6日の小倉競馬場で日本騎手クラブ主催のチャリティーゼッケン販売が行われ、最終レース終了後には小沢、小崎、田口、団野、永島まなみ、松若の騎手6名が参加して、ゼッケン購入者を対象とした握手会が開催された。

 販売総額は35万8000円で、これは全て「石川県令和6年能登半島地震災害義援金」として石川県に寄付される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「新馬戦」(6日、福島)

 主導権を握った2番人気のミライヘノブーケ(牝2歳、父サートゥルナーリア、母カディーシャ、美浦・伊藤大)が、後続の追い上げを半馬身差で退けた。

 柴田大は「直線に向いてからもうひと伸びしてくれた。余裕があって、スピードもある。使ってさらに変わりそうな雰囲気もあるので、楽しみな馬です」と期待の弁。

 伊藤大師は「センスのいい競馬ができた。マイルくらいまで頑張ってほしい。ひと息入れて、また秋」と今後を見通した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「新馬戦」(6日、函館)

 逃げた馬の真後ろで脚をためた5番人気のピコローズ(牝2歳、父サトノダイヤモンド、母ルージュノアール、美浦・伊藤大)が、直線でインから抜け出して初陣Vを飾った。

 佐々木は「ゲートは思ったより遅かったけど、逃げ馬の後ろを走って次につながる内容でした。しっかり仕上がっていたし、千二もちょうどいいと思います」と笑顔で振り返った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6日の小倉3Rで9番人気ヨシノヤッタルデーを勝利に導き、永島まなみ騎手(21)=栗東・高橋康=がJRA通算100勝(うち重賞1勝)を達成。現役90人目、女性騎手では藤田菜七子に続き史上2人目となった。

 まなみは「デビューからたくさんの人にサポートしていただいたおかげです」と周囲に感謝。「特別意識はしていなかったのですが、周りから声を掛けていただいていたので早く達成したいと思っていました。初騎乗の場所で達成できてうれしく思いますし、もっと勝てるように頑張りたいです。まだ技術不足と思う部分も多いので精進したいと思います」と気持ちを新たにした。

 師匠の高橋康師は「彼女自身、勝負師。向上心を持ってやっている以上は応援しますし、まだやってくれるのではと思っています」とさらなる飛躍に期待した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巨人のフォスター・グリフィン投手(28)が6日のヤクルト戦(神宮)で8回4安打1失点の好投を見せ、4―1の勝利に貢献。自身も3勝目(2敗)をマークした。

左腕の活躍もあり、チームは3連勝で首位・広島まで1ゲーム差の単独2位に浮上。阿部監督は「よくあそこまで投げてくれたと思います。ナイスピッチングです」と目を細め、雷雨により試合開始が1時間も遅れたなかで好投の左腕にうなずいた。

そのグリフィンはこの日で4試合連続のハイクオリティー・スタート(HQS)を達成。安定した投球を続ける一方で、試合前時点での援護点は7戦でわずか9点と1試合平均1・3点だった。それがこの日は初回に岡本和の14号2ラン、7回にもヘルナンデスの6号2ランと、4点の援護を得た。

4番の先制弾について左腕は「どんな状況であっても、先制するのはいい。今日は初回に先制できて大きかった」と笑顔を見せた。だが、ここまで援護点の少ない点を聞かれると、表情を一変させた。「当然野手はいつも点を取ろうと一生懸命なので。サボって点をとってないわけじゃないから、最善の結果がいつものあったりなかったりなので、援護のあるなしは、一切コメントすることはない。いつもの最善やってる結果なんで、受け止めている」と全面的に野手を擁護した。

これまでも左腕は「チームの勝利のためにやっているので、個人は関係ない」と自身の勝ち星は気にしていなかった。これに「グリフィンのぶれない姿勢は本当にすごい」とチーム内からも称賛の声があふれる。来日2年目左腕がその揺るぎない精神で、今後もチームを勝利に導けるか注目だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ オリックス4―1日本ハム(6日・ほっともっとフィールド神戸)

 天の川に育成の星がきらめいた。オリックス・大里が「2番・二塁」でプロ初スタメン起用され、プロ初安打&初打点の大活躍だ。育成出身の3年目はお立ち台に上がり、「本当にうれしい気持ちでいっぱいです。(記念球は)大事に自分で持ちます」と、満面の笑みを浮かべた。

 3番に定着した太田が上半身のコンディション不良でベンチ外の窮地を救った。初回1死から中前に弾き返して、通算3打席目で初Hランプ。「気持ちも楽になりました」と吹っ切れると5回1死一、三塁では低めフォークを巧みに捉えて右翼線へ適時二塁打を放った。けん制死などミスはあったが、中嶋監督も「しっかりいい仕事をしてくれた」と、たたえた。

 21年育成ドラフト3位で入団。同郷・岩手出身の後輩・斎藤らが頭角を現し、期するものはあった。3日の楽天戦(盛岡)は雨天中止でがい旋出場は流れたが、両親と食事をともにし「思いきって頑張れ」と背中を押された。七夕が誕生日で小学生のころは短冊に「プロ野球選手になれますように」と書いていた大里少年。この日の働きは「短冊に書いていないですけど、心で書いていたので。願いがかなって良かった」と、ちゃめっ気たっぷりに笑った。

 チームは連勝で自力優勝の可能性が復活し、3位の楽天に0・5ゲーム差だ。「(きょうは誕生日の)前夜祭です。毎日やれることをやって、頑張ります」。育成の生え抜きが花開く中嶋オリックス。今年も中継ぎで奮闘する才木やプロ初登板勝利を挙げた佐藤に続き、若武者が願い事を一つかなえた。(小松 真也)

 ◆大里 昂生(おおさと・こうせい)1999年7月7日、岩手県生まれ。25歳。盛岡大付では3年春夏連続で甲子園に出場し、ともにベスト8。東北福祉大を経て、21年育成ドラフト3位でオリックス入団。23年4月に支配下選手登録され、同年は5試合に出場。今季はウエスタン・リーグで61試合に出場し、打率2割7分2厘、0本塁打、12打点。178センチ、76キロ。右投左打。推定年俸500万円。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERA セ・リーグ ヤクルト1―4巨人(6日・神宮)

 巨人がヤクルトを下し、3連勝で2位に浮上した。主砲・岡本和真内野手(28)が、今季打率1割2分5厘と低調な初回では昨年8月以来の一発となる14号2ランを左中間へ放り込んだ。阿部慎之助監督(45)のアドバイスを生かした先制弾で打点を43とし、リーグトップに浮上。8回1失点のF・グリフィン投手(28)に3勝目をプレゼントした。雷雨のため1時間1分遅れで始まった一戦をものにし、6月8日以来の貯金3。首位・広島に1ゲーム差に迫った。

 雨上がりの神宮の夜空に“かめはめ波弾”を放った。岡本和がバットを両手で掲げながら見守った打球は、約5秒の長い滞空時間で左中間席に吸い込まれた。0―0の初回2死一塁。「反応で打てた。きょうのような試合は先制点が重要だと思っていた」と3球目の外角低めチェンジアップを手元に呼び込み、バットに乗せてすくい上げた。

 雷雨の影響で1時間1分遅れの試合開始。「やるだろうなと思って準備してました」と開催を信じて待っていたG党に、プレーボールからわずか8分で豪快な先制14号2ランを届けた。

 3日の中日戦(前橋)だった。3回の第2打席で外角の変化球を引っかけてベンチに戻ると、阿部監督から「かめはめ波ってどうやる?」と問いかけられた。人気漫画「ドラゴンボール」に登場する、体内のエネルギーを両手から放出する必殺技。つまり、打撃に必要な「タメをつくった方がいい」というメッセージがこもった助言だった。

 指揮官から“かめはめ波打法”のヒントをもらい、一夜明けた4日。地方2連戦を終えて大半の選手が静養に充てる中、主砲が向かったのはジャイアンツ球場だった。午前10時過ぎに球場入り。すれ違うチームスタッフからは口々に「何でいるの?」「どうした?」と声が掛けられた。疲労回復が最優先のシーズン中の休養日。主力の岡本和がチーム施設で休日返上練習を行うのは、極めて異例のことだった。

 偶然顔を合わせたファーム調整中の坂本とも約15分間の野球談議に花を咲かせ、ランニングを終えると打撃マシンに向かって計1時間、汗を流した。6月は22試合で打率2割1分7厘、3本塁打、15打点と波に乗りきれず。巻き返しに向けての思いが、行動に表れた。

 初回の本塁打は、23年8月6日の広島戦(マツダ)で大瀬良から放って以来。今季初の「号砲」がV弾となり、43打点はリーグトップに浮上し、本塁打も村上に1差とした。「勝てて良かったなと思います」。6月29日に4・5差あった首位・広島との差は1週間でわずか1に。ためこんだエネルギーを放出した4番が、巨人を波に乗せていく。

 

 【清水隆行Point】初回に岡本和が2ラン。高橋の投じた外角へのチェンジアップ。コースは易しくなかった。強引に打ちにいってしまうと、ゴロになりがちだが、強引にならず、いい方向(センター)へ打ったことが最高の結果に結びついた。下半身を使いながら、その力を徐々に上に伝え、最終的にインパクトにつなげる。このホームランは、それができており、ゆったりとした、いい意味でおおらかなスイングに見えた。状態は確実に上がってきており、さらなる調子の上昇が期待できる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ 中日2―1広島(6日・バンテリンドーム)

 昨オフに阪神を戦力外となって育成からはい上がってきた板山が、6年前のプロ1号と同じ大瀬良にプロ2号を浴びせた。1―0の4回先頭、阪神時代の18年5月12日の広島戦(マツダ)以来、2247日ぶりの移籍後1号。「久しぶりに自分のスイングができた」。今季、12球団の規定投球回以上でただ一人被弾ゼロだった右腕を打ち砕く、貴重な一発となった。

 毎年自主トレをともにする広島・秋山の前で成長した姿を見せた。「毎年『今年は同じ舞台(1軍)でやるぞ!』と。今までそれがかなわなかった」。1年目の115打席が自己最多。今季は5月の支配下選手昇格後すでに79打席で打率3割1分9厘の好成績だ。

 チームに欠かせない存在となりつつある30歳に、立浪監督は「まだまだ進化して成長している」と、さらなる活躍に期待した。15戦連続の3得点以下は16年以来の球団ワースト3位タイ(ワーストは61年の19試合連続)も、その間は7勝7敗1分け。接戦で連勝した首位・広島まで4・5ゲーム差。まだ5位だが、粘り強く混セに食らい付いていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日7日(日)の天気予報 東京も猛暑日予想、危険な暑さに警戒 北日本や北陸は雨

■ 天気のポイント ■

・太平洋側を中心に晴天の七夕に
・名古屋で38℃予想など危険な暑さ
・北日本や北陸は雨 強く降る所も

七夕の今日7月7日(日)は東日本や西日本は晴れて夏空が広がります。暖気の流れ込みや日射の影響で気温がかなり高くなり、東京は36℃、名古屋は38℃の猛暑日予想です。内陸部では40℃に迫る危険な暑さになるため熱中症に厳重に警戒を。北日本や北陸は強まる雨に注意してください。

太平洋側を中心に晴天の七夕に

 

東北南部〜沖縄にかけての各地は晴れる所が多く、梅雨明けしたあとのような夏空が広がります。大気の不安定な状況は解消し、雨の降るところは少ない予想です。

夜は太平洋側を中心に七夕の星空が見られるところが多そうです。

名古屋で38℃予想など危険な暑さ

今日14時の暑さ指数(予想)

強い日差しに加え、上空には真夏でもそれほどないレベルの強い暖気が流れ込むため、危険な暑さになる予想です。東京都心や名古屋市などでも35℃以上の猛暑日になり、内陸部では最高気温が40℃に迫る可能性があります。

26都県の広範囲に熱中症警戒アラートが発表されています。熱中症の危険性が非常に高くなりますので、こまめな水分補給だけでなく、エアコンの効いた部屋で過ごすなど、声を掛け合って熱中症予防を意識的に行ってください。

北日本や北陸は雨 強く降る所も

日本海から東北付近に梅雨前線がのび、北海道には低気圧が近づくため、北日本は雨の降りやすい一日となりそうです。

前線に向かって湿った空気が流れ込むため雨雲が発達し、局地的に強く降る可能性があります。特に東北北部の日本海側などで雨が強まりやすい見通しで、注意が必要です。

日差しが届かないため、気温は昼間もあまり上がりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イスラム組織ハマスの幹部は6日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘終結に向けた合意第一段階の16日後からイスラエル人質解放を巡る交渉を開始するという米国の提案を受け入れたと述べた。解放交渉の対象には、兵士の捕虜や残された男性の人質が含まれるという。

この幹部によると、ハマス側はイスラエルに求めていた合意署名前の恒久的停戦の確約を撤回し、第一段階の6週間の間に交渉によりそれを目指すことに同意したという。

また、第二段階の合意に向けた間接交渉が行われる間、仲介役が一時停戦や支援物資の搬入、イスラエル部隊の撤収を保証するという。

国際仲介による和平交渉に詳しいパレスチナ当局者によると、今回の提案は、イスラエルの合意が得られればガザにおけるイスラエルとハマスの戦争終結に向けた枠組み合意へと発展する可能性がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8人死亡の海自ヘリ墜落、2機の指揮官の連携不足が衝突原因か…近く報告書を公表

 海上自衛隊の哨戒ヘリコプター「SH60K」2機が4月、潜水艦を探知する訓練中に墜落した事故で、海自の事故調査委員会が、2機のヘリを別々の指揮官の指示で動かす際の連携不足が衝突原因の一つと結論づけたことが、政府関係者への取材でわかった。海自は近く報告書を公表する。

 事故は4月20日深夜、伊豆諸島(東京)・鳥島の約280キロ東方海域で起きた。訓練は護衛艦隊司令官が部隊の練度を評価する「査閲」の一環として行われ、艦艇8隻、哨戒ヘリ6機が参加。現場空域では3機が飛行しており、うち2機が衝突し、4人ずつ搭乗していた計8人全員が殉職した。

 

 海自は事故後、飛行状況を記録する2機それぞれのフライトデータレコーダー(FDR)を回収し、データの分析と関係者への聴取をしてきた。

 哨戒ヘリが潜水艦の探知に使う水中音波探知機(ソナー)は、自ら音を発して潜水艦を探す「アクティブ」と、潜水艦から出る音を探知する「パッシブ」の2種類があり、戦術に応じて別々の指揮官が連携を取りながら指示を出すことがある。

 政府関係者によると、今回の訓練でも、3機は使用するソナーの種類に応じて2機と1機に分かれ、敵役の海自潜水艦を追跡していたが、指揮官の間での連携が不十分だったという。安全な高度差を保つための明確な指示がなかったことなどが問題視された。

 また、ヘリには衝突防止灯がついており、夜間でも近距離であれば目視は可能で、FDRにも2機の搭乗員らが互いに相手の位置を視認する音声が記録されていた。

 しかし事故では、ほぼ直進していた1機の機体前部と、旋回していたもう1機の左前部が衝突しており、搭乗員による見張りが不十分だった可能性がある。

 海自は2021年に起きた哨戒ヘリの接触事故を受け、複数機が接近して飛行する際、搭乗員による見張りや飛行時に高度差を確保することなどを再発防止策としていた。

 今回はこれが順守されていなかったとみて、飛行の際の見張りを徹底するとともに、複数のヘリが異なる指揮官の指示で動く時は、より上位の指揮官が状況の把握に努めることなどを示す方針だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熱中症か、80~90代の4人死亡…高知県四万十市で37・8度など各地で猛暑日

 高気圧に覆われた影響で、西日本から東日本を中心に6日も猛烈な暑さになった。高知県四万十市で37・8度を観測するなど、全国914地点のうち132地点(午後6時時点)で35度以上の猛暑日となった。熱中症の疑いによる死者も相次ぎ、愛媛、徳島、鳥取、大分の4県で計4人の高齢者の死亡が確認された。

 

 気象庁によると、この日は徳島県美馬市で37・6度、京都市と京都府福知山市で37・2度を記録するなど、各地で今年の最高気温を更新した。愛媛県西条市は37・1度、大阪府枚方市が35・4度だった。

 愛媛県松前町では同日午後、農作業中の女性(83)が倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。

 7日も西日本から東日本の広い範囲で猛暑日になる見込みで、埼玉県秩父市では最高気温が39度など、各地で40度近い危険な暑さになると予想されている。環境省などは各地に「熱中症警戒アラート」を出しており、不要不急の外出を避けるよう呼びかけている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は7月7日 今年は太平洋側などで七夕の星空が見られるチャンス

今日は7月7日、七夕です。七夕は一年に一度、織姫と彦星が天の川を渡って会うことを許された日ともいわれ、星に願い事をする風習があります。

例年は梅雨の大雨が多い時期ですが、今日は織り姫と彦星が輝く星空が見られるエリアはあるでしょうか。

天の川を挟んで輝く一等星、ベガとアルタイル

 

夏の大三角(アストロアーツ社「ステラナビゲータ」より)

「七夕」は古代、中国から伝わった伝説や「乞巧奠(きっこうでん、きこうでん)」という行事に、もともと日本にあった風習が結びついて誕生したといわれます。形を変えながら、今に受け継がれてきました。

古代中国の伝説では、わし座の一等星アルタイルを牽牛星(けんぎゅうせい)、こと座の一等星ベガを織女星(しょくじょせい)といいます。彼らはめでたく結婚したものの、互いに夢中になりすぎて、仕事を怠けるようになってしまいます。怒った天帝は二人を引き離しますが、嘆き悲しむ二人を憐れみ、年に一度、7月7日だけ、天の川を渡って会うことを許したといわれます。

日本では、牽牛星は彦星(ひこぼし)、織女星は織姫星(おりひめぼし)と呼ばれてきました。

ベガとアルタイルは夏の星空を彩る代表的な「夏の大三角」を形づくる星です。二つの星の間には、七夕伝説と同様に天の川が流れています。ベガ(織姫)とアルタイル(彦星)は日が沈む頃にはすでに東の空に現れており、深夜には南の空高くに昇ります。

今年は七夕の星空を見られる?

今夜は、太平洋高気圧が北への張り出しを強めているため、梅雨前線が日本海〜北日本にまで北上した状態が続きます。気圧配置は梅雨明け後に近く、西日本〜東日本の太平洋側では晴れるところが多くなる見込みです。今年の七夕は星空が見られるチャンスといえそうです。短冊に願い事を書いたら、ぜひ空を見上げてみてください。

夏の沖縄や九州の東シナ海側では、湿った空気の影響で所々で発生する雲の影響が心配です。

一方、梅雨前線に近い北陸〜北日本は厳しい見込みです。ただ、低気圧と前線の隙間に入る東北北部ではわずかながらチャンスがあるかもしれません。

伝統的な「七夕」は梅雨明け後の時期だった

毎年七夕の時期は、曇りや雨のすっきりとしない天気になることが多いのが特徴です。


なぜこんな時期に七夕が…と思うかもしれませんが、実は古来の七夕は旧暦の7月7日、つまり明治以降の太陽暦でいう8月頃の行事だったのです。この時期には梅雨も明けているため、星空が綺麗に見られる天気の所が多くなります。

また、旧暦は月の満ち欠けにあわせて日付が決まるため、毎月7日頃には「上弦」に近い細めの半月が南西の空に輝きます。下半分が光る月が、天の川を渡るための舟のように見える、ともいわれます。

国立天文台などでは、旧暦(太陰太陽暦)の7月7日にあたる日を「伝統的七夕」と呼んでいます。伝統的七夕の日付は8月上旬頃〜下旬頃と毎年大きく変わりますが、今年は8月10日(土)が「伝統的七夕」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERA セ・リーグ 阪神2―1DeNA(6日・甲子園)

 阪神・岡田彰布監督(66)が、球団の監督として歴代最多の515勝目を挙げた。1961~68年に指揮した藤本定義氏を抜き、単独トップ。6回2死一、三塁で、佐藤輝が勝ち越しの右前適時打を放った。指揮官が藤本氏に並んだ3日の広島戦(マツダ)に続く決勝打。先制を許すと14連敗中だったが、5月19日のヤクルト戦(甲子園)以来の逆転勝利を飾った。6月以降、勝率5割で迎えた試合は4連勝。またもや借金生活を阻止した。

 

 歴史に名を刻んだ岡田監督は、ふっと息をついてから白球を眺めた。1点差の9回2死一、二塁を守り切り、坂本に手渡された記念球を大切にポケットへ。阪神の監督として歴代最多となる通算515勝。「数字が出ると毎日がすごく長く感じるから。気にしないようにしてたけど、みんなが覚えててね。当然、家に持って帰ります」と感謝した。

 先制されると14連敗中だったチームは5月19日以来の逆転勝利。6回2死一、三塁で佐藤輝が勝ち越しの右前打を放った。指揮官が藤本氏に並んだ3日の2本塁打に続く決勝打。その縁には「そうなんですかね」と照れた5番打者は、最近10試合で7打点、6度のマルチ安打と好調をキープした。「いい波に乗れているので頑張ります」と手応え。岡田監督も最近の打撃に「普通にバットが出ればいいんよ。その積み重ねがホームラン」と目を細めた。

 前日5日の思い出話に登場したのが佐藤輝だ。7年前の17年3月。母校・早大と近大の練習試合を観戦した。「背番号67を着た佐藤がおったんよ」。近大に入学が決まっていた無名の大砲も出場。ひと目で注目し、当時の同校・田中監督と「こいつは絶対に使わないと」と語り合った。衝撃を覚えているからこそ、厳しい言葉の連続。「今までが悪すぎ。まだまだこれからやんか」と爆発を期待した。

 幼少期から阪神の支援者だった父・勇郎さんに連れられ、甲子園に通っていた岡田監督。巨人と阪神の両球団で指揮を執った唯一の名将を超えた。「おお」と懐かしみながらも「あんな小さいときに監督なんか見てるかい。監督目当てに来てるんとちゃう」と、すぐに笑顔の“岡田節”。主役は選手だという思いを込めた。またもや借金生活を阻止し「(いい形で)シーズン終わったら大きかったって言えるやろ。今は分からん」と、球団史上初の連覇だけを見据えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆プロボクシング ▽WBA、IBF世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)王座統一戦12回戦 WBA王者・井岡一翔―IBF王者フェルナンド・マルティネス(7日、東京・両国国技館)

 

 WBA、IBF世界スーパーフライ級王座統一戦の計量が6日、都内で行われた。WBA王者の井岡一翔は52・0キロ、IBF王者のフェルナンド・マルティネスが52・1キロでパスした。日本人最年長統一王者を目指す35歳の井岡は、勝てば世界戦23勝目。22勝で並んでいたスーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(31)=大橋=、スーパーミドル級統一王者サウル・アルバレス(33)=メキシコ=という2人の4団体統一王者を超え、現役最多となる。

 計量を終え、井岡とマルティネスがにらみ合う。18秒に及ぶフェースオフから先に目をそらしたのは、アルゼンチンからきたIBF王者だった。試合前日から強い覚悟を見せた井岡は「日本人の強さと闘志を見せて必ずベルトを統一したい」と勝利宣言した。

 これまでの世界戦で、22勝を積み上げた。今回の26度目となる世界戦に勝てば、勝利数で並んでいた米老舗メディア「ザ・リング」のパウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級を通じた最強ランキング)2位の尚弥と、同4位で“カネロ”の異名を持つアルバレスの一歩先を行くことになる。23勝の元世界3団体ミドル級統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(42)=カザフスタン=は宣言こそしていないが引退状態。七夕決戦に勝利すれば事実上、井岡が現役単独最多となる。

 偉業を前に「これだけ世界戦の経験を積めたというのは、自分のボクシング人生の中で大きな経験。その経験を生かして、今回の試合にも臨む」と明かした。だが、見据えるのは未来だけ。「過去の経験よりこれからの挑戦の方が大事だと思っている」と35歳の王者は言い切った。

 「過去最高のコンディションといっていい」と自信を持って決戦を迎える。これまで、日本人男子の最年長統一戦勝利は14年にWBO、IBFミニマム級統一に成功した高山勝成(仲里)の31歳7か月だ。大幅更新に向け「圧倒的な強さを見せて統一する。それだけ。必ず勝ちたいと思います」。20代選手のように目をぎらつかせた。(戸田 幸治)

 【オフィシャル】▽レフェリー ルイス・パボン(プエルトリコ)▽ジャッジ スタンリー・クリストドーロー(南アフリカ)、エドワード・ヘルナンデス(米国)、ジャンピエール・バン・イムシュート(ベルギー)

 ◆ルール 1ラウンド(R)に何度ダウンしても試合を続行するIBFのフリーノックダウン制を採用。4Rまでに偶然のバッティングで続行不能の場合は引き分け、4R終了以降は採点による。試合途中の公開採点、当日計量なし。グラブは井岡が黒の日本製、マルティネスが青のメキシコ製。

 ◆配信 ABEMAが午後3時45分から無料生配信。試合は午後4時20分から8試合。メインは午後8時過ぎ開始予定。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロシア・レスリング連盟は6日、パリ五輪のレスリングに同国選手を出場させない意向を表明した。国際オリンピック委員会(IOC)が五輪参加を承認した個人の中立選手(AIN)に、複数の有力選手が含まれなかったことに反発した。

 IOCはロシアによるウクライナ侵攻を支持する選手、軍や治安当局の選手をAINの対象外として出場資格を審査。男子フリースタイルで五輪2連覇中のアブドゥルラシド・サドゥラエフや、東京五輪金メダリストで昨年の世界王者、ザウルベク・シダコフらが入らなかった。

 ロシア連盟は「スポーツマンシップに反するIOCの決定を受け入れることはできない」との声明を出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇全国高校野球選手権宮城大会 ▽1回戦 白石工3-1佐沼(6日・楽天モバイル)

 東北6県の先陣を切って行われた宮城大会の開幕試合(楽天モバイル)で、白石工が佐沼に3―1で勝利した。先発右腕の佐藤大翔(3年)が、6安打8奪三振の力投で1失点完投。ピンチにも動じず淡々と投げ抜いたエースが、チームに6年ぶりの夏1勝を届けた。開会式では古川学園・青沼佑真主将(3年)が力強く選手宣誓。また秋田では開会式のみが実施された。

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 勝利の喜びはグッと胸に秘め、白石工・佐藤大は涼しい表情で女房役の黒田尋嵩捕手(3年)と静かにグラブを合わせた。6安打8奪三振、1失点完投劇に「三振を取りにいくというより、チームで守ろうと思って楽に投げられた」。ピンチを抑えても勝利の瞬間も表情を崩さなかったことについては「投手は感情的になってはダメ。憧れの(楽天)岸(孝之)さんも顔には出さないので」と振り返ったが、開幕戦白星で6年ぶりの夏1勝には「勝てて良かったです」と満面の笑みを浮かべた。

 開幕試合の緊張もあって、打線は6回1死まで1人の走者も出せずに苦しんだ。だが、佐藤大に焦りはなかった。渡辺涼監督が「フォアボールでもエラーでもヒットでも、動じずに淡々と試合をつくってくれる」と評したように、走者が出ても持ち味の打たせて取る投球を披露。1死球のみで四球ゼロと高い制球力を発揮した。

 直球の最速は135キロだが、「最後まで球速差がないようにした」(佐藤大)とこの日は120キロ台中盤で推移。それでも1点を失った直後の8回2死一塁では次打者を外角直球で見逃し三振に抑えるなど、勝負どころでは“全力投球”を見せた。エースの力投に応えようと、打線は7回に敵失と適時打で3得点。少ないチャンスを生かした。

 憧れの岸孝之投手が何度も登板した球場のマウンドに自身も立ち「こういう景色なんだな、と思いました。いつものマウンドとは違いました」と佐藤大。2回戦に向けて「後ろにいるみんなを信頼して投げていきたい」と意気込みを語った。今夏の東北地区初白星を挙げた勢いそのままに、一戦必勝で勝ち上がっていく。(有吉 広紀)

 ★佐沼・松井康弘監督(6回まで0―0も適時失策が絡んで敗退し)「3年生は最初下手くそで…。今までで最大の伸び幅(を示した学年)でした。悔やまれますね」

 様々な思いを込めた熱い言葉で堂々と選手宣誓した。「かまずに大きい声でしっかり言えた。120点です」と胸を張った古川学園・青沼主将。チームメートから入れてほしい言葉を募集し、先生方と相談しながら決めた文章には、今年1月に起きた能登半島地震の被災者への思いがあった。11年の東日本大震災時のことを思い起こし、「あのとき支えてもらったからこそ、次は私たちがやってみせます。見ててください、全力で野球をする姿を。見せましょう、最後まで諦めない姿を」と力強く伝えた。

 宣誓役が決まってから毎日練習を重ねてきただけに、「自分の中では1回戦が終わった感じです」と安どの表情をみせた青沼主将。「一戦一戦出し切って優勝したい」と、今度は初戦(13日)の2回戦へ全力を注いでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テニスのウィンブルドン選手権第6日は6日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、男子シングルス3回戦で第2シードのノバク・ジョコビッチ(写真)がアレクセイ・ポピリンを下し、4回戦に進んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

米大リーグは6日、各地で行われ、レッドソックスの吉田はニューヨークでのヤンキース戦に「6番・指名打者」で出場し、三回に適時打を放ち4打数1安打1打点だった。チームは4―14で大敗し連勝が5で止まった。

 カブスの鈴木はエンゼルス戦に「4番・右翼」で出場し、4打数無安打。チームは0―7で敗れた。ドジャースの大谷はブルワーズ戦に「1番・指名打者」で出場し、第1打席は四球だった。

 ツインズの26歳の内野手ミランダがアストロズ戦で2安打し、連続打数安打を12まで伸ばしてメジャー記録に並んだ。大リーグ公式サイトによると72年ぶり4人目。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ ソフトバンク0―4楽天(6日・みずほペイペイドーム福岡)

 楽天は6日、ソフトバンク戦(みずほペイペイ)に4―0で快勝。連勝で今季初の同カードの勝ち越しを決めた。ドラフト6位ルーキー・中島大輔外野手(23)は「7番・左翼」でプロ初スタメン。4打数2安打1盗塁にダイビングキャッチも決め、走攻守に猛アピールした。

 迷わず飛び込んだ。4回1死、柳町の左前へのライナー性の打球に前進して頭から飛び込んだ。マウンドの古謝も、思わずバンザイで喜ぶファインプレー。「引いたミスよりはと思ったんで、勇気を振り絞って飛びました」と笑った。

 5回無死二塁では右翼線にしぶとく落とす二塁打。8回には内野安打で出塁すると、初球に二盗も決めた。5回は惜しくも初打点とはならなかったが「(盗塁は)いかないと始まらないと思うので。プロ初打点は、気持ちいいヒットでいきたい」と笑った。同期の古謝、黒川とプロ初共演で見せた存在感。迷わずガツガツと、定位置取りに突き進む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

甲子園への切符をかけた第106回全国高校野球選手権岐阜大会が6日、長良川球場(岐阜市長良福光)で開幕した。開会式の後、さっそく1回戦2試合が同球場であり、熱戦の火ぶたが切られた。

 

 午前9時に始まった開会式は、岐阜の音楽部と長良のコーラス部が大会歌「栄冠は君に輝く」を合唱し、関商工と美濃加茂の生徒がバトントワリング、県岐阜商の生徒がマーチングバンドの技を披露して盛り上げた。

岐阜女子ソフトボール部の選手たちも国旗や大会旗を手に登場。司会を務める長良の放送部員の岩品京花さん(3年)と多治見北放送部員の尾上彩乃さん(3年)のアナウンスや観客の手拍子に合わせ、64チーム(68校)の選手たちが元気よく入場行進した。

 整列後、昨年の優勝校・大垣日大の木村海希主将(3年)が優勝旗を返還。大会の森川賢二会長(県高野連会長)は「この夏の一戦のためにみなさんが積み上げてきた努力はとても尊い。最後まで諦めず、全力で白球を追いグラウンドを駆け抜けて下さい」と激励した。

 長良の中津吏穏主将が力強く選手宣誓して締めくくった。

 順調に進めば、決勝は27日の予定。

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 「ここにいる全員が主役。グラウンドに立ちプレーすることだけがすべてではありません」

 選手宣誓は、64チームを代表して長良の中津吏穏主将(3年)が務めた。野球の技術やけがに悩んでいた時に支えてくれたスタンドのチームメートや保護者らも「主役」という気持ちを込めた。

 「仲間との軌跡を思いながら、岐阜県と日本中の高校野球を愛する方々に勇気と熱気を届け、熱い大会になるよう戦い抜くことを誓います」

 チームの3年生全員で考えた言葉をゆっくりと丁寧に球場に響かせた。

 組み合わせ抽選会で、希望者41人の中から引き当てた宣誓。「足が震えるほど緊張した。でも大勢に聞いてもらえて、すごくうれしかった」と振り返った。

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 開幕戦の加茂―帝京大可児戦の前にあった始球式。マウンドには、小学5年生の亀山剣心さん=岐阜市=が立った。長兄・貫汰さんは本巣松陽の選手として大会に出場する。父・智也さん、母・晶子さんが見守る中、腕を大きく振って投げ込むと、「ナイスボール」と歓声が上がった。「ノーバウンドで投げられてうれしいです」

 岐阜少年野球クラブで投手・遊撃手としてプレーする。募集に応じて始球式の大役が決まると、「びっくりして緊張しました」。硬式のボールで投球練習を重ねた。

 阪神の近本光司外野手のファン。将来の夢は「プロ野球選手です」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第106回全国高校野球選手権千葉大会(千葉県高校野球連盟、朝日新聞主催)の開会式が6日、ZOZOマリンスタジアム(千葉市)で開かれた。160校148チームの選手やプラカードを持つ生徒らが入場行進し、大勢の観客が手拍子で迎えた。試合は県内11球場で10日から始まる。日程が順調に進めば、決勝は27日。甲子園出場をかけた夏が始まった。

 

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 ヘリコプターから大会記念球が投下され、「夏」の始まりを告げた。

 選手たちの晴れ舞台を見ようと、スタンドには5千人が詰めかけた。観客が見守る中、約2700人の選手が入場行進。肩ひじ張らない自然体のチームから、腕を頭よりも高く振り上げるチームなど、行進にも個性が出た。

 習志野と拓大紅陵の吹奏楽部は、迫力の演奏で選手の行進を後押し。両校は今年から暑さ対策としてジャージーでの参加となった。八千代松陰の合唱部も美しい歌声で国歌と大会歌を響かせた。

 県高野連の早川貴英会長は「皆さんがこれまで全力で取り組んできた高校野球は青春そのもの。悔いを残さないよう、最高のプレーを期待しています」とあいさつした。

 朝日新聞社の佐々木健・千葉総局長は「皆さんが並んでいる通り、横一線。どのチームにも甲子園のチャンスはあります。練習と仲間を信じて全力で戦ってください」と話した。

 今年は開会式後、習志野と拓大紅陵の吹奏楽部のコラボステージが初めて行われ、会場を盛り上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本ハムの伊藤大海投手(26)は6日、チームトップの今季7勝目をかけて先発する7日のオリックス戦(京セラD)へ向け、ほっともっと神戸で最終調整を行った。

 猛烈な日差しを浴びながら、キャッチボールやランニングでたっぷりと汗を流した右腕は、うっすらとあごひげを生やしたワイルドな顔つき。前回6月29日のソフトバンク戦(エスコン)は自己ワーストの6回7失点(自責4)でKO。もともとひげを伸ばすのは好きではないが、「悔しさを忘れないように、あえて伸ばしてます」と、気合の入った表情で理由を口にした。

 屈辱的な黒星だったが、「状態は悪くなかった。(右打者が)ツーシームにいい反応をしてくれていた」と、調子自体に問題はないという。今回は中7日。「いい調整ができたと思う」と手応えを強調した。

 オリックス戦は今季3試合に先発して2勝0敗、防御率1・45と相性がいい。「今回もいつもと変わらず、ファーストストライクや1アウト目、先頭打者(を打ちとる)とか、当たり前のことをしっかりやって、長いイニングを投げられるようにしたい」と、まずは先発としての役割を果たす意気込み。「杉本さんが春先より当たってきている。杉本さんが打つと打線が盛り上がるので、1打席目をしっかり抑えたい」と、上り調子の大砲に要注意マークをつけた。

 7日は七夕。報道陣に願いごとを聞かれると、「勝ち星がほしい」。自らの右腕でしっかりとかなえてみせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

◇明治安田J1リーグ 第22節 鹿島2-0札幌(6日・カシマ)

 北海道コンサドーレ札幌が、クラブ史上最長となる5試合連続無得点で、8連敗を喫した。アウェー・鹿島戦は後半16分に先制を許し、その5分後にも加点され、0―2で敗れた。前半33分にMF小林祐希(32)が負傷交代するなどアクシデントがある中、終盤は猛攻を仕掛け、相手ゴールに迫った。しかしあと一歩で得点には至らず、またしても勝利を手にできなかった。

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 試合終盤、相手陣内に入り込み、札幌はシュートを放ち続けたが、すんでのところで鹿島の壁に阻まれ続けた。8連敗に加え、クラブワーストとなる5試合連続の無得点。終了間際に決定機を阻まれたFW大森真吾(23)は「入ってくれると思ったが、ああいうところを決めさせないのが強いチーム」と悔しさをにじませた。

 度重なるアクシデントがのしかかった。この日の午前中、左ウィングバックで先発が予定されていた菅大輝(25)が右ふくらはぎに張りが出た影響で、欠場を余儀なくされた。前半33分には小林が右太もも裏を痛めて退場。FW鈴木武蔵(30)とともに、2トップを組んでいた一翼が欠け、ゲームプランの再考を余儀なくされた。

 最下位に沈む状況に追い打ちをかける事態の中も、菅に代わって初の先発出場を果たした高卒ルーキーのMF原康介(18)は果敢にドリブルを仕掛けた。小林から代わった大森も「前でポイントを作りたかった」と右に流れるなどしてボールを受け、好機を作るべく、必死で戦った。2点リードされても最後まで反撃を試み続けた姿勢に、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(66)は「レギュラー9人がけがをしている中で、出場した選手が素晴らしい戦いを見せてくれた」と称賛を惜しまなかった。

 苦境は続くが、加入2戦目で初先発したDF大崎玲央(32)は「結果がすべて」と認めながらも「今日の前半のように体を張れば失点は防げる」と守備面での一定の手応えは強調。得点から遠ざかる状況にも「あきらめずに打ち続けるしかない」と前を向いた。前半45分に放ったシュートが、鹿島DF植田に止められた武蔵は「0で終わるのは悔しい」と唇をかみつつ、「しっかりブロックを作るという方向性での戦い方は示せたし、決定機も作れていた。こういう状況でも気後れせずに打っていくしかない」と気持ちを奮い立たせた。残留圏17位鳥栖との勝ち点差は12にまで広がったが、可能性のある限り、下は向かない。(砂田 秀人)

 ★MF原(リーグ戦初先発)「聞いたのは昼食の時だったが準備はしてるので。もっと仕掛けられる場面はあった。強度は上げていかないといけないと感じた」

 ◆札幌の連続無得点 5試合連続は1996年のクラブ創設史上、初となる。4試合連続は過去3度。J1で最下位に終わり、2度目の降格となった02年第2ステージ第6節0●1磐田、第7節0●3清水、第8節0●4FC東京、第9節0●1G大阪が最初。J2で6位だった05年は第4~7節(●●△△)、同10位の15年は第26~29節(●●△△)。全て敗れたのは02年しかなかったが、今回はそれを下回る結果となった。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦