“追記”

 

 

 

 

 

 

 

◆JERA セ・リーグ 阪神6×―5DeNA(7日・甲子園)

 阪神が今季4度目となるサヨナラ勝ちだ。

 4―5の9回2死満塁から原口が右前適時打。相手の送球ミスの間に二塁走者も生還し、2カード連続の勝ち越しを決めた。

 先発・西勇は3回6安打3失点でKO。0―0の2回、4連打を浴びるなど一挙3失点と試合をつくれなかった。

 打線は初回無死一、三塁の好機で無失点。0―4の5回、無死一塁から野口が右前へプロ初安打を放った。右翼手・度会が後逸し一塁走者・小幡が生還。続き近本が無死三塁から右前適時打を放った。さらに6回1死満塁から野口の中犠飛で3―4。7回に4番手・漆原が1死一、三塁から山本祐に中犠飛を献上したが、8回2死満塁から中野が右前適時打。1点差まで迫っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「バスケットボール男子・国際強化試合、日本88-80韓国」(7日、有明アリーナ)

 世界ランキング26位の日本は、国内最後の公式戦として同50位の韓国と対戦し、勝利した。5日の第1戦は84-83で痛恨の黒星。6、7月の強化試合3試合で2敗1分けと勝ち星がない中、何とかリベンジを果たし、8強入りを目指すパリ五輪へ弾みを付けた。

 この日も平均年齢24歳と若手主体の韓国の勢いに序盤からやや劣勢に立たされ、3ポイントも3本決められ、第1Qを19-22と追いかける展開となった。第2Qも厳しい時間帯が続いたが、ホーキンソンを中心とした攻撃で反撃。一気に逆転し、4点リードで折り返した。

 第3Qに入ると、この日、NBAのメンフィス・グリズリーズとの「エグジビット10」契約が発表された河村が、連続3点シュートでチームに勢いをもたらし、そのまま一気に突き放した。

 ホーキンソンがチームトップの34点をマーク。河村も17点をたたき出した。

 現在は代表候補16人で活動中で、この日の試合をもって4人が削られ、五輪メンバー12人が決まる。この日のメンバーでは金近廉(千葉J)は2戦連続で外れた。ポイントガードは富樫勇樹(千葉J)、河村勇輝(横浜BC)に加えて、テーブス海(A東京)、佐々木隆成(三遠)も入り4人体制。センターも渡辺飛勇、川真田紘也(長崎)の2人が入った。八村塁(レーカーズ)はコンディション調整で、渡辺雄太は左ふくらはぎ肉離れの治療を優先して欠場した。

 当落線上とみられる選手では川真田が7得点1リバウンド、渡辺飛が7得点3リバウンド、佐々木隆成は無得点、ジェイコブス晶は8得点7リバウンドだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERA セ・リーグ 阪神6x―5DeNA(7日・甲子園)

 DeNAは悪夢の逆転サヨナラ負けを喫し、4位に転落。三浦大輔監督は「ミスもなくしていかないと上にはいけない。そういう試合でした。全員で反省です」と厳しい顔をした。

 

 守備の乱れが敗戦につながった。9回2死満塁。代打で出場した阪神・原口の右前打を度会が捕球。ライトゴロを狙い一塁へ送球するも、一塁ベンチ側へ逸れる悪送球となり試合が決まった。

 4―0の5回にも打球を後逸する失策で1点を奪われており、この試合で2失策。指揮官は「前進守備で指示を出しました。狙いにいったなかで、タイミングはどうか分からないけど、送球がずれたミス」と振り返り「若いとか関係なく出てる限りは。(5回は)誰もいないから後ろに逸らしてはいけない。慌てる必要もない」と指摘した。

 試合終了時にはヒザから崩れ落ち、駆けつけた京田と牧に支えられて心配そうにベンチで待つ仲間の元へ戻った。球場を出る際には、か細い声で「すみません」とだけ残し、バスに乗り込んだ。

 6回には宮崎の悪送球、8回には牧の失策が起点となり失点。計4失策ですべてが阪神の得点につながった。勝てば首位・広島にゲーム差0と首位浮上も見えていただけに、痛い敗戦となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ 阪神―DeNA(7日・甲子園)

 阪神・岡田彰布監督が、今季4度目のサヨナラ勝ちをかみしめた。1点ビハインドで迎えた9回2死満塁の絶好機。代打・原口が森原から右前にはじき返し、右ゴロを狙った度会の一塁送球がそれて一気に2人の走者が生還した。七夕の夜に甲子園は歓喜。2カード連続の勝ち越しで首位・広島に1ゲーム差に迫った。

 以下、監督の一問一答。

(テレビインタビュー)

―最後のシーンはどんな気持ちで。

「いやいや、ファースト投げたんでね。今、映像見てたら、いいボールやったらアウトでしたね」

―予想外の幕切れ。原口が期待に応えた。

「久しぶりやったんですけどね。もうあと(野手)2人しか残ってないし、渡辺と原口だったんだけど、まあ、ファーストを守るというのもあったし、おとといは渡辺がいいところで打ったので、きょうは原口かなと思ったですね」

―7月7日、七夕の夜に劇的な勝利。

「劇的いうか、昨日ね、だから、連投なるんでね、(今日は)ゲラと岩崎を使わないようにって。本当はこんな展開を描いたんじゃないんだけど、こういう展開で使わないで勝つこともあるんだなって。最後はそう思いましたね」

―下位打線が大きなポイントだった。

「どっちかいうときょうはね、クリーンアップが全然機能してなかったんですけど、まあ、うまくつないでね、近本にヒットが出たので、そのへんで点が入るような感じって言うたらおかしいですけど、なんかこう躍動している感じはありましたね。下位からの打線でね」

―近本、中野にタイムリーが出たのは明るい兆しか。

「いやいや、まあだから、下位打線が塁に出ているからタイムリーになるので、だからいろんな点の取り方、バリエーションをね、まあいいときはそういう形で1、2番に打点が付くことが多かったし、そういう形はもっともっと早くつくっていかなければいけなかったかもわからないですね」

―球場を一変させたのが野口。

「どっちかを使おうと思っていたんだけど、豊田とね、豊田は先輩だから、もうそのくらいの理由しかなかった。もうね、いくなら思い切って3番でと思ったけど、(豊田は)だいぶ緊張してたっていうたらおかしいけど、いい結果を出してほしかったけど、これはまだまだこれからなんでね」

―野口も。

「そうですね。いい形で出たのでね、当然ピッチャーもね、どんどん代えるような展開でね、またチャンス来るかなと思って、あのへんが今日はね、6番くらいからの方がね、チャンスが来てたんでね」

―3点差以上の逆転勝利は今季初。

「ああそう、初めてって、俺も記憶にないから初めてなんでしょうね」

―こういう展開で勝てたのは大きい。

「いやいや、大きいていうか、いつも1点、2点の延長ていうのが多かったけど、初めての点の取り合いでしょ。それを勝ちきったのはやっぱり大きいですね」

―2カード連続の勝ち越し。

「来週また2試合になるんでね、今日は2人休めたんでね、そういう意味ではいい休みになったと思うんで、オールスターまで何とかね、一つでも二つでも貯金増やせるような形でオールスター迎えたいと思いますね」

(ペン囲み)

―やれやれというか、良かった。

「いや、良かったっていうか、そらまあ、久しぶりのこういう展開やからな、どっちも点とってね、そういうシーソーゲームというか、今までは点の入らないシーソーゲームやからなあ、やっぱり動きがあったからなんか行けるんちゃうかというのはあったよ、やっぱりな、流れ的にな」

―きょうは反発力があった。

「いや、1試合だけやんか、そんなもん(笑い)。初めて言うてんのにそんなもん、今年初めてで、何試合してんのそんなもん」

―相手のミスもあるがツキのある勝ち方はこれまでなかった。

「ツキというか、今年は結構ファインプレー取られてるの多いよ、ほんとに多い、いいとこでな。初めてな、相手のミスでもらった点というか、久しぶりじゃないか、こんなの、うん」

―野口のような新戦力。

「いやそら当然出てこないと、しんどいよ、そら、去年のままじゃ、おーん」

―しっかり内容のある打席を。

「いやもうその通りよ、見たら分かるやん、そんなんなあ、おーん。最後お前、残そうと思ったら、足がつってます言いやがって(笑い)。帰ってこられへんやん、お前。一塁コーチャーがなあ、足つってます言うて、情けない(笑い)。初めてやもんなあ、守ってやらせて」

―それだけ緊張も。

「まあそうやろなあ、そら初めての出場みたいなもんやから、守ってなあ、おーん。そら初めて三塁まで走ったやろ」

―打撃はやっぱりいいものが。

「いや、そらいいよ、おーん。だからなあ、ちょっとずーっと右ピッチャーやったからな、で島田もよかったからな、なかなか使うチャンスなかったけど、今日は左やったからな、豊田か野口でな、2人で行こうと思っとったけどな」

―原口が初球打。経験がある。

「まあ、ねえ、結局もうちょっとチャンスでなぁ、最後な、最後の詰めでやっぱりボール球を振るからやっぱりこういうふうになるんやで。もうちょっと楽にいけてるよ、おーん。もっとボール球を見切れたらな。まあ、でもな、なかなかファウル、ファウルであってくるのは難しよ。チャンスとかで。やっぱり一発で仕留める方がな、そっちの方が大事、おーん。相手に与える影響も全然違うと思うし、なあ、おーん」

―仮に12回までいっても岩崎、ゲラは使っていなかった。

「いや、もう使わん予定やった、今日は、おーん。最後もあれや、1点差ちごうたら富田やった。2点差やったら富田でいく予定やった。桐敷も使わんとこうかなと思ってたけど。1点になったらな、使わんとしょうがない、やっぱり。お客さんもみんなおるわけやからな。1点だと分からんていう展開になるからな」

―2カード連続勝ち越しは交流戦以来。

「ああ、そう。そんなずっと忘れてたわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERA セ・リーグ 阪神6x―5DeNA(7日・甲子園)

 DeNAは悪夢の逆転サヨナラ負けを喫し、4位に転落。三浦大輔監督は「ミスもなくしていかないと上にはいけない。そういう試合でした。全員で反省です」と厳しい顔をした。

 

 守備の乱れが敗戦につながった。9回2死満塁。代打で出場した阪神・原口の右前打を度会が捕球。ライトゴロを狙い一塁へ送球するも、一塁ベンチ側へ逸れる悪送球となり試合が決まった。

 4―0の5回にも打球を後逸する失策で1点を奪われており、この試合で2失策。指揮官は「前進守備で指示を出しました。狙いにいったなかで、タイミングはどうか分からないけど、送球がずれたミス」と振り返り「若いとか関係なく出てる限りは。(5回は)誰もいないから後ろに逸らしてはいけない。慌てる必要もない」と指摘した。

 試合終了時にはヒザから崩れ落ち、駆けつけた京田と牧に支えられて心配そうにベンチで待つ仲間の元へ戻った。球場を出る際には、か細い声で「すみません」とだけ残し、バスに乗り込んだ。

 6回には宮崎の悪送球、8回には牧の失策が起点となり失点。計4失策ですべてが阪神の得点につながった。勝てば首位・広島にゲーム差0と首位浮上も見えていただけに、痛い敗戦となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神6-5DeNA」(7日、甲子園球場)

 DeNAは悪夢の逆転サヨナラ負けを喫した。

 九回2死満塁、前進守備を敷いた右翼・度会は、原口の打球をライトゴロ狙いで一塁に送球。だが大きくそれる暴投となった。この日は守りのミスが相次ぎ。チームで計4失策。その全てが失点につながる後味の悪い敗戦となった。

 八回に先頭の前川の二ゴロをファンブルした牧は、試合後はうつむきながら神妙な表情だった。「チーム力というか、ミスした方が負けるなっていう試合を改めて感じた」と猛省。「切り替えるというよりも、この負けがどれだけ痛かったか、シーズンが終わってもしかしたら感じることもあると思う」とこの敗戦の重みを口にし、「これから勝負どころになるので、全員でやっていきたいと思う」と自らに言い聞かせるように話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスケットボール男子日本代表の河村勇輝(23=横浜BC)は、白星奪取にも反省点を口にした。

7日に行われた国際強化試合(有明アリーナ)で世界ランキング26位の日本は、同50位の韓国に88―80で勝利。5日の試合は84―85で敗れたものの、この日はきっちり白星をもぎ取った。第1クオーター(Q)はリードを許して終えるも、第2Qは35―36の場面で河村勇輝(横浜BC)のパスから吉井裕鷹(三遠)が2点シュートを決めて逆転。43―39で前半を折り返すと、後半も着実に得点を積み重ねて粘る韓国を振り切った。

17得点、9アシストをマークして勝利に貢献した河村だったが、試合後の表情は厳しかった。「まだまだ足りないことばかりだなというのが、やっぱり一番大きい」と猛省。開幕まで約3週間となったパリ五輪では「ベスト8」を目標に設定しただだけに「これが本番じゃなくてよかった、というのが正直な気持ち。やっぱりオフェンスもディフェンスも両方の面において、修正しなければいけない部分がたくさんあると思う」と顔をしかめた。

ただ、八村塁(レイカーズ)と昨季までグリズリーズなどでプレーした渡辺雄太の〝NBA経験組〟が5日の第1戦に続いてメンバー外。今後の戦いに向けて、2人が加われば戦力アップになることは間違いない。河村は「塁さんだったり雄太が入ってきて、オフェンスのコンセプトは変わらないとしても、いろいろと変わっていく部分はあると思う。すごい悲観することなく、今日出た課題をまた明日から修正して取り組んでいければ」と前を向いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスケ男子、強化試合で韓国に勝利…パリオリンピックの代表メンバー発表へ

 パリ五輪に出場するバスケットボール男子日本代表の国際強化試合が7日、東京・有明アリーナで行われ、世界ランキング26位の日本は88―80で同50位の韓国に勝利した。前半を43―39で折り返すと、後半も攻守に粘り強いプレーを見せて逃げ切った。日本は5日の韓国戦を含む2試合での選考を踏まえ、現在の16人から、最終的に12人に絞り込んだ五輪代表メンバーを近く発表する。

NBA挑戦の河村勇輝、逆転を主導

 パリ五輪前の国内最終戦で、河村勇輝(横浜BC)が力強くチームを引っ張った。追う展開で始まった第2クオーター、ゴール下への絶妙なパスで次々とアシストを決め、逆転の流れを主導。自らもこの日チーム2番手の17得点を挙げた。試合前にNBA挑戦を発表した若き司令塔は、韓国に苦戦した2試合を総括し、「この出来だと、目標の(五輪)ベスト8は難しい。出た課題を修正して取り組みたい」と気を引き締めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陸上の世界最高峰シリーズ、ダイヤモンドリーグ(DL)第8戦は7日、パリで行われ、男子110メートル障害予選でともにパリ五輪代表の村竹ラシッド(JAL)が13秒15の1組1着、泉谷駿介(住友電工)が13秒16の2組1着で、同日の決勝に進んだ。

 男子3000メートル障害にはパリ五輪代表の三浦龍司(SUBARU)が出場。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DeNAにとって思わぬ幕切れだった。5―4の九回2死満塁。右翼手の度会は、一、二塁間を破った原口の打球を処理して一塁でアウトにすることを狙ったが、これが裏目に出た。一塁ベンチ方向へ大きくそれる痛恨の悪送球。2者が生還して逆転サヨナラ負けとなり、グラウンド上でぼうぜん。しばらく立ち上がれなかった。試合後は取材陣に「すみません」とだけ言い残した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ 阪神―DeNA(7日・甲子園)

 阪神・岡田彰布監督が、今季4度目のサヨナラ勝ちをかみしめた。1点ビハインドで迎えた9回2死満塁の絶好機。代打・原口が森原から右前にはじき返し、右ゴロを狙った度会の一塁送球がそれて一気に2人の走者が生還した。七夕の夜に甲子園は歓喜。2カード連続の勝ち越しで首位・広島に1ゲーム差に迫った。

 以下、監督の一問一答。

(テレビインタビュー)

―最後のシーンはどんな気持ちで。

「いやいや、ファースト投げたんでね。今、映像見てたら、いいボールやったらアウトでしたね」

―予想外の幕切れ。原口が期待に応えた。

「久しぶりやったんですけどね。もうあと(野手)2人しか残ってないし、渡辺と原口だったんだけど、まあ、ファーストを守るというのもあったし、おとといは渡辺がいいところで打ったので、きょうは原口かなと思ったですね」

―7月7日、七夕の夜に劇的な勝利。

「劇的いうか、昨日ね、だから、連投なるんでね、(今日は)ゲラと岩崎を使わないようにって。本当はこんな展開を描いたんじゃないんだけど、こういう展開で使わないで勝つこともあるんだなって。最後はそう思いましたね」

―下位打線が大きなポイントだった。

「どっちかいうときょうはね、クリーンアップが全然機能してなかったんですけど、まあ、うまくつないでね、近本にヒットが出たので、そのへんで点が入るような感じって言うたらおかしいですけど、なんかこう躍動している感じはありましたね。下位からの打線でね」

―近本、中野にタイムリーが出たのは明るい兆しか。

「いやいや、まあだから、下位打線が塁に出ているからタイムリーになるので、だからいろんな点の取り方、バリエーションをね、まあいいときはそういう形で1、2番に打点が付くことが多かったし、そういう形はもっともっと早くつくっていかなければいけなかったかもわからないですね」

―球場を一変させたのが野口。

「どっちかを使おうと思っていたんだけど、豊田とね、豊田は先輩だから、もうそのくらいの理由しかなかった。もうね、いくなら思い切って3番でと思ったけど、(豊田は)だいぶ緊張してたっていうたらおかしいけど、いい結果を出してほしかったけど、これはまだまだこれからなんでね」

―野口も。

「そうですね。いい形で出たのでね、当然ピッチャーもね、どんどん代えるような展開でね、またチャンス来るかなと思って、あのへんが今日はね、6番くらいからの方がね、チャンスが来てたんでね」

―3点差以上の逆転勝利は今季初。

「ああそう、初めてって、俺も記憶にないから初めてなんでしょうね」

―こういう展開で勝てたのは大きい。

「いやいや、大きいていうか、いつも1点、2点の延長ていうのが多かったけど、初めての点の取り合いでしょ。それを勝ちきったのはやっぱり大きいですね」

―2カード連続の勝ち越し。

「来週また2試合になるんでね、今日は2人休めたんでね、そういう意味ではいい休みになったと思うんで、オールスターまで何とかね、一つでも二つでも貯金増やせるような形でオールスター迎えたいと思いますね」

(ペン囲み)

―やれやれというか、良かった。

「いや、良かったっていうか、そらまあ、久しぶりのこういう展開やからな、どっちも点とってね、そういうシーソーゲームというか、今までは点の入らないシーソーゲームやからなあ、やっぱり動きがあったからなんか行けるんちゃうかというのはあったよ、やっぱりな、流れ的にな」

―きょうは反発力があった。

「いや、1試合だけやんか、そんなもん(笑い)。初めて言うてんのにそんなもん、今年初めてで、何試合してんのそんなもん」

―相手のミスもあるがツキのある勝ち方はこれまでなかった。

「ツキというか、今年は結構ファインプレー取られてるの多いよ、ほんとに多い、いいとこでな。初めてな、相手のミスでもらった点というか、久しぶりじゃないか、こんなの、うん」

―野口のような新戦力。

「いやそら当然出てこないと、しんどいよ、そら、去年のままじゃ、おーん」

―しっかり内容のある打席を。

「いやもうその通りよ、見たら分かるやん、そんなんなあ、おーん。最後お前、残そうと思ったら、足がつってます言いやがって(笑い)。帰ってこられへんやん、お前。一塁コーチャーがなあ、足つってます言うて、情けない(笑い)。初めてやもんなあ、守ってやらせて」

―それだけ緊張も。

「まあそうやろなあ、そら初めての出場みたいなもんやから、守ってなあ、おーん。そら初めて三塁まで走ったやろ」

―打撃はやっぱりいいものが。

「いや、そらいいよ、おーん。だからなあ、ちょっとずーっと右ピッチャーやったからな、で島田もよかったからな、なかなか使うチャンスなかったけど、今日は左やったからな、豊田か野口でな、2人で行こうと思っとったけどな」

―原口が初球打。経験がある。

「まあ、ねえ、結局もうちょっとチャンスでなぁ、最後な、最後の詰めでやっぱりボール球を振るからやっぱりこういうふうになるんやで。もうちょっと楽にいけてるよ、おーん。もっとボール球を見切れたらな。まあ、でもな、なかなかファウル、ファウルであってくるのは難しよ。チャンスとかで。やっぱり一発で仕留める方がな、そっちの方が大事、おーん。相手に与える影響も全然違うと思うし、なあ、おーん」

―仮に12回までいっても岩崎、ゲラは使っていなかった。

「いや、もう使わん予定やった、今日は、おーん。最後もあれや、1点差ちごうたら富田やった。2点差やったら富田でいく予定やった。桐敷も使わんとこうかなと思ってたけど。1点になったらな、使わんとしょうがない、やっぱり。お客さんもみんなおるわけやからな。1点だと分からんていう展開になるからな」

―2カード連続勝ち越しは交流戦以来。

「ああ、そう。そんなずっと忘れてたわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「バスケットボール男子・国際強化試合、日本88-80韓国」(7日、有明アリーナ)

 世界ランキング26位の日本は、国内最後の公式戦として同50位の韓国と対戦し、勝利した。5日の第1戦は84-83で痛恨の黒星。6、7月の強化試合3試合で2敗1分けと勝ち星がない中、何とかリベンジを果たし、8強入りを目指すパリ五輪へ弾みを付けた。

 現在は代表候補16人で活動中で、この日の試合をもって4人が削られ、五輪メンバー12人が決まる。試合後、ホーバス監督は欠場した八村塁(レーカーズ)、左ふくらはぎ肉離れの治療を優先した渡辺雄太の名前に触れ「これから12人が決まる。塁、雄太が入ってコンビネーション、フィニッシュが変わる。すごくこれから楽しみ」と2人のメンバー入りは示唆した。

 この日のメンバーでは金近廉(千葉J)は2戦連続で外れた。ポイントガードは富樫勇樹(千葉J)、河村勇輝(横浜BC)に加えて、テーブス海(A東京)、佐々木隆成(三遠)も入り4人体制。センターも渡辺飛勇、川真田紘也(長崎)の2人が入った。

 当落線上とみられる選手では川真田が7得点1リバウンド、渡辺飛が7得点3リバウンド、佐々木隆成は無得点、ジェイコブス晶は8得点7リバウンドだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蒸し暑く、タフさが求められた一戦。後半ロスタイムに追い付かれた京都は、最後の力を振り絞った。決勝点を挙げた宮本は「みんながいつも以上に走っていた」と汗をぬぐった。
6試合負けなしと好調だった福岡が同点ゴールを決め、敵地は盛り上がった。互いに攻め合う展開でピンチをしのぐと、原のボールキープからつないでいき、最後は平賀のパスをDF宮本が決めた。相手のパスをカットしてゴール前に駆け上がった場面は「記憶にない」というが、GKの逆を突いて奪った値千金のJ1初ゴールだった。
前後半ともに負傷交代があり、宮本も最後は脚をつっていた。チョウ貴裁監督は「あの時間に人数をかけて(敵陣に)入っていけたのは練習の成果」と戦い抜いた選手をたたえた。
前日に鳥栖と湘南が白星を挙げ、J1残留ライン付近は混迷模様。宮本もそのことを意識しており、「勝たないといけない気持ちだった」。鳥栖に惨敗してから持ち直して3試合負けなしで、今季初の2連勝。降格圏脱出はまだだが、少しでも勝ち点を積み上げていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリックス杉本裕太郎が勝ち越し4号2ラン

みずほPayPayドームで行われたソフトバンク-楽天は、5-3でソフトバンクが勝利した。ソフトバンク先発のリバン・モイネロ投手は7回を3失点にまとめ、試合を作った。1点ビハインドで迎えた8回2死満塁から、代打・柳町達外野手が走者一掃の適時三塁打を放ち、5-3と逆転し、連敗を「3」で止めた。

京セラドームで行われたオリックス-日本ハムは6-3でオリックスが逆転勝利。2点ビハインドの6回、宗佑磨内野手の2点適時二塁打で同点に追いつき、杉本裕太郎外野手が4号2ランを放ち、勝ち越しに成功した。先発のアンダーソン・エスピノーザ投手が6回3失点で今季7勝目を挙げた。

ベルーナドームで行われた西武-ロッテは、9-2でロッテが勝利。開幕から同一カード11連勝を飾った。藤原恭大外野手が先制とダメ押しの適時三塁打を放ち、2安打3打点をマークした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤクルト―巨人。4回、安打を放ち喜ぶ巨人の丸(中央)。通算3000塁打を達成した=7日、神宮

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(第106回全国高校野球選手権静岡大会1回戦 御殿場5―2吉原工)

 御殿場の二遊間の守りを固めるのは、脇楓葵(ふうき)(3年)、暖葵(のあ)(2年)の兄弟選手だ。兄が初回に先制の口火を切る2点適時打を打てば、弟は六回に四球を選んで好機をつくり、5点目となるホームベースを踏んだ。

 穏やかな兄と勝ち気な弟のコンビは、小学4年生と3年生で野球を始めてからいっしょにプレーしてきた。高校に入ってから、二遊間でチームの守りの要を務める。

 初戦を突破し、暖葵選手は「兄の最後の夏、貴重な時間を長くいっしょにできてうれしい」と喜ぶ。いつもと違う緊張のなかで二人そろって失策もした。楓葵選手は「次まで1週間、足りない点をしっかり直したい」と気を引き締める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(7日、第106回全国高校野球選手権静岡大会1回戦 吉原6―5沼津城北)

 

 九回裏に土壇場で追いついた吉原が今大会初の延長戦を制した。

 初回に連打で3点を取ったものの六回に逆転された。それでもあきらめず、後がない九回裏、1死から連続二塁打で追いついた。

 延長十回表、無死一、二塁から始まるタイブレークの守りが吉原を象徴していた。2番手の山橋拓真投手(3年)が力強い速球を投げ込み、内外野が動きよく飛球をグラブに収めた。

 その裏、タイブレークの走者を着実にバントで二、三塁に送ると、横山皇選手(1年)の左前打で斉藤新太選手(2年)がサヨナラのホームへ滑り込んだ。

 試合を通じて、相手に傾きかけた流れを引き戻したのは粘り強い守りだった。三遊間のゴロをうまくさばいたり、ダブルプレーで相手の好機を阻んだりした。

 「流れを変えるような心強い守りだった」。唯一の女子部員としていっしょに練習してきた後藤詩音選手(3年)はそうたたえた。

 小学校で野球に打ち込み、中学校ではソフトボール部に。高校では「野球をやりたい」と吉原の野球部の門をたたいた。外野手として練習に励み、練習試合に出たこともある。

 監督から「ノッカーをやってみるか」と言われ、冬から挑戦してきた。女子は選手として大会に出られないが、ノッカーはできる。ティー打撃などで鍛えてきた。

 7日の試合前練習では内野ノックを担当した。三塁線、三遊間の厳しいコースに打ち込み、選手たちの体を動かした。「コーチと同じかそれ以上。むしろコースは厳しいです」と古屋慶伍主将(3年)。練習でも試合でも、部には欠かせない存在だ。

 本番には壮行会で3年生に贈られた打撃用手袋でノックに臨んだ。2回戦に向け、さらに意気込む。「きょうエラーが出たコースは打っていなかった。1週間、実戦に近いノックで備えたい」

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神6-5DeNA」(7日、甲子園球場)

 DeNAは悪夢の逆転サヨナラ負けを喫した。

 1点リードで迎えた九回、2死満塁。原口の右前打を処理した右翼手・度会はライトゴロを狙って一塁へ送球した。前進守備でタイミングはアウトになる可能性もあったが、ボールを握れず悪送球となり、逆転サヨナラ負けを喫した。

 この日、度会は五回に打球を後逸する失策を犯していたが、九回も痛恨のミス。がっくりと膝をついたまま呆然となり、牧らに支えられてようやく立ち上がった。

 試合後、三浦監督は度会の判断について「前進守備で指示を出しましたし、狙いにいったなかで、タイミングはどうか分からないが、送球がずれたなかでのミスですよね」と振り返った。守備でのミスを連発したルーキーに、「若いとか関係なく、出てる限りは。(五回は)あそこは後ろそらしてはいけない。誰もいないわけですから、慌てる必要もない。ミスもなくしていかないと上にはいけない。まだまだ。そういう試合でした。全員で反省です」と唇をかんだ。

 度会は「すみません」とひと言だけ残し、帰りのバスに乗り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神6-5DeNA」(7日、甲子園球場)

 阪神が劇的な逆転サヨナラ勝ち。2連勝で貯金2とした。

 1点を追う九回はDeNA・守護神の森原の制球が定まらず。1死一塁から前川が右前打でつなぎ、好機が拡大した。さらに梅野は死球で1死満塁となった。

 小幡は投ゴロで2死となったが、原口が試合を決める一打を放った。右前打をさばいた右翼手・度会がライトゴロを狙って一塁へ送球。だが、大きくそれる悪送球となる間に、2者が生還した。

 七夕の夜に甲子園がお祭り騒ぎとなった。

 試合後、阪神・岡田監督は最後の場面について「いやいやファースト投げたんでね。いま映像みてたら、いいボールやったらアウトやったろうけどね」と語り、原口については「いやいや久しぶりやったんですけどね。まあ、あと2人しか残ってなかったし、渡辺と原口だったんだけど。ファーストを守るというのもあったし。おとといは渡辺がいったんで、今日は原口かと思った。(七夕の日に)劇的というか。連投になるんで、ゲラと岩崎を使わないようにと。本当はこんな展開を描いたんじゃないんだけど、こういう展開で使わないで勝つ方法もあるのかと。最後はそう思いましたね」と、振り返った。

 3点差以上の逆転勝ちは今季初めてで「ああそう、初めてって、俺も記憶にないから初めてなんでしょうね」と笑いつつ、これまで「ない」と語っていた打線の反発力については「いや、1試合だけやんか、そんなもん。初めて言うてんのにそんなもん。今年初めてで、何試合してんのそんなもん」と、語った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○ 阪神 6x - 5 DeNA ●
<13回戦・甲子園>

 阪神は最大4点ビハインドを跳ね返し逆転サヨナラ勝ち。連勝で貯金2とし、首位・広島とのゲーム差を「1」に縮めた。

 先発の西勇は2回、先頭から4連打を食らい3失点。3回も満塁のピンチを招くなど不安定で、3回6安打3失点で降板となった。5回は2イニング目の2番手・西純が1失点。7回は4番手の漆原が四球絡みで失点した。

 打線は初回、1番・近本、2番・中野の連打で無死一、三塁の好機を作るも、3番に抜擢された豊田、続く大山が連続三振に倒れるなど無得点。DeNAの先発左腕・ケイに4回まで無得点に封じられた。

 それでも4点を追う5回、一死一塁で代打・野口がプロ初安打となる痛烈な右前打を放つと、これをDeNAの右翼・度会が後逸。この間に一塁走者の小幡が生還した。右翼の守備に就き出場継続となった野口は、2点を追う6回の第2打席でもプロ初打点となる中犠飛をマーク。途中出場で場内を沸かせ、チームの反撃ムードを高めた。

 再び2点を追う8回は2番・中野の右前適時打で1点差に迫ると、9回は二死満塁で代打・原口が右前適時打。この打球でライトゴロを狙った度会の一塁送球が大きく逸れる間に、サヨナラとなる二塁走者も一気に生還した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

甲子園出場を目指す37校36チームの球児たちが一堂に集う第106回全国高校野球選手権香川大会の開会式が7日、高松市のレクザムスタジアムであった。開幕試合は10日にある石田・飯山の連合チームと藤井の対戦で、熱い夏が始まる。(和田翔太、木野村隆宏)

 開会式は熱中症対策のため、午後5時から始まった。

 校名が書かれたプラカードを持ったマネジャーらの先導で、出場37校36チームの選手たちが、元気よく行進。会場に集まった観客から大きな拍手が送られた。

 グラウンドに選手たちが整列すると、昨年の優勝校・英明の清家準主将が優勝旗を返還した。

 

 開会のあいさつをした上杉敬治・県高野連会長は「チームメートの思いと共に、全身全霊でゲームセットまで全力プレーすることを期待する」と激励した。

 熊谷徹也・朝日新聞高松総局長は「3年間の努力や苦労、周りの人たちへの感謝の気持ちを胸に、全力をぶつけて下さい」とエールを送った。

 開会式の後には、高校野球の発展や選手の育成に尽くした指導者に贈られる日本高野連の「育成功労賞」の表彰式があり、笠田の監督、土井由喜さんが表彰状を受け取った。

 10日の開幕試合は、高松市のレクザムスタジアムで午後0時半から。日程通り進めば、27日の決勝で甲子園出場校が決まる予定。(和田翔太)

■選手宣誓を務めた高松南・成合孝俊主将

 「私たちはたくさんの方々のおかげで、大好きな野球を続けることができました」

 選手宣誓を務めた高松南の成合孝俊主将(3年)は、「幼い頃から夢見た場所で野球ができる」のは、野球の楽しさや厳しさを教えてくれた指導者や、支えてくれたチームメート、家族のおかげだと、周囲への感謝を力強く述べた。

 原稿が完成したのは数日前で、親や高校の国語の先生に相談しながら作った。自宅近くの田んぼの脇に立って一人で練習を重ね、当日には部員の前でリハーサルもした。

 本番では、「ちょっと言うの早いんちゃうか」という部員の助言を生かした。

 「90点。やりきったという気持ちが一番」と誇らしげに語った。(木野村隆宏)

■国歌独唱 高松一・橋村あおいさん

 国歌を独唱したのは、高松一の音楽科声楽専攻の橋村あおいさん(3年)。昨年9月の香川ジュニア音楽コンクールで金賞に輝いた実力を持つ。

 幼いころから歌うことが好きで、小中学校では合唱部に入り、高校1年から本格的に声楽を始めた。高校1年でスタンド応援に行った際に「自分もエールをもらった」と野球が好きに。その頃から球児たちの大舞台で歌うことを夢見てきた。

 本番では、柔らかく膨らみのある歌声が球場を包み、観客席から大きな拍手がわき起こった。

 大役を終えた橋村さんは「めちゃくちゃ緊張したけど、歌いきることができたのですっきりしています」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

阪神が逆転サヨナラ勝ちした。1点を追う九回2死満塁から代打原口が同点の右前適時打を放ち、さらに右翼の度会の悪送球で決勝点が入った。6番手の桐敷が3勝目。DeNAは森原がリードを守れず、守備の乱れも痛かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERA セ・リーグ ヤクルト3―7巨人(7日・神宮)

 巨人が4連勝で首位・広島にゲーム差なしの2位に迫った。菅野智之投手は小林誠司捕手との「スガコバ」バッテリーで5回まで投げ5安打3失点(自責2)、2本の本塁打などで序盤に7点の援護をもらい、同カード3連勝とチームトップタイの7勝目をマークした。丸佳浩外野手は2回に7号2ランを放つなど4安打で今季8度目の猛打賞。4回の右前打で通算3000塁打を達成した。

【巨人・丸佳浩外野手のヒーローインタビュー】

―このカード3連勝

「本当に苦しい試合が続きましたけど、なんとか3連勝できてよかったです」

―今日の3本目のヒットで3000塁打達成

「今初めて知ったのでびっくりしているんですけど、節目節目というのは、普段からサポートしてくれている皆さんのおかげだと思っているので、そういう人たちに改めて感謝しながら、またこれからゲームに出たいと思います」

―首位の広島にゲーム差なし。ファンにひと言

「(9日からの)広島でまた、いい意味で気持ちを切り替えて戦っていきたいと思います。また応援の方、よろしくお願いします」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング26位)は7月7日、パリ五輪に向けた強化試合「SoftBank CUP 2024(東京大会)」第2戦で韓国代表(同50位)と対戦。88-80で勝利し、国内最後の強化試合を締めくくった。

2日前の第1戦を1点差で落とした日本は立ち上がり、渡邉飛勇がチーム最初の5点をあげるも、相手に立て続けに3ポイントを許して5-10と追いかける展開に。それでもチーム最年少20歳のジェイコブス晶、川真田紘也が豪快なダンクを叩き込むなど途中出場組が奮起。19-22と追い上げて第1クォーターを終える。

第2クォーターも韓国の高精度な長距離砲に手を焼くなか、流れを変えたのはこの試合前にNBAメンフィス・グリズリーズとのエグジビット10契約が発表された河村勇輝だ。切れ味鋭いドライブからジョシュ・ホーキンソンやジェイコブス、吉井裕鷹のゴールを次々と演出し、前半残り2分半に逆転。直後には自らターンアラウンドジャンパーを捻じ込み、43-39リードして折り返した。
勢いに乗る日本は後半も開始4分20秒間で15-3のランを展開しリードを拡大。この間の全得点を河村が演出(2連続3ポイント+4アシスト)し、172cmの司令塔がゲームを支配した。

第3クォーターを68-57で終えた日本は最終第4クォーターもリードを守り切って勝利。ホーキンソンがチーム最多の34得点、14リバウンド、2ブロック、河村が17得点(後半14点)、9アシストとチームを牽引。ジェイコブスが8得点、7リバウンド、渡邉と川真田が各7得点をマークした。

チーム全体で3ポイント成功率29.2%(7/24)、17ターンオーバーと課題は残したものの、国内の強化試合4戦目でようやく白星を手にしたAKATSUKI JAPAN。今後は現在の16人から正式メンバー12人を選考。欧州遠征でW杯優勝のドイツ(FIBAランキング3位)、準優勝のセルビア(同4位)と最後の仕上げを行ない、パリ五輪本番を迎える。

■男子日本代表 パリ五輪対戦スケジュール
※日時は日本時間。カッコ内はFIBAランキング(日本は26位)。

7月27日20:30 vsドイツ(3)
7月30日24:15 vsフランス(9)
8月2日18:00 vs最終予選ラトビア会場勝者

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神6-5DeNA」(7日、甲子園球場)

 阪神が劇的な逆転サヨナラ勝ち。2連勝で貯金2とした。

 1点を追う九回はDeNA・守護神の森原の制球が定まらず。1死一塁から前川が右前打でつなぎ、好機が拡大した。さらに梅野は死球で1死満塁となった。

 小幡は投ゴロで2死となったが、原口が試合を決める一打を放った。右前打をさばいた右翼手・度会がライトゴロを狙って一塁へ送球。だが、大きくそれる悪送球となる間に、2者が生還した。

 七夕の夜に甲子園がお祭り騒ぎとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神6-5DeNA」(7日、甲子園球場)

 DeNAは悪夢の逆転サヨナラ負け。九回は守護神森原が誤算で、守備も乱れた。

 1点リードで迎えた九回は、森原が先頭大山に四球。さらに1死から前川の安打、梅野への死球で満塁となった。

 小幡を投ゴロに仕留めて2死満塁となったが、原口の打球は一、二塁間を抜ける右前打。ここで右翼手・度会はライトゴロを狙って一塁へ送球した。前進守備でタイミングはアウトになる可能性もあったが、ボールを握れず悪送球となり、逆転サヨナラ負けを喫した。

 この日、度会は五回に打球を後逸する失策を犯していたが、九回も痛恨のミス。がっくりと膝をついたまま呆然となり、牧らに支えられてようやく立ち上がった。

 三浦監督は「前進守備で指示を出しましたし、狙いにいったなかで、タイミングはどうか分からないが、送球がずれたなかでのミスですよね」と判断は責めず。度会は「すみません」とひと言だけを残し、バスに乗り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アーティスティックスイミング(AS)日本代表は7日、都内にて練習を公開した。終了後に取材に応じた中島貴子ヘッドコーチ(HC)がチームの現状を明かした。

AS日本代表は先月にデュエットのペアを安永真白(24=岡三リビック)から佐藤友花(22=ジョイフルク)に急きょ変更。パリでは佐藤と比嘉もえ(16=井村ク)のペアで臨む。パリ五輪開幕まで3週間を切ったが、現状について問われた中島HCは「最高難易度の挑戦をしているが全く出来上がっていない状況」と説明した。また、チーム全体に関しても「細かい問題や課題はたくさんある」と率直に答えた。

ASは昨年に採点方法などで大幅なルール変更がなされた。各国も適応するためにさまざまな試みをしており、主将を務める吉田萌(29=ザ・クラブピア88)は「試合ごとに流れが変わってきている。それに遅れないように構成を変更したりしているので、そこにどれだけ合わせられるか」と難しさを語った。

しかし、悲観はしていない。中島HCは「チームとして五輪に向けての気持ちは一つになっている」と前向き。比嘉&佐藤ペアについても「日々進化している。必ず2人はやってくれる」と信頼を寄せた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○ 阪神 6x - 5 DeNA ●
<13回戦・甲子園>

 DeNAは4失策がすべて失点に絡み悪夢の逆転サヨナラ負け。最大4点リードを守れず阪神3連戦を1勝2敗で負け越した。

 DeNA打線は2回、5番・宮﨑、6番・佐野の連打で無死一、二塁の好機を作ると、7番・山本が左中間への適時二塁打を放ち先制。なおも無死二、三塁で8番・京田も右前2点適時打で続き、先頭からの4連打で3点を先取した。5回は佐野の右犠飛で4点目。1点差に詰め寄られた直後の7回は、山本の中犠飛で再びリードを広げた。

 先発のケイは初回、いきなり無死一、三塁のピンチを招くも、3番・豊田、4番・大山を連続三振に仕留めるなど無失点スタート。5回は右翼・度会、6回は三塁・宮﨑の失策絡みで失点したが、6回途中7安打3失点の力投で救援陣にバトンを渡した。

 2点リードの8回を託された4番手・ウィックも、二塁・牧の失策絡みで失点。さらに、1点リードの9回は抑えの森原が二死満塁で代打・原口に右前適時打を許すと、この打球でライトゴロを狙った度会が一塁へ悪送球。この間に同点の三塁ランナーに続き、逆転サヨナラとなる二塁走者の生還まで許してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERA セ・リーグ 阪神6×―5DeNA(7日・甲子園)

 阪神が今季4度目となるサヨナラ勝ちだ。

 4―5の9回2死満塁から原口が右前適時打。相手の送球ミスの間に二塁走者も生還し、2カード連続の勝ち越しを決めた。

 先発・西勇は3回6安打3失点でKO。0―0の2回、4連打を浴びるなど一挙3失点と試合をつくれなかった。

 打線は初回無死一、三塁の好機で無失点。0―4の5回、無死一塁から野口が右前へプロ初安打を放った。右翼手・度会が後逸し一塁走者・小幡が生還。続き近本が無死三塁から右前適時打を放った。さらに6回1死満塁から野口の中犠飛で3―4。7回に4番手・漆原が1死一、三塁から山本祐に中犠飛を献上したが、8回2死満塁から中野が右前適時打。1点差まで迫っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(7日、第106回全国高校野球選手権山梨大会1回戦 青洲8―1甲府昭和)

 

 1点を追う四回表。甲府昭和の4番打者・古泉裕太選手(3年)はチーム2本目となる安打を中前に放って出塁すると、立て続けに好走塁を見せた。

 次打者の打球が敵失を誘うと、一塁から一気に三塁に進塁。続いて二塁ゴロが併殺崩れとなる間に、判断よく本塁に突っ込み同点に追い付いた。「二塁手が前進守備ではなかった。行けると思った」。大木博監督は「頼りになる4番。走塁センスもいい」と話す。

 五回表には2死満塁で打席に立った。勝ち越しのチャンスだったが、三塁ゴロに倒れた。古泉選手は「ここで打っていれば、流れが変わっていた」と悔やんだ。

 終わってみればコールド負け。それでも「最後まで逆転できる」と諦めなかった。1回戦は山梨大会の開幕試合となり、「決まった時から、思い切り楽しもう、笑って終えようと思っていた」と、試合終了後も涙はなかった。

 敗退が決まり、小学3年から続けてきた野球から離れるつもりだ。「下手だった自分が、4番を打つまでになった。本当に感謝しかない」。さわやかな笑顔で語った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

有馬の12選手と伊川谷北の8選手が連合チームで挑んだ。

 5月上旬、伊川谷北の吉尾凰士朗主将(3年)と野村直幹選手(3年)は、合同練習で交流があった有馬の選手たちに「連合チームを組んでほしい」と頼んだ。有馬は単独で出場できたが、2人が頭を下げる姿に心が動いたという。

 試合では、四回と八回に三塁まで走者を進めたが、得点できなかった。それでも吉尾主将は「感謝してもしきれない」と言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(7日、高校野球静岡大会1回戦 清水桜が丘2-4浜北西)

 清水桜が丘の小笠原蒼悟主将(3年)は試合終了の瞬間をネクストバッターズサークルで迎えた。4番打者として「自分まで回ってこい」と願ったが、かなわなかった。

 清水桜が丘は三回に1点差に迫ったが、相手エース山下祐汰投手を打ちあぐねた。チームは「4番につなげ!」と声を掛け合い、七回には同点の走者が出塁する好機をつくったが、左飛に倒れた。「あと一本が出なかった。相手投手のきわどいボールに手を出してしまった」

 開幕式では選手宣誓を務めた。自分や仲間を信じて感謝をプレーで表現する、と力強く語った。「打撃は悔しさが残るが、守備では最後まで諦めずにやり抜けた。宣誓の通りにできた」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

喜びを爆発させた統一王者に背を向け、リングを降りた井岡はゆっくりと花道を下がっていった。見せ場をほぼつくれないまま、0―3の判定負け。ジャッジの1人がフルマークをつける完敗だった。
マルティネスに対し、井岡の作戦は徹底していた。相手の距離で強打をかいくぐりながらボディーを狙う。だが、16戦無敗の王者を一瞬、引かせたように見えてもすぐに回転の速いパンチで応戦された。回を重ねても有効打をなかなか与えられず、逆に井岡のガードが下がって被弾する場面が目立った。
同世代のWBC王者エストラーダ(メキシコ)との対戦を望み続け、「彼とできるのが一番のストーリーだと思っていた」。だが、ライバルは先に王座から陥落して統一戦実現は遠のいた。「ベルトに興味があるのではなく、選手に興味がある」と語ってきた井岡。それだけに、モチベーション低下が予想された中での今回の試合だった。
35歳になった井岡が「もしかしたら最後になるかもしれない」と覚悟して臨んだ一戦。日本男子で初めて4階級を制覇したベテランに、まだ燃える何かが残っているのか注目される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月の大相撲夏場所で、初土俵から所要7場所で最速優勝を果たした関脇・大の里(二所ノ関)の祝賀パレードが7日、地元の石川・津幡町で行われた。二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)とともに約800メートルをオープンカーに乗り、約2万5000人のファンに笑顔で手を振った。「優勝後初めて津幡町に帰って、お祝いしてもらってうれしかった。想像していなかった。小学校時代から遊んでいた場所でパレードできて感慨深い」と胸を張った。

 約30度の中での晴れ舞台となったが、ファンからは「おめでとう」と書かれたプラカードや多くの声援を受けた。「地元の友達も来ていた」と笑顔で応えた。1月の能登半島地震が石川を襲ったが、「たくさんの暗いニュースがあったけど、夏場所優勝できて、少しばかり明るい話題が届けられたかな」と思いを述べた。「名古屋場所が大事になってくる。頑張る」と名古屋場所(14日初日・ドルフィンズアリーナ)へ気合を入れた。

 その後の報告会では「名古屋場所ではもう一度(優勝を)目指して頑張りたい」と意気込んだ。この日は愛知・安城市にある部屋で朝稽古後に車で移動。弾丸スケジュールだったが「今は場所前。名古屋場所へしっかり照準を合わせたい」と切り替えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆プロボクシング ▽WBA、IBF世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)王座統一戦12回戦 WBA王者・井岡一翔―IBF王者フェルナンド・マルティネス(7日、東京・両国国技館)

 WBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(志成)が7日、IBF王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)との王座統一戦に敗れ、2度目の防衛に失敗した。序盤から相手のパワーと手数が上回り、0―3の判定負け。112―116、111―117、108―120とフルマークを付ける採点もあった完敗だった。ミニマム級に続く2階級目の2団体統一はかなわなかった。

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【セレス小林の目】

 私の採点では116―112でマルティネスの勝ちだった。井岡は前半ガードの上からパンチをもらいバランスを崩す場面が多く、ジャッジの印象は悪かったはずだ。ボディー打ちを中心に形勢逆転を狙ったが、マルティネスに決定的なダメージを与えることはできなかった。下の階級から上がってきたこともあり、スーパーフライ級ではサイズが小さい。これまでパワーのハンデをスピードで補ってきたが、この日はハンドスピード、フットワークのスピードもあまり感じられなかった。

 マルティネスは前に出てパンチをコンパクトに強振するタイプ。粗っぽいと思われがちだが、私には試合巧者に映った。ラウンド前半に飛ばし、中盤は休み、終盤に再び攻撃を仕掛ける。パンチの強弱、上下の打ち分けも絶妙だった。この手のタイプには、パンチをダッキングかブロックでしっかり外してから、すぐに打ち返さなければ流れは変えられない。4、5発続けて打たせてはマルティネスの思う壷で、終始このシーンが続いてしまった。前に出るマルティネスを体の踏ん張りで止めきれないシーンも目についた。全盛期の姿を見ているだけに、井岡自身の馬力の衰えも否めない。ただ、あれだけパンチを受けても倒れないのだから打たれ強さは未だ一級品だ。

 井岡は無冠になってしまったが、ボクシング界の宝であることには変わりはない。プロデビューから15年間という長い期間で4階級制覇、統一王者とボクシング界をけん引してきた功績は多大だ。(元WBA世界スーパーフライ級王者)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆プロボクシング ▽WBA、IBF世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)王座統一戦12回戦 〇IBF王者フェルナンド・マルティネス (判定) WBA王者・井岡一翔●(7月7日、東京・両国国技館)

 WBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(志成)とIBF世界同級王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)との王座統一戦が行われ、マルティネスが井岡に判定勝ち。デビューからの連勝を17に伸ばし、2団体統一王者となった。

 戦績は32歳のマルティネスが17戦全勝(9KO)、35歳の井岡が31勝(16KO)3敗1分け。

 初回から手数に勝ったマルティネスが涙の王座統一だ。速射砲のように連打を繰り出し、強烈な右フック、左アッパーで井岡の足を止めた。「日本での試合だから、全てのラウンドでポイントを取らないといけないと思った。接近した試合なら負けるから。4か月半から5か月、練習してきてスタミナには自信があった。最初は様子を見ようと思ったが、井岡が初回からボディーを打って来て、かなり食らった。私は戦いのプランを修正した」とマルティネスは積極的に手を出すようにしたという。

 「2人の偉大なチャンピオンが戦争のような試合をした。描いた通りの試合になった」。ともにダウンは奪えず、試合は判定へ。120―108、117―111、116―112の3―0でマルティネスに勝者のコールが上がると、新統一王者は右肩にIBF、左肩にWBAのベルトをかけ、目頭を押さえた。前日計量では、サッカーのリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)のユニホームを着用。アルゼンチンの英雄にあやかって登場したマルティネスが母国に2本のベルトをもたらした。亡き父と母国で応援する母の名を両腕のタトゥーに刻み「3人で戦った」マルティネス。今回のファイトマネーで、夢だった「母に家をプレゼント」することに近づいたという。

 「うれしくてたまらない。井岡は本当に王者の中の王者、生きたチャンピオンだった。父、母、娘、全ての人に感謝する」とマルティネス。次戦については「新しいタイトルを探す」と話し、WBO王者・田中恒成(畑中)、WBC王者ジェシー・ロドリゲス(米国/帝拳)との新たな統一戦の「可能性がある」と明言した。井岡との再戦について聞かれると「もちろん、彼がリベンジを臨むなら考えてもいい。全ては支払い(ファイトマネー)の条件次第」と答えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦