのは史上初の快挙。4度目の受賞はプホルス、ボンズに並んで史上最多タイとなった。最終候補には昨季ナ・リーグMVPのアクーニャ(ブレーブス)、昨季サイ・ヤング賞のコール(ヤンキース)、ワールドチャンピオンになったシーガー(レンジャーズ)が入っていたが、大谷が頂点に立った。

 ◇ESPY賞(Excellence in Sports Performance Yearly Award) スポーツ専門局「ESPN」が主催する年間表彰で1993年に始まった。スポーツ界の優秀な選手、チーム、指導者、名勝負などを投票によって選出する。年間最優秀スポーツ選手とは別に、各競技ごとに選出しており、MLB部門で最多受賞は、B・ボンズ、A・プホルス、大谷の各4度。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11日に開幕した南北海道大会の開会式。選手宣誓を務めた函館大有斗の能戸優雅主将は、どうしても入れたい言葉があったという。「甲子園」だ。「仲間たちとさまざまな困難を乗り越えられたのは、小さい頃から憧れた甲子園という場所があったからです」。胸を張り、一言ずつかみ締めるように、宣誓した。

 開会式の前、仲間に背中をたたいてもらい、体をほぐした。壇上に立つと、バックネット裏にいる両親の姿が目に入った。そのせいもあってか、練習よりもうまくできたといい、「とても緊張したけど、満点です」。終了後、取り囲んだ報道陣に笑顔を見せた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

米国サッカー連盟は10日、男子代表のグレグ・バーホールター監督を解任したと発表した。同監督は2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会で米国を16強に導いたが、自国で開催中の南米選手権(コパ・アメリカ)では1次リーグで敗退した。
米国は26年にカナダ、メキシコとW杯を共催する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リリースで発表

J2ロアッソ熊本は7月11日、FW道脇豊が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱することを発表した。道脇は手続きと準備が整い次第、渡航予定。渡航まではクラブの施設を利用してトレーニングを行う。今後は現地でのメディカルチェックを経て正式契約を結ぶ。

2006年生まれ18歳の道脇は今季9試合に出場して1ゴール。身長186センチと体格にも恵まれ、熊本のアカデミーで育ち。昨年クラブ史上初の“飛び級”でトップ昇格を果たし、16歳でJリーグデビューした。昨年はU-17日本代表のエースとしてU-17ワールドカップ(W杯)にも出場。無得点に終わったものの、日の丸を背負う次世代のストライカーとして期待されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オリオールズ-カブス」(10日、ボルティモア)

 カブスの今永昇太投手が先発して6回6安打無失点の好投。約1カ月ぶりとなる8勝目の権利を手にしてマウンドを降りたが、直後の七回表、オリオールズの攻撃中に大粒の雨が降り出し試合は中断した。

 1死一、二塁のピンチを招いたところでグラウンドに大粒の雨が降り注いだ。球審が試合続行は不可能と判断。中断を宣告し、内野には全面シートが敷かれた。

 今季は開幕から雨にたたられることも多かった今永。それでも試合が再開されリトルが鮮やかに空振り三振を奪った。ここでホッジがマウンドに上がったが、中飛に仕留めてピンチを脱した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 第106回全国高校野球選手権大会(8月7日開幕・甲子園)の代表校を決める南北海道大会が11日、札幌円山球場で開幕した。4支部の予選を勝ち抜いた代表16校が熱戦を繰り広げる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリ五輪でビーチバレーボールの会場となるエッフェル塔前の競技場が10日、公開された。街のシンボルを背景にした仮設会場で1万3000席が用意されている=パリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サッカーの欧州選手権は10日、ドイツのドルトムントで準決勝の1試合が行われ、イングランドがオランダに2―1で逆転勝ちし、2大会連続で決勝に進んだ。写真は得点を決め喜ぶイングランドのワトキンス。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆米大リーグ カージナルス―ロイヤルズ(10日・米ミズーリ州セントルイス=ブッシュスタジアム)

 カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手が10日(日本時間11日)、本拠のロイヤルズとのダブルヘッダー第2試合の2回に、負傷者リスト入りから復帰後初となる6号アーチをたたいた。

 5番に入ったヌートバーは2回先頭打者で、右腕ワカのカウント1―1からの外角低めのカッターを強振。打球は左翼手が出したグラブをかすめてフェンスを越えていった。本塁打と思わずに全力疾走していたヌートバーは二塁手前で速度をゆるめ5月19日レッドソックス戦以来のホームランの感触を味わうかのようにダイヤモンドを一周した。

 今季のヌートバーは3月上旬に肋骨にひびがはいったため、開幕は負傷者リスト(IL)で迎え、5月28日に今度は左脇腹を痛めIL入り、8日に復帰したばかりだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テニスのウィンブルドン選手権第10日。男子シングルス準々決勝でロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)=写真=はテーラー・フリッツ(米国)に競り勝ち、四大大会で初めて準決勝に進んだ=10日、英ウィンブルドン

 

 

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦