“追記”

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球パ・リーグ 西武-日本ハム(10日、ベルーナドーム)

1-1の同点で迎えた8回、日本ハムがマルティネス選手のホームランで勝ち越しに成功しました。マルティネス選手がダイヤモンドを回る際にヘルメットをかぶっていないことが注目を浴びました。

1点ビハインドの7回に郡司裕也選手の犠牲フライで同点に追いついた日本ハム。勢いが止まらず、続く8回には万波中正選手のヒットと清宮幸太郎選手の四球で1アウト1、2塁のチャンスを作ります。打席には、この日ノーヒットのマルティネス選手が立つと、カウント1-2から真ん中に入ってきたストレートをフルスイングし、打った瞬間分かるレフトスタンドへの勝ち越しホームランを放ちました。

ホームランを放ち豪快なバット投げも見せたマルティネス選手。なぜか1塁を回った時点で中継映像ではヘルメットをかぶっていませんでした。SNSでは「マルちゃんヘルメットどこ置いてきちゃったの」「ヘルメットどこいったん??笑笑」「気づいたらかぶってなかったんですけど」と不思議がるファンの声が広がっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月12日の天皇杯2回戦以来の勝利

J1北海道コンサドーレ札幌は7月10日、天皇杯3回戦でJ2モンテディオ山形と対戦。壮絶な打ち合いの末に6-3で勝利し、6月12日の天皇杯2回戦栃木シティ戦(3-1)以来約1か月ぶりの白星を手にした。

2012年以来12年ぶりとなるリーグ戦8連敗中と苦しむ札幌。クラブワースト記録のリーグ戦5試合連続無得点のなか、この日は山形相手に攻撃陣が火を噴く。前半6分にMF田中克幸のゴールで先制するも、同16分に同点に追い付かれ、勝ち越したあとの同33分にも再び同点とされてしまう。

そのなかで、前半アディショナルタイムにDF岡田大和がチーム3点目を奪い、1点リードで後半に突入する。

後半にはMF駒井善成、田中と岡田がそれぞれこの日2点目を挙げ、最終的に6-3で勝利。6月12日の天皇杯2回戦栃木シティ戦以来約1か月ぶりの白星を手にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

バスケットボール男子日本代表の八村塁(26=レイカーズ)が大黒柱の自覚をにじませた。パリ五輪でベスト8を目指す日本代表は10日、都内で会見。東京五輪以来約3年ぶりの代表復帰となった八村は「日本代表としてやれることをすごく誇りに思いますし、今までNBAでやってきた経験を日本の皆さんに見せられることを楽しみにしています」と意気込んだ。

東京五輪以降、河村勇輝(23)や富永啓生(23)など実力のある若手も台頭してきた。「今までは僕が一番下だった。やっと年齢が上になったので、上の年代としてチームを引っ張っていきたい」。日本のエースとしての自覚を口にした。

コンディション調整により、先日の韓国代表との国際強化試合は欠場。すでに5対5の練習にも参加しており、東野智弥技術委員長(53)は「彼が入るとボールが回る。パスが、とにかくうまい」と絶賛した。

前回大会は3連敗で1次リーグ敗退と悔しい結果となった。パリ五輪の目標は8強進出。「東京五輪で3連敗した後、もう一回五輪に出たいと話をしていた。ぼくらのレベルが上がっている中で、こうして新しい機会をいただけてすごく楽しみ。東京五輪の思いも含めてパリでは戦いたい」と決意を新たにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ オリックス4x―3ソフトバンク(10日・京セラドーム大阪)

 ソフトバンクが今季4度目のサヨナラ負けで、2カード連続の負け越しを喫した。1点リードで迎えた9回、6番手・松本裕が先頭からの3連打で無死満塁とされ、押し出し死球と頓宮の犠飛で一気に逆転された。

 先発の東浜は2回2失点で降板したが、2番手のドラフト6位右腕・大山が3回からの3イニングを1安打無失点に抑えて流れをつくった。

 打線は4回に山川が14号ソロを放ち1点差。5回2死二塁で栗原が右翼線適時三塁打で同点に追いついた。栗原は6回先頭で右越えの決勝8号ソロ。オリックスのドラフト6位ルーキー・古田島のプロ初被弾となった。「打ったのはカットボールです。しっかり自分のスイングができました。投手陣が踏ん張っている中で勝ち越す一本となって良かったです」と笑顔で振り返った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

好転のきっかけとなるか。

J1では目下8連敗中で最下位に沈む札幌は7月10日、天皇杯3回戦でJ2の山形と対戦。開始6分の田中克幸のゴールを皮切り、大森真吾、岡田大和、駒井善成、田中、岡田が得点し、6-3で勝利した。


3失点したとはいえ、圧巻のゴールラッシュを披露。久々の白星に、SNS上では「勢いがすごい!」「若手の活躍半端ない」「いいねぇ!!のってる!」「何か見た事ないスコアになってきたぞ」「誇らしい札幌が帰ってきた!」「この流れのままいきましょう」といった声があがっている。

次戦は中2日で神戸(J1第23節)とホームで相まみえる。昨季の王者相手に良い流れが続くような戦いを見せられるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

7月12日から開幕する、夏の高校野球福島大会の注目校を紹介する。
3回目は、磐城農業高校。コールド負けが当たり前だったチームを、少しずつ変えてきた監督が定年を迎える。特別な「最後の夏」を「もう1勝」で飾るための戦いがはじまる。

目指すは夏の大会6年ぶりの勝利

農業高校らしいウシの鳴き声が響くなか、野球部の練習が始まる。マネージャーを入れて部員18人、目指すのは「夏の大会6年ぶりの勝利」だ。

渡邉雄平主将は「楽しいというか、ワクワクしている気持ちもあれば、少し不安が残っている。でも最後まで悔いなく頑張ろうという気持ちでやっています」と話す。

60歳…監督 最後の夏

そして2024年は、どうしても勝利を贈りたい相手がいる。それが、定年を迎える郷家邦博(さといえ くにひろ)監督。2022年秋に監督に就任し、2024年は選手たちと迎える「最後の夏」となる。

郷家監督は「久しぶりに3年生中心のチームが組めというところで、最後の夏に1勝できる可能性をすごく感じるっていうところまで、やっと来たかなと思います」と話した。

監督の教え 自ら考え行動する

郷家監督が大事にするのは「選手達とのコミュニケーション」だ。
「毎月、目標管理シートっていうものを書かせている。具体的に自分は自主練を、いつどこで何をやるかっていうのを書けばやるでしょうと」と郷家監督はいう。

目標のために自分がいま何をすべきかの「目標管理シート」や、それを伝えるために「語彙力を磨くテキスト」などを取り入れ、選手たちには自ら考え行動することを、高校野球を通して身に着けてほしいと願っている。

チームを勝利に導く

郷家流の指導は、これまでコールド負けが当たり前だったチームを少しずつ変えていった。
2024年6月にいわき市で開かれた大会で、磐城農業高校は初戦9回裏に逆転サヨナラ勝ち。選手たちにとっては、高校野球人生で初めてつかんだ公式戦の勝利だった。

渡邉雄平主将「いつもならベンチの前で、相手のチームの校歌を歌っているところを見ることしか出来なかったが、スコアボードに向かってみんなで校歌を歌うことができて、すごく嬉しい気持ちになった」と振り返る。

郷家監督は「勝つことの楽しさであったりとか、努力しているってことの報われ方であったりとか、そこに気がついてくれたかな。気付かせてあげることが少しできたかなと思っている」と話した。

あの喜びをもう一度

監督と挑む最後の夏を、笑顔で飾れるよう毎日の練習を大事に積み重ねる。
渡邉主将は「世間では当たり前に、白河高校が勝つと思っていると思うが、そこをひっくり返して、またもう一度、横一列で校歌を歌えるように。郷家先生のためにも“もう1勝”プレゼントできるように頑張っていきたい」と語った。

磐城農業高校の初戦の相手は白河高校、6年ぶりの夏の勝利なるか注目だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第106回全国高校野球選手権神奈川大会第5日は10日、県内11球場で2回戦22試合を行った。

 第2シードの桐光学園が横浜栄に2―1で辛勝。第3シードの県相模原はタイブレークの末に横浜立野に敗れた。初出場の厚木王子は藤沢工科・深沢に競り勝って初勝利。東海大相模、日大藤沢、藤嶺藤沢、金沢、川和なども3回戦に進出した。

 横浜栄は右腕・本多凌(2年)が四回までパーフェクトで、計8奪三振と好投。最後まで集中を切らさず桐光の強力打線を苦しめた。東海と日藤は打線が爆発。東海はエース左腕の藤田琉生(3年)が先発して3回パーフェクト。継投陣も危なげなかった。

 厚木王子は九回に相手の制球の乱れから一挙4得点の逆転勝利。県相模原は二回までに5点を入れたが、守りの乱れが重なって競り負けた。

 第6日は11日、11球場で2回戦の残り22試合を行い、第1シードの向上や昨夏日本一の慶応などが登場する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風速が常時10メートルを超える強風の中、制球に苦しむ楽天の松井に襲いかかった。ロッテが1点を先制された直後の一回裏に一挙8点。打線が面白いようにつながった。
先頭の高部が左翼線付近に落ちる二塁打を放ち、反撃の号砲を鳴らした。小川がバントして相手捕手の悪送球を誘い同点とすると(記録は安打と失策)、一気にロッテへ流れが傾いた。
藤岡の四球を挟み、4番ソトから9番藤原まで6連続長短打を浴びせた。ソトは「甘い球、ゾーンに来た球はしっかりたたこうと思っていたので、いいスイングができた」と胸を張り、藤原は「打線が勢いに乗っていたので、その流れでいくことができた」と喜んだ。
交流戦では広島の大瀬良にノーヒットノーランを許すなど打線が苦しんだが、藤岡、藤原らの復帰も追い風となり、リーグ戦再開後は徐々にかみ合いだした。7月のチーム打率は前の試合まで2割9分2厘。「本当にみんなよく打つし、投手も抑えるので良いチーム」(藤原)。突出した好成績の打者はいないが、一丸となって首位ソフトバンクを追い掛けている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ オリックス4x―3ソフトバンク(10日・京セラドーム大阪)

 ソフトバンクが今季4度目のサヨナラ負けで、2カード連続の負け越しを喫した。1点リードで迎えた9回、6番手・松本裕が先頭からの3連打で無死満塁とされ、押し出し死球と頓宮の犠飛で一気に逆転された。

 先発の東浜は2回2失点で降板したが、2番手のドラフト6位右腕・大山が3回からの3イニングを1安打無失点に抑えて流れをつくった。

 打線は4回に山川が14号ソロを放ち1点差。5回2死二塁で栗原が右翼線適時三塁打で同点に追いついた。栗原は6回先頭で右越えの決勝8号ソロ。オリックスのドラフト6位ルーキー・古田島のプロ初被弾となった。「打ったのはカットボールです。しっかり自分のスイングができました。投手陣が踏ん張っている中で勝ち越す一本となって良かったです」と笑顔で振り返った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ 西武―日本ハム(10日・ベルーナドーム)

 日本ハム先発の金村尚真投手は、7回112球を投げ5安打1失点。3つの四球を許すなどピンチを背負ったが、粘り強く最少失点で切り抜けた。

 初回、いきなり先頭の源田に初球を右越え二塁打されると、続く西川に中前適時打を許しわずか3球で失点。しかし、それ以降は2回1死三塁、3回無死二塁、4回2死満塁などのピンチを背負いながらも、ホームは踏ませなかった。

 打線の援護で勝ち投手の権利を持って降板した金村は「初回から連打を許し、失点してしまったことが反省点です。それでも2回以降は、粘り強く要所を抑えることができてよかったです。野手が必ず打ってくれると信じていました。グワチョ(勝ち越し3ランのマルティネス)、ありがとう!」とコメントした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オリックス4-3ソフトバンク」(10日、京セラドーム大阪)

 オリックスが逆転サヨナラ勝ちで5連勝を飾り、最大9あった借金の完済に成功した。4月29日以来の勝率5割に復帰した。7月無敗も継続した。

 同点の八回にドラフト6位・古田島(日本通運)が栗原に初被本塁打を浴びた。しかし、1点を追う九回に西川、森、紅林の3連打で満塁の好機を作ると、宗が押し出し死球で同点。最後は頓宮がサヨナラ犠飛を放った。

 先発の宮城は7回8安打2失点と粘投した。四回に山川に14号ソロ、五回に栗原に右翼線への同点適時三塁打を打たれたことは痛恨だったが、マウンド上で相手リードの展開には一度もしなかった。

 打線は序盤に東浜を2回でKOした。初回は森が先制の中犠飛を放ち、二回は杉本が右中間へ適時二塁打とリードを広げた。ただ、2番手以降の投手の攻略に苦しみ、スコアボードには「0」が並んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オリックス4-3ソフトバンク」(10日、京セラドーム大阪)

 オリックスが逆転サヨナラ勝ちで5連勝を飾り、最大9あった借金の完済に成功した。4月29日以来の勝率5割に復帰した。7月無敗も継続した。

 同点の八回にドラフト6位・古田島(日本通運)が栗原に初被本塁打を浴びた。しかし、1点を追う九回に西川、森、紅林の3連打で満塁の好機を作ると、宗が押し出し死球で同点。最後は頓宮がサヨナラ犠飛を放った。

 先発の宮城は7回8安打2失点と粘投した。四回に山川に14号ソロ、五回に栗原に右翼線への同点適時三塁打を打たれたことは痛恨だったが、マウンド上で相手リードの展開には一度もしなかった。

 打線は序盤に東浜を2回でKOした。初回は森が先制の中犠飛を放ち、二回は杉本が右中間へ適時二塁打とリードを広げた。ただ、2番手以降の投手の攻略に苦しみ、スコアボードには「0」が並んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

J1京都サンガFCは10日、IAIスタジアム日本平で天皇杯全日本選手権3回戦に臨み、3-1でJ2清水に逆転勝ちし、2年ぶりにベスト16入りした。公式戦ではリーグ戦を含め3連勝となった。

 サンガは7日のJ1第22節アウェー福岡戦(2-1)から先発を8人入れ替え、4-3-3の布陣でスタート。宮本と平戸、一美が福岡戦に続いて先発し、GKハーンや安斎、平賀、ルーキー喜多ら今季出番の少ない選手もスタメンとなった。清水は元日本代表の乾(野洲高出)やサンガU-18出身で元サンガの高橋らが先発した。

 試合前から激しく降る雨の中、サンガは前半から激しく競り合った。前半開始早々CKから頭で合わされたが、ハーンが左手でセーブ。サンガはチャンスをなかなか作れない中、同35分に自陣フリーキックからカルリーニョスジュニオに頭で合わされて失点した。

 後半開始から安斎に代えてトゥーリオを投入。敵陣でボールを持つ時間を増やし、一美や宮吉が波状攻撃で敵陣を脅かしたが、ゴールを割れない。

 同16分に宮吉、一美に代えて川崎と原を投入すると21分、平戸の右CKに原が頭で合わせて追いついた。原は公式戦3試合連続ゴールとなった。

 その後は圧倒的に相手を押し込み、同30分には、下部組織出身でプロ2年目の平賀がペナルティーエリア内でターンして右足を振り抜いてゴール。5月のJ1第11節FC東京戦以来となる得点を決めて勝ち越した。

 同36分に平戸に代えて福岡を投入。後半追加タイムには川崎がドリブルで突破し、パスを受けた原が右足を振り抜いて駄目押しゴールを決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(10日、第106回全国高校野球選手権西東京大会2回戦 田柄0―20筑波大駒場)

 

 9年ぶりの単独出場。田柄にとって悲願の試合だった。先発の青木琉人(りゅうと)(2年)は一回に4点を失っても、すぐ気持ちを切り替えた。3年生のマネジャー・平子聖奈に勝利を届けたい――。二回には直球に変化球を絡め、2者連続三振した。

 2年前、部員は当時1年の平子と2年の選手の2人だけだった。グラウンドは腰の高さまで雑草が伸び、地面はでこぼこ。ネットなどの器具も金属が腐食していた。

 平子らは一人でも多くの新入生に入ってもらおうとグラウンドの草を刈り、半年ほどかけて整備。同級生に「やっても無駄」と言われたこともあったが、そんな雑音をはねのけてきた。平子の姿に打たれ、学校は投球マシンを買ってくれた。

 他校と連合を組んで出た昨夏の大会後、大久保壮拳(まさたか)監督は、主将になった青木らに聞いた。「お前らの目標って、なんなの」。選手たちは「聖奈先輩の最後の夏に、単独チームで出て勝つこと」と答えた。平子の思いはしっかりと後輩に届いていた。

 それから青木たちは、新たな仲間や助っ人を求め、校内中をかけずり回った。そして夏の大会前、11人がそろった。

 とはいえ、わずかでも選手が欠ければ出場はかなわなくなる。一度抜けた連合チームに戻るのも難しい。平子は練習中も選手と一緒に走り、誰よりも声を張り上げ選手を鼓舞した。

 願いがかなった夏の大会の初戦。今の田柄があるのは、平子のおかげ。だから、青木は試合に勝って平子を喜ばせたかった。打たれても打たれても、最後までマウンドに立った。試合後、平子は青木に声をかけた。「ありがとうね」。敗れたけれど、平子が見てきた中で一番の全力投球だった。

 青木は思う。チームが大好きな平子のことだから、来年もスタンドから見ていてくれるだろう。来年こそは――。=S&D昭島

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ 阪神4―1ヤクルト(10日・甲子園)

 ヤクルトが投打に精彩を欠いて敵地で阪神に連敗。今季ワースト6連敗となり、借金は同最多の12まで膨らんだ。

 先発の奥川は、2021年10月19日の同戦以来、995日ぶりに甲子園のマウンドに上がった。初回に村上の適時打で先制点をもらったが、立ち上がりから制球に苦しんだ。4回、野口の適時打で同点に追いつかれると、5回1死三塁では近本への2球目が暴投となり勝ち越し点を献上。今季3勝目はならず、初黒星を喫した。

 打線は初回の先制点以降、阪神先発の大竹をとらえきれず、2番手以降にも抑えられた。不振のチームは3日のDeNA戦(横浜)から勝ちがなく、7月は1勝7敗。12日からは広島(マツダ)との3連戦が待っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神4-1ヤクルト」(10日、甲子園球場)

 高津ヤクルトが今季ワーストとなる6連敗。借金も「12」となり、今季最多を更新する二重苦になった。

 2021年10月19日以来、995日ぶりに聖地のマウンドに帰ってきた奥川だったが、序盤から制球に苦しんだ。1点の援護点をもらった直後の立ち上がり、いきなり2四球と背負ったピンチ。大山を併殺打に打ち取り切り抜けたが、ここから我慢の投球が続いた。

 迎えた四回だ。1死一塁から、佐藤輝の打球を二塁・北村拓がお手玉。併殺打に仕留めることができずに2死二塁のピンチを迎えると、野口に同点適時打を許した。また五回にはイレギュラーバウンドした不運な二塁打から、1死三塁となって奥川が暴投。痛恨の勝ち越し点となった。

 一方の打線は、「3番・三塁」で先発出場した村上が先制適時打を放つなど、6試合ぶりの打点をマーク。1番に抜てきされた宮本がマルチ安打を放ち気を吐いたが、3試合欠場が続いているサンタナがこの日は再びベンチを外れるなど、打線が機能しなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神4-1ヤクルト」(10日、甲子園球場)

 阪神が前日までの2試合連続サヨナラ勝ちの勢いそのままに、今季2度目の4連勝を飾った。

 「6番・右翼」でプロ初スタメンの野口がプロ初の2打点と活躍。1点を追う四回2死二塁はヤクルト先発・奥川の直球を中前にはじき返してプロ初適時打となる同点打を放った。

 五回には奥川の暴投で勝ち越し。2-1の六回1死一、三塁は再び野口が石山に対し、2ボールから直球をたたきつける打撃で遊ゴロの間に3点目をたたき出した。

 その直後の2死二塁からは、坂本が今季初長打となる適時二塁打で3点リードに広げた。

 先発の大竹は6回5安打1失点で6勝目。初回に村上に先制適時打を許したが、その後は走者を背負っても粘投。六回1死一塁で村上を二ゴロ併殺に仕留めると、雄たけびを上げた。

 リリーフ陣は七回を石井、八回をゲラがそれぞれ三者凡退。九回は岩崎が締めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ 阪神4―1ヤクルト(10日・甲子園)

 阪神が首位の巨人と0・5ゲーム差の2位に浮上した。4月に2分けを挟み7連勝して以来、今季2度目の4連勝。4戦連続で逆転勝ちに成功した。

 中盤は相手のミスが得点に絡んだ。4回1死一塁で佐藤輝が二ゴロ。北村拓のファンブルもあって大山が二塁進塁に成功すると、プロ初スタメンの野口が中前へ、プロ初の適時打となる同点打を放った。5回も相手のミスを生かして勝ち越し。先頭の小幡の左中間への安打を中堅・増田が処理をもたつき、二塁打に。大竹の犠打で1死三塁として、奥川の暴投で決勝点をもらった。6日のDeNA戦は相手の4失策で逆転。7日の同戦、9日のヤクルト戦も9回に敵失絡みの逆転サヨナラ勝ちを飾ったが、相手のミスにつけこむ試合が続いている。

 野口は6回1死一、三塁でも遊ゴロで走者をかえし、2打席連続の打点。1安打2打点と期待に応えた。先発の大竹は初回に村上の適時打で先取点を許したが、以降は無失点。緩急自在の投球は健在で、2回以降は二塁を踏ませなかった。6回5安打1失点で6勝目。ヤクルト戦は今季3戦3勝とした。このカードは昨季も4度の登板で3勝0敗で、ソフトバンク時代を含めると、8試合で無傷の7勝。対広島の10戦8勝が目立っているが、ツバメも大得意だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ポイント】

・梅雨前線は南下。西~東日本に停滞。

・梅雨末期の大雨。日本海側を中心に土砂災害や河川の氾濫に警戒。

・極端な暑さは収まるが、30度前後の蒸し暑さ。

・三連休も梅雨空。来週半ばに各地で梅雨明けか?

【全国の天気】

梅雨前線が南下し、11日(木)は西~東日本に停滞するでしょう。東北~九州北部にかけての日本海側を中心に梅雨末期の大雨となるおそれがあります。

11日(木)の夕方にかけて予想される雨量は、九州北部と東海で180ミリ、中国と東北で150ミリ、北陸と近畿で120ミリ。九州北部では12日(金)にかけて、さらに雨量が増えそうです。これまでの大雨で地盤が緩んでいる地域もあり、土砂災害や河川の氾濫などに厳重な警戒が必要です。

日差しがないため、極端な暑さになることはありませんが、蒸し暑さは続くでしょう。また、熱帯夜が続くところは多いため、夜の熱中症にもご注意下さい。

■予想最低気温(前日差)

札幌 17度(-2 7月上旬)

仙台 23度(±0 真夏並み)

新潟 23度(±0 真夏並み)

東京 26度(-1 真夏並み)

長野 23度(+1 真夏並み)

名古屋 24度(-1 真夏並み)

大阪 25度(-2 平年並み)

広島 25度(-2 真夏並み)

高知 26度(±0 真夏並み)

福岡 26度(-1 真夏並み)

鹿児島 28度(+1 真夏並み)

那覇 29度(±0 真夏並み)

■予想最高気温(前日差)

札幌 27度(±0 真夏並み)

仙台 29度(±0 真夏並み)

新潟 28度(+1 平年並み)

東京 31度(-1 真夏並み)

長野 27度(±0 6月下旬)

名古屋 29度(-5 6月下旬)

大阪 30度(-3 7月上旬)

広島 30度(±0 7月上旬)

高知 30度(-1 7月上旬)

福岡 29度(-4 7月上旬)

鹿児島 31度(-4 7月上旬)

那覇 34度(±0 真夏並み)

【週間予報】

梅雨前線が停滞するため、東北南部から九州は週明け月曜日にかけて梅雨空が続くでしょう。引き続き、土砂災害などに警戒が必要です。

来週の半ば以降は、夏の高気圧の勢力が強まる見込みで、一斉に梅雨明けの発表となるかもしれません。

また、沖縄では雨が少なく、記録的な暑さも続く見通しですので、十分ご注意下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウクライナのゼレンスキー政権は、隣国ロシアの侵略を将来にわたって抑止するには北大西洋条約機構(NATO)加盟が欠かせないとの立場だ。加盟の道筋を明らかにし、ロシアを撃退するため最大限の軍事支援を実行するよう求めている。

 NATO条約は加盟国への攻撃を全加盟国への攻撃と見なし、武力行使を含む必要な措置を取ると規定する。ウクライナがNATO入りを目指す最大の理由は、この集団防衛義務に基づく抑止力を獲得するためだ。

 ただ戦時中の国が加盟すれば、NATOが戦争に巻き込まれかねず、米欧に慎重論は根強い。

 ゼレンスキー政権はNATOに対し、直ちにウクライナを加盟交渉に招待し、できるだけ早期の加盟を実現するよう訴えてきた。しかし、今回の首脳会議でNATOが加盟交渉入りを決める可能性はほぼない。

 ウクライナ側も招待はないとみており、加盟への道は長く険しいと理解している。ワシントンでは、加盟の条件と時期をできる限り明確にするよう求める考えだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ロッテ18-5楽天」(10日、ZOZOマリンスタジアム)

 楽天は投手陣が崩壊し、今季5度目の二桁失点で大敗。5位転落となった。

 初回で勝負が決してしまった。先発の松井が先頭から、打者一巡9人連続出塁を許すなど一つのアウトも取れず8失点でKO。右腕はベンチで涙を見せた。その後リリーフ陣も歯止めがかからず四回に6点、六回に4点と立て続けにビッグイニングを作られ、今季2番目に多い大量18失点となった。

 打線は七回に、ルーキー・中島のプロ初打点となる適時三塁打が出るなど二桁安打を放ったが、序盤の大量失点が重くのしかかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第106回全国高校野球選手権神奈川大会 ▽2回戦 桐光学園2―1横浜栄(10日・サーティーフォー相模原)

 強豪校の監督は「夏の初戦となる2回戦の“入り”が一番難しい」と口をそろえる。どんなにタレントぞろいのチームでも、硬さが力みにつながってしまう。一方で相手は1回戦に勝利し、慣れと勢いを携え、捨て身でぶつかってくる。

 そんな前提があったとしても、県立校・横浜栄の2年生エース・本多凌のピッチングは、実にほれぼれとするものだった。強打の桐光打線を相手に8回を6安打2失点で完投し、8奪三振を奪った。試合後は悔し涙に暮れながら、会見場に姿を現した。

 「5回に2失点したところで、自分の気が抜けてしまって…。変化球を使うタイミングがもうちょっと早く変えられていたら、5回も抑えられたんじゃないかと思うと、情けない気持ちでいっぱいです」

 身長178センチから放たれる自己最速は140キロ。この日の最速は139キロを計測した。スライダーも切れ、二回り目からはカーブも織り交ぜ、緩急で幻惑した。圧巻は1-2で迎えた8回裏、2死三塁のピンチ。5番の中川拓海(3年)をカットボールで空振り三振に仕留めた。拳を握り、ほえた。「一番いい球が放れたと思っています」

 試合前は桐光ナインへと接近。「『どんぐらいデカいのかな?』って。180センチ以上が何人もいると聞いていたので」と好奇心旺盛に“取材”した。「バッターが打席に立つと『怖いな』って。でも、楽しむ気持ちが強かった。強豪が相手だから、下克上の気持ちを持って。強い相手だからこそ、楽しむという気持ちを持ってやりました」。いつの間にか、涙は乾いていた。

 まだ高校2年生だ。「卒業後の進路は、どう考えているんですか」。そんな問いを発してみた。すると、こんな答えが返ってきた。

 「高校で野球はやめて、大学では普通に暮らしていこうかなと思っています」

 報道陣が一斉に声を挙げた。

 「何ともったいない!」

 「考え直した方がいいよ~」

 「才能あるよ!」

 本多は照れ笑いを浮かべ、こう続けた。

 「高校野球もやるか、怪しかったんです。行ってみたら、強い高校だったんで、『やってみようかな』って」

 子供の頃から高い意識で野球に取り組んできた強豪私学の選手たちが、激戦区・神奈川のハイレベルな環境を作り上げているのは自明であり、素晴らしいことだと思う。そして、こういった公立校からも優れた選手が出てくるのが、野球王国・神奈川の“もう一つの魅力”に他ならない。

 この一戦を契機に、どんな投手へと進化していくのだろうか。野球好きなら「本多凌」という名前を、覚えておいた方がいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第106回全国高校野球選手権 東東京大会▽2回戦 攻玉社10Xー0品川翔英=6回コールド=(10日・大田スタジアム)

 昨夏の2回戦と同カードとなった試合は、攻玉社が10―0で6回コールド勝ち。昨年、創部後初勝利を献上した品川翔英に雪辱を果たした。

 「今までで一番いい試合だった」。主将・丸山和響外野手(わきょう、3年)は喜びを爆発させた。初回2死二塁で迎えた第1打席。「思い切り、自分のスイングを貫き通す」と決めて臨んだ。初球、真ん中直球をはじき返した打球は左翼スタンドに突き刺さり、公式戦初本塁打となる先制2ラン。「(スタンドまで)いったか不安だったんですけど、入ってくれて良かった」と思わず笑みがこぼれた。

 少し遠回りをしてたどり着いた舞台だった。中高一貫校の攻玉社。中学卒業後、多くの部員がそのまま高校の野球部に入部する中、「一度野球の熱が冷めちゃって」と、一度野球から離れた。だが少し経つと「またやりたいな」と情熱が復活。1年空けた高校2年生のゴールデンウィークに野球部に入部した。しかし、入部時期の関係で夏の大会に向けた選手登録に間に合わず。昨年の夏の東東京大会ではボールボーイとしてチームを支えた。

 そして新チームとなって迎えたシーズン。主将指名制の攻玉社で、監督から主将に指名された。中学では肩書こそ副主将だが、主将の退部により実質的にキャプテンを担った。重みは承知している。「キャプテンになってからはチームのトップとして引っ張っていけるように。人一倍努力したりとか、お手本になれるように、礼儀正しくとかは結構心がけてます」と背中でチームを引っ張っている。

 第3打席、第4打席は続けて申告敬遠され「もう一本打ちたかったな」と、どこか悔しそうな表情を見せた主将。次戦は17日に、板橋と大田桜台の勝者と対戦。板橋は2020年に0―10で敗れた因縁の相手だ。「(板橋になったら)またリベンジという形になる。リベンジを果たしたい」。品川翔英に続く雪辱を果たすため、静かに闘志を燃やしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

ソフトバンクは1点リードを守れず逆転サヨナラ負け。九回に登板した松本裕が先頭からの3連打に、押し出し死球と犠飛を許した。悪夢のような敗戦にも小久保監督は「収穫がしっかりある試合」とプラスに捉えた。
五回に同点三塁打、八回は一時勝ち越しとなるソロを放った栗原だけでなく、2番手で3回無失点だった大山や2安打の正木の名を挙げ、「ずるずるいくような展開だったが、よく逆転までいったと思う」と評価した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PK戦でGK飯倉が殊勲のシュートストップ

第104回天皇杯全日本サッカー選手権は7月10日に各地で3回戦の試合が行われた。J1リーグで4連敗中の横浜F・マリノスはJ2の水戸ホーリーホックと対戦し、PK戦の末に勝利した。

横浜FMは今季、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)と並行する日程を戦う中でリーグ戦でも調子が上がらず、直近4連敗の厳しい状況でこの試合を迎えた。一方の水戸もJ3降格圏に勝ち点で並びながら得失点差で際どく残留圏内にいる好調と言えないシーズンを過ごしている。

互いに浮上のきっかけや勢いの欲しいチームの対戦は前半10分、水戸は左サイドからペナルティーエリア内に侵入したMF野瀬龍世が先制ゴール。さらに4分後、中央をMF甲田英將が一気に持ち運んでラストパスを出し、FW草野侑己が蹴り込んだ。水戸は普段のホームであるケーズデンキスタジアム水戸で2点リードを奪った。

追い詰められた横浜FMは前半35分、ゴール正面でFW水沼宏太がボールをキープすると、背後のスペースへ浮き球を供給。そこに走り込んできたFW井上健太が押し込んで1点を返した。前半は水戸が2-1とリードして終えた。

後半は前に重心を置いて攻める姿勢の横浜FMと、速攻をベースに隙を窺う水戸の構図に。後半11分には横浜FMがゴール正面からMF山根陸がミドルを放ちボールはゴールネットを揺らしたが、前に立っていた水沼のオフサイドと判定されゴールは認められなかった。

その後も横浜FMはサイドからDF村上悠緋が意表を突いたミドルを放つなど水戸ゴールに圧力を掛けたものの、明確な決定機と呼べるほどの場面はなかなか作り出せずに試合終盤へ。それも後半39分、右コーナーキックからFW植中朝日がヘディングで押し込んで2-2の同点に追い付いた。後半終了間際は両チームに決定機が訪れたが、両GKの奮闘もありスコアは動かず延長戦に突入した。

試合中に雨も降る蒸し暑さの厳しい環境の中、延長戦は横浜FMが水戸ゴールに迫る回数が非常に多くなったものの決勝ゴールは生まれず、決着はPK戦に持ち越された。

後攻の横浜FMは相手の1人目をGK飯倉大樹が見事にストップ。その後、水戸は4人連続で決めプレッシャーの懸かる横浜FMの5人目はDFエドゥアルドが登場。クロスバーに当たったシュートはGKの背中に当たりゴールへ吸い込まれ、PK戦のスコア5-4で横浜FMが勝利して16強入りを決めた。

横浜FMは天皇杯で3年連続で下部カテゴリーのチームに敗れていたが、敗色濃厚のところから踏みとどまった。16強以降の対戦カードは、12日の組み合わせ抽選会で決まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月10日に天皇杯3回戦の15試合が各地で開催された。

神戸は徳島に2-0、鹿島は藤枝に2-1、札幌は山形に6-3、鳥栖は横浜FCに3-1とJ1勢が順当に勝ち上がった一方、川崎は大分に1-3、新潟は長崎に1-6で敗れた。

2回戦でJ1首位の町田をくだした筑波大は、柏に延長戦の末に1-2で競り負けた。なお、JSC対山口は悪天候のため試合中止となった。


天皇杯3回戦の結果は以下のとおり。

神戸 2-0 徳島
鳥栖 3-1 横浜FC
札幌 6-3 山形
鹿島 2-1 藤枝
柏 2EX1 筑波大
FC東京 1EX2 千葉
川崎 1-3 大分
横浜 2(5PK4)2 水戸
湘南 1-0 東京V
新潟 1-6 長崎
京都 3-1 清水
G大阪 2-1 宮崎
C大阪 1EX2 甲府
広島 4-0 いわき
福岡 0-2 愛媛
JSC 中止 山口

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「西武1-6日本ハム」(10日、ベルーナドーム)

 日本ハムが逆転勝ちで2連勝をマークした。1点を追う七回に、代走の五十幡が盗塁、送りバントで三塁に進み、犠牲フライで生還し同点に。1-1の八回にはマルティネスが強烈な勝ち越し弾を放った。1死一、二塁の好機。ここで4番が左翼席に9号3ランをたたき込み、これが決勝点となった。

 試合後、新庄監督は、サードコーチャーが森本稀哲コーチから谷内亮太コーチに代わったことについては「分かるでしょ?昨日の森本コーチの」と、前日の試合で判断ミスが目立ったこともあり、決断したことを明かした。その上で「近くで見てるとわからないというところがある。遠くに離れて打球の判断というのを今年してなかったから。絵でも近くでみてたらいい絵と思っても、遠くからみたらここを修正しようと、こういうことなんだというのが分かる。分からないか(笑)」と独特の表現で語り「ちょっと何試合かは遠くでみさせて感覚を取り戻させるということで。今日はリラックスしてベンチで見なさいよと伝えた」と、説明した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆プロ野球パ・リーグ ロッテ18-5楽天(10日、ZOZOマリン)

楽天は先発・松井友飛投手が初回に1アウトも奪えず8失点。その後のリリーフ陣も失点を重ね今季ワースト2位の18失点で敗れました。

初回、さい先よく先制点を挙げたのもつかの間、その裏に2本のヒットにエラーもからみすぐに追いつかれると、四球の後に6連打を浴び8失点。松井投手は1アウトも奪えないままマウンドを後にしました。

ベンチへ戻るとタオルで顔を覆い、動くことができなかった松井投手。初回が終わるとベンチ裏へと引き上げ「申し訳ないです」とコメントを残しました。

楽天は今季、5月21日のソフトバンク戦で21失点を記録(球団史上ワースト2位)。この日の18失点は、今季2番目に多い失点数。対ロッテでも球団創設年の05年、開幕2戦目の26失点に次ぐ失点数となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロッテが今季最多の21安打、18得点で大勝。一回にソトの適時二塁打など8安打で8点を奪い、四回も田村の3点二塁打などで6点を加えた。6人が3安打を記録し、田村は6打点。石川歩が2勝目。楽天の松井は1死も奪えず8失点。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第106回全国高校野球選手権 東東京大会▽2回戦 攻玉社10Xー0品川翔英=6回コールド=(10日・大田スタジアム)

 昨夏の2回戦と同カードとなった試合は、攻玉社が10―0で6回コールド勝ち。昨年、効率的な練習を模索し、人工知能「チャットGPT」を利用して創部後公式戦初勝利を挙げた品川翔英のAI野球再現はならなかった。

 「相手が一枚上だったかな」。石田寛監督の表情からは悔しさがにじみ出た。相手先発は昨年と同じ、右腕・森田翔大(3年)。当時感じた森田の特徴を今年も「チャットGPT」に伝え、対策を練ってもらった。AIによって導き出された作戦は「球数投げさせて後半勝負」。これを受け、セーフティーバントやバントの構えを積極的に行い、じりじりと消耗させていく予定だった。

 だが、実際に森田と対戦した部員たちの「思ったより打てるぞ」という声を聞き「自分たちの感覚を大事に」と序盤で作戦変更。早々にAIを諦め「初球から積極的に」打ちにいく方向に切り替えた。しかし、初回に「昨年ベンチ外でノーマークだった」という攻玉社主将・丸山和響外野手(わきょう、3年)に2ラン浴び、出はなをくじかれた。

 石田監督は試合後、「追う展開になっちゃってエンドランやスクイズができなかった。うまくやられてしまった」と表情をゆがめた。投手陣も先発右腕・佐藤友則(2年)が3回途中6安打4四球5失点で降板するなど、5人の継投で6回までに計10安打10四死球10失点。精彩を欠き、昨年に続く初戦突破とはならなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【11日の予告先発】DeNA・平良拳太郎―中日・メヒア

 

◆DeNA・平良拳太郎―中日・メヒア(17時45分・横浜)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロッテがともに今季最多の21安打18得点。1点を追う一回にソトと田村の適時二塁打など8長短打に敵失が絡み、8点を奪って逆転。四回にも6点を加えた。石川歩は6回2失点で2勝目。楽天は先発の松井が1死も取れずに降板した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PK戦でGK飯倉が殊勲のシュートストップ

第104回天皇杯全日本サッカー選手権は7月10日に各地で3回戦の試合が行われた。J1リーグで4連敗中の横浜F・マリノスはJ2の水戸ホーリーホックと対戦し、PK戦の末に勝利した。

横浜FMは今季、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)と並行する日程を戦う中でリーグ戦でも調子が上がらず、直近4連敗の厳しい状況でこの試合を迎えた。一方の水戸もJ3降格圏に勝ち点で並びながら得失点差で際どく残留圏内にいる好調と言えないシーズンを過ごしている。

互いに浮上のきっかけや勢いの欲しいチームの対戦は前半10分、水戸は左サイドからペナルティーエリア内に侵入したMF野瀬龍世が先制ゴール。さらに4分後、中央をMF甲田英將が一気に持ち運んでラストパスを出し、FW草野侑己が蹴り込んだ。水戸は普段のホームであるケーズデンキスタジアム水戸で2点リードを奪った。

追い詰められた横浜FMは前半35分、ゴール正面でFW水沼宏太がボールをキープすると、背後のスペースへ浮き球を供給。そこに走り込んできたFW井上健太が押し込んで1点を返した。前半は水戸が2-1とリードして終えた。

後半は前に重心を置いて攻める姿勢の横浜FMと、速攻をベースに隙を窺う水戸の構図に。後半11分には横浜FMがゴール正面からMF山根陸がミドルを放ちボールはゴールネットを揺らしたが、前に立っていた水沼のオフサイドと判定されゴールは認められなかった。

その後も横浜FMはサイドからDF村上悠緋が意表を突いたミドルを放つなど水戸ゴールに圧力を掛けたものの、明確な決定機と呼べるほどの場面はなかなか作り出せずに試合終盤へ。それも後半39分、右コーナーキックからFW植中朝日がヘディングで押し込んで2-2の同点に追い付いた。後半終了間際は両チームに決定機が訪れたが、両GKの奮闘もありスコアは動かず延長戦に突入した。

試合中に雨も降る蒸し暑さの厳しい環境の中、延長戦は横浜FMが水戸ゴールに迫る回数が非常に多くなったものの決勝ゴールは生まれず、決着はPK戦に持ち越された。

後攻の横浜FMは相手の1人目をGK飯倉大樹が見事にストップ。その後、水戸は4人連続で決めプレッシャーの懸かる横浜FMの5人目はDFエドゥアルドが登場。クロスバーに当たったシュートはGKの背中に当たりゴールへ吸い込まれ、PK戦のスコア5-4で横浜FMが勝利して16強入りを決めた。

横浜FMは天皇杯で3年連続で下部カテゴリーのチームに敗れていたが、敗色濃厚のところから踏みとどまった。16強以降の対戦カードは、12日の組み合わせ抽選会で決まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆プロ野球パ・リーグ ロッテ18-5楽天(10日、ZOZOマリン)

ロッテは21安打18得点の猛攻で楽天に快勝。18点を奪うのは2013年8月22日、本拠地で行われた西武戦に18-1で勝利して以来です。

1点を先制された直後の1回裏、ロッテは1番・高部瑛斗選手が楽天先発・松井友飛投手の3球目のストレートをレフトへはじき返し2ベースヒットとすると、2番・小川龍成選手は初球にセーフティバントを試みます。打球は三塁線への絶妙なゴロとなり、打球を処理した捕手の堀内謙伍選手が一塁へ悪送球。その間に二塁ランナーがホームへかえり同点に追いつきます。(記録はヒットと悪送球)

続く3番・藤岡裕大選手が四球で続くと、さらに4番・ソト選手から9番・藤原恭大選手まで6者連続ヒットをマーク。9者連続出塁でノーアウトのまま8安打を集中させ、大量8得点を奪いました。

その後も4回に6点、6回に4点と得点を重ね試合を決めました。この試合で高部選手、小川選手、ソト選手、ポランコ選手、角中勝也選手、田村龍弘選手が3安打猛打賞を記録。さらに田村選手は2本のタイムリーなどで6打点を挙げ、自身1試合最多打点を記録しました。

また、大量援護をもらった先発・石川歩投手は6回2失点で今季2勝目をマーク。7回から3イニングを投げた廣畑敦也投手にプロ初セーブがつきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FC東京は2年連続で下部カテゴリーに黒星

天皇杯は7月10日に各地で3回戦を行い、フクダ電子アリーナではJ1のFC東京とJ2のジェフユナイテッド千葉が対戦した。試合は1-1のまま延長戦に突入。延長前半開始早々に勝ち越した千葉が、そのまま2-1でカテゴリーが上のFC東京に勝利している。

試合前には千葉のサポーターとFC東京のサポーターがチャント交換をする場面もあり、そのなかでFC東京のサポーターが「オレたちJ1!」と、J2降格から15シーズン目を迎えた相手を揶揄する場面もあった。しかし、試合が始まると前半はJ2クラブが優勢に試合を進める。

チャンスの数で圧倒した千葉だったが、ゴールを決めきれずに0-0のまま後半に突入する。ハーフタイムに雨が強く降り出して迎えた後半5分、FWジャジャ・シルバからの縦パスを受けたMF松木玖生が左足でボールをトラップしながら前を向き、DFに身体を寄せられながらも左足でゴールネットを揺らし、FC東京が先制した。

両チームが選手交代を行うなか、FC東京は途中出場したFW野澤零温やFW俵積田晃太が個の力でチャンスを作り出し、選手層の厚さを見せる。しかし追加点を挙げられないでいると、1点を追う千葉が攻勢を強めていく。後半29分にスルーパスを受けたDF日高大の放ったシュートは、右ポストに嫌われたが、同34分には中央からFC東京の守備を崩しにかかり、MF林誠道が同点ゴールを決めて1-1に追い付いた。

その後は両チームともチャンスを決められず、試合は延長戦へ。延長前半開始1分も経たないなか、千葉は左サイドから仕掛けてチャンスを作るとGK波多野豪がシュートを弾いたところに詰めていたFW呉屋大翔が押し込んで逆転に成功する。

FC東京もFW仲川輝人、DF徳元悠平を投入して総力戦に出るが、千葉のゴールを脅かす場面を作り切れない。延長後半6分にはDF木本恭生を投入して、センターバックのDF岡哲平を最前線に置くパワープレーを仕掛けたが、最後まで追い付くことはできずに試合終了。昨年も4回戦でJ2のロアッソ熊本に0-2で敗れて敗退したFC東京は、今年もJ2クラブに敗れて大会を去ることとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦