柔道女子57キロ級で2021年東京五輪銅メダリストの芳田司(28)が現役を引退すると、11日までに所属先のコマツが発表した。今後は同社の社員として働きながら、柔道部のコーチを務めるという。「東京五輪では目標の優勝には届かなかったが、私の人生にとって大きな経験となった」などとコメントを出した。

 京都府出身の芳田は神奈川・相原中、福岡・敬愛高で鍛え、コマツに入った。鋭い内股を武器に活躍し、世界選手権は18年に初制覇、17、19年は2位となった。パリ五輪代表の座は舟久保遥香(三井住友海上)との争いに敗れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリ五輪でビーチバレーボールの会場となるエッフェル塔前の競技場が10日、公開された。街のシンボルを背景にした仮設会場で1万3000席が用意されている=パリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリ五輪に出場するサッカー男子のU23(23歳以下)日本代表を率いる大岩剛監督が11日、フランスへの出発前に羽田空港で取材に応じ、「楽しみな気持ちと、責任を持って臨まないといけないという気持ちも当然ある」と心境を語った。1968年メキシコ大会の銅以来となるメダルを目指す。
サッカーは開会式に先立って24日に1次リーグが始まり、D組の日本は初戦でパラグアイと当たる。監督は「(他競技の日本勢を)勢いづかせる、そういう立場なのかなと認識している」と話し、集大成となる舞台へ「(キャリアの)ターニングポイントの大会にしてもらいたい」と期待を込めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本ボクシングコミッション(JBC)は10日、昨年12月の日本バンタム級タイトル戦後に右硬膜下血腫で手術を受け、2月に23歳で亡くなった穴口一輝選手の事故検証委員会の報告概要を明らかにした。試合でのJBCの対応に大きな問題はない、と結論づけている。

 

 試合は穴口選手が堤聖也選手(角海老宝石)と対戦し、4度のダウンを喫して判定負け。JBCが3月に法律、医学などの専門家による検証委を設置し、事故を調査した。報告では「穴口選手による異常な挙動はなく、最後まで続けさせたJBCとレフェリーの判断に大きな問題は見られない」とした。

 再発防止に向け、JBCに不適切な減量方法の危険性の周知などを求めている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆米大リーグ オリオールズ―カブス(米メリーランド州ボルティモア=オリオールパーク)

 カブスの鈴木誠也外野手が10日(日本時間11日)、敵地のオリオールズ戦に「4番・DH」で先発出場し、5回に2試合連続タイムリーを放って、先発の今永昇太投手をバックアップしている。

 第1打席は投ゴロ、第2打席は一塁フライに抑えられていたバーンズを仕留めた。5回2死三塁、カウント2―1からの外角低めのシンカーを左前に弾き返した。

 これで試合は3―0。3試合続けて白星のない今永にとっては貴重な援護点となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

陸上界の不正を監視する「インテグリティー・ユニット(AIU)」は10日、東京五輪男子マラソン4位のローレンス・チェロノ(ケニア)にドーピング違反があったとして、7年間の資格停止処分を科したと発表した。
35歳のチェロノは2019年のボストン、シカゴ両マラソン覇者。22年5月の検査で採取された検体から禁止薬物が検出され、さらに妻に処方された薬を誤って摂取したと虚偽の説明をしたという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

米大リーグ(MLB)は10日(日本時間11日)、公式SNSでドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手(31)がオールスターゲーム前日の15日(同16日)に行われるホームランダービーに出場することを発表した。T・ヘルナンデスは「キャリアで1度はやってみたい。どういう感じなのかなと思っている。MLBが俺を出すと判断するのであれば、参加することに前向きだよ」と、参加に意欲を示していた。

 この日は、元巨人のレンジャーズのホセ・アドリス・ガルシア外野手(31)の出場も発表され、出場する全選手が出そろった。ここまで大谷(ドジャース)、ジャッジ(ヤンキース)らが辞退する方向を示す中、ヘンダーソン(オリオールズ)、アロンソ(メッツ)、ボーム(フィリーズ)、ウィット(ロイヤルズ)、オズナ(ブレーブス)、ラミレス(ガーディアンズ)の出場が内定し、最後の2枠にガルシアとT・ヘルナンデスが入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11日に開幕する埼玉大会には、142チームが出場する。県営大宮で午前11時に開会式、午後1時半に開幕試合がある。開会式と開幕試合は無料。

 他の試合は入場料800円。身分証を提示した中高生は200円。小学生以下は無料。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第106回全国高校野球選手権福岡大会は、11日から南北32チームがぶつかる4回戦が始まる。11日は4球場で8試合の予定。

 南北8チームずつ計16校のシードのうち、勝ち残ったのは12校。昨夏4強の大牟田、好投手を擁した糸島、今春の県大会ベスト4の九産大九産の南部3校と、北部の鞍手が姿を消した。

 福岡工大城東、柳川、福岡大若葉、八幡南はそのシード校を破り、勢いがある。昨夏を制した九州国際大付や今春の選抜に出た東海大福岡、速球派の投手がそろう福岡大大濠などの強豪も力をみせている。頂点に立つのはどのチームか。注目の4回戦以降は、北九州市民、光陵グリーン、久留米市、小郡市の4球場で実施される。

 予定通りに進めば、準々決勝は16、17日、準決勝は19日、決勝は21日、いずれも北九州市民球場で。入場料は大人800円、高校生200円、中学生以下無料。障害者手帳を提示すると、本人とその介助者1人が無料で入場できる。各チームの勝ち上がりの状況は、「バーチャル高校野球」福岡大会のページへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第106回全国高校野球選手権福島大会は12日、福島市の県営あづま球場で開幕する。順調に進めば28日に決勝戦がある。目標とする甲子園球場は8月に開場100周年を迎える。選手一人一人が節目に一層輝く大会になるよう応援したい。

 今大会は62チームが出場し、シード8校を中心にした展開が予想されている。過去5大会は、シード校以外の1チームが4強に勝ち進んでいる。高校生同士が力の限りを尽くす試合は可能性に満ちている。今夏も、どのチームにも勝機はある。一丸となってそれぞれの高みを目指してほしい。

 複数校による「連合」チームは5チーム(11校)出場する。選手は自校のユニホームを着用してプレーする。野球への飽くなき情熱と母校への誇りを胸に、学校の垣根を越えて共に戦う姿は頼もしい。一段と大きな声援を送りたい。

 選手に寄り添ったルールの見直しが進む。タイブレークは延長十三回から十回に前倒しされ、昨夏は決勝を含む全5試合が十回で決着した。試合時間が短縮され、選手の健康維持や熱中症対策に効果があった。導入2年目の今夏は猛暑への備えが何より大切だ。適時の水分補給など対策に万全を期す必要がある。

 少子化による部員の減少や学校の統廃合を受け、競技人口をどう維持するかの課題もある。部員数は最多だった2009(平成21)年度の3546人から今年は2106人に減っている。

 県高野連は、全国の強豪と戦うには裾野を広げる必要があるとして今年度、県中体連、学童野球、ソフトボールの各団体などに呼びかけ、普及振興委員会を設けた。高校生が小学生向けに教室を開く取り組みを本格化させている。さらに、今大会では親子キャッチボールや公募による始球式が初めて行われる。県高野連の木村保理事長は「未来の高校球児を目指す子どもが増えてほしい」と期待する。

 進学を機に競技をやめたり、他県の強豪校に進む例もある。関係者は、さまざまな工夫を加えて野球の魅力を広く伝えてほしい。県内で競技を続けられる環境づくりにも注力するよう求めたい。今夏の高校球児のひたむきな姿が子どもたちの励みや刺激になればとも願う。

 

 

 

 

 

 

 

 

パリ市中心部のエッフェル塔前に建設されているパリ五輪(26日開幕)のビーチバレー会場が10日、報道陣に公開された。フランス国内から持ってきた砂が敷かれ、ネットは設置済み。五輪マークも置かれた仮設会場は、完成へ秒読み段階に入った。

 会場に日陰はほぼなく、猛暑となった場合の対応が課題となる。気温32度に達した上に湿度40%を超えると観客への注意喚起などの対策を実施し、場合によっては競技の延期も検討するという。会場責任者は「人々が体を守れるように情報を伝えていきたい」と語った。

 

 

 

 

 

 

 

 

イングランドが悲願の初タイトルに王手をかけた。劇的な決勝点を決めたのは途中出場のワトキンス。後半ロスタイムに角度のない位置から鋭いシュートを突き刺し、「言葉が出ない。全てを味わいたくて、ピッチから離れたくなかった」。試合終了の笛が鳴ると、殊勲のストライカーを中心に歓喜の輪ができた。
前半7分に自陣でボールを奪われるミスから失点。出はなをくじかれながらも冷静さを失わず、すぐに立て直した。同18分にケーンのPKで同点とすると、以降は圧倒的にボールを支配。疲れの見えた後半はこう着状態が続いたものの、主砲ケーンらを下げるサウスゲート監督の思い切った交代策も功を奏し、途中出場の選手たちが勝利を手繰り寄せた。
ここまで低調な試合内容を繰り返しながら、粘り強く接戦を物にしてきた。PK戦で敗れた前回大会決勝の悔しさを晴らすべく、頂上決戦で挑むのは今大会最高のチームと名高いスペイン。劣勢が予想されるが、ベリンガムは「一発勝負では何が起こるか分からない」と番狂わせに自信を見せた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月に開催された「わくわく日本祭」で日台のチアがコラボ

パシフィックリーグマーケティング(PLM)は、6月15日、16日の2日間、日本ハムと富邦ガーディアンズを交えて「わくわく日本祭」を開催した。このイベントには日本ハムOBの杉谷拳士氏が出演。また両球団のチアガールがコラボダンスをするなど大盛り上がりだった。

屋外ステージで行われた杉谷氏のファンミーティングは大盛況だった。正解すると台湾人選手のグッズがもらえるクイズでは、少しでも杉谷氏にアピールしようと、日本ハム時代の陽岱鋼外野手のユニホームを掲げるファンも出現。また、サイン会では、当日グッズショップで一定額購入した先着35人限定というプレミアムチケットだったが、こちらも瞬時に完売。わざわざ香港からかけつけたという熱狂ファンは、杉谷氏との対面に感極まっていた。

杉谷氏はその後もマルチな活躍をみせた。富邦の先発メンバーを流暢な発音で読み上げ歓声を受けると、始球式の前には、試合前に再会を果たした元日本ハムの台鋼ホークス・王柏融外野手に向け、「日本ではご馳走してばかりだったから、ぜひ台湾ではご馳走してもらいたい」とおねだり。ベンチの王も両手でOKマークをつくり、富邦ファンを爆笑させた。

そして、忘れてはならないのが、日台のチアチームたちの「夢の共演」だ。試合前の「Fビレッジアンバサダー」の滝谷美夢さんも登場。チアリーダーFubon Angelsのメンバーと、来台したファイターズガールのメンバー4人が「きつねダンス」を披露し、スタンドでは一緒に踊るファンも現れた。

高温多湿で、体感気温は約40度という過酷な状況だったにも関わらず、日台のチアチームは、試合中もステージで互いにコミュニケーションをしながら、笑顔を絶やさずにファンをリード。特にパ6球団のユニフォームを着たFubon Angelsのメンバーは注目を集めていた。そして試合の後半、日本イベントならでは、といえる浴衣に着替えたFubon Angelsのメンバーたちに、ファンからも「かわいい!」という声が飛んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現地7月10日に開催されたEURO2024の準決勝で、オランダがイングランドと対戦。開始7分に先制したものの、18分にPKで追いつかれると、90分に決勝点を献上し、1-2で敗れた。

オランダメディア『VI』によれば、オランダのロナルド・クーマン監督は試合後、デンゼル・ドゥムフリースがハリー・ケインへのファウルで与えたPKについて、判定に激怒。次のようにまくし立てた。

「デンゼルはボールをブロックしようとしたが、ケインがボールをシュートし、足が衝突した。VARのせいで、サッカーはこの種の決定によって破壊される」


61歳の指揮官は「彼は非常に愚かなことのために笛を吹いた。イングランドの選手が自国でこのようなプレーしても笛を吹かないが、今日は吹いた」と不満を続けた。

勝負の行方を左右する大きな判定だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ウクライナ・オリンピック委員会は10日までに、パリ五輪(26日開幕)に140人が出場する見通しだと発表した。ウクライナ国営通信が伝えた。陸上、サッカーなどに参加する。
ウクライナに侵攻するロシアと同盟国ベラルーシの選手は、国を代表しない「個人の中立選手(AIN)」として参加する。ウクライナ五輪委のフトツァイト会長は自国選手団に対し、両国選手とは握手や写真撮影を含めて交流や接触の禁止を勧告し、「選手の安全が重要だ」と説明した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(10日、第106回全国高校野球選手権東東京大会2回戦 品川翔英0―10攻玉社)

 

 昨夏と同じカードになった一戦は品川翔英が攻玉社に敗れ、逆の結果になった。品川翔英にとって攻玉社は格上。「あの夏と同じ喜びをもう一度味わう」と、挑戦者の気持ちで臨んだ。

 だが、今年の攻玉社は想像以上に強かった。先発マウンドに立ったのは昨夏と同じ森田翔大(3年)。「今年こそ絶対に勝つつもりで、新しい球種を覚えた」

 昨年も対戦していた品川翔英の岡田八大(えいと)(3年)は「相手も本気で来ているんだ」と感じた。球速も球種も昨年と全く違う。一回表、外角に来た球を思いきり振り抜き、中前に安打を放った。直後、二盗を成功させベンチを湧かせたが、その後、チャンスで打線がつながらず、点を奪えなかった。

 甲子園出場なんて、岡田は考えたことはなかった。入学時、同好会から昇格したばかりの野球部に入った。優しくて面白いチームメートと「そこそこ」の練習。「楽しい野球がやれればそれで良い」と思っていた。

 だが、昨夏の攻玉社との試合が転機になった。格上相手に劇的な逆転で公式戦初勝利を飾ったことで、練習が厳しくなった。

 苦しくなり、一時は部をやめることも考えた。だが、もう一人の3年生、国見琉正と励まし合い、最後まで野球をやりきることを決めた。

 10日の試合、ひとつひとつのアウトをもぎとるつもりで全力で走った。「腕がもう折れてもいい」と飛んできた打球に、必死に食らいついた。

 コールド負けしたが、予期せぬ再戦は最高だった。隣でライトを守るのは国見。内野では、心強い後輩たちも懸命に白球を追っていた。「良いチームで野球ができて、思う存分楽しめた。みんなと野球ができてよかった」=大田

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ 2018年のドラ1、すでにキャリア最多の200打席消化

 オリックスはソフトバンクに4-3でサヨナラ勝ち。7月は負けなしの5連勝となり、勝率を5割に戻した。

 攻撃陣は初回、一死から2番・太田椋の左翼への二塁打、続く西川龍馬の左前打で一、三塁の好機を作り、4番・森友哉の中犠飛で先制。2回は一死から7番・頓宮裕真が中前打で出塁し、続く杉本裕太郎の右中間を破る適時二塁打で2点目を奪った。

 左大胸筋の筋損傷から復帰2戦目となった先発の宮城大弥は3回まで無失点。しかし2点リードの4回、ソフトバンクの4番・山川穂高に中越えソロを浴びると、5回は3番・栗原陵矢に右翼線突破の適時三塁打を浴び同点に追いつかれた。それでも、復帰後最多となる112球を投げ、7回8安打2失点の力投でハイクオリティ・スタート(7回以上、自責点2以下)を達成。先発の役割はしっかりと果たした。

 打線は3回以降、ソフトバンク救援陣から追加点が奪えない展開。すると同点で迎えた8回表、2番手の古田島成龍がプロ初被弾となる勝ち越しソロを浴びた。

 それでも1点を追う9回裏、ソフトバンク6番手・松本裕樹を責め先頭からの3連打で無死満塁の好機を作ると、6番・宗佑磨が押し出し死球を受け同点。なおも無死満塁で頓宮がサヨナラ犠飛を放ち、3番手の吉田輝星に今季2つ目の白星が記された。

 10日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、全体的に状態が上向きつつあるオリックス打線に注目。その中で解説者の池田親興氏は「ここに来て太田が2番で非常にいい活躍をしている」と、高卒6年目の躍進にスポットを当てた。

 太田はこの試合も4打数2安打1得点と活躍。今季はすでにキャリア最多の200打席を消化し、ここで打率.289、2本塁打、28打点、OPS.737をマークしている。浮き沈みが激しかった攻撃陣の中にあって、5月の月間打率は.375、6月は同.279、7月もここまで同.333と安定した推移。今や打線に欠かせない存在となっている。

「西川の調子が上がってきて、森、紅林、宗、頓宮、杉本とつながり始めて、ここで宗の調子が上がってくると3連覇したオリックス本来の強さが出てくる」と池田氏。「太田という新しい一枚が入ったことによって、西川の調子が上がれば1番(での起用)だってあり得る」と、5割復帰の立役者とも言える背番号31のポテンシャルを称えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「選手各々もわかっていると思うので、良い方向に進めていけるようにしたい」

FC東京は10日、フクダ電子アリーナで行われた天皇杯3回戦で、ジェフユナイテッド千葉に延長戦の末に1-2で敗れた。この試合で先制ゴールを挙げたMF松木玖生だが、自身のゴールが勝利につながらずに「勝ちにつながるゴールにしたかった」と唇をかんだ。

前半をJ2の千葉に圧倒されたFC東京だが、ゴールだけは許さなかった。後半5分には、FWジャジャ・シルバからのパスを受けた松木が反転してDFをかわし、左足で先制ゴールを決めた。個のレベルの高さを見せたゴールシーンを「結構、相手の左センターバックの外国人選手が食いついてくると、試合の時から考えてわかっていたので、ワンタッチで良い感じに前を向けたのであとはゴールを決めるだけでした」と、振り返った。

得点を動かす選手になることを常々、目標に掲げている松木は「試合の勝ちにつながるゴールにしたかったし、個人としてもまだ決められるチャンスが1、2本あったので、そういうところを決めていきたい」と、敗戦に笑顔はなかった。

この敗戦で福岡戦(0-1)、柏戦(2-3)を含めてチームは公式戦3連敗となった。松木は「今はちょっと苦しい状況ですけど、しっかりとチームがブレないように、それぞれの方向にいかないように、自分たちキャプテン3人で協力しあいながら修正したい。それで1回、開幕戦からの悪い流れでも修正できたので、選手各々もわかっていると思うので、良い方向に進めていけるようにしたい」と、中2日で迎える新潟戦に向けて、チームを束ねていく考えを示した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(10日、第106回全国高校野球選手権東東京大会2回戦 品川翔英0―10攻玉社)

 

 初戦の相手はまさかの昨夏と同じ品川翔英。「今年こそは絶対に勝ってやる」。攻玉社のエース、森田翔大(3年)は、静かに闘志を燃やしていた。

 2年生エースとしてマウンドに立った昨夏の試合。九回、暴投で走者を進められ、品川翔英に逆転され、2―3で惜敗した。

 悔しさをばねに、トレーニングで下半身を強化し、体重を6キロ増やした。球種を増やし、球速も上げた。

 6月中旬の抽選会。会場にいる丸山和響(わきょう)主将(3年)から「また品川翔英と当たった」と森田の携帯に連絡があった。チームは練習中。「全員が、やってやるぞと盛り上がっていました」

 迎えた再戦。新しく覚えた縦のスライダーやカットボールを中心に投げ、最後まで本塁を踏ませなかった。打っても3安打。丸山のバックネット直撃の本塁打などもあり、六回コールドで勝った。

 「去年負けて悔しい思いをした先輩たちの分も、雪辱は果たせたと思います」。大きく成長したエースはほっとした表情で笑った。=大田

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長野風花がプロ野球のヤクルト×巨人でファーストピッチセレモニーを担当

なでしこジャパン(日本女子代表)MF長野風花は、7月6日にプロ野球のファーストピッチセレモニーを務めた。日本サッカー協会(JFA)公式インスタグラムでもその様子が公開され、「かわいい」「斬新でいい」といった声が寄せられている。

2023年にオーストラリア・ニュージーランド共催で行われた女子ワールドカップ(W杯)ではなでしこジャパンの10番を背負い、今年からはイングランド女子1部リバプールでプレーする長野。今夏にパリで開催されるオリンピックの日本女子代表メンバー18人にも名を連ねている。

そのなかで、7月6日に神宮球場で行われたプロ野球のスワローズ対ジャイアンツの一戦前にファーストピッチセレモニーで登場。悪天候で試合開始が1時間遅れるアクシデントもあったが、サッカー日本代表の新ユニフォーム姿で登場すると、左で躍動感のある投球を見せて会場の歓声を誘った。

「ファーストピッチに初挑戦」

 


 

 

JFA公式インスタグラムが計4枚の写真とともに、「7/6(土)、明治神宮野球場で開催された「東京ヤクルトスワローズ vs 読売ジャイアンツ」にて、長野風花選手が試合前のファーストピッチセレモニーに登場。その後、村上宗隆選手のサイン入り 侍ジャパン ユニフォームを贈呈いただきました」と投稿すると、ファンからは「サッカー日本代表のユニでマウンドに立つなんて新鮮でいい」「めっちゃいい笑顔」「かわいい」「ナイスピッチング」といったコメントが寄せられ、盛り上がりを見せていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

J1ジュビロ磐田は14日にアウェーで湘南と対戦する。前節(6日)の川崎戦で正GKの川島永嗣(41)が負傷。同戦に途中出場してデビューした新人GK杉本光希(22)が、プロ初先発する可能性が出てきた。

 磐田U―18から立正大を経てジュビロに戻ってきたルーキーが窮地を救う。GKは川島に加え坪井も負傷中。三浦も故障から復帰した直後だけに、杉本にかかる期待は大きい。「次の試合の重要性は理解している」と本人も自覚十分。横内昭展監督(56)は「普段の取り組みを含め、いつ出てもいい準備をしてくれている」と期待を込める。

 川崎戦は後半9分から緊急出場。1失点はしたものの「落ち着いてできた」自負がある。入団後から元代表の川島と身近に接し、準備の大切さを学んできたという22歳。「永嗣さん以上にやらないと追いつけない」と積み上げてきた半年分の成果を、存分に発揮する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

THE ANSWER編集部カメラマン「夏の高校野球神奈川大会フォトコラム」

第106回全国高校野球選手権の神奈川大会は、7日から熱戦を展開中。「THE ANSWER」では、168チームが参加するこの大会にカメラマンが密着し、フォトコラムを連日掲載していく。第3回で取り上げるのは、湘南工科大附の背番号「2」。薩美賢仁郎捕手(3年)だ。10日に藤沢市八部野球場で行われた2回戦で、県商工を4-1で下し3回戦へ。昨夏は補助員として、相手の校歌をカメラマン席から見守った球児が1年後、グラウンドに立って自分たちの校歌を歌った。(写真・文=THE ANSWER編集部・中戸川 知世)

喜びがあふれた表情で、校歌を歌った。試合中は、笑顔で投手の球を受ける背番号2の姿があった。グラウンドの左翼側にあるブルペンで「低く低く」、そう投手に声を掛けていたのが薩美。試合中、球を受けてはベンチへ戻り、声援を送る。最後に勝利の校歌を歌うまで、足にレガースをつけたままだった。

「かっこいいなって」。グラウンドで校歌を歌う姿が憧れだった。1年前はなかった背番号をつけてベンチ入り。夏の初戦を勝利で飾り、念願をかなえた。

昨夏の姿を思い出す。実は1年ぶりの再会だった。

横浜に3-13のコールドで敗れた4回戦では、試合運営の補助員としてブルペン捕手を務めた。薄暗いカメラマン席でたった一人、横浜の校歌を直立して聞いていた。敗退直後、グラウンドからは見えない場所。私以外、周囲には誰もいない。にもかかわらずだ。

試合後、本人に聞くと「相手あってこその野球。最後まで見届けるのがスポーツ」と明かしてくれた。相手校へのリスペクトから取った行動。しかし、本心は「悔しい思いでいっぱい」だった。先輩の力になりきれなかった不甲斐なさで涙があふれ、最後の夏に懸ける想いに胸を打たれた。

あれから1年。「負けた時の悔しさを知っているので、相手の分まで頑張ろうと」。敗れた選手の気持ちもよく分かる薩美はこの日、大切に、嬉しさが伝わるような晴れやかな表情で勝利の校歌を歌い上げた。

 


 

自分の世代となり、秋春の大会ではスタメンマスクをかぶってきた。ただ守備の調子が上がりきらず、今大会はベンチスタート。悔しい気持ちももちろんある。しかし、見えないところでまっすぐ“筋を通す”姿勢は変わっていなかった。

試合前のシートノックのタイミング、この日の薩美はブルペンにいた。「今日の先発(投手)は、自分が秋春と受けてきたので。一番良い所を引き出せれば」と最後までコンディションの把握に努め、チームの勝利に尽くそうとしていた。

昨年と変わって、最上級生として引っ張っていくという自覚があふれ、どっしりと構えていた。高校2年生から3年生へ。伸び盛りのひとりの球児の成長を目の当たりにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

現地時間7月10日に開催されたEURO2024の準決勝で、イングランドがオランダと対戦。2-1で逆転勝利を収め、2大会連続のファイナル進出を決めた。


これで決勝のカードは、初優勝を目ざすイングランド対2012年以来3大会ぶりの栄冠を狙うスペインに決定した。

魅力的なタレントを擁す両国の対戦に、インターネット上では次のような声が上がった。
「楽しみすぎる」
「激アツ」
「まじで楽しみ」
「順当に勝ち上がったスペインvsなぜか勝ち上がったイングランド」
「今大会イチの完成度を誇るスペインvs真逆の完成度なにそれ?なイングランドになったのは滅茶苦茶面白いね」
「組織のスペインVS個のイングランド。この真逆の2つが決勝上がったのおもろいな」
「スペインが決勝は納得すぎるけどイングランドはよく分からんな」
「イケイケなスペインか、塩イングランドか。意外とわかりませんね」
「ジャートーナメントでイングランド対スペインて見たことないな」

大注目の決勝は日本時間の15日の4時にキックオフ予定だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽天の若きコーチ、29歳の奥村展征
 

 

 

【憧れだった指導者のオファーに驚き】

 昨シーズン限りで東京ヤクルトスワローズを戦力外になった奥村展征(のぶゆき)だったが、思いのほか早く、他球団からオファーが届いた。それは東北楽天ゴールデンイーグルスからだった。

 ただし、現役選手としてではなく、二軍内野守備走塁コーチとしてのオファーだった。

「僕でいいのかなっていう気持ちはめちゃくちゃありましたね」

 その時の奥村の心境はこうだ。現役続行を希望していただけに戸惑いがあったのかと思いきや、それよりも驚きが大きかった。

 むしろ指導者への道が開けることは、奥村にとって願ってもないチャンスだった。

「指導者っていうのは僕がやりたかったことでした。(母校の)日大山形の荒木準也監督に憧れていましたし、ヤクルトでは森岡良介コーチ、三木肇さん(現・楽天二軍監督)に憧れました。他の指導者にもいろいろ教えていただいて、僕自身も選手の背中を押せるような指導者になりたいと思っていました。でも、あの成績じゃプロ野球のコーチはなかなかなれないかなって自分でも感じていました。なので、まさかこんな話をいただけるとは思ってもいませんでした」

 実は、奥村の祖父・展三氏も、父・伸一氏も高校野球の指導者だった。

「野球一家に育ったので、自然と指導者をやりたいっていう気持ちが強かったですね」

 奥村が指導者を志したのにも、当然祖父や父の影響もあった。

 父に楽天からオファーがあったことを伝えると、「そんなチャンスはなかなかないぞ。頑張ってやってこい」と背中を押してくれたという。

「僕が勝手に感じたことですけど、やっぱり現役時代の持ち前の明るさも含めて、コーチのお話をいただいたと思っています。なので、そこは全面に出していかないとなって思っています」

 そうして奥村は、プロ野球唯一の20代のコーチとなった。

【ムードメーカーならではの弱点が課題】

 奥村がコーチに就任して約半年が過ぎた頃に楽天の二軍の試合を訪ねると、大きな声を出してチームを鼓舞する奥村がいた。

 一塁のコーチャーズボックスからベンチに引き上げる際には、守備につく選手に「ナイスバッティング!」「よかったよ!」などと声をかけていたのも印象的だった。その姿はヤクルトの元気印だった頃と何ら変わりはない。

 それでも、これまでとは違う形で野球に関わることになり、気づくことも多い。

「新しい世界を見まくりっすね。選手の時に、(指導者に対して)申し訳なかったなって思うことがいっぱいあります、本当に......」

 奥村はこの半年間をこんな言葉で振り返る。また、指導者となって新たな課題にもぶち当たっている。

「僕は、選手のいいところばっかり見えるんですよ。いいところを見つけて『おお、すごいよかった!』って褒めてあげる。欠点もわかったうえで褒めるならいいかもしれないですけど、そこしか見えていないというか......。本人が損をしてしまうので、欠点や間違っていることは見つけて、早く指摘してあげないといけないんですけど、叱ったり間違っていることを指摘したりするのってなかなか難しいですね。この半年はそこにけっこう苦労しています」

 

 


真剣な表情で選手たちの練習を見つめる
 

 

 もともと乗せ上手な人間だ。それだけに、相手にマイナスの言葉をぶつけるのは苦手だったのかもしれない。だが、コーチになったからにはそんなことは言っていられない。

「いいプレーが起こった時は当然、よかったって言ってあげるんですけど、一緒に喜んでいる場合ではない。よかったなかでも、もうちょっとこうできたんじゃないのかなっていうのを見つけられるように、もっと意識していかないといけないなと思っています」

 イニング間になると、奥村はお尻のポケットから分厚いノートを取り出す。「書いているふりです(笑)」と冗談めかすが、「やっぱ、できるだけいろんなところを探したいじゃないですか」とメモをとる表情は真剣そのものだ。

 

 


試合中にはプレーを見ながらノートにメモしていた
 

 

【目指す指導者像は高校時代の恩師】

 試合が終われば、ノックバットを手にして選手と居残り練習を行なう。この半年間で特にうれしかったことを問うと、オープン戦で一軍に昇格し、即盗塁を決めた辰見鴻之介の名前を挙げた。

「ファームでキャンプをスタートした選手が、一軍初出場で初盗塁を決めたわけですから。僕が今までずっと見てきたわけではないんですけど、めちゃくちゃうれしかったですね」

 

 


インタビューで現役時代と現在について語った
 

 

 選手時代から他人の活躍を一緒に喜んできた奥村にとって、自分が指導した選手の活躍は格別だっただろう。

 奥村にとっての理想の指導者像は、やはり高校時代の恩師・荒木監督だ(気を遣う性格ゆえ、これまで指導を受けた多くの指導者の名前を挙げてくれたが)。

 自分で投げて、自分で打って、ベンチプレスもチーム1という、何でもこなす指導者だった。だからこそ、「この監督を超えたい、ついていきたい」と思えたという。もちろんそっくり真似できるわけではないが、憧れは大きい。

 まだ第二の野球人生に踏み入れたばかりだが、奥村がどんな指導者になっていくのか、楽しみだ。奥村ならば新しい指導者像を作り出してくれそうな気もする。

【現役に未練なし、ファンに大きな感謝】

 戦力外通告を受けた時には現役続行を希望していただけに、競技者としての未練はないのか気になっていたが、奥村は「ないですね」ときっぱりと言いきる。

「(ヤクルトで)優勝した時にもベンチにいさせてもらったのは格別でしたし、やりきった感じはありますね」

 プロ一軍での生涯打率は.199と、2割に届かなかったが、ファンに愛された選手だった。

 現役引退から楽天コーチ就任までがあっという間で、引退の報告もInstagramで済ませただけ。それだけに、ヤクルトファンも奥村の言葉を欲していたのではないだろうか。取材の最後にファンへのメッセージをもらった。

「巨人在籍1年で人的補償でヤクルトに獲得していただいて、その時点でファンのみなさんは温かく迎え入れてくださいました。そこから始まって、いろんな人に温かい言葉をかけてもらったおかげで、一年一年、本当に前向きに過ごせました。ケガをしたりと苦しい時期も多かったんですけど、リハビリしている時にもファンの皆さんの声は本当に力になりました。その力がなかったら、10年間も現役生活を送ることはできなかった。本当に感謝しています」

 

 


仙台市の森林どりスタジアム泉にて
 

 

終わり

 

【プロフィール】
奥村展征 おくむら・のぶゆき 
1995年、滋賀県生まれ。日大山形高3年夏には主将として甲子園に出場し、山形県勢初のベスト4に貢献。ドラフト会議で読売ジャイアンツから4位指名を受け、2014年からプロ野球選手生活をスタートすると、翌2015年には東京ヤクルトスワローズへ移籍。ヤクルトのムードメーカーとしてファンに親しまれるも、2023年に戦力外通告を受け、現役引退。2024年から東北楽天ゴールデンイーグルスで、二軍内野守備走塁コーチを務めている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆サッカー天皇杯 3回戦  鹿島2-1藤枝(10日・藤枝総合運動公園)

 3回戦が行われ、J2藤枝MYFCはJ1鹿島に1―2で敗れ、初の4回戦進出を逃した。前半24分にFWアンデルソン(23)のPKで先制も、後半に2点を奪われた。なお静岡県勢は全チーム敗退が決まった。

 藤枝は虎の子の1点を守り切れなかった。鹿島にボールを持たれる時間が増え、前線に中川風希を残し、10人で必死に守った。しかし後半25分、ゴール前でパスをつながれて同点を許すと、同44分にはCKから失点。金星を逃し、イレブンは肩を落とした。

 チームは中2日の13日にホーム・愛媛戦を控えており、前節(6日)のホーム・水戸戦からスタメンを全員入れ替えた。それでも「腰の引けた戦いはしない。ガムシャラに行く」と杉田真彦主将が話していたように、出番に飢えたメンバーが、J1リーグ最多8度の優勝を誇る王者に真っ向勝負。前半24分、MF前田翔茉のシュートが相手のハンドを誘ってPKを得ると、アンデルソンが決めた。

 その後も激しい風雨の中で中川風がミドルを放ち、川島将らDF陣も懸命に守った。だが踏ん張り切れなかった。須藤大輔監督(47)は「負けは負け。強い相手にもGKからしっかりとビルドアップできるようにしないと」と悔しさをかみしめた。

 

 

 

 

 

 

 

 

バスケットボール男子日本代表は10日、パリ五輪代表発表会見を行い、河村勇輝選手が決意を語りました。

五輪代表に初選出された河村は、「まずは12人のメンバーに入ることができて光栄。自分の一つの夢でもあったので選ばれた時はすごくうれしい気持ちと身が引き締まる思いだった」とコメント。

チームの目標であるベスト8入りへ向けては、「3ポイントを高確率で決めること」が重要であるとし、「僕自身がポイントアタックをして、チームメートが気持ちよく決められるように相手のディフェンスを引きつけられたら」と決意を述べました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うっかり屋さんのゴルフ場あるある「あ!ロッカーキー持って帰ってきちゃった!」 さあ、どうする?

プレー中にロッカーキーを落としてしまったり、フロントに返却するのを忘れて持ち帰ってしまったりするケースは意外と多いそうです。では、それぞれどのように対処すればよいのでしょうか。

ロッカーキーを落としてしまったら?

 ゴルフをプレーする際には荷物をロッカーにしまい、ロッカーキーを持ち歩きながら回ります。また、ロッカーのカギにはスコアカードを入れられるフォルダーがついているものも多いので、スコアを記録するために出し入れする機会もよくあります。

 しかし、ラウンドを終えて着替えをしようとロッカールームに入った時、いつのまにかロッカーキーを落としてしまっていたという経験がある人は少なくないかもしれません。

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 では、プレー中にロッカーキーを紛失した場合にはどのように対処するべきなのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は以下のように話します。

 


 

「特にラウンド中は物を落としやすいので、ロッカーキーをどこかで紛失してしまう可能性も考えられるでしょう。もしも、ラウンド中に落としたことに気が付いたら、ハーフターン時やラウンド終了後にフロントに伝え、以降はスタッフの指示に従ってもらえば良いと思います。チェックインの時に利用者名と、使用するロッカー番号は一緒に記録されるので、番号を忘れてしまっても、名前さえ伝えればスタッフに代わりにあけてもらえるはずです」

「ごく稀に、ロッカーキーを新しく作り直すための代金を負担しなければならないケースもありますが、大抵のゴルフ場はもしもの時に備えてスペアキーを用意しているはずなので、基本的には弁償ということにはならないと思います」

 また、ロッカーキーはラウンド中以外でも、トイレやレストランを利用した際に忘れてしまう人も多いようです。そのため、鍵はズボンのポケットのようなすぐに落としてしまいそうな場所よりも、バッグに入れてきちんと閉めておく方が良いかもしれません。

 また、最近は4桁の暗証番号を設定するタイプのロッカーも増えてきていますが、鍵を紛失する心配がない反面、何の数字を入力したか覚えておかなければなりません。自分だけの覚えやすい番号を事前に決めるとあたふたしなくて済むでしょう。

ロッカーキーを持って帰ってしまったらすぐにゴルフ場に連絡

 さらに、自動精算機が普及したことによってうっかりロッカーキーを返却するのを忘れ、自宅に持ち帰ってしまう事案も発生しがちです。では、そのような場合にはどう対応すべきなのでしょうか。飯島氏は以下のように話します。

「まず、ロッカーキーを持ち帰ったことに気が付いたら、すぐにゴルフ場に連絡をするのが一番です。プレーした日にちと氏名、それからロッカーキーの番号を伝えれば向こうから返却方法を教えてくれるはずなので、指示に従って行動しましょう」

「近々に改めてプレーしに行こうと思っているなら、当日に手渡しすれば大丈夫だとは思いますが、少し間が空いてしまう場合は、ゆうパックや宅配便のような配送サービスを利用しましょう。あと、いくら悪意がなかったとはいえゴルフ場の備品を持ち出してしまっているので、謝罪の言葉を添えるのも忘れてはいけません」

 プレーに夢中になっていたり、ほかのことに意識が集中していたりすると、意外と鍵をどこに置いたのか分からなくなってしまいがちです。後々に煩雑な手続きをしなくても済むように、鍵の場所は常に把握しておいた方が良いかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆サッカー天皇杯3回戦 京都3ー1清水(10日・アイスタ)

 3回戦が行われ、J2清水エスパルスはJ1京都に1―3で敗れ3年ぶり16強を逃した。前半35分に先制したが、後半3発を浴び逆転を許した。静岡県勢は全チーム敗退が決まった。

  冷たい雨が身にしみる敗戦となった。清水は先制点を守れず、後半3発で逆転負け。今季リーグでは無敗(10勝1分け)を誇るアイスタで終戦を迎えた。秋葉忠宏監督(48)は「前後半で全く違うチームになってしまった。まざまざと力の差を見せられた」とJ1の力量に脱帽した。

 開始直後から視界を奪うほどの強雨にさらされたが、懸命に攻めた。前半35分には自陣右サイドでFKを獲得。キッカーのMF矢島が中央に送ると、待ち構えたカルリーニョスジュニオが頭で捉え、ネットを揺らした。だが後半に入ると流れが一変した。押し込まれる時間が増え、同21分にCKから同点被弾。同30分には相手シュートにGK沖が懸命に右手を伸ばすも、かすめたボールは無情にもゴールに転がり勝ち越しを許した。

 秋葉監督はリーグで中3日の過密日程が続く中、「(経験の少ない選手を)試すつもりはない。必ず勝つ選考をする」と意気込んでいたが、願いは実らず。次は14日にアウェー・大分戦が待つ。残されたリーグ戦に全神経を注ぐしかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ セーブ失敗の松本裕には「気持ちを切り替えて」

 ソフトバンクはオリックスに3-4で逆転サヨナラ負け。2連敗で2カード連続の負け越しとなり、7月はこれで2勝5敗となった。

 先発の東浜巨は初回、一死から連打を浴びるなど先制点を献上。2回も一死からの連打で2点目を失い、自身プロ最短タイの2イニングで降板した。

 2点を追う打線は4回、先頭の4番・山川穂高がバックスクリーン左へ運ぶ14号ソロを放ち1点差。5回は3番・栗原陵矢の右翼線を破る適時三塁打で追いつくと、8回は再び栗原が、8号ソロを右翼ポール際へ運び逆転した。

 投手陣は3回から継投に入り、2番手の大山凌が3イニングを1安打無失点に抑えるなど3回から8回まで無失点リレー。しかし1点リードで迎えた9回裏、登録抹消中のロベルト・オスナに代わり抑えを務める松本裕樹が、無死満塁のピンチを招いたあと押し出し死球と犠飛を許し逆転サヨナラ負けを喫した。

 10日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、球団OBの池田親興氏がソフトバンクの現状を分析。7月に入り1試合平均1.7得点の打線については「つながらないというか、今日もそうでしたけどホームランで点を取っている状況。ランナーを出してもあと一本が出ない。先制してイニシアチブを取るような試合がなかなかできていないし、チームとしては開幕してから一番しんどい状況。ここをどう打破していけるか」と、小久保裕紀新監督の舵取りに期待を寄せた。

 セーブシチュエーションで乱れた松本については「信頼は揺るがないと思うし、こういう日もある」とキッパリ。「(本来の)8回なら気持ちも違っていたと思う。でも9回になると『自分のうしろにはいない』とか、抑えとしていろんなことを考える。ここで松本が気持ちを切り替えて、次の登板でチームに勝ちを与えるようなピッチングをしたら、今日の失敗や苦しさは彼の力、チームの力に変わると思う」とエールを送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆報知新聞社後援 関東高校ゴルフ選手権 夏季大会個人決勝兼全国大会予選 男子・女子個人決勝(9~10日、軽井沢72ゴルフ東C、男子=入山C、6760ヤード、パー70 女子=押立C6384ヤード、パー72 男子140人、女子135人参加)

 男子は佐藤ミラー(栃木・佐野日大1年)が通算7アンダーで、粂谷海翔(栃木・作新学院2年)、水沼勇太(同1年)、清野桜貴(東京・代々木3年)とのプレーオフを制して初優勝。女子は戸高玲奈(茨城・ルネサンス1年)が9アンダーで中学と高校をまたいでの関東夏季大会連覇を果たした。

 男子のプレーオフは2ホール目に粂谷と水沼がボギーで脱落。3ホール目の3番パー3で勝負は決した。先に佐藤がピン左2メートルにつけると、清野は約13メートルを沈められず。佐藤は難なくバーディーパットを沈めた。「入って良かった。うれしい」と喜ぶと、チームメートも水をかけて祝福した。全国大会に向け、「謙虚にプレーし、優勝は結果的についてくればいい」と笑った。

 女子の戸高は前半1オーバーと伸び悩んだが、後続に1打差に追い上げられ「やるしかない」と気持ちを切り替えた。13、16番でバーディーを奪い、2位に3打差をつけて優勝。「中、高連覇はあまり考えていなかったが、結果的に良かった」と満足げ。「全国では注目される順位に入りたい」と躍進を誓った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【くふうハヤテ内田順三打撃アドバイザーを直撃!】後編

巨人と広島で37年間、打撃コーチなどを務め、静岡県初のプロ野球の球団「くふうハヤテベンチャーズ静岡」で打撃アドバイザーとして奮闘する内田順三氏(76)。【前編】に続く今回はウエスタン・リーグで奮闘する新球団の選手事情などを聞いた。

──くふうハヤテから選手をNPB球団に送り込むのも重要な柱ですが、注目の選手は?

「巨人・増田大輝の弟、外野手の将馬(26)は、走攻守三拍子が揃ったいい選手です。巨人の兄とそっくりで俊足が武器。昨年まで四国アイランドリーグの徳島に2年間いて盗塁王になっている。強肩とシュアな打撃が持ち味で、兄よりパワーがある。打率も上位(.292=リーグ6位、8日現在)。フレッシュオールスターにも出るし、NPBでも通用するんじゃないかな」

──在籍している選手の特徴は?

「ほぼ全員が『NPBに行くんだ』と覚悟を持ってここに来ています。だから、私たちが何も言わなくても、みんなが残って自主練習をやる。打撃マシンは直球とカーブの2台しかないが、選手同士で投げ合ったりしながら打撃練習をやったり、全員が必死。NPBのファームよりハングリー精神はすごいですね」

──選手の年俸は1000万円を超える?

「いやいや、独立リーグの球団より高いかなというくらいで、おそらくNPBの育成選手の契約くらいじゃないですか(最低240万円)」

──苦労は?

「NPBの選手じゃないので、バットなどの用具も自腹でそろえないといけない。バットは1本数万円はする。選手の給料が安いので、私の古巣・カープと試合をする時は、コーチに頼んで使用済みのバットを譲ってもらっています。巨人にボールをもらったり、行く先々で寄付をしてもらっています。以前、巨人や広島のコーチをやっていた時、よく独立リーグの球団に頼まれました。足りないものが多いし、独立リーグに近い感覚です」

やっと接戦で勝てるように

──内田アドバイザーの待遇は?

「私の自宅は広島にあるのですが、清水で試合がある時は、球団がホテルを用意してくれています。遠征先のホテルは私は1人部屋。若手は2人部屋で、経費を削減しているようですけど……」

──4日にオリックスに勝って今シーズン3度目の3連勝。やはり勝利も大事?

「やっと接戦で勝てるようになってきた。プロである以上、試合には勝たないといけません。負けてばかりじゃファンを楽しませることができないし、『地域密着』にもならない。清水はサッカーの街。でも、私の学生時代は野球も盛んだった。静岡の野球人気、底辺拡大も使命だと思っています」 (おわり)

 

■くふうハヤテからNPB入りの条件

現状は過去にNPB12球団に在籍経験のある選手のみシーズン中に他球団への移籍が可能。NPB未経験者はプロ野球ドラフト会議で指名されないといけない。

◆内田順三(うちだ・じゅんぞう) 1947年9月10日、静岡県生まれ。東海大一高から駒大。13年間の現役生活はヤクルト、日本ハム、広島で主に外野手としてプレー。82年に現役引退。翌83年に指導者に転身。広島、巨人で打撃コーチ、二軍監督などを19年まで歴任し、多くのタイトルホルダーを育てた。20年から社会人野球のJR東日本の外部コーチ、昨年はロッテの臨時打撃コーチを務めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ 1位までわずか1打点差!真中氏「得点力も上がっていく」と太鼓判

 ロッテは10日、楽天とのカード2戦目を18-5と大勝した。ZOZOマリンスタジアム特有の強風が吹き荒れる中、ロッテ打線が爆発。初回に打者12人で8点をとると、4回には6点、6回には4点と猛攻が止まらなかった。6人が猛打賞の中で、4番ソトは3安打4打点の大活躍。今季50打点にも到達した。

 パ・リーグ打点トップのソフトバンク・山川穂高にも1打点差まで迫り、5年ぶりの打点王へ視界良好のソト。10日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも注目が集まった。
 
 坂口智隆氏は「乗せると怖い打者。打点を挙げる場面で結果が続いて出るので、頼もしい」と称賛すると、真中満氏も「打線の核。チームの得点力も上がっていく」と勝利を導く打撃に大きな期待を寄せた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロ野球パ・リーグは10日、各地で3試合が行われました。

3位オリックスは、首位ソフトバンクと対戦。ソフトバンク・山川穂高選手、栗原陵矢選手にソロホームランを打たれるなど1点ビハインドで迎えた9回、3連続ヒットでノーアウト満塁とチャンスを作ると、宗佑磨選手が押し出しのデッドボールとされ同点に追いつきます。さらに続く頓宮裕真選手のライトへの犠牲フライでサヨナラ勝利。5連勝としました。

2位ロッテは、4位楽天と対戦。初回に先制点を許しますが、その裏ソト選手、ポランコ選手、角中勝也選手、田村龍弘選手、藤原恭大選手がタイムリーヒットを放ち、一挙8得点と打者1巡の猛攻をみせ逆転に成功します。4回にも6点を奪い、試合を通して21安打18得点を挙げました。先発の石川歩投手も6回2失点の好投を見せ、2勝目をマーク。敗れた楽天は5位に沈みました。

5位日本ハムは6位西武と対戦。1点ビハインドの7回、代打・郡司裕也選手の犠牲フライで同点とします。続く8回、ヒットと四球でチャンスを作ると、4番マルティネス選手が豪快な勝ち越し3ランホームランをレフトスタンドへたたき込みました。9回にも2点を加え、終わってみれば6-1で快勝。勝利した日本ハムは4位に浮上し、敗れた西武は5連敗を喫してしまいました。

【10日のパ・リーグ結果】

◆オリックス 4x-3 ソフトバンク

勝利投手【オリックス】吉田輝星(2勝0敗)

敗戦投手【ソフトバンク】松本 裕樹(2勝1敗2S)

本塁打【ソフトバンク】山川穂高14号、栗原陵矢8号

◆ロッテ 18-5 楽天

勝利投手【ロッテ】石川歩(2勝0敗)

敗戦投手【楽天】松井友飛(1勝1敗)

セーブ【ロッテ】廣畑敦也 (0勝0敗1S)

◆日本ハム 6-1西武

勝利投手【日本ハム】金村尚真(3勝4敗)

敗戦投手【西武】本田圭佑(0勝4敗)

本塁打【日本ハム】マルティネス9号

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロ野球セ・リーグは10日、各地で2試合が行われました。

阪神は1点を追いかける4回、プロ初スタメンの野口恭佑選手のプロ初タイムリーで同点。5回にはヤクルト奥川恭伸投手の暴投で勝ち越し。6回には坂本誠志郎選手のタイムリーなどで2点を追加しました。先発・大竹耕太郎投手が6回1失点の好投で今季6勝目。一方ヤクルトはこれで6連敗となっています。

DeNAは2回に山本祐大選手のタイムリー安打で先制すると、3回にはオースティン選手が2試合連続となる11号ホームラン。4回には京田陽太選手のタイムリーで中日を突き放しました。先発・東克樹投手は今季2度目の完封で、リーグトップに並ぶ8勝目を飾りました。

広島対巨人は、降雨のため4回表でノーゲーム。この日の結果で順位は変動。首位巨人と0.5ゲーム差で2位阪神、3位DeNA。2試合前まで首位だった広島は、4位転落。首位巨人から4位広島まで、1ゲーム差以内の緊迫した順位争いが繰り広げられています。

【10日のセ・リーグ結果】

◆阪神 4-1 ヤクルト

勝利投手【阪神】大竹耕太郎(6勝4敗)

敗戦投手【ヤクルト】奥川恭伸(2勝1敗)

セーブ【阪神】岩崎優(3勝3敗13S)

◆DeNA 3-0 中日

勝利投手【DeNA】東克樹(8勝0敗)

敗戦投手【中日】松木平優太(0勝1敗)

本塁打【DeNA】オースティン11号

◆広島-巨人(雨天のためノーゲーム)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦