◆舞岡22-0津久井(5回コールド)

 第106回全国高校野球選手権神奈川大会は8日、サーティーフォー相模原球場などで1回戦を行い、昨夏に創部初となるベスト16に入った舞岡が22―0の五回コールドで津久井を下し、好発進を切った。

 舞岡は二回に1点先制。四回には賀野の大会2号のランニング本塁打など7連打を含む猛攻で13点を挙げ、五回も8得点と攻撃の手を緩めなかった。

 5年ぶりの単独出場となった津久井は二回に2安打を放つも、無得点に終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山田楓喜が危険タックルで退場も謝罪の仕草でピッチを去る

東京ヴェルディは7月6日、J1リーグ第22節のセレッソ大阪戦で1-1と引き分けた。前半のうちに退場者を出してしまった東京Vはホームで何とか勝ち点1をもぎ取った形だが、レッドカードを受けたFW山田楓喜の仕草にも注目が集まっている。

雷の発生に伴い、40分遅れでのキックオフとなったゲーム。試合は前半のうちに退場者を出した東京VがPK弾で後半4分に先制する。しかし数的不利も響いてか、同31分にC大阪FWレオ・セアラのゴールで同点とされ、1-1のドローで試合を終えた。

前半38分のワンプレーで退場となってしまったのは、パリ五輪のバックアップメンバーに選ばれている22歳の山田。中盤でボールを持ったC大阪FWカピシャーバに対し、行ったスライディングタックルが相手の足に当たり、高崎航地レフェリーはイエローカードを提示した。

ただ、ここでVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入。オンフィールド・レビューが実施される。足裏が相手のふくらはぎ付近に直撃する危険タックルと判断され、レッドカードへと判定が変更に。この時点で東京V側は数的不利の状況に置かれた。

ピッチから去る際の山田は判定について反論はせず、サポーター、同僚、監督に手を合わせ「謝る」仕草を見せながらピッチを後にする。仲間が励ます様子もあり、この光景にSNS上でも「こういうとこ好き」「楓喜らしい」「こういう選手は絶対成長する」「ヴェルディは誰も責めない」といったコメントが寄せられていた。

一方で試合後の城福浩監督は、「これをいい経験にしなきゃいけない」と、さらなる躍進に期待を懸ける。パリ世代でも注目を集めたアタッカーが、大きな世界大会を間近で感じて何かを掴み取ってくれるはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第106回全国高校野球選手権京都大会▽2回戦 京都明徳13―2洛西=7回コールド=(8日・わかさスタジアム京都)

 

 京都明徳が、18安打13得点で洛西に大勝した。

 初回、先頭の増田速人遊撃手(3年)が中前打を放つと、7番まで連続安打で4得点。さらに敵失と犠飛で3点を追加し、なお1死二塁で増田が左越えランニング本塁打。いきなり9点を奪った。

 投げては主将の浅井悟天(3年)が、5回4安打2失点7K。6回からは右翼守備につき、7回1死一塁では適時三塁打を放つなど、5打数3安打1打点と投打でチームをけん引した。

 名前の由来は、両親も自身も好きというドラゴンボールに登場する「孫悟天」。小学1年から野球を始め、捕手でプレーしていたが、チーム事情から高校2年秋に志願で捕手から投手に転向した。肩には自信があり、最速は142キロ。主将も務め、江辺康平監督も「浅井を中心に練習したり、試合に挑んでいったり、アップどうしたいとかを任せている」と信頼を置く。

 春は、1回戦で今春センバツ出場の京都外大西にコールド負け。京都外大西が初戦を突破すれば、3回戦で再び相まみえる。浅井は「中学から、僕がこのチームを変える気で来たので。勝ちたいのはもちろんなんですけど、しっかり試合ができるように、この1週間チーム作りをしていきたい」と意気込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レスリングで五輪を含めた世界大会16連覇の吉田沙保里と、格闘家の皇治がSNSで公開した〝霊長類最強タックル講座〟が話題を呼んでいる。

共にゴルフを楽しんだ両者。動画では吉田がミニスカートのゴルフウエアのまま皇治と向かい合い、タックル講座がスタートした。吉田が一瞬で皇治の懐に飛び込むと、皇治が「うお~~!」と悲鳴。また、吉田が腕一本で皇治をいなして倒したり、軽々と引き落とす度に皇治が「うお~~」「強え~~」と叫ぶ様子が収められている。

吉田は「異種格闘技レッスン。皇治くんにレスリングのタックルを伝授しました。格闘技っていろいろあるから相手との間合いの取り方もそれぞれ違うよね! でもいつか試合で伝家の宝刀として使ってね」と投稿。

皇治は「速くてビビりました。RIZINで伝授していただいた最強タックルかましたりします」と芦澤竜誠と対戦する格闘技イベント「超(スーパー)RIZIN.3」(28日、さいたまスーパーアリーナ)へ意欲を見せた。

この〝異種格闘技戦〟に「皇治やめとけ勝てるわけない」「ミニスカでやり切る姐さんが流石っすわ」「初動がなさすぎる」「すごい。視界から一瞬で消えて気付いた時には天井見上げてそう」「タックル速すぎ」とネット上で話題となっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「バスケットボール男子・国際強化試合、日本88-80韓国」(7日、有明アリーナ)

 史上最強布陣でパリ五輪に向かう男子代表の国内最終戦。コートサイドの席には豪華有名人がずらりと顔をそろえた。

 現在、NHK大河ドラマ「光る君へ」に主演する女優の吉高由里子も、馬場雄大の妻で女優の森カンナ、女優の三吉彩花、お笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜らと観戦。吉高は黒のキャップに赤の代表ユニで気合の入った応援をみせた。テレビ朝日の地上波中継でも日本の比江島が得点した瞬間に映り込み、体を揺らし拳を振りながら喜ぶ瞬間がとらえられていた。

 吉高は昨夏にも森とともに代表戦を観戦しており、「すんごい手を叩いて応援したのも ドキドキハラハラしたのも 刺激的な時間だった」とつづっていた。

 スポーツへの愛が伝わる応援風景に、SNSでは「最前列で赤いTシャツ着た吉高由里子がずっと手拍子したり一生懸命応援しててもっと好きになったわ」、「(選挙特番で)光る君へなくて悲しいけどバスケでチラチラ吉高さん見れてる不思議」、「決まるたび吉高ちゃんたち映るのかわいい~」と、好感を呼んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本バレーボール協会の公式YouTubeチャンネル『Channel JVA』が7月7日、動画コンテンツを更新。先日、男子日本代表が銀メダルを獲得して閉幕したバレーボールネーションズリーグ(VNL)の予選ラウンド・フィリピン大会の舞台裏映像を公開し、各試合に向けたミーティングの模様やロッカールームでの選手たちの素顔が垣間見られている。そうしたなかで、予選ラウンド最終戦後に行なわれたメンバー発表のシーンでは、当落の明暗が分かれ、「こっちも胸が痛くなった」「ブラン監督の苦しさや葛藤にボロ泣き」などと反響が寄せられている。

VNL予選ラウンドのアメリカ戦を勝利で終えた後、男子日本代表チームはパリ五輪の内定選手を発表した。動画内では、選手たちを前にフィリップ・ブラン監督がスピーチ。「オリンピックの年にやらなければいけない一番やりたくないミーティングだ。ここにいる全員をオリンピックの舞台に立たせてあげたい。でもそれはできないんだ」と苦しい胸の内を明かす。

そして、「セッターは関田、深津、オポジットは西田と宮浦…」とメンバーが発表され、最後は選考が注目されていたリベロで山本智大の名前が読み上げられ、ここまでともに戦ってきた小川がメンバー外れることとなった。指揮官は「「NLファイナル進出が決まって、集中してみんなで戦いたいから今このタイミングで伝えました」と発表時期の意図を説明。選手たちも真剣な眼差しでブラン監督の話に聞き入っていた。

シリアスなメンバー発表のシーンに、閲覧者からも様々な反応が寄せられた。「ブランがリベロの前に一息置いたとこでこっちも胸が痛くなった」「メンバーに選ばれても表情を変えない山本に泣きそうになった」「ブラン監督の立場上の苦しさや葛藤、全ての現れでボロ泣き」「まさか内定選手の所を載せるとは思ってなかった…辛すぎる」「分かってても、リベロ発表のところ泣いてしまう…」「最後で泣けた。辛い場面だけど動画にしてくれてありがとうございます」などと多くのコメントが上がっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タレントの中川翔子さんは7月8日、自身のX(旧Twitter)を更新。アメリカ・ロサンゼルスを訪れ、ロサンゼルス・ドジャース所属の大谷翔平選手にまつわるポストを多く投稿しました。
 

「良い笑顔です翔子さん」

中川さんは「ドジャースタジアムの熱気が忘れられない」とつづり、写真を4枚載せています。ドジャー・スタジアムで野球観戦をした際の写真のようです。中川さんの笑顔からは観戦を楽しんだ様子が伝わってきます。

続けて「いつかまた、大谷翔平選手が現役のうちに絶対またロサンゼルスに野球観戦に来られるよう頑張って生きる働くがんばる!という夢ができました、全ての人のカラッと照りつける西海岸の太陽みたいな底抜けの明るさ、アメリカ大好きにますますなりました!」と、自身の新たな夢やアメリカが大好きになったことなどを報告しました。

コメントでは、「生きる楽しみがまた一つ増えたね~」「ぜひ夢を叶えてください」「良い笑顔です翔子さん」「大谷信者がまたお1人増えた」「良かったね、楽しくて」「良い笑顔です翔子さん」などの声が上がっています。
 

大谷選手のホームランも激写!

7日から、自身のXでアメリカを楽しむポストを多数している中川さん。「ずっときたかったハンバーガー 大谷翔平選手も好きなハンバーガーらしい」とおいしそうなハンバーガーを食べる写真や、「ギャー最高!生で観れた一生の思い出!  やばすぎる来てよかったすぎる」と大谷選手のホームランを激写した動画などを公開していました。気になる人は、ぜひチェックしてみてくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人気ライバーの西野まゆさんがノーバウンド投球を披露

■オリックス 6ー3 日本ハム(7日・京セラドーム)

7日に京セラドームで行われたオリックス対日本ハムで、“謎の美女”が始球式に登場し、話題を呼んでいる。ポニーテールを揺らせてノーバウンド投球を披露。ファンも興味津々で「可愛いんですけど誰ですか?」と声をあげている。

この日はDeNAが運営するLIVEコミュニケーションアプリ「Pococha(ポコチャ)」が協賛する「Pococha DAY」として開催され、「ライバー」と呼ばれる人気配信者の“まゆぴ”こと西野まゆさんが始球式を行った。

西野さんはオリックスのショート丈のユニホーム、黒色のショートパンツ、ハイソックスというコーディネートでマウンドに。しっかり左足を上げ、右腕から放たれたボールは緩やかな弧を描いてノーバウンドで捕手のミットに吸い込まれた。西野さんは両腕を突き上げ、その場でピョンピョン跳びはねて喜びを表した。

ファンも西野さんの投球に注目。SNSには「何者だこの子」「まゆぴって何者?」「おめでとう~西野まゆちゃん」「可愛い子だな」「ナイスピッチング」とコメントが寄せられている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇卓球WTTスターコンテンダー バンコク(7日、タイ)

大会最終日の男子シングルス決勝では、世界ランク10位の張本智和選手が、同8位の中国・林高遠選手を4-0(11-3、11-8、11-6、11-9)と圧倒。ダブルスと合わせて2週連続三冠を飾りました。

過去の対戦成績は、3勝4敗ときっ抗。それでも中国トップクラスのサウスポー相手に完勝しました。今大会は松島輝空選手との男子ダブルス、早田ひな選手との混合ダブルスで大会制覇。シングルスは中国選手を撃破し、パリ五輪へはずみをつける三冠を達成しました。

パリ五輪の卓球は7月27日から開催。張本選手は男子シングルス、男子団体、混合ダブルスの3種目に出場します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長野風花がプロ野球のファーストピッチセレモニーを務めた

なでしこジャパン(日本女子代表)MF長野風花がプロ野球のファーストピッチセレモニーを務めた様子を自身のSNSで公開。まさかの事実にファンも「まさかのサウスポー」「ビックリしました!」と話題が広がっている。

7月6日に行われたプロ野球の東京ヤクルトスワローズ対読売ジャイアンツ戦の試合前に登場した長野。イングランド女子1部リバプールでプレーする日本の“10番”は、今年パリで開催されるオリンピックのメンバーにも選出され、期待が高まっている。

神宮球場で行われた一戦のファーストピッチセレモニーにサッカー日本代表の新ユニフォーム姿で登場すると、左で投球し会場に歓声が上がった。自身の公式インスタグラムでも同様のシーンをアップすると、躍動感あふれる姿にファンも「天真爛漫」「新ユニ素敵」「カッコいい」「めちゃくちゃ可愛い」といった声を寄せている。

また左での投球だったこともあり「まさかのサウスポー」「ビックリしました!」「左利きとは思わなかった!」といった驚きコメントも上がっていた。なでしこジャパンは7月25日、パリ五輪でスペインとの初戦を迎える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SoftBank CUP 2024(東京大会)

バスケットボールの世界ランキング26位・男子日本代表は7日、東京・有明アリーナで同50位の韓国と国際強化試合を行い、88-80で勝利した。最終クォーター(Q)に河村勇輝が見せたプレーに観客は騒然。ベンチで見守った八村塁も納得の表情を浮かべ、「テレビ朝日バスケSPブースター」を務める女優・広瀬すずも痺れたシーンだった。

勝負の最終Q。残り4分を切ったところで、河村は鋭いドリブルからリング下へ切り込んだ。跳躍時、体格が自身より大きい韓国選手と接触しながらも当たり負けせず、ファウルをもらいながらも得点。会心のアンドワンに、日本ベンチは沸き立った。ベンチで見ていた八村も、大きく頷くプレーだった。

河村の得点を見た広瀬は、思わず立ち上がりかけるほどの興奮に。両手を体の前で震わせ、ビリビリと痺れたかのようなリアクションで笑顔を作っていた。

X上のファンも興奮の声を上げ、「めちゃ可愛い」「腕揺らしてリアクションするの可愛すぎる」「八村の頷きが最高すぎてな」「これは思わずくそ上手いってテレビ越しに言うたw」「体当てながらのダブルクラッチマジでムズイよ」「すずちゃん凄すぎて痙攣?」などとコメントが集まっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇第33回パリ2024オリンピック競技大会(7月26日~8月11日)

パリ五輪の男子バスケットボール競技(5人制)の全チームが出そろいました。

2日から7日にわたって、4都市で行われていたオリンピック最終予選が終わり、ギリシャ、スペイン、ブラジル、プエルトリコの4チームが五輪切符を手にしました。

世界ランキング26位の日本がいるグループBには、新たに最終予選で、格上ラトビアを下した同ランク12位のブラジルが入ります。

出場チームが出そろい日本は初戦から2023年のW杯優勝国で同ランク3位のドイツと激突。第2戦では東京五輪で銀メダルを獲得した同ランク9位のフランス。そして第3戦でブラジルと予選を争います。

男子の5人制バスケットボールは、12か国が参加し、4チームずつ3つに分かれたグループフェーズ(予選ラウンド)を経て、勝ち上がったチームが8月6日の準々決勝、8月8日の準決勝、8月10日の決勝および3位決定戦に臨みます。

【日本代表試合日程】

7月27日 vsドイツ

7月30日 vsフランス

8月2日 vsブラジル

【男子グループフェーズ組み合わせ】

グループA:オーストラリア(5位)、ギリシャ(14位)、カナダ(7位)、スペイン(2位)

グループB:フランス(9位)、ドイツ(3位)、日本(26位)、ブラジル(12位)

グループC:セルビア(4位)、南スーダン(33位)、プエルトリコ(16位)、アメリカ(1位)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジュビロ磐田は8日、DF小川大貴がジェフユナイテッド千葉へ期限付き移籍することを発表した。

 なお、期限付き移籍期間は2025年1月31日までとなり、同選手は契約により、磐田と対戦する公式戦において出場ができないことが明らかになっている。

 

 現在32歳の小川はジュビロ磐田U-18から明治大学に進学し、2014年に磐田に加入した。ここまで磐田一筋でプレーし、J1では通算102試合、J2でも通算92試合に出場している。在籍11年目を迎えた今シーズンはここまで2024明治安田J1リーグで3試合、2024JリーグYBCルヴァンカップで1試合、天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会で1試合の出場にとどまっていた。

 期限付き移籍が決定した小川は磐田のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「この度、ジェフユナイテッド千葉に期限付き移籍をすることになりました。いま伝えるべきことではないかもしれませんが、僕はジュビロ磐田というクラブが大好きです。そしてこれからもその気持ちは変わりません。『ジュビロ磐田の選手になる』という幼少期の夢を叶え続けることができたこの11年間は、僕にとってかけがえのない時間でした。チームは変わりますが、ジェフユナイテッド千葉に行ってもチームの為に全力で戦いたいと思います。行ってきます!」

 そして、加入する千葉のクラブ公式サイトでは「皆さん初めまして。ジュビロ磐田から加入しました小川大貴です。チームの勝利のために全力で戦います。 これから宜しくお願いします!」とコメントをしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「選手、コーチに対する厳しい発言は、パワハラではないのか」──。

去る6日に阪神監督として歴代最多の515勝をマークした岡田彰布監督(66)の発言を巡って、SNS上にこんな声が散見される。

オリックス監督時代(2010~12年途中)も含めた通算704勝(7日現在)は歴代20位。優勝2回、日本一1回で名将の域に達したものの、今季はリーグワーストのチーム打率.224、同4位の224得点と歴史的な貧打に喘ぐなど、首位広島とは1ゲーム差の3位。独走優勝した昨季と比べて苦しい戦いが続いていることもあり、岡田監督がマスコミを通じて、選手やコーチをヤリ玉に挙げることが少なくない。

■藤本コーチを名指しで批判

5-6で敗れた6月30日のヤクルト戦(神宮)の発言は最たるものだ。

九回に一塁から本塁を狙った植田が本塁手前で悠々アウトになった場面に関し、「信じられへんわ。何でも行けじゃないやろ。こんな狭い球場で。そこは状況判断やんか。先攻で1点負けてて、二塁、三塁でええんちゃう? (投手が)左で、次は2本タイムリー打ってるバッター(梅野)やで」と、三塁コーチの藤本内野守備走塁コーチを名指しで叱責したのだ。

同18日の日本ハム戦の際には逆に、「簡単やんか、『行け』言うたら終わりやんか。コーチも行かす勇気がないんやろ、藤本が止めてるんやろ」と、タッチアップを自重した判断に激怒していた。

昭和の時代ならともかく、今のご時世、岡田監督のような上司は一般社会ではもちろん、スポーツ界でもパワハラ認定されてもおかしくない。

阪神、中日などでプレーした評論家の田尾安志氏は、自身のYouTubeチャンネルで「言ってはいけない言葉」と苦言を呈すると、横浜、日本ハムOBで、04年アテネ五輪の「長嶋ジャパン」で三塁コーチを務めた高木豊氏も自身のチャンネルで、「藤本がイップスになる」とクギを刺した。(つづく)

◇ ◇ ◇

もっとも、現時点で「アンチ岡田」はあくまで少数派。むしろ、「岡田擁護」の声の方が大きいのも確かだ。いったいなぜか、「衝撃の理由」とは…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

阪神の才木浩人投手(25)が8日、先発予定の9日・ヤクルト戦(甲子園)に向けて、甲子園球場での投手指名練習に参加した。

 この日も気温は30度を超え、ナイターゲームでも厳しい暑さが予想される。「水分、塩分をとって、しっかりやるしかない」。以前は足をつることもあったが、「全然問題ない。普通に塩をとったりとか、ミネラルもとったりしている。いろいろやりながら投げられるといいかなと思います」と対策を講じて、マウンドに上がる考えだ。

 ヤクルト戦は今季4試合目の登板となる。ここまで1勝1敗で防御率3.71と比較的相性が悪い相手。4月7日には神宮でオスナに一発も浴びている。「別にあんまり気にしなくてもいいかなと思っている。いつも通り、自分の投球ができたらいいかなと思います」と平常心で臨む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスケットボール男子の国際強化試合2試合で、世界ランキング26位でパリ五輪に出場する日本に1勝1敗の成績を収めた韓国の主力選手が、日本に対する率直な思いを語った。

同50位で若手主体のの韓国に、日本は5日の初戦で84―85と惜敗。7日の第2戦では88―80で勝利を収め、意地を見せた。

白熱した2連戦について、韓国ガードのオ・ジェヒョンは同国メディア「バスケットコリア」に感想を語った。オは「今回の強化試合は私にとって大きな経験だった。日本を超え、アジア最高のガードを相手にした。本当に立派な選手たちだ。一人では止められない。多くのことを学んだし、モチベーションも得た」と振り返った。

また、オは会場の盛り上がりにも感銘を受けたという。同メディアは「親善試合は2試合ともいずれも満席だった。日本のファンは赤いユニホームを着て競技場を訪れ、応援した。韓国代表チームのやる気を削ぐのに十分だった」と指摘。オも「そういう部分はうらやましい。もちろん、私たちを応援してくれるファンの方々は多いけど、まだ日本の方が多いようだ(笑)。ファンがとても素敵だと思う」と大観衆に正直な気持ちを語った。

アジアのライバルとして、日韓が切磋琢磨している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本最大の競走馬のセリであるセレクトセール2024(主催・一般社団法人日本競走馬協会)が7月8日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで開幕した。初日は昨年生まれた1歳馬のセールで、午前10時にスタートした。

 上場番号24番の「イーヴンソーの2023」(牡、父エピファネイア)は3億4000万円で落札された。母は愛オークス・G1などを勝利。近親には英ダービー馬ドクターデヴィアスがいる。購買者は藤田晋氏でこの日初の3億円超えとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本時間7月8日、第94回オールスター・ゲームの出場選手が発表された。すでにファン投票で選出されたスタメン出場選手は発表されており、今回は控え野手と投手陣の顔ぶれが発表された形となる。日本人選手ではファン投票で選ばれた大谷翔平(ドジャース)に続いて、コミッショナー事務局の選考によって今永昇太(カブス)のオールスター・ゲーム選出が決定。大物ルーキーのポール・スキーンズ(パイレーツ)も選出された。なお、今年のオールスター・ゲームは日本時間7月17日にレンジャーズの本拠地グローブライフ・フィールドで行われる。

各リーグのロースター32名は以下の通り。なお、ナ・リーグはムーキー・ベッツ(ドジャース)、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)、ザック・ウィーラー(フィリーズ)の3人が故障などの理由ですでに出場を辞退しており、代替選手が選出されている。

◆ア・リーグ
【投手:12人】
タイラー・アンダーソン(エンゼルス)
コービン・バーンズ(オリオールズ)
エマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)
ギャレット・クローシェ(ホワイトソックス)
ローガン・ギルバート(マリナーズ)
クレイ・ホームズ(ヤンキース)
タナー・ハウク(レッドソックス)
セス・ルーゴ(ロイヤルズ)
メイソン・ミラー(アスレチックス)
コール・レイガンズ(ロイヤルズ)
タリック・スクーバル(タイガース)
カービー・イェーツ(レンジャーズ)
【捕手:2人】
サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
アドリー・ラッチマン(オリオールズ)
【内野手:10人】
ホセ・アルトゥーベ(アストロズ)
カルロス・コレア(ツインズ)
ラファエル・デバース(レッドソックス)
ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
ガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)
ジョシュ・ネイラー(ガーディアンズ)
アイザック・パレイデス(レイズ)
ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)
マーカス・セミエン(レンジャーズ)
ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)
【外野手:6人】
ジャレン・デュラン(レッドソックス)
ライリー・グリーン(タイガース)
アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
スティーブン・クワン(ガーディアンズ)
フアン・ソト(ヤンキース)
カイル・タッカー(アストロズ)
【指名打者:2人】
ヨーダン・アルバレス(アストロズ)
デービッド・フライ(ガーディアンズ)

◆ナ・リーグ
【投手:12人】
タイラー・グラスナウ(ドジャース)
ライアン・ヘルズリー(カージナルス)
ジェフ・ホフマン(フィリーズ)
今永昇太(カブス)
レイナルド・ロペス(ブレーブス)
クリス・セール(ブレーブス)
タナー・スコット(マーリンズ)
ポール・スキーンズ(パイレーツ)
マット・ストラーム(フィリーズ)
レンジャー・スアレス(フィリーズ)
ロベルト・スアレス(パドレス)
ローガン・ウェブ(ジャイアンツ)
【捕手:2人】
ウィリアム・コントレラス(ブリュワーズ)
ウィル・スミス(ドジャース)
【内野手:10人】
CJ・エイブラムス(ナショナルズ)
ピート・アロンソ(メッツ)
ルイス・アライズ(パドレス)
アレック・ボーム(フィリーズ)
エリー・デラクルーズ(レッズ)
フレディ・フリーマン(ドジャース)
ブライス・ハーパー(フィリーズ)
ケテル・マルテ(ダイヤモンドバックス)
ライアン・マクマーン(ロッキーズ)
トレイ・ターナー(フィリーズ)
【外野手:6人】
テオスカー・ヘルナンデス(ドジャース)
ジャクソン・メリル(パドレス)
ジュリクソン・プロファー(パドレス)
エリオット・ラモス(ジャイアンツ)
ブライアン・レイノルズ(パイレーツ)
クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)
【指名打者:2人】
大谷翔平(ドジャース)
マーセル・オズナ(ブレーブス)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「30歳の時にもらったプレゼント? えっ、うーん…。参ったね、覚えていないや」

そう言って丸い頭をこすりながら「年を取ったってことかね。35歳にはぴったりな現象」と笑ったのは、ジェームズ・パクストン。3日前のドジャースのクラブハウスでの会話だ。

「ビッグ30」などと言われ、米国では飲酒できる21歳の次に大きく祝う節目の誕生日だと思っていたのだが「えっ、そうなの? もう昔過ぎて覚えていないよ」と、こちらも拍子抜けした37歳のダニエル•ハドソン。「誕生日は3月でスプリングトレーニング中だから、多分、両親とかも来て家族で食事に行ったと思うけど…。もう去年の誕生日に何をしたのかも思い出せない」と降参ポーズだった。

3人の娘を持つダニエルは家族で食事に行くことが恒例行事で、その日だけはパパに決定権があるのだという。「今年なら覚えている! スコッツデールに新しくできた『ルーマルナティーズ』にシカゴスタイルピザを食べに行った!」と、これだけは自信満々の笑顔だった。

この日のクラブハウスの面々は20代ばかりで、なかなか聞ける人がいないと思っていたところに登場したのがムーキー・ベッツ。さすがは頼れるチームリーダーだ。「もちろん覚えているさ!」と力強い。

10月生まれのムーキーは最初に「幸いなことにここ数年、僕のバースデーはプレーオフ中。そう言えることが本当にありがたいこと」と少しシリアスな顔で語った後「30歳は妻のブリーがサプライズパーティーを開いてくれたんだ。オフの日で、ロサンゼルスの『デライラズ』に家族で誕生日ディナーだと思って行ったら、見事な装飾とたくさんのゲストに迎えられた。想像もしていないサプライズで本当にうれしかった」と満面の笑みを見せてくれた。

そうだ。「こういう答えを期待していたんだ」と思った矢先…。「ん? プレゼント!? うーん、ワインかなんかだったかな…」。さすがに「あなたもか!」とはツッコミは入れなかったが、みんなが同じような反応で笑ってしまった。

しかし、ここでひと味違ったのがムーキー。「30歳に限らず、一番うれしかったプレゼントは?」と質問を変えると、さらに真剣に考え始め「あっ、あれ…はクリスマスにもらったものだったか。うーん、うちの奥さんがもう長いこと何度も本当にすてきなギフトをくれてるから、選ぶのが難しい」と忘れているのではなく、あり過ぎて困るパターンだった。

「そういう意味では、30歳のサプライズパーティーをしてくれたことが、人生で一番クールな経験だったかな。僕は良い奥さんを持ったよ」と最後は奥さま自慢でまとまった。

ムーキーのインスタには赤いサテンのスーツを決め、たくさんの人に祝福されているスターらしいバースデーが載っているので、興味がある方はぜひのぞいてみてほしい。

なお、遠征で来ていたブルワーズのクリスチャン・イエリチにも聞いたところ、子供の頃の誕生日はバットやグラブをもらい、うれしくて抱きながら寝ていたとか。ただ、30歳は親しい友人ら3、4人とシンプルなディナーをしただけで、特別なことはしなかったそうだ。

人に質問しておいて何だが、私自身は30歳のバースデーに何をしていたか全く覚えていない(笑い)。

☆ムーキー・ベッツ 1992年10月7日生まれ、31歳。米テネシー州ブレントウッド出身。右投げ右打ち。2011年のMLBドラフト5巡目(全体172位)でレッドソックスに入団。14年6月29日のヤンキース戦でメジャーデビュー。18年に首位打者(打率3割4分6厘)に輝き、MVPも受賞。ドジャースに移籍した20年まで5年連続で外野部門のゴールドグラブ賞に輝き、22年を含め6度受賞。今季は6月中旬に左手へ死球を受け、負傷者リスト入りしている。175センチ、82キロ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

球児たちが白球を追う季節になった。高校野球はどのチームにとっても晴れ舞台。すべてのチームが主役に違いないが、2024年、夏の甲子園(第106回全国高校野球選手権大会)予選には注目を集めるチームが出場する。青鳥特別支援学校だ。特別支援学校とは、障害によって学習や生活上の困難を抱える生徒たちに必要な知識技能を与えるための学校である。なぜ今回青島特別支援学校ベースボール部(硬式野球部)は初出場となったのか。これまでの軌跡を、久保田浩司監督に聞いた。

 

さかのぼれば1982年、1983年と沖縄県のろう学校(当時)が単独チームとして甲子園の地区予選に出場した記録があるものの、特別支援学校が単独チームとして出場した記録はない。安全面などの関係から、知的障害のある子どもに硬式野球は難しいとされてきたからだ。

だが青鳥特別支援学校を率いる久保田浩司監督は、同校に赴任した2021年以前からずっと、知的障害がある子どもたちが硬式野球に打ち込むための環境づくりに尽力してきた。

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当初は無謀とも思われた、「甲子園夢プロジェクト」と名付けられたその計画。全国の特別支援学校の生徒に参加を呼びかけ、元プロ野球選手なども指導を手伝う形で取り組みが実現していった。「知的障害があっても、硬式野球はできます」久保田監督がその言葉を確信するまでの道のりを描く。

障害児教育に興味があったわけではなかった

青鳥特別支援学校ベースボール部には現在、12名の部員がいる。単独チームとして甲子園地方予選に出場するための最低人数である9名を超えたのは、今年が初めてだ。

「2023年の創部時点では人数が足りず、他の普通学校との連合チームで出場しました。今年は12名の部員がいるので、東京都の高野連から出場を認めていただくことができました。昨年は昨年で感慨深いものがありました。19対23で敗れはしましたが、9回すべて正々堂々、怪我もなく闘い抜いたんです。長く『知的障害のある子どもには硬式野球はできない』と言われた時代を塗り替えたのですから」

久保田監督はそう誇らしげに振り返る。

今年で教員生活37年になる久保田監督だが、養護学校教諭として着任した当初は障害児教育に興味があったわけではなかった。

「お恥ずかしながら、特に関心が強いわけではありませんでした。糞尿を漏らしてしまう子どももいますし、身の回りの世話をするのは思いのほか大変で、『次の異動までがんばろう』くらいに考えていました。

しかしソフトボール部の指導をしたとき、あるダウン症の子どもが『ボールの投げ方を教えてくれ』と言ってきたのです。ソフトボール部といったって、放課後のお楽しみクラブのような色合いの濃いものです。怪我をさせないように見ておくのが仕事だと思っていました」

コロナ禍に発足した「甲子園夢プロジェクト」

ところが、この生徒は真剣だった。久保田監督が教えれば教えるほど技術を吸収し、投球の飛距離が伸びていく。さらに、それまでソフトボールとかけ離れたお遊びをしていた他の生徒も、徐々にまとまってきたのだ。

「そのとき、気づいたのです。『障害のある子にはできない、難しい』と決めつけていたのは大人のほうであって、彼らは真剣に向き合えばどこまでも成長するということに。

危険に結びつきやすいものを生徒から遠ざけるときに『危ないから』という慈悲深い言い訳が用いられますが、それは管理する側の都合である場合もあります。しっかりとした管理を行ったうえで、彼らが真剣に打ち込める環境を整備するのが私たちの仕事なのではないかと思うようになりました」

こうした体験を経て、久保田監督は養護学校ソフトボール部監督に着任し、2000年から7連覇を含む都大会通算14度の優勝という偉業を成し遂げる。

久保田監督はその人生を高校野球に捧げてきた。ある特別支援学校での面接の一幕はいまだに覚えているという。

「その学校で『硬式野球部を作りたい』と話すと、管理職の顔が曇りました。『安全面が心配なんだ』というのですが、どうすれば安全に行えるかという建設的な議論はできませんでした。安全に行える方法を管理職内で真剣に検討した様子もありません。

特別支援学校に通う生徒も、『勝ちたい』と思う気持ちはあります。そこに健常者と障害者の線引きはありません。『危ないから』という理由だけで勝ち負けの土俵にも上げてもらえない現実をどうにか変えられないかと思案しました」

現状を打開するため、2021年3月に発足したのが、前述の『甲子園夢プロジェクト』だ。日本全国の特別支援学校に通う生徒のなかから「硬式野球をやりたい」という子どもをつなぐネットワーク。コロナ禍だったので、リモートを活用して練習会を実施した。それでも久保田監督には、参加者の”熱”が確かに届いた。

「参加者や保護者の方に話を聞いてみると、やはり『小学校までは野球をやっていたけど、障害を理由にプレーできる場所がない』『通っている特別支援学校に硬式野球部がない』という声が多くあがりました。『甲子園夢プロジェクト』にかける期待がよくわかり、改めて彼らがのびのびとプレーできる環境を作りたいと襟を正しました」

初となる試合結果は…

活動を続けるなかでうれしいこともあった。強豪校との合同練習だ。

「私たちの取り組みが理解されてくると、胸を貸してくれる学校が増えてきました。昨夏の甲子園優勝校の慶應義塾高校(神奈川県)や強豪・創価高校(東京都)などの強豪校も快く合同練習に応じてくれました。

その様子をみていると、技術の高い彼らが一方的に夢プロジェクトのメンバーに“教えを施す”のではなく、同じ野球人として、対等にプレーしているのが伝わってきました。合同練習は、そうしたスポーツマン同士の交流という意味合いもあり、彼らの成長につながってくれたのではないかと思っています」

障害者と健常者という隔たりはなく、野球というスポーツに惚れ込んだ者同士として向き合うこと。そこに技術の巧拙は関係ない。ただお互いのベストを尽くして声を掛け合う。

久保田監督は「甲子園夢プロジェクト」の野望をこう打ち明ける。

「特別支援学校の単独チームが出場することは歴史上なく、注目を浴びるでしょう。しかし私はその先を夢見ています。つまり、健常者か障害者かという視点での注目ではなく、『あの子のプレーいいね』と思った子が、調べてみたら『へぇ、特別支援学校の子だったんだ』という、その程度のなにげなさ。そんな風に埋没するくらい、知的障害がある子が硬式野球をやるのが普通のことになればいいなと思っているんです」

7月7日、青鳥特別支援学校ベースボール部は、1回戦で散った。

「0対66という大敗でした。この5月から野球を始めた選手が3人いるこのチームで大切にしてきたことは、技術の向上よりもまず精神的な部分をひとつにしていくことです。たとえば私は普段、生徒たちに対して『仲間のプレーに声を掛けていこうね』と話しています。試合中、チームがそうしたことをきちんと意識してやっていたと思うので、次につながる第一歩を踏み出せたと私は評価しています」

そう話す久保田監督の表情はどこか晴れやかだった。天井のない広大な球場では、鋭い打球が天に向かってまっすぐに伸びる。その愚直さが、子どもたちの可能性を信じて一心不乱に遮るものを取り払った久保田監督の挑戦に重なって、夏の記憶に溶ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

坂道を転がる石のように落ち始めた。

日本ハムが7日のオリックス戦に敗れて今季2度目の4連敗。五回に相手のミスに乗じて逆転に成功したものの、六回にそれまで3安打1失点と好投していた先発の伊藤大海が一挙4失点。チームはついに5位に転落した。

5月末の時点で27勝19敗2分けの3位。首位ソフトバンクを4ゲーム差で追い、優勝争いの輪の中にいた。それが、6月の声を聞くやズルズルと後退。以降は7勝18敗3分けと一気に貯金を吐き出している。

「6月に入って、先発ローテの北山が左足中指を骨折し、守備の要の遊撃の水野も右足首を負傷するなど故障者が続出し始めたのがひとつの原因でしょう。そんな沈滞ムードに拍車をかけたのがコーチ陣の配置転換です。新庄監督は6月12日にそれまで投手陣を管理していた建山投手コーチと、ブルペン担当だった武田コーチを入れ替えた。新庄監督は“武田コーチにも自分の考えを理解してもらうため。建山コーチにはブルペンの気持ちも分かってもらって、また戻ってもらう。それだけのこと”と説明していましたが、実際は感性重視で投手起用を決める新庄監督が、先を見据えてそれを押しとどめてきた建山コーチを煙たがるようになったと聞く。投手陣を守ってきた建山コーチのブルペン行きの影響は小さくないと思います」(球団OB)

ちなみに、月間失点数は5月の75に対し、6月は85に悪化。7月は5試合で25失点と投手陣の踏ん張りが利かなくなっているのは確かだ。

試合後、新庄監督は逆転後に失点を許した伊藤に「見ての通り。抑え切らないと。(援護の後の失点が)今季ちょっと多くないですか? ここから追い上げていくという気持ちでまたやっていきます」と前を向いたが、球宴前にチームは正念場を迎えている。

◇ ◇ ◇

そんな日本ハムの中で気を吐いているのが昨オフの現役ドラフトでソフトバンクから移籍した水谷だ。いったいなぜ覚醒したのか。プロ入り時のコーチが明かす覚醒のカギとは……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜FCは8日、MF三田啓貴が負傷したことを発表した。

 発表によると、三田は6月29日に行われた2024明治安田J2リーグ第22節のいわきFC戦で負傷。検査の結果、左ハムストリング肉離れと診断され、全治は受傷日から6〜8週間と明らかになった。

 現在34歳の三田はFC東京やベガルタ仙台、ヴィッセル神戸などでのプレーを経て、2023年に横浜FCに加入した。今シーズンはここまでJ2リーグで11試合出場2得点、2024JリーグYBCルヴァンカップで2試合出場を記録していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

J3のツエーゲン金沢は7月8日、東京ヴェルディのDF平智広の完全移籍加入を発表した。

平は、法政大を卒業後の2013年に当時はJFLで戦っていたFC町田ゼルビアに加入。その後、16年に東京Vに移籍。今季はここまで1試合の出場にとどまっているものの、昨季は31試合・1得点と活躍し、チームのJ1昇格に貢献した。

実績十分の34歳は、金沢の公式サイトで以下のようにコメント。

「東京ヴェルディから移籍してきました平智広です。チームの目標に向かって最大限の努力をしてまいります。また、石川を『笑顔があふれる街』にすることが大切な使命だと拝見しましたので、自分のできる取り組みに全力を尽くしたいと思います。ファン・サポーターの皆様、クラブ関係者の皆様、よろしくお願いします」


また、東京Vを通じては、以下のようにメッセージを発信した。

「日頃より東京ヴェルディの応援をしていただきありがとうございます。この度、ツエーゲン金沢に移籍する決断をいたしました。ファン・サポーターの皆さんには今日までたくさんの愛情をいただき感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。『ヴェルディでJ1に上がりたい』その思いで緑のユニフォームに袖を通し続けてきました。

挫折も味わい、苦しく、険しい道のりでしたが、あの国立での素晴らしい景色は忘れません。こんな僕をJ1の舞台に連れてきてくれてありがとうございました。これからはファン・サポーターの1人としてJ1のヴェルディをいつまでも応援し続けます。改めましてヴェルディを愛する全ての皆様に感謝申し上げます。幸せな時間をありがとうございました。いってきます」

なお、金沢での背番号は「55」に決まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

男子ゴルフの最新世界ランキングが7日付で発表され、松山英樹は前週と変わらず13位だった。中島啓太は五つ下がって85位、久常涼は91位。1位はスコッティー・シェフラー(米国)のまま。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドジャースの大谷が盗塁で節目の数字を迎えた。三回に中前打で出塁すると、2番スミスの打席で二盗を試み、タイミングはセーフだったが、この時はスミスの守備妨害で幻となり、一塁に戻された。しかし直後に二盗を決め、さらに重盗で三塁にも進んだ。2年連続3度目の20盗塁に到達。ドジャースによると、前半戦での20本塁打20盗塁は球団史上3人目となった。
この日、本塁打は生まれなかったが、メジャー通算200本塁打にあと1本と迫る。ロバーツ監督は「翔平は毎試合、何かの記録をつくっているように感じるね」と感心していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第106回全国高校野球選手権山梨大会(朝日新聞社、山梨県高校野球連盟主催)は7日、山日YBS球場(甲府市)で開幕した。開会式では、昨年の優勝校・東海大甲府を先頭に34校32チームの選手らが、プラカードを持ったマネジャーたちと胸を張って堂々と行進した。この日は1回戦2試合があり、開幕戦は青洲が8―1で甲府昭和にコールド勝ちした。次は9日に同球場で1回戦3試合が予定されている。(豊平森)

 

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 投げた球が捕手のミットにダイレクトで届くと、大きな歓声と拍手がわき上がった。

 7日の第106回全国高校野球選手権山梨大会の開幕試合の始球式を務めたのは、日本航空高校空手道部の女子キャプテン、山口麗(うらら)さん(3年)だ。「多くの人に空手を知ってほしい」と黒帯の道着で登場した。

 友人や野球部員に投げ方を教わって練習してきた。マウンドから見た景色は「テレビで見るよりずっと広かった」。すごく緊張したというが、「3年生には最後の大会。自分が思いきり投げることで、いい形で試合を始めてほしい」と気持ちを込めた。

 自らも、8月にインターハイの女子個人組手と女子団体組手に出場する。「出られない人の思いをしっかり背負って、絶対に日本一をとってきます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第106回全国高校野球選手権群馬大会は7日は1回戦8試合があった。渋川青翠は高崎東を1点差で破り、太田は安中総合を相手に延長十回タイブレークの末に勝利。明和県央も伊勢崎工にコールド勝ちし、シード3校がいずれも2回戦に進んだ。8日は1回戦9試合が予定されている。

 

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 安中総合は、シード校・太田を相手に九回1死まで1点をリードしていた。だが、追いつかれ、延長十回タイブレークで散った。整列を終え、ベンチに引き上げると、三塁コーチの入沢大輝(3年)は泣き崩れた。

 小学5年から中学1年まで3年間、不登校に苦しんだ。そんな自分を救ってくれたのが、野球部の仲間たちだった。まともに運動をしてこなかった自分に、「一緒にやろうよ」と声をかけてくれた。安中総合の野球部に誘ってくれたのも、同じ中学の3人のチームメートだった。

 打って、投げて、走って、という戦力にはなれなかったが、野球の研究に没頭した。相手守備力を見抜く力を身につけ、走者の進塁を判断する三塁コーチに抜擢(ばってき)された。「みんなと同じグラウンドにいられる。チームの一員として力になれる。それが幸せでした」

 同点の七回裏。入沢の好判断が光った。1死二塁から、中前安打。二塁走者を本塁に突入させるか、三塁で止めるか。相手守備の肩を計算し、入沢は止めた。ここまで2長短打と当たっている次打者・岡田佑の打力に賭けた。読みは的中し、勝ち越し適時打で2―1。「勝てる」。三塁コーチスボックスで、ガッツポーズを繰り返した。しかし、シード校の底力に屈した。

 「苦しいです。でも、こんなつらい思いができるのも、みんなのおかげです」。震える声で、仲間への感謝を繰り返した。(抜井規泰)

     ◇

 県内各地で今年の最高気温を更新した7日、太田の一塁側スタンドでは、黒ずくめの一団が応援を取り仕切っていた。男子生徒でつくる伝統の「太田高校応援団」だ。

 冬服の学ラン姿の団員10人を率いるのは、羽織袴で声をからす団長の長竹大和さん(3年)。2年生だった昨年は、学ラン姿で40キロあるという団旗の旗手を務めた。

 見ている方が暑くなりそうないでたちだが、「熱中症対策を万全に、この『あつさ』以上の『あつい』応援を送ります」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年のダービー馬ダノンデサイル(牡3歳、栗東・安田翔)が、菊花賞(10月20日・京都)に直行することが明らかになった。管理する安田翔師が8日、発表した。

 前走後は宮城県の山元トレセンに放牧中。安田翔師は「順調に山元で進めています。京成杯からダービーという間隔で動けたし、今後のローテを見据えたときに直行がベストと。オーナー、ジョッキーと協議して決まりました」と説明した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現地時間7月10日に開催されるEUROの準決勝で、1988年大会以来2度目の欧州制覇を目ざすオランダ代表は、イングランド代表とドルトムントで相まみえる。

オレンジ軍団にはプレミアリーグでプレーする選手が多く、クラブのチームメイト対決としても注目を集める一戦だ。

英公共放送『BBC』によれば、マンチェスター・シティのリーグ4連覇に貢献したネイサン・アケーは、勝手知ったる面々との戦いに心を躍らせているようで「楽しみだよ。プレミアリーグで知っている選手がたくさんいる」と期待感たっぷりに語った。

「彼らの個々のクオリティも知っている。準決勝だからタフになるが、僕らは勢いをつけている。今大会は序盤から厳しい戦いが続いたけど、また新たな試練を乗り越えた。準備はできていると思う。アンダードッグかどうかは関係ない。自分たちに集中する。何をすべきかは分かっている。あと少しなんだ」


また、キャプテンのフィルジル・ファン・ダイクと共にリバプールで活躍するコディ・ガクポは、「イングランドが勝ったのは良い兆候だ。我々と同じようにね!」と声を弾ませた。

「結局のところ、それが一番大事なんだ。良いフットボールをしても、敗退することはある。もちろん、それぞれの国がもう少し良いプレーができるのは誰もが知っているけど、勝てばそれでいいんだ」

かつてサウサンプトンとエバートンで指揮を執ったロナルド・クーマン監督が率いるオランダは、36年越しの覇権奪回に王手をかけられるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

米大リーグ機構(MLB)は7日(日本時間8日)、オールスター戦(16日、アーリントン)に出場する投手と控え野手を発表。すでにファン投票によりナ・リーグの指名打者としてスタメン出場が決まっている大谷翔平選手が所属するドジャースからはムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン両内野手、ウィル・スミス捕手、テオスカー・ヘルナンデス外野手、先発のタイラー・グラスノー投手の5人が選ばれた。

 「もちろんだよ」。

 3年ぶり2度目の出場が決まったヘルナンデスは公言している「球宴に選ばれたホームランダービーに出たい」の言葉を確認され、即答した。

 ドジャースの選手の中では、大谷が大リーグ機構からダービー参加の要請があったことを認め、「色々話している途中なんですけど、リハビリ(昨年9月に右肘手術)もありますし、今回は恐らく出ない方向で進むんじゃないかと思います」と不参加の意向を示している。

 ヘルナンデスはMLBから正式な出場要請がないことを明かしながら「出たい。どんな感じになるのかを経験してみたい」とやる気満々。「MLBが決めることだけど、自分は出ることができる。参加するつもりでいます」とにこやかに話した。

 ヘルナンデスが大谷とともに昨オフに新戦力として入団。ここまで打線の中軸として89試合に出場し、打率・259、19本塁打、60打点、OPS・802をマークしている。6月中旬には3戦4発の爆発で一時は大谷を上回る本塁打数を記録した。通算成績は900試合、打率・261、179本塁打、533打点。9年目のベテランの願いはかなえられるのか。

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦